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令和5年 環境建設委員会(6月9日)

1.開会日時

令和5年6月9日(金)

午後1時30分 開会

午後4時4分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(7人)

副委員長 木村 克一

委員 かみや 俊宏

委員 小坂 和輝

委員 白須 夏

委員 アルールうた子

委員 川畑 善智

議長 瓜生 正高

4.欠席者

(1人)

委員長 太田 太

5.出席説明員

(17人)

山本区長

吉田副区長

三留環境土木部長

池田管理調整課長

落合交通課長

西留副参事(交通安全対策・特命担当)

武藤環境課長

白石水とみどりの課長

金広道路課長

染谷中央清掃事務所長

早川都市整備部長

川島都市計画課長

栗村地域整備課長

福島まちづくり事業担当課長

菊池住宅課長

芳賀建築課長

水野基盤事業調整課長

6.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

鳴子書記

桝谷書記

7.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○木村副委員長
 ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日、太田委員長は欠席いたしますので、御了承願うとともに、副委員長の私が委員長の職務を行います。

 (挨拶)

 続きまして、議長から挨拶を願います。

○瓜生議長
 (挨拶)

○木村副委員長
 続きまして、区長より挨拶を願います。

○山本区長
 (挨拶)

○木村副委員長
 続きまして、理事者紹介を願います。

○吉田副区長
 (理事者紹介)

○木村副委員長
 それでは、常時出席以外の理事者の方は退出を願います。

 なお、理事者報告の関係で住宅課長及び建築課長が出席しますので、御了承願います。

 それでは、理事者報告を願います。

○三留環境土木部長

 1 勝どき東地区第一種市街地再開発事業で整備される公共施設について(資料1)

 2 晴海地区における交通に関する要望書の提出について(資料2)

 3 令和4年度河川水質調査結果について(資料3)

 4 令和4年度ダイオキシン類調査結果について(資料4)

 5 令和4年度自動車公害調査結果について(資料5)

 6 令和4年度大気汚染常時測定結果について(資料6)

 7 中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果について(資料7)

○早川都市整備部長

 8 KK線に係る都市計画について(資料8)

 9 令和5年度市街地再開発事業等の取組について(資料9)

 10 まちづくり協議会の報告について(資料10)

 11 中央区マンション管理適正化推進計画の策定等について(資料11)

 12 建物(区営住宅)明渡し等請求に係る訴えの提起について(資料12)

 13 区立住宅の入居募集について(資料13)

 14 地区計画の区域内における制限に関する事項の追加について(資料14)

 15 区内における都市基盤整備及び都市活性プロジェクトの動向について(資料15)

 以上15件報告

○木村副委員長
 発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて、各会派に割り振られる持ち時間といたします。なお、一人会派の持ち時間につきましては、10分となりますので、よろしくお願い申し上げます。ただいまの時刻は午後2時19分でございます。自由民主党さん80分、かがやき中央さん40分、士魂の会さん10分、都民ファーストさん10分、れいわさん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○かみや委員
 それでは、質問させていただきます。

 今回、報告事項3から7で各種環境面での調査結果、測定結果をお示しいただいております。水質、ダイオキシン、自動車公害、大気汚染、中央清掃工場の操業、排ガスの状況等、これらの区内の具体的な数値、状況などお示しいただいております。

 2つ伺いたいと思っております。

 1つ目は資料5ですけれども、自動車の公害調査の結果です。御説明の中で、資料6で1項目、基準を満たしていないものが続いている。それ以外のところを拝見すると、基本的には改善しながら継続的に調査をしてきていただいている。こういう状況なのかなと思うんですが、資料5のほうで、自動車の公害の調査結果について、特徴ですとか、感じていらっしゃることがあれば、お聞かせ願えればと思います。

 2つ目は、資料3から7で様々な各種の数値をお示しいただいているんですけれども、これがこうで、そこはこうでということではなくて、全体の数値を捉えられたときに、どんなふうに区としてお感じでいらっしゃるのか、御所感があればお聞かせ願えればと思います。よろしくお願いします。

○武藤環境課長
 まず、自動車公害の件についてでございます。

 自動車排出ガスにつきましては、低公害車が普及している上に、現在は動力源が化石燃料のガソリンから電気、水素などの非化石燃料のほうにシフトしているという状況も踏まえますと、現在も全調査地点で環境基準を達成している状況ではございますが、今後も数値のほうはさらに下がっていくのかなというふうに考えているところでございます。

 騒音、振動につきましては、自動車交通量が多いという地域特性もございますので、今後も状況は大きく変わりにくいのではないかというところはありますけれども、全調査地点で要請限度は満たしているところでございます。もう一つ、沿道の住戸における自動車騒音につきましては、一部満たしていないところもございますけれども、そういった状況も踏まえまして、今後も状況を注視していければというふうに考えているところでございます。

 全体としましては、基本的には法定事務ということで、常時監視については東京都の事務というところでございます。一部、区内の状況を把握するために、区で独自で調査をしている部分もございますけれども、全体的に公害調査につきましては、ほぼ基準を満たしているという状況もございますので、今後、どのように東京都の調査と調整していくかというところは考えていければというふうに思っているところでございます。

 以上でございます。

○かみや委員
 それぞれに御答弁ありがとうございます。

 まず、自動車の調査結果について概要、それぞれ特徴をお示しいただきまして、ありがとうございます。

 あと、全体のところも、基本的には法定事務であって、中央区独自の取組として一部調査をしているんだと、こんなところで御答弁いただいたところであります。この結果、当たり前ですけれども、環境行動計画2023でも概要をお示しいただいたり、調査とは直接関係ありませんけれども、様々な環境面での施策を宣言されたり、こういうことをやったりとか、様々な取組をやっていらっしゃるというふうに思います。法定事務だというお話もあったんですけれども、基礎調査の継続性、統一性もすごく大事だと思いますし、調査に基づいていろいろな施策をやっていかれるのかなと思っておりますので、そういう意味で、この調査をどんなふうに生かすのか。注視していくとか、いろいろ今、一部御答弁いただきましたけれども、この調査の大切さというんですか、どんなふうに生かしていくのか、こんなところを少し、御所管でお考えがあればお聞かせ願えればと思います。

○武藤環境課長
 公害調査結果の活用という部分ですけれども、今御指摘いただいたとおり、施策の基本データになるものでございます。今、公害というよりも、どちらかというと脱炭素というほうが中心になっていますけれども、その辺の兼ね合いも含めて、今後もデータのほうは活用していければというふうに考えております。

 ただ、一部、東京都とかぶっている部分もございますので、その辺も整理しながら、限られた資源、お金も含めての資源は限られている部分もありますので、強弱をつけて取組を進めていければというふうに考えております。

 以上でございます。

○かみや委員
 御答弁ありがとうございます。おっしゃるとおりで、基礎調査は大事だけれども、予算の限りもあるので、整理しながら強弱をつけながらと。また、最初の御答弁のとき、全地点で満たしているという御答弁もあったかなと思います。

 要望ですけれども、自動車の公害調査結果を拝見しますと、法定事務ということで、地点は、ある程度縛りもあるのかなと思うんですが、区で一部独自でやられているところもある。そうすると、私は地域で歩いている時間が多いので、どうしても隅田川沿いになりますが、多くいることもあります。地域の方々から伺いますと、これで見ていると、ちょうどその地点があまり入っていないところもありまして、具体的に言うと、隅田川沿いになるんですけれども、両国橋から隅田川大橋、よく申し上げる地点なんですけれども、正確に言うと豊海橋もかなと思っているんですが、新大橋、清洲橋、特に隅田川大橋の付近は、歩いていると気になるというか、ほかのところの空気はどうだろうと感じるところもあります。とはいっても、強弱があったり、限られた予算の中というところがあると思います。様々な施策を行っていく上で、継続性というのがあるので、なかなかすぐは難しいと思いますし、現状も十分承知はしておりますけれども、単年度あるいは経年も含めて、状況の把握の要否についても御検討いただければということを要望して質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○小坂委員
 よろしくお願い申し上げます。人が健康になるためには、まずはまちづくりというふうに私も考えており、この委員会に属すことができ、大変うれしく思っているところであります。人が健康になるまちづくりの視点から、ウォーカブルということも大事だと思っておりますが、そのあたりの視点から、今後、委員として臨んでまいる所存です。よろしくお願いします。

