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令和5年 福祉保健委員会(11月7日)

1.開会日時

令和5年11月7日(火)

午後1時30分 開会

午後3時28分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 堀田 弥生

副委員長 竹内 幸美

委員 礒野 忠

委員 瓜生 正高

委員 高橋 まきこ

委員 ほづみ ゆうき

委員 永井 佳代

委員 黒原 裕司

議長 (瓜生 正高)

4.出席説明員

(16人)

田中副区長             

大久保福祉保健部長         

植木管理課長            

古賀子育て支援課長         

金広保育課長            

岡田障害者福祉課長         

井山保険年金課長          

左近士子ども家庭支援センター所長  

黒田放課後対策担当課長

木曽福祉センター所長

北澤高齢者施策推進室長

阿部高齢者福祉課長

河内介護保険課長

渡瀬保健所長

小林生活衛生課長

武田健康推進課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

後藤書記

鳴子書記

6.議題

  • 福祉及び保健の調査について

(午後1時30分 開会)

○堀田委員長
 こんにちは。ただいまより福祉保健委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 本日、区長は欠席されます。

 また、理事者報告の関係で障害者福祉課長、保険年金課長、福祉センター所長及び健康推進課長が出席されますので、併せて御了承願います。

 過日の行政視察の実施に当たりましては、所期の目的を十分果たすことができたと思いますので、今後の施策の参考になればと考えております。

 なお、内容につきましては、第四回定例会での委員長報告で報告させていただきたいと存じます。

 では、理事者報告に入ります。

○大久保福祉保健部長

 1 福祉施設の指定管理者の評価結果について(資料1)

 2 産前産後期間の国民健康保険料の軽減措置について(資料2)

 3 中央区立子ども家庭支援センター「きらら中央」分室の指定管理者候補事業者の決定について(資料3)

 4 中央区立福祉センター就労継続支援B型事業(作業室)の移転及び事業の充実について(資料4)

○渡瀬保健所長

 5 「中央区健康・食育プラン2024(仮称)」の中間報告について(資料5)

 6 「中央区自殺対策計画(第二次)(仮称)」の中間報告について(資料6)

 7 中央区立晴海保健センターの設置について(資料7)

  以上7件報告

○堀田委員長
 ありがとうございました。

 発言の時間制についてでございます。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時52分です。自由民主党さん56分、かがやき中央さん44分、公明党32分、立憲民主党さん32分、参政党さん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○ほづみ委員
 よろしくお願いいたします。

 資料3について、2点質問がございます。こちらについて、まず評価項目、評価の形式自体についての質問でございます。こちらの評価項目は4つの大項目に分かれていて、それぞれ配点がありますが、この配点はどのように決定されたものかという点についてお伺いしたいと思っております。というのは、プレゼンという項目の配点が非常に高くなっております。概要の資料にも強い熱意が感じられたというふうな記載もありまして、熱意があるのは結構なことだと思うんですけれども、問題は、熱意のある方が実際の業務とか運営に関わるとは限らないという点でございます。

 ウェブサイトから直近での指定管理の選定の評価基準についても見たところ、晴海地域交流センター、伊豆高原荘、産業会館は300点満点のうちでプレゼンの配点は70点、八丁堀保育園、新川児童館については400点満点のうちで100点、レインボーハウス明石、フレンドハウス京橋では505点満点中で25点というような評価基準になっていまして、今回の300点満点での100点というのは、かなり突出しているのではないかと思っております。この部分をここまで大きく配点するというところについては、どのような法令に基づくものなのか、そして、その妥当性についてどのようにお考えかというところについてお示しください。お願いします。

○左近士子ども家庭支援センター所長
 プレゼンの配点の理由でございます。選定委員会におきましては、資料の審査の後、施設を見学したりですとか、プレゼンにおいて評価するところですけれども、お子様を預かるという点におきまして、資料ではなかなか読み取れないところもございますので、やはり実際保育していただく方の御様子なども拝見しながら評価したところでございます。確かに、300点中100点という配点は多いところかと思いますけれども、資料ではなかなか読み取れないところも併せて評価したいというところで、このような配点にしたところでございます。

 以上でございます。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。

 実際、資料だけだと分からないというところについては理解をするんですけれども、それがあるからこそ、恐らく現地調査とかもやられているのではないかと思うんです。こちらも配点として100点あるかと思いますが、それとプレゼンテーション評価では、プレゼンテーションはあくまで話をする、その場で資料について説明をする、どなたか多分ある程度の管理職みたいな方が話をする場だと思うんですけれども、それは必ずしも実際の運営に関する話とはイコールではないのかと思うのです。

 そういうところを改めてお伺いしたいのが1つと、この基準というのは何に基づいてつくられているんですか。要綱ですとか、条例ですとか、何かその辺のものがあるのかというところについてお示しいただけますでしょうか。

○左近士子ども家庭支援センター所長
 まず、プレゼンの時間についてでございます。

 なかなか資料で読み取れないところを実際に、とお話ししたところですけれども、やはり資料からでは読み取れないところに関して、質疑応答をしながら、より深く教えていただくというような時間にしておりますので、プレゼン20分に対して、半分以上の時間を質疑応答の時間に充てているところでございます。

 これらの配分に関しましては、要綱で定めて実施しているところでございます。

 以上でございます。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。要するに、一方的なプレゼンではなくて、質疑というところもあって、その内容も踏まえて、こちらの点数になっているというところかと理解いたしました。

 あと、要綱ですね。そちらは改めて拝見させていただこうと思っております。

 こういった基準については、優秀な事業者の方を選ぶに当たって極めて重要な部分だと思っていまして、指標の部分で妥当性を欠くような場合ですと、恣意的に業者を選定しているのではないかみたいな、あらぬ疑いを招くようなこともあるかなと思っています。また、そういった懸念を持ってしまうと、そもそも調達に参加しないということにもなりかねないと思いますので、ちょっと懸念をしておったところです。特に、今回かなり僅差であったところから、配点が異なっていると業者が替わっていた可能性もあるかなと思っております。こういったところについては、これほど極端にやる必要はなかったのかなと思いますので、こちらについては今後の要望としてお願いいたします。ありがとうございます。

 もう一点、今回決定した事業者の評価の中身に関してですけれども、こちらの中で、その他提出書類等の調査という項目がありまして、こちらはどこかは分からないですけれども、B事業者は25点満点である一方で、A事業者、すなわち今回のテンダーラビングケアサービス社は17点というふうにあります。この項目は、財務諸表や実績・経験など、今後の安定的な事業運営のためには、かなり重要な要素であるかと思っております。結果的に、これらの点数が高くなかったところに決まっているわけですけれども、この部分について、例えば今後の運営に対して支障がないかどうかみたいなことについて、例えば先ほど言っていただいた質疑応答ですとか、改めて確認するといったことは行われたのかというところについてお伺いさせてください。

○左近士子ども家庭支援センター所長
 財務諸表の審査に関しましては、過去3年間の財務状況を確認しているものでございます。ちょうどこのA社に関しまして、昨年度、経費がかかってしまったというところで点数が落ちてしまったんですけれども、こちらにも記載のとおり、継続した黒字経営をしているというところで、指定管理者として任せることにおいては十分な評価であるという結果をいただいておりますので、この差に関しましては、特段問題はないというふうに考えております。

 以上でございます。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。

 一応財務的には問題ないというところで、もちろん、ある程度大きな規模の会社だと思いますので、いきなり潰れたりということはないかとは思いますけれども、そういった懸念という部分があるのであれば、最終的な決定のタイミング、まだ最終的な決定というところではないかと思うので、今後の運営に当たっての打合せとか、そういった場で、ある程度言質を取っておくということについては大事かなと思っています。その点については、ぜひお願いいたします。

