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令和5年 環境建設委員会(12月8日)

1.開会日時

令和5年12月8日(金)

午後1時30分 開会

午後4時20分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 太田 太

副委員長 木村 克一

委員 かみや 俊宏

委員 小坂 和輝

委員 白須 夏

委員 アルール うた子

委員 川畑 善智

議長 瓜生 正高

4.出席説明員

(17人)

吉田副区長             

三留環境土木部長          

池田管理調整課長          

落合交通課長            

西留副参事(交通安全対策・特命担当) 

武藤環境課長            

白石水とみどりの課長        

金広道路課長            

染谷中央清掃事務所長

早川都市整備部長

川島都市計画課長

栗村地域整備課長

福島まちづくり事業担当課長

溝口都市活性プロジェクト推進室長

水野基盤事業調整課長

生島教育委員会事務局次長

岡地学校施設課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

鳴子書記

桝谷書記

6.議題

  • (1)環境保全及び建設行政の調査について
  • (2)浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める請願

(午後1時30分 開会)

○太田委員長
 ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日、区長は欠席いたします。

 また、教育委員会事務局次長及び学校施設課長が出席しますので、併せて御了承願います。

 議事の進め方についてです。議題(2)の新規請願の紹介議員、請願者及び理事者への質疑等を先に行い、その後、理事者報告、議題(1)、環境保全及び建設行政の調査について、理事者に対する質疑を行いたいと存じますが、よろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○太田委員長
 請願の紹介議員の追加について。会派幹事長会決定の請願の取り扱いについての申し合わせ事項に基づき、議長より請願の紹介議員の追加を許可した旨、通知がありましたので、御報告いたします。

 請願第4号、浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める請願について、追加をした議員は、小栗智恵子議員並びに奥村暁子議員です。

 議題(2)、請願第4号、浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める請願について、審査に入ります。

 請願者は、請願者席に着席願います。

     〔請願者移動〕

○太田委員長
 新規請願の審査の進め方について。まず、紹介議員から趣旨説明を受け、次に紹介議員への質疑を行います。その後、休憩に入り、休憩中に請願者からの補足説明を受け、次に請願者への質疑を行います。さらに、委員会再開後、理事者への質疑を行います。

 紹介議員の趣旨説明時間及び質疑時間について。まず、紹介議員からの請願の趣旨説明を10分以内で行い、次に、紹介議員への質疑を趣旨説明と合わせて20分以内で行います。各会派の持ち時間は、合計時間20分から趣旨説明に要した時間を差し引いた残り時間を質疑のある会派数で除して得た時間とすることでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○太田委員長
 それでは、紹介議員の趣旨説明を行います。

 紹介議員は席の移動を願います。

     〔紹介議員移動〕

○太田委員長
 それでは、紹介議員の趣旨説明を10分以内で願います。

○川畑議員
 中央区議会れいわ新選組の川畑善智でございます。本請願、浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める請願の紹介議員として、趣旨説明を行わせていただきます。

 浜町公園、1929年、あの後藤新平の指揮した関東大震災からの帝都復興と、都市としての防災の役割を担う震災復興公園として開園した浜町公園でございます。東京大空襲により多くの樹木は焼き払われましたが、戦後の復興とともに順次整備され、今では、公園面積の少ない中央区におきまして、極めて貴重な緑の空間となっております。

 思い出してください。今年の夏、殊さらに暑くはなかったでしょうか。25度以上の夏日は140日、30度以上の真夏日は90日、35度以上の猛暑日は22日でございました。平均気温は、東京でこの100年間、3度上昇しております。世界の平均気温上昇が1.5度です。この10年間の上昇は急ピッチです。もはや人類の生存にとって極めて憂慮すべき事態となっております。

 冷静になって考えてみてください。ニューヨークで、2007年、ブルームバーグ市長は、この時代に100万本植樹計画が立てられ、10年の計画を8年で達成、さらに、現在のエリック・アダムス市長は、さらに100万本の植樹計画を実行中です。なぜ木を植えるのか。それは、人々の活動で熱せられた熱を冷却するためであります。樹木は水蒸気を蒸散し、緑陰の温度を下げるからです。木々の役割をもう一回再確認したいと思います。

 樹木は、温室効果ガスである二酸化炭素を吸収し、人類の生存にとって不可欠な酸素を供給します。1本の樹木で4人分の生存に必要な酸素を供給できるんです。雨を吸収する力も、洪水対策として重要です。そして、何といっても木陰、30度以上が3か月も続くこの日本。この時代に、日中、木陰なしでいられるでしょうか。真夏の路面温度は50度を超えます。しかし、緑陰ではマイナス20度、30度です。ペットや小さいお子さん、そして私の元職である車椅子に乗車した方は地面から近いんですよ。大変な暑さです。この方々のため、木陰で救われる皆さんがたくさんいるんです。ここにいらっしゃる区民の皆さん、行政に関わる善良な行政官の皆さん、そして同志の議員の皆さん、冷静になって考えていただきたいんです。今は1960年代でも70年代でもないんですよ。高度成長期の時代ではないんです。地球温暖化の今こそ、樹木を増やさなければいけないんです。

 極端な話、日本橋の人々の生命は、まさに浜町公園によって守られていると言っても過言ではないんです。決して大げさでも何でもないんです。事実、熱中症で毎年何人の方が亡くなっているか御存じですか。2000年の死者が207名、2022年は1,477名です。7倍です。この状況で樹木を伐採することは、熱中症死者をさらに増やすことになり、私は断じてこんな事態は認められない。

 浜町公園の環境を守り、樹木の保全に努めることは、現代社会の行政の最低限の責務です。緑を守りましょう。地球の樹木を守りましょう。そして、日本を守りましょう。今やるべきことは明確です。まず、一旦工事をストップする。これまでの経緯を第三者機関で検証、再検討すること、その上で区民に全てをつまびらかに公開して、皆さんの判断を仰いでいく、こういった姿勢が求められていると私は痛感をしております。

 一旦立ち止まって考え直すことを強く訴えて、私からの説明を終わります。

○小栗議員
 私からも、浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める請願の紹介議員として、趣旨説明を行わせていただきます。

 請願主旨は、浜町公園の日本橋中学校仮校舎建設に伴う工事がどんどん進められていますが、利用者や近隣住民の皆さんへの周知が不十分であり、合意形成もされない中で、工事を一旦立ち止まることを求める請願です。

 住民説明会が終了した直後から、遊具のある代替広場の整備のため、子供たちの聖地、築山を崩して平らにする工事、大型の複合遊具を移動させる工事が既に行われており、年明けからは、根回しをされた樹木の枝や根を切り縮めてトラックで運ぶ工事が進められようとしています。

 10月に4回行われた住民説明会では、どんな仮校舎が建つのか、根回し工事で既に枯れかかっているケヤキもあるが、移植して樹木は大丈夫なのか、周囲に木々の日陰もない仮校舎で問題はないのか、様々な質問や要望が出されました。参加者に十分な納得が得られたとは言えません。ましてや、説明会に参加されていない区民や利用者には、区のホームページや現地の看板で、こうなりますという告知だけで理解や納得を得ることはできないと考えます。

 これから日本橋中学校の生徒が利用することになる施設について、地域の理解や協力が不可欠です。そのための周知、理解のためのプロセスは、もっと丁寧に行われるべきだと考えます。そのために、工事を一旦立ち止まることを求める請願にぜひ賛同いただけますようお願いをいたします。

 以上です。

○太田委員長
 それでは、紹介議員への質疑のある会派は挙手を願います。

 質疑のある会派は1会派です。残り時間は12分16秒です。したがいまして、1会派の持ち時間は12分となります。

 それでは、紹介議員への質疑に入ります。

 発言を願います。

○かみや委員
 それでは、本請願の紹介議員の方々へ質問をそれぞれさせていただきたいと存じます。

 今回、日本橋中学校の仮校舎を設置するため、現在行われております浜町公園の工事を進めていくことに反対ということでよろしいでしょうか。このまま工事を進めることに賛成でいらっしゃるか、反対でいらっしゃるか、その賛否を紹介議員それぞれにお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

○川畑議員
 大変申し訳ありません。何か話がごっちゃになっているようですけれども、今回の請願をもう一回よくお目通しをいただきたいんですが、今回の請願は浜町公園の緑を守り、樹木を守るための請願です。現在進む環境破壊に対して、一旦工事を止めて、環境破壊について再度議論をして考えましょうよというのが今回の請願の趣旨でございます。まさに、この請願書に書いてあるとおりでございます。それ以上でも、それ以下でもない。つまり、何のための工事なのかということを問うてはいないんですよ。請願者である区民の訴えたいこと、私が訴えたいことは、環境破壊に対する異議申立てなんです。

 ここの場は環境建設委員会です。区民文教委員会ではありませんので、区民文教委員会の質問は区民文教委員会で、委員長のほうから御指導をお願い申し上げます。

○小栗議員
 私の意見は、このまま進めていいのか、それに反対なのか賛成なのかということでの御質問でしたので、私としては、一旦立ち止まって、これからどうするのか考えていくべきだということで紹介議員になっておりますので、このまま今までの予定どおり進めていくということには反対です。一旦立ち止まって、検討して、皆さんの合意もちゃんと得られるような理解を得て進めていくべきだということで考えております。