 まず、報告1ですけれども、勝どき東地区第一種市街地再開発事業は、公園整備も広くできて、大変よい計画だと私も感じるところでありますが、少々質問させてください。

 まず、中月第888号線は、もしかしてあまり自動車が通るには不要なのではないかというふうにも感じるところです。ここを自動車を通らせてしまうと、抜け道に使われてしまって、自動車が高速で走ってしまい、それで交通事故とかが起こってしまうのではないか。マンションから土手沿いの公園に行くに当たって、子供たちが大変危険になるのではないかというふうにも感じるところです。この区道に関しては、自動車は立入禁止にして、自転車道と歩道というふうな感じにすべきではないかというふうに、この図を見て感じるんですけれども、それに対してのお考えをひとつお願いします。これが1点目。

 2点目は、人道橋です。幅5メートルの人道橋で、区民の皆様からは大変デザインがよい人道橋というふうなことで話題になっておりますが、自転車をどのようにここで扱うかというところを区民の方が心配されております。念のために聞きますが、自転車は降りて通行するような形にするというような考えでよいのかどうか、これが2点目。

 3点目は、防災船着場ができます。恐らくここは屋形船の発着場にもなるんだと思いますけれども、何せトイレがこの近くにないというふうなことも考えられますので、この辺りにお手洗いを造る必要性はないのかどうか。これが3点目。

 4点目は、この辺り一帯が禁煙場所になるとは思うんだけれども、一方で、喫煙される方々はどのようにするのかというふうな考え方があれば、そのあたりを教えてください。

 以上4点。

○金広道路課長
 まず、私のほうからは、中月第888号線道路についてのお話と、それから人道橋の自転車の取扱いについて説明させていただきます。

 まず、新設される888号線は自動車を通さないでという委員からの御要望といいますか、お話がございました。ここを全体として、当然、自動車を通さないという考えも1つ、委員のように自転車専用にしたほうがいいというお考えもあるかとは思いますが、我々としましては、緊急車両ですとか、あるいはこの建物の駐車場の出入口を含めて、この辺りの自動車環境というところはしっかりと考えた上で、この線形にさせていただいております。そして、当然ではございますが、道路管理者として、安全というところについては、今、歩行者、自転車、それから自動車というところで、やはり事故も起こっておりますので、そのあたりはしっかりと、安全対策を含めて取り組んでいきたいというふうに考えております。

 また、人道橋についてですが、こちらについては、委員御紹介のとおり、自転車は降りて通っていただく分には大丈夫というところで整理をしております。

 私からは以上でございます。

○落合交通課長
 私からは、防災船着場についてでございます。

 船着場につきましては、5月15日に、今までの黎明橋公園から、新しく勝どき東再開発側に移転し、運用を開始しているところでございます。トイレにつきましては、今までは黎明橋公園の中に公衆トイレがございました。しかしながら、勝どき東側においては、現在、近くにはない状況です。利用者の方々の利用者協議会というのがございまして、その中で、船でトイレを使っていただくと。屋形船等を利用されますので、そういったところでしっかりと利用していただくよう周知徹底を行っているところでございます。

 なお、B敷地に今後、待合所等が設置されるよう、今、調整を行っております。そうした中で、しっかり整理をしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○白石水とみどりの課長
 私からは、今の船着場のトイレの補足と喫煙に関してでございます。

 公園という観点から申し上げますと、資料にもございますとおり、勝どき四丁目の公衆便所に関しましては、新たに仕様をアップして整備いたします。現状ありました児童遊園内の公衆便所は仮設のようなもの、1つだけ和式トイレがあるものだったんですけれども、今回、こちらに防災船着場もできるということで、利用者、また、公園も広がるということもございますので、勝どき四丁目の公衆便所ということで新設させていただきます。こちらは、バリアフリー機能ですとか、災害時対応を備えた公衆トイレになっていますので、防災船着場の利用者に関しましては、こちらの公衆便所、それから、もともとある黎明橋公園の公衆便所、両方とも御利用いただければというふうに考えております。

 次に、喫煙に関する考え方です。こちらに関しましては、公園内は喫煙禁止になりますので、保健所のほうで整備した指定喫煙所、そういった形のものを御利用いただくことになるのかなというふうに考えております。

 以上です。

○小坂委員
 それぞれにありがとうございます。

 区道のところに関しては、マンションの自動車が通行するためにというところはどうなのか分かりませんけれども、いずれにしろ、このような直線の道路は抜け道として大変使いやすいと考えられるので、逆に事故が起こりやすくなるのではないかというところもあります。そのあたりは交通事故が起こらないようにということをやることや、また、逆に子供の自転車の練習場もないという考え方からすると、日曜日には子供の遊び場にするような考え方なども総合的に考えていただければと思います。これは要望です。

 また、喫煙に関しては、そのように対処するというところも分かりました。工事中の今でも、仕事をされている方々が結構たばこを吸われているので、そのあたりも併せて見ていただければと思います。これは付加的な要望です。

 では、次に進めさせていただきます。前委員も取り上げられましたが、資料3、4、5、6、7の環境の調査に関して質問させていただきます。

 大切な定期的な調査ということで、毎年この時期に報告されますが、そんなに悪い値はなく、安心して見ているものの、1つ、光化学スモッグの部分は常時異常値が出ているというところもありますので、やはり中央区の大気の部分は課題があるかなというふうにも感じるところであります。自動車の排ガスの課題を含め、取組のほうをよろしくお願いします。

 質問に移りますけれども、まず、いつも申し上げているところではありますが、調査会社名が載っておりません。これは大変大事なものであり、ちゃんと記載していただきたい。調査会社が変わっただけでデータががくんと変わったりもするので、その点からも調査会社というのは大事です。調査会社名をきちんと我々に報告していただきたいと考えますけれども、いかがでしょうか。

 2点目は、自動車の沿道の調査がございましたけれども、沿道の住戸における自動車騒音の環境基準達成状況調査を見ますと、これは中央区を縦に切る、言ってみると縦に切る中央通り、昭和通り、そして新大橋通りというような道路で調査しております。できれば、横に切る道路も調査してはいかがかと考えるんです。環状2号線、晴海通り、人形町通り、それら横に切る道路の騒音というのも、どちらかというと、横に切ったほうが住戸、住民が住むというところでは、そちらのほうが住民が多いわけであって、自動車騒音で結構被害が起きるのはそちら側だと思われます。商店のある、商業のある場所だけではなくて、住民が住む側も騒音調査していただきたいと考えますけれども、このあたりの調査の拡大について教えてください。

 3点目は、これも毎回指摘させていただいているところで、恐縮ではございますけれども、中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果について、資料7ですが、大事な、排ガスといえば、やはりCO2だと思われます。そのCO2は、やはり調査として入れるべきではないかと思われます。今回、そちらから出していただいております中央区環境行動計画の別冊─ゼロカーボン ALL CHUO─でも、この排ガス部門、CO2を出すのに2.8%寄与しているわけですよ。清掃工場からのガスが2.8%寄与していると。2013年には5万トンCO2だったものが、2019年には5万6,000トンCO2というふうに、これだけが増加しているわけです。そこからすると、このように清掃工場から出る排気ガス、CO2もきちんとモニターすべきと思われます。再度聞きますけれども、この排ガスの中にCO2も入れるべきではないでしょうかということで、以上、お願いします。

