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令和5年第一回定例会会議録(第5日 3月16日)

1.会期

二十五日(第五日)

三月十六日(木曜日)

2.開議並びに閉会

午後二時開議

午後三時五十七分閉会

3.出席議員

(二十九名)

一番 高橋 元気議員

二番 高橋 まきこ議員

三番 梶谷 優香議員

四番 田中 耕太郎議員

五番 かみや 俊宏議員

六番 二瓶 文徳議員

七番 しらす 夏議員

八番 小坂 和輝議員

十番 奥村 暁子議員

十一番 青木 かの議員

十二番 渡部 恵子議員

十三番 太田 太議員

十四番 竹内 幸美議員

十五番 海老原 崇智議員

十六番 堀田 弥生議員

十七番 墨谷 浩一議員

十八番 山本 理恵議員

十九番 小栗 智恵子議員

二十番 木村 克一議員

二十一番 佐藤 あつこ議員

二十二番 富永 一議員

二十三番 原田 賢一議員

二十四番 塚田 秀伸議員

二十五番 瓜生 正高議員

二十六番 礒野 忠議員

二十七番 押田 まり子議員

二十八番 田中 広一議員

二十九番 中島 賢治議員

三十番 渡部 博年議員

4.出席説明員

区長 山本 泰人君

副区長 齊藤 進君

副区長 吉田 不曇君

教育長 平林 治樹君

企画部長 浅沼 孝一郎君

総務部長 黒川 眞君

防災危機管理室長 春貴 一人君

区民部長 濱田 徹君

福祉保健部長 田中 智彦君

高齢者施策推進室長 北澤 千恵子君

保健所長 渡瀬 博俊君

環境土木部長 三留 一浩君

都市整備部長 松岡 広亮君

都市活性プロジェクト推進室長 早川 秀樹君

会計管理者 鈴木 浩君

教育委員会事務局次長 生島 憲君

監査事務局長 林 秀哉君

企画部参事(政策企画課長事務取扱) 溝口 薫君

財政課長 大久保 稔君

総務部参事(総務課長事務取扱) 山﨑 健順君

5.議会局出席職員

議会局長 伊藤 孝志君

庶務係長 長田 基道君

議事係長 小倉 正信君

調査係長 佐藤 康之君

書記 桝谷 剛司君

6.議事日程

日程第一
 諸般の報告

日程第二
 請願第七号 中央区立図書館の地域資料の確かな保存と経験知に基づく活用を求める請願
 請願第八号 中央区立図書館の運営に関して、ステークホルダーである区民に向けた説明会を求める請願

日程第三
 議案第一号 令和五年度中央区一般会計予算
 議案第二号 令和五年度中央区国民健康保険事業会計予算
 議案第三号 令和五年度中央区介護保険事業会計予算
 議案第四号 令和五年度中央区後期高齢者医療会計予算
        (二月二十七日 予算特別委員会付託に続いて)

日程第四
 議案第八号 中央区情報公開条例の一部を改正する条例
 議案第九号 中央区個人情報の保護に関する法律施行条例
 議案第十号 中央区情報公開・個人情報保護審議会及び中央区情報公開・個人情報保護審査会に関する条例の一部を改正する条例
 議案第十二号 中央区職員定数条例の一部を改正する条例
 議案第十三号 中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第十四号 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第十五号 財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第十八号 中央区男女の平等及び共同参画による社会づくりに関する基本条例
 議案第十九号 中央区立女性センター条例の一部を改正する条例
 議案第三十一号 中央区役所本庁舎レイアウト改修工事(建築工事)請負契約
 議案第三十二号 緊急告知ラジオの買入れについて
 議案第三十三号 図書の買入れについて
        (二月二十二日 企画総務委員会付託に続いて)

日程第五
 議案第十七号 中央区印鑑条例の一部を改正する条例
 議案第二十八号 中央区立学校設置条例の一部を改正する条例
 議案第二十九号 中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
 議案第三十号 中央区立図書館条例の一部を改正する条例
 議案第三十六号 指定管理者の指定について(区立晴海地域交流センター)
        (二月二十二日 区民文教委員会付託に続いて)

日程第六
 議案第十一号 中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例
 議案第二十号 中央区立子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例
 議案第二十一号 中央区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第二十二号 中央区子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例
 議案第二十三号 中央区保育の提供等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第二十四号 中央区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
 議案第二十五号 中央区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
 議案第二十六号 中央区障害者の多様な意思疎通手段の利用及び手話言語の理解の促進に関する条例
 議案第三十七号 指定管理者の指定について(区立知的障害者グループホーム)
 議案第三十八号 指定管理者の指定について(区立知的障害者生活支援施設)
 議案第三十九号 指定管理者の指定について(区立八丁堀保育園)
 議案第四十号 指定管理者の指定について(区立新川児童館)
 議案第四十一号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例
        (二月二十二日 福祉保健委員会付託に続いて)

日程第七
 議案第十六号 中央区事務手数料条例の一部を改正する条例
 議案第二十七号 中央区立リサイクルハウス条例の一部を改正する条例
 議案第三十四号 訴えの提起について
 議案第三十五号 訴えの提起について
        (二月二十二日 環境建設委員会付託に続いて)

日程第八
 人権擁護委員の候補者の推薦について

日程第九
 議員提出議案第一号 中央区議会の個人情報の保護に関する条例

日程第十
 議会閉会中の継続審査


午後二時 開議

○議長(木村克一議員)
 ただいまより本日の会議を開きます。


○議長(木村克一議員)
 これより本日の日程に入ります。

 日程第一、「諸般の報告」を行います。

〔伊藤議会局長朗読〕


 十一、委員会報告書(企画総務委員会)

 十二、委員会報告書(区民文教委員会)

 十三、委員会報告書(福祉保健委員会)

 十四、委員会報告書(環境建設委員会)

 十五、委員会報告書(予算特別委員会)

 十六、議案の提出について


○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 ここで、ただいま報告のありましたとおり、議員提出議案一件が送付されましたので、本日の日程に掲載いたしました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第二を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第二

 請願第七号 中央区立図書館の地域資料の確かな保存と経験知に基づく活用を求める請願

 請願第八号 中央区立図書館の運営に関して、ステークホルダーである区民に向けた説明会を求める請願


○八番(小坂和輝議員)
 請願第七号、請願第八号に対し、動議を提出させていただきます。この請願は、地域資料を管理する図書館司書の本年度の雇い止めに関して述べた請願であり、緊急性を要しております。

 したがいまして、この場所で採決を取ることを求めます。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。

○二十三番(原田賢一議員)
 議事進行について、動議を提出いたします。

 ただいま上程されました請願第七号及び請願第八号は、内容の朗読を省略し、区民文教委員会に付託されるようお諮り願います。

〔「賛成」「反対」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。

 ただいま小坂議員及び原田議員からそれぞれ提出されている動議は、それぞれ賛成者がありますので、成立いたしました。

 これらの動議は、いずれも先決動議であります。

 この動議の取扱いは、会議規則第十八条の規定によって議長が表決の順序を決めることとなっております。

 まず、原田議員から提出されました動議を先に採決いたします。

 本件について、起立によりお諮りいたします。請願第七号及び請願第八号について、区民文教委員会に付託することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、請願第七号及び請願第八号は区民文教委員会に付託することと決しました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第三を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第三

 議案第一号 令和五年度中央区一般会計予算

 議案第二号 令和五年度中央区国民健康保険事業会計予算

 議案第三号 令和五年度中央区介護保険事業会計予算

 議案第四号 令和五年度中央区後期高齢者医療会計予算

      (二月二十七日 予算特別委員会付託に続いて)


○議長(木村克一議員)
 本案について、予算特別委員会の報告を海老原委員長より願います。

〔十五番 海老原崇智議員登壇〕

○十五番(海老原崇智議員)
 ただいまより、予算特別委員会に付託を受けました議案第一号「令和五年度中央区一般会計予算」、議案第二号「令和五年度中央区国民健康保険事業会計予算」、議案第三号「令和五年度中央区介護保険事業会計予算」、議案第四号「令和五年度中央区後期高齢者医療会計予算」の以上四議案につきまして、その審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月二十七日の本会議において、委員十五名をもって設置され、本四議案の付託を受けたものであります。