○かみや委員
 それぞれに御答弁ありがとうございます。

 今回の請願の件名というのが、浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める請願、そして要旨の最後に、このまま工事を進めることについて立ち止まっていただきたいという趣旨でございましたので、そのことを念のため確認させていただきたい、この趣旨で質問させていただいたところでございます。いずれにしましても、御答弁ありがとうございました。

 その上で、小栗議員からは、一旦立ち止まるということでの御趣旨を説明いただきまして、また、緑を大切にするという御趣旨の御答弁も川畑議員からいただきました。もちろん、それは大変に重要なことであると認識をしております。

 その上で、次の質問をさせていただきたいというふうに思います。今回、第三回定例会で、補正予算案は全会一致で、紹介議員の皆様も含めて全議員の賛成で可決されたところでございます。この中には、日本橋中学校の仮校舎を設置するための補正予算案としての債務負担行為の追加変更も含まれておりました。つまり、仮校舎を設置するための工事を進めていく補正予算に賛成をしていらっしゃいます。

 そこで、伺います。なぜ第三回定例会補正予算案に賛成されたのか、簡潔に理由を御説明いただければと存じます。よろしくお願いします。

○川畑議員
 何度も申し上げますが、大変申し訳ございませんが、今回の請願の趣旨は、あくまでも浜町公園の樹木を守っていただきたい、環境を破壊しないでいただきたい、この請願でございます。

 補正予算19億8,000万円が通過をしております。その補正予算19億8,000万円につきまして、この文章の中に書いてあること、説明書きを読み上げます。日本橋中学校の改築中における仮校舎の整備について、昨年度からの基本設計を受け、浜町公園内に日本橋中学校の仮校舎を整備する、スケジュール、令和5年度、実施設計、令和6年度から7年度、仮校舎整備、令和7年度から10年度、仮校舎利用、令和11年度、仮校舎解体、公園復旧工事(予定)となっているだけであります。浜町公園の環境を壊すとは一言も書いていない。浜町公園の環境破壊につきまして、書いてありますか。全く書いてございません。

 ですので、今の質問の趣旨に関しましては、浜町公園の環境を守っていただきたいという区民の皆さんからの強い強い訴えがある、この事実を私たち議員と行政は受け止めなければいけないんです。その事実があるということをお答え申し上げます。

○小栗議員
 私たち区議団としては、日本橋中学校の改築自体は、教育環境をきちんと整備していくということで、必要ではないかというふうに思い、改築のための仮校舎の準備もしなくてはならないのではないかという立場で、補正予算のときには賛成をいたしました。しかし、きちんと住民の合意、理解が得られないのに、どんどん工事を進めていくということではまずいのではないかというふうに考えております。

 区のほうから、2029年から17クラスになって教室が足りなくなるという御説明も前からいただいていますけれども、いろいろ改めて調べてみると、1996年には17クラス650人が日本橋中学で学んでいた。そういうこともあったので、その時期が2029年から足りなくなるので、すぐにやらなくてはいけないということ自体も、もう一度検証が必要ではないかと今は思っております。そういうことも含めて、スケジュール、とにかく今までどおり進めていくということに対して問題だというふうな考えを持っております。

 以上です。

○かみや委員
 それぞれに御答弁ありがとうございました。

 今回の請願の要旨、請願主旨を読ませていただきますと、件名は先ほど申し上げたとおり、工事を一旦立ち止まることの請願ということで私は理解をさせていただいておりまして、一番最後の文字に、請願主旨3文目でございます。浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求めますというのが請願の主旨、そして件名でございましたので、この質問をさせていただいたということを御理解いただけますと幸いに存じます。

 その上で、御答弁、本当にありがとうございます。区民の皆様への御説明、公園を大切にすること、防災対策、緑を大切にすること、そして、子供たちの教育環境を整備していくこと、どれも重要な論点であると考えておりますので、質疑をさせていただきました。

 その上で、どのような言葉を重ねていただいても、令和11年度まで浜町公園内に日本橋中学校の仮校舎を設置することを目的とした19億8,000万円の債務負担行為を含む補正予算案に賛成をされたという事実は消せないということ、そして、債務負担行為は後年度の債務を約束することであり、予算で決めることであります。補正予算の説明書におきましても、日本橋中学校の仮校舎を浜町公園内に設置する、この内容で11年度まで19億8,000万円の限度額が示されたところでございます。この内容で工事を進め、教育環境を整備していくということを認める予算案であったという認識を私は持ってございますので、この事実は消せないということだけは申し上げさせていただきたいと存じます。

 今回、補正予算案の賛成と、事情の変化というところは御説明いただいたかと思いますし、しっかり議論しなければいけない点もあるかとは存じます。しかし、今回おっしゃっていることと、補正予算案の賛成という態度は不一致であると思いますので、請願者の方に対しても、議員の議決権に対しても不誠実であると言わなければいけないと考えます。

 地域の未来を担う子供たちの教育環境を整備することは我々大人の責任であり、日本橋中学校の整備は予定どおり進めていただきたい、このことを改めて申し述べさせていただきまして、私から紹介議員の方々への質問を終わらせていただきたいと存じます。

○太田委員長
 紹介議員への質疑は終了いたしました。

 紹介議員は離席願います。

     〔紹介議員移動〕

○太田委員長
 ここで休憩に入りますが、休憩中に請願者からの補足説明を受け、その後、請願者への質疑を行います。

 それでは、休憩に入ります。

(午後1時52分 休憩)


(午後2時9分 再開)

○太田委員長
 委員会を再開いたします。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですが、今回は、この後の理事者報告に係る時間を24分と設定し、算出いたします。ただいまの時刻は午後2時9分です。自由民主党68分、かがやき中央36分、士魂の会10分、都民ファースト10分、れいわ10分となります。なお、持ち時間には、この後の理事者報告及び議題(1)に対する質疑の時間も含まれます。

 それでは、議題(2)の新規請願に対する理事者への質疑に入ります。

 発言を願います。

○かみや委員
 それでは、私から、理事者の方々に対しても質疑を何点かさせていただきたいと存じます。

 初めに、浜町公園が壊されていくという御意見がございますけれども、その批判に対して、区行政としてどのように考えているのか、まず、この見解をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

○白石水とみどりの課長
 それでは、請願にありました浜町公園が壊されていくという表現についての見解ということで回答させていただきます。

 浜町公園につきましては、関東大震災の震災復興の公園ということで、現状も地域の皆様に、緑の広場ですとか、それから地域の催事であったり、イベントであったり、多様な使われ方がされております。また、スポーツセンターがあったり、プールがあったり、運動場があったりというところで、スポーツの機能も持っている、区民はもとより、都民、皆さん全部に長く親しまれている非常に重要な公園だということは認識しているところでございます。

 その上で、今、議論にありましたとおり、土地に限りがあります本区においては、どうしても日本橋中学校の仮校舎をほかに用地として確保する場所がないという形になりまして、今回のような形、区の総合的な判断として、やむを得ず広場の部分を仮校舎の予定地というふうにさせていただいたところでございます。

 なお、仮校舎に関しましては、私も公園管理者として教育委員会のほうと調整しておりますが、今、学校に本来必要であるプールですとか、それから運動場といった機能は公園の中の施設を使うということで、極力少ない面積で仮校舎の整備をお願いしているところでございます。今、そのような形になっておりますので、施設の大きさに関しては、配慮しているところでございます。

 今回、仮校舎ですので、あくまでも一時的なものでございます。一時的といっても、地域の皆様に御迷惑がかかるのは重々承知ではおりますが、仮校舎の撤去後に関しましては、しっかりと浜町公園の再整備に向けて、区のほうも地域の皆様のお声を伺いながら整備していきたいというふうに考えておりますし、周辺の千代田公園を含めて、隅田川テラスに連続化して、水と緑のネットワークの充実形成というものを図っていき、地域の皆様にとっては、いわゆる日本橋、東部地域の皆様にとっても、ネットワークが充実することで防災性も非常に高まりますし、今よりももっと魅力のある地域になるというふうに思っているところでございます。

 緑の大切さは、所管する私が一番実感しておりますし、守っていかないといけないというふうに思っているところですが、今言った、将来よくなるというところも含めまして、浜町公園が壊されていくといった表現に関しましては、御指摘には当たらないというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○かみや委員
 御答弁ありがとうございます。浜町公園についての区としての御見解ということで理解をさせていただきました。

 そして、2点目でございますけれども、この請願を拝読させていただきまして、次に、国との話があったかと存じます。国とはどのような話をされてきたのでしょうか。また、国との間で何か問題はあるのでしょうか。区としての御見解をお聞かせいただければと存じます。

○白石水とみどりの課長
 国とのやり取りというところで、何か問題が出ているかといった御質問かなというふうに思います。

 浜町公園につきましては、大部分が国有地でございまして、その所有者である財務省と、また、都市公園法の所管であります国土交通省の両方に対しまして、区も事前の計画の段階から相談に行っているところでございます。国からは、最終的には、公園管理者である中央区が適切に対応するようにというような意見をいただいております。