○吉田副区長
 清掃工場の排ガスについては、これは何度もお答えしていますけれども、今、私どもがCO2を測定しているのは、どういうふうに測定しているかというと、基本的には、使われているエネルギーとか何かというもの、例えばこの地域ならこの地域の中で今使われている電気、ガス、そういった基本的な提供されているエネルギーがどのぐらいあって、それらを使っていくと、どれぐらいのCO2を排出することになるかという形で量を測定しているわけです。気体の中にCO2がどのぐらいあるかというようなものについては、実態的には、気象関係やら何やらを含めて特定して、ある程度正確な数値を取ることはできません。私どもが例えば中央区役所でCO2がこれだけ使われていますよと言うときは、私どもで使っている電力量と、それからガス量、現実の問題として、今度は紙などの使用量、そういったものを全部積み上げまして、CO2というのを測っているわけです。ある意味で、そういうふうなエネルギー換算をしないCO2の話をしたら、基本的には私どもの区は、もしかしたらあまりCO2はないよという話になるかもしれません。

 私は本当にその点は何度も申し上げていますけれども、清掃事業に関して言うならば、清掃というのは収集、運搬、焼却処理という全部の過程があるわけです。申し上げますけれども、清掃工場の廃棄物はとセンセーショナルにおっしゃる分には大変よろしいのかもしれませんが、申し訳ありませんが、一番CO2を出しているのはきっと収集、運搬でございます。清掃車がぐるぐる地域を回って集めて、工場に持ってくる。そういう過程で使っていくガソリンや何やらというものを含めて、一番CO2を排出しているのは収集、運搬の過程でございます。そういったものを含めて、それでは清掃事業は現行の形でいいのかという部分での問いかけがあるかもしれません。ただ、その部分を含めて、今の形がまちをクリーンに保っていく上では、私どもは最適だと思っている。その収集、運搬のありようについて、少しずつこういうところは改善してほしい、ああいうことは改善してほしいというのはあると思います。その部分については、いろいろ御意見、御要望をお聞きしながら調整もしていかなければならないと思っています。

 私どものまちの清潔を保つ上で、一番重要なものは清掃事業です。その清掃事業について、CO2排出とかと言ってセンセーショナルに話をしていただきますけれども、そういう部分については、気体を測定したから出るものではないんだ、全体事業としていろいろ考えていかなければならないんだということを何度も何度も申し上げている。センセーショナリズムではなくて、真面目に事業というものを捉えて考えていかなければならないということを私は強調しておきたいと思います。

○武藤環境課長
 まず、今回行っている調査の調査会社についてでございますけれども、基本的には、調査の手法としては、国が出しているマニュアル等に従ってやっているところでございますので、調査会社が変わっても特に変化はないというふうに考えております。今回、あくまでも調査の結果の御報告ということで、特に調査会社のほうは載せていないところでございます。

 もう一つ、自動車沿道の調査につきましても、こちらも国のマニュアル等に従って調査をしているところでございますので、先ほど地点等の御指摘がございましたけれども、マニュアル等に従って、地点も含めて、今後も調査は進めていければというふうに考えております。

 以上でございます。

○小坂委員
 吉田副区長から、清掃工場の大事さを御答弁いただき、私も同感であり、清掃工場は大変大事だと思われます。これに関しては、実際に燃やした場合にCO2がどれだけ出ているかということを仮定して計算できると思われます。何をどれだけ燃やせば、どれだけのCO2が出ると。電力量をどれだけ使用したらCO2はどれだけ出るというのと同じように、概算、そのように計算することも可能でありますので、そのような考え方で、実際にどれだけCO2を出しているかということを出すのも一つの考え方であり、大事だと思います。そういうふうな出し方も検討していただきたいし、また、吉田副区長が言ったように電力量換算で出してきたCO2であったとしても、その内容をここに載せるということも、また大事かと考えておりますので、そのあたりは御検討いただければと思います。

 次に、やはり調査会社というものは、どのような会社を選んでいるかということは、とても大事な情報であり、委員としては必要と考えます。そのあたり、委員長代理にお願いしたいですけれども、それぞれの調査会社名を委員会として資料要求したいと思います。そのあたり、御検討をお願いします。

○吉田副区長
 調査と調査期間の在り方については、理事者としてどういうふうに回答するか再度検討させていただきますので、その検討した経過を委員長と副委員長に報告させていただいた上で、次回にでも我々のほうから回答を差し上げますので、それで委員会としての御見解をおまとめいただければと思います。

○木村副委員長
 以上でよろしいでしょうか。

○小坂委員
 この内容は、以前もこのような委員会で資料請求し、出していただいているという過去の事例もありますので、それに従って資料を出していただければと思います。よろしくお願いします。

 では、質問を続けます。次に、中央区マンション管理適正化推進計画に関してです。

 これは大変すばらしい計画であると考えます。その中で防災面に関して、区独自の基準を設け、長期修繕計画と防災対策を指導、勧告もしていくというようなところであります。念のためにお伺いしますけれども、防災部門との緊密な連携を取りながら、この施策を行っていくというふうな考えか、当然ですが、念のために確認させてください。

 それと、防災面での検討内容として、避難行動要支援者の名簿を備えているかとか、大変踏み込んだところまでチェックされておりますけれども、もう一言付け加えさせていただくのであれば、復旧計画もあるかどうかということも併せて検討事項に入れていただけないかなと、建物を見る部門としては考えるところですが、復旧計画も同時にチェック項目として入れることの考え方を教えてください。

 それと、訴えの提起があります。訴えの提起に関しては、大変難しいケースのように読ませていただいております。亡くなった方の介護をされていた方が居座っているというケースだと思われますけれども、なかなか御自身では荷物が片づけられないというふうに読めるわけです。そのような中では、都市整備部門とともに、やはり社会福祉協議会など福祉部門も入れて、一緒にこの方を支援しながら、出ていっていただけるような支援が必要かと思いますけれども、そのあたりの取組はどうであったか教えてください。

○菊池住宅課長
 マンション管理適正化推進計画の防災的なところの防災危機管理室との連携についてです。

 今回、管理組合に対する助言、指導ということで、管理水準が一定基準に満たないところについて、区の独自基準ということで防災の部分を防災危機管理室と確認して、こういう形で掲載をしたところになります。実際には、実態調査をして、出てきた調査結果を防災危機管理課と情報共有しながら、一旦は助言、指導のほうはマンション管理士と区の住宅課の職員のほうで現場に伺っていくんですけれども、その中で防災対策の支援、こういった支援をやっていますよというようなお話を管理組合のほうにしていくというような形でイメージをしているところでございます。

 それと、防災のところについては、今回はこの5項目を定めたということで、復旧計画等については、今後、改めて防災危機管理室のほうにも話をしながら、そういった部分の必要性についても管理組合に対する話の中でできないかというのも調整していきたいというふうに思います。マンション管理適正化推進計画については、以上です。

 もう一つ、区営住宅の明渡し等請求に係る訴えの提起についての社会福祉協議会との調整ですけれども、基本的には、この方は不法占拠者ということで、区営住宅に住むということで許可を一切受けていないので、法的手続をして、これまでも退去するようにいろいろ促したり、生活保護とか、そういったところに支援をつないできたんですけれども、今のところ、結果に結びついていないところです。引き続き、今、社会福祉協議会のほうで、都のチャレンジ制度ということで、勤務と住むところがセットになったところなどにも申請をされているということですので、それはそれとして状況を見守っていきたいというふうに思っています。とはいえ、法的な手続のほうは粛々と進めていけるようにしていきたいというふうに思っています。

