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令和6年 地域活性化対策特別委員会(6月12日)

1.開会日時

令和6年6月12日(水)

午後1時30分 開会

午後4時3分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 かみや 俊宏

副委員長 奥村 暁子

委員 木村 克一

委員 太田 太

委員 アルール うた子

委員 山本 理恵

委員 黒原 裕司

議長 瓜生 正高

4.出席説明員

(14人)

山本区長             

田中副区長            

平林教育長            

生島企画部長           

石戸政策企画課長(参事)     

登り副参事(計画・特命担当)   

清水広報課長           

濱田区民部長

早川区民生活課長

平川地域振興課長

森下文化・生涯学習課長

岩田商工観光課長

北澤教育委員会事務局次長

植木図書文化財課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

林書記

鳴子書記

6.議題

  • 区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関すること

(午後1時30分 開会)

○かみや委員長
 ただいまより地域活性化対策特別委員会を開会いたします。

 (挨拶)

 続きまして、議長より御挨拶を願います。

○瓜生議長
 (挨拶)

○かみや委員長
 ありがとうございます。

 続きまして、区長より御挨拶を願います。

○山本区長
 (挨拶)

○かみや委員長
 ありがとうございます。

 次に、理事者紹介を願います。

○田中副区長
 (理事者紹介~区長部局)

○平林教育長
 (理事者紹介~教育委員会)

○かみや委員長
 本日、理事者報告の関係で区民生活課長が出席しますので、御了承願います。

 次に、前委員会からの引継ぎを竹内幸美前委員長よりお願いいたします。

○竹内前委員長
 前委員会は4月22日に開会し、理事者より、「令和6年能登半島地震被災地支援事業」の実施結果について、報告を聴取し、質疑を行いました。

 なお、付託事件であります「区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関すること」については、継続審査となりました。

 以上をもって前委員会からの引継ぎ報告とさせていただきます。

○かみや委員長
 ありがとうございました。

 ただいまの引継ぎを了承することでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○かみや委員長
 ありがとうございます。

 それでは、続きまして、議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 初めに、理事者報告を願います。

○濱田区民部長

 1 中央区立浜町集会施設等の指定管理者候補事業者の選定について(資料1)

 以上1件報告

○かみや委員長
 発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて、各会派に割り振られる持ち時間といたします。なお、一人会派の持ち時間については10分となりますので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時37分です。自由民主党71分、かがやき中央さん37分、区民クラブさん37分、日本共産党さん37分、参政党さん10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○太田委員
 それでは、よろしくお願いいたします。

 まず、2点聞いていきますけれども、まずは大江戸まつり盆おどりについてです。

 これまでとはかなり配置が変わってくることが既に発表されております。盆踊りを成功させるための準備も大変だと思いますけれども、そうしたことで課題や対策などがあれば、お聞かせ願えればと思います。

 もう一つは、5月26日に行われた晴海のまちびらきです。

 これと同時に、水のページェントなども東京都で大々的に開催されたところです。私も消防団員として水のページェントのほうでお手伝いさせていただいておりましたが、かなりの盛況だったように思います。そうしたHARUMI FLAGですが、今後、新たなコミュニケーションの形成としては、定期的に、季節を変えるなどしてアピールなどを継続していただければと思うのですが、そういったところでお考えなどがあれば、お示しいただければと思います。よろしくお願いします。

○平川地域振興課長
 まず、1点、大江戸まつり盆おどり大会についてでございます。

 本年、第34回を迎えます大江戸まつり盆おどり大会でございますが、8月23日の金曜日、24日の土曜日の両日で開催する予定でございます。委員にお話しいただきましたとおり、少しいつもの会場レイアウトに変更が生じてございます。というのは、まず日本橋中学校の仮校舎が建設されるということで、清正公寺前の広場が使用できないという点、また、総合スポーツセンターにおいて主競技場を中心とします大規模改修がございますので、少し会場の使用に制約を受ける状態でございます。昨年の第33回開催時に、日本橋中学校の仮校舎が建設されるということは予見できた部分でございますので、昨年の時点から、今年度の開催を踏まえてレイアウトを工夫してまいったところでございます。

 具体的に申し上げると、仮校舎の建設地については、もう来年使えないということで、大きく会場を、ここの部分を使わずに、駐輪場といった形で代替が利くような形で設定をし、少し試行といいますか、試しを昨年の時点で行っていた部分もございます。その上で、基本とする浜町グラウンド、運動場のほうに縁日コーナーを集中させまして、まず、そこでお楽しみいただく。また、子供の縁日部分につきましては、総合スポーツセンターの主競技場を活用して行ったものでございます。先ほど申し上げましたとおり、今年度、34回につきましては総合スポーツセンターの主競技場が制約を受けますので、そちらの中で行っておりました子供向けの縁日コーナーは、浜町公園の中心にあります広場を代わりに使わせていただき、そこの部分にございましたフリースペースにつきましては、新たに右側の浜町メモリアルの側が広場として整備されてございますので、そちらを飲食や休憩をしたりしていただくスペースにしたいというふうに考えてございます。先ほど申し上げましたとおり、昨年の時点で、少しこの改修ですとか、そういったものが見えている部分がありまして、それを基に想定しながら行った部分でございます。