 そういった点を受けまして、区といたしましては、まず土地の所有者である財務省については、公園の変更をする段においては、利用計画の変更を届けとして出すということがございます。そういった条件になっておりますので、実際に行った5月の移植工事ですとか、それから11月からスタートしております、現在も進んでおります公園内の広場整備、それから移植の工事、こういった部分に関しては、財務省に届出を出しているところでございます。

 また、国土交通省からは、都市公園法の観点で、あくまでも仮校舎、仮設の物件だというところで、公園管理者の中央区として、しっかりと占用許可の申請を受けて、今回は教育委員会のほうになると思いますが、仮設の校舎の申請を受けて、管理者で判断してというところで、占用許可の手続をしっかりとするようにというような要請を受けています。

 そういったところに関しまして、現状も、先ほど出ました説明会の段において、また届出の段において国とは連絡を取り合っておりまして、今のところ、何か問題が出ているかといいますと、問題はないと考えているところでございます。

 以上でございます。

○かみや委員
 国との関係について御答弁ありがとうございました。御答弁の趣旨を理解させていただきます。

 その上で、次に、樹木についてお聞かせいただきたいと存じます。

 樹木につきまして、公園利用者あるいは地域の方々にどのように説明をされてきたのか、このことについて区としての御見解をお聞かせいただきたいと存じます。

○白石水とみどりの課長
 樹木に関する公園利用者への説明ということでございます。

 実際に、工事に関しましては、本年の5月から樹木の根回し工事というところで準備工事に入っておりまして、そういった段においては、5月の頭に、公園を利用されている地域の方々、それから町会の方々に対して説明をしているところでございます。その後、工事に際しまして、先ほども話がありました、現地に説明の看板をつけたり、ホームページに公開して工事のお知らせをしているところでございます。

 また、今実施している工事に関しましては、先ほど来出ております説明会を10月に実施いたしまして、3日間で計4回実施しております。説明会に関しましては、全部で100名程度の方が見えたところでございますが、予定時間を上回る御質疑、御質問がございましたので、区としては全てに対して丁寧に、時間を延長して答えさせていただいたというふうに思っているところでございます。現在も、そんなに多くではないですけれども、電話での問合せであったり、広聴制度を使った問合せ等がございますが、今後もこういったものに対して丁寧に対応していき、公園の工事の説明、樹木の説明をしていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○かみや委員
 樹木の件、公園利用者あるいは地域の方々に対してどのように説明をされてきたのかということで、御答弁ありがとうございました。

 今、御説明にもありましたが、10月に4回説明会を開催され、私自身も3回参加をさせていただきました。区側として丁寧に説明をされてきたことは評価させていただきたいと存じます。今、御答弁にもありましたが、予定時間を大きく超えていても、最後まで参加者の方々の御意見、御質問をお聞きする姿勢、あるいは質問者でない方から、ある意味、事実誤認に基づくやじのようなものもあったように感じましたが、そのような中でも、質問している方に対して真摯に対応されていたというふうに感じておりますので、このことに敬意を表したいと存じます。

 その上で、引き続き、さらに分かりやすい説明など工夫をしていただきたいと考えておりますが、今後の取組について区としての見解をお聞かせいただければと存じます。

○生島教育委員会事務局次長
 都合4回の説明会に、当然のことながら、私も出席して、御質問に対応させていただきました。開催に当たりましては、区ニュースのほかに、職員たちが手伝ってくれて、3,000戸余り、公園の周辺の御住居にポスティングをさせていただき、都合4回で、参加いただいた議員の皆様方を含めて100名くらいの皆さんに集まっていただきまして、その中で行わせていただきました。

 完全に御理解いただく、御賛同いただくということが非常に難しいことも承知をしながら、御質問に対応させていただいたところでございます。しかしながら、教育委員会といたしましては、義務教育の学校の教室が足りないという事態は、どうやってもそのままにすることはできません。このことに関しましては、決定事項として進めさせていただきたいということと、お問合せ等に関しましては、丁寧に説明をさせていただきますということを、そのときもお話をさせていただきました。今後につきましても、スケジュールに沿って、このことをしっかり進めていきたいというところは当然のことですけれども、お問合せに関して繰り返し御説明をさせていただくことと、今後、工事等に当たって、周辺に居住されている方々に御迷惑をかける部分も出てきますので、その点の情報周知については、工夫をしてまいりたいというふうに考えております。

 地域の皆様にはたくさんの御迷惑をかけることになるかと思いますけれども、新しい日本橋中学校をつくるために、教育委員会として、しっかり取組を進めながら、繰り返し繰り返し御理解も求めていきたいと考えております。

 以上です。

○かみや委員
 御答弁ありがとうございました。今後も繰り返し繰り返しという御答弁がありましたけれども、可能な限り説明を尽くしていただきたいというふうに思うところでございます。

 私たち自由民主党中央区議会議員団としても、会派としての重点政策要望の中で、日本橋中学校の仮校舎の設置による影響を踏まえた対策をしっかりと講じていただきたい、このことを9月に既に会派の重点政策要望として提出させていただいております。その上で、浜町公園の暫定利用はやむを得ないものであり、浜町公園を使わなければ、中学校の整備が滞ってしまう。結果的に、区民の皆様へのサービスが低下してしまうこと、その中で公園施設への影響が最小となるよう配慮されていることを理解いたしましたので、事業を立ち止まり中止することなく、本請願は不採択にすべきと考えます。

 今後も区民の皆様の御意見、御要望に可能な限り丁寧に対応していただくことをお願いしたいと思いますが、本請願は直ちに採決されるようお願いを申し上げ、私の質疑、意見とさせていただきます。

○アルール委員
 私からは、1つだけ質問をさせていただきます。

 今回、請願者から、公園が壊されていく、また樹木がなくなる、緑がなくなるというお話でしたが、今後、整備された後、将来、子供たちに渡していくこの公園は緑がなくなるのか、増えるのか、そこをお聞かせください。

○白石水とみどりの課長
 将来にわたって、樹木、緑が、このエリアも含めて、増えていくのかどうかというところでございます。

 区といたしましては、先ほども少し申し上げましたが、日本橋中学校が新たに整備されて、その横に千代田公園がございます。千代田公園も再整備されて、それが隅田川テラスに連続化でつながって、緑道とずっと浜町公園までつながっていくというタイミングが、ちょうど仮校舎が撤去されるタイミングでございますので、浜町公園のほうにも、そういった意味では、新たな緑ですとか、そういったものを、地域の方々の声を聞いて増やしていきたいというふうに思っているところでございます。

 以上です。

○アルール委員
 どうもありがとうございます。

 緑を次の世代へつなぐことは大切な取組だと思います。ぜひ、すばらしい公園を将来に向けてつくっていただきたいと思います。

 質問を終わります。

○川畑委員
 理事者の皆様へ質問という点ではあるんですけれども、今、水とみどりの課長から御説明いただきましたが、土地の所有者である国、財務省との話合い、あと東京都との都市計画法、公園の整備に関する話合い等々もされているということでお聞きをいたしました。

 今、お聞きしていて、国・東京都と一生懸命お話をされているのは伝わってきたんですけれども、そのエネルギーを区民の皆さんに向けるべきなのではないでしょうか。そのエネルギーを倍にして、だって、公園は区民のものでしょう。違いますか。中央区の行政は誰のものですか。区民のものですよね。区民を向いて仕事をしないで、どうされるんだという話を、請願者の方たちはきっと言われているんだと思うんです。たった4回、時間いっぱい、精いっぱいやりました。住民の皆さん、区民の皆さんの御意見は承りました。お答えできる範囲はお答えしました。本当にこれでいいんですか。言いっ放しで終わりですか。違いますよね。

 そこで初めて区民の皆さん、インターネット中継もしていないんですから、区民の皆さんの意見を聞く場所をきちんとつくらなければ駄目なんですよ。区民の皆さんの声を聞いて、自分たちの政策に盛り込んで、直すべきは直す、よりよい政策をもっと実現していく、それが本来の中央区、すばらしい中央区をつくっていくことになるんじゃないでしょうか。住民の方の言うことを聞きました。国や東京都とは一生懸命相互の意思疎通で話をします。でも、住民の方のお話は聞く一方、これでは、いつまでたっても合意形成という状態にはならないですよ。もう結論ありきで、千代田公園、今日この後も出てきますけれども、結論ありきの方針を出すのではなくて、住民の声を一回立ち止まって聞く、そのぐらいの度量があってもいいじゃないですか。厚木市だって工事を止めましたよ。厚木中央公園、市役所の真ん前の公園ですよ。

 もう一つ質問をさせていただきます。ビッグモーターの事件がございましたよね。今もまだ続いていますけれども、最初にビッグモーターの事件が問題になったのは、何だったか覚えていらっしゃいますか。あれは街路樹の伐採ですよね。最初に問題として取り上げられたのは、街路時の伐採なんですよ。自分のお店の前の街路樹の木を切った。それは犯罪行為ですよね。行政が動いた。当たり前の対応をしなければいけないということですよね。でも、環境破壊につながるような樹木の伐採だとか、そういったことを行政がやっては駄目なんですよ。民間企業が勝手に木を切ったら器物損壊で捕まるんですよ。ちゃんと合意形成をしなければ駄目なんですよ。予算がついたから環境破壊をしていいという議論にはならないんですよ。

