令和5年 区民文教委員会(7月25日)
1.開会日時
令和5年7月25日(火)
午前10時 開会
午後3時1分 閉会
2.開会場所
第一委員会室
3.出席者
(8人)
委員長 塚田 秀伸
副委員長 渡部 恵子
委員 押田 まり子
委員 青木 かの
委員 墨谷 浩一
委員 小栗 智恵子
委員 上田 かずき
議長 瓜生 正高
4.出席説明員
(16人)
山本区長
田中副区長
平林教育長
濱田区民部長
早川区民生活課長
平川地域振興課長
森下文化・生涯学習課長
岩田商工観光課長
早川都市整備部長
暮田営繕課長
生島教育委員会事務局次長
俣野庶務課長
鷲頭学務課長
岡地学校施設課長
小林指導室長
熊木教育センター所長
5.議会局職員
伊藤議会局長
小倉議事係長
坂和書記
後藤書記
6.議題
- 区民生活及び教育行政の調査について
(午前10時 開会)
○塚田委員長
ただいまから区民文教委員会を開会いたします。
それでは、理事者紹介をお願いいたします。
○田中副区長
(理事者紹介)
○塚田委員長
理事者報告の関係で、都市整備部長及び営繕課長が出席しますので、御了承願います。続きまして、理事者報告をお願いいたします。
○濱田区民部長
1 晴海地域交流センター「はるみらい」の開設日の変更について(資料1)
2 中央区ビジネス交流フェア2023の開催について(資料2)
以上2件報告
○塚田委員長
ありがとうございました。
発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございます。よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午前10時7分です。自由民主党26分、かがやき中央18分、公明党18分、区民クラブ18分、日本共産党18分、維新10分となります。
それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。
発言をお願いいたします。
○青木委員
それでは、よろしくお願いいたします。
理事者報告につきましては、晴海地域交流センターについて何点かお聞きしてまいります。晴海地域交流センター、はるみらいという名前になったんですね。もともと中央区のほっとプラザはるみであったということで、建て替えのときに、私たちの会派といたしましては、かなり委員会、それから、それ以外の場でも理事者の皆様と様々お話をさせていただきましたので、最終的に賛成をいたしております。その分、期待をするところも大きいという観点からお聞きしてまいりたいと思います。
まず、晴海地域交流センターの指定管理者についてです。
指定管理者につきましては、もう一度確認させていただきますが、コナミスポーツということで、途中経過についての資料も頂いております。
○塚田委員長
報告につきましては、工事の進捗で期間が延びる話でございます。
○青木委員
ここに徐々につながっていきます。
○塚田委員長
では、ずれないように、よろしくお願いします。
○青木委員
はい、急いでつなぎます。
指定管理者がコナミスポーツということで発表されておりまして、コナミスポーツのホームページでも、弊社が参画する共同体が中央区から中央区立晴海地域交流センターの指定管理者として新たに指定されたことをお知らせしますということ、それから、年間1,000本にも及ぶ豊富な運動プログラムやトレーニングでの運動指導を通じて様々な世代の方に御利用いただきたいということ、これは名前からも分かりますように、コナミスポーツというスポーツを中心としたコミュニティということをうたっていくのかなと思いますが、もともとこの中にはスポーツ以外のものも含まれておりまして、そこにちょっと懸念を感じましたので、指定管理者との最近の情報交換の状況、どういう情報を共有しているかお知らせいただきたいと思います。
○塚田委員長
青木委員、やはりつながっていないので。
○青木委員
つながっていないですか。
もう一つが運営協議会のほうなんですが、これについても駄目なら議題に移したいと思いますが。
○塚田委員長
運営協議会だと、またちょっと違いますので、多分つながらないように思ってしまうので、ごめんなさい。今お聞きした感じだと全然つながっていないので。
○青木委員
いや、ちょっと説明してもいいですか。このような指定管理者の問題、それから中央区民も一緒になって運営協議会の問題などを、これから始まっていくわけです。そういった意味で、この2か月の遅延というのは大変大きな意味が、意味がというか、影響が出てまいります。つながりましたか。
○塚田委員長
いや、つながっていないです。工事の進捗であるとか、最終的に状況が変わってきたので、日程がずれますということでございますので、それでは議題のほうでぜひやっていただければと思います。
○青木委員
つながると思います。遅延です。工事ではないです。
