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令和5年 環境建設委員会(11月8日)

1.開会日時

令和5年11月8日(水)

午後1時30分 開会

午後3時50分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 太田 太

副委員長 木村 克一

委員 かみや 俊宏

委員 小坂 和輝

委員 白須 夏

委員 アルール うた子

委員 川畑 善智

議長 瓜生 正高

4.出席説明員

(16人)

吉田副区長             

三留環境土木部長          

池田管理調整課長          

落合交通課長            

西留副参事(交通安全対策・特命担当) 

武藤環境課長            

白石水とみどりの課長        

金広道路課長            

染谷中央清掃事務所長

早川都市整備部長

川島都市計画課長

栗村地域整備課長

福島まちづくり事業担当課長

菊池住宅課長

溝口都市活性プロジェクト推進室長

水野基盤事業調整課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

鳴子書記

桝谷書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○太田委員長
 皆様、お疲れさまでございます。それでは、ただいまより環境建設委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 本日、区長は欠席いたします。

 また、理事者報告の関係で住宅課長が出席しますので、併せて御了承願います。

 過日の行政視察の実施に当たりましては、所期の目的を十分果たすことができたと思いますので、今後の施策の参考になればと考えています。

 なお、内容につきましては、第四回定例会での委員長報告で報告させていただきたいと存じます。

 それでは、理事者報告を願います。

○三留環境土木部長

 1 特別区道の路線の廃止について(資料1)

 2 晴海五丁目ターミナル内公衆便所の新設について(資料2)

 3 東京エコサービス株式会社の経営状況等について(資料3)

 4 年末年始のごみ・資源の収集について(資料4)

 5 清掃事業に係る車両接触事故の損害賠償について(資料5)

○早川都市整備部長

 6 まちづくり協議会の報告について(資料6)

 7 セーフティネット住宅の家賃低廉化事業への移行について(資料7)

 8 区立住宅等の入居者募集について(資料8)

○溝口都市活性プロジェクト推進室長

 9 都市基盤整備に関する要望について(資料9)

 10 築地市場跡地開発に関連する区の考えの取りまとめについて(資料10)

  以上10件報告

○太田委員長
 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時59分です。自由民主党95分、かがやき中央45分、士魂の会10分、都民ファースト10分、れいわ10分です。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○かみや委員
 それでは、私から、報告事項、資料3、資料4についてお尋ねをさせていただき、資料5も少し触れさせていただきたいと思っております。

 まず、資料3、東京エコサービス株式会社の経営状況等についてお尋ねしたいと思います。

 大きく2つ質問がございまして、経営状況ということで、今回、決算書を含めて御報告をいただいております。この状況を、中央区として所管のほうでどのように捉えていらっしゃるのか、まず決算についての御所感をお聞かせいただきたいと思います。

 そして、2点目であります。資料を頂いておりますけれども、電力供給施設ということで、小学校であったり、区有施設、令和4年9月からは本の森ちゅうおうでも電力供給を受けているということでございます。頂いております資料を拝見いたしますと、大きく2つの事業をエコサービスはやっていらっしゃって、受託事業と電気販売事業ということで2つある。受託事業のほうでは、清掃工場の運転管理であったり、焼却灰の資源化、またコンサルティング業務等々もあるということでございますけれども、令和5年度事業計画を区としてどういうふうに捉えていくのか。基本的には、エコサービス株式会社として取り組んでいくものであると思いますけれども、区としてどのような関わりを持って、また、この事業計画をどのように感じていらっしゃるのか、御所感を伺えればと思います。

 2点お願いいたします。

○染谷中央清掃事務所長
 まず、決算についての所感ということでございます。

 エコサービスにつきましては、利益も相当出ております。この利益をどうするかというのが問題であるかなと思っているところでございます。今回、その利益につきまして、配当という形で東京二十三区清掃一部事務組合のほうにありました。一組のほうからは、分配金ということで各区に分配されているところでございます。利益が出たものにつきましては、なるべく分配金として各区に下ろすようにしていただければと思っています。しかしながら、エコサービスには固定資産がないものですから、経営の安定のためにも、それから緊急時の運転資金などもありますので、ある程度の内部留保も必要ではないかと考えているところであります。

 いずれにしても、清掃工場の電気を購入して、本区であれば6小学校、11施設に電気を送っているわけですが、なるべく安い電気を送っていただいて、また、それで売上げ、利益が出れば、一組への配当、そして、その配当から各区へ分配していただければと思っているところでございます。

 それから、受託事業についての区の対応、捉え方ということでございます。

 令和4年度は4清掃工場、令和5年度は5清掃工場の受託をしているところでございます。清掃工場は相当数あるので、なるべく受託をしていただいて、なるべく安く受けていただいて、清掃工場の管理についても、なるべくコストのかからないようにしていただければと思っているところでございます。

 それから、ほかにコンサルティングの受託事業もやっておりますが、経験豊かな職員もいますので、培ったノウハウを各自治体に広く案内といいますか、広めていただいて、自治体の連携を図りながら今後の事業計画をやっていただければと思っているところでございます。

 私からは以上でございます。

○かみや委員
 御丁寧に御答弁、それぞれありがとうございます。

 まず、経営状況については、利益をしっかりと上げている。固定資産を持っていないけれども、そうした中では安定的な経営というものも必要である。そして、緊急時のための現預金、運転資金もしっかりと確保していかないといけないということで、そうした視点を持って見ていただいているというふうに認識をいたしました。また、その意味での内部留保の大切さというところも、民間企業でございますので、必要なこと、また、いろいろな組織形態がある中で、株式会社を選んでやっていらっしゃる趣旨というのも、そのあたりがあるのかなというふうに感じたところでございます。

 そうした中で、事業のほうでありますけれども、安く電気をというような、コストの視点をおっしゃっていただいたのかなと思います。今、いろいろなところが値上がりしていく中で、物価高の対策も必要である。また、コスト、かかる原価のところも恐らく上がっているところがあると思いますので、そのあたりはしっかりと見極めをしていただきながら、効率的な、その中でできるだけ安価な適正価格での購入をしていただきたい、そんなふうに感じた次第でございます。

 そして、今お話がありましたが、資料にも書いていただいております4清掃工場から5清掃工場に増えていくということで、今御答弁のありましたコストの抑制も着実に実施する。このことも記載いただいているところかと思います。

 こうした中で、区では令和4年9月から本の森ちゅうおうも増やしたというところであります。区として、やるところはやっていただいている、それが今の状況かなというふうには思いますけれども、今後、こうした中でエコサービス株式会社からの電力供給をどういうふうに考えていらっしゃるのか、このことを改めてお聞かせ願えればと思います。

○染谷中央清掃事務所長
 エコサービスからの電力の供給についてであります。

 令和4年度は761施設で、令和5年度が760施設に供給することになってございます。本来、エコサービスは一組から、工場から電力を買って、それぞれ各施設に小売したり、それから卸売したりしているところでございますが、話を聞くところによると、実際供給するに当たっては東電の電力網を使っているということでございまして、東電の電力網にある程度もう限界が来ているということで、そちらの整備が進まないと、発電した余剰電力を全てうまく施設のほうに送ることができないというような話を聞いているので、今のところ、これが限界かなということで、施設を増やしたいんですが、あまり増やすことができないというような現状であるというふうに聞いているところでございます。

 以上でございます。

○かみや委員
 御答弁ありがとうございます。

 そうした意味では、活用できる範囲で活用をしっかりとしていただいているというところかと思います。今、御答弁をお伺いしておりましても、恐らく、もし使えるのであれば、もう少し増やせるものは増やしたいという趣旨かと思います。これは、ある意味での外部要因だと思いますので、その状況を見極めながら、引き続き活用を進めていただければというふうに思います。