 本会議散会後、議長招集による初の委員会が開会され、私が委員長に、副委員長には太田太委員が選任され、即日就任し、ここに本委員会の構成が行われました。

 続いて、三月二日に委員会を開会し、議長並びに区長挨拶の後、理事者より、各会計全般にわたり総括説明を受け、その後、一般会計「歳入」から説明を求めて質疑を進めることと決し、審査を開始いたしました。

 令和五年度の本区各会計歳入歳出当初予算の総額は、それぞれ一千七百五十二億百六十一万一千円であり、一般会計では、一千四百八十三億九千三百七十六万四千円で、前年度当初予算と比較して二百三十五億七千五百四十万一千円、率にして一八・九%の増、国民健康保険事業会計では、百四十億四千四百四十万四千円で、前年度当初予算と比較して九億五千四百五十六万八千円、率にして七・三%の増、介護保険事業会計では、九十二億六千六十万七千円で、前年度当初予算と比較して一億四千八百二十三万二千円、率にして一・六%の増、後期高齢者医療会計では、三十五億二百八十三万六千円で、前年度当初予算と比較して三千三百七十八万四千円、率にして一・○%の増となっております。

 本委員会は、令和五年度における本区行政運営の大綱をなし、その方針を決定する本予算案に対し、現下の社会経済情勢を踏まえつつ、区民の信託に応えるため、去る二月二十七日の本会議での付託以来、本日まで、延べ十日間にわたり、慎重な審査を行ってまいりました。

 すなわち、三月二日には、まず、一般会計「歳入」より質疑を開始し、これを終了し、同日、「歳出」第一款「議会費」の質疑に入り、これを終了し、さらに同日、第二款「企画費」及び第三款「総務費」を一括して質疑に入り、三日にこれを終了し、同日、第四款「区民費」の質疑に入り、これを終了し、さらに同日、第五款「福祉保健費」の質疑に入り、六日にこれを終了し、同日、第六款「環境土木費」の質疑に入り、七日にこれを終了し、同日、第七款「都市整備費」の質疑に入り、これを終了し、さらに同日、第八款「教育費」の質疑に入り、八日にこれを終了し、同日、第九款「公債費」、第十款「諸支出金」、第十一款「予備費」、以上三款を一括して質疑に入り、これを終了し、同日、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計及び後期高齢者医療会計予算の歳入歳出を一括して質疑に入り、これを終了し、さらに同日、総括質疑に入り、十日にこれを終了いたしました。

 八日には、日本共産党委員一名より七日付で提出された、議案第一号、令和五年度中央区一般会計予算に対する修正の動議について、審査方法を決定し、十三日に提案者より修正案の説明を受けました。

 修正案は、一般会計予算案の歳入歳出をそれぞれ二十八億六千四百十九万五千円増額し、予算総額を一千五百十二億五千七百九十五万九千円に修正するものであります。

 続いて、同修正案の審査終了後、起立により採決いたしましたところ、起立少数をもって否決されました。

 以上のとおり、令和五年度本区各会計予算の審査が終了したことに伴い、十三日に本四議案に対する各会派の態度表明を受けたものであります。

 まず、中央区議会自由民主党議員団委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 中央区議会自由民主党議員団の態度表明を行います。

 中央区基本計画二○二三に掲げる施策に積極的に取り組まれている令和五年度予算案を高く評価します。

 また、都心・臨海地下鉄新線検討調査、小・中学校における給食費・保育園における副食費の無償化、医療的ケア児保育補助事業の充実、借換融資制度の延長、防災拠点運営委員会訓練の充実をはじめとした我が会派の十三分野三十八項目に及ぶ重点政策要望や各種提言を新規・充実事業として数多く予算化されたことを高く評価するとともに、一部事項については、引き続き政策提言を行ってまいります。

 さらに、我が会派委員からの、地域コミュニティの活性化、高齢者や障害者の方への江戸バスを活用した新たな支援策、経済対策の充実をはじめとした質疑等については、その趣旨をお酌み取りいただき、今後の区政運営に重点施策として早期に反映いただくことを要望します。

 本年二月、山本区長と中央区議会自由民主党議員団とは、新たな政策協定を締結いたしました。本区の都市力・国際競争力の強化、こどもまんなか社会の実現に向けた子育て・教育環境の充実、そして包括的な高齢者施策の充実をはじめとする十分野での協定です。

 予断を許さない財政状況が続く中、限られた財源・人材をこれまで以上に効率的に活用いただき、今後も、子供からお年寄りまで全ての区民の皆様の福祉向上に全力を挙げていただくことを強く望みます。

 以上申し上げまして、中央区議会自由民主党議員団は、令和五年度各会計歳入歳出予算案に賛成します。

 次に、中央区議会公明党委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 令和五年度中央区各会計予算案に対する中央区議会公明党の態度表明を行います。

 新型コロナウイルス感染症により低下した世界的な経済活動や人的交流は徐々に正常化・活発化してきておりますが、ロシアによるウクライナ侵攻が長引き、その影響による原材料価格や物価の高騰という状況はいまだ改善せず、国民の暮らしに重くのしかかっております。

 翻って本区では、一月一日の人口が七十年ぶりに過去最多を更新し、出生数も二千人台を維持するなど、今後も引き続き人口増加が見込まれております。また、入国制限の緩和による訪日外国人の急増や全国旅行支援等の政策効果、今日から新型コロナ対策としてのマスク着用を個人の判断に委ねるなどの制限緩和が進展していることで、銀座や築地、月島、日本橋など区内各地でコロナ前のにぎわいを取り戻しつつあります。

 このような中、令和五年度予算案は、「新たなステージへ!」と題し、このほど策定した中央区基本計画二○二三に掲げる取組を着実に展開、感染症や物価高騰のほか、子育て環境など喫緊の課題への対応、そして二十万都市の到来に向けた中長期的な課題にも対応するべく編成されました。

 一般会計の当初予算案は前年度比一八・九%増の一千四百八十三億九千三百七十六万四千円となっており、当初予算として過去最大の財政規模となりました。

 財源である歳入の根幹をなす特別区民税は、人口増加を背景とした納税義務者数の増加に加え、所得環境の改善などにより、前年度比一○%の増、特別区交付金は同一六・八%の増を見込む一方で、依然として、ふるさと納税による税の流出拡大などの深刻な影響も続いております。

 区の財政運営は、今後も予断を許さない状況が続くと予想されます。今後も人口動態や社会情勢、まちの変化を敏感かつ的確に捉え、柔軟に対応する行政運営をお願いいたします。

 一般会計歳出予算案の各款における質問において、私たちは新規事業を含め詳細を審査するとともに、区民の皆様からいただいたお声を区政に反映するべく、議論を進めました。

 企画・総務費では、ふるさと納税による区内の活動団体への支援や防犯対策のさらなる推進について、区民費では、区民館におけるWi‐Fi環境の整備促進や区内共通買物・食事券のデジタル商品券化、浜町総合スポーツセンターにおける申込時の区民優先枠創設などについて、福祉保健費では、福祉の各分野における人材確保のための負担軽減策や養育費確保支援事業、緊急通報システムや敬老入浴事業の対象拡大、補正予算で成立した伴走型相談支援・経済的支援の妊娠届時における配慮、産後ケア事業の拡充、帯状疱疹ワクチン予防接種の助成及び子宮頸がんの九価ワクチンの周知などについて、環境土木費では、江戸バスの運行ルートの見直しや粗大ごみの出し方、ドッグランの増設、児童遊園への遊具設置及び東京都が計画している既設道路橋のバリアフリー化事業への後押しなどについて、都市整備費では、築地・東銀座における都市基盤整備等の検討について伺い、がんセンターと隣接した立地を踏まえ、がん相談センターなどの医療関連施設の設置などを要望し、教育費では、教員の確保と質の向上のための負担軽減策、児童・生徒の学力向上のための取組、個別の事情により標準服ではない服装をした場合のいじめ防止対策及び通学路への防犯カメラの増設などについて取り上げました。

 最後に、総括質疑では、人口の増加だけではなく転出状況も分析が必要と指摘し、高齢者や障害のある方々への住宅相談の充実の検討、心のサポーターの養成事業導入の検討、幼稚園の預かり保育や経済的支援、再開発後の課題解決の検討、青色防犯灯付パトロール車の導入など安全・安心なまちづくりの推進など、要請いたしました。