 御来場いただくお客様が毎年かなり増えてきておりますので、にぎわいと混雑という難しい部分はありますけれども、しっかりとレイアウトを工夫するということと、実は、一昨年はチケットがかなり並びまして、御来場の皆様に大分御迷惑をかけてしまったところでございます。そうした反省点も踏まえまして、昨年度はチケットの売場の増設、また、人員の部分でも増強することによって、なるべくお待たせせずにスムーズな案内ができたかなというふうに思ってございます。改善した、いい部分は継続していくこと、また、予見されるリスクについては、しっかりと対策を行うことを通じまして、こちらの大会について安全・安心にしっかりと準備を進めていきたいというふうに考えてございます。その部分に当たりまして、さきに実行委員会も開催してございますし、例えばPTAの皆様、縁日の皆様と個別の分科会を通じまして、現場での御意見も伺っておりますので、そういったものをしっかりと取り入れながら、安全対策を重ねてまいりたいというふうに考えてございます。

 2点目でございますが、晴海地区のコミュニティの形成という部分でございます。

 委員に御紹介いただいた5月26日のまちびらきは、私も拝見しまして、非常に多くの方が来ていらっしゃるということで、本当にまちができてきたというところは実感としてもあるところでございます。そういった部分で、新たなまちというところと、もちろん晴海地区にはこれまでも一丁目から五丁目まで自治会もできておりますし、連合町会もあるという中で、しっかりとしたコミュニティが形成されているというふうに認識してございますが、また新たなHARUMI FLAGを中心とする部分とのコミュニティの融和といいましょうか、調整というか、その形成においては、区が果たすべき役割というのは非常にあるんだろうというふうに意識してございます。

 そうした中で、イベントという御紹介もいただいたところでございますが、まずははるみらいでございます。晴海地域交流センターのはるみらいがコミュニティの支援拠点、しっかりとした拠点、ハブとして機能することが、晴海地区での良好なコミュニティの形成、発展につながるというふうに考えてございます。その施設をしっかりと御利用いただくことによって、人々、お住まいの方、お勤めの方が混ざり合うようなイメージを持っておりますので、そういったところでコミュニティ、小さな種のようなものが生まれて、それが育っていくようなことを区としてもしっかり取り組む必要があるだろうというふうに考えてございます。

 そうした中で、本年につきましては、12月に晴海まつりを予定してございます。はるみらいを会場とした地域のお祭りのようなものを想定してございますので、そこでは、もちろん御来場いただく方にお楽しみいただいて、そこでの人々のフェース・ツー・フェース、対面、顔を合わせた形での出会いであったりとか、交流が進むということでのコミュニティの形成の部分、また、実際に運営を行う方、お祭り自体を手伝っていただく方にも、町会の方ですとか様々、地域の方に入っていただき、両者、楽しんでいただくほうも、また運営するほうも、しっかりと地域の皆様と行うことによってコミュニティの形成を促していきたいというふうに考えてございます。

 また、晴海ふ頭公園も地域の資源としては非常に有効な部分だというふうに捉えておりますので、はるみらい運営協議会の中にも、晴海ふ頭公園の指定管理事業者の方に御参画いただく予定で進めておりますので、そういった機会、場を通じまして、地域の方と共に、有効活用も含めて、話合いを進めていくことによって、イベントもそうでございますけれども、日頃の部分というところで良好なコミュニティの形成にしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○太田委員
 御答弁ありがとうございます。

 レイアウト変更で、それに伴って浜町メモリアル側のスペースで飲食していただくとか、様々な対策が盛り込まれているということで安心しました。また、チケットのお話も出ましたけれども、一昨年の混雑状況は私も目に焼きついておりまして、昨年の状況を見ると非常にスムーズだったのではないかなというところで、あらかた問題は解決できているのかなといった印象があります。引き続き御対応をよろしくお願いいたします。

 はるみらいで様々なイベント、また、12月に晴海まつりを行うということですけれども、あそこの地域は外国の方も大変多い印象がございますし、今後、例えば異文化交流とか、外国の方との文化交流を通じて、さらにコミュニティを形成していくような対策もあれば、さらにもっといいまちになっていくのかなと。それが年々重なることによって、晴海のまちのそういった特色がいい特色として残っていくようなまちになっていけばいいのかなと思っております。また、盆踊りもそうですけれども、例えば広報活動の強化の一面としては、フォトコンテストとか、動画を撮って投稿していただくとか、そういった部分で何か思い出をシェアしてもらうなど、そうしたことによって広報を強化して、もっと町場も盛り上がるのかなといったイメージもありますので、セットで考えていただければと思います。そのあたりの御見解をお聞かせいただけますでしょうか。

○平川地域振興課長
 広報の強化というところ、御意見をいただいてございます。実際に、運営協議会の皆様からも、広報の部分を強化してほしいという要望もしっかりといただいております。

 今、何で皆さんが情報を取得するかというときに、やはりSNSでしたり、ホームページというところが非常にございます。一方で、紙の刊行物みたいなものも、実際手に取っていただき、愛着が湧きやすいといったお声も実際にいただいております。まず、はるみらいにおきましては、ホームページの充実と、今、SNSのインスタグラムに取り組んでおります。例えば、委員から少しアイデアをいただいておりますのは、ハッシュタグでみんなではるみらいというふうにつぶやこうとか、SNSは始めやすい部分、非常に取り組みやすい部分があります。いただいた御意見も参考にさせていただきながら、しっかりと露出するといいますか、はるみらいを知っていただくということが非常に重要な部分でございます。また、区側で申すと強化になってしまうんですけれども、やはり楽しんでいただくというところも御利用者の方の部分にはあるかなと思いますので、参考にさせていただいて、しっかりと取組をさせていただきます。