 あと、先ほどと近しい話にはなるんですけれども、財務状況や実績・経験というところの点数が300点満点中の25点と極めて低いというところも、ちょっと懸念しております。この点も、今後の指定管理事業者の選定において改善を検討いただけたらと思っております。先ほど申し上げたとおり、ほかの調達と比較すると、ほかのものとは異なっているようなところもありますので、ほかのものも含めて今後検討していただけたらと思っております。

 こちらについては以上です。ありがとうございます。

○高橋(ま)委員
 お願いします。私からは、資料1、資料5、資料6について伺います。

 まず、資料1、指定管理者の評価結果ですが、具体的に、この評価表から気になった点を2点伺います。特に、得点の部分で3という全体として低い数値がついていた点を2点伺います。

 冊子上ですと9ページ、安全対策です。こちらは、内容を拝見しますと、保育園でのお散歩時の置き去りとも言える案件、恐らく保育事故に近いものであったのかなというふうに、読んで拝察したところでございます。この園に限らず、都内のお散歩時の置き去り等は、全体として発生件数が増えていて、対策が必要であると言われている点でもございます。中央区は、特に保育の安全対策として置き去りが起きないように、どのように取り組まれているのかという点を1点教えてください。

 もう一点です。50ページになります。こちらはリハポート明石に関する御報告の中で、適切な収支の部分に3点が配点されておりました。理由として、目標としている施設入所率を達成できていないことから、3点としたというところがございます。こちらは前年同様と書かれてはいるんですが、今回、目標としている施設入所率を達成できなかった理由、また、それに対する取組をどのようにしていくのかという点について、続いている案件でもあると思いますので、改めて確認をさせてください。

 質問を続けさせていただきます。

 次に、健康・食育プランについて伺います。

 全体としまして、やはり具体的な目標値の部分が前回プランと比較しても大ざっぱに感じられるものでした。具体的に申し上げると、増やすであるとか、上げる、下げるといった抽象的な言葉が並びまして、具体的な数値目標の確認ができる項目が少なくございました。これについては、この目標をどのように評価していくつもりであるのか、また、今回のこの設定で問題はないのかという点を確認させてください。

 具体的に、プランの体系の中でも伺いたい点がございます。

 基本目標2、健康づくり習慣の定着の中で、たばこ・アルコール対策の推進がございます。こちらは、私どもかがやき中央の会派としては、予算要望においても重点を置いておりまして、決算特別委員会等でも扱わせていただいているところです。また、先日の決算特別委員会では、区長から、区長への手紙で特に要望が多い点であるということで言及がありましたのが、喫煙ルールと指定喫煙所の整備を推進するという点でもございました。喫煙所の整備については、具体的な取組を内容から拝見しますと、民間への働きかけというところで、他力本願とも捉えられるようなお取組の弱さというふうに受け取りました。今の区民からの要望、また、区長の受け止めといったことから、これらの声に真摯に向き合うのであれば、積極的に区が指定喫煙所を増やすという取組が望まれているのではないかと思います。この点についてもお聞かせください。

 まずは、ここまでお願いします。

○古賀子育て支援課長
 指定管理の評価の点でございます。

 今回、堀留町保育園の評価の中で、安全対策に3点という評価をつけさせていただきました。こちらの内容といたしましては、体制の不備ということで、一時的に園児の所在を見失った事例があったというところですけれども、内容的には、人が足りなかっただとかという人数不足というところではなくて、今回、園児は1歳児だったんですけれども、そういった園児の発達段階での行動の特性ですとか、それから環境に応じた見守りや声かけ、そういったところが課題感としてあったというふうに捉えております。ほんの短い時間の見失いで、幸いなことに大きな事故には至っていませんけれども、やはりこれは重大なインシデントということで認識しておりまして、評価を2ポイント下げてございます。こういった事故は、昨今、報道でも大きな事故につながったものがありますので、我々としては、こういったところについては厳しく評価をさせていただいたところでございます。

 また、園の予防策としましては、常日頃から園のほうでは、ここ数年、バスも含めた置き去り、見失いというのが報道されていますので、十分注意をして実施しているところですけれども、園外に出るときには、当然、複数名の対応ということで、どんなに少なくても3名以上でどの園も園外活動を実施していると認識しております。また、子供の人数の確認という点で言いますと、園から出て、それから戻るまでの間に最低でも4回、例えば公園の中で活動している中でも子供たちの人数を随時確認するですとか、そういった対応は当然取ってございます。また、例えば帽子の色だとか、帽子にいろいろなマークをつけるだとか、それから服装についても独自のものを着用するですとか、そういったことで、公園の中にたくさんの子供たちがいる中でも見失わないような対応をしているところです。

 また、こういった事例が出た場合については、園長会ですとかの場がありますので、そこで情報を共有させていただいて、他園のこと、あるいは他地区のことであっても、自分の園に置き換えたときにどういう対応が考えられるのか、現状どうなっているのかということを園の主体的な対応に置き換えていただいて検討していただくということで、予防対策を取っているところでございます。

 以上でございます。

○阿部高齢者福祉課長
 私から、リハポート明石の利用状況等のことでございます。

 こちらにつきましては、利用率について大体8割程度ということで目標を立てていたんですけれども、今年度の入所率、利用率については7割弱ということで、前年度に比べると少しは向上したところですが、どちらかというと、皆さん、介護を受けている方だと特別養護老人ホーム等に入所を希望される方が多いという場合がありますし、やはり特養に比べると老健という施設はまだ周知が足りないのかなというところは感じております。また、実際、コロナの影響もあって入所を控えられたという方もいらっしゃったというふうに聞いております。

 こちらにつきましては、利用者をもっと増やそうということで、例えば経管栄養ですとか、医療行為を必要としている利用者についても積極的に受入れをしていくようにしましたし、また、今までちょっと足りなかったんですが、居宅介護支援事業所のケアマネジャーに対して、区が開催する会議等に参加して利用拡大に向けたPRをしたり、施設の空き状況をケアマネ事業所のほうへ毎月ファクスするというようなこともしておりまして、利用者拡大には努めているところです。また、江戸バスへの施設案内パンフレットの設置などで周知には努めております。

 今後、4月以降は、利用者のニーズに応えまして、今まで原則3か月以内で、長い場合でも6か月以内としたところを、利用期間を最大12か月以内、また、対象者も御親族に区内在住の方がいた場合に区外の高齢者の方も受け入れるというようなことで、対象者の緩和を図る等をやっていきます。このようにして利用者拡大に努めていき、利用率も上げていきたいと思っております。

 以上です。

○田中副区長
 喫煙所の件に関して、区長の発言を受けてということなので、私のほうから一言答弁させていただきます。

 区長があの場でお答えした内容につきましては、区長への手紙を読んでいてというところの中で、今、大半寄せられているのが、何度注意しても直らない、あるいは路地裏の見えないところでのポイ捨ての状況、要はごみが散乱している、吸い殻が散乱しているというところを読んだ、区長への手紙でいただいている内容を踏まえて、まだまだ喫煙環境に関する問題が大きいという認識、その中で可能な限り喫煙所を整備していくことが必要だという区長の答弁がございました。

 これに関してですけれども、区といたしますと、現在の喫煙に関する条例をつくったときに、区が現時点において直接整備できるところに関しては、全て整備をしております。タイミングの問題ですとかで、その後、幾つか整備できたところもありますし、また現実問題として、一度廃止した公園2か所についても新たに整備をするといったような形で、日々状況を見ながら、やれるところについては全てやっているところでございます。