 そして、ごみの話が続いて恐縮でございますが、年末年始のごみ、資料4の質問に入らせていただきたいと思います。ここは直接所管ではないので、質問はいたしませんが、最近、地域でネズミの話をたくさん伺うんです。そこら辺で見たと。私も、浜町・東日本橋エリアなんですけれども、夜、確かに増えていると感じる。地域の皆様からも同じようなお話を伺うので、様々な対策を地域の皆さんが始めようとしている。こうした中で、最初にお話を伺うのは、やはりごみだと。ネズミの餌はごみなんだということで伺いますと、ごみの出し方、回収の仕方は非常に大切なんだろうと思っておりますので、年末年始のごみ・資源の収集ということで、また、ごみについてお尋ねをしたいと思っております。

 年末年始の作業、収集・運搬を円滑に行うため、増車などを行っていただくということで、拡大をしていただくということでありますので、年末年始の体制を組んでいただいているということが一つの答えだと思うんですけれども、どのようにごみの収集を年末年始に行っていかなければならないのか。年末の大掃除もあって、恐らくごみが増えるので、こういう対応をしていただいているんだと思いますが、このあたりの年末年始の作業体制について拡大をしていること、どういう見解を持って対策をこのように行っていただいているのか、考え方をお聞かせいただければと思います。お願いいたします。

○染谷中央清掃事務所長
 年末のごみ収集の体制でございます。

 年末は令和5年12月25日から30日まで、年始は令和6年1月4日から10日まで対策期間ということで実施させていただきます。今までのごみ量から、それぞれの日にち、曜日にどのくらいごみが出ているとか、出てくるのか推計しているところでございます。推計に基づきまして、車両の増車、それから人員の増員ということで考えているところでございます。

 まず、例えば26日の火曜日につきましては、ふだんは15台の清掃車で収集しているんですが、ここを、燃やすごみ、可燃でございますけれども、3台増やしまして18台、不燃につきましても、通常は4台なんですが、1台足して5台ということで、それぞれ各日にち、曜日ごとにどれだけごみが出るのか予測して、それに見合う台数の清掃車を用意して、当然、清掃車は積載量が決まってございますので、積載量の範囲内でうまく積めるようにということで考えてございます。

 また、不測の事態もありますので、その場合は、先に収集が終わった車を必要なところへ回して臨機応変な対応、応援態勢をつくりながら、収集漏れのないようにしていきたいと思います。しかしながら、工場の搬入時間がおおよそ午後3時半と言われていまして、3時半に間に合わせるのがなかなか難しいところもございますので、例えば年明けの4日などですと、可燃につきましては9台の増車ということで、当然、9台増車すれば作業員も足りなくなってしまいますので、作業員につきましては、当日、週休日の方も週休解除ということで、休日返上で仕事をしていただく。そういう日にちを何日か設けまして、区民の皆さんに御迷惑がかからないように、それから収集漏れのないようにやっていきたいと思います。

 また、先ほどの環境土木部長の報告にありましたが、チラシを作成しまして、各町会も含めて、お配りして、周知を図りたいと思っているところでございます。それから、集積所につきましても、案内というお知らせを貼っていただいて、地域の方々にも御理解いただけるように努めてまいりたいと思います。

 私からは以上でございます。

○かみや委員
 詳しく御答弁ありがとうございます。

 ごみの出る量を予測していただいて、回収する車を増やす。人員についても、しっかりと対応していく。週休解除ということで、特に繁忙日のような形になるんだと思います。職員の方々の代休を含めて、お忙しい時期が少し落ち着いたら休みを取っていただくなど、恐らくうまくコントロールしていただいているものと思いますけれども、年末年始のごみが増えるところに合わせて対策を講じていただいていると理解しましたので、ぜひ、この趣旨でしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。

 そして、もう十分にそのように対応していただいているものと思いますけれども、今回、資料で車両接触事故があったというふうに御報告をいただいております。年末年始は恐らく車の量も増えるところがあると思いますので、ぜひ万全な対策を講じていただきながら、区民の皆様の福祉向上に資する形でのごみ収集に取り組んでいただきたい、このことを要望して、報告事項では質問を終わらせていただいて、このほか、まちづくり関連で様々御報告をいただいておりますが、この関連については議題のほうで少し質問をさせていただきたいと思います。

 以上で報告事項の質問を終わります。ありがとうございました。

○小坂委員
 よろしくお願い申し上げます。

 過日の行政視察におきましては、岡山市と鹿児島市、大変学ばせていただきました。その学びをきちんと区政に反映していきたいと思い、今回も質問の中で取り上げることができればと考えるところであります。この視察の設定、委員長、副委員長、そして議会局の皆様、本当にありがとうございました。また、同行していただきました区の職員の皆様もありがとうございました。大変勉強になる時間でした。また、私自身は水俣市と武雄市にも行ったんですけれども、そこでも大変勉強させていただきました。対応いただきました水俣市、そしてまた武雄市の職員の皆様にも御礼申し上げます。

 では、始めます。

 重要な報告がいつもあるわけですけれども、特に重要な資料9と資料10を、まずは質問させていただきます。

 関連しているので、併せて質問させていただきますが、まず、資料9のほうでは、特に晴海線の延長が起因しての話でございます。

 基本的な事項の確認です。晴海線は、豊洲から晴海の出口までは1車線ということでございますが、そこから先も、1車線が急に2車線になることはないと思うんだけれども、これは1車線と考えて対応していっていいのかどうか、そのあたりの現状で分かるところを教えてください。それが晴海線に関しての1つ目です。

 2つ目は、書かれておりますところの未着手となっている築地・晴海間についても、ネットワークが形成されれば、都心と湾岸線の相互アクセスを可能にするなど、高い整備効果が見込まれるというあたりです。この整備効果に関して、区の受け止め方をお伺いしたいというところであります。特に、効果というところで、資料には影響がある施設が書かれておりますが、影響がある施設というのは、この2つの施設で大丈夫なのかどうか、ほかにも影響する施設はあるのかどうかも含めて、高い整備効果に関して区がどのように認識しているのかということを教えてください。これが報告9に関してです。

 報告10に関しましては、これもまた、吉田副区長がずっと前から予算・決算特別委員会でも述べられていたことが文章化されてきたというところではありますけれども、築地市場跡地開発に関連する区の考えの取りまとめということで、築地市場跡地開発の事業予定者に区の要望書をしっかりと届けていくということであり、その要望書の基本的な考え方をこのような早い時期に出していただいたことは非常に感謝するところであり、これをうまくもんでいきながら、きちんとしたものを3月に提出できればと考えるところであります。我々も一緒になって考えていければと考えております。

 ここで大事なところは、要望書を出して、また、その要望書がきちんと守られるようにしていくためには、エリアマネジメント組織をしっかりとつくるということが要望書にも書かれておりますけれども、それは大変大事なことだと私も考えるところであります。このエリアマネジメント組織の立ち上げ手法はどのように考えられているのかということを教えてください。

 それと、報告9にも関連したところでありますけれども、晴海線の延長によって、築地社会教育会館や場外の施設であるところのまちづくり支援施設が建て替えになるということであります。そこからすると、代替地をどう取っていくかということであります。一体的な開発の中でということを考えれば、それらの代替地は築地市場跡地の中に造るということも一つの考え方ではないかと思われるんですけれども、そのあたりの代替地をどこに造っていくかというところ、一体的という表現の中にはそこも盛り込まれて表現しているのかどうか教えてください。

 以上、お願いします。

○水野基盤事業調整課長
 順次お答えいたします。

 まず、資料9のほうで御質問が3点あったかと思います。

 1つ目が車線数についてでございます。既定の計画ですと、平成5年に都市計画決定がされておりまして、こちらは往復で4車線ということで都市計画の決定はされております。そして、現在整備されている東雲から晴海までの区間でございますけれども、この晴海までのところでは暫定2車線という扱いだというふうに認識しております。未着手となっております晴海から築地の区間につきましては、平成5年の計画から、今のところ、都市計画の見直しの方向性は出ておりますが、車線をどうするといったことは、まだ方向性が出ておりません。