 質問させていただきますけれども、今のお話を聞きまして、一旦工事をストップさせるべきだというふうに私は改めて申し述べさせていただきますけれども、それに対するお答えをいただきたいと思います。

○吉田副区長
 どういうふうに誤認されているのか分かりませんが、一本でも木を切ると言った覚えはないし、増やす、減らすと言った覚えもない。

 それから、浜町公園への仮設設置というのは、日本橋中学の建て替え問題と一体でございます。その一連の話でございますから、基本的に、その部分を抜きにして議論をするわけにはいかないんです。

 その上で、私どもは、あそこに仮設を造りますが、あそこの木は保存すると言っておるんです。全部保存すると言っているんです。今、水とみどりの課長からもお答えしたように、仮設が撤去された後には、逆に増やすことを含めて、公園の再整備をやると言っているんです。

 私どもが環境建設の所管の管理者として、この計画に賛成しているのは、実は、日本橋中学自体が、あの街区の半分は中学の敷地ですが、半分は本来公園だった。ところが、昭和40年代に、校庭が小さいよということで公園の部分を侵食してしまった。そして、プールも造ってしまった。はっきり言うと、あの街区全体の半分が大体公園だったものを、ほぼ完全に学校にしてしまっていた。今の千代田公園は、本当に三角形の大変みすぼらしい公園です。それを今回の建て替えの中で元の大きさに戻そう、そこに緑をつくろうと言っているんです。その部分は十分分かっているはずなのに、地域の中で、緑を切るんだ、あるいは減らすんだというふうにおっしゃる方がいて、そういう部分を含めて事実誤認を振りまいて、もめごとが拡散している。それが現実だと私どもは思っております。

 私どもは、この計画について、昨年来、地域に入って十分お話合いをしてまいりました。そういうことの積み重ねの上に、今回の補正予算までに至る予算の様々な議決を行ってきたわけですから、着実に計画を進め、かつ緑をこれまで以上に増やし、公園面積を増やしていくことになると思います。

 先ほどから、千代田公園を広げるとか、緑を増やすという話について冷笑している委員の姿も拝見しておりますが、事実をねじ曲げてまで冷笑されるような計画ではございませんので、御理解をいただきたいと思います。

○川畑委員
 受け答えをされた段階での表情とかまで批判されるのは、議員の委員会の場でいかがなものかと思いますので、抗議を申し上げます。

 今、お話が吉田副区長のほうからもありましたけれども、現状やられていること、まず図面が出ていない。10月19日、説明会当日に仮校舎の図面が初めて出されました。予算の詳細もまだ分からない。具体的にどのぐらいの木を伐採して、どういう計画になっているのか、議会の委員会の場できちんと審議されていないと思うんですけれども、それに対して何かコメントはありますでしょうか。

○吉田副区長
 説明会の要請は、この部分について、樹木を移すための根巻きの工事を始めるときに説明会の要請がございましたし、説明会をやらなければならんと思っていました。ただし、仮設の設計図が決まっておりませんでした。具体的な廃止とか何かというのが決まっておりませんでしたので、それが決まった上で説明会をやらせていただきますよということで、今回の説明会になったわけでございます。一つ一つ手順を踏んで、やらせていただいております。

○川畑委員
 時間もありません。押しておりますので、一言だけ、今のこの状況を一旦立ち止まって、もう一度考え直して、再度振出しに戻して、進めるべきだと考えます。

 以上をもちまして質問を終わります。

○太田委員長
 ただいま本請願の審査におきまして、かみや委員から採決を行うべきとの発言がありました。

 まず、本請願について採決するか否かについてお諮りしたいと存じます。

 副委員長は委員席へお移りください。

 お諮りします。本請願について、審査を終了し、採決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕

○太田委員長
 起立多数と認めます。――御着席願います。

 よって、本請願は採決することに決定いたしました。

 それでは、本請願の採決に入ります。

 ほかに御発言ございますか。

     〔発言する者なし〕

○太田委員長
 お諮りいたします。本請願について、採択とすることに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕

○太田委員長
 起立少数と認めます。――御着席願います。

 よって、本請願は不採択とすべきものと決定いたしました。

 副委員長は元の席にお戻りください。

 なお、今回の審査結果につきましては、次回の定例会で報告することといたします。

 請願者は傍聴席へお戻りください。

     〔請願者移動〕

○太田委員長
 次に、理事者報告を願います。

○三留環境土木部長

 1 東京都市計画公園の変更について(資料1)

 2 東京都市計画駐車場の変更について(資料2)

 3 「中央区自転車活用推進計画」中間のまとめについて(資料3)

 4 福島県大熊町との脱炭素を軸とした連携協定の締結について(資料4)

 5 中央区道路愛称名の設定について(資料5)

 以上5件報告

○太田委員長
 理事者報告が終わりまして、議事進行中ではございますが、ここで休憩を入れたいと思います。午後3時20分に再開いたしたいと思います。

 休憩します。

(午後3時4分 休憩)


(午後3時20分 再開)

○太田委員長
 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開します。

 理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○かみや委員
 私から、報告事項について2点、資料1と資料4についてお尋ねしたいと存じます。

 まず、資料1についてでございます。

 千代田公園について、日本橋中学校の改修に合わせて、立体都市公園制度を活用して、公園機能の拡充、水と緑のネットワークの連続化・バリアフリー化、そして防災機能の向上を図るための取組ということで理解をいたしておりますけれども、今回の変更、そして計画について、特徴、特色、資料の別紙を拝見いたしましても、ネットワークのイメージ、ぜひこの充実を図っていただきたいというふうに思いますけれども、今回の変更の特徴、特色を簡潔にお聞かせいただければと存じます。

 あわせて、資料4でございます。

 福島県大熊町との脱炭素を軸とした連携協定の締結について、ゼロカーボンの推進に向けてということでございますけれども、冒頭、御報告、御説明をいただきましたが、改めて、こちらも、この連携協定の締結の特徴、特色、どんなところが連携事項として見込まれているのか、御報告いただいておりますけれども、改めてお聞かせいただければと思います。

 以上2点、よろしくお願いいたします。

○池田管理調整課長
 まず、今回の都市計画公園の変更についてでございます。

 今回の都市計画変更につきましては、大きく2点の変更を行います。まずは、本計画地の区域を見直すということと、もう一つが立体都市公園制度を活用するという、この大きな2点でございます。

 まず、区域を変更、また立体都市公園制度を活用することによりまして、今までは設置等ができていなかった遊具や休憩施設など、レクリエーション機能の充実など、また、立体化することによりまして、本計画地から緑道、また隅田川、浜町公園へのアクセスが可能になりまして、バリアフリー化、またエレベーターなども設置してバリアフリー化を図ることで、水と緑のネットワークの連続化を図っていくということでございます。

 また、今回、直接アクセス可能な接道をするために、新たに公園橋を整備する予定でございます。こういったことによって、ネットワークの充実を図ってまいりたいと思います。

 また、今回の計画地ですけれども、やはり公園が生活道路に面することで、様々な機能としては有効になるだろうというふうに考えてございまして、今回、御幸通りに接道させることによって、防災力の向上などにも寄与していくというふうに考えてございます。

 さらには、今回の千代田公園は歴史的な部分もございまして、関東大震災からの復興として整備した千代田公園ですので、こういったことも継承しながら整備を検討していきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○武藤環境課長
 大熊町との連携の特徴についてでございます。

 冒頭、説明させていただいた脱炭素を軸としているというところが一番の特徴でございまして、脱炭素に向けて、再エネによるエネルギーの地産地消というのが全国的に求められているところですけれども、再エネの導入ポテンシャルが本区は低いというところで、この点が脱炭素に向けては大きな課題であるというふうに考えております。

 脱炭素による復興を目指す大熊町との連携によりまして、本区の課題解決に資するものであるというところと、また、協力してカーボンニュートラルを目指す過程で、大熊町の復興にも貢献できるというところ、また、双方の地域特性を生かした地域課題の解決に寄与するなど、様々な効果を期待しているところでございます。このように国が地域循環共生圏というふうなことで、お互いの資源を出し合って支え合っていきましょうという考え方がございますけれども、その理念にも合致する取組だというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○かみや委員
 それぞれに御答弁ありがとうございます。

 まず、千代田公園のほうでございますけれども、大きく2点、区域と立体公園制度の活用ということで、より魅力的な地域にしていくための取組の一つというふうに理解をさせていただいております。

 その中で、改めてお尋ねをしたいと思うんですけれども、別紙にも一定の記載がございますが、今回、公園の面積はどれぐらい広がっていくのか、緑がどれぐらい広くなっていくのか。資料を拝見すると、かなりの面積なのかなというふうに理解しているんですけれども、近隣でこれぐらいの規模の公園だったり、そこまでないということであればあれですけれども、これぐらいの規模の公園の面積が増えるんだ、これぐらいですというものを例示いただけるとありがたいと思います。緑の増え方がどうなっていくのか、このことをお聞かせいただきたいというふうに思います。

 そして、脱炭素連携協定、国のお話も少しあったかと思います。主な連携事項の、環境省が実施する「脱炭素先行地域」への応募を検討ということでございます。この環境省としての取組、理念ということを少しお話しいただきましたけれども、この概要についても改めてお聞かせいただければと思います。