 もう一方で、委員のほうからはちょっと他力本願的ではないかという御意見もございましたが、我々は、こうしたまちの中で行政が必ずしもできるところというのは非常に限界があるというふうに思っています。また、たばこに関しては、実際問題、働いている方々のたばこのマナーも大きな問題だと思ってございますので、この辺につきましては、当然、再開発ですとかで、民間事業者のお力を借りながら、より多い場所に公衆喫煙所をつくっていく必要があるという認識から、今、再開発等の際あるいは民間の事業者に対して設置のお願いをしているところでございます。

 いずれにいたしましても、この問題、喫煙所の整備は進めてまいりますが、一方で、一番大きいのは、やはり吸う人のマナーの問題だというふうに我々は思ってございますので、喫煙所整備だけではなくて、当然、マナーですとか、趣旨普及、そういった啓発活動、そちらも重点的に進めていかなければならないと思ってございますので、今後も両輪として進めてまいりたいというふうに考えてございます。

 指標の件に関しては、担当課長のほうから説明いたします。

○小林生活衛生課長
 健康・食育プランの指標の件でございます。

 まず、健康・食育プランの計画の性格は自助だということで、区民の行動指針ということで、区民の健康づくりの主役は区民一人一人で、自らの健康は自ら守り、つくるというような生活習慣改善に努めることが重要だと、そのための区民の行動指針というところで、その上での区民の主体的な健康づくりを支援するといった区の指針でございまして、議論はしているんですけれども、指標として具体的な目標値を設定するのがなかなか難しい部分もありまして、現段階では、こうした上げる、下げるといったような指標という形になっております。

 どのように評価するかというところでございますけれども、現健康・食育プラン2013の最終評価でも、段階でプラス5%超の改善になっているですとか、マイナス5%超の悪化となっているですとか、そういった評価項目も最終評価のところでは設定しまして、評価をしております。今回の新しいプランについても、取組状況ですとか、そういったところを評価していきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございます。

 まず、1点目のお散歩時、特にお子様の特性によるものもあったということですが、そうした状況というのは、子供の事故でも虐待でも不適切保育でも、どの場でも起き得ることであって、やはり予防が大切だと思っております。11月は虐待防止推進月間でもございますけれども、こうした予防のための取組というところ、今、学び合いをしていただいているとか、非常に重要な取組だと思いますが、一層この予防、起きないための環境づくりに努めていただくというところを改めて要望したいと思います。

 また、港区において、不適切保育相談窓口が設置されたということが伝えられています。保護者や子供たちから、不適切保育ではないかといったことについて確認ができる事象とできない事象もたくさんあり、そうしたことを抱えている保護者からの御相談というのも、私としてもかなり多くの件数をいただいているところです。園や先生方のみならず、やはり保護者や、場合によっては子供と一緒に保育の質を改善していくという取組は、私も非常に大切な点だと思っておりますので、こうした他区の取組事例も踏まえながら、事故が起きない環境づくり、子供たちへの声かけの仕方とか、そういったところに一層取り組んでいただきたいと思います。

 続きまして、リハポート明石について具体的にお聞かせいただきまして、ありがとうございました。

 これまで入所を控える理由の大きな一つでもあった期間の限定といったところの拡大など、また、コロナを受けた影響もあったということですので、今後、数値を見ながら、改善を希望しながら確認していきたいと思います。

 続きまして、健康・食育プランについて、それぞれお聞かせいただきました。

 たばこの喫煙所については、行政でできることとできないことがあるということを教えていただいたんですが、4月1日時点での指定喫煙所マップを見ましても、晴海全体で2か所、五丁目の端と一丁目の端の2か所しかないというところがございます。例えば、こうした状況の中で、今回の健康・食育プランの誘導をするということを実際的に行動にしようとしても、物理的に難しい、目標達成が困難になってしまう現状が、特に月島地域、晴海地域にあるんだというところを踏まえて、もう一歩踏み込まないと今回のプランの目標達成は難しいのではないかと思いまして、改めて質問させていただきました。

 この点においては、区民の方から、千代田区のように罰則も検討するステージに至っているのではないか、何度注意しても直らないということは、やはり千代田区ルールを中央区も取り入れてほしいという方も区民の中ではいらっしゃいますので、広く声を聞きながら、今回のプランをどう実践していくための中央区の在り方が必要か、条例の整備が必要かというところは、また会派としても議論を深めていきたいと思います。ぜひ、このプランの実現性というところでも、受動喫煙防止については、引き続き重点を置いて取り組んでいただきたいと改めて要望いたします。

 健康・食育プランの中でのこころの健康の項目について質問をさせていただきたいと思います。

 基本目標4で掲げられているんですけれども、このこころの健康づくりというところが今回の目標達成において非常に重要だと確認しました。主観的健康という言葉を使われて、重点を置かれています。主観ということは、先ほどもおっしゃった御自身が健康だと思うことが大切ということですので、この基本目標4は非常に重要だと思います。また、次につながりますが、自殺対策への予防という点でも、ここは非常に重要だと思います。

 一方で、今、中央区の健診項目の中では、心の健康を確認するチェック項目がないのではないかと思うんですが、この必要性、また、心療内科との連携といった点について、現在、どのように捉えているのかお聞かせください。そのチェックができないと、現在地が心の健康のどういった状態にあるかということの確認が難しいのではないかと思ったことが理由です。

 また、もう一点、この項目について伺います。

 心の健康という点では、特に更年期を理解促進項目に入れていく必要があると思っております。厚生労働省では、更年期症状・障害に関する意識調査を令和4年に行いまして、これを受けた女性版骨太の方針2023にも盛り込まれたところでございます。更年期については予防も対策もあり、それらを伝えることが大切とされています。身体や精神の症状で日常生活に大きな影響があるにもかかわらず、認知や受診が進まない課題が明らかになっています。アンケートでは、更年期の内容や対処法をその世代となる前に情報が欲しかったという声が非常に多く、中央区の人口構成で最も多い40代に必要であり、それらを望まれているということが確認できます。中央区の人口構成を捉えると、取組を強化する必要がある自治体の一つだと考えておりますが、この点についてのお考えを伺いたいと思います。

 具体的には、3点伺います。

 更年期チェック男女別スコアの周知と実施というのを健康項目に入れるべきではないかと思います。先ほどの心の健康のためのチェックと相関性がある部分もございますが、女性でいえばSMⅠスコア、男性であればAMSスコア、こういったものをチェックする必要があると思います。この点はいかがでしょうか。

 2点目、骨粗鬆症検査、中央区は女性について充実した取組をしていただいております。この受診率は例年ほぼ変わっていないと伺っておりますが、どのぐらいの数値でしょうか、改めて確認をさせてください。

 3点目、健康診断の血液検査の中にホルモン値を入れることによって、ホルモンのバランスを確認することができ、現在地を確認することができると専門家は話しています。この3点目のお考えもお聞かせください。

 ここまでお願いします。

○武田健康推進課長
 私からは、更年期チェックのスコアを入れるべきではないかということと、あと健康診断の中にホルモン値を入れることはどうかということについてお答えいたします。

 流れの中で、まずホルモン値のほうからお答えしたいと思います。

 恐らくホルモン値というのは、エストラジオールの値ですとか、そういったものについて健康診断の項目に入れてはどうかという御趣旨ではないかというふうに考えております。まず、ある検査が疾患の診断に係るスクリーニングとしてですとか、体の状態を測るためのスクリーニングとして適当であるかどうかということを考える必要があると思います。スクリーニングとして適当かどうかということと、疾患を診断するために有効かどうかというのは、またちょっと別なくくりとなっております。同じ検査であっても、別の考えをする必要がございます。やはり疾患が強く疑われる方、事前の確率が高い方に実施する検査と、スクリーニングで広く実施する検査とで分けて考える必要があるということです。