 以上でございます。

○太田委員
 大変前向きな御答弁をいただきまして、ありがとうございます。引き続き、このまちがもっと楽しくなるようなことをみんなで考えていければと思っていますので、引き続き御対応をよろしくお願いいたします。

 最後に、再開発地域です。

 今まで八重洲とか、月島もそうですけれども、様々に再開発をしてきて、もともといた住民の方が離れていって、僅かに残った方々も、どうやってにぎわいを取り戻すとか、そういった部分も何か必要なのではないかなと思います。そうした声もございますし、再開発で失われてしまった部分を何か考えていただけないものかなということで、もし御見解があればお聞かせいただきたいと思うんですけれども、よろしくお願いいたします。

○平川地域振興課長
 再開発でにぎわいを取り戻すという部分で、私の所管でありますコミュニティですとか、町会の観点から少しお話しさせていただきたいんですが、実際に、これまでの日本橋、京橋、月島で再開発が起きるときに、やはり地域の活動といいましょうか、例えば町会をどう存続させていくかということで御相談いただくことがこれまでも幾つかございます。委員おっしゃっていただいたとおり、にぎわいについては、人が大きな要素だというふうに思っておりますので、少しの間、例えば2年とか3年の間、活動ができなかったとしても、人同士がつながっていることによって、再開発が終わった後にお戻りいただいた後、その器となる人のつながりがあれば、また再開といいましょうか、取り戻せる部分が非常にあるというふうに考えてございます。

 例えば、町会の御相談に乗る際には、定期的にお会いできるような関係性を何かしらでつくっていただきたいとアドバイスしています。例えば、お手紙をやり取りしていただくですとか、総会で集まってということがなかなかできない場合、書面だけでもやっていただく。あとは、逆に町会のほうから御紹介いただいたのは、時々広報紙を離れ離れになっている役員の方にお送りする。そこで、また行き来があったり、お電話があったりというところで、何か定例的な形を、先ほどのお手紙のやり取りなのか、1年に一度は総会ですとか、そういうところで集まりましょうということを、解散する前、再開発が始まる前に決めていただくことによって、皆さんの中でつながりを持ったまま、再開発が終わったら、また頑張ろうということで、そういったきっかけの際に、例えばちょうどお祭りが当たったりすると、おみこしを担いだり、皆さんがおそろいのはんてんを着ることによって、やはりこの町会だと改めて認識する。あと、再開発でお話が出るのは、隣の町会と一緒になるべきなのかというところもございます。ただ、そういったときに、先ほどのはんてんの話ですとか、おみこしをどうするんだといったところ、やはり自分たちのアイデンティティはここにあるだろうということで、一緒にならずに存続する方法を何かしら考えようということで、皆さん、必死にそういった部分に取り組んでいただいております。

 にぎわいというところは少し難しさはありますけれども、区のほうとしても、そういった御相談をしっかりと受け止めて、寄り添った形、やはりそこの町会のスタイルがありますので、そこを尊重させていただき、先ほどのようなほかの事例を御紹介しながら承りたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○太田委員
 ありがとうございます。

 一旦離れた方も、やはり育ったところがいいよね、地元がいいよねということで、またしっかり戻ってきて、また、まちを盛り上げてもらえるような施策をこれからも打っていただければと思っております。御対応は大変だと思いますけれども、引き続きお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○アルール委員
 私のほうからは、まず、今日の報告の一つであります浜町集会施設について、簡単に1つだけお伺いいたします。

 こちらの集会施設はメモリアルホールにもなっているということで、中央区は公共施設が非常に少ないという中で、1つのものを1つの目的ではなくて、いろいろなことに使おうということで、こちらの上の階の集会室は様々な講座等に利用していると認識しております。新しい指定管理者候補事業者を5年にする際に、現状の実績を区としてどのように捉えているかということと、今後どのようなものを求めていくのか、簡単にお知らせをいただけたらと思います。

○平川地域振興課長
 浜町集会施設、浜町メモリアルでございますが、委員に御紹介いただいたとおり、名前もメモリアルでございますので、葬儀が行えるホール、第1ホール、第2ホールということで、2階、3階に備えてございます。その上に集会室という形で、そういった建物の構成でございます。

 御紹介いただいたとおり、集会室は1から3までの会議室を持ってございますが、ここでは区の講座だけにとどまらず、基本的には、地域の団体の活動として様々な用途で使っていただいております。例えば、会議のようなもの、会合でございますとか、変わったところですと演劇の練習をされているような方もいらっしゃいまして、非常に幅広く使っていただいている施設というふうに認識してございます。そういった中で、とはいうものの、主たる部分というところですと、やはり葬儀の御利用です。勝どきにセレモニーホールがございますが、中央区内ですと、区民の方に使っていただく葬儀会場としては2つでございますので、日本橋地域の方を中心に御利用いただいている施設でございます。