 以上でございます。

○小坂委員
 マンション管理適正化推進計画のところは、ぜひ復旧計画のほうも、壊れて、どう直していくかというところが我々の委員会の部分でありますので、そのあたりも力を入れてチェックしていただけるようにお願い申し上げます。

 また、訴えの提起に関しては、社協との連携というところもなされている点、法的な手続だけではなく、そのような取組があるということで確認させていただきました。

 この部分での質問は、ここで終わります。

○白須委員
 どうぞよろしくお願いいたします。

 資料11の中央区マンション管理適正化推進計画の策定等についてお伺いしたいと思います。

 国が示したマンションの管理の適正化の推進を図るための基本的な方針を踏まえ、本区は、マンション管理適正化推進計画を作成し、マンション管理計画認定制度や管理不全を防止または是正することの助言、指導、勧告を行っていきますということで、令和6年度から実態調査が始まるということをお示しいただいております。

 その中で、現在、近隣において御迷惑をおかけするほどではないにしても、目立った管理不全マンションなどはあるのかどうかお示しください。

 また、この施策を行うに当たり、マンション管理組合の管理者等に対して勧告を行うとはありますが、対応の主体となるのは管理会社なのか、管理組合、理事会などなのか確認をさせてください。

 また、この施策を行うことにより、事務負担などがマンションのほうでかかると思うんですけれども、そのメリット、デメリットはどのようにお伝えしていくのかお知らせください。よろしくお願いいたします。

○菊池住宅課長
 令和6年度からの実態調査ということでやっていくに当たって、現在、管理不全の建物がどれぐらいあるのかということですけれども、今回、マンション管理適正化推進計画というのは、管理組合の定期総会をきちんとやっているかとか、修繕積立金の徴収がしっかりできているか、修繕計画そのものがあるかとか、規約がしっかりあるかとか、どちらかというと管理組合のソフトの部分になります。管理不全というと、どちらかというと、言葉のイメージで建物の老朽とか、そういうものをイメージしがちですけれども、今回ここで出てきている管理不全という言葉は、全てソフトの部分です。管理組合のルールとか、そういったものになります。

 もう一つ、助言、指導の対象ですけれども、今回は分譲マンションが対象になります。民間の賃貸マンションについては、対象ではございません。ですので、区分所有者から成る分譲マンションのマンション管理組合に対して、助言ですとか、指導をやっていくというような形になります。

 あと、今回の制度による、管理組合の事務負担です。基本的には、この認定制度を受ける形になれば、資料11の別紙1の下の金利優遇等のメリットが受けられるという形になります。あと、事務負担としては、その後の実態調査です。調査項目として、管理組合の規約ですとか、計画修繕がしっかりあるのかとか、そういったところを確認していくというような形になるので、そういったところで調査票に記入していただくという事務負担が出てくるというところで考えております。

 以上でございます。

○早川都市整備部長
 若干補足をさせていただきますと、費用負担という意味では、今回の認定制度を取得するに当たっての事務手数料が一部発生する形になるところでございます。しかしながら、この制度を使って認定を取ることによって、マンション自体の価値を高めるというような目的もございますので、そういう意味では、総合的に考えれば、これを取得していただいて、自分のマンションが優良であるというところをお示しいただくということが大事であろうというふうに思ってございます。

 また、今、住宅課長のほうから答弁がありましたとおり、こちらを取得することによって様々な税制優遇の措置もございますので、そういう意味では、ぜひ取得をしていただいて、優良なマンションが中央区の中に一つでも多く持てるような制度として活用していただきたい、いきたいというふうに思ってございます。

 以上です。

○白須委員
 御答弁ありがとうございました。管理不全というのは、ルールの面、ソフトの面でということで承知いたしました。

 管理組合の有無や管理者の有無、管理規約の有無など、おおむね高水準の調査結果が出て、示されておりますが、引き続き、しっかりと自主的に皆様に管理していただけるようにお示しくださいますよう、よろしくお願いいたします。

 また、マンションの価値を高めるということは、中央区におきましては非常に重要だと思っております。中古マンションを買う方は、最近は管理体制もよく見られる方も増えておりますので、マンションの価値が高まりますように、自主的に行えますように、そのように改善に向けて方向性をお示しいただけますよう、引き続きよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

 次に、管理組合に対する助言、指導及び勧告を行う場合の判断基準の目安ということで、区独自の判断基準についてです。

 先ほど小坂委員からは、もっと足したほうがいいのではないかというお示しがあったんですが、これを見ますと、マンションによってはかなり厳しい条件ではないかなと思うんです。これが行われたら、すごくすばらしいことだとは思うんですけれども、マンションによっては厳しい条件に見えるかもしれないですが、その点をどうお考えか、お答えをお願いいたします。

○菊池住宅課長
 管理組合の助言、指導における防災対策の部分です。規模が小さいマンションなどに対して結構厳しい基準ではないかというところについてです。

 別添の中央区マンション管理適正化推進計画の一番後ろの、開いていただいたところの36ページに、助言、指導及び勧告を行う場合の判断基準の目安ということで、防災対策のところですけれども、基本的には、防災時のマンションでの備えというところでいくと、大規模なマンションが特に影響として大きいということで、まずは規模の大きなもの、そして特に何もやっていない建物というところで防災の意識というのをお考えいただくのがいいのかなというところで、一定の規模のマンションかつ全て該当する場合を対象という形で順次やっていきたいというふうに思っています。今回の計画も令和10年までという形になるんですけれども、一旦これをやりながら、まずは規模の大きなもののほうが人が多くいるというところで優先的にやっていって、今後、対象とかを変える必要があれば、そういったところも含めて、次の計画を策定するときに見直していきたいというふうには思っています。

 以上でございます。

○白須委員
 御答弁ありがとうございました。

 まず、大規模マンションからしっかりと令和10年まで行っていただいて、それから規模が小さいマンションもしっかりと行っていただいて、これはすばらしい施策ですので、ぜひしっかりとした実態調査を行っていただいて、中央区内におきまして管理水準の向上をしっかりと行っていけますように、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

○木村副委員長
 委員会の途中ではございますが、ここで休憩を入れます。再開時刻を午後3時15分といたします。

(午後3時1分 休憩)


(午後3時15分 再開)

○木村副委員長
 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。

 質問者の発言を願います。

○アルール委員
 環境建設委員として、1年、皆さんと御一緒させていただきます、アルールうた子と申します。よろしくお願いします。この委員会の案件は、すぐに結果にならない長期の案件や、区民個人の力では解決できない大変重い案件が多いと認識しております。また、中央区の未来予想図に関わる重要性を認識しております。どうぞ皆さん、1年間よろしくお願い申し上げます。

 私からの質問は、まず1つ、資料1の勝どき東地区第一種市街地再開発事業で整備される公共施設について、公衆トイレについてでございます。先ほど前委員からもトイレについての質問がございましたが、私はちょっと視点が異なるところから質問させていただきます。

 昨今、イクメンの男性も非常に多くなっている中で、男女問わず、お子さんのおトイレをお手伝いするような男性が非常に増えてきております。こちらの公衆トイレに関しては、男性のトイレの中に、おむつ替えの交換シートやベビーベッドみたいなものが設置されているかどうかの有無を確認したいと思っております。よろしくお願いします。

○白石水とみどりの課長
 今、委員から御質問がありました、男性の公衆トイレの中にベビーベッドですとか、そういうものがあるかということですが、今、最終的に、仕様については確認中ですが、男性トイレに関しましては、ベビーベッドに関しては、ございません。ただ、確認しましたが、ベビーチェアに関しましては、つけられる余地はあるかなというところもあります。ただ、現状に関しましては、スペースの問題で、ついてはいない状況でございます。