 2つ目の質問でございます。晴海線の効果というところでございます。

 晴海線ができますと、新京橋連結路と連続したネットワークを形成することによって、現在、渋滞がよく見受けられる江戸橋ジャンクション、箱崎ジャンクションといった渋滞するポイントを避けながら、都心と湾岸線の相互アクセスが可能になりますので、高い整備効果があるというふうに受け止めているところでございます。

 続きまして、3点目でございます。晴海線の影響を受ける施設ということでございます。こちらは、資料9の図面のほうでも紹介させていただきましたが、区の独自の検討でございますけれども、こちらの中でお示ししているとおり、築地社会教育会館等複合施設、市場橋公園、それから、まちづくり支援施設、築地川第一駐車場に影響があるのではないかということで、まとめさせていただいております。

 続きまして、資料10の御質問が2点あったかと思ってございます。

 1つ目が、エリアマネジメントについてでございます。築地市場跡地開発につきましては、東京都が出しました募集要項の中で、将来はエリアマネジメントを組織することが条件づけられております。ですので、これから事業者が決まって、その中でエリアマネジメントが将来にわたって立ち上がっていくものと認識しております。そうした中で、区の今あるNPOの築地食のまちづくり協議会などとも連携しながら進めていくことを区としては思い描いているところでございます。

 それから、2点目でございます。晴海線の影響によって建て替えがあったときの代替地ということでございます。

 こちらの区有地にありますまちづくり支援施設A棟、それから築地川第一駐車場につきましては、平成5年に建てられておりまして、老朽化が進んでいることもありますので、今、再編の検討をしているところでございます。その再編に当たりましては、跡地開発と連携しながら進めていっていただきたいということで、区のほうとしては考えているところでございます。跡地開発の中にこれらの施設を求めるというよりも、連携しながら工事等を行って整備、再編をしていくということを考えてございます。また、社会教育会館、それから市場橋公園につきましては、跡地開発の影響によって建て替えが必要になるものではございませんので、跡地開発に代替地を求めるものではないというふうに認識しております。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれに考え方、ありがとうございました。

 晴海線延長は、計画上は4車線というところでありますけれども、今から普通に考えて1車線のところで来ているので、それを暫定と。その1車線をどう増やすかというところを見ても、なかなか4車線に増えないのではないかと思うところでありますけれども、1車線であった場合に、1車線の晴海線が延びていくということや、また、新京橋連結路も1車線なわけです。これは私の個人的な考え方であって、会派とは違いますけれども、重い渋滞がまた生じるのではないかと。上下というか、内回り外回りで1車線ずつという、たったの1車線の高速道路があるのかどうか。それがひどい渋滞を起こすのではないか。内回りに再度、晴海線から合流が1本あるわけだから、2つの車線が1つになって新京橋連結路に進んでいくということは、非常に大きな渋滞が生じるのはないかということを私は懸念するところであります。そのような懸念がないということを、都のほうもシミュレーションはされていると思われますけれども、交通量のシミュレーションに関して、分かっているレベルで教えていただければと思います。私は、渋滞が生じるのではないかと考えるところであります。

 また、影響が出る建物に関してでありますけれども、大変浅いところを進んでいくという点からすると、築地魚河岸や海幸橋の商店の皆様にも影響が出る。波除神社にも影響が出るというふうにも思われるわけですが、そこは考えなくても本当に大丈夫でしょうかというところを教えてください。

 また、エリアマネジメントは都がつくるということは安心したところでありますが、きちんと区の考え方を反映できるようなものにしていかねばならないと考えます。そこからすると、NPOの築地食のまちづくり協議会だけではなくて、区民代表なり、区の関係の皆様ももっともっと入れていく必要があると考えます。このマネジメント組織、今聞いただけでは1つのNPOだけで本当に大丈夫かというような考えを私は持ちますので、そのあたりを教えていただければと思います。

 プラス、併せて言うのであれば、高速晴海線に期待をするよりは、近くにある環状2号線との接続をもう少しきちんと都心環状線との間でやるというふうなことも要望に入れていってもよいのではないか。晴海線だけを強調するのではなくて、環状2号線と都心環状線との連結をもう少しきちんとするということで、豊洲・築地間を晴海線に頼るのではなくて、環状2号線に頼るという考え方をもう少し利用してもよいのではないか。今、環状2号線は非常に走りやすくなっておりまして、虎ノ門から豊洲辺りまで本当に数分で行けるというように、非常に便利になっております。これと高速が結びつくということが非常に役立つのではないかというふうにも考えるところであるし、晴海線をわざわざ掘ってつなげるよりも、環状2号線を使ったほうが、晴海線を地下で掘るコストが浮きますから、そのあたりでコストも大きな削減になるのではないかというふうに考えるところであります。このあたりの環状2号線のことをもう少し述べていく、要望書に入れていくということの区の考え方を教えてください。

○吉田副区長
 骨格的な部分を私のほうからお答えします。

 報告10の資料の3ページを見てください。

 まず、この資料の3ページの中で、図面の中に築地市場跡地開発、2番目の項目の①と書いてあるのは、基本的には、今、勝鬨橋近くのエリアにおいて、①の部分、例えば来街者用駐車場の整備や暫定の荷捌き場等の確保という部分は、この辺でやりなさいよと。それも、基本的には、当然、敷地の中ですから、私どもの今あるまちづくり支援施設A棟とか、築地川第一駐車場エリアの土地の計画と、跡地の計画とを一緒に計画した上で、先に、つまり途切れることなく、駐車場がなくなってしまったら困りますから、これは、例えば2の①のところに先に造りなさいよという意味で、絵の表示がしてあるわけです。それを先に造ってしまえば、今度はうちの第一駐車場は、現存しているところは晴海線と一緒に壊せる、晴海線の整備と併せて壊せるということになりますから、そういうふうに先に造ってくださいよということをここで要望している。

 それと、このページの中でよく見ていただきたいのは④でございます。委員お話しのとおり、晴海線の接続ももちろんですけれども、環状2号線とこの敷地がトータルでうまく連結することが非常に重要なんです。豊洲市場から来る車の流れは、基本的には環状2号から入ってくる。その環状2号からここに入ってきたものは、この敷地の中の一番端にある場外市場のところに速達しないと、魚の流れとしては困る。そういうものを含めて、④のところに書いてあるのは、高速道路晴海線の出入口や幹線道路との適切な接続、これは現状の道路だけではうまくできないから、敷地の中も使って、ちゃんと車線を整備して流れをつくりなさいよという意味でございます。だから、そういう基本的な要望を我々はしていく。そこをチェックしていく。そういうことをやっていくための要望書、考え方なんです。

 委員は、エリアマネジメントが大事だとおっしゃいます。それは確かに大事ですが、それ以前に、実は、先ほど説明した①の部分であるとか、④の部分がどういうスケジュールで、どういうふうに造られていくかというのが、この地域にとって、やはり死命を制する問題でございます。それを一番最初に確認するのはどこか。これは都市計画の決定でございます。都市計画の決定をするときに、決定の前に、地元区と事業者との間できちんとした協定が締結されていなければ、都市計画は生まれません。その部分をきちんと我々が都市計画のレベルで区としてこれで大丈夫だなと確認できなければ、都市計画は成立しませんから、そのことを我々は前提に置いて物を言っている。それがどういうふうに具体化するかというのが、エリアマネジメントなんです。その前段の都市計画をどうつくるかという部分、来年の後半ぐらいになるでしょうけれども、その時期にきちんと事業者とそういう約束ができるかどうか、そのことがまず第一のマイルストーンです。

 その上で、それら工事がどう行われ、その後の営業が行われる部分については、エリアマネジメントの話です。そこをまず、第一のマイルストーンはきちんと、ここに書いてある2番目の項目で言っている6番目までの流れを都市計画の中できちんと確認しましょうと。それが基本でございます。その部分をまともに整理していくことが大事だと。

 ここは、ぜひ皆さんに注視してもらいたいところですが、この敷地の中で、晴海通り、新大橋通り、環状2号線、高速晴海線、こういったものの基本的な乗換え、どう動いていって出ていくのか。この敷地の中での1階レベル、もしくは地下のレベルでうまく車路を造り替えながら、それぞれスムーズに乗換えが利くようになっていかないと、それが道路にはみ出していくようになると、相当の混雑が起きる可能性がありますから、その部分も含めて、ちゃんと見定めていくことが基本になりますので、その点は御理解をいただきたい。