 さらに、令和五年度中央区各会計予算の編成に当たっては、新型コロナウイルス感染症及び物価高騰への対策四項目をはじめ、行政各分野における計二百十二項目の政策要望を提出いたしました。その中で、本の森ちゅうおうにおけるイベントの充実及び子ども読書活動の推進や学校給食費及び保育園の副食費の完全無償化、子ども医療費助成制度高校生世代までの拡大、帯状疱疹ワクチン予防接種の一部助成、男女平等政策の推進などが新年度予算、事業に盛り込まれたことを高く評価いたします。

 私たち中央区議会公明党は、区民の目線から施策を検証し、質問・提案をさせていただきました。区行政当局におかれましては、今後施策の実行に当たり、可能な限りこれらの意見を反映されますことを願っております。

 以上をもちまして、中央区議会公明党は令和五年度中央区各会計予算案に賛成し、態度表明といたします。

 次に、かがやき中央委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 令和五年度の各会計予算に対する、かがやき中央の態度表明を行います。

 令和五年度予算については、私たちかがやき中央も昨年九月二十二日に予算要望書を提出しました。その中から多くの政策に今回予算がついたことに、まずは感謝いたします。

 およそ三年間続いたコロナ禍。コロナ以降に予算編成が行われた令和三年度と四年度の予算概要のキャッチフレーズを振り返ってみますと、三年度が「コロナを乗り越え、輝く未来を切り開く」、四年度が「サステナブルシティ中央区を目指して―コロナを乗り越えた先にある未来に向かって―」となっており、中央区のコロナを乗り越えたいという熱意が感じられます。

 しかし、コロナは甘いものではなく、財政への影響はおよそ三年間続きました。そして、令和五年度予算のキャッチフレーズ、「新たなステージへ!」につながっていきます。本来なら、この新たなステージとは、オリンピック・パラリンピック開催翌年から、オリンピックレガシーを掲げて、晴れやかに整備されていったのではないかと推察します。二年ほど遅れていることになりますが、結果を出すことに焦らず確実に進めていただきたいと、まずは要望します。

 財政規模ですが、一般会計予算は一千四百八十三億九千三百七十六万四千円で、当初予算として過去最大規模になっています。

 一般会計について、具体的には、まず歳入では、二○二四年度から徴収が始まる森林環境税については、中央区の森等、既存事業だけではなく、新しい事業を始めること。

 続いて、一般会計、歳出について。

 企画・総務費では、災害時に在宅避難を強いられるマンション住民の防災対策をもっと充実させること。

 区民費では、コロナ禍で始まった補助金は利用している町会・自治会に偏りがある。もっと公平に利用できるような対策が必要。

 福祉保健費では、受動喫煙防止条例が策定されて三年。当初の緊張感が薄れて、このところ歩きたばこやポイ捨てが大変増えている。民間の公衆喫煙所を増やすだけではなく、取締りの強化も必要なのではないか。

 環境土木費では、ずっと要望してきた水上交通活性化事業に予算がついたのはうれしい。公共交通も多様化の時代。水上バスの誘致を改めて要望する。

 教育費では、一人一台配備されているタブレットを最大限に活用し、デジタルシチズンシップ教育の実現に期待する。また、不登校をはじめ、支援を必要としている児童・生徒の増加に対応し、一人一人に合った学びの環境整備を求める。以上。

 我が会派からそれぞれ提案いたしました各種要望を踏まえた上で、令和五年度以降の区の施策に生かしていただけるよう改めて要望いたしまして、中央区議会かがやき中央は令和五年度各会計歳入歳出予算案に賛成いたします。

 次に、中央区議会区民の風委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 令和五年度各会計歳入歳出予算案に賛成の立場から、中央区議会区民の風の態度表明を行います。

 基本計画二○二三の初年度に当たる令和五年度予算は、「新たなステージへ!」をテーマに掲げ、脱炭素社会の実現を目指す取組、地域経済の活性化につなげる取組、妊娠期から子育て期にわたる伴走型支援、都市再生に向けた都市基盤整備などに重点を置いた予算編成です。

 予算編成に当たっては、予断を許さない財政環境の下、将来にわたる健全で持続可能な財政運営を基本とし、コロナ感染症や物価高騰のほか、子育て支援など喫緊の課題への対応に加え、二十万都市を見据えた中長期的な課題への対応にも取り組んでいます。また、昨年度の決算実績や行政評価に基づく既存事業の見直しと新たな事業展開、民間活力の活用や官民による連携などの積極的な取組を評価いたします。

 コロナを乗り越えた笑顔あふれる未来を切り開くために、区政運営の長期的な指針である新たな基本計画に掲げる各施策を着実に実行し、子供から高齢者まで誰をも幸せに導く事業展開を期待します。また、コロナ禍で多様化・複雑化した地域課題に的確に対応するために、行政の組織横断的な連携を強く要望いたします。

 本委員会において、我が会派が申し上げました意見及び要望などを区政運営に十分に反映していただくことを期待申し上げ、本予算特別委員会に付託されました令和五年度各会計歳入歳出予算案に対する賛成の態度表明とさせていただきます。

 次に、日本共産党中央区議会議員団委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 令和五年度中央区各会計予算に対する日本共産党中央区議会議員団の態度表明を行います。

 長引くコロナ禍と四十年来で最大と言われる物価高騰などにより国民生活は疲弊し続け、貧困と格差の拡大が深刻です。

 そんな中、岸田政権は昨年十二月、敵基地攻撃能力保有をはじめ大軍拡の推進を明記した安全保障三文書を閣議決定し、軍事費については二○二三年度から五年間で総額四十三兆円と、かつてない規模の大幅増額を明確に打ち出しました。

 一方、暮らしの予算は軒並み圧縮します。社会保障費は、高齢化で増える自然増を二十三年度も圧縮し、当初掲げた異次元の少子化対策については中身が明らかにされず、子ども予算の倍増も何を基準に倍増するのか語られません。

 長年の自公政権の悪政にコロナ禍が加わり、二○二二年の国内出生数は六年連続で下落し、統計を取り始めた一八九九年以来、初めて七十万人台に落ち込みました。

 安心して子供を産み育て、老後を迎えられる社会の実現にこそ力を尽くすべきなのに、岸田政権は安倍・菅両政権を踏襲し、全世代型社会保障の名で社会保障の負担増・給付削減を進めようとしています。

 その最大の標的が高齢者です。年金だけでは暮らせないため、高齢者の生活保護の利用が増えています。直近では、生活保護を利用する世帯の五五%を高齢者世帯が占めており、中央区でも五八%となっています。

 子供や高齢者の福祉予算を置き去りにして、希望が持てない雇用・経済状況を強い、コロナ禍と物価高騰で苦しむ国民に際限のない負担増を押しつけながら、大軍拡に突き進む岸田政権の下では暮らしは押し潰されてしまいます。

 小池都政は、地域医療を後退させる都立・公社病院の独立行政法人化を強行し、カジノを中核とするIR誘致、国際競争に勝ち抜く、稼ぐ東京をつくることを主眼にした築地市場跡地を含む臨海地域の東京ベイまちづくり戦略の大規模開発や、外かく環状道路などの大型道路建設を進めるなど、区民・都民の生活や営業とかけ離れた都政を進めようとしています。

 中央区に求められるのは、こうした国や都の悪政から区民生活を守る防波堤の役割をしっかり果たし、公助の力を最大限発揮することです。

 中央区の新年度一般会計予算は、一千四百八十三億九千三百七十六万円と、前年度比一八・九%増で過去最大となりました。市街地再開発事業助成は国による物価高騰対応のための補助が加わり、前年度比約百億円増の二百七十八億七千三百五十九万円と大幅増、晴海西小・中学校の整備八十六億円、晴海特別出張所等複合施設の整備五十一億円増などが主な要因となっています。

 日本共産党中央区議会議員団は、区議団に寄せられた切実な要求や政策的な要望を集約し、昨年、九百項目の二○二三年度中央区予算編成に関する重点要望書を区長に提出し、積極的に予算化するよう求めました。

 本予算特別委員会の質疑では、問題点を指摘するとともに具体的な提案を行いました。さらに、区民の命と生活を守る施策を予算化するという基本に立って、私立・区立の保育所のゼロから二歳児の保育料無償化や生活保護世帯への歳末見舞金・夏期見舞金の復活、情報公開手数料の廃止などを計上し、一般会計を二十八億六千四百十九万五千円増額する予算修正案を提案しましたが、残念ながら、我が党の修正案は否決されました。