 以上です。

○アルール委員
 御答弁ありがとうございます。

 約8,000万円を計上して今年の1月に設置されて、すごく話題になった武蔵境駅前の親子トイレというんでしょうか、そちらの公衆トイレは、バリアフリーとは別に、親子トイレというものが設置されたんです。海外では、特に公衆トイレで子供の連れ去りですとか、痴漢行為、犯罪がよく起こるということで、御存じのとおり、短いドアが利用されているケースが多いかと思います。中央区に関しては、現状、そういったことは必要はないかと思われますけれども、特にバリアフリートイレに関しては、必要なときに必要な方が使えないような長時間利用されるケースが多くありますので、そういったものを予防するような、何か対策等を取られるのかどうかということも1点お伺いしたいと思います。

○白石水とみどりの課長
 委員の御指摘については、バリアフリートイレということですが、実は、2年ぐらい前に国土交通省のほうで指針が変わりまして、呼び方はもともと多目的トイレですとか、誰でもトイレということでなじまれておりました。ただ、優先順位をつけましょうと。車椅子の方ですとか、お子様連れの方ですとか、そういった方が優先的に使用しないといけないということがございますので、区では、それを受けまして、設計のほうもピクトグラムサインで表示しましたり、明確に利用者が分かるような形で表示しております。

 また、少し視点はずれるかもしれないですが、長時間利用ということになりますと、夜、ホームレスの方とか、そういった方が中に入り込んでしまうケースも公衆便所はございまして、そういった箇所に関しましては、電磁錠という、夜、開かないような仕様のトイレにもしております。ただ、こちらに関しましては、今言ったとおりサインの掲示というところでとどまっておりまして、今後、状況を見まして、比較的月島地域に関しましては、そういった方、要は寝泊まりしてしまうような方はいらっしゃらないのですが、ほかの地域では夜の長時間の居座りみたいなものの防止対策も取っておりますので、状況を確認しながら設置等を検討していきたいというふうに考えております。

 以上です。

○アルール委員
 御答弁ありがとうございます。

 もう一つ、トイレにつきまして最後の質問です。こちらのトイレにはオストメイトも設置する予定になっておりますでしょうか。

○白石水とみどりの課長
 オストメイトにつきましては、バリアフリートイレの中にございます。

 以上です。

○アルール委員
 ありがとうございます。

 次に質問したいことは、資料11の中央区マンション管理適正化推進計画についてです。

 2022年4月に国で改正されました、この推進に関する法律に基づいた計画の資料は大変分かりやすく、区民の94%がマンション住民ということで、この推進計画は非常にすばらしいと思っております。既にいろいろな調査をされている中で、1983年以前の調査で、191棟のうち180棟からの回答で11棟が管理不全、1984年以後、分譲マンション実態調査の中で、675棟のうち427棟からの回答で25棟が管理不全というようなことを区で把握しているのは承知いたしました。

 問題だというふうに思っているのは、回答をしてくださらなかったマンションには、どのようなアプローチをされていくのかということを伺いたいと思います。

○菊池住宅課長
 一番近いところでの調査ということで、令和2年の東京都の条例に基づく届出の中で、昭和58年以前の該当の建物に関しては、届出がマストということで条例上位置づけられていまして、180件の回答があったということですけれども、残りの11件についても、区の職員とマンション管理士のほうで一緒に何とかアプローチとか連絡とかをしながら試みたんですけれども、最終的には、もうこれ以上連絡等はよこさないでくれということで、それ以上やるとトラブルになってしまうというところもございまして、あと、この都条例も、そもそもは管理の適正化をやろうというところもありますが、どちらかというと、どういった管理組合の問題点というか、管理不全の兆候がある、管理組合がうまくいっていないようなところがどれぐらいあるのかという調査をメインにしているものになりましたので、それ以上の調査はやっていないというところになります。

 今回、中央区マンション管理適正化推進計画の中でも、助言、指導という形でやっていくんですけれども、基本的には、その助言、指導の中で、相手とコミュニケーションをしっかり取ることで粘り強くやっていきたいというふうに思っています。

 以上でございます。

〔「ありがとうございます」と呼ぶ者あり〕

○木村副委員長
 指名されていませんので、挙手の上、お願いします。

○アルール委員
 ありがとうございます。指摘もありがとうございます。

 残り1分となりましたので、ほかにもたくさん聞きたいことがあるんですけれども、今日はなかなかできないかと思っております。

 この推進計画の中で、管理の資格を取るに当たり、申請をして手数料を納めた上で審査をされて、そういった正式なものを頂けるということですが、この手数料につきましては、大型マンションも小さなマンションも同じ金額となりますと、管理組合の中では、住人があまり住んでいないところはなかなか納めにくいのではないかなというふうに思っているんです。そのような強弱をつける予定はないでしょうか。

○菊池住宅課長
 これは1件当たりの金額になりますので、強弱はございません。

 以上でございます。

○木村副委員長
 時間です。

○川畑委員
 中央区議会れいわ新選組の川畑善智でございます。区長、副区長をはじめ、理事者の皆様方には、日頃より区政への尽力に敬意を表するとともに、1年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 まず、私から質問させていただきますが、資料7、中央清掃工場について質問をさせていただきます。

 現在、日量600トンの処理能力で、日量447トンものごみを焼却しておりますが、平成13年度稼働、2001年ですので、稼働から25年を経過しようとしております。延命化措置が講じられると思いますが、その計画を簡潔にお教えください。

○染谷中央清掃事務所長
 中央清掃工場でございますが、委員御指摘のとおり、竣工は平成13年7月でございます。令和5年度になりまして、もう約22年経過しております。今後のスケジュールというか、改修整備予定でございますけれども、令和11年から令和13年にかけて延命化工事を行って、10年程度延命化するというふうに聞いております。

 以上でございます。

○川畑委員
 ありがとうございます。

 今後の本区の人口増加、特に来年度からHARUMI FLAGの入居が始まりますので、人口増加とともに、一段とごみの量が増えてくると予想されております。この人口増加に対するごみの増加に対する対策を、延命化工事との絡みで、併せて簡潔に御説明いただければと思います。

○染谷中央清掃事務所長
 HARUMI FLAGの入居に伴って、人口増に伴って増えるごみ量と延命化工事の関連でございますけれども、まず延命化工事は、先ほどお話しさせていただいたとおり、令和11年からでございます。HARUMI FLAGは令和6年4月から入居ということでございますので、延命化工事と直接関係することはないと思っております。

 ただ、実際にごみ量は増えますので、ごみ収集車の増車、それから職員の増ということで、それから区内のごみ収集の効率化を図って対応したいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○川畑委員
 ありがとうございます。

 重ねての質問で申し訳ないですが、現在でも日量153トンしか余力がないという状況になっております。清掃工場自体を、今、23区で協調してやられておりますけれども、全体の余力自体ももう12%を切っているという状況があると思います。この状況につきまして、中央区としてはどのようにお考えでいらっしゃるのか、簡潔にお答えいただければと思います。

○染谷中央清掃事務所長
 まず、先ほど私の答弁の中でHARUMI FLAGの入居を令和6年4月という話をさせていただきましたけれども、一部、令和6年1月から入居が始まるということでございます。

 それから、工場の容量といいますか、処理能力でございますが、実際、今、中央工場には中央区のごみだけではなくて、よその区のごみも入ってございます。その辺のごみを、よその工場、例えば新江東清掃工場とかへ持っていくなり、周辺に工場がございますので、その辺の工場をうまく使って、区内のごみは区内で処理するように考えているところでございます。

 以上でございます。

○川畑委員
 ありがとうございます。

 続きまして、今、清掃工場で発電をされていると思います。度々の質問なんですけれども、4,690万キロワット売電をされているということが資料で示されておりますけれども、この売電をした収益はお幾らほどになっているか、簡潔にお教えいただければと思います。