 その部分も含めて、それから、先ほど申し上げていないんですが、魚河岸等の部分については、私どもは、基本的には高速晴海線は影響を受けないと思っていますけれども、ただし、先ほど冒頭の質問のお答えになりますが、必ず影響を受けてくるのは築地川第一駐車場、まちづくり支援施設、それから築地社会教育会館です。この部分について、先ほど1車線、2車線なんていう議論もございましたが、そういう部分を含めて、計画の詳細が出ていないから、それをはっきりしてくれないと、うちも計画が立てられないから、要望書をここの段階で東京都に出しているわけです。そこがはっきりしてくれないと、我々だって計画の立てようがない。早くきちんと、必要なところについては、構造なり、位置なり、もっと明確にしてくれというのが要望書の前提でございますので、それはどなたが担当されても同じ要望を東京都に出される、自明の話だと思います。それをきちんとやろうということでございますので、それはやらせていただきます。

○小坂委員
 吉田副区長がおっしゃいましたが、協定をつくるというようなこともおっしゃいました。やはり協定まで私は大事だと思いますけれども、それはここには書かれていないけれども、協定を結んでいくというお考えであるのかどうかを1つと、また、私が質問した都心環状線と環状2号線との接続をもう少ししっかりとしたほうがいいのではないかということを資料9の中の要望書の中に入れてはどうかということに関してお答えください。

○吉田副区長
 こういった要望事項を含めて、考え方を含めて、事業者と協定をしっかり結びますよということは、私は何度も議会で申し上げていますよ。来年の11月頃には、絶対そういう協定を結ばなければいかん。その協定を結んでいなければ、実際は都市計画自体が成立しないと思っている。ですから、それは確認されるまでもなく、1年前からずっと言っていますから、御心配なく。

 それから、中の車線のありよう、これはもう何度も申し上げているとおり、この敷地は、環状2号線のこの道路が入っていることによって、実態的には分割されているわけです。それで、御案内のとおり、この環状2号線、一番左側の部分が豊洲から築地に来ている部分ですから、場外市場に届くためには、ここで円形にジャンクションを造って、ここの下をくぐってでも来ない限り届かないんです。そういう部分がちゃんと計画図の中に明記されていなければ、我々としては、とても計画として容認できる話ではございません。築地場外市場そのものが、我々の魚河岸が成り立ちませんので、その部分は、やはり全体的な交通計画をそういう形でチェックしながら協定の中に結実させて、物は動かしていかなければならん。そういうふうに考えている。そういうことを御理解いただきたい。

○小坂委員
 協定の部分は理解いたしました。

 また、私が述べているのは、環状2号線と場外市場との接続だとか、築地市場跡地の接続だけではなくて、環状2号線と都心環状線との接続をきちんとすることを要望書の中に盛り込むべきだと私は考えるんですけれども、それについてお考えを教えてください。

○三留環境土木部長
 都心環状線と環状2号線との接続、直接接続というようなお話だと思うのですが、片や首都高速道路高速線、片や一般道、これを直接流入等で結ぶことは不可能でございますので、先ほどから申し上げているように、築地の開発等を活用して、広域的な交通網をつくろうというのがこの要望の趣旨でございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 都心環状線と環状2号線との関係性は分かりました。

 以上で、ここの部分では終わります。

○白須委員
 よろしくお願いいたします。

 資料8、区立住宅等の入居者募集についてお伺いしたいと思います。

 春と秋に退去される方がいらっしゃるということで、毎年、この時期に募集をされています。今回は区立住宅1戸、区立高齢者住宅が1戸、また都営住宅の割当ての2戸ということで募集が行われると思うんですが、こちらはあまり多くない数で、入りたいという方が大勢いらっしゃると思います。この倍率についてどのようにお考えか、また、入れなかった方への何か対応、そして御相談についてどのようにお答えになっているか、その点についてお聞かせいただけたらと思います。お願いいたします。

○菊池住宅課長
 区立住宅の、今回の募集も含めてなんですけれども、倍率がどれぐらいかということと、抽せんでやっているんですが、入れなかった方への対応ということでございます。

 まず、倍率につきましては、区立住宅も、今回、一緒に募集しています高齢者住宅、あと区営住宅ですとか、ひとり親住宅というのが区で募集しているものになるんですけれども、おおむね30倍から40倍程度で推移しています。6月と11月の年2回に分けて募集しているんですけれども、そのタイミングで空き家がどれぐらい出ているかによって、空き家が多いときは比較的倍率が下がる部屋もありますし、逆に、少ない場合ですと、そこに申込みが集中するということで倍率が高くなるということでございます。基本的には、全て抽せんという形で行っております。

 外れた方に対してですけれども、区の住宅以外にも、都の住宅の募集も年4回ございます。そういったところの御紹介などもしながら、引き続き何度か申し込んでいただく御案内をするですとか、あと、その方によってはどうしても仕事だとかで部屋を出ていくとか、そういったタイミングがある場合は、住み替え相談といった御案内などもしているところでございます。

 以上でございます。

○白須委員
 御答弁ありがとうございました。

 毎年、6月、11月に募集をされているということで、倍率が30倍から40倍と、非常に高い倍率だなという感じですが、驚いております。また、都の住宅も年に4回募集があるということですが、都の住宅のほうが倍率はもっと高かったような気がしますけれども、そうではないでしょうか。

 何度も申込みをしていただくとか、住み替えの御相談にしっかりと当たって、丁寧にお答えいただいて、納得いただけるような対応をお願いしたいと思います。

 また、中央区に住みたいという思いの方はたくさんいらっしゃいますし、場所も人もよくて、しかし、お家賃が高いという難点がありますけれども、そういう御相談に対して丁寧に対応していただいて、その方々の気持ちを大切に、今後も様々な住宅の課題にしっかりと共に取り組んでまいりたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

○アルール委員
 よろしくお願いします。

 まず、資料2について質問いたします。晴海五丁目ターミナル内公衆便所の新設についてです。

 避難所等のスフィア基準ですと、トイレの男女比は1対3、イギリス王立公衆衛生協会では、男女比1対2が適切だと発表しております。この新設のトイレの男女の便器の数の再確認をお願いします。また、その比率はどのようになっておりますでしょうか。

○白石水とみどりの課長
 今の質問にお答えいたします。

 資料2の規模というところにございますとおり、男子のほうに関しましては、大便器の数は洋式2基、女子のほうは大便器の数が洋式2基、それから、バリアフリーのトイレですが、こちらは大のほうが洋式1基ということになっております。

 造る観点といたしましては、利用者を想定しまして、ここでいいますと、近隣に黎明橋公園がございますけれども、そこの公園も参考にしながら、また、ここは交通ターミナルということで、様々な利用者が多く来るところでございますので、交通利用者というか、ターミナルの利用者の目線で、こういった形の規模感に定めております。

 以上でございます。

○アルール委員
 お答えありがとうございます。

 便器の数は男性は5というふうに、私はこの資料のほうから確認しています。なので、女性の便器が少ないと感じたところでございます。今週の、たしか企画総務委員会で委員が幾つか指摘をしておりまして、内閣府で、これは避難所ですけれども、女性のトイレの数は男性用に比べて多くするようにというようなガイドラインもございます。今回のトイレは、交通のターミナルだということで、男性が女性の倍以上というのは承知はしておりますけれども、今後新たに改修をする予定のトイレ、新設するトイレには女性のトイレの比率を考慮し、配慮をお願いしたいというふうに思っております。