 区長提案の予算案には、子ども医療費助成の十八歳までの拡大、学校給食費・保育所等副食費の無償化や区施設での生理用品の無償配布、新たな仕組みによる中央エコアクト運用開始など評価できる施策もありますが、抜本的な見直しが求められる多くの課題があると考えます。

 日本共産党中央区議会議員団は、総合的に検討した結果、議案第一号「中央区一般会計予算」、議案第二号「国民健康保険事業会計予算」、議案第三号「介護保険事業会計予算」、議案第四号「後期高齢者医療会計予算」に反対します。

 以下、具体的な課題について述べます。

 まず、一般会計についてです。

 第一に、二十三区で中央区のみが徴収する情報公開手数料は、区民サービスの向上という観点から無料とすべきです。

 第二に、会計年度任用職員が増大し、官製ワーキングプアが広がっていることは問題です。手当をつける必要のない民間委託の増大も危惧されます。地方公務員法の原則である、任期の定めのない常勤職員を中心とする公務の運営に立ち戻るべきです。

 第三に、二○二二年度に続き、二○二三年度も補助金を投入し、高額の利用料を徴収する民間学童クラブを誘致しようとしていることは問題です。区立の学童クラブと同様に、無料で利用できる学童クラブの整備が保護者の願いです。以前から提案している学校内での学童クラブ整備は、小学校に加え、中学校も視野に入れ、早急に進めるべきです。

 第四に、環境に過大な負荷をかける大規模再開発事業による超高層オフィスやタワーマンション建設は見直すべきです。地価や不動産価格が上昇し、困窮世帯の住まいを奪う役割を果たしていることも看過できません。

 第五に、困窮世帯の住まい確保に力を注ぐべきです。都営住宅、区営住宅などの公営住宅の拡充や借り上げ住宅、家賃補助など、中央区に住み続けられるようにするための施策が必要です。

 第六に、十三ヘクタールの都有地が一平米十万円以下という激安価格で払い下げられた晴海選手村跡地のHARUMI FLAGに対し、板状住宅部分からも一戸当たり百万円の開発協力金を徴収すべきです。一万二千人の人口増に伴い、必要となる学校整備や江戸バス運行の費用負担も求めるべきです。

 第七に、コロナの影響や物価高騰、円安の進展など家計負担が重くなる中、教材費や標準服などの保護者負担を軽減すべきです。また、区として奨学金制度を設けるなど教育負担の軽減を図るべきです。

 次は、特別会計についてです。

 国民健康保険料は、二○二三年度も値上げが予定されています。特別区として、一般財源をさらに投入するなどの努力を行い、保険料そのものを引き下げていくことに加え、子供の数が多いほど国保料が引き上がる均等割については半額となりましたが、さらに拡充すべきです。

 介護保険では、利用料二割負担の対象拡大、一定所得を超える六十五歳以上の介護保険料引上げ、老健施設などの多床室の有料化が二○二四年度改定で狙われていますが、政府は昨年末に実施を決定しようともくろんだものの、世論と運動の大反対に押され、先送りとなりました。しかし、利用料と保険料は今夏までに決めようと、社会保障審議会の部会・分科会で議論を続けます。

 必要な介護サービスを提供できるよう、介護保険制度の改善こそ必要です。

 後期高齢者医療では、保険料を高所得者だけでなく中間所得者まで対象に引き上げる改定法案が、通常国会に提出される方向です。引上げ幅は加入者一人当たり平均で年四千百円、対象は七十五歳以上で年収百五十三万円超の人の約四割に当たります。昨年十月の医療費窓口二割負担の導入に続く負担増です。減らし続けてきた国庫負担を元に戻し、さらに増額もして、医療制度をしっかり支えることが求められます。

 以上、各会計予算案に対する反対理由と主な課題を述べ、日本共産党中央区議会議員団の態度表明を終わります。

 次に、子どもを守る会委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 一般会計当初予算は過去最大規模であるが、工事費高騰による市街地再開発事業費及び晴海西小・中学校等新設という特殊な要因を除くと、一千百億円規模と昨今の規模に近い。区民一人当たり六十七万円の予算と区も分析する。

 しかしながら、基金残高が四十一億円減り、特別区債が百二億円増え、起債依存度がこれまでの三、四%台から七・五%へ急増する。財政環境は予断を許さない。

 本予算での学校給食費等無償化並びに予算審議経過の中で明らかにされた、高齢者・障害者の江戸バス無料化及び区立幼稚園教育の魅力発信の新規取組に感謝申し上げる。

 同時に策定された基本計画二○二三では、四分野をリーディングプロジェクトとして選定し、KPIを取り入れたことは敬意を表する。一方、今までの基本計画にあった中長期財政計画が落ちた。個別施設計画に委ねられるということであるが、同計画にも財政規模の記載がないため、個別施設計画の適宜の改定を求める。

 さて、本予算がうたう新たなステージの理想像について、予算審議で議論した論点を踏まえ、五点述べる。

 一、「子供のために」から「子供と共に」へ。

 二○一六年の児童福祉法の大改正において、一九九四年に批准した子どもの権利条約を受けて、子供は保護される客体から、生きる権利、育つ権利、守られる権利、そして参加する権利を持った、権利を有する主体へと法律上の位置づけが大きく変わることとなった。

 昨年成立したこども基本法第十一条では、子供の参加する権利を保障するために、こども施策の立案に際し、自治体が子供の意見を聞くことが義務化されるに至っている。

 本予算では、中学生と防災拠点運営委員会の合同防災訓練実施や、Team Carbon Zeroでの中学生からの参加や区立学校との緊密な連携など、防災や環境の取組において子供たちの参加を積極的に取り入れようとしている。

 また、総括質疑で御答弁いただいたように、都が本年一月十二日に策定した、社会的養護を受ける子供の自らの処遇の在り方について意見を述べることができるようにするアドボケイト、意見表明等支援員に関する提言に沿った対応をいち早く取るとのことである。

 自分たちのことを自分たち抜きで決めないでほしいと子供たちは考えている。個々の子供たちの対応においても、そして区の政策立案・実施においても、子供の意見を聞いて、「子供のために」だけではなく、「子供と共に」ということを常に念頭に置いた区政運営を期待する。

 なお、子供の権利の観点からは、現行なされてきた共通買物・食事券の購入対象者の年齢制限には何らの合理性はないと考える。

 二、区民と共につくる中央区へ。

 基本構想の将来像の一つが、区民らが地域の課題に自ら取り組み、解決するプロアクティブ・コミュニティである。

 町会・自治会、PTA、消防団、民生委員、青少年対策地区委員会委員、防災拠点運営委員会委員、プレディサポーター、高齢者通いの場、公園ボランティア、動物との共生推進員など、区民による活発な活動は既に行われてきたところであるが、基本計画では、コミュニティ活性化をリーディングプロジェクトの一つに捉え、KPIには多様な地域活動に意欲のある人の数を、十年後、四千人との目標を立てている。

 地域包括ケアシステムの構築、放課後の子供たちの居場所づくり、本の森ちゅうおうが有する地域資料、そこには四十箱の未整理・未登録資料があるとのことであるが、その地域資料の監理、選手村跡地に誕生する新しいまちの担い手づくりなど、区が直面する喫緊の地域課題へは、区民参加を得ながら取り組む必要性が考えられる。

 区民費の款で御答弁があったプロアクティブ・コミュニティの担い手の課題としての継続性と信頼関係を構築しつつ、さらに区民参加がなされることを願う。

 三、説明するだけで済ますのではなく、協議をするまちづくりへ。

 都心商業地域だけではなく、月島、勝どき、豊海、晴海、築地などの居住地域でも大規模再開発が進行し、まちのありよう、そしてコミュニティが大きく変容しようとしている。

 超高層大規模建築物の建て替えの技術的な手法や合意形成の手法は、確立しているとは言えないし、区もその回答を次の世代に委ねるだけで、説明責任を果たしているとは言えない。