内容はどうであれ、この時期に来て2か月、来年4月1日HARUMI FLAGがオープンするという中での2か月というのは大変大きな期間になりますので、運営協議会ですとか、コナミスポーツ以外にも何か懸念されること、影響が出るようでしたら、その点と、その対策について教えてください。
○平川地域振興課長
2か月半の開設日の遅れというところの影響でございます。
冒頭、御質問内容にもありました指定管理者でございますが、今回、はるみらいの指定管理者につきましては、晴海コミュニティリード共同事業体でございまして、代表企業が株式会社JTBコミュニケーションデザイン、その中の構成団体の一つとしてコナミスポーツ株式会社がございます。
その認識の下、この影響というところでございますが、まず地域に対する影響としまして、大変に心待ちにしていただいている施設でございます。開設のリニューアルに向けての経緯のところにも触れていただきましたが、地域の方と共に、ほっとプラザはるみをよりよくするというところで、どういったものにするか、いろいろお話し合いいただいた中でつくり上げてきた施設でございましたので、その分、冒頭申し上げました心待ちにしていただいている、非常に期待を寄せていただいている施設でございます。そういったところの開設が遅れるというところは、まず心の部分といいますか、気持ちの上で大変に申し訳ない部分というのが1点ございます。
また、遅れの影響でございますけれども、例えば、今、運営協議会の中で、はるみらいを活用して様々に地域の活動をどうしていくかというところを、例えば自治会の方であるとか、地域の方がスケジュール感を持って描いていただいていたところであります。例えば、10月のオープン以降に自治会の総会をはるみらいで行いたいであるとか、何か催物を企画していただいていたというところもありますので、実質的にそういったスケジュールに影響を与えてしまうというところも1点ございます。
そうしたところを、運営協議会につきましては、4月の第1回目から、本来10月1日のオープニングセレモニーに向けて第6回を重ねる予定でございました。ちょうど今日、7月25日の夜に第4回を開く予定でございまして、その後、5回、6回と回を重ねて、オープニングセレモニーに向けていろいろ協議を進める予定でございました。2か月半の遅延が出ましたので、この協議会の回数を増やして、この2か月半の部分、遅れを取り戻すということではないですけれども、より内容を充実させて12月17日の開設に臨みたいというふうに考えてございます。
影響に関しまして、地域に対する影響というところは、今、申し上げたとおりでございますが、指定管理者との情報交換というところも運営協議会の中で、運営協議会につきましては、区と指定管理者とまちの方が3者で入っています連絡会という名称で動かしてございますけれども、そういった中で、この影響に関するところも、実は今日の第4回運営協議会で日程をまちの方にお伝えする予定でございますので、様々な反応があるかなというところでございます。
指定管理者につきましては、もちろん日々連絡を取り合ってございますし、この会議体の中でも、どういった事業、例えば先ほど御紹介いただいたトレーニングルームの中の事業、例えばトレーニングに特化するのか、それとも地域の方に何か喜んでいただくような、はるみらいを知っていただくきっかけになるようなプログラムというものも指定管理者のほうでも非常にいろいろ考えていただいております。そういったものを地域の方に御紹介しながら、こういったものはいかがですか、また、そこで御意見をいただいて、こういった方向性にしていきましょうといったことを運営協議会と共に進めてまいっておりますので、引き続き、2か月半の遅れというものを取り戻す、先ほど申し上げたとおり充実させていくという方向で今後も展開したいと考えてございます。
以上でございます。
○青木委員
具体的にありがとうございました。今日、また行われるということで、中身を濃く、それから回数も増やして運営協議会を行うということですので、よろしくお願いいたします。
以上です。つながってよかったです。
○小栗委員
それでは、資料1について伺います。
区道第836号線の盛土工事の完了後に追加工事を施工するということですけれども、これが遅れているので、安全も考えて全体の開設を遅らせるという理解でいいのか。
それと、追加工事がレガシー設置工事、バリアフリー対応工事、これは建物の中にレガシーの設置をするのか、その追加工事の具体的な内容についてもう少し詳しくお知らせいただければと思います。
○暮田営繕課長
区道第836号線の関係でございます。
こちらにつきましては、当初7月末の工期ということで進めていたところでございますが、事実上、晴海関係の受注者の会議等につきまして、そこで示された工程表では9月の半ばまで作業が続くというふうに聞いております。今回の追加工事ではないですけれども、貫通通路、盛土工事につきましては、区道第836号線との関係の中で、もともとの工期を9月末まで設けておりますので、その中では工事は終わるんですが、やはり作業工程の見直し等の影響は多少出ているものでございます。