 また、今回は男性トイレの中にもベビーチェアが設置されているということで、大変ありがたく思っております。ありがとうございます。

 続きまして、資料6と資料9、10にも関連して、一部、議題に関する質問もあるんですけれども、よろしいでしょうか。

○太田委員長
 議題は議題のほうでやっていただければ。

○アルール委員
 承知いたしました。

 資料6、当日の議事要旨を読んだところ、東京都が行うプロローグイベントや、それに関わるいろいろなことで質疑応答があったというふうに確認しております。また、まちづくり協議会は、議案があると招集されるというふうに伺っておりますけれども、9月25日より前の議題に、晴海ふ頭公園内のモニュメント建設についての議案があったかどうか確認させてください。

○栗村地域整備課長
 晴海ふ頭公園のモニュメントに関しての議題ということでございますが、こちらは、今までの晴海地区のまちづくり協議会では、議題としてはかかっていない状況でございます。

 以上です。

○アルール委員
 ありがとうございます。

 以上です。

○川畑委員
 中央区議会れいわ新選組の川畑でございます。

 先般の行政視察、岡山市、鹿児島市、1年生議員としましては、大変に参考になる、勉強になる視察でございました。誠にありがとうございました。

 本日、まず、資料9、10の都市基盤整備に関する要望と区の考え方の取りまとめについての資料につきまして若干質問させていただきたいと思います。

 これは、いわゆる築地エリアの再開発といいますか、中央区にとりましては、まだ手つかずの土地が広がる部分でございまして、非常に区民の関心も高いエリアでございます。今回、東京都のどのような決定が来るのか、まだ分からないわけでございますけれども、中央区としましては、しっかりと要望を入れて、中央区にとって今後の、百年の計ではないですが、今後の中央区の発展のために資するような東京都の開発をしていただくという申入れだと思います。

 それに当たりまして、資料10の5ページの4番、地元に配慮した事業の進め方、この申入れをされるということで、本当にこれはまさに我が意を得たりといいますか、築地の歴史的な経緯も含めまして、地元に配慮した事業を必ず進めていただきたいという書面での申入れ事項を伝えていくということでございますので、しっかりと東京都のほうに伝えていただいて、事業のほうを、隣の区のお話ではないですけれども、今、汐留辺りでテナントの撤退が相次いでおりまして、汐留シオサイトにかなり空きが出ているというようなうわさを聞いております。電通の問題等もありますけれども、あのエリアにふさわしい開発がしっかりとされるような取組をぜひともお願いしたいと思いますが、それに関しまして一言だけ、区の決意をお話しいただければと思います。

○吉田副区長
 汐留の状況等をお話しいただきながらでございますが、私どもにとって、やはり築地というのは、汐留の比重とまた全然違うと思うんです。土地が持っているポテンシャルも違うし、それからロケーションとして、正直、やはり築地は、ある意味では非常に優れているんです。東京湾上に突き出した、そして面積からいっても、東京都にとって最後のフロンティアになっている。それも都心と直結したという形ですから、その部分は、もちろん、私ども中央区にとって繁栄をもたらすものでなければ困りますが、同時に、国際都市東京の中心になってもらわなければならないし、今後、日本の中心になってもらわなければ困る。

 ただ、同時に、私どもとしては、ここは勝海舟と坂本龍馬が最初に船で訓練したところでございまして、第6期までの海軍兵学校があったところでございます。それから、これは本当に大事なことなんですが、いわゆる西洋造船術が日本に定着したときに、一番必要なのは水路部というのがありまして、今、そういう仕事をやっているのは海上保安庁の水路部なんですが、海上保安庁の母体になります日本海軍の水路部というのが創設されたのが築地です。その前の松平定信はあまり好きではないですから、あまり言いませんけれども、実は、そういう重い歴史を背負っていますので、その部分がうまく開発に生かされながら、日本というものはこういうものなんだというものが象徴されながら、これからの日本、東京の発展のマイルストーンになるような開発になってもらいたいと思っています。

 そのために、やるべきことは、我々区も含めて一緒に協力させていただきながら、やっていこう。あそこが立派に造られることによって、逆に、場外も含めて、中央区全体が豊かになるような開発にしていかなければならないというふうに思っています。その思いをそれなりにうまく東京都に、あるいは事業者に伝えていくのにどうしたらいいかということを考えております。先ほど前委員にも答弁申し上げましたように、事業者との間にきちんとした協定を結んでいく項目の中に、そういう意味で漏れがないように、今、私どもとしては、骨格的な考え方をお示ししております。また、ぜひ3月までにきちんとした要望書を事業者宛てに出しますので、皆さんのいい御意見も含めて、いろいろな形で出していただいて、充実したものにしていきたいと思っています。

 ただ、誤解していただくと困るんですが、そこに何を造れ、かにを造れというのは、実は区民のコンセンサスがなかなか得られないから、ここはなかなか全体的な合意は難しいんです。ですから、こうであるべき、これをちゃんとしてくれないと、いろいろ困りますよという部分については、漏れがないようにしていきたいと思いますけれども、願望のことはなかなか言いにくいところもございますので、そこのところはいろいろ工夫しながら、中央区のあるいは中央区議会の英知がまとまったような要望書にしていきたいと思いますので、この資料を基にした上で、皆さんのこれからの御要望を我々も期待しておりますので、一緒にきちんとしたものをつくっていきたいと思っています。

○川畑委員
 ありがとうございます。力強い吉田副区長のお言葉をいただきまして、先に進めていっていただきたいというのを確信いたしました。

 では、以上でございます。

○太田委員長
 それでは、委員会の途中ではありますが、ここで一度休憩を挟みたいと思います。再開は3時10分です。

 休憩します。

(午後2時54分 休憩)


(午後3時10分 再開)

○太田委員長
 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。

 議題に移ります。環境保全及び建設行政の調査について発言のある方は挙手願います。

○かみや委員
 では、議題でも質問させていただきたいと思います。

 行政視察について、貴重な機会をいただきまして、ありがとうございました。

 この中で、JRの跡地を活用して数十年にわたる計画、変遷の経緯をお聞かせいただいた上で、大きな公園を整備されたということ、その管理運営の手法を含めて学ばせていただきました。また、駅前の再開発について、地方都市はどのようにやっているのか、非常に貴重な機会をいただいたと思っております。

 この視察に行かれまして、直接中央区で同じように生かせるものばかりではないと思いますけれども、この視察で御覧いただいて、御所感、そして考え方であったり、何か生かせるところ、こういうところはとても参考になった、こうしたものがありましたら、それぞれ御所感をお聞かせ願えればと思います。お願いいたします。

○三留環境土木部長
 行政視察に関してということでございます。

 行政視察につきましては、2泊3日、委員の皆様方にいろいろとお世話になりながら学ばせていただけたこと、感謝申し上げます。

 私の環境土木という部署でのということであれば、岡山市の公園の総合的な使い方というのが参考にさせていただけた事案なのかなと思ってございます。地方でございますので、都心とはまた違った御苦労もされながら、そういった様々な施策を展開されているという点で学ばせていただきました。今回、特に本区でも、今、桜川で検討をしておりますPark-PFI、こういった手法、それから指定管理を併せた公園の総合的な管理、そういったものが都心区の本区でそのまま生かせるかどうかは分かりませんけれども、これから私どもがやろうとしているものに関して、学ぶべき点は多々あったのではないのかなと思ってございます。広大な公園の中に大きなドームがあったりとか、スケールの差はありますけれども、本区の今後のPark-PFIの整備に、そういったものが生かせていけたらと思いながら、今回の視察を終わらせていただいたところでございます。

 以上でございます。

○溝口都市活性プロジェクト推進室長
 私も視察に同行させていただきまして、いろいろと勉強させていただきました。

 再開発というところで、鹿児島中央駅前の開発ですとか、また、商業施設と併設した形での再開発を見せていただきました。本区は、東京都もそうですけれども、国の特区の活用ですとか、いろいろな形で再開発が進んでいる中におりますので、改めまして鹿児島市で再開発をやろうとしたときに、県からの補助金の関係で3年間かかったとか、いろいろそういう御苦労があるというところも新たな発見でございました。