 2点よろしくお願いいたします。

○池田管理調整課長
 まず、公園の規模についてです。

 都市計画上は、現況が0.22ヘクタールございますが、実質としましては、公園としては、今、0.04ヘクタールほどしか活用できていない。残りの0.18ヘクタールにつきましては、学校施設に侵食されているというような状況でございます。

 今回の街区、区域を変更することによりまして、約0.24ヘクタールとなります。実質、公園として活用できるのが約2,000平米増えてくるという状況でございます。同様な公園の大きさですと、同じ日本橋地域でいいますと、例えば箱崎公園が2,400平米ございます。また、中洲公園、あやめ第一公園などが大体2,400平米ということで、そのような規模の公園に変わっていくという状況でございます。

 以上でございます。

○武藤環境課長
 脱炭素先行地域についてでございます。

 脱炭素先行地域は、環境省が実施しております、2030年度までに特定のエリアでカーボンニュートラルと同時に地域課題の解決を目指す取組になっております。2025年度までに全国で100か所が選定される予定になっております。

 ここでの要件ですけれども、このカーボンニュートラルというのは電力消費に伴う二酸化炭素排出量実質ゼロということで、電力起因のものをゼロにするというのが要件になっております。先ほどお話しさせていただいたとおり、再エネの導入ポテンシャルが低いということで、ここの課題が解決できないと、本区は応募できないところではあるんですけれども、今回の大熊町との連携をうまく活用して、こういった制度の応募について検討していきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○かみや委員
 それぞれに御答弁ありがとうございます。

 まず、公園についてでありますけれども、約2,400平米規模で、箱崎公園あるいはあやめ第一公園などということで御答弁いただきました。日本橋東部地域のいわゆる公園、地域の方々、地域住民の方々がイメージする公園が、ある意味、その面積分が1つ新しく増える、こんな認識を持ちました。ぜひ、この取組を進めていただいて、地域の皆様に喜んでいただける公園、千代田公園の再整備であるんですけれども、ある意味、新しい公園が1つできていくということであると思います。広場空間、緑の形成、遊びの機能など様々な公園機能があると思いますので、ぜひ充実をこの方針で進めていただきたいということを、これまでも要望しておりますが、改めて要望させていただきたいと存じます。

 そして、福島県大熊町との脱炭素の取組でございますけれども、国の環境省の取組をお聞かせいただきまして、ありがとうございます。様々な課題もあるかと思いますけれども、ぜひ公益性をしっかりと踏まえながら、脱炭素、中央区、以前も申し上げたことがございますが、前期だったと思います。早いタイミングで脱炭素、あるいは区長の第一回定例会の所信表明のときにも、最初に環境をしっかりとやっていくんだ、こんな所信表明もすごく印象に残っておりますので、ぜひ環境施策の取組を引き続き推進していただきたい、このことを要望して質問を終わります。ありがとうございました。

○小坂委員
 よろしくお願い申し上げます。今までの議論を聞いてきて、まちづくりというものは住民の合意形成に始まり、住民の合意形成に終わるということをしみじみと感じたところであります。では、よろしくお願い申し上げます。

 まず、資料1の都市計画公園の変更に関してです。

 まず、1点目は、立体都市公園制度を使っていくということでありますが、この考え方は他の公園にも広げていくという考え方はあるのかどうか教えてください。それが1つです。土地の少ない中央区においては、使うべきところは使っていってもいいかもしれないとも思っているもので、お伺いさせていただきます。

 それとともに、立体道路制度ということで、道路の上の空間も使っていこうということは、私も委員会で何度か提案させていただいているところであります。例えば、浜町河岸通りに連絡橋を架けるというわけですけれども、その通りの上全体を使うことで公園面積がもっと広がると思うんです。橋の部分を入れるというふうになっておりますけれども、もっと広げませんかというような考え方はないのかどうか教えてください。それが1つです。

 次に、自転車活用推進計画に関してです。

 これに関しては、C PLANということですし、また、これは基本計画と同じ規模の予算をかけた、力の入れようが伝わってくる計画であります。ただ、将来像を見たら、ぱっと見て、これは今の絵を描いているのではないか、今の中央区の絵ではないかと思ったんです。ここのどこが将来になっているのか、この絵の解説をいただければというところが1点。

 それと、国・都と連携をしていかねばならないというところは、まさにそのとおりでありますが、では、この連携体制をどのようにしていくのか。道だから、区道、都道、そして国道がうまくつながることでネットワークは真に完成するわけです。国・都との連携という言葉が書かれている、その連携をいかに強化していくかということに関してです。

 あと、子供の自転車練習場ということで、学校の校庭を使うとなっております。さらに、例えば隅田川テラスを使ったりとか、日曜日は道路を封鎖して自転車はオーケーだよというふうにしていくとか、校庭だけではなくて、もっともっと身近な自転車練習場をつくってもよいのではないか。これは私だけが言っているのではないです。ほかの議員も言っているところですけれども、この計画も出てきたところなので、子供たちの自転車の練習場に関しての考え方を改めて教えてください。

 以上、お願いします。

○池田管理調整課長
 まず、今回の立体都市公園制度を活用するということで、ほかにも広げていかないのかということですけれども、その地域での公園の活用の仕方、また、今回の目的としての公園の在り方を公園ごとに判断しながら、こういった立体都市公園制度の活用は、有効性なども含めて、検討しながら行っていくものであって、常にこの制度を使っていくという考えではございません。

 また、立体道路のほうの考えで、この連絡橋をもう少し広げられないのかという御意見はごもっともだと思うんですけれども、実は、構造的なことも勘案しまして、例えばこちらの橋を広げてしまえば、それだけ橋台部が必要になってくるということで、逆に言うと、立体にした地下空間を大分侵してしまうというようなこともございます。この立体の地下空間の、今後の有効活用も検討していくのですが、そういった部分も大きく使っていきたいというところと、また、対岸の護岸の裏への荷重の構造的な問題とか、そういったところも含めまして、幅員に関しては検討させていただいている状況でございます。

 以上でございます。

○落合交通課長
 自転車の活用推進計画についてでございます。

 こちらのイメージ図を見たところ、なかなか大きく変化していないのではないかというお話をいただいたところでございます。本区の道路の環境は制限されている部分がある。また、交通量が多かったり、歩行者が多かったりということで多く利用されている。そういう中で、近未来的なことを入れていくというのはなかなか難しい状況です。

 そういう中で、例えば左上のナビマーク・ナビラインが書かれているところですが、例えば駐車スペースなどを取りながら、そこと干渉しない位置でのナビマーク・ナビラインの設置ができないかとか、歩行者が多いところでは、自転車を通行させるのではなくて、町なかを歩いていただけるようなイメージ、そして、自転車を利用できる場所、練習できる場所をしっかり整備していく。そして、道路を活用した駐輪場、また、点検等をしっかりやって、安全な自転車を利用してもらう、こういったところをしっかり着実に進めていくことが、自転車を安全に利用していただくことにつながっていくと考えております。そうしたことから、こういった将来イメージをみんなで共有し合えるようなものとして、分かりにくいものではなくて、逆に、分かりやすいもので示したといったところでございます。

 次に、国・都との連携体制ということですが、自転車のネットワークは整備されているところがございますので、区として、そういったところをどういうふうに整備していく必要があるのか、交通管理者とも協議しながらやっていくというところは出てくると思います。しかし、ネットワークだけではなくて、例えば道路管理者の違う道路などに駐輪場を造ったりするときは、どうしても国や都の御協力が欠かせないところになってきます。やはり連携をしっかり取って、駐輪が多い場所だとか、そういったところは、しっかりと連絡を密に取りながら、こういう状況なので自転車を整理できるような環境を整備したいといったところをお話ししていく、こういう連絡体制が必要になってくるのではないかというふうに考えております。

 また、自転車の練習場所につきましては、練習できる場所がなかなかない状況で、道路であれば安全性の問題、また、隅田川テラスであれば歩行環境の、歩行者が使う場所であるということで、なかなかそういった場所で利用ができないといったことになっております。そういったことから、例えばタイムシェアではございませんが、空いている時間帯の校庭などを活用した練習場所、しっかり練習できるような場所、安全・安心に利用できるような場所をしっかり確保していく必要があるということで、校庭などを活用したということで書かせていただいているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれに御答弁ありがとうございます。

 土地の少ない中央区ですので、立体都市公園制度を使うべきところはというところで、その制度を使ったら、そこに樹木は植えられないという部分もきっとあると思うので、うまく使いながらというところでお願いします。ただ、本当に保育園とかはうまくつくったと思っておりますし、使うべきところは使っていくべきだと考えます。立体道路制度は、荷重の部分ということがありましたけれども、せっかくですので、幅がもっと広がらないかというところは努力いただければと思うところで、下はどうせ車が通るぐらいの部分とも思われるので、うまく公園の広場を大きくできないかというところは、さらなる検討、でも、都市計画決定してしまうから難しい、次は変更しなければいけないとか、都市計画決定のところまで、もうちょっと広がらないかお願いします。意見を聞きながら、また、意見聴取の場面もあるわけだし、もし多くの声が届いたら、そのあたりはお願いします。これらは全部要望です。