○染谷中央清掃事務所長
 資料には電気の容量といいますか、売電のキロワットアワーで書かせていただいております。これの売上げが幾らになったかということで、収益というよりも、幾らになったかということで数字を把握はしてございます。令和4年度につきましては、売電の料金、税込みでございますけれども、9億3,979万4,987円の売上げがあったところでございます。

 以上でございます。

○川畑委員
 ありがとうございます。新しくできました船橋のごみ清掃工場では、同じぐらいの発電量をしているんですけれども、5億4,000万円ぐらいで売却しているということで、はるかに高い値段で売却されているということで安心いたしました。

 今後は、売電だけではなくて、災害対策が非常に大事になってくると思われますけれども、災害対策も兼ねて、ぜひとも蓄電池を設置していただいて、蓄電を兼ねた発電設備といいますか、そういった形の取組も中央区としてされたほうが区の安全と安心がさらに高まっていくというふうに考えます。経産省のほうでも、新型蓄電池の扱いに関しては、今、積極的に推進をしているところでございますので、ぜひとも区として防災対策も兼ねて、地域の発電をしっかり守っていくというところでも取組をしていただければと思っております。

 私のほうからは以上になります。

○木村副委員長
 環境保全及び建設行政の調査について、質疑の有無を確認いたします。

 質問者は、発言を願います。

○かみや委員
 それでは、私から議題で1点伺いたいと思います。

 環境面ですとか、安全対策を含めて、交通、住宅ですとか、いろいろな分野があると思うんですけれども、今日はまちづくりで、1点伺いたいと思います。

 日経新聞だったと思うんですけれども、今週、イギリスのほうでシンクタンクによる世界の主要都市の最新ランキングというものが報道されたのを読んでいて、印象に残りました。七、八年前は5位だったのに、あくまでそのイギリスのシンクタンクの調査によると、21位に下がってしまったと。残念だなと思って読みました。

 いろいろな場所で、これまでのいろいろな質疑でも、都市力を高めるのが大事、まちづくりが大事、東京の中心の中央区、もちろん、国・東京都あるいはいろいろなところが進めておりますので、区だけでできることではないけれども、ぜひそれを、これまでどおり、これまで以上に進めていただきたい、こんな趣旨の質問を繰り返しているんですけれども、客観的に、イギリスのシンクタンクによると、都市力がランキングにすると下がっているという報道を受けて、今回、報告事項のほうでも区内における都市基盤の整備の状況、様々、それぞれがすごく大切な取組だし、それぞれ国家的なプロジェクトかなと思っているんですけれども、この都市力は、中央区行政としてどんなふうに受け止めていらっしゃるのか、御所感、御感想をお聞かせ願えればと思います。お願いいたします。

○吉田副区長
 日本のマスコミは欧米の指標が大好きで、順位が下がれば下がるほど自虐的に喜ぶところがありますから、あまりそういうものを気にしたことはないです。私は、実際のところ、都市として見た場合に、やはり安心・安全、それから清潔、それから、ここは築地もあるところですから、おいしい。私は、やはり東京は日本一だと思っています。そこの中心をなしているのは私どもの区だと思っています。安心・安全、それから清潔というようなものを我々のまちで続けていくことが、欧米のどういう指標か分かりませんが、我々のまちが世界一であり続けることだと思っています。

 単純に申し上げますと、1850年代のときに、つまり明治維新前の段階でロンドンとパリと江戸を比べた場合にどうだったかということをちょっと考えていただけると、露骨に言うと、そのとき、一番リサイクルが効いているまちはどこだったかといったら、江戸でしょう。町並みとして本当にきれいだったところはどこかといったら、水運を使いながら、きっと江戸が一番きれいだったはずですよ。

 現実に、ロシアの油が入ってこなくなってキューバが孤立したときに、いろいろな形でリサイクルをやりまして、リサイクルシティナンバーワンになったことがあって、ちょっと間抜けな話ですけれども、日本からそこへ視察に行った人がいて、そうしたら、日本から視察に行った人にキューバの人たちが、いや、私たちは江戸を参考にして、まちをつくってきたので、わざわざ日本から来られることはなかったと言われたという話を聞いております。日本橋の人で行った人がいるんですけれども、現実の問題として、今、安心であり、安全であり、清潔であるということについては、どんな評価を下そうとも、世界で日本が一番だと私は思っております。そのことをきちんと守り抜けるまちであるかどうかということが、やはり我々にとって大事だろうと思っています。

 今、お示ししましたように、そして、かみや委員からも御指摘がありましたように、ここ10年の間、大きな基盤整備がいろいろ動いてまいります。まさしく国家的なプロジェクトです。それらを着実にしながらも、その工事期間中であっても、なお安全・安心、清潔であり続けるまちであり続ければ、ミシュランの評価も変わりますし、いろいろそういったところを気にせずに、やはり我がまちが世界一だと私は言えると思っております。今、気をつけなければいけないのは、大きなプロジェクトが地域の中で、計画ではなくて実態として移されていく過程でございますから、そこの中で、区民の生活が共に一緒に豊かになれるような部分を区としてどう計画していくか、調整をしていくか、そのことが、今、私どもの区に課せられているとも思っています。結果として、本当にKK線が、例えば銀座を取り巻くように緑の回廊になっていったりすれば、これは言ってみればニューヨークのハイラインなんて、あっち行けみたいな話でございまして、レベルは全然違うと思います。そういうものをきちんとつくっていって、その過程で区民もプライドを持って過ごせるような環境づくりを区としてどうやっていくかということが、今、大きな課題だと思っています。

 単純に言えば、本当に工事車両がまちにあふれてしまうかもしれません。あふれて区民生活が阻害されるような状況をつくらないために、区としては、どういう工夫をしたり、事業者にどういう要請をしていったらいいかとか、そういうことに知恵を使わなければならないと思っています。あまり世界の指標は問題ではない。

○山本区長
 今、吉田副区長のほうから答弁したとおりでございますけれども、ちょっと補足をしたいと思います。

 安心・安全、清潔は、これからの中央区のまちづくりにとっても、必ずその基盤になければいけないものですから、これは全く一切揺るがすことはできないという前提の上に、今、魅力度の、仮に不足しているのは、今の21位になった、私も日経新聞を読みました。だけれども、どういうテーマで切っての指標かどうかというのは、ちょっとよく分からなかったので、あれなんですけれども、独自にこれまでの来し方と、それから、これからのまちづくりのことを考えていったときに、これまでのことをさらに一層安心・安全、清潔を保ちつつ、その上に、今回の中央区セントラルパーク構想は、まさに、そこには水と緑の活用がございます。海外でもかなり水辺と隣接したまちであり、これは来街者にとっても、また、居住者にとっても、水辺は非常に親水性があって楽しみやすい環境ができている。だけれども、そういう点は一体どうなんだろうというようなところが、これから課題。

 それから、緑の面は非常に中央区は不足していますから、これをどういうふうに適切に、美観とともに拡大をしていくか、こういう問題もあります。

 それから、もう一つは、4番目のリーディングプロジェクトなんですけれども、歴史と文化の振興です。ごめんなさい。もう一つは経済があるんだけれどもね。歴史と文化については、中央区も東京都全体も江戸の歴史を持っているわけだけれども、その中で江戸幕府が推進してきた歴史の拠点というのは、ほとんど中央区にあると言っても過言ではないので、その価値に我々が気がつかなくてはいけないということもあって、これをしっかり整備して、世界にも国内にも発信できる環境を整えていくということをやれば、例のアウトリーチ型のシティプロモーション、これは今年のテーマにも入っているわけですけれども、そういうところに載せていけば、必ずこれは日本の魅力となる。