 また、地元の方とどうやって進めていくかというのは、私どももそうですけれども、鹿児島市もおっしゃっていて、地元の方にも勉強していただいて進めていくというのは、まさに私ども中央区で進めている手法でありまして、やはりそういう形でないと、なかなか再開発というのは進まないもの、そういうことがあるので進んでいくものだなというのも、改めて学ばせていただいた点だと思っております。

 そういうものも生かしまして、本区ならではの都心中央区の都市整備、基盤整備もそうですけれども、開発事業というのも、また進めてまいりたいと改めて感じたところでございます。

 以上です。

○かみや委員
 それぞれに御答弁ありがとうございます。

 まず、公園は、まさに、今御答弁いただきましたように、広さが全く違うので、すぐそのまま持ってくることはできないということだと思うんです。ただ、防災の機能があって、入り口に、民間の施設だと思いますけれども、にぎわいの施設があって、指定管理とPark-PFIを入れている中で、敷地も広大でしたが、本当に様々な取組、工夫されていると思いますので、本区にどう生かせるのか、ぜひ検討を深めていただいて、いいものはぜひ生かしていただきたいと思っております。

 また、再開発、駅前ということでございましたけれども、今御答弁の中にもありましたが、私も質疑応答の中で、先方の方が、地域との協力が本当に大切で、市が主体になってやっていくわけではなくて、地元の方、組合だったり、事業の実施主体の皆様がいて、その方々をしっかりと後押ししていく、サポートしていく、県との関係もそうだと思いますけれども、やっていく。こうしたことの大変さ、御苦労もお聞きできたので、今、御答弁で本区でも同じようにやっているというお話がありましたが、皆様の意思決定に基づいて進んでいる事業をしっかりと後押ししていただく大切さを学ばせていただいたと思っておりますので、引き続き、今の御答弁の趣旨で本区の施策に生かしていただけるよう要望いたしまして、議題での質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○小坂委員
 では、引き続きよろしくお願いします。

 まず、1点目は、自転車用ヘルメット購入補助に関してです。

 これは、この委員会で6月に私も質問させていただきまして、我が会派からも補助したらどうかということを述べさせていただきました。それを実現していただきましたこと、当会派からも感謝申し上げるところでございます。

 始まったところ、ヘルメット購入補助対象の自転車屋さんにおいて、ヘルメットが不足しているとかというふうなことで、区民がお困りになっていたり、その声が我々にも届いたりしているところであります。事業が始まって、ヘルメット補助が始まって、そのようなヘルメット不足に関して、区はどのように捉えているかということを教えてください。それが1点です。

 2点目は、前委員もおっしゃっていた晴海ふ頭公園における巨大モニュメント、10メートル掛ける6.8メートルですから、68平方メートルの広大な芝生の敷地を占拠するというふうな形で進められようとしているところであります。中央区民マガジンが賛否を聞いたところ、450件ぐらいの回答があって、賛成が大体20%、それ以外は反対だというふうなことで、その位置は駄目だよというようなことが言われているところであります。区には、このモニュメントの位置なり、どうにかしてほしいとか、そのような声はどのように届いているのかということを教えてください。それが1つ。

 もう一つは、都のほうは、住民との合意形成をして、その場所に建てることにしましたというふうな説明をしているわけでございますけれども、都は一体どんな住民の合意形成をしたのか、区が分かる範囲で教えてください。本当にやったのかなと。本当にやる気があるのであれば、我々がやった9月25日のまちづくり協議会で、ここにこのようなモニュメントを立派に建てますというようなことを説明すべきにもかかわらず、そのことさえ区に言っていないわけです。区と都と住民との大事な調整の会議においてさえ、出していないこのモニュメント問題、一体都はどのように住民と合意形成したのか教えてください。

○太田委員長
 小坂委員、今のモニュメントに関しては、東京都が管轄するところでございます。それ以外の自転車用ヘルメットの購入助成についてお答え願います。

○西留副参事(交通安全対策・特命担当)
 自転車のヘルメット補助事業についてお答えいたします。

 委員の御質問のとおり、11月1日から開始いたしました。月に1回、各販売店の売上げの状況等、統計を取るということで、どれほど売れているかというのは、まだ分からないですけれども、今、私どもが聞いたところ、月島地区では、あるお店で先週の3日間、3連休のときに30個ぐらい予約を受けて、販売の予定があるということで、順調にというか、一部ヘルメットの供給がなかなか難しいというのも聞いてはいるんですが、中央区を含めて、全部の区でこの補助事業も順調に始めておりますので、順次これから供給がついてくるのではないかなと思いつつ、11月から始めているところでありますので、年末から来年に向けて供給のほうも増えていくのではないかと思っております。

 また、参考ですけれども、いろいろ問合せが来ておりまして、その中で一部、高齢者の方が、私たちが出しているチラシの中のQRコードを読むことができないということで、問合せが幾つかありまして、その場合、ホームページを案内する、もしくは住所をお聞きして近隣のお店を教える等、広報しているところであります。

 以上です。

○小坂委員
 区が分かる範囲で、モニュメントの部分です。モニュメントのことは都ですよ。都ですけれども、区にそのような声は届いているのかどうかということを教えてください。区のことですよ。

○太田委員長
 では、答えられる範囲で。

○溝口都市活性プロジェクト推進室長
 こちらで把握しておりますのは、1件お問合せで、モニュメントについて意見を言いたいんだけれども、どちらに言ったらいいかということで、東京都の事業ですので、都民の声総合窓口を案内したということで、1件聞いております。

 以上です。

○小坂委員
 区民の皆様もモニュメントに関しては都の事業だということを御理解の上、都に届けているというふうな現状を理解いたしました。地元の声をしっかりと届けていくというのは、報告事項でも築地という都の所有物に関して物を申していくというのも、また、公園に関して区が物を申していくのも、できることではあると思います。もちろん、築地でやっているんだから、できることでありますので、そのあたりはしっかりとやっていただければと思うところであります。

 晴海ふ頭のところに関しては、やはり場所を占拠しているし、ある意味、事故の原因になるかもしれないし、また、子供たちが遊んで激突とか、高いところから落ちてしまうとか、そういうこともあり得るし、一番は、災害のときに、あの広い公園が1万2,000人の逃げ場になるわけで、広場を狭くするわけにはいかないわけで、そのあたりをきちんと、景観だけではなくて、区民の安心・安全のためにも大事な広場というところを区としても言っていただければと思うところでありますが、都もきちんと考えて、よい場所に設置を願うところであります。このあたりは、我々も都のほうに届けていきます。

 それと、ヘルメットの件は、不足しているというところもありました。私も、今日、もう一回、月島のある自転車屋さんに確認したところ、今は足りているというふうなことでもありましたが、足りないところがもし増えた場合は、ホームページ上で一言、供給が不足している場合もありますというふうな注意書きも書いていただければと思います。今後とも丁寧な対応を、もちろん高齢者の方にやっていただいているというところをお聞きしましたので、さらなる丁寧な御対応をお願い申し上げます。

 では、次に進めさせていただきます。公園続きで述べさせていただきますが、私も岡山市の公園に関しては、非常に学びました。Park-PFIと指定管理者を同時に使いながら管理するというところで、ここに関しては、もう一つ学ぶ点としては、都市公園法第17条の2にいうところの協議会もつくり、公園管理に住民の声をしっかりと届けられるようにすると。協議会に住民も入ったというふうなところは大いに学ぶべきところだと私は理解いたしました。

 質問に入っていきますけれども、一方、区立公園では、区立浜町公園の問題があります。ここに関しては、我々の会派からも請願の紹介議員となったところでありますが、1つ、浜町公園に築山があります。築山は子供の聖地と言って、そこで子供たちが元気に遊んでいるんです。芝生もちょっと残っていて、築山があってというふうな子供の遊び場の聖地である築山の部分を更地にして、運動場みたいにするということであります。そこまでする必要があるのかなというふうに思うわけです。ラジオ体操は浜町公園の入り口のコンクリートのところでやれるわけなので、なぜ築山を壊す必要があるのか。また、このような子供の政策に関わる点では、こども基本法で子供の声も聞きながら行っていくと。だったら、子供の声もきちんと聞いて、そのようになったのか。また、住民説明会がありました。そこで住民の合意形成は取れたのか。そのあたりを教えてください。それが1つ。