 中央区自転車活用推進計画に関しまして、まず、この絵なんですよ。もうちょっと未来を描いていただけないかなと思うんです。例えば、左上の部分が出ました。ナビマークを描いて、駐車場を造るところはちょっとへこませたというところはあります。本当は自転車専用の、共存するためには、やはり歩行者、自転車、そして車がそれぞれ、自転車とかは柵もちゃんと造った自転車道とかができればよいなというところがあるので、柵を造って、ここは自転車道とか書いてしまっていいんじゃないですか。そういうふうなところが10年後ではないかな、この絵だったら都内に結構あると思ったもので、そのあたりはもうちょっと未来を描けないかなというところは御努力いただければと思います。

 さらに言うのであれば、タイムシェアという話も出ました。道のタイムシェアもありなのではないかなとも思います。今、駐車場と自転車道がどう折り合いをつけるか。C PLANでも書かれています。ただ、駐車場というものは9時から19時じゃないですか。通勤時間というのは、大体7時から9時です。そこをちゃんと、車を止めるなということにしたら、駐車場を気にせずに自転車道が造れるのではないかなとも思いますので、道のタイムシェアの部分をひとつお願いしたい。これもまた要望です。

 また、子供たちの自転車練習場というのであれば、やはりこれも道のタイムシェアではないでしょうか。日曜日とか、車が少ないところは子供たちの自転車練習の場所ということでタイムシェアして、日曜日は子供たちの自転車の道というふうな場所を、昔も月島三丁目北地区のところでは、道路を封鎖して、子供の遊び場という場所がありました。人口があまりにも増えてきていて、子供たちの遊び場が少ない中央区では、もう一度そのような場所を考え直す必要があるのではないかと思います。自転車の練習場を校庭内でつくっていただいたのは大変感謝するところではありますけれども、さらに努力いただければと思います。よろしくお願いします。要望として置いておきます。よろしくお願います。

 都と国との連携をどのようにするかというところは、本当に大事だと思うんです。国と都の連携、例えば国や都も計画をつくるわけじゃないですか。その計画に区の意見を反映して計画がつくられているものなのか。そこにきちんと区の意見が反映できれば、一体的な計画になっていくのではないかなと思うんですけれども、今、それぞれの計画があるというふうに絵も描いていますが、国の自転車活用推進計画、都の自転車活用推進計画に区の意見が反映できるような仕組みになっているのかどうか教えてください。質問させていただきます。ここの部分をお願いします。

 これを1点置いておきながら、次に進めさせていただきますが、大熊町のことです。これは本当にすばらしいと思うんです。原発事故があった町とうまく連携しながら町の復興を目指していくということで、これも本当に敬服いたします。すばらしい企画だと思います。

 詳細をお伺いしていきたいんですけれども、きっかけなるものがどういう形であったのかというのが1点。

 特に、再エネをつくっていくということに関しての再エネは、どのようなものをイメージされているのかというのが2点目。

 環境教育ということが書かれておりますけれども、環境教育のイメージが3点目。

 企業誘致ということも書かれておりますけれども、企業誘致のアイデアが4点目。

 5点目は、広域的な森林保全ということでありますけれども、檜原村があるという中で、檜原村をどのように生かしていくかという部分や、檜原村との関係はどうかというところをどのように考えているのか。

 そのあたりの5点をお願いします。

○落合交通課長
 国や都の計画に区の意見が反映できるかといったところでございます。

 計画に関して、国は自転車活用推進法に基づいて大きい計画を策定している。また、都も、それに基づいて行っているといったところです。そこに関しては、国や都の視点で計画が策定されているものなので、区の意見を反映しているものではないです。

 道路のネットワークに関しては、道路は各管理者が管理しております。そういう中で、道路の幅員だとか、交通状況は様々ございますので、交通管理者と道路管理者が協議を行って、安全に通行できる走行空間というのは、この中ではどういったものがあるのかといった議論がなされた中で、その整備の方法が決まってきます。そのため、区に意見を聞いて整備をするといった仕組みにはなっていない状況でございます。

 以上でございます。

○三留環境土木部長
 自転車に関して1点だけ補足をさせていただきます。

 この報告の中にも、各自治体の実情に応じてというのが法の中にも規定されてございまして、国の出す活用計画は、自転車競技場であるとか、本当に自転車を活用するための、そういった様々な施策も含めて総合的につくってございます。また、都は都で東京都なりの実情に合わせてということで、そこに中央区の実情を申し上げたとしても、多分ミニマムになってしまいますので、そういったものは含まれてございません。法の趣旨がそういう形になってございますので、その1点だけ付け加えさせていただきます。

○武藤環境課長
 大熊町との連携についてでございます。

 まず、経緯でございますけれども、先ほど、区の課題として再エネ導入のポテンシャルがほかの自治体に比べて低いというところをお話しさせていただきましたが、これを解決するためには、やはり地域間連携ということで、他自治体との協力関係が必要だということをずっと課題として持っておりました。この課題解決に向けて、ほかの自治体との連携をずっと模索してきたところですけれども、令和4年に連携協定を締結した東京電力パワーグリッドにも協力をしていただきながら、候補地の自治体をずっと探してきたところでございます。その過程の中で、大熊町が他の自治体に外部供給も考えていくといったようなところが分かりましたので、本区から大熊町に連携できないかということで打診したというところが経緯でございます。

 再エネの種類ですけれども、今想定しているのは太陽光発電ということで、メガソーラーによる再エネ連携ができないかということで考えているところでございます。

 次に、環境教育ですけれども、今回の連携では脱炭素を軸にというところで、人材交流もその柱の一つとなっておりまして、まず職員交流、住民交流を積極的にやっていきたいというふうに考えております。大熊町のほうは、今までもエネルギーの生産地として発展してきましたけれども、今後も再エネを積極的につくっていくというところも掲げております。また、中央区のほうは一大消費地という関係性がございますので、双方の状況を知るということで、機運の醸成にもつながっていくのかなというふうに考えております。

 次に、企業誘致ですけれども、大熊町のほうは、町の復興として、やはり働くところの確保ということで企業誘致を強く進めているところがございます。大企業なり、中小企業なりが多く集積している本区と連携することで、そういった周知ですとか、発信ができるのではないかというところに期待をされていますので、そういったところに協力をしていきたいというふうに考えております。

 次に、森林保全ですけれども、先ほど檜原村のお話がございましたが、森林保全は広域的に取り組む必要がございます。檜原村だけではなくて、今、多摩の森活性化プロジェクトということで都内の他自治体とも連携しておりますけれども、いろいろな自治体と連携して広域的にやっていく必要もあるのではないかというところもあります。大熊町の敷地内、区域内の約6割が森林ということで、助成の関係もございますけれども、今後取り組んでいかなければいけない課題の一つだということも伺っておりますので、そういうところで一緒に連携していけないかということで、今、協議をしているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれに御答弁ありがとうございます。国と都の関係性、法の位置づけを理解いたしました。

 そこで、聞かせていただきますが、区内の国道がどうあるべきかとか、区内の都道がどうあるべきか、区の要望が伝わらないものなのかということに関しては、伝わるものなのかどうかというところと、連携、連携と書いても連携は進まないと思うんですけれども、このようなC PLANをつくったときの委員会などを常設していきながら、国と都と、そして区が自転車道の在り方を協議し続ける。国の人も出てきてくれているし、都の人も出てくれていた、この実行委員会などをさらに延長しながら、この委員会の中で、国や都に道の在り方を届けていってはどうかというあたりの考え方を教えていただければと思います。

 国は努力してくださっております。C PLANの中にも入っていましたが、左の図のようなものを既に小伝馬町でも将来イメージの図の路線をきちんと整備してくださっていて、ここは自転車道だというところを整備してくださっているところでありますので、このような部分をもっともっと造ってくださいよというふうに言っていける体制づくりというところで質問させていただきます。

 大熊町の部分は、大変理解いたしました。御丁寧な説明ありがとうございます。

 現状において、大熊町の人口が令和5年9月末現在で9,984人、令和5年4月末現在で町内居住者が545人という町の課題がある中で、本区もうまく連携しながら、大熊町の活性化に、そしてまた我々も、よい再生エネルギーが入ってくるということで、ウィン・ウィンの関係で、ぜひともこの計画を進めていただければと考えます。本当にすばらしい計画だと思います。すばらしいのであります。

 そこで、1つ、太陽光という話が出ましたが、太陽光をそのまま水素エネルギーにして持ってくる。それで中央区の水素ステーションで使うというあたりまで考えた太陽光なのかどうかというのが1点。

 それと、やはりすばらしいわけであり、締結式が令和6年1月中旬、大熊町役場にて実施予定ということですから、中央区民と大熊町民が一緒に締結式場面をネットで見ながら歓迎するというように、この式典をもう少し大々的にやってみてはどうかと考えますけれども、そのあたりの考え方を教えてください。

○落合交通課長
 国に伝えていく方法といったところでございますが、自転車の走行空間を整備するに当たっては、車道を原則といった考え方がございます。そういう中においては、先ほどもちょっとお話しさせていただいたんですけれども、国道とか都道は比較的幅員が広い道路です。そういう中で、先ほど委員からお話があったように、自転車レーンの設置というのが国のほうで行われている。しかしながら、一部分では自転車レーンを設置できないところもある。それは車線の幅員が足りないとか、交通量の状況、こういったところで設置できない場所もある。基本的には、自転車が安全に利用できる道路をしっかりと整備していくといった考え方で国や都も行っております。区のほうも行っております。そういう中においては、何が一番いいのか、そういったところは各管理者がしっかりと受け止めながら、交通管理者と協議を行って自転車走行空間の整備を行っているところです。