 それ以外の指標の中でも、今、東京の魅力がだんだん3位から4位、5位と下がっている理由の一つは、文化性や歴史、オリジナリティの表現が弱いというところで、未来都市は分かったよということなんだけれども、この前のイギリスのオリンピックのときに、マラソンランナーがロンドンの街の裏道を歩いたことによって、ロンドンの街はこんなにいろいろなところがあるんだねということが分かって、そこには歴史みたいなものも随分いろいろなところに点在していたというふうなことも拝察されるわけです。実は、そんなことのポテンシャルを中央区が持っているわけだから、しっかり拠点を発信できるような形にしていくことによって、観光客のインバウンド、それから国内の方々が来る、こういう来街者に対する楽しみが拡大をしていく。

 それから、文化振興もそうなんです。歌舞伎座、明治座、それから演舞場、これだけの劇場があって、歌舞伎芸能をずっと今日まで持ってきたのは、やはり中央区を主体に、台東区も一部絡んでいますけれども、中央区を主体に今日まで来ている。そういう文化性、これは当たり前のように、今、敬老大会だけで利用していますけれども、これをもっと発信しなければいけないし、さらには、版画から江戸時代の文化の根底をなしているようなもの、こういうものもかなり中央区で実は創成されて今日に伝わってきている。こういうこともあるので、これもさらに発信力を高めることが、これこそが江戸の、あるいは東京、中央区の魅力を高める、非常に大きな方策になるというふうに思います。

 最後に、もう一つは経済の活力です。経済の魅力度という点から見ても、今、東京は地盤沈下ですよね。これに負けないぞという旗を掲げて、世界の人たちにも、あるいは国内の若者たちにも発信できるような経済の活性化拠点をつくっていくということ。それによって、まち全体が新しい経済の方向へ向かって、活力を持ってうごめいていくというふうなまちに、もう一度ここで切り替え直さないと、このまま状況を静観しているだけだと、やや部分的な成長だけで止まってしまう。全体に成長力が広がらないということもあるので、これもやはり、今、中央区の魅力、東京の魅力、それから兜町を持っているのも中央区ですから、これもしっかり発信していかないと、本来の持ち物が腐れてしまうということにもなる。

 いろいろ申し上げましたが、これらのことを完備することが必ず魅力の向上になる、こういうふうに私は理解をしております。補足です。ありがとうございます。

○かみや委員
 それぞれに詳しく御答弁ありがとうございました。

 まず、吉田副区長からの御答弁、江戸の話がありました。私も当時いたわけでももちろんありませんし、詳しくもないんですけれども、いろいろな方から、いろいろな場所で、当時の江戸というのは本当にすごい場所だった、都市基盤の整備も実はすごくできていた、こんな趣旨の話も伺いますので、ぜひ御答弁の趣旨で、これからもまちづくりを通じて、中央区、そして東京の魅力の向上を続けていただきたい。

 そして、御説明にもありましたが、新年度予算案の中で、工事中の取組、ハード面での苦労、あるいはソフト面での対策の予算案をお示しいただいていると思いますけれども、こうしたところも引き続き、取組の推進をしていただきたいと思います。

 そして、区長のほうから、ハード・ソフト両面から魅力の向上についてお聞かせいただいたものと理解をいたしました。いつも申し上げていますが、ニューヨーク、ロンドン、パリと東京が競争していく、あるいはアジアであればシンガポールだったり、香港だったり、この中で東京が選ばれる。そして、東京というのは中央区なんだ、それはまちづくりで進めていくことだと思うんですけれども、基礎自治体として、江戸以来の歴史・伝統を踏まえながら、これはもちろんハードの委員会、環境建設でありますので、ハード面からでありますけれども、まちづくりを通じて、都市の魅力向上をさらに進めていただきたいということを要望して、質問を終わります。ありがとうございました。

○小坂委員
 よろしくお願いします。

 前委員から、東京の安心・安全、そして清潔、また食、歴史・文化、経済と大事な項目が述べられました。私は、各論として安心・安全というところでお伺いしていきますが、まず交通の安全というところでお伺いします。

 5月23日の夕方、日本橋の人形町の交差点で小3の子供がミキサー車に巻き込まれる事故に遭ったということで、区は、それに対して全区的にもう一回見直そうというようなことをされているということはお伺いしているところであります。それを受けて、区のほうで、この所管委員会のところで、今、どのような動きになっているかということを教えてください。交通の安全ということで、それが1点。

 引き続き、工事車両の安全というところでは、区民から大変、懸念、心配の声をいただいております。月島三丁目南地区の工事車両です。晴海通りから勝鬨橋を渡って月島第二小学校の前の交番のところを左折して、そして西仲橋を渡って西仲通りを通過するというような、大きな工事車両がそのような大変小さな区道を使うということで、大変心配されているという状況は、区のほうも連絡を受けていると思います。また、子供たちの通園・通学の時間は避けるというのが一般的なところだけれども、避けるという時間帯を明らかにしてくれておりません。そのあたりに関して、区はどのような情報を持っているのか。また、どのように再開発組合に指導しているのか。そのあたりを教えてください。

 3点目は、スクールゾーンとか、ゾーン30ということが大事になってくるんですけれども、区のホームページ上で、区のどの施設がそのような地域になっているかというのが見つけにくいです。別の計画では見ることができるけれども、ホームページ上で明らかにすべきではないか。それをしていくことによって、工事車両はどこを通ったらあかんとかいうことが、工事をする人にも分かりやすいんです。そういうものが明らかでないからこそ、こんな難しい、大変危険な計画を立ててくると思われます。その点からは、スクールゾーンとか、ゾーン30を区のホームページで明らかに出すべきだと思われますけれども、そのあたりの考え方をお願いします。

 以上、取りあえず3点。

○西留副参事(交通安全対策・特命担当)
  私からは、5月23日の重傷事故と、スクールゾーン、ゾーン30について答弁させていただきます。

 まず、5月23日の子供の事故ですけれども、もう大変痛ましい事故で、時間は夕方4時35分頃ということで聞いております。日本橋の交差点で、ミキサー車ですけれども、それが左折をするときに、横断歩道上で小学生の男の子と衝突した、接触したということで大きい事故になっております。この事故、私は久松警察署にも行きまして、いろいろ映像を見せていただいたり、分析をしたんですけれども、信号はお互い青信号ということで、運転手側も左の下のほうがなかなか見えない、子供は背が低いので見えないという中で起こった残念な事故になります。

 できることということで、まずは警察と一緒に現場を実査しまして、できることを検討しました。区のほうでは、まず交差点の植栽とか、いろいろあるんですけれども、それと標識、それらを見て、要は車の運転手から視界を妨げるようなものはないかということをまず検証いたしまして、春から夏に向けて草木が生えるのが速くなるということで、そこの部分の一部を剪定するということと、道路標識が多めに立っている部分もありましたので、その部分も統合できるものは統合して、視界を増やすということ、あと警察のほう、交通管理者にお願いして、ゆとりシグナルのついた歩行者用の信号機に替えてもらうように要請をいたしております。その後に、工事関係の建築会社と車両関係の会社のほうにも行政指導を行いました。あわせて、今後、対象になった小学校に対しても、交通安全教室を含めて、いろいろ対策と安全の啓発をしていきたいと思っております。

 もう一つ、スクールゾーン、ゾーン30の関係です。

 これまでも分かりやすいようにホームページ等に載せるように努めてまいりましたけれども、委員おっしゃるとおり、探しにくいというところもあるのであれば、それを含めてもう一度検討して、区民の方に分かりやすいように記載のし直しを図っていきたいと思っております。

 私からは以上です。

○金広道路課長
 私のほうからは、今、西留副参事のほうから事故についての報告がありましたけれども、補足として、交差点部の植栽の樹種変更、あまり上に伸びていかないような草木を植えるというところで、今、検討しております。また、交差点4か所に防護柵の設置、こちらも順次進めていきたいということで考えております。また、警察との協議の中で、人形町通りの車線の構成で、現在、左折できるレーンが2レーンあるんですけれども、これを1レーンにしたらどうかというところで、現在、警察も検討を行っているというところで、あわせて、この事故については、今、そういった状況で進んでいるところでございます。