 御紹介のホルモン値については、この点で行政が実施するスクリーニング検査となり得るかどうかという点の検討というのは、実はあまり行われておりませんで、行政が介入するようなものとして、データが今のところは十分ではないというふうに考えますので、現状では、スクリーニングとしてこの検査を入れるということは、あまり現実的ではないかなというふうに思います。

 もう一つ、例えばエストラジオールに関していえば、この数値というのは月経周期によってもかなり変動があるもので、その時点の値を見るというよりは、期間中の変動を見るということも重要なものでございますので、その点も併せて健診でスポットでの採血の検査の結果をもって参考にするというのは、現状ではあまり望ましくないといいますか、傾向としては、今の時点では適当とは言い難いかなというふうには考えております。

 同じような考えになるんですけれども、スコアリングです。スコアリングについても、やはりスコアを取る対象が実際に更年期障害をどのくらい持っているかということが重要になってくると思います。調子が悪いということについて、恐らく委員御指摘の意識調査の38%ぐらいの女性が、自分はもしかしたら更年期障害の可能性があるというふうに思っておられるということはあるんですけれども、その思っているというのと実際にそうかというのは、また別の問題でございますし、その点は注意する必要があると思います。

 あと、調子が悪いからといって、皆さんが本当に更年期障害であるというわけではございませんので、更年期障害に絞ってスコアリングを入れていくということが実際に望ましいかというと、それも現状では当たらないのではないかなというふうには考えております。

 この2つについて、私からは以上でございます。

○植木管理課長
 私からは、健康診断関係について答弁させていただきます。

 まず、健康診断で心の健康のチェックというところでございますが、現在、区で行っておりますのは特定健康診査ということで、生活習慣病予防の観点で行っているものでございます。そのため、心の健康については、どういった形でやったほうがいいのかとか、先ほど委員がおっしゃったとおり、心療内科にどうつなげていくかとか、そういったいろいろな課題がございますので、特定健康診査で行うべきかどうかも含めまして研究していきたいと思っております。

 また、骨粗鬆症検査の受診率につきまして、平成30年までは40から70歳の方で5歳刻みで骨粗鬆症の検査を行っておりましたが、令和元年からは女性の方は偶数歳で上限なしに健診を受けられるような形になっております。令和元年度が23.5%、令和2年度が22.8%、令和3年度が23.1%、令和4年度は22.5%と、大体20%台を推移しているところでございます。

 以上でございます。

○小林生活衛生課長
 心の健康のチェックですとか、心療内科との連携に関してでございます。

 確かに、基本目標の4番目、こころの健康づくりということで、こちらを柱として進めていくといったようなところでございます。チェック項目ということで、やはり心のサインですとか、体のサインということで、例えば9月と3月が自殺の強化月間になってございますので、そうしたときに、区のおしらせに、心のサインとして、憂鬱であるとか、眠れない、それから不安になるといったようなチェック項目、また、体のサインとしても、おなかが痛くなるですとか、胸がどきどきするですとか、疲れが取れないといったようなチェック項目もお知らせをして、こういった症状が出ているときには不調のサインです、一人で悩まず相談してくださいということで、また、こちらの柱立ても、正しい理解の促進以外に、相談体制の充実ですとか、まず関係機関の連携といったところが、心の問題ですとか、自殺対策で非常に重要になってきてございますので、そうしたところに取り組んでいくといったようなところでございます。

 以上でございます。

○大久保福祉保健部長
 補足になりますけれども、先ほど、健康診断の中で心の健康を測るすべというお話もございました。先ほど管理課長が答弁したとおりですけれども、心の健康というのは、日々かなり大きく変動する要素だと思っておりまして、一定期間の検査、その日の検査によってマル・バツがついたりとかというのは、なかなか評価が難しいかなと思ってございます。健診で測るというよりも、これは福祉保健部だけではできないですけれども、そうしたときに変化に気づいてあげられる関係性、家族でもそうですし、職場でもそうですし、御近所でもそうですし、日頃からの活動の中で、そういった方をいかに増やして、お互いに気づいてあげられる、そういったまちづくり、仕組みづくりのほうがより効果があるというか、より成果が上がるのかなと思いますので、健診という形にこだわらずに、そうしたところに気づいてあげられるまちづくりという観点での取組が必要と認識しております。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員
 それぞれありがとうございます。

 心の問題については、ぜひ重点を置いていただきたいと思います。おっしゃる周知と相談体制、何かあったときに声かけをし合えるような窓口としても必要だと思いますので、まちを盛り上げる意味でも相談窓口についても深めていただきたいと思います。

 以上です。

○永井委員
 よろしくお願いいたします。私からは、まず資料1、福祉施設における指定管理者の評価についてお伺いさせていただきます。

 先日、行政視察で長崎に行ってまいりました。大変勉強になる視察先を選定していただいた堀田委員長、竹内副委員長、お手配くださった議会局の皆様、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 視察先で、予防できる事故から子供の命と未来を守る講義を受け、子供の事故の大多数は家庭内で発生していることを改めて確認いたしました。今夏の評価の対象になった保育園、こども園、福祉施設、児童館、特養などは、便宜上、致し方なく100点満点から減点方式で評価をされておりますが、そこで働く皆様の日頃の働きと御尽力に改めて感謝申し上げます。

 まず、全体の評価についてお伺いいたします。今回の全体の評価結果を御覧になって、どのような御所感をお持ちでしょうか。

 別紙3の福祉施設における指定管理者の評価表を拝見すると、全ての施設でA以上の評価になっておりますので、全ての施設が高評価であり、指定管理者にふさわしいと思いますが、前年度より合計得点が多くなった施設は、全17施設中9施設にとどまっております。5点満点中4点の評価項目の多くは、前年度と同様にとのコメントがついております。冒頭にも少し申しましたが、全ての施設で精いっぱい御尽力をいただいているということは重々承知しておりますが、一方で、さらに高みを目指せるということも考えられます。この評価方法では、ある一定の基準を満たせば、前年度より高得点を上げなくても高評価が得られるという実態があるのではと思いましたが、いかがでしょうか。

 また、評価項目について、私から1点提案があります。

 評価項目は、サービスの提供、事業運営、利用者の満足度と3つに分かれておりますが、職員の働きやすさを評価する項目がないように感じます。働きやすさを改善することは、直接的には職員が恩恵を受けることになりますが、職員の労働生産性を高めることによって、サービスの向上や人材の確保・定着につながると思います。このことを踏まえまして、全体の評価結果に対する御所感と、評価方法、評価内容について、お考えをお聞かせいただけますでしょうか。

○植木管理課長
 今回の指定管理者の評価というところで、こちらにつきましては、毎年度、指定管理者評価委員会を開催しまして、委員の皆様から御意見をいただき、改善に努めてきているところでございます。全体的な所感としましては、令和4年度のコロナ禍においての運営というところでも、どの施設においても適正という評価をされ、おおむね90点前後といったところでございます。その中で、委員の皆様等からお話が出ましたが、やはり3の利用者の満足度につきましては、アンケートでの利用者の評価、もしくは回収率についても、50%台というところがございますので、そのあたりをどう高めていくかというお話が出ておりまして、我々としましても、そのあたりは高めていく必要があるというふうに考えているところでございます。今後とも、評価につきましては、各施設にフィードバックをしながら、よりよいサービスの提供に努めてまいりたいと考えているところでございます。