 月島三丁目南地区においては、地区計画を変更する際、まちづくり条例に基づく、区と地元住民との協議に提出された都市計画案について、一部地権者が協議に参加できないまま作成された。その後も、施行地区内の住民同士の実質的な話合いがなされることなく、現在に至っている。コミュニティの崩壊は深刻で、本年夏の住吉神社例大祭で月島四之部のみこしが果たして上がるかどうか。それでも、上げようと意気込む住民たちはいる。それら月島三丁目で起きた再開発問題は、若者たちの手で短編映画「探す未来」が制作され、ヨーロッパの映画祭で高い評価を受けている。

 区は、再開発において住民一○○%の同意を得た上で行うとしているが、月島三丁目南地区において同意取得を難渋したのは、そもそも住民主体で運営されるべき再開発準備組合、再開発組合において、その事務局が権利変換計画において利益相反関係となる参加組合員の建設会社社員が担っていたことが大いに起因したのではないかと推察する。すなわち、民法で禁止されている自己契約・双方代理類似の構造が要因としてあった。

 住民主体で発案・推進されるべきまちづくりにおいて、中立・公平な立場から支える学識経験者を加えた組織づくりを区は進め、説明するだけで終わるのではなく、住民と実質的な協議をするまちづくりが求められる。

 四、誰一人取り残さない中央区へ。

 児童虐待相談は、コロナ前から一・五倍、約百件増の三百件近くある。一時保護所で保護されている児童・生徒が在籍学校に通いたいと言っていると児童相談所から相談を学校が受けた場合の対応について、教育委員会から本人に寄り添った個別具体的な対応を行っていただける旨の御答弁がなされ、保護された児童・生徒の意見表明の内容が実現されることを確認した。

 児童虐待死が一番多いのはゼロか月ゼロ日であり、それは、本予算で取組が強化される伴走型支援につながっていないであろう妊婦である。そのような、助けてが言えない区民にいかに支援の手を差し伸べていけるのか。伴走型支援のメニューの多様化とともに、男女平等センターで取り組むSNS相談が一つの手段として届くことを期待する。ヤングケアラー、ひきこもり、自殺などの問題でも、SNS相談からのアプローチを併せて期待する。

 クラスの騒がしさやいじめなど、かかりつけ医が相談を受けた場合、スクールソーシャルワーカーを介し、学校と解決に向けた連携体制の構築にも期待する。

 また、個別避難計画を作成すべき避難行動要支援者七千六百三十二名のうち、同計画を立案できているのは昨年十一月段階で十九名であった。発災時に避難ができているかをICT技術を用いて全員の要支援者の避難状況の把握をすることも、早急に進めることを期待する。

 五、区の職員が自己啓発を進め、その職員が継承される職場へ。

 今年度末で、これまで二十年以上地域資料について学んできた直営の司書資格を有する職員の雇い止めが予定されている。しかし、そのノウハウ、技能は、指定管理者スタッフへ十分には引き継がれておらず、上述のように地域資料四十箱未整理と、実際に行う必要性のある膨大な作業が残されたままである。地域資料室の資料の収集・監理、保存の監理・監督は直営スタッフが行うという区民、議会との約束がほごにされることであり、単なる雇用の問題ではなく、地域資料を理解し、解説し、区民の利用に資する機能を失う一大事である。だからこそ、老舗の皆様を中心に、やむにやまれぬ思いから、本定例会の付託に向け地域資料の適切な監理に関する請願が提出されたのである。

 会計年度職員だからという理由だけで、雇い止めが許されてよいか、もちろん、属人化させないことは、副区長職含め、あらゆる職場において重要なことではあるが、今後も起き得るであろう会計年度職員等職員の退職・異動に際して、その技能、専門性の継承をしっかりと行うことを求める。

 また、区職員には、例えば樹木医が四名おられるが、その資格を取るのに、ホテル代含め二十万円以上の経費がかかるとのことである。そのような自己啓発には、サポートの仕組みもさらに充実させ、学びながら働ける職場環境づくりを、結果としての区民サービスの向上につなげていただきたい。

 これら五つの新たなステージの実現には、私たち議会の不断の努力も求められる。

 今定例会で経験したような予算特別委員会の区民費から三特別会計までの重要な審議の場で、予算提案の総責任者である区長の不在を黙認して本当によいのか、区民の皆様が提出してきたやむにやまれぬ思いの請願を、改選期だからという議員側の理由で実質的な審議をしなくて本当によいのか、新しく誕生する議会において、改めるべき大きな課題であると考える。

 以上、会派子どもを守る会は、新年度予算でうたう新たなステージが、区民の皆様と共に築かれることを心から願い、各会計予算に賛成をいたします。

 次に、中央区議会国民民主党委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 令和五年度予算特別委員会に付託された中央区各会計予算案につき、中央区議会国民民主党の態度表明を行います。

 本予算案は、「新たなステージへ!」と題し、新規事業二十八事業、充実事業二十一事業、継続事業四十三事業、全九十二事業について、当初予算としては過去最大となる総額一千四百八十三億九千三百七十六万四千円が計上されました。

 初めに、歳入についてです。

 一般財源の根幹をなす特別区民税は、納税義務者数の増加とともに、一人当たりの納税額の増加も見られ、人口増加に相関しながら、堅調な伸びを見せています。しかしながら、特別区民税の当初予算と最終補正または決算額を過去数年見比べてみますと、令和三年度は十八億円、令和四年度は二十億円と、いずれも当初予算から一定の伸びを見込み、約六%以上となっています。特別区民税は、自主財源のため、慎重に見込むことは当然ではありますが、余剰分が生まれ得る額があるのなら、行政需要が増している現在、事務事業の充実に振り分けることができ、年度内に区民に還元できるはずであると考えますが、この点においては、いまだ社会的情勢が不安定であることと、ふるさと納税応援寄附金による流出拡大が財政に与える影響が大きいこと、景気の下振れリスクに物価高騰、また特別区交付金が十四億円下回ったことなどによる財政事情を考慮し、有事の際に備えた算出をなさったことを確認いたしました。健全かつ持続可能な財政運営を引き続きお願いいたします。

 歳出においては、新たに策定した中央区基本計画二○二三に掲げる取組の着実な展開を図るほか、脱炭素社会の実現を目指す取組、地域・経済の活気とにぎわいの向上の取組、子どもの健やかな成長と豊かな学びあふれるまちづくり、将来の区を支える都市基盤整備について重点的に強化を図ったことを前提に、まず重点分野に掲げられている新規事業・充実事業、また、予算書においては前年度から数字が大きく変化している科目を中心に質問させていただきました。

 重点分野一、脱炭素社会の実現を目指す取組では、二十三区初のオフサイトPPAによる太陽光発電の取組により、脱炭素にどれだけ効果が見られるか期待しています。環境行動計画の作成・活用を新たに小学生向けに取り組む事業では、今後、最も地球環境の変化の影響を受ける世代の子供たちへ向けた学習に活用する費用であることを確認いたしました。都内連携による森林保全活動の推進事業は、長年、中央区の森を手がけてきた中央区が提唱した事業であり、これに賛同した十三自治体と多摩地域の市町村、東京都との連携を取ることは、広域的かつ持続可能な森林循環の確立が可能になることはもとより、脱炭素に取り組む都内自治体のパイオニアの証として、高く評価できるものと考えます。

 予算書より、企画費、広報事業においては、新聞購読者数の減少などにより、区のおしらせちゅうおうの発行部数を大きく減少させている現状でありますが、中央区の人口は過去最高数であり、今後も延伸が見込めますので、集合住宅内での全戸投函作業の推進を図るなど、新しい取組を通し、読者数の増加を期待しております。

 充実事業のAI‐OCR及びRPAの活用拡大については、この一年、業務の効率化に加え、生産性の向上が図れたことにより、令和五年度も新たに二十二部署六十三業務に活用を広げていくことを確認いたしました。これにより、新たな業務へ着手できる効果が生まれていることから、仕事の質の一層の向上となるよう期待しております。

 総務費より、防災危機管理費では、豊富な知見を持つ退職自衛官の任用により、災害発生時、公助の機能を一層強化していくことを期待しております。また、どのような人に対しても情報が速やかに伝えられるよう、緊急告知ラジオの有償頒布や伝達方法の工夫をお願いいたします。安全・安心まちづくり支援事業では、警察署との連携により、巧妙化していく特殊詐欺への事前の防御策を講じていただけるようお願いいたします。