 そういった中で、今回、自転車の策定委員会を立ち上げて策定したということです。国の方、都の方にも来ていただきながら、また、交通管理者の方にも来ていただいたところです。今回策定する中で集まっていただいて策定すると。この中にも書いてありますが、今後はPDCAサイクル、しっかりと見直しを行っていく。出来上がったから、それで終わりというわけではございません。そういったところをしっかりとやっていく。そのためには、国や都、つながっているこの連携をしっかり保っていく必要があるというふうに考えております。

 以上でございます。

○吉田副区長
 大熊町の件ですが、ひとまず、太陽光発電はかなり発電はするんだけれども、問題は、送電線でちゃんと都心部なり、消費地に電気が送れるかという問題です。送電線の容量が大きくて、都市に送れる余力があるところで太陽光をやるなら意味がある。ところが、現実に送電線の周りに余力がないと、新たに送電線を設置して太陽光発電をやるとしたら、もうこれは経済的に成り立たない。そこで、ここは原子力発電があって、その発電所は使わなくなった。送電線は健全である。空き容量がある。大熊町というところは、今、半分まだ戻れないような状態になっていますから、風評被害も含めて、産業振興もなかなか難しい。そうすると、そういう問題が取りつかない電力を再生させることが、産業としては一番ふさわしい。送電線の空き、それから復興の手がかりをかみ合わせると、大熊町と締結することが一番望ましいのではないか。中央区で消費する電力のうち、大熊町と一緒にそういうことをつくることによって、先駆けでそういう太陽光を使いますよ、うちの電力の中の幾つかを使いますよ、何割かを使いますよということが町の復興にもつながるし、合理的なんです。

 実は、再エネというのは大変難しいと思いますが、基本的には、送電施設がしっかりしているか、あるいは蓄電がちゃんとできるかどうか、こういうところに本当はポイントがあるわけです。太陽光自体で発電ができるかどうかというのは問題はないんだけれども、実は、ちゃんと送電と蓄電ができるかと。委員お尋ねの水素というのも蓄電媒体と考えていただいている。ただし、大熊町については送電線の超立派なものがありますから、水素をつくるまでもなく、都心部に送られてくるので、それをストレートに活用しようということになっている。

○小坂委員
 それぞれにありがとうございます。国と都の自転車の部分の連携のほう、また、よろしくお願いします。PDCAを回しながらということもおっしゃっているし、C PLANではKPIもちゃんとつくっているわけだから、10年先にまた考えるというわけではなくて、常に考えていく。KPIができて、これほど進んだ、これほど進んだということを、また、この委員会にも報告してくださることでしょうし、そのあたりの経過を見せていただければと思います。

 また、大熊町とのこのような連携、期待をするところだし、水素は使わなくてもいいというところは理解しますが、せっかく水素ステーションもあるので、その考え方もどこかでまた取り入れていっていただければというふうに思います。

 いずれにしろ、消費電力をたくさん使うわけだから、もっともっと再エネの提携先を見つけられるようにというところです。

 あと、質問した協定締結式のネット中継の考え方なり、もっとオープンにしませんかというところはどうでしょう。

○武藤環境課長
 大熊町との連携に関する発信というところです。

 今、大熊町のほうと、プレスの仕方も含めて協議しておりますので、ネット配信がいいかどうかというのは、まだ話が全然できていませんけれども、発信の仕方については、大熊町と今後も協議をしていきたいと考えております。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれにありがとうございました。本当にすばらしい大熊町との連携協定、期待いたします。

 この部分は終わります。

○白須委員
 よろしくお願いいたします。連続して恐縮ですが、資料4について伺いたいと思います。

 本区におきましては、令和3年3月にゼロカーボンシティ中央区宣言として、2050年までに二酸化炭素排出量ゼロを目指すという決意表明が出されました。これまで中央区の森事業において、森林保全活動や間伐材の活用推進、太陽光発電システムなどの自然エネルギー機器、家庭用燃料電池システムやLEDランプなど省エネルギー機器の導入費助成などを実施しており、今後、この宣言の実現に向けて、さらなる様々な取組を率先して行っていくことと思います。

 そこで、このたび、福島県大熊町との脱炭素を軸とした連携協定の締結が交わされるということで、先ほどからすばらしい、すばらしいというお声が飛んでおりましたし、吉田副区長の答弁でも、ほかに産業振興が大熊町においては難しいということで理解いたしました。これまで、本区では、東日本大震災の被災地支援として、福島県浪江町、川俣町などへ職員の方を派遣しましたり、スポーツ活動での交流などもあり、大変すばらしく、いざというときのためにも、お互いの発展のためにも、地方と都会、ふだんからの交流は大変重要だと考えております。また、大熊町との連携に至った経緯、そして、互いの課題認識、今後の連携のメリットなども先ほどお聞かせいただきまして、理解いたしました。

 そこで、恐縮ですが、メガソーラーを置くということですけれども、どの程度の規模で大熊町内に置くということなのか教えていただけますでしょうか。

○武藤環境課長
 整備規模につきましては、現在、町のほうで検討しているところでございますけれども、大熊町がゼロカーボンビジョンという計画を掲げておりまして、その中では30メガワット級の整備を掲げているところでございます。実際は、大熊町の検討状況と併せて、区への供給時期ですとか、供給量、供給方法などについては、今後協議をしていきたいというところでございます。

 以上でございます。

○白須委員
 御答弁ありがとうございました。30メガワット級で、時期や規模などは今後検討していくということで理解いたしました。

 メガソーラーですけれども、私も汽車とかに乗って旅をしておりますと、美しい田園風景にメガソーラーのぎらぎらした醜いものが置いてあると、非常に不快に思っております。また、福島県は私のふるさとでもありますし、メガソーラーも私のふるさとには今後置かないようにという活動をしておりまして、大変恐縮でございますが、あまりよくは思っていないんです。

 先ほど吉田副区長の答弁で、ほかの産業振興が難しいということでしたが、この連携による復興まちづくりをさせていただくという大熊町、互いにメリットがあるということは有効だと思うんですけれども、中央区としては、ほかの復興まちづくりに寄与するようなことのお考えがありますでしょうか、お聞かせください。

○武藤環境課長
 今回の連携は、大熊町のほうも脱炭素を軸に復興するということを先ほどのゼロカーボンビジョンで掲げております。本区もゼロカーボンシティを宣言した上で目指しているところで、お互い目標は一緒というところになります。その過程で、双方の地域課題の解決、また、大熊町の復興に寄与していきたいというところになりますので、あくまでも、まずは脱炭素を軸にというところで協力関係を築いていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○白須委員
 御答弁ありがとうございました。

 まずは脱炭素を軸に、そして、その中でお互いに協力していく中で、ほかの、野菜とか何か、いろいろな産業の面で互いに連携して復興ができればと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 現在、まだ約51%が帰宅困難区域になっているということで、大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃると思いますが、その中で連携を模索していた大熊町と中央区がつながったということで理解しております。ありがとうございます。

 また、東日本大震災の後にお隣の浪江町に私が伺った際、被曝線量を計測する線量計を持って第一原発方面に向かったときに、針が振り切れてしまい、恐怖を覚えた記憶があります。ただ、地元の方々が静かに原発について受け止めているのに、原発反対、反対と、原発は危険だと騒ぐ活動家たちには腹立たしい思いがいたします。この連携により、新たな価値を見いだしたり、活性化したり、ぜひお互いに好意を持てるような、満足できる連携になるようにと思っております。

 気候変動が気候危機の状況にあることは、世界の共通認識であるとは理解しておりますが、地域または国家間におきましては、温度差があると考えております。今回は脱炭素を軸にしていると理解しましたが、本区におきましては、ゼロカーボンシティ中央区宣言を目指すに当たり、経済面のマイナスなど様々な状況を見ながら、実現に向けて連携していただきたいと思います。例えば、中央区などは経済活動を最優先と考えていて取組が見えない状況です。皆様と関係各所が連携して取り組んでまいりますようにお願いするとともに、私も力の限りを尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 ありがとうございました。終わります。

○アルール委員
 よろしくお願いします。まず、資料1、千代田公園についてです。

 2ページに、1月に都市計画原案に関する説明会を行うとございますが、これは誰に行うのでしょうか。

○池田管理調整課長
 こちらの都市計画原案に関する説明会につきましては、ネット等も含めて広報しまして、どなたにということではなく、広く一般にということで考えてございます。

 以上でございます。

○アルール委員
 承知しました。ありがとうございます。

 いつもこのような説明会が、ボタンの掛け違いから、聞いていないだとか、いろいろ自分たちの意見が反映されない等々ございますので、よろしくお願い申し上げます。

 要望ですけれども、こちらは新しく整備される公園だということで、千代田公園から防災船着場の奥のほうに行くスロープで、よく若者がスケボーをしていたりとか、非常に危険な行為が目立ちます。新しい公園につきましては、もし注意書きや看板等を設置する場合には、多国語で中国語、日本語、英語のような分かりやすい看板をつけていただきたいと思います。