新たな追加工事でございます。
こちらに例示してございますのが、バリアフリー対応工事とオリンピックのレガシー工事でございます。これにつきましては、それぞれを別に実施するのではなくて、1本の追加工事ということで実施します。そのほかに、新たに地中障害の関係で、外構の防火水槽の工事も玄関周りのところにあるんですけれども、それも追加工事として実施することになっております。
レガシーにつきましては、確かに内部での工事ですので、直接的に区道第836号線とは影響はしていないですけれども、一番工期の長いバリアフリー工事につきましては、誘導ブロック等を区道第836号線の道路から貫通通路を経て新しいはるみらいの施設までつけていくものですので、そちらの工事との進捗の見合いの中で、どうしても9月末までかかる。ただ、外構工事の関係が最初遅れる可能性とかもございましたので、レガシーも含めた追加工事につきましては、10月の初旬まで工期をいただきまして、その後、きちんと検査等を行って引渡しをすることで、こういった日程をお願いしたところでございます。
私からは以上でございます。
○平川地域振興課長
レガシー工事についての補足でございますが、レガシー工事につきましては、建物内でございます。エントランス、入り口を入っていただいた中ほどに展示スタジオという広いスペースを設けてございまして、その中にレガシーの、オリンピックの折り鶴ウェーブで使っていただいたモニュメントがありますので、それを設置する予定でございます。
以上でございます。
○小栗委員
もともと開設準備と並行実施で想定されていたということなので、本来は間に合うことを想定してやったということだと思うので、安全上の配慮からということで致し方ないとは思いますけれども、もともと想定されていた工程なので、開設予定日が後ろになるのは残念だなという感想を持ちました。
以上で終わります。
○上田委員
上田です。よろしくお願いします。
資料1、はるみらいの件について1点お伺いします。
開設日の変更については、前委員もおっしゃったとおり、影響というのは地域社会においてあると思います。これについてどのように地域住民に対して伝えていくのか、そのスケジュールや手法について教えてください。
○平川地域振興課長
開設日の変更についての周知のところでございます。
先ほど申し上げました、開設に向けていろいろ協議を進めています運営協議会の委員の方については、本日、7月25日の夜に、ちょうど運営協議会の開催がございますので、その中で御説明させていただくとともに、地域全般にわたる話でございますので、そちらについては、現在、8月21日号の区のおしらせで開設日の変更についてお知らせする予定でございます。もう一点、広報紙と併せまして、区のホームページでも発信していく予定でございます。
以上でございます。
○上田委員
ありがとうございます。
今、8月21日と具体的な日程も教えていただきました。ただ、逆の言い方をすれば、多分10月1日に開かれると想定している中で、8月の下旬、お盆明けに告知されるというのは、一般区民からすれば、急なスケジュール変更にも見えるかなと思いますし、残念に思う家族及び高齢の方もいると思いますので、そこの配慮はぜひお願いできればと思います。
そして、同時に、イベント、催物という話がありましたが、これは、まさに協議会で本日以降話すことだとは思うんですけれども、やはり10月、11月にやるイベントと、まさにクリスマスシーズンですよね。クリスマスシーズン、そして真冬にやるイベントは全然内容が変わってくると思うんです。そこに対して、私としては、もう変更は致し方ないという状況であれば、いかにそれをよい方向に、はるみらいの周知に逆につなげていくのか、そのお知らせを、ある意味、プラスに使っていくのかというのが重要だと思います。
現状、ネットで検索しても、はるみらいと平仮名で打っても、中央区のサイトは出てきません。そして、イベントとか催物について、前にお話しさせていただいたときに、一つの起点にしたいという話がありましたけれども、何をやるのか、ハード面以外は特に告知がないように感じます。せっかく12月になったのですから、それを11月、10月のときにこんなことをやろうと思っている、あるいはこんなことを企図しているということについても、私個人としては、公表していくというか、伝えて機運を高めていくという、せっかく、遅れてしまったのであれば、そこの時間を生かしていくというのがよいと思いますけれども、行政としての考えを伺います。お願いします。
○平川地域振興課長
はるみらいの周知の点についてでございますが、現在、委員に御質問いただいたとおり、区のホームページの中では、ほっとプラザはるみを改修しました、はるみらいでございますという御案内の1ページのコンテンツになってございます。