 そういった中で、今回の指定管理者の選定に当たって、区が役割として求めるところは、集会室におきましては、区民館と似たような施設でございますので、地域の方とできるだけ密接な関係、寄り添った対応ができるというところが区として非常に求めるところでございます。また、講座におきましても、利用促進事業という形で講座を展開してございますが、浜町メモリアルの上に集会室があるという認知度が少し低いところでございます。どちらかというと、やはり葬儀をする場所という捉えもあるようでございますので、なかなか会議室、集会室の利用という認知が進んでいないところがありますので、そういったところを促進させていきたいというのが区のほうの狙いでございます。

 そうした中で、現行の指定管理事業者におきましては、終活セミナーが非常に好評でございます。下で葬儀をやる中で、終活セミナーというのは、捉えようによっては少し難しい部分はありますけれども、両方の認知が進む、知っていただくという点では、ほかの区民館でなかなか行っていないセミナーでございますので、葬儀後、例えば遺産をどうしていくかとか、そういったセミナーが非常に好評で、そこが浜町集会施設の特徴的な部分にもなっているというふうに捉えております。次期のこれから選定に当たる委員の皆様に選んでいただくところでございますけれども、やはりそういう施設特性をしっかりと把握している事業者、また、先ほどの葬儀にとどまらず、区民の方、活動の方に様々使っていただいておりますので、そういった方々に寄り添った、しっかり地域に密着した活動ができる指定管理者というところを区としては求めている部分でございます。

 以上でございます。

○アルール委員
 御丁寧にありがとうございます。

 セレモニーホールの部分では稼働率というのは求めないというふうに思いますけれども、上のほうの集会室での講座の実績ですとか、そういったものの稼働率はやはりもっと高くなるべきだと思いますし、終活の講座、また保険講座や、その後のいろいろな相続講座等々、おくやみコーナーとも関連するかもしれませんけれども、老後どんな手続が待っているか、また、断捨離の仕方等々、そういった区民の方々に寄り添った、楽しくはないかもしれませんが、まとめる講座に特化するのもやはりいいアイデアかと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 続きまして、議題について、区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関することについて、質問を移します。地域のにぎわいについてです。

 連合町会単位で19の地区委員会があり、地域のイベントや大江戸まつり盆おどりや、子どもフェスティバル等々、協力をしていただいている青少年対策地区委員会は、手づくりイベントの助成金等を利用しているのは承知しています。令和5年度の申請実績は、京橋が40件、日本橋は77件、月島は40件というふうに伺っております。新しいまち月島は40件だけということで、手づくりイベントに関しては、住人が主体となって計画から行うものなので、新しい住人が多いエリアでは、とりわけ晴海ですけれども、どのように活性化するのか。また、そちらのエリアは子供が多いエリアでもありますので、地域手づくりイベントの活性化の現況、現状、それから何か課題点があれば教えていただきたいと思います。

 また、以前から町会、地域活動への支援、特に若い方に入っていただかないとということで、実際の町会の運営に関わっていただく方をどれだけ増やせるのかというのが、地域活動を支える非常に重要な点だというふうに伺っておりますけれども、その解決の一つとして、地域振興課のほうではSNSの活用を重点的に支援しているというふうに伺っております。その現状がどのようになっているのか、そして、それをどのように捉えているのかを教えていただきたい。それからもう一つ、現在、町会の加入率の調査が進捗中ということで伺っておりますが、その状況が分かりましたら教えてください。

○平川地域振興課長
 町会の支援関係、また担い手というところでございます。

 まず、地域振興課で町会・自治会を対象に行います地域の手づくりイベント助成でございますけれども、先ほど月島の例をお話しいただきました。月島が低いというお話を時々いただきますが、そもそものところで申し上げますと、対象となります町会の数に地域で差があります。同じ数ずつ3地域にあるわけではなくて、例えば今回のイベント助成の予算感のところで申し上げますと、想定として内訳を組むに当たりまして、京橋で43件来るだろう、日本橋で60件、月島で22件というところで、もともと分母にしているところが違います。今、175の町会・自治会がございますが、構成比がそれぞれ、京橋ですとそのうち35%を占めていて、日本橋ですと38%、月島ですと25%になりますので、もともとの数の違いがイベント推進助成の申請の数にも影響しているだろうというふうに認識してございます。ですので、地域振興課としては、月島だけイベントが少ないであるとか、そういった認識ではないところでございます。

 そういった中で、現状、イベント助成の推移を見ておりますと、やはりコロナ禍で非常に打撃を受けてしまったところでございます。コロナ禍においては、ほとんどイベントができなかったというところから、昨年度は大分戻ってきていて、平成30年の頃とほとんど同規模のところまで来ているかなと思います。ただ、こちらも、大きな祭礼があったりすると、イベントをあえてずらして行う地域もあったりしますので、少し年度の差はあるところではございますが、基本的に、イベント助成の申請件数は戻ってきているというふうに認識してございます。

 もう一つ、様々な町会のほうでの、例えば役員の高齢化であるとか、担い手不足、新規の加入が減っているというところも、町会の皆様、区にとっても課題だというふうに認識してございます。その中で、区のほうでは、SNSの支援ということで取り組ませていただいております。始めた理由としては、課題を分析するに当たりまして、町会活動が見えにくいのではないかということを分析のところで課題感として抽出しましたので、町会がふだん何をされているかですとか、どういった活動をされているかを可視化するためには、SNSを活用することが有効ではないかというところに基づきまして、町会・自治会の活動をSNSにて取り組むというところを支援させていただいております。