 以上でございます。

○栗村地域整備課長
 私からは、月島三丁目南地区の工事車両についての御質問についてお答えいたします。

 今、組合のほうから聞いています工事車両の計画でございますが、現在のところは解体工事のみが始まっているというところで、本体工事はまだ施工業者が決まっていないので、そういった意味でいくと、きちんとした車両計画がまだ決定されていないというふうに聞いております。

 その中で、基本的には、清澄通りから直接この月島三丁目南地区の敷地の中に入るというのが原則的なメインのルートになっているというふうに聞いております。先ほど委員から御指摘のありました西仲通りを通るルートというのは、今、清澄通り沿いにまだ引渡しを受けていない建物が幾つかあるという中で、どうしてもやむを得ず、この別のルートからでないと現場に入れないという場合のサブルートとして、警察のほうから、このルートを指導されているということで伺っているところでございます。

 工事ルートにつきましては、もう一つ、清澄通りから地区の手前で入るルートというのもあるんですが、大型車両につきましては、右折できる幅がなく、難しいというところで、消去法的に西仲通りということでありますが、現在のところ、このルートを使って搬出入をした実績はまだないと。基本的には、清澄通りから、なるべく使っているというところでございます。

 本体工事につきましては、先ほど答弁したとおり、これから施工業者が決まりますので、その中でまた、改めて工事ルートについて警察等々と協議をしながら最終的に決まっていくと。それについては、きちんと周知がなされるというふうに聞いております。

 以上でございます。

○小坂委員
 久松警察署等々の対応については、理解いたしました。

 今後、教育委員会のほうから、ここが危険とかというふうな情報が多々上がってくると思いますので、それに対しても、直すべきところがあった場合は、今のように、事故が起こらないような直し方というか、そのあたりをよろしくお願いします。私も聞きながら提案させていただきます。

 また、工事車両の通行の部分に関しては、メインは清澄通りを使うということで安心しましたが、万が一、西仲通りを使う場合は、やはりちゃんと誘導員を立てたり、また、極力使わないほうがよくて、あの交差点、勝どきの交番のところは月島地域で一番交通事故が起こる部分なので、本当に使わないような方向性で指導いただければと思います。

 では、次に進ませていただきますけれども、自転車関連で2つ。1つは、自転車のヘルメット着用が努力義務化されたことに伴って、都が補助を出してくれるということで、ヘルメット補助です。それが2分の1を出してくれて1,000円ということで、区のほうと合わせれば2,000円の補助が、自転車ヘルメットを買った方に出るというような制度が登場したわけであって、それに対しての考え方です。今、交通安全の話も盛り上がってきているところだから、やっていきませんかというふうなところで、アピールの意味もあって、補助を出したほうがいいのではないかと我々の会派では考えているので、それに対しての考え方をひとつお願いします。

 もう一つ、期待するところの自転車活用推進計画がいよいよ動き出して、委員会のほうも進められているところでありますが、2,500万円という多額な経費をつけての計画を立てていくという中で、ゴールは、港区がやっているように子育て専用、自転車走行レーンをここにつくりましょうとか、具体的な計画まで述べていくべきだと思うんです。抽象的な、こんな形でレーンをつくりますよとかいう抽象的な話ではなくて、中央区はここはこういうふうに整備できるのではないかというところまで提言する計画をつくるべきだと考えますが、いかがでしょうか。

○三留環境土木部長
 私のほうからは、今、委員から御案内がありました自転車のヘルメットについてでございます。

 ヘルメットは、東京都のほうで早い段階で助成をしますよと意思表示がされました。その中で、現在、各区でいろいろと検討されているようでございます。現在、本区のほうでも、まずはヘルメットを着用してくださいというアピール、こういったことを周知徹底していくという方向で進んでいるところでございます。地域の状況、ちまたの状況をお伺いしますと、一斉にヘルメットが注文されて、供給が間に合っていないという状況等もございます。それはそれ、これはこれなんでございますけれども、今後のものに関しましては、順次また状況を見ながら検討していきたいと思っております。

 以上でございます。

○落合交通課長
 自転車活用推進計画についてです。

 自転車活用推進計画の策定委員会を5月29日に行ったところでございます。今年度をかけて計画の策定を行っていく。そういう中においては、ネットワーク計画、どういったところをつなげていくのか、こういったところをしっかり示していきたいというふうに考えております。

 しかしながら、道路の幅員等によって、また交通事情によって、個々の整備できるものは限られてくるものでございます。そうしたことから、どういったことでまとめていかれるか、しっかり御議論していただきながら計画策定に努めてまいります。

○小坂委員
 それぞれにありがとうございます。

 ヘルメットのほうも、また今後検討ください。

 また、自転車活用推進計画に関しても、2,500万円をかけていくわけです。2,500万円という額は中央区基本計画の額とほぼ近い額でありますので、できるものに関して期待をするところであります。

 もう時間となりましたが、本委員会におきましては、またTeam Carbon Zeroのほうも動き出しているというところもあり、それらにも期待するところでありますし、また、明日、水防訓練を道路課でやるということで、ぜひそれも成功させていきましょう。では、今後とも1年間よろしくお願いします。

 以上で終わります。

○川畑委員
 私も、自転車活用推進計画と放置自転車、自転車置場の整備についてお聞きしたいと思います。

 民設民営の一時置きの自転車置場が東京駅の周辺などに整備されておりまして、今、非常に便利に使わせていただいております。この自転車置場につきましては、幅員の広さ等も関係があるんですが、車椅子、それからつえを使用している歩行者の方が非常に安全に歩行できるような状況になっております。ただ、現在、一時置きの自転車置場が、人形町、それから小伝馬町、あと馬喰町のかいわいに整備が進んでおりませんで、まだ放置自転車が散見されている状況でございます。ぜひとも区のほうがイニシアチブを取っていただきまして、民設民営でも結構でございますので、一時置きの自転車置場の整備を進めていただきたいと思っております。

○木村副委員長
 質問の内容にはなっていませんけれども、よろしいですか。質問という形にしますか。

○川畑委員
 もしお答えしていただけるのであれば、お答えをお願い申し上げます。

○落合交通課長
 自転車駐輪場についてでございます。

 これまでも駅周辺などの場所において、駐輪場の整備に努めてきたところでございます。なかなか場所を確保するのが難しい状況で、例えば道路上などを活用して設置するなどの事例もある状況です。

 しかしながら、先ほど委員のお話があったとおり、幅員等の事情、やはり歩行者の環境をしっかり確保していくというのが重要になってきます。そういう中においては、道路管理者、交通管理者と協議を行って設置を行っていく。そうなってくると、なかなか全てのところで設置というのは難しい状況ではございますが、今後も引き続き、放置自転車対策に、積極的に取り組んでいきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○川畑委員
 今のお答え、ありがとうございます。

 今、中央区が積極的に進めております無電柱化事業とも絡めて、ぜひともまちの安全・安心をさらに高めていく施策をさらに推進していただければと思っておりますので、ぜひともよろしくお願い申し上げます。

 先ほど清掃工場の売電の件で言い忘れたことがありまして、現在、4,690万キロワットの売電をされているということで、ちなみにCO2換算をいたしますと、私が計算してみたんですが、2万5,000トンほどのCO2の削減効果があるということで、環境にもいい影響を与えているというふうに考えておりますので、引き続き御努力のほう、よろしくお願い申し上げます。

 私の発言は以上で終わります。

○木村副委員長
 環境保全及び建設行政の調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○木村副委員長
 第二回区議会定例会における委員長報告の取扱いについてです。正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○木村副委員長
 以上をもちまして環境建設委員会を閉会といたします。

 お疲れさまでした。

(午後4時4分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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