今、指定管理者のほうと詰めているんですけれども、今後、はるみらい独自のホームページを立ち上げる予定でございます。その中で、ハード面の御紹介はもとより、イベント、まず、12月17日にオープニングセレモニーを行う予定で進めてございますので、そういったところの御紹介が一番のところ、また、トレーニングルームでこんなプログラムがあります、こういったところでこういったものがありますということをしっかり周知させていただく予定でございます。
以上でございます。
○上田委員
丁寧にありがとうございます。今の話を聞いて、非常にすばらしいと思います。ぜひよろしくお願いします。
最後に、今、私個人としてHARUMI FLAGの資料等も取り寄せたことがあるんですが、残念ながら、そこに晴海西小・中学校のことは書いてあって、出張所のことは書いてある。はるみらいのことは一行も記載がないというのが実は実態であります。せっかくなので、何かそこに周知をするだけでも、晴海に言わば夢を持って新しく中央区に来る方に、こういう施設もあるんだな、こういうことをやろうとしているんだなということを知ってもらうだけでもプラスの感情を持ってもらえるかなと思います。そのあたりも併せて御検討いただけると幸いです。
私からは以上です。ありがとうございました。
○塚田委員長
続きまして、議題、区民生活及び教育行政の調査についてでございます。
質疑のある方、いかがでしょうか。
○青木委員
それでは、私からは、日本橋中学校の建て替え、改築について質問させていただきます。
改めて、日本橋中学校にこの週末に行ってきました。前回行ったときはあまり気づかなかったんですけれども、まず目に入ってくるのが耐震補強です。耐震補強の太いパイプがまず目につくということで、やはり建て替えは必要なものであったということで、実際、具体的に議会のほうに示されたのは、遡りますと昨年6月30日、協議会ということではありましたが、多分、区あるいは教育委員会のほうでは、それ以前から建て替えについては様々な話合いが行われてきたものだと推測いたします。まずは、その辺からお聞きしたいと思います。
そして、結果的に、そのきっかけとなったのは、やはり人口が増えている、一般教室が足りなくなってきたということで、このタイミングでの発表になったこととは思いますが、その以前の段階について少し教えてください。
○岡地学校施設課長
日本橋中学校に関しましては、昨年の9月の本委員会で御報告させていただいて、その後、改築に向けて進めさせていただいているところでございます。改築に関しましては、日本橋地域全体、中央区全体もそうですけれども、やはり人口が増えているような状態の中で、公立の中学校に入学する子供たちの数も増えていくような状況になってくると予測をしているところでございます。
昨年の委員会のときでは、令和4年時点の推計ではございますが、令和8年には給食の提供が困難になることや、令和11年には現校舎内に教室を確保することが難しいような状況ということが判明した。そういった状況の中で改築に至るという判断をしたというところではございますけれども、その中で、隣接する千代田公園は、現状、学校として利用させていただいている部分というところもございます。そういった状況も踏まえまして、今回の建て替えを機に、千代田公園の部分を公園として利用できるような形で再整備し、中学校そのものも新しい時代に向けた形で教育環境を整備できるようにということで改築に至ったところでございます。
私からは以上でございます。
○平林教育長
議会のほうに正式にお示ししたのは昨年の9月でございまして、検討に至る段階でいいますと、日本橋中学校の建て替えについては、かなり前から我々は検討してきております。結果的に、代替地の問題が難しいということで、なかなか発表の段階に至らなかったというのがこれまでの経緯でございます。当然のことながら、中学校をなくすというわけにいかないので、どこかに建て替えなければいけないとなると、代替地が必要だろうと。それから、校庭での建て替えですとか、そういったことも当然検討してきましたけれども、なかなか難しいという問題があって、発表までにちょっと時間がかかってしまったというのが今回の経緯で、それ以降について、今、学校施設課長が申した日程で議会等に発表してきたという中身でございます。
○青木委員
分かりました。
やはり学校の建て替えということになりますと、特に今回、代替地、仮校舎を建てる場所が、歩くと20分か30分ぐらいかかります。私の足だと20分かかりますので、生徒たちにも、そういった点でもいろいろと影響が出てくるかとは思いますが、そこに至るまでの苦労があったということを理解いたします。