 また、評価方法としまして、委員がおっしゃるとおり、一定の水準を保っている場合は昨年度と同様の点数となっているところでございます。今回ではなくて、前回の評価委員会においても、委員のほうから、さらに評価を高めるための取組を行っていただきたいというような御意見をいただいておりまして、その点は課題であるというふうに認識しているところでございます。そのため、数年間変化がない場合は評価を下げるといった方法もあるかとは思いますが、一方、例えば、意識を持って高水準を保っていて、ただ、変化がないから点数を下げて、その施設よりもレベルが低いところと同じ点数になってしまって、それがいいかといった考えもございます。

 いずれにしましても、前例踏襲でただやっているだけではなく、本当に区の施設を運営しているというふうに自覚を持って運営を行っているかどうかということを見極めるために評価していきたいというふうに考えているところでございます。

 また、最後に、職員の働きやすさというところでございますが、現在、有休取得率については、1のサービスの提供の③適正な人員配置について、チェックポイントというふうになっているところではございます。今回の評価は、あくまでも指定管理者としての運営の適正というところを評価するものなので、働きやすさ自体は、どちらかというと企業としての評価というところもございまして、評価項目として適しているのかというところもありますので、先ほど述べました課題も含めまして、評価方法について課題があるというふうに我々も認識しているところでございます。そのあたりは、見直ししていくのか、今のままだけれども、もっと厳しくチェックしていくのか、そういったところも含めまして検討していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○永井委員
 御答弁いただきまして、ありがとうございました。

 評価結果をフィードバックして、よりよい施設運営に反映させていることを確認いたしました。また、評価方法につきましては、様々な視点から、いろいろな御意見があるということも確認いたしました。今後とも引き続き、よりよい施設運営を目指せるように、御支援のほどよろしくお願いいたします。

 次に、評価表の中にある個別の事案についてお伺いいたします。

 前委員からもお話がありましたが、評価表9ページの堀留町保育園の安全対策についてです。私からは1点です。今回、園から提出された再発防止策がきちんと機能されているかどうかの確認については、どのようにお考えでしょうか。お願いいたします。

○古賀子育て支援課長
 今回の対策、予防策の評価という点でございます。

 今回の事例としましては、お散歩のときに、活動後に園に帰る前に人数確認は、その際したんですけれども、そこから移動する間の僅かの間に職員が目を離してしまって、お子さんを一瞬見失ったということで、先ほど申し上げたように大事には至らなかった事例でございます。園のほうでは、それを振り返る点としまして、先ほど申し上げたような、子供がどういった発達段階であって、どういった行動を取るのかということを職員のほうで予測しながら見守り、声かけをするというようなところを職員の中で共有しているというようなところですとか、あとはヒヤリ・ハットですとか、お散歩の安全マップというのもありますので、お散歩場所に向けた道中あるいは行った先での様々な環境に対して、どういった特徴があるのかというところも、記録をどんどんしていくんですけれども、今回、その点については、園のほうからは年1回の見直し、定期的な見直しを基本としていたというところですが、そこについては適宜見直していきますと。追記をしたりする中でバージョンアップをしていくと。その確認は定期的に、3か月に1回、職員会議などで確認していくというような報告を受けてございます。

 指定管理事業者の事業ですので、そういった安全管理、園の運営については、一定程度、園の事業者の裁量に任せている部分がございます。私どもとしては、そういった報告を受けた上で、その結果として事故が起こっていないというところであれば、区としては、その取組の成果が現れているというふうに判断しておりますので、今後としても、そういった園の主体的な取組を尊重しながら、適宜指導、助言はしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○永井委員
 御答弁いただきまして、ありがとうございました。園の主体性に任せているということで、確認をいたしました。今後とも御支援のほどは、よろしくお願いいたします。

 次に、資料3、子ども家庭支援センター「きらら中央」分室の指定管理者候補事業者の決定について、3点お伺いいたします。

 まず1点目、今回選定された事業者は、来年、令和6年7月から任されると思いますが、その間の引継ぎ体制はどのようにされるのでしょうか。

 2点目、今回の運営の変更で一時預かりやあかちゃん天国などで慣れ親しんだ先生やスタッフの方がお辞めになってしまうということでしょうか。

 3点目、また、本年6月の福祉保健委員会内で、運営事業者の変更とともに、要望の多かった3歳児から5歳児のプレイルームの新設、子育て講座の土日開催、受付窓口でのキャッシュレス決済スタートなど、利用者の利便性向上に当たる新サービスの御説明がございましたが、これらは今回決定した事業者の下、遂行されるとの理解でよろしいでしょうか。今後の展開についても教えていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

○左近士子ども家庭支援センター所長
 では、順次お答えさせていただきます。

 まず、令和6年の引継ぎ体制についてでございます。

 まず、選定された事業者については、この後、議決を経て決定という形になる予定でございます。その後、事業運営については、区と事業者とで打合せを重ねさせていただきまして、併せて事業者のほうには、分室の長であったり、保育室の主任であったりというような人事的なところの準備を進めてもらう予定でございます。具体的には、今度施設の長となるような方とかと定期的な話合いも検討しているところでございます。幾つか新規の事業もありますので、年度内にその辺の事業の概略を決めて、4月以降、具体的な実務の引継ぎをしていこうと考えております。今回選定された事業者が、今、業務委託をしている事業者となりましたので、当初予定していたよりは、少し余裕を持って準備を進められるのかなというふうに考えているところでございます。

 2点目の一時預かりとかの先生方に関してですけれども、こちらに関しましても、今の委託業者が選定業者になりましたので、恐らく、一時預かりとか、あかちゃん天国の雰囲気ががらっと変わったりですとか、先生方もそんなにがらっと替わるようなことはないのかなというふうに考えております。もともと、こちらを開設した当初も、10年以上地域の方に愛されて親しまれている施設でしたので、選定事業者が替わることになった際も、これまで培ってきたもの、事業の継承は非常に大事にしていこうというふうに思っていましたので、そのあたりについては安心しているところでございます。

 あと、新しくする幼児室とか、講座の拡充についてですけれども、こちらに関しましても、事業者のほうから提案を受けているところでございます。キャッシュレス決済も提案を受けているところでございます。実際的なところは、やはり今後詰めていくところではございますけれども、実施に向けて前向きに進めていきたいと思っております。

 以上でございます。

○永井委員
 御答弁いただきまして、ありがとうございました。

 現在の運営業者が引き継がれ、今後はさらにサービスが向上されるということを確認いたしました。私も、きらら中央の一時預かり、あかちゃん天国の利用者の一人として、あかちゃん天国の温かい雰囲気が変わってしまうかどうか、慣れ親しんだ先生方がお辞めになってしまうことを心配しておりましたが、そうではないと伺いまして安堵いたしました。

 あかちゃん天国は、単に子供の遊び場としてではなく、見守りをしてくださる先生方と、かしこまった雰囲気ではなく、気軽にちょっとした世間話や育児相談まで幅広く悩みを相談できる場所としても活用されております。また、土日はパパが子供を連れて遊びに来ている姿をよく拝見しております。土日講座の開催に当たっては、パパも気兼ねなく参加できる講座をたくさん用意していただきたいと思います。

 今回の選定結果を拝見し、私が感じたのは、応募事業者の合計点があまり高くないということです。恐らくそれは事業者側の問題ではなく、今回ジャッジしていただいた皆様の目指すところが高く、厳しくジャッジしていただいているからだと推測いたしました。常にさらなる高みを目指して、今後とも御支援のほど、よろしくお願いいたします。