 ツイッター、今、エックスでございますけれども、一昨年、その開設に取り組ませていただいて、実際、直近の手持ちの数字でございますが、ツイッターを開設しているところ、要はアカウントを持っているところが26町会・自治会あります。率的には14.8%になります。これに取り組む前は7%ですとか、非常に低い水準でありましたけれども、アカウントを開設いただいているところもありますので、そういったところでは効果が出始めている部分かなと思っております。例えば、エックスのアカウントの取得の方法を一旦覚えていただくと、今度LINEを始めてみようといった際にも非常にハードルが低くなるものだと思っておりますので、SNSの開設ですとか、支援というのは今後も継続していきたいというふうに考えてございます。実際に、LINEを始められて内部の情報共有がしやすくなったですとか、イベントの周知に活用していただいているといったところも伺っております。

 ただ、一方で、少し難しい点もあるというところは、SNSはやはり拡散性が非常に高いものでございますので、例えば町会の活動というのは基本的に地域の中で行われる部分です。そうすると、地域の中で活動したいというイベントもありますので、それがSNSの効果で思いも知らぬところまで広がってしまうというところもあって、例えば200人規模で行っていた夏のお祭りが、SNSを使うと、子供の数だけで相当、昨年の倍ぐらい来てしまって、なかなか準備が追いつかなかったといったことも伺っております。SNSが全て万々歳といいましょうか、全てに効果的だというところは、実際に使っていただいている中で、少し課題といいましょうか、難しい部分も出ていると思っております。

 地域振興課としましても、これまで様々なイベントを通じて事業者ともお話をする機会、例えばイベントの会社ですとか、そういったところともお付き合いがありますので、今のトレンドとなるようなSNSの使い方、一方で、どう限定的に運用していくかといったところも、意見交換というか、情報をいただいたりしております。そういったものをしっかり、御相談を承る中でお話をさせていただき、何がその町会のスタイルに合っているのかというのをしっかりと見定めて、お話を継続してさせていただきたいというふうに思ってございます。

 町会の加入率の調査でございますが、さきの区民文教委員会でも少しお話しさせていただいた部分と重複してございますが、今回、様々なアンケートを取らせていただきました。先ほど支援というお話が出ましたが、イベント推進助成ですとか、地域振興課のほうでは盆おどり助成、様々な支援事業を行っているんですが、その認知度がどこまで進んでいるかという調査の中に1項目、どれぐらいの会員数がいらっしゃいますかということでお聞きしております。調査は先月末が締切りでございましたが、まだいただいていないところも実はございまして、少しお声がけをさせていただき始めたというのが現状でございますので、まだ数字等の確認には至っていないところでございます。

 以上でございます。

○濱田区民部長
 少し補足をさせていただきます。

 最初の質問で、新しい住民の方向けにみたいなお話がございましたが、先ほど地域振興課長が説明しました地域手づくりイベント助成につきましては、町会の加入者だけではなくて、エリア内の未加入者も含めてのイベントに対する助成ということで、加入促進という意味も含まれているということですので、新たな住民の方にとっても、そういった区の補助金の対象者になっているところでございます。

 それから、青少年対策地区委員会という言葉と、特に晴海という言葉と、子供という言葉が出てきましたけれども、青少年対策地区委員会も、各地区委員会に年間を通して補助をしております。こちらの補助の意味合いとしても、その地区委員会のエリア内の全ての子供たちを対象にする地区委員会に対しての補助ということで、特に晴海は新たに非常に多くの人が入ってきまして、子供たちも当然多く入ってくるということで、実は、HARUMI FLAGの入居が始まる前に、晴海の地区委員会の方とお話をさせていただいております。地区委員会としても、これから自分たちのエリアに大変多くの子供たちが入ってくるということで、どう対応していこうかと。例えば、HARUMI FLAGでは町会・自治会がまだ形成されておりませんので、いわゆる地縁組織というものはないですけれども、地域の子供たちというのはつながりがあります。地区委員会は、もちろん、そうした子供たちも対象に事業を考えておりますので、ある意味、そういったところから、なかなか大人同士ではあり得ないような交流を子供たちから始めていただいて、それが晴海のコミュニティの形成の一役になればというふうに思っているところでございます。

 以上です。

○アルール委員
 安心いたしました。まだ町会やそのエリアがきちんと確立されていない晴海におきましては、地区委員会の方々や子供たちが楽しいイベントやエリア内向けの助成で地域が活発になっていくということを確認させていただきました。

 その中で、1つ要望なんですが、地区委員会の方々から、数年前に助成の金額を上げていただいたんだけれども、最近の物価高騰の波、働き方改革やインバウンドによる観光バスの取り合いで、地域での手づくりイベントをする際に、財政的に年々一層厳しくなっているという要望をいただいております。なので、今後、そこら辺について、来年度以降、御検討をぜひしていただきたいと思います。

 それはそれとして、あと晴海についてですけれども、晴海まつりで地域住民の交流を深めるというようなお話が前委員からの質問の中と御回答の中でございました。これは、運営協議会の方々とも一緒にされる大きなイベント、年末というか、12月にやってくるイベントかと思います。