 健康推進費では、国庫を半額入れながら、初めて三歳児健診で視力の屈折検査を行える環境が整えられたことは、歴代の健康推進課長と部長の御努力の成果と考えます。弱視の早期発見により視力回復を図ることができるよう、お取組をお願いいたします。がん患者へのウィッグや胸部補整具の利用者は年々増加しており、令和五年度は八十件の利用を見込む予算であることを確認いたしました。また、利用を希望する方の体調に気遣い、申請は郵送ということも確認いたしました。

 生活衛生費の狂犬病予防については、マイクロチップの義務化により減額、また、動物愛護費の増は、パトロールの回数を二十回から九十六回へと増加させ、飼い主のマナー向上を推進し、また、動物推進員においては、次世代の担い手を育成する取組に要する費用であることを確認いたしました。

 交通総務費のコミュニティサイクル事業費の総額四千九百八十二万二千円については、HARUMI FLAGのまち開きにより、二十五ポートを増加することで九百ラックが用意でき、自転車については、事業者より百台、東京都の二分の一の補助を入れ、区が二百五十台、全三百五十台と車両を拡大する費用であることを確認いたしました。

 教育では、長期欠席者について、不登校は年間欠席日数が三十日以上と定義されていることから、欠席理由には様々なケースがあり、一月に欠席傾向がある子供たちは、早期に報告をもらいながら、長期欠席とならないよう関わりを持たれていることを報告いただきました。また、区の資源である適応教室「わくわく21」、教育相談、またフリースクールでの登校など行いながら、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーによる関わりによって、ひきこもりの定義に当たる児童・生徒はいないことも併せて確認させていただきました。個別具体的な関わりを持ち続けながら、苦しい状況から脱却し、自尊心を高め、少しずつでも新たな目標や希望に向かっていけるよう、子供たちと御家族への支援をお願いいたします。

 限られた時間の中で、令和五年度予算案について質問させていただきました。

 いまだかつてない新たなステージに向かうからこそ、一層の区民福祉の充実に向け、健全で持続可能な財政運営の下、基本計画二○二三に掲げる各施策を着実に実行していけるよう、その最初の一年目の取組に期待し、本特別委員会に付託された令和五年度各会計予算案に中央区議会国民民主党は賛成し、態度表明といたします。

 以上のとおり、各会派の態度表明が終わりましたので、議案第一号、議案第二号、議案第三号及び議案第四号「令和五年度中央区各会計予算」について、それぞれ起立により採決いたしましたところ、起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 よって、本特別委員会の決定どおり、御賛成いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました四議案の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第一号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第三、議案第一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第三、議案第二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第三、議案第三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第三、議案第四号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第四を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第四

 議案第八号 中央区情報公開条例の一部を改正する条例

 議案第九号 中央区個人情報の保護に関する法律施行条例

 議案第十号 中央区情報公開・個人情報保護審議会及び中央区情報公開・個人情報保護審査会に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十二号 中央区職員定数条例の一部を改正する条例

 議案第十三号 中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十四号 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十五号 財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十八号 中央区男女の平等及び共同参画による社会づくりに関する基本条例

 議案第十九号 中央区立女性センター条例の一部を改正する条例

 議案第三十一号 中央区役所本庁舎レイアウト改修工事(建築工事)請負契約

 議案第三十二号 緊急告知ラジオの買入れについて

 議案第三十三号 図書の買入れについて

        (二月二十二日 企画総務委員会付託に続いて)


○議長(木村克一議員)
 本案について、企画総務委員会の報告を海老原委員長より願います。

〔十五番 海老原崇智議員登壇〕

○十五番(海老原崇智議員)
 ただいまより、去る二月二十二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、二月二十八日に開会し、慎重な質疑を行い、付託された議案について、それぞれ採決をいたしましたところ、次のとおり決しました。

 まず、議案第八号「中央区情報公開条例の一部を改正する条例」につきましては、小栗委員から、次のような意見がありました。

 日本共産党中央区議会議員団は、議案第八号、中央区情報公開条例の一部を改正する条例について反対します。

 その理由を述べます。

 この条例案は、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による本区の個人情報保護制度の変更等に伴い、開示決定の期限等を変更するほか、規定を整備するためのものです。

 デジタル関連法は、民間、行政機関、独立行政法人と別々に制定されている個人情報保護法を統合し、対象に地方自治体、地方独立行政法人を加え、全体の所管を個人情報保護委員会に一元化することを主な内容にしています。

 この法律は、民間企業が行政の持つ個人情報を利活用するために、全自治体にオンライン結合、情報連携の禁止を認めず、自治体の個人情報保護制度にも縛りをかけています。国の示した解釈に従って自治体が運用するよう求めており、地方自治の侵害と言えるものです。

 よって、日本共産党中央区議会議員団は、デジタル関連法に基づく規定の整備を行う本議案について、反対します。

 小栗委員からの発言後、本議案について、採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第九号「中央区個人情報の保護に関する法律施行条例」につきましては、小栗委員から、次のような意見がありました。

 議案第九号、中央区個人情報の保護に関する法律施行条例についての反対意見を述べます。

 この議案は、デジタル関連法による地方自治体の個人情報保護制度の一元化に伴い、個人情報の保護に関する法律の施行に関する必要な事項を定めるものと説明されています。

 これまでの個人情報保護条例は、個人情報は本人から取得することを原則としており、自己情報のコントロール権に基づいて、個人情報を守る、保護することで、個人の利益や基本的人権を擁護するものでした。今回制定する個人情報の保護に関する法律施行条例では、このような積極的な規定は外され、全国一律の規定となります。

 既に、国や独立行政法人は、大量の個人情報ファイルを非識別加工し、民間の利活用に提供しようとしています。国立大学の学生の家庭事情、受験生の入試の点数まで、データ利用したい民間事業者からの提案募集の対象としてきました。プライバシーに関わる情報を本人が知らぬ間に行政から民間へデータ提供するのがデジタル関連法の制度です。この制度の下で定められる個人情報の保護に関する法律は、個人情報保護をないがしろにし、プライバシーを侵害するおそれがあるものです。

 今必要なことは、個人情報やプライバシーを保護するための条例や法律の強化であり、ガイドラインの整備と第三者機関の設置、事業者の個人情報漏えい事実の消費者への通知義務、十分な被害救済、罰則の強化、情報の自己決定権などの保障です。

 以上の理由から、日本共産党中央区議会議員団は本議案に反対します。

 小栗委員からの発言後、本議案について、採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第十号「中央区情報公開・個人情報保護審議会及び中央区情報公開・個人情報保護審査会に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、小栗委員から、次のような意見がありました。

 議案第十号、中央区情報公開・個人情報保護審議会及び中央区情報公開・個人情報保護審査会に関する条例の一部を改正する条例に対する反対意見を述べます。

 デジタル関連法によって、全体の所管が個人情報保護委員会に一元化され、各自治体に設置されていた個人情報保護審議会が担っていた個人情報の外部提供の是非などを扱う権限が著しく縮小されます。法令に基づくものを除き、類型的に諮問を必要とする事項は定めることができない、個別の事案の法に照らした適否の判断について審議会への諮問を行うことができないとされるなど、権限が縮小されるのは問題だと考えます。

 以上の理由から、日本共産党中央区議会議員団は議案第十号に反対します。

 小栗委員からの発言後、本議案について、採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第十二号「中央区職員定数条例の一部を改正する条例」、議案第十三号「中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十四号「中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十五号「財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十八号「中央区男女の平等及び共同参画による社会づくりに関する基本条例」、議案第十九号「中央区立女性センター条例の一部を改正する条例」、議案第三十一号「中央区役所本庁舎レイアウト改修工事(建築工事)請負契約」、議案第三十二号「緊急告知ラジオの買入れについて」、議案第三十三号「図書の買入れについて」、以上九議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第八号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第四、議案第八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第九号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第四、議案第九号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第四、議案第十号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十四号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十九号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十三号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第五を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第五

 議案第十七号 中央区印鑑条例の一部を改正する条例

 議案第二十八号 中央区立学校設置条例の一部を改正する条例

 議案第二十九号 中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

 議案第三十号 中央区立図書館条例の一部を改正する条例

 議案第三十六号 指定管理者の指定について(区立晴海地域交流センター)

        (二月二十二日 区民文教委員会付託に続いて)