 もう一つは、工事区画のフェンスがあります。月島では北地区、南地区で大きな工事をしていて、その工事区画、施工区域を区切るためにフェンスがあるんですけれども、そのフェンスが死角になって衝突事故が月島第一小学校の前で起きたというようなことがあります。それに関して、やはり角になる部分は死角になりやすいので、角を取るとか、透明にするとかいう対応が今後も必要だと思うんです。この月島の事故があって、事故が再発しないように、副校長がそこにずっと立たれていたということがあって、そこが透明板に変わったわけですけれども、やはり今後も工事が繰り返される中央区においては、角の部分はきちんと見通しをよくするというような対応を、これから言わなくても取っていただけるようにお願いしたいと考えますが、いかがでしょうか。

○白石水とみどりの課長
 私からは、浜町公園の件でお答えいたします。

 委員の御紹介がありましたとおり、10月19日から21日の土曜日にかけまして3日間、計4回の説明会を実施いたしまして、当初は説明時間1時間ということで、説明会の時間を1時間と想定していたんですが、多数御意見をいただきまして、区といたしましても、皆さんの全ての御質問に対応するということから、回によっては延長して説明をさせていただいたところでございます。

 その中にも、やはり今おっしゃたキーワードとして築山の件ですとか、それから合意形成の件というふうに出てございました。こちらに関して、まず築山ですけれども、学校の仮校舎が建つエリアというのが広場状になっておりますので、その代替地として、イベントだけではなく、お子様が遊べる機能も、当然、広場にはあります。そういった部分も踏まえて、今回の仮設校舎の隣接地に、この工事をもって広場の整備ということで実施したところでございます。

 区といたしましても、お子様の利用状況を当然把握しておりまして、あそこに保育園の方、お子様が見えていたり、土日でも近隣のお子様が築山で楽しそうに遊んでいるのは当然把握しておりますが、やはり築山になってしまうと、機能としては、遊びのスペースがあって、子供が登って降りてというところにどうしても限定的な使い方になってしまいますので、今回の仮校舎が建つ部分の代替としては、区としては、そういった広場状のスペースが必要であるという判断で工事を実施しているところでございます。

 なお、工事に関しましては、説明会を21日の土曜日に終えましたが、その後、翌週の木曜日に現地掲示させていただきまして、工事は今週の月曜日から入っているところでございます。

 また、合意形成に関しましては、これは環境土木部だけでなく、当然、教育委員会のほうも入っての説明会でございましたが、その中で説明を尽くすというところで合意を図っていくという回答を差し上げたと思いますので、この場に関しても、そのようにお答えしたいというふうに考えています。

 私からは以上です。

○池田管理調整課長
 工事におけます仮囲い、フェンスの件についてお答えします。

 コーナー、曲がり角においての死角に関しては、やはり事故の要因となるということは認識しております。我々も、道路上にフェンスを設置する際等については、道路占用ということで申請が出てくる際に、安全第一を確保するというところで指導させていただいております。大きな工事現場であれば、隅切り、斜めに切っていただくとか、委員からのお話のように透明なものとかというところもあります。狭小な部分ですと、どうしても上空で角の部分まで施工に入るというようなところもございます。今、委員にお話しいただいたとおり、安全第一に努めていきたいということは考えていますので、区としても、引き続きその辺は建築事業者のほうに指導してまいりたいと思います。

 以上です。

○小坂委員
 浜町公園の築山の部分は、本当に潰す必要があるのかというところはあります。広場機能に関しては、私が言いましたように、来年からラジオ体操を行う場所が移るんですけれども、移ったところで広場機能はできるわけです。ラジオ体操もできるわけです。あと、そこを使って何かイベントもできると思います。本当に子供の声を聞くのであれば、あの築山はそのままでもいいのではないかというようなところがあります。そのあたりは、またよく見ていっていただければと思います。私は、実際にお母さん方から、あそこは子供の遊び場の聖地だというふうに、その言葉をもろに聞いていますので、ぜひとも考え方の撤回をお願いします。

 次に、工事現場の事故は繰り返さぬようにというところは、自転車と児童がぶつかって大けがをしていますので、ぜひフェンスのところの対応は、何とぞ事故が再度起こらないように、開発がこれからも続く中央区でございますので、よろしくお願いします。

 あと、佃のまちづくりに関して1つ、佃のまちづくりに関して、前回の委員会でも質問させていただいたところでありますけれども、やはり町並みは守っていきたいというのが佃の特に一丁目、元佃の住民の皆様の声でございます。旧飯田家のところの整備、守っていきたいということの地元説明会も、この日曜日にあって、私も参加したし、委員長も参加されていましたが、そこでも、あの町並みは守りたいというふうなことを言って、町並みを守る手法として、旧飯田家を私が賃貸して守りますという人が現れたというようなところであり、その方がおっしゃっていたのは、あの高さを大きく超えるような8階建てのビルができることも契機となって、そのように考えたというふうにおっしゃっています。

 まちの方々は、何らかのまちのルールをつくりたいと思っている。そんな中で、住民が発意すると。区に、そうしたら地区計画をつくろうというふうに思っていただくには、どのレベルまでの形で区に届けたらよいのか。何かそのあたりの、住民発意があれば地区計画をつくるというのは、区長もおっしゃっているところであるので、ならば、住民発意というのはどのレベルまでできれば、住民発意が整ったと区は認識してくれるのか。佃だけではなくて、まちづくり全般に関しての手続における考え方を教えてください。

○川島都市計画課長
 佃のまちづくりにつきましては、今までお答えしていたところの繰り返しの部分も出てくるんですが、非常に大きな課題としまして、都市の構造、道路づきの部分というのがあります。また、その基準法上、道路というふうに位置づけられている部分の多くが私道ということになります。ですので、今、一般的な考え方としてというお話をいただきましたが、佃のまちづくりにおいては、あまり一般的なというところで受け止められるような議論の内容では必ずしもないかなというふうに思っています。

 町並みについて大事にしたい、それは皆さん、思いとしては一緒だと思います。その方向性については、保存なのか、保全なのか、そうではないのかといったところについては、飯田家のお話のほかにも、様々なお声が区のほうに様々な機会を通じて届いてもおります。手法がありきということではなくて、そもそもどのようなまちにしたいのか、それを町会とか、そういったようなレベルで話し合う場をつくることそのものについて、まずは、一部の方がおっしゃっているとか、その一部の方が何か所にもいる、何種類もいるということではなくて、そういった場をつくる、それがまずは大事かなというふうに思っているところです。

 以上です。

○小坂委員
 大変示唆に富む御答弁ありがとうございます。

 まさに、例えば賛成とか反対とか、いろいろと気軽に参加できる場として、町会もあるかと思います。町会で分科会などをつくって、そこで元佃をどうしていくかというようなことを議論しながら、やはりこうありたいという、ある一定の考え方が整えば、それを区に届けていくという形で、しっかりと佃の、どのようにできるのかというところ、一度そのような手続の手法があるよということは、まちの皆様とも共有したいと思っております。

 実際に、佃大橋のバリアフリーに関しても、町会の皆様が月島・佃の連合町会と湊の連合町会が声を届けたからこそ、佃大橋のバリアフリーが実現しつつあるということでもありますので、そのような町会を一つ手段として用いながらのまちづくり、その辺もひとつ参考に、佃の方々と一緒に考え方を共有できればと私も考えます。

 以上で終わります。ありがとうございました。

○白須委員
 よろしくお願いいたします。

 ごみの処理について少々お伺いいたします。

 生活しておりますと、必ずごみが出てまいりまして、その処理は悩ましいという一面もあります。先日の記事の中で目にしたのが、ごみ清掃員の方が10年以上前から訴えていることは同じで、生ごみの汁を絞らないで出される可燃ごみは、思っている以上にたくさんあって、悪臭の原因と、炉で燃えにくい原因になるので、生ごみは絞って出していただきたいという記事を目にいたしました。現に、お隣の江東区では、家庭用の電動式生ごみ処理機購入費の助成、上限2万円まで出しているほどですので、本区におきましては、このようなことについて課題意識はあるのかどうかお聞かせいただけたらと思います。