 ちょっと話は変わるんですけれども、先週末はお祭りで区内一部エリアは非常ににぎやかに、地域の方々が本当に絆を深めているなということを実感した次第です。また、偶然出くわした来訪者の方々も、そういったお祭りを大変楽しんでおりました。神事の行事であるので、区での積極的な関与はできないですけれども、新しい晴海のほうのエリアは、そもそも神社がなかったり、本来であれば、7月の盆踊りというのは、東京は都なんですけれども、大江戸まつり盆おどりとして、浜町のほうで8月の夏休みに区民の方々が戻ってくる時期を狙って行事として行っています。

 盆踊りだけではなく、日本はそもそもやおよろずの神様がいるというような文化、神道が非常にある中で、新しいエリアに関しては、建物を例に取ると、勝どきは、トリトンという名前でギリシャ神話の海神様のネーミングをした建物があったり、では晴海はトリトンのパパのポセイドンがいいのか、ローマ神話だとネプチューンだとか、ハワイはウミガメが海の神様とかいうふうになっているので、新しいエリア、神様ではなくとも、ハルミンでも何でもいいんですけれども、何かマスコット的なものとか、今はもう古くて流行ではありませんけれども、ゆるキャラみたいなものにつなげて晴海を盛り上げる。お土産づくりにつなげて、それが地域の活性化になったり、地元意識を高めるとか、みんなでおそろいの、ハルミンだかポセイドンだか分かりませんけれども、Tシャツを着てみるとか、新しいエリアに愛着を持っていただけるような取組を、晴海まつりをきっかけに、みんなでネーミングを募集とか、キャラクター募集とか、公募したらいいのではないのかなというのを提案させていただきたいと思います。

 というのは、月島だともんじゃ振興会、もんじゃ通りがあって、それぞれの手づくりイベントができるんですが、晴海に関しては、商店街もきっともんじゃ通りのような商店街もないので、区が旗振り役として、晴海まつりをきっかけに、何かやっていただきたいというふうに要望をさせていただきます。

 あと、回答の中で、町会の活動について、SNSを利用してはいるけれども、それは100%ではなく、SNSで発信することによって広がり過ぎてしまって、お菓子が足らなくなるとか、そういった問題があるので、それをどのように限定していくのか、これから検討されるということですけれども、それだけではなく、最近、町会の人数が減少するのではないかというふうに危惧している方からお話を伺いました。というのは、今後、中央区の広報が新聞折り込みだけになる方向だとか、数が少なくなったりとか、そういった形なので、町内会で配られるのではないのだったら、私は町会に入ってくる意味がないという方が数人いらっしゃって、退会をしたいというような問合せもあったということを危惧しております。

 ここからが質問ですけれども、町会員が仮に増加をしている、また、人口増加だけではなく、何かこういったことによって町会が活発になりましたという事例をお持ちでしたら、教えていただきたいです。

○平川地域振興課長
 まず、晴海まつりでございますが、様々アイデアをいただいたところでございます。

 晴海は、晴海地域交流センターも、役所でつけると堅苦しい名前でございますので、はるみらいという名前も区民の公募でつけた名前です。現地に行きますと、子供がお母さんに多分電話していると思うんですけれども、今、はるみらいにいるよということで、はるみらいという名前が通じるようになっているんです。あと、都バスに乗っていたときも、ほっとプラザはるみ前というのが前のバス停の名前だったんですけれども、子供が、もう今は違うよね、はるみらいだよねというふうにお話しいただいていたんです。所管としては、非常にうれしいことでございまして、建物でございますけれども、やはり愛称が地域に与える影響というのは、非常にあるんだろうというふうに感じたところでございます。

 今回、建物でございましたので、区側のほうで、ある程度コントロールといいましょうか、公募した形で、はるみらいというすばらしい名前をつけていただきました。晴海ですとか、月島全体の中での通り名というんでしょうか、愛着を持っていただく、名前なのか、キャラクターなのか、様々なお考えがお住まいの方には非常にあるんだろうと思います。私のほうの所管事項のはるみらいの運営協議会の中には、地域の方、また企業の方にも一緒に入っていただいておりますので、そういった中でお話が出てくるような部分があれば参考にさせていただいて、また晴海まつりの中に何でも取り込めるわけではないですけれども、今、運営協議会のほうは非常にざっくばらんにお話ができておりますので、そういった中でも御意見を伺っていきたいというふうに考えてございます。

 もう一点、町会の町会員が増加したところの事例ということでございますが、複数あるかなというところで、少し思いついたというか、残っていたのが、まずマンションができるタイミングというのは非常に大きな部分だろうというふうに思っております。町会内の、例えば再開発までやらなくても、新しいマンションができる際に、しっかりとお話をしに行って、その呼びかけによって、そこのマンションの住民の方に、例えば管理組合を通じてチラシを配りたいですとか、そういったことによって、全員でなくても、ある程度、例えば大きなマンションができ、100世帯、200世帯の半分の方に入っていただいただけでも50世帯増えるわけですから、そういった機会をしっかりと捉えていただいているんだろうと思います。そのためには、町会ですとか、連合町会の単位の中で、例えばチラシを作っていただいて、あなたはここの町会ですよ、誰々に連絡くださいみたいな形でやっていると、お問合せが実際にあったということも聞いております。そういった新しい方が増える。直接個別にアプローチするというのは非常に難しい部分だと思っております。要は、個人情報もあったりします。そういったところは、SNSのほうにお任せする部分と、あとはSNSだけでは心が届きにくいというか、やはり人間ですので、どういう方がいらっしゃるんだろうというところが、新しく入る方については不安なんだと思います。そういったところが、人であるとか、名前が見えることによって安心して、この方々だったら入ってみようという部分があるかと思いますので、手法として組み合わせるというところが非常に有効なのかなというふうに思ってございます。