 理事者報告からは以上です。ありがとうございます。

○黒原委員
 参政党の黒原です。よろしくお願いいたします。

 私から、まず資料1から伺いたいと思います。資料1の別紙3の評価のところで2点伺いたいと思っております。

 まず、ページ4になりますが、八丁堀保育園の財務評価のところですけれども、こちらで直近のところで赤字になっているというお話が出ておりまして、単年度のところでは少しどうかなというような御評価をされているということが出ておりました。トータルとしては、短期安全性は高いということで、続けられるという御評価です。

 もちろん、私も単年度だけで見るべきものではないと思っておりますし、内容としても、会計上の方針変更等があるということですので、そのあたりは個別にはいろいろあるかと思いますが、赤字になって、今後、継続的に数年間お任せしていくという中においては、ある程度気にするべきところなのではないかと思っております。このあたり、改善の余地があるというか、長期で見たときに任せ得るという評価をされたということだと思いますので、また、その点を改めて詳しくお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。

○古賀子育て支援課長
 財務評価についてでございます。

 こちらについては、財務の関係につきましては、先ほど委員から御指摘のとおり、単年度だけの評価ではなくて、複数の年度にわたってどういうふうな動きをしているかだとか、事業改善の必要性があれば、そういったものも含めています。今回、評価はこういう形で指摘がございますので、こちらの評価については、経営相談員の専門の方に評価していただいている中身で、客観的な評価がこういった形で出たということを、事業者のほうには今回の結果をお知らせします。事業者の中で実態の経営に対して、どういう改善ができるのかというのは、この後しっかりと、結果をお知らせした後に、その考え方は確認していきたいと思っております。

 現時点で事業者からこういった対応ができるとか、こちらからこういったことができるのではないかというような具体的な話というよりも、事業者として、この評価をどう受け止めて、どういうふうに改善できるか主体的に提案していただいて、それに対して、また協議が必要であれば、区としてもしっかりそれに合わせて何ができるかを考えていきたいと思っております。

 以上でございます。

○黒原委員
 御答弁ありがとうございます。

 先ほどもありましたけれども、全体では事業者全て適正というような御判断をされているという中で、リスクはリスクとして、きちんと確認するということだと私は思っております。今回、結論は、業務を遂行することは可能というふうに判断されておりますので、そのあたりはしっかりと書いていただいたほうがいいのかなというふうに感じましたので、ぜひそのあたりのところもお願いいたします。

 続きまして、項目の中での適正な人員配置について少し触れたいんですけれども、ページ13の京橋こども園、③の適正な人員配置というところで、適正な人員配置を行っており、先ほど話もありましたが、有休取得状況等ができているというような話で、ここに関しては、付与日数を全て消化しているというような話があり、前年度同様4点としたという話がございます。ちょっと戻りまして、ページ5で、同じ③ですけれども、文章はほぼ同じで、違いがあるとすれば、真ん中のところ、年休の付与日数に対して8割の消化をしているというところで、評価としては5点ということになっております。

 これだけを言うと、私はただのあら探しみたいになってしまうんですけれども、こうしたところを見たときに、この報告書に関して言うと、この時点で定性評価のところしか私には見えておりませんので、途中でどういう評価があったか分かりませんが、ここだけを見ると、率直に言いまして、やり方が形骸化しているのかなと。先ほどもお話がありましたように、あまり重点項目でないのかもというようなところもありましたので、そういった面において、このあたりがこういう書き方になっているのは少しいかがなものだろうかと思いましたが、その点についてお聞かせいただきたいと思っております。

 このままですと、ただのあら探しですので、その点において、どういった項目で、項目のさらに細目になると思うんですけれども、どういう評価をするのかというところです。例えば、マル・バツであったり、定量評価ができるか分かりませんが、先ほど評価方法を見直すといったような話もございました。違う観点ではありますが、そういう点も含めて明確に表現したほうが、後で評価する側も確認しやすいのではないかというふうに思っておりますが、そのあたりについて、お考えをお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。

○古賀子育て支援課長
 保育園の適正な人員配置ということで、年休の取得率のところです。

 こちらは、園のほうで職員の年休の取得率を毎年度確認してございます。京橋こども園については、当該年度につきましては、実績として100%というところだったんですけれども、昨年は6割というところでして、単年度だけいいというところではなくて、この評価に当たっては、やはり2年連続、継続性を持って、きちんと年休の取得ができていて、職員が働きやすい、あるいは休みやすい体制が取れているということが確認できたときに評価を上げたりということをしてございます。今回の評価、100%だけ見ると、ほかの書き方と比べて、もっといいのではないかというふうに見えるところもあるかもしれませんけれども、評価の点数のつけ方としては、そういった形になっているところでございます。

 以上でございます。

○植木管理課長
 こちらの評価の記載方法というか、評価の仕方につきましては、それぞれの所管がございまして、それぞれ担当によってちょっと異なっているというところも、課題の一つというふうに認識しているところでございます。

 大本の評価シート自体は、それぞれの、例えば適正な人員配置の中で、まず(1)として、協定書や基準等で定めている職員体制を実際に取っているかというので1点から5点、ローテーション勤務等で職員の過度な労働を防いでいるか、あと有休の取得率が適正か、欠員が生じたときに早期配置に努めているかといったところを例として点数分けして、それを平均点で出したりとかしているんですが、所管によっては、そのときの点数で点数をつけるというところもありますし、今、子育て支援課が言ったように、たまたまその1年かもしれないので、数年続いてから点数を上げるとか、そういったことをしているところとか、若干違っているところもございます。結構長年こちらの、途中で一旦見直し等は行ってはいるんですが、そういうところも含めまして、新たに見直し等を含めて考えていきたいと思います。

 以上でございます。

○黒原委員
 御答弁ありがとうございます。

 ですので、まさに見せ方だと思っています。この評点そのものがどうこうという話ではなくて、より分かりやすくといったときに、どうしても定性評価ですと、途中で何があったのかというのは全く分からないというところもありますので、そのあたりがもう少し明確になるとよいのではないかというふうに思っております。

 1点、すみません。時間がないので質問はできないんですが、一言申し上げさせていただきます。

 健康・食育プランについて、参政党は食と健康というところを政策として掲げておりまして、ぜひこういった取組を進めていただきたいと思っております。その中で伝統の食文化であったり、東京都産食材を生かした地産地消給食といったような話が資料のプランの36、37ページ辺りで書いていただいておりますけれども、ぜひそういった施策を、すみません。もし確認不足だったら恐縮ですが、今の仕組みについては、ホームページに上がっているのは拝見しております。こうしたことは、刷り込みというと言い方がちょっとあれですけれども、日々発信していくということで皆様に浸透していくということもあるかと思いますので、例えばレシピ等、季節のものとか、東京の特徴というようなものもあれば、そちらを日々、SNS等に載せていくということも施策としてはあると思います。デジタルの活用ということもおっしゃっておりましたので、ぜひそういった面も御検討いただきたいと思っております。

 以上で質問を終わります。

○堀田委員長
 委員会の途中ではございますが、ここで休憩を入れさせていただきます。再開は午後3時5分ということでお願いいたします。

 では、一旦休憩に入ります。

(午後2時53分 休憩)


(午後3時5分 再開)

○堀田委員長
 では、委員会を再開いたします。

 次に、議題、福祉及び保健の調査についての質疑に移ります。

 質問のある方はどうぞ。

○ほづみ委員
 引き続き、よろしくお願いいたします。私からは、学童クラブについて2点質問がございます。

 今年6月の委員会資料で、プレディプラスについて、児童館を中心に地域一体で運営するイメージがありました。4月以降、既存の学童クラブ、新設の小学校における学童クラブで、それぞれの運営について指定管理事業者が、近隣のエリアについて指定管理児童館業務と同様の事業を行うとあります。