○染谷中央清掃事務所長
 家庭から出る生ごみでございます。

 令和元年度に実施したごみ排出実態調査によれば、燃やすごみの約3割は生ごみというふうな調査の結果が出ております。区のほうも、生ごみについては、ごみ減量の大切な課題かと思っています。

 委員からもありましたが、今まで、もうひとしぼり運動ということで、生ごみを、例えば家庭で1日1回生ごみを20ミリ程度絞っていただければ、令和元年1月1日の世帯数で換算すると、年間で約721トンの生ごみを減らすことができると、計算上はなってございます。これは課題としてすごく認識しておりますので、生ごみを減らす有効な手段としては、委員からあった生ごみ処理機が有効だと思っておりまして、区のほうも、よその区、23区でどの程度生ごみ処理機の助成をやっているか調査・研究しております。私が調べた結果では、13区が導入しておりまして、これについても本区で導入について検討の段階に来ているのかなという認識でございます。

 以上でございます。

○白須委員
 御答弁ありがとうございました。3割が生ごみということで、課題があると認識しているということで、もうひとしぼり運動もされたことがあるということで承知いたしました。

 また、生ごみ処理機の助成の導入も検討する時期に来ているということで、ありがとうございます。

 ごみというのは、処理してくださる、年末年始も特に清掃員の方は大変な御苦労だと考えております。保存版のごみと資源の分け方・出し方を何度も読んで、確かにすごく分かりやすく、きれいに書いてあるんですけれども、何度読んでも読んでも、なかなか難しくて頭に入りづらい一面もあります。先日読みました、面白くてためになる「ゴミ清掃員の日常」という漫画があるんですけれども、読まれたことはありますでしょうか。すごく楽しくて、本当にごみ清掃員の方々の気持ちがよく分かって、しっかり私もごみを楽しく考えながら出さなければいけないと認識できました。「ゴミ清掃員の日常」は、お勧めの漫画本ですので、御覧になったらと思います。

 また、年末年始のごみ収集のチラシをお出しになるので、そのような周知、ごみの処理方法、しっかりとそのチラシについて周知し、現在の課題についても書いていただいて、周知もしっかり行っていただけたらと思っております。また、様々な状況を踏まえて、効率的・効果的な処理を今後もどうぞよろしくお願いいたします。

 ありがとうございました。終わります。

○アルール委員
 質問します。

 現在、区内で都や区所有の公園や道路の開発や整備が行われたり、また、個人所有のマンション、住宅などの解体、建設や改修等の際に、騒音や振動とか、工事車両がどうの、粉じんがどうのというような相談が寄せられるケースが結構あるかと思います。そのたびに、長期にわたり、近隣住人の安全で安心できる生活に影響を与えていることは確かです。また、そういった工事の周知に関して、それが工事間際だったり、開始したための抗議というか、クレーム、また、そもそもどうしてそれをするのかというような趣旨、計画の情報の開示の時期があまりはっきりしていなかったり、コミュニケーション不足から、そういったクレームが発生しているのではないかというふうに見受けられます。行政側は行政側として、プロとして、区民のためにベストで、そういったものを造ろうとか、改修しようとか、また、個別の住宅に関しては許認可を与えようというようなことをしているかと思うんですが、そういったクレームが来るのは非常に心外かと思うんです。今後、環境土木部では、どのようなプロセスを取り、どのような方法を取れば、そういった状況を改善できるのか、そういったお考えを伺いたいと思います。

○金広道路課長
 公共工事を含めて、工事をする際の地域の方々への配慮という面についてお答えさせていただきます。

 基本的には、当然、工事が始まる前に、こういった工事を行いますということで、地元の方に広く周知をしているところでございます。そして、なおかつ、御商売されているところにつきましては、当然、工事に伴いまして営業のほうに影響が出ないように、何時から何時まで、例えばお昼時間帯は避けてくれとか、個別に対応しながら、どの時間帯で工事ができるかというところを一件一件丁寧に調査をした上で決めております。場合によっては、当然、夜間工事をしたり、あるいは平日を避けて土日、交通量が少ないときですとか、お店が休みのときなど、臨機応変に対応しながら、できるだけ影響のないように、工期を見ながら定めているところでございます。

 当然、全ての近隣の方に配慮したスケジュールにはならない部分もあるんですけれども、そこについては、できるだけ工事の内容と工事時間帯、そういったところを丁寧に周知をしながら、今後も対応していくというところで考えております。

 以上です。

○アルール委員
 その件で、周知の方法についての質問です。

 どのような周知をしているのでしょうか。例えば、佃大橋の耐震工事については、近隣住人に一枚一枚ポスティングでチラシが入っておりました。ただ、そういったものは多分大きな工事であり、近所であるような改築であったり、そういったものに関しては、どのような形で業者に指導されているのか教えてください。

○三留環境土木部長
 道路課長が申し上げたのは、道路工事全般をお答えしたような感じで、委員の御質問に関しては、工事全てに関してというような意味合いの御質問だと思います。

 委員も御案内いただいたように、工事の大きさ、それから規模によって様々な対応の仕方があると思いますし、事業者、これが民間であるか、都であるか、区であるかによっても対応が少し変化してくるのかなと思っているところでございます。できる限り情報があればお伝えはいたしますけれども、それぞれの考え方、それぞれの法にのっとってやっていることでございますので、その辺、御理解いただければと思います。

 以上でございます。

○アルール委員
 ありがとうございます。非常に対応をしていただいて、ありがとうございます。

 また、多くのクレームを受けて、その処置は大変かと思いますけれども、今後とも事業者もしくは工事をされる関連の方々に、ルールを守った、住民の方への周知をお願いしたいと思います。

 終わります。

○川畑委員
 私からも、前委員に続きましては、浜町公園の10月19日から21日まで行われました説明会、それから、その後の動きにつきまして若干の質問をさせていただきます。

 この説明会で、延べ100名以上の方が参加されたと思うんですけれども、主な意見、それに対する区の受け止めを簡潔にお答えいただければと思います。

○白石水とみどりの課長
 説明会は、先ほども前委員のお話がありましたとおり、教育委員会と環境土木部で合同で説明いたしまして、公園の中に建つものも学校の仮校舎というところですので、公園側の意見、それから、どういうお答えをするかというところで、お答えしたいと思います。

 工事に関しましては、説明会を経まして、先ほどの現地周知だったり、ホームページの周知をいたしまして、11月6日、月曜日から仮囲いをして、先ほどの広場部分の整備を実施しているところでございます。

 どういった意見が出たかということに関しましては、まず、お子様だったり、公園の利用者も利用していますので、工事中、しっかりと安全にやってほしいというところがあったかなと。これが、私が管理者として受け止める部分で一番大きいところかなというふうに思っています。そのほか、木の移植の話ですとか、それから、先ほどの築山のお話、こういうものも出ましたけれども、端的にということですので、このぐらいにさせていただきます。

 以上です。

○川畑委員
 ありがとうございます。

 国土交通省から、近隣住民との合意を得て進めてくださいという念押しをされていると思うんですけれども、今回の説明会で、私も参加をさせていただきましたが、とても住民の合意を得られている状況ではないというふうに受け止めました。ですので、直ちに工事を止めていただきたいと考えています。工事のほうは一旦ストップをして、住民の意見を再び聞いて、その上で工事を進めるなら進める、そのような段取りに戻していただきたい。地元に配慮した事業の進め方、区でうたっていることをしっかり守っていただきたいと思います。

○太田委員長
 それでは、質疑も終了しました。

 議題、環境保全及び建設行政の調査について、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○太田委員長
 第四回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○太田委員長
 それでは、これにて環境建設委員会を閉会させていただきます。

 お疲れさまでした。ありがとうございました。

(午後3時50分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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