 あとは、イベントです。お祭りのときとかに参加者の方にお名前を書いていただいたりするのもあるというふうに伺いました。そうすると、こちらから、どこどこにお住まいですね、あそこのマンションですねということで、お話が弾むことによって、今度、御案内をポストに入れておきますねということで、あまり派手な手法ではなく、やはりフェース・ツー・フェースの関係の中で町会員の方をしっかりと獲得していただいているというのが、私のほうから見える町会の非常にすばらしい部分でもありますし、取り組んでいただいている部分というふうに認識してございます。

 以上でございます。

○森下文化・生涯学習課長
 先ほど委員のほうから、地区委員会が非常に金銭的に厳しい状況で大変だということでお話を承りましたけれども、そうしたお声は私どものほうにも入ってきているところでございまして、特に今年度に関してですが、地区委員会がバスで施設見学ですとかに行かれる際に、バス代が全てどの団体も高くなってしまったと。運転手不足ですとか、燃料費の高騰に伴いまして、そういった事象が起きているということを、私どもも耳にしております。そうしたお声を受けまして、まだ手続的にはやっている最中なんですが、最終的に、各バス助成を1台当たり3万円ほど増やせるような手続を取って、地区委員会の負担を減らしていきたいということで進めておりますので、御承知おきいただければと思います。

○アルール委員
 とてもうれしい朗報です。私のところにも、バス代が非常に足らなくなっている。もうそれで全部だというお話も伺っていますので、プラス3万円になるというのはすばらしい朗報だと思います。よろしくお願い申し上げます。

 ちょっと時間が少ないですけれども、次の質問です。

 中央区の伝統と文化資産を生かした産業振興や観光につなげる区の具体的な取組がありましたら教えていただきたいと思います。

○岩田商工観光課長
 今、委員のほうで、中央区が古くからというか、江戸時代から続く伝統ですとか、文化とか、そういったところを生かした産業の振興というところでのお話ということで、本区は、先ほど申し上げましたけれども、江戸から続く老舗、そして名店が数多くあるということで、それが中央区の特徴というところでございますので、そういったところを区として観光にも生かしながら、そして産業振興のほうにも生かしながらというところでやっているところでございます。

 例えば、区のほうで、伝統文化とか、そういったところも踏まえたイベントなどを行う団体があるというところであれば、御相談の中ではございますが、補助金の制度がございまして、中央区の伝統文化を発信するようなものにつなげる、そういったところの金銭的な、補助金として支援をさせていただいているところもございます。また、中央区の伝統工芸をやっている団体等もございまして、そういった御相談とかも受けながら、区の経営相談とかも含めてですけれども、必要に応じて様々な御相談に乗らせていただきまして、そういった事業に生かしていただくような取組を進めさせていただいて、中央区の産業振興、観光も含めてですが、伝統文化も生かして推進をしているところでございます。

 以上でございます。

○アルール委員
 ありがとうございます。団体があれば、補助、支援をされるということです。

 もう一つ伺いたかったのが、以前、教育委員会の中で、文化、歴史の分かるような表示物を地域の中に設置して、地域の中で歴史的なものを巡る文化財巡りなどがあったり、以前、区民文教委員会でビジュアル的なものが欲しいというような要望が出たけれども、土地の確保だとか、場所の確保が非常に難しいという回答があり、その中で、区には様々な歴史資料がデジタル資料として公開されていると。錦絵だとか建物、形は残っていないけれども、デジタルの資料がありますので、検索システムを使って、それを活用しながら観光、そして地域振興を進めるというようなお話がありました。

 再来年は区制80周年ということで、中央区から生まれた歴史にまたスポットが当たる年となります。また、本年度からはシティプロモーションなどを始められております。手元に資料はないですけれども、たしか江戸城とか日本橋を遺産にするような活動も始まっているように聞いております。京橋、日本橋かいわいの方々とお話しすると、何か江戸時代がつい昨日のような勢いで愛着を持っていろいろなお話をさせていただいていまして、ぜひ地域を活性化させたいんだという思いを強く感じておりますし、また、明石町かいわいでも、近代日本の基礎をつくった女性の教育だったり、大学であったり、小学校の唱歌であったり、外国大使館がたくさんあっただとか、とにかくここはすばらしい土地なんだと非常に愛着を持って接している方が大勢いらっしゃいます。

 私は、微力であったために、こういった様々な皆様の思いを、区としてのイベントとしてはできなかったんですけれども、先ほど教育委員会がおっしゃっていたデジタル資料等を生かして何かできないかということで、築地本願寺で、5月ですけれども、プロジェクションマッピングを発案、企画いたしまして、地域の方々やその研究をされる方や、また中央区で文化と歴史のまちを活性化したいという人たちをおつなぎして、おかげさまで無事開催をさせていただきました。また、区の地域振興課様には御推薦状も頂きまして、教育委員会からは後援をいただきまして、そして京橋築地小学校の生徒さんたちにすばらしい絵を描いていただいて、大変楽しいプロジェクションマッピングになったというふうに私は思っております。同じ予算を通じて、同じ枠組みの中で、北区では渋沢栄一の家か何かに渋沢栄一のプロジェクションマッピングだったり、千代田区では外堀でマッピングを行いました。