 この解釈として、エリアの中での運営はもちろんのこと、保護者の関わる保険の手続とか、おやつや長期休暇中の弁当とか、イベントの関わりとか、そういったところについて、小学校や児童館といった場所の違い、あとは直営か指定管理かといった運営の違いにかかわらず、同様の対応が行われるという理解でよろしいでしょうか。

 また、その内容について、今後の利用募集が12月手前ぐらいからあるかと思うんですけれども、そちらで情報提供が行われるものでしょうか。以上の点は、それらの運営の在り方を見た上で、保護者の方々が今後どの学童クラブを申し込むかどうかについて非常に重要なポイントであろうからというところでございます。よろしくお願いします。

○黒田放課後対策担当課長
 私からは、プレディプラスの運営についての部分でございます。

 委員御指摘のとおり、6月の本委員会におきまして、プレディプラスの実施について方向性を示させていただいた中で、児童館を中心に地域一体で運営するということでイメージを載せさせていただきました。このイメージの部分に関しましては、今回、地域を分けて、児童館を管理している指定管理事業者に業務委託によって、学校内学童、それから校内のプレディやプレディプラス、併せてプレディプラスですけれども、そちらの部分を一体的に運営してもらうということに関しましては、当然、児童館の培ったノウハウ、それから地域との関係がプレディプラスでも生かせる。それから、一体的に運営することで、事業者の職員配置等も含めて、効率的に行えるといったところから、児童館の指定管理事業者に業務委託を行うということでイメージを出させていただいたものでございます。

 もともと地域というか、エリアでは、区が直接運営を行っている直営の基幹館と言われるものと、指定管理を行っている指定館と言われるものにつきましては、地域ごとに基幹館を設置しまして、その中での連携、また基幹館同士、指定館同士はこれまでも連携をしていたところでございます。そこに併せてプレディプラスも含めて連携をしていくということで、6月には御説明を差し上げたところでございます。

 御質問の保護者の部分、おやつですとか、長期休暇のお弁当、イベントにつきましては、基本的には同様のものを行っていきますけれども、どうしても小学校、児童館、施設が違いますので、小学校特有の施設の制限ですとか、そういった部分に関しては、若干ルールが変わる可能性はありますけれども、基本的には同じような運営を行っていくというふうに考えております。

 また、利用募集時の情報提供、あくまでも学童クラブの募集時の情報提供につきましては、例えば保険料が必要になりますよですとか、おやつ代が必要になりますよですとか、募集時にあらかじめお知らせしておくものについて掲載をする予定でございます。長期休暇のお弁当とか、イベントへの関与につきましては、その都度、説明会なり、保護者会なりでこれまでも御説明を差し上げているところでございます。特に、イベントへの関与につきましては、イベントへの関与の協力のお願いということだと思うんですけれども、これはふだんお子さんが通われている、利用されている児童館の事業、例えば児童館まつりですとか、そういったところで、お子さんが主催者といいますか、運営側として実施しているところもあります。そういったところに保護者の方が一緒に御参加いただくことで、通常なかなか見られない児童館での子供の生活状況ですとか、そういったところを通じた親子のコミュニケーションの醸成ですとか、そういったところも有効的ということで、児童館のほうはこれまでイベントへの関与の協力をお願いしてきたところでございます。

 いずれにしましても、募集時に必要な情報につきましては、分かりやすい募集案内の作成の最終的な調整を行っているところでございますので、よろしくお願いします。

 以上です。

○ほづみ委員
 答弁ありがとうございます。基本的に同じということと、あとは募集時に分かりやすくその辺を伝えていただくということで理解しました。

 すみません。もう一点お願いします。民設学童クラブについてです。

 今年度開設したベネッセ月島、来年度開設予定のベネッセ晴海は、既に11月1日から18日までということで募集が開始されております。過去の説明では、今回の募集から公設の学童クラブとの併願も可能ということで伺っておりますが、現状でいうと、まず民設のそれぞれの募集があって、その後に公設の学童の募集があるというようなことになっているようです。こちらについては、来年度、公設の学童を希望される方がおられる一方で、民設学童にしか入れないという方もいるかと思っております。その場合に、こういった流れ、なぜこのような、まず民設があって、その後に公設になっているのか、このような流れについて、どのような考え方でこのようになったのかについてお伺いできればと思います。

○黒田放課後対策担当課長
 民間学童クラブの募集時期についてでございます。

 令和6年4月入会の募集に関しましては、昨年度の募集で、区立と同時期で単願制ということで実施したところの課題も含めまして、募集時期につきましては、これまで事業者と協議をさせていただきながら、11月からの募集開始ということで決めさせていただいたところでございます。募集の期間につきましては、事業者のほうで決定をしているところでございます。

 今回、募集時期をずらし、なおかつ併願も可としたところですけれども、併願が可能ですので、例えば民設の学童クラブも選択肢の一つということであれば、申し込んでいただいて、その決定を踏まえて区立の申込みをしていただく。その際、ベネッセ月島、晴海のほうにお申し込みいただいた部分につきましては、申請書以外の提出書類につきましては併用可能となっておりますので、そういったところのメリットもあるということでございます。

 以上でございます。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。事業者で決定したというところと、併願可能というところで理解いたしました。

 申込み方が分かれているというところもありますので、その辺は分かりやすく保護者の方に伝えていただけたらと思います。

 以上です。

○永井委員
 私は、議題から、11月の補正予算で倍増を計画されているベビーシッターによる一時預かり利用支援事業についてお伺いさせていただきます。

 先日、決算特別委員会のときにいただきましたベビーシッター利用実績によると、事業開始の令和3年は利用者数が1,528人、利用時間が1万2,872時間に比べまして、令和4年に関しましては、利用者数が4,135人、利用時間が4万7,265時間と約4倍になっております。令和5年の最新のデータがお手元にございましたら、数字を教えていただきたいと思います。

 また、利用対象について1つ確認させてください。日中と夜間の気温差が激しく、体調が崩れやすい季節がやってまいります。病児・病後児保育のニーズがより高まってくると考えております。対象の預かり先事業者である東京都の本事業認定業者の一覧を拝見すると、病児・病後児保育に対応している業者も一部ありました。病児・病後児保育に対しても利用の対象となるのでしょうか。

 まず、この2点についてお伺いできますでしょうか。

○左近士子ども家庭支援センター所長
 まず、最新の実績についてお知らせいたします。

 ベビーシッター事業に関しましては、四半期ごとに申請を受け付けております。現段階で第1四半期、7月21日締切りの分の集計が終わっていますので、そちらの数値を最新の数値ということでお知らせいたします。延べ人数になりますけれども、971人、時間のほうは8,774時間になっております。人数につきましては、年度内であれば、四半期を過ぎてしまった受付もしますので、こちらの数値はまた少し変わることはあるんですけれども、現段階ではこのような数値になっています。この数値を昨年度と比べますと、2倍弱になっているところでございます。この数値を基に、補正予算を考えたところであります。

 そして、病児保育の利用に関してですけれども、こちらに関しましては、東京都が認定しているベビーシッター会社をお使いになっていただければ、お子さんが病児であっても助成の対象となりますので、お使いいただければと思います。

 以上でございます。

○永井委員
 御答弁いただきまして、ありがとうございます。

 昨年度と比べて、7月現在で約2倍弱になっていること、さらには受入れ施設が対応可能であればという条件になりますけれども、病児・病後児保育についても利用の対象となるということを確認いたしました。