それから、千代田公園についてもお聞きしようと思ったんですけれども、先ほども御答弁の中にありましたように、千代田公園を調べてみると大変な歴史があって、天皇陛下も御幸の中で途中でお通りになったということで、様々な碑があるんですが、今、ちょっと寂しい状況で、周りに草がいっぱい生えていて大変な状況になっております。この建て替えのときと同時に私が感じましたのは、やはり中学校と千代田公園を、地域の方でも、千代田公園はどこですかと聞いたら、知らない方もいらっしゃったんです。千代田公園と、そしてやはり水辺です。前回頂いた資料を見ますと、中2階の部分で橋のように架かっているところから、そのまま隅田川につながるということで、この3つがつながるということで、この中学校のデザイン・コンセプトというものは大変すばらしいと思いますので、よろしくお願いいたします。
最後に、もう一つですが、昨日の今日ということで申し訳ないですけれども、私たちの会派で取り組んでおりますプレディへのお弁当の宅配を求めるアンケートを現在取っておりまして、今日現在、218件寄せられておりますが、それまでで途中経過ということで教育委員会のほうに要望書を出させていただきました。昨日の今日ということで、あと中身もたくさん、皆さんの御意見も書かせていただきましたので、まだ分析をするのには時間がかかるかとは思いますが、この時点で何か一言いただければと思います。よろしくお願いいたします。
○俣野庶務課長
要望についてでございます。
先日、議員の方と保護者の代表の方で、私ども教育委員会のほうで要望という形で受け取らせていただきました。内容につきましては、プレディにおいて、お弁当を配食できるようなことで御配慮いただけませんかということでございました。
プレディにつきましては、場所にもよりますが、150名ですとか、場合によっては200名近いようなお子様が出入りしている状況の中で、お昼どきに個別にお弁当をお渡しすることを仮にオペレーションの中でやろうとしますと、大変な労力がかかるわけでございます。しかも、その200名の方々が毎日同じ方ではなくて、日々、誰が来るか、どの子供が来るか分からない状況の中でやるということで、誤って配ってしまうですとか、職員が足りないですとか、様々な課題が現在生じているところで、なかなか急にそういったことをオペレーションの中で取り組んでいくのは難しい旨を昨日も回答させていただいたところでございます。
ただ、今後、学童クラブが学校内に整備されていく中で、一体化という議論を、今、区役所内部で進めているところでございますけれども、そうした中で、お弁当のありよう、それから、さらにはおやつ、それから学童クラブとプレディの差分について様々課題があることを承知しておりますので、そういったものにつきましては、さらに議論を深めてまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
○青木委員
夏休みが始まっておりまして、保護者の皆さんのお気持ちもよく分かりますし、子供たちの状況も分かります。すぐにということは無理だと思いますが、やはりこれからということで、港区などはやっているようですので、ほかの区も参考にしながら、中央区方式ということで、次に向けて一歩前に進んでいただければ。いつもいつも同じ答弁をいただいて、今はちょっと前向きな答弁をいただきましたが、ぜひお弁当の件がうまくいけばいいなと。その点、よろしくお願いいたします。
お願いをいたしまして、私の質問は終わります。
○小栗委員
それでは、何点か質問いたします。
1点目に、今、久松幼稚園で弁当給食が実施されているということで、保護者の方からも好評だという話を聞いています。仕出し弁当の形で申込み制で有料だということですけれども、ほかの幼稚園でもぜひ実施してほしいという声が寄せられています。久松で試行的という話もありますけれども、幼稚園給食が始まった経緯と、今後、ほかの園にも拡大していく検討がされているのかどうかについて伺いたいと思います。
2点目に、今もちょっとお話がありましたけれども、日本橋中学校の改築について伺います。
6月30日に行われた改築準備協議会の資料は頂いておりますけれども、この協議会委員のメンバーを見ますと、町会の関係者、そして教育委員会事務局、区長部局と学校ということで、全体で25名ですけれども、女性が2名かなという形で、構成上、残念だなという思いがあるんです。この委員の選考について、連合町会長と、あと地域該当の町会長なのかなというふうにも読めますけれども、離れているところの町会も入っているということで、どういう形で委員が選ばれているのかということについて簡単に御説明いただけたらと思います。
それと、6月の委員会で改築のコンセプトを検討するという内容が示されていますけれども、この改築のコンセプトの検討状況についてもお知らせいただけたらと思います。お願いします。
○鷲頭学務課長
私からは、久松幼稚園におけます弁当の配食について御答弁申し上げます。