 区長が今日いらっしゃるので、お伺いしたいんですけれども、この行ったイベントについて感想がありましたら、お聞かせ願いたいと思うんですが、よろしいでしょうか。

○山本区長
 御指名ですので、一言だけ感想でございます。

 試みとして、これまでにない試みという意味で、大変私も楽しい思いをいたしましたけれども、本当のことだけ言うと、やはり築地本願寺さんの表面というのは凹凸が激しいんです。そのために、せっかくの意図が表面の中で表現し切れたかどうかというふうに考えますと、ちょっとその辺は残念だった。本願寺さんだけが浮き上がったような感じがいたしました。しかしながら、新しい試みの中で、地域の歴史を表現していく場所あるいは回数を増やす、このようなことは非常に重要なことであるというふうに思っております。

 再来年が区制80周年ということでもありまして、その時に向けて、区としてもシティプロモーションとして何ができるか、これを盛んに考えている最中でございますから、いろいろなアイデアを頂戴して、再来年には本当に皆さんに喜んでいただけるようなことを盛り込んでいきたいと思っております。

 以上です。

○アルール委員
 どうもありがとうございました。

 本区では、子供たちは小学校3・4年生に中央区の歴史を学ぶ機会があり、中央区に小さい頃から愛着を持っていただけるような教育をしていただいておりますが、保護者の多くは御存じない方が非常に多いかと思います。若い方々に本区を知ってもらって、それを地域活性化にする取組は非常に大切でありまして、こちらの委員会も大切な委員会かと思っております。文化、歴史が分かるような表示物はなかなか確保が難しいということであれば、そういったデジタルコンテンツを利用して、それをQRコードに盛り込んで、例えば既にある町内会の掲示板の角っこでもいいですが、ここの歴史はこんなものみたいな、それをスキャンして歴史や文化が分かるようなコンテンツを作成するなど、そういった提案もしたいと思います。

 今日は以上です。ありがとうございます。

○山本委員
 すごく久しぶりに地域活性化対策特別委員会に所属することとなりました。1年間よろしくお願いいたします。

 本委員会の付託事件は、区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関することです。本日は、イベントや祭り、コミュニティなどの地域振興、インバウンドなどの観光振興の今後の方向性についてお聞きしてまいりたいと思います。

 まず、地域振興と観光振興の目的について改めて確認をさせてください。

○平川地域振興課長
 地域振興というところでございます。

 まず、大きくコミュニティという単語は、地域というところと重複性があるというふうに、所管しながらも考えているところでございますが、基本計画等に書かれている地域、プレーヤーといいますか、コミュニティをどう捉えるかというところも、それによって分かれていく部分かなと思いますけれども、本区でありますと、地域コミュニティの考え方としては、町会・自治会を核に形成された地域社会をいかに発展させていくか、活性化させていくかというところが地域振興の肝だというふうに思ってございます。それによって、もちろん、人の心の部分のありようもありますけれども、豊かな生活を送れるということは大きなタイトルかなとは思いますが、それに限らず、様々な地域課題、よく役所からも多様化している地域課題というふうに話しますけれども、例えば子育ての孤立、高齢者も同じ部分はあるかと思いますが、地域社会で孤立しないこと、それはやはり、さっきのつながっていく部分があるかと思います。

 人がよりよく生きるという大きな部分に関与するのが地域振興の部分だというふうに思ってございます。そのためには、やはり人が一番大事な部分でございますので、人と人とのつながりを生むことによってコミュニティが形成され、それによって、本区の非常に大事な部分でありますにぎわいを生んでいく、こういう流れが地域振興においての主流、メインストリームの部分だというふうに考えてございます。そのために、町会・自治会の支援のみならず、協働の考え方を使った様々な団体との協働、また、イベントを行うことでの大きな部分、混ざり合いというところ、そういったものを核として施策を進めている部分でございます。

 私からは以上でございます。

○岩田商工観光課長
 私のほうからは、観光振興についての考え方ですとか、目標、目的というところでございます。

 こちらも基本計画に示させていただいているところではございますけれども、やはり本区としても、これまで中央区が培ってきた伝統ですとか、文化ですとか、にぎわいをしっかりと高めていくというのが、本区が目指す都市観光の在り方というふうに考えております。今申し上げたところに加えて、例えばショッピングですとか、食文化、そういった本区の強みと言われるようなところを、様々な媒体を活用して、しっかりと発信させていただくというところが、インバウンドも含めてですけれども、本区の観光需要をしっかりと掲揚して、本区のにぎわいの維持発展につなげていくというところが本区の観光振興の目標、目的というふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 今いただいた目的を基に、少し細かくお聞きしてまいりたいと思います。

 まず、観光振興についてです。

 コロナ禍を経て、各地域では数年ぶりにイベントや祭りが再開されております。先ほど来、他委員から様々なイベントが出ておりますけれども、最近では5年ぶりの水の消防ページェント、6年ぶりの鐵砲洲稲荷神社の例大祭、日枝神社の山王祭、同日に波除稲荷神社のつきじ獅子