○議長(木村克一議員)
 本案について、区民文教委員会の報告を渡部副委員長より願います。

〔十二番 渡部恵子議員登壇〕

○十二番(渡部恵子議員)
 ただいまより、去る二月二十二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、二月二十八日に開会し、慎重な質疑を行い、付託された議案について、それぞれ採決をいたしましたところ、次のとおり決しました。

 まず、議案第十七号「中央区印鑑条例の一部を改正する条例」につきましては、奥村委員から、次のような意見がありました。

 議案第十七号、中央区印鑑条例の一部を改正する条例に対する反対意見を述べます。

 本議案は、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の施行等に伴い、印鑑登録証明書の交付申請について、移動端末設備を使用する方法の追加等をするものです。

 この法律は、民間・行政機関・独立行政法人と別々に制定されている三つの個人情報保護制を統合し、対象に地方自治体・地方独立行政法人を加え、全体の所管を個人情報保護委員会に一元化しますが、そもそもこの法律に大きな問題があります。

 自治体は、国が示した解釈に従って制度の運用を求められ、条例を定めた際の個人情報保護委員会への届出など、自治体の条例づくりに委員会が口を挟める仕組みが導入されています。

 さらに、都道府県・政令市に匿名加工情報制度、いわゆるオープンデータ化を義務化し、全自治体にオンライン統合イコール情報連携を禁止することは認めないとしています。これらは自治体の個人情報保護条例に縛りをかけるもので、地方自治の侵害と言えます。こうした問題のある法律に伴い、今回、本議案が提案されています。

 現在、マイナンバーカードの利用者証明書用電子証明機能を利用し、区の電子計算組織と電気通信回線で接続されたコンビニに設置されている民間事業者設置の多機能端末機から住民票の写し及び印鑑登録証明書の交付が受けられるようになっていますが、同法律によりマイナンバーカードがスマートフォンにも搭載できるようになることから、本条例ではスマートフォンを使用する方法を追加します。

 政府は、利便性向上をアピールし、マイナンバーの情報連携、マイナンバーカードの鍵機能を使ったマイナポータルを入り口とした情報連携によって、データをさらに集積しようとしていますが、今回のマイナンバーカードのスマホ搭載もそうした一環です。集積されたデータはオープンデータ化され、利活用へと回されますが、集積した情報は攻撃されやすく、漏えいの危険が高まります。

 個人情報の流出については、二○一八年十二月に、国税局の委託先において、マイナンバーが記載された約五十五万人分の個人情報のデータ入力業務が違法に再委託されていたことが判明したことや、昨年八月には、厚労省が収集する難病・小児慢性特定疾病患者の診断情報などのデータベースから、氏名・生年月日・住所など五千六百四十人分の個人情報の流出があったことが明らかになっています。作為、無作為にかかわらず情報流出は起こり得ることであり、一○○%情報漏えいを防ぐ安全なシステムの構築は不可能です。

 米国では、マイナンバーに当たる社会保障番号が、民間も含め、様々な分野で利用されていますが、なりすましによる年金不正受給や税金の不正還付などが後を絶たず、韓国でも住民登録番号のハッキングによるオンラインゲームやオンラインショッピングなどへの不正利用が問題になっています。一方、ドイツには納税者番号など行政分野別の番号はありますが、マイナンバーのような共通番号は憲法違反とされ存在せず、フランスにも社会保障番号はありますが、共通番号としての利用をしないということが国の方針となっています。イギリスでは一時、国民の様々な個人情報をデジタル化し記録する記録簿の作成が始まりましたが、費用対効果やプライバシー侵害等が問題視され、二○一○年の政権交代により廃止されています。

 取得は国民の任意であるマイナンバーカードの宣伝・普及ばかりに力を入れ、危険性はまともに伝えず、多くの国民の不安や疑問などは置き去りに、カードの利用拡大を進める政府の姿勢は問題です。個人情報を一元化し、徴税強化や社会保障費削減を狙ったり、民間事業者のもうけの種として利活用するために、守るべき個人情報が流出するリスクを認めることはできません。

 以上の理由から、日本共産党中央区議会議員団は、議案第十七号、中央区印鑑条例の一部を改正する条例に反対します。

 奥村委員からの発言後、本議案について、採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第二十八号「中央区立学校設置条例の一部を改正する条例」、議案第二十九号「中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例」、議案第三十号「中央区立図書館条例の一部を改正する条例」、以上三議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第三十六号「指定管理者の指定について(区立晴海地域交流センター)」につきましては、奥村委員から、次のような意見がありました。

 議案第三十六号、指定管理者の指定について(区立晴海地域交流センター)について反対意見を述べます。

 本議案は、中央区立晴海地域交流センターの指定管理者を晴海コミュニティリード共同事業体に指定するものです。

 日本共産党中央区議会議員団は、昨年、上程された中央区立晴海地域交流センター条例についても、同センターの運営は指定管理者に任せるのではなく、区直営とすべきという主旨で反対しました。

 中央区立晴海地域交流センターの設置の目的として掲げられている、晴海地区に新たなまちができることを踏まえ、地域における自主的な交流を促進するとともに、地域課題を解決するため、地域住民等が連携して行う地域活動の総合的な拠点とすることを実現するためには、区直営とすることが最もふさわしいと考えます。地域の課題を一番よく理解しているのは、日頃から住民とつながりのある中央区自身であり、課題を解決するための経験も知恵も持ち合わせているのは、やはり中央区自身ではないでしょうか。

 中央区立晴海地域交流センター条例の第二十四条第二項では、指定管理者選定の条件として、地域交流センターの管理に要する経費の縮減を図ること、地域交流センターの管理に関する業務を安定して行うことができることなどが挙げられていますが、こうした条件自体が指定管理者制度の問題です。

 今回、事業者として決定した晴海コミュニティリード共同事業体は、株式会社JTBコミュニケーションデザインとコナミスポーツ株式会社の二社で構成されています。株式会社JTBコミュニケーションデザインは、区内での実績はありませんが、コナミスポーツ株式会社は、現在、三社から成る中央区スポーツ未来創造パートナーズ共同事業体の一員として、中央区立総合スポーツセンターなど区内三つのスポーツ施設の指定管理者となっています。決算資料によると、この三つの施設の職員数は合計百三十一人中、正規が十一人、非正規は百二十人と飛び抜けて非正規が多くなっています。こんな指定管理者は、中央区ではほかに存在しません。経費の縮減の一環として、区立晴海地域交流センターでも同様に、非正規雇用に頼る運営になりはしないか危惧されます。

 区が官製ワーキングプアを生み出す一端を担う指定管理者制度という社会的な問題と、本議案には、地域住民をつなぎ、課題を解決するという区の役割後退につながるということや、定められた期限が終了する都度、指定管理者を選定し直すという制度の特性上、安定した業務継続は保証されないということなど様々な問題があります。

 よって、日本共産党中央区議会議員団は、議案第三十六号、指定管理者の指定について(区立晴海地域交流センター)に反対します。

 奥村委員からの発言後、本議案について、採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十七号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第十七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第二十八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第二十九号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第三十号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十六号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第三十六号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第六を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第六

 議案第十一号 中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例

 議案第二十号 中央区立子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例

 議案第二十一号 中央区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例

 議案第二十二号 中央区子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例

 議案第二十三号 中央区保育の提供等に関する条例の一部を改正する条例

 議案第二十四号 中央区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例

 議案第二十五号 中央区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例

 議案第二十六号 中央区障害者の多様な意思疎通手段の利用及び手話言語の理解の促進に関する条例

 議案第三十七号 指定管理者の指定について(区立知的障害者グループホーム)

 議案第三十八号 指定管理者の指定について(区立知的障害者生活支援施設)

 議案第三十九号 指定管理者の指定について(区立八丁堀保育園)

 議案第四十号 指定管理者の指定について(区立新川児童館)

 議案第四十一号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例

        (二月二十二日 福祉保健委員会付託に続いて)