今、私は配食ということで申し上げましたとおり、現在、久松幼稚園で行っておりますのは、PTAの方々が主体となって取り組んでおります事業でございまして、私どもが学校設置者として給食として提供しているものではございません。そうした意味で、まず、この試行の理由ということでの御質問をいただいているところでございますけれども、久松幼稚園につきましては、来年の9月に常盤園舎久松幼稚園に移転する予定でございます。そうした中で、保護者の方々から、一部の保護者の方については、もしかしたら現在よりも集まる時間が早まるかもしれないというお声があるというところも踏まえて、保護者の皆さんがPTAの皆様でいろいろと対応を含めて御検討いただいた結果として、一つの案で出てきたのが弁当配食事業であるということで認識しております。
私どもも従前から幼稚園におけます弁当給食ということについては、いろいろと検討を進めているところでございます。そうした中で、今回、PTAの方々主体の事業ではございますが、私どもも事業者の選定などにおきまして御協力をしつつ、どれぐらいの方々の御利用が見込まれるものなのか等についてデータをいただいたりしているところでございます。今後のこうした取組につきましては、本区におきまして、子ども・子育て対策本部等も含めました子育て支援策の、全般的に全庁を挙げて取り組んでいくという中で、私どもといたしましては、近隣区の私立幼稚園が給食ですとか、預かり保育といったことについて取り組んでいることで、そうしたことに対しての一定のニーズがあるということを踏まえた上で、今後、幼稚園におきましても、こうした事業を行っていくことについて検討を進めているというような状況でございます。
以上でございます。
○岡地学校施設課長
私からは、日本橋中学校改築準備協議会における委員の選考と、コンセプトの検討の状況について説明させていただきます。
まず、中央区では、公立学校の建て替えとか新設に当たっては、当該校はもちろんですけれども、それを支えるPTAの方や地元町会の方に御参加いただいて、様々な御意見をいただきながら、その内容を学校校舎の設計のほうに反映させていただくという形で協議会を開催させていただいているところでございます。そうした中で、日本橋中学校に関しましては、中学校ということで非常に通学区域が広いという部分があります。日本橋地域全域が通学区域となりますので、そういった点から、日本橋地域の各連合町会長の皆様方にまず御参加いただく。また、日本橋中学校は東日本橋になりますけれども、そこが位置している町会の方、今回は浜町公園に仮校舎を設置するということで、浜町公園が存在する浜二町会を中心とした町会長の皆様方に御参加いただいたという形となっております。ただ、今回、そういった形で御参加いただいているというところで、たまたま男性の方が多いというところで、女性の方が少なかったのかなというふうに考えております。
続きまして、コンセプトについてでございます。
今回、第1回の協議会では、今回の改築のコンセプトとして、地域の歴史と伝統に包まれ、仲間と集い健やかに成長できる学校という形でお示しをさせていただきました。その中で、今後の学校設計に関わるような子供たちの学習環境、あとは地域とのつながり、また、区の施策であります低炭素型というところをお示しさせていただいたところでございます。そういった中で、もう少し分かりやすいような表現をしたらどうかとか、そういった御意見をいただいているところでございます。次回、学校内の諸室の構成とか、大まかなレイアウトをお示しさせていただく中で、このコンセプトの内容をより具体化していくような形で、今、検討を進めているような状況でございます。
私からは以上です。
○小栗委員
日本橋中学校の改築については、今、コンセプトの御説明もありましたけれども、中学校の建物の改築ではありますが、中学校の主役としては生徒、そして教職員、そして保護者やPTAの方々で、今いる子供たちは卒業後に出来上がるというようなことにはなると思うんですけれども、今使っている子供たちが、こういうところがもっとこうなるといいなというな希望とか要望とか、そういうものはいろいろあると思うんですが、そういうものを酌み取る仕組みというのはあるのか。このコンセプトについても、こういうふうに考えているけれども、どうだろうかみたいな、子供たちの意見を反映させるような仕組みになっているのかどうかについて確認をさせていただきたいと思います。
それと、この資料でいきますと、最後に、仮校舎の配置イメージということで浜町公園内に網かけで示されているところがあります。整備内容としては、普通教室18、あと特別教室や支援教室も造り、給食室なども造るということですけれども、どのぐらいの平米数、規模が必要になるというふうに考えているのか、その概略をお知らせいただけたらと思います。
体育授業関係はスポーツセンターを使ったり、運動場を使ったりということですけれども、スポーツセンターの中にいろいろな会議室風の部屋とか、そういうところもありますが、そういうものも利用するというような想定なのか、その辺も併せて御説明いただけたらと思います。お願いします。
○岡地学校施設課長