 また、防災倉庫ですが、こちらも万が一のときにすぐに開けられるようなスマートキーを標準装備するような防災倉庫をお願いしたいと思います。

 次の質問です。中央区自転車活用推進計画の委員の構成を拝見いたしました。24名の方々です。ほとんどの方が多分自転車を活用する方々で、実は道路にいる、共存するだろうと思われる歩行困難者の方が、どのような形で委員の中に入っているのか教えてください。

○落合交通課長
 自転車活用推進計画策定委員会についてでございます。

 委員の構成につきましては、委員に御説明していただいたとおり、交通管理者、また自転車関連事業者、住民の代表の方などに入っていただいたところでございます。歩行困難者の方に特に委員の中に入っていただいたというわけではないですが、前年度に広くアンケート調査等を行っています。今回、策定するに当たっては、このアンケート調査を基に、策定を進めてきました。例えば、歩いているときに自転車が怖いよ、逆に、今度は自転車に乗っている人からすると、歩行者がいきなり飛び出してくるよとか、そんな様々な声をいただきながら、どういったところに注意して今後の意識啓発等に生かしていくのか、こういったところを視点に入れてきたところでございます。そういった意味では、多くの方に広く御意見をいただきながら策定をしたところでございます。

 以上でございます。

○アルール委員
 どうもありがとうございます。

 また、重点取組の中に、駐輪場設置の推進、歩行者通行空間の整備等々ございます。特に、先ほど前委員からもお話があって、お答えいただきましたが、都道や区道等、道路を活用した駐輪場を前向きに御検討されるということです。5年間が前半として、いろいろやるというふうになっておりまして、この資料を見る中で、優先すべき場所等はまだこれからということでよろしいのでしょうか。

○落合交通課長
 自転車の駐輪場の整備といったところでございます。

 自転車の駐輪場の整備においては、道路だけを活用して整備していくわけではなくて、まずは大規模開発などを活用したもの、拠点的な駐輪場、そして建て替え等におきます民間敷地で、その施設を利用する方、店舗を利用する方専用の駐輪場の整備、こういったところをお願いしていく。さらには、まとまったところが取れないような場合は、道路管理者、交通管理者と協議を行って、歩行に支障のない場所、比較的幅員の広い場所で構造物等がない場所を選びながら整備できないかといったところで進めていくことになります。今回、駐輪状況の調査も改めて全区域内で行ったところです。こういったことも定期的に行いながら、どういったところが必要になってくるのか、どういったところに整備できるのか検討していきたいというふうに考えております。

○アルール委員
 どうもありがとうございます。

 近所のもので非常に気になっているのは、聖路加ガーデンのところです。こちらは民間の施設なので、104ページ等にも、路上駐輪、喫煙のために、区の条例や国の法令があるので、民間へもっと積極的に、どうぞ造ってくださいというような指導をぜひしていただきたいと思うんです。既に、聖路加ガーデンのほうには、どのような指導をしているんでしょうか。

○落合交通課長
 聖路加ガーデンの駐輪状況です。

 委員おっしゃるとおり、かなり多くの駐輪がされている状況で、今までも注意、警告等を行いながら、また、職員が立って注意喚起、近くの駐輪場の話をしたりとか行ってきたところです。最近では、施設管理者等とも話をしながら、どういった対策が取れるのか話をしている状況です。具体的にどこに駐輪場を整備するとかいう話の段階にまではいっていないですけれども、今後も引き続き連携を密に取りながら、駐輪対策を進めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○アルール委員
 病院も近いということなので、ぜひこちらは緊急にお願いしたいと思います。

 また、GRAND CYCLE TOKYOが明石小学校のところで自転車教室をやるということで、後ほど見たら、中央区と共催で12月17日に自転車教室をするというふうに知っているんですけれども、その申込み状況はどのようになっておりますでしょうか。

○西留副参事(交通安全対策・特命担当)
 12月17日の子ども自転車教室です。

 10月に募集というか、ホームページ上で電子申請を始めたんですけれども、金曜日にやりまして、金土日で全て埋まってしまいました。大変好評で50名全部埋まりましたので、開催に向けて準備しているところでございます。

 以上です。

○アルール委員
 どうもありがとうございます。

 50ページの重点取組の校庭を使っての自転車練習、たった2日でいっぱいになるということなので、こちらの推進計画、今後、どんどん校庭を使っての自転車教室をやっていただきたいと思います。

 私からの質問は以上です。

○太田委員長
 それでは、議題に入りまして、環境保全及び建設行政の調査について挙手願います。

○小坂委員
 では、始めさせていただきます。前回の一般質問の続きとして質問させていただきます。

 まず、1点目は、元佃のまちづくりに関して、区も積極的に入っていくというふうなお話が吉田副区長からの答弁で出たところであります。これは、どのような形で入っていくようなイメージなのか。なかなか難しい中に入っていくという話だったもので、現場としてどのようにお考えなのかというところを1つお願いします。

 2つ目は浜町公園の築山のことで、これを整備していくに当たっては、子供の意見が聞けていませんでしたという環境土木部長の御答弁をいただきました。公園は子供たちのものでもあるので、少なくとも子供の意見も聞いていく必要があるものだと考えます。今後も公園整備はしていくわけですから、そうしたら、公園整備に当たっては、どのようにして子供たちの意見を聞けるのかというところに関しての考え方があれば、よろしくお願いします。言うまでもなく、築山は子供たちの遊びの聖地だったんです。その聖地が、子供の意見なしに、このような整備に至ったというところは、我々区も反省すべきことだと思います。それはそれとして、そうしたら、今後どうするのかというあたりの考え方を教えてください。

 3点目は、晴海ふ頭公園のモニュメントです。もちろん、これは都の敷地です。それに関して、区としては正式な住民説明会を行うよう申し伝えていくということであり、それに対しての都のほうの正式な住民説明会への回答はどうなっているのか教えてください。

○吉田副区長
 実は、佃の問題については、一般質問の答弁で申し上げたように、非常に難しい問題がある。率直に言いますと、一般質問の中でも申し上げたけれども、実際に住んでいる家屋、長屋の一軒一軒が、実は、不動産上では経済的な価値がゼロであるということが実態にあって、建築できない敷地だというようなことがあって、そういった部分を含めて、地元の方々と真剣に向き合って話をしなければいけない。この部分については、どういうルートでトータルの方々とお話合いできるのかというところが、佃は大変難しいところがございまして、お社さんの関係者、町会の関係、それから住吉講の関係、いろいろな形での地域団体がございますから、そういう方々と一つ一つ、ある意味で懇談を積み重ねながらやっていくような形にならざるを得ないだろうと思っている。地域の中でもいろいろ、結構元気のいい人たちの集まりでございますから、役所が入っていっても、おまえは誰の手先だみたいな話も含めて、いろいろにぎやかでございますので、なかなか誤解を招くところも結構あるのでございます。そこのところは我々も注意しながら、ある意味で、いろいろなルートをつくりながら、その中で全体的にトータルで一度きちんと集まって話をしようよという機運をつくっていかないと、これはできない。だから、そういうものは、そういう形でやらせていただくと思っている。

 それから、難しいことをおっしゃると思うけれども、例えば、子供の声を聞きなさいとおっしゃる。日本語としては非常にきれいだけれども、どうやって聞いたらいいんだろうと、やはりそれは模索します。ただ、私は率直に申し上げると、皆さん、委員も子供の時代があったと思うけれども、そのときに、正直言うと、古典的に言えば「にんじん」の世界であったり、ハックルベリー・フィンの世界であったり、私どもの子供時代もそうですけれども、子供は、大人に干渉されずに勝手に遊べる空間があったら、きっとそれが一番いいんです。だから、どれがどうという話ではなくて、子供に適切な、子供たちが自由にできる広場なり何なりを準備してあげられるかというのが、やはり一番大事なことだと思います。そのことを我々として考えなければいかん。

 だから、築山という形状は、それなりにそういう意味がありましたよというお話もある。だけれども、私どもみたいな人間からすると、もっと雑草が生えていて、やぶがあってもいいなみたいな感じもあるわけです。そういうことも含めて、遊び場を常に最低限どういう形で保障するかということを地域の中で考えていかなければならない。子供の声を聞くといっても、逆に、まず子供に遊び場をちゃんと提供できるかどうかというのは、我々の最大の課題だと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

○溝口都市活性プロジェクト推進室長
 晴海のモニュメントについてでございます。

 一般質問の答弁にもありましたが、設置に当たりまして、工事車両と工事の説明をきちんとするようにということを都に要請しております。12月2日に東京都主催の晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業工事情報報告連絡会で、東京都のほうから工事における設置の説明がございまして、12月4日にはその資料を全議員送付させていただいているところでございます。

 以上です。

○小坂委員
 その会議は傍聴できなかったというところは問題があると考えます。住民の合意形成をよろしくお願い申し上げます。子供たちの遊び場もつくってください。

 終わります。

○太田委員長
 それでは、議題(1)、環境保全及び建設行政の調査について、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○太田委員長
 では、これにて環境建設委員会を閉会させていただきます。

 お疲れさまでした。

(午後4時20分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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