 続きまして、インフルエンザなどの感染症の流行で学校閉鎖や学級閉鎖になった場合、かつ自分は感染者でない場合、この場合は親が仕事を休むことが多いと思いますが、なかなか都合がつかないという方もいらっしゃると思います。例えば、インフルエンザ流行期間に限定して、病児・病後児保育のような、小学校3年生までに対象を広げるなど、本事業は東京都の事業ということは認識しておりますが、本区独自で今後の展開、今後の利用者の拡大についてどのようにお考えでしょうか。

 児童館、学童クラブの登録者であれば、学級閉鎖、学校閉鎖になった場合、かつ自分は感染者でない場合は、事前に連絡して承認を受けた場合のみ預かるというか、対象になるということは聞いておりますが、それ以外の子供が行き場をなくしてしまう可能性も考えます。いかがでしょうか。お聞かせいただけますでしょうか。

○堀田委員長
 では、福祉保健部としてお答えできる範囲でお願いいたします。

○左近士子ども家庭支援センター所長
 今の御質問は、ベビーシッター支援事業についてというところでお答えさせていただきます。

 こちらの事業に関しましては、再三委員会でもお伝えしているところですけれども、施設型の一時預かり保育を、コロナ禍とかでなかなか使いづらいという方を補完するような意味合いで開始した事業でございますので、この事業に関しまして小学校3年生までですとか、あとインフルエンザとか、その辺の要件をつけてでも、対象の拡充をする予定は、今のところございません。

 ベビーシッターに関しましては、以上でございます。

○永井委員
 御答弁いただきまして、ありがとうございました。

 ここで、1つ御報告がございます。以前、この委員会内で私は病児・病後児保育に係る対象小児科、小児クリニックのオンライン受付に関して、クリニック側から利用者へのオンライン受付対応可能であることの周知徹底をお願いしておりました。先日の決算特別委員会中に、私ごとでございますが、病児保育を利用する機会があり、同クリニックに電話をしたところ、オンライン受付について丁重に御説明、御案内を受けました。皆様の日頃の御尽力、御指導のおかげだと思いました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

 以上で終わります。ありがとうございます。

○堀田委員長
 では、副委員長は委員席へお移りください。

○竹内委員
 それでは、私から、議題で質問させていただきます。

 先月、レインボーハウス明石なないろ祭ですとか、健康福祉まつりが開催されました。今回の開催について、昨年と比べて、全体的な部分で御所感をいただけたらと思います。お願いします。

○大久保福祉保健部長
 この秋、健康福祉まつりやレインボーハウスにおけるなないろ祭を盛大に行うことができました。今回、特に天気にも恵まれまして、多くの方に参加をいただきました。障害者施設もそうですし、健康福祉まつりといった事業も、やはり人と人が顔を合わせることで、お互いに、こういった方がこういった活動をしているんだなと改めて認識して、そして、その施設での活動も見える化されるということで、区の事業だけではなくて、地域の方々の活動がより広い方の目に留まったのかなと思っております。こうした取組が日頃の人と人とのつながりの一助になるかと思いますので、今後もそういった観点で、さらなる取組の強化を図ってまいりたいと思っております。

 以上でございます。

○竹内委員
 ありがとうございます。

 本当に大勢の方がいらっしゃっていて、コロナ前と違って飲食のブースもあり、ステージも盛大に行われたという印象がございます。施設、参加者が大変多く、あと児童館との共同事業の運営もなされていたかと思いますが、今年の工夫、来場者に対する工夫など、そういう点ではあったのかなと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。

○木曽福祉センター所長
 4年ぶりに開催されたふれあい食堂、これが、やはり一番インパクトがあったのかなというふうに感じております。私は昨年も関わったんですけれども、来場者もそうですけれども、実際にブースを開いている皆様、地域の方々、ボランティア団体の方々は、昨年もコロナ禍で少し縮小していた部分を通年に戻すという形でやってきたんですが、今年度はさらに完全に元の状態に戻したいという意気込みを感じました。皆様方が生き生きと、事業、ブースのほうを重視されていたという印象を持っております。それから、さらに、会場となるあかつき公園のほうも全面を広く使って開催しましたので、皆様も伸び伸びと楽しそうに満喫していたのかなというふうに感じております。

 以上でございます。

○大久保福祉保健部長
 今、工夫した点とか、よりよくなった点、にぎわいが増えた点について説明させていただきましたけれども、4年ぶりということもありまして、細かいところでは、やはり様々な課題があったと思います。これまでボランティアの方と主催者側との意見交換、いわゆる情報共有の場での行き違いも、多少ですけれども、ございました。改めて、今後、こういった取組の反省も含めまして、来年度以降どういったところが改善できるかというところも、さらに工夫する意味でも必要かなと思っておりますので、そういったことを関係者を含めて協議していきたいと考えております。

 以上でございます。

○竹内委員
 ありがとうございます。

 所管は違いますけれども、大江戸まつりなども含めて、数年ぶりに開催が非常に多い、コロナ明けというような状況かと思います。私も健康福祉まつりに参加させていただいて、いろいろなブースを拝見させていただきました。コロナの期間、そして制限が解除されてからの、気持ちの緩みではないですけれども、コロナ禍ではやはり感染症対策を本当に万全にしていただいていた。そういう中で、保健所のブースでは、感染症対策として、依然として、手洗い、うがい、あと消毒、アルコールだけでは消毒できない、やはりきちんと石けんで手を洗うことも大切であるという普及啓発もなさっていたところは、本当に大切な視点だと感じております。

 そこの部分から、もう一点、最近、ニュースでも話題になっておりますインフルエンザが大変増えているように思います。所管は違いますけれども、学校でも学級閉鎖があるというような状況の中、今後の区内の施設において、インフルエンザだけではありませんけれども、感染症対策について今年度の御見解、方向性等がもしございましたら、お願いいたします。

○武田健康推進課長
 今、御指摘いただきましたインフルエンザですとか、感染症に係る部分でございます。

 コロナ禍においては、確かに、全般的に感染症に対する意識は高かったかなというふうに思うんですけれども、ちょっと時間もたちましたので、例えば感染症対策について見直すということで、健康推進課のほうで、幼稚園ですとか、保育園ですとか、小学校の先生方向けの胃腸炎の講習会を今年度、10月から実施しております。吐物をどうやって処理するかですとか、実際に広いスペースを取って、そこに集まっていただいて、どうやってやるかとか、そういう実技も含めた研修を行っております。冬場は特に胃腸炎が、特に集団において問題になり得るので、研修をやっているんですけれども、それプラス、その研修の中で、インフルエンザですとか、コロナについても、感染症の注意喚起を図るとともに、ほかにも感染が複数名、集団発生のときには届出をしていただくですとか、そういったことの周知も併せて行っておるところでございます。

 以上です。

○竹内委員
 ありがとうございます。

 やはり区内のイベント、あと保育園から高齢者施設に至るまで、感染症というもの、大きなコロナを乗り越えた後だからこそ整えられている対策も多くあるかと思いますので、引き続き区民の福祉、安全な生活のためにお取組をしていただけたらと思います。

 私からは以上でございます。ありがとうございました。

○堀田委員長
 では、副委員長席にお戻りください。

 議題、福祉及び保健の調査について、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○堀田委員長
 ありがとうございます。

 第四回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○堀田委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 では、以上をもちまして福祉保健委員会を閉会いたします。

 お疲れさまでございました。ありがとうございました。

(午後3時28分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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