日本橋中学校の生徒からの意見聴取というようなところでございますけれども、まず、今回、協議会でお示しさせていただいている中で、御意見という形で、まず保護者、PTAの代表の方、また、ふだん子供たちとよく接している学校長、副校長に御参加いただいて、内容について協議会の場で御意見をいただいているところでございます。一方、この協議会だけではなく、学校のほうには直接、設計事務所の人間を含めて、同席で現状の学校の状況についてもヒアリングさせていただいて、学校の先生のほうから御意見をいただいているような状況で、生徒からというところではなく、取りまとめた形で教員のほうから御意見をいただいているような状況となっているところでございます。
仮設の規模についてですけれども、昨年の本委員会でも1,960平米程度の建築面積ということでお示しさせていただいておりますが、現状もその程度の規模が必要であるというふうに認識をしているところでございます。
スポーツセンター内の利用についてでございますけれども、基本的には、主競技場と言われている一番大きい体育の施設を利用するというような形で考えております。そのほか、授業の状況に応じて、ほかの部屋というような形となるのかというのは、その時点の生徒、クラス数とか、そういった状況を踏まえて、より詳細に検討をしていく形になろうかと思います。あと、浜町公園内の利用という形で、スポーツセンター内のプール、あとは運動場のほうも体育授業や行事で利用させていただくようなことで検討を進めている形となっておるんですけれども、どういった頻度でその場所を利用するのかについては、今後、より検討を深めて、利用者とのよりよい関係を築きながら、学校のほうでも利用させていただき、一般で利用される方にも可能な限り御迷惑がかからないような形で検討を進めていきたいというふうに考えているところです。
私からは以上です。
○小栗委員
中学校を実際に使うのは中学生なので、私は今の中学生だけではなくて、小学生の、いずれ中学に行く子供たちにも意見を聞いたらいいのではないかなというふうに思ったりしたんです。建物を造るのは大人の責任ではありますけれども、利用する主役は生徒たちなので、ぜひそういう意見が反映できるようなものにしていただきたいということを要望したいと思います。
それと、仮校舎については、今、いろいろ設計中ということなのかもしれませんけれども、早く説明会を開いてほしいという声がすごく寄せられておりますし、固まってから説明するというのではなくて、こういうことで考えているということも含めて、皆さんの意見を聞くという場が……
○塚田委員長
時間切れでございます。
○小栗委員
失礼いたしました。ありがとうございます。
○上田委員
私からは、教育面における教材についてのみ1点お伺い申し上げます。
先日、私は阪本小学校へ個人視察で伺わせていただきました。まずは、御尽力をいただきました小林指導室長、上田主事をはじめ、関係者の皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
その中で1点気になった点を申し上げます。授業中に子供たちが様々な教材を、広くなったとはいえ、手狭な机の上に並べ、分刻みで教材を使い分けて授業が行われているという現実があります。具体的に申し上げると、机の上に教科書、資料集、ノート、タブレット、筆箱が全部常備されています。なので、ノートを取るときに机の上で書けません。斜めになって重なるんです。みんなそうでした。子供たちに聞いたことによると、ノートについても各教科別に準備をしなければならないということですけれども、ノートがほとんど授業で使われないんです。当日は黒板で約12行ぐらいの行数のみでした。
さらに、先般、環境土木部より全議員宛てに、中央区の地球温暖化、カーボンニュートラルに対する取組といった資料を紙で配付されました。これも確認したところ、小6の授業で使っていくという話も聞きました。ただ、これだけ教材があると、そもそも持ち運びも大変で、置き勉ができますよといっても、教材を置き勉すること、置いておくことは別にいいことではないと思うんです。家庭でも勉強してほしいとなれば、置けばいいという話は少し違う。
そして、学習時の注意が、それだけの冊数になってくると、当然、どれという声が出ているんです。どれを見る、今、何を見ているみたいなのがあって、これは少し発散につながると思っています。これらの課題について、中央区、東京都教育委員会の話もあると思いますが、区としてできることはないのかということについてお伺いしたいです。例えば、資料集あるいは区の独自の資料をタブレットに統合してみる。ノートだけではなくて、ルーズリーフのような紙ベースで使える、要は1冊あれば全教科がそこでまとまるような仕組みを使うなど、少しでも子供たちの負担軽減ができればと思っております。