○議長(木村克一議員)
 本案について、福祉保健委員会の報告を瓜生委員長より願います。

〔二十五番 瓜生正高議員登壇〕

○二十五番(瓜生正高議員)
 ただいまより、去る二月二十二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月一日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された、議案第十一号「中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十号「中央区立子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例」、議案第二十一号「中央区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十二号「中央区子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例」、議案第二十三号「中央区保育の提供等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十四号「中央区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十五号「中央区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十六号「中央区障害者の多様な意思疎通手段の利用及び手話言語の理解の促進に関する条例」、議案第三十七号「指定管理者の指定について(区立知的障害者グループホーム)」、議案第三十八号「指定管理者の指定について(区立知的障害者生活支援施設)」、議案第三十九号「指定管理者の指定について(区立八丁堀保育園)」、議案第四十号「指定管理者の指定について(区立新川児童館)」、議案第四十一号「中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、議案第十一号、議案第二十号、議案第三十九号、議案第四十号及び議案第四十一号について、奥村議員より、委員外議員の発言として、反対の意見表明がありました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十一号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、議案第十一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、議案第二十号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第二十一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第二十二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第二十三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第二十四号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第二十五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第二十六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第三十七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第三十八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十九号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、議案第三十九号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四十号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、議案第四十号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四十一号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、議案第四十一号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第七を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第七

 議案第十六号 中央区事務手数料条例の一部を改正する条例

 議案第二十七号 中央区立リサイクルハウス条例の一部を改正する条例

 議案第三十四号 訴えの提起について

 議案第三十五号 訴えの提起について

        (二月二十二日 環境建設委員会付託に続いて)


○議長(木村克一議員)
 本案について、環境建設委員会の報告を墨谷委員長より願います。

〔十七番 墨谷浩一議員登壇〕

○十七番(墨谷浩一議員)
 ただいまより、去る二月二十二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月一日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第十六号「中央区事務手数料条例の一部を改正する条例」、議案第二十七号「中央区立リサイクルハウス条例の一部を改正する条例」、議案第三十四号「訴えの提起について」、議案第三十五号「訴えの提起について」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第十六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第二十七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第三十四号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第三十五号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第八を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第八 人権擁護委員の候補者の推薦について


○議長(木村克一議員)
 お諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第八は、同意することと決しました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第九を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第九

 議員提出議案第一号 中央区議会の個人情報の保護に関する条例


○議長(木村克一議員)
 提案理由の説明を願います。

〔二十四番 塚田秀伸議員登壇〕

○二十四番(塚田秀伸議員)
 ただいま上程されました議員提出議案第一号、中央区議会の個人情報の保護に関する条例につきまして、提案者を代表して、提案の理由を御説明いたします。

 個人情報の保護に関する法律の改正に伴い、中央区議会における個人情報の適正な取扱いに関し必要な事項を定め、個人の権利利益の保護を図るため、新たに条例を制定するものであります。

 よろしく御審議の上、何とぞ満場一致をもって本案に御賛同いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 本案は、委員会付託を省略し、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第九、議員提出議案第一号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第十、「議会閉会中の継続審査」について。

 ここで、ただいま各種委員会委員長より、各委員会に付託を受けております事件及び請願について、議会閉会中の継続審査の申出がなされておりますので、その一覧表をお手元に配付いたします。

〔議会局職員「各種委員会継続審査申出事件一覧表」を配付〕

○議長(木村克一議員)
 お諮りいたします。本件の申出をそれぞれ承認することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、本件の申出をそれぞれ承認することに決しました。


○二十三番(原田賢一議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 今期定例会に提出されました案件は、全て終了したことと存じますので、これをもって閉会されるようお諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、会議を閉じます。


○議長(木村克一議員)
 ここで山本区長より挨拶があります。

〔区長 山本泰人君登壇〕

○区長(山本泰人君) 区議会終了に当たり、一言御挨拶申し上げます。

 去る二月二十日から本日に至る今期定例会に御提案申し上げました案件につきましては、いずれも原案どおり御決定をいただき、誠にありがとうございます。

 この間、令和五年度本区各会計予算につきましては、予算特別委員会を設置し、その審査を付託され、令和四年度各会計補正予算のほか、条例等の案件につきましては、各所管の常任委員会にその審査を付託され、極めて御熱心なる審査をいただいた上、いずれも原案どおり可決を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本会議及び各委員会においていただきました貴重な御意見等につきましては、今後の区政運営に可能な限りこれを反映させ、より一層区民福祉の向上のために全力を傾ける所存でございます。

 さて、議員各位におかれましては、このたびの定例会が今任期最後の区議会でございます。

 任期中の御尽力に対しまして、ここに衷心より敬意を表するとともに、今後とも御健康に留意され、区政推進のために一層の御協力を賜りますようお願い申し上げる次第であります。

 終わりに当たりまして、中央区の限りない発展と皆様方の御多幸と御活躍を心から祈念いたしまして、御礼の御挨拶といたします。

 誠にありがとうございました。

○議長(木村克一議員)
 挨拶を終わります。


○議長(木村克一議員)
 さらに、ここで、本年三月三十一日をもって退職されます福祉保健部長田中智彦さん、環境土木部長三留一浩さん、会計管理者鈴木浩さん、職員課長星野一晃さん、区民生活課長清水一実さん、福祉センター所長木曽雄一さん、都市整備部副参事平野照雄さんに対し、長年にわたり本区行政に尽力されました功績に報いるため、ここに議会の名をもって感謝状及び記念品の贈呈を行います。

 なお、平野照雄さんから、本日、欠席の申出がありましたので、ここで感謝状を朗読し、後日、記念品を添えて、御本人にお届けいたしたいと思いますので、御了承願います。

〔田中智彦君、三留一浩君、鈴木 浩君、星野一晃君、

     清水一実君、木曽雄一君、議会局職員に導かれて議場に入る〕

〔木村議長退席、演壇に登り、感謝状を朗読〕


  感  謝  状

                  田 中 智 彦 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  令和五年三月十六日

                  中 央 区 議 会

〔木村議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  三 留 一 浩 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  令和五年三月十六日

                  中 央 区 議 会

〔木村議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  鈴 木   浩 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  令和五年三月十六日

                  中 央 区 議 会

〔木村議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  星 野 一 晃 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  令和五年三月十六日

                  中 央 区 議 会

〔木村議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  清 水 一 実 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  令和五年三月十六日

                  中 央 区 議 会

〔木村議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  木 曽 雄 一 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  令和五年三月十六日

                  中 央 区 議 会

〔木村議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  平 野 照 雄 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  令和五年三月十六日

                  中 央 区 議 会

〔拍手起こる〕


○議長(木村克一議員)
 ここで、ただいま感謝状を受けられました七名を代表いたしまして、田中智彦さんより挨拶があります。

〔福祉保健部長 田中智彦君登壇〕

○福祉保健部長(田中智彦君) 貴重なお時間を拝借いたしまして、一言御挨拶をさせていただきます。

 ただいま、私ども七名の退職に当たり、中央区議会から御丁重なる感謝状と記念品を頂き、誠にありがとうございます。一同を代表いたしまして、心よりお礼申し上げます。

 私たちが奉職して以来、たくさんの区民の方や関係機関の皆さんと接する中で、様々な経験を積ませていただきました。その中で大変充実した日々を過ごしてきたわけでございますけれども、今、退職の日を前にいたしまして、あふれる思いでいっぱいでございます。この間、区議会の皆様には、公務はもちろんのこと、仕事を離れた場におきましても、温かく見守っていただきながら、御指導、御鞭撻いただいたことを心より深く感謝申し上げます。

 令和二年一月から三年に及ぶ新型コロナ感染症で、区民生活や地域経済には大きな影を落としたところでございますが、中央区は、これまでも、バブル経済の崩壊等、地上げによる人口減少といったような大きな苦難に対しましても、地域の力を結集し、乗り越えてまいりました。今回も、区民や事業者、区議会と区行政が一体となって、再び活気とにぎわいに満ちあふれた、国内外からたくさんの方が訪れ交流するまちを再び取り戻すことと信じているところでございます。

 結びではございますが、我がまち中央区が新たなステージへと歩みを着実に進め、中央区議会がますます発展し、皆様の御健勝と御多幸、御活躍をお祈りいたしまして、甚だ簡単ではございますが、お礼の挨拶とさせていただきます。

 本当に長い間ありがとうございました。(拍手)

〔田中智彦君、三留一浩君、鈴木 浩君、星野一晃君、清水一実君、木曽雄一君、議会局職員に導かれて退場〕

○議長(木村克一議員)
 挨拶を終わります。


○議長(木村克一議員)
 これをもって、令和五年第一回中央区議会定例会を閉会いたします。

     午後三時五十七分 閉会


署名議員
議 長  木村 克一
議 員  竹内 幸美
議 員  堀田 弥生

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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