最後に、全体的にすばらしかったんですけれども、議員という立場で課題点のみ申し上げて大変申し訳ないですけれども、この点は御容赦いただいた上で御答弁をお願いしたいと思います。
以上です。
○小林指導室長
今、学校で行われている中で、子供たちは様々な教材を使っているところです。今、少し、GIGAスクール構想もスタートしまして、ある意味、移行期間の部分もあります。例えば、東京都のほうもデジタル化した教材をタブレットに入れていくというような動きは実際ありますし、本区の中でもデジタル化していこうというような動きはございます。しかしながら、大事なことは、子供たちの発達段階によって、やはり小学校の低学年だったら、開いて、見て、そこで線を引いたり書き込んだりというようなところが、タブレットではなかなか習得できないというところもあります。
そういった中で、改めて教員が、学校が何をもって教育をしていくのかというところは少しブラッシュアップをしていかなければいけないかなというふうに思っております。タブレットのよさもあり、それから、ノートに書くよさもあり、あるいは紙の教科書を使ったよさもありますし、黒板に書くというのも、デジタルでぱっと表示されると、そのまま入ってくるんですけれども、ただ、黒板に書くほうが記憶に残ったりするような部分があって、先生がゆっくり書いて、どきどき感を演出したりというようなところもあったりして、それぞれのよさがあります。こうした中で、これから様々GIGAスクール構想が進んでいく中で、教育として何を残していくのか、どういうことをやっていくのかというのは整理していきたいというふうに思っています。今、教材が非常に多いという課題は認識しておりますので、そういった中で、子供たちが何を使ってどういう教育をしていくのか整理していきたいと思います。
以上でございます。
○上田委員
ありがとうございます。
私も8年間黒板の前に立っていた人間として、チョークを愛しているので、気持ちは非常によく分かります。おっしゃるとおり、タブレットでは習熟できないこともある。ただ、それが理由で子供たちの教材の負荷が増え過ぎてはならないと思います。私が前職でサピックスにいたときに、授業で聞いたことはあるかもしれませんが、授業で使う分しかプリントを配らないというのは、プリントを選ぶという時間が無駄で、それが結果的に学習効率を明確に下げているというエビデンスに基づいてやっていたことです。やはり子供たちの目線を迷わせないということができればと思います。
最後になりますが、教育委員会の話をいろいろ伺っていて、やはり中央区に異動して入ってくる方々は、みんな驚くらしいんです。これだけ充実した機材、教育環境があると。しかし、逆に言えば、小学校1年生でタブレットをどのように使わせればいいのかということが先生方の悩みとしても出てくるときがあると思うんです。なので、タブレットを使うという教育に関していえば、先生方へのフォロー、そして今申し上げた児童・生徒へのフォロー、両面を併せながら、皆様と議論を深めながら、教育環境をよりよいものにできればと思っております。
私からは以上です。ありがとうございました。
○塚田委員長
議題、区民生活及び教育行政の調査についてにつきまして、継続審査ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○塚田委員長
管内視察につきまして、本日午後、プレディ明石及び観光情報センターの視察を実施いたしますので、午後1時20分、正面玄関前、マイクロバスに集合をお願いいたします。
それでは、午後1時20分まで休憩といたします。
なお、委員の方と担当部長はお残り願います。
どうぞよろしくお願いいたします。
(午前10時52分 休憩)
-委員会を閉じた後-
行政視察については、10月下旬からの2週間で、4常任委員会の視察を実施する予定であり、日程・視察先等詳細は正副委員長に一任する旨が確認され、了承された。
(午後1時17分 再開)
○塚田委員長
再開(車中)
〔視察等日程は別紙のとおり〕
○塚田委員長
閉会(車中)
(午後3時1分 閉会)
「別 紙」
区民文教委員会視察等日程
○日 程
委 員 会 開 会 10:00
↓
[休 憩]
↓
区 役 所 出 発 13:17
委 員 会 再 開
↓
プレディ明石 13:25~14:04
(説明・視察)
観光情報センター 14:05~14:20
(説明)
↓
観光情報センター 14:38~15:00
(視察)
↓
委員会閉会(車中) 15:01
区 役 所 到 着 15:10
○視察概要
・プレディ明石について
到着後、プレディ明石について説明を受けた。
その後、説明を受けながら、つぶさに施設内の視察を行った。
・観光情報センターについて
プレディ明石において、観光情報センターについて事前に説明を受けた。
観光情報センター到着後、説明を受けながら、つぶさに施設内の視察を行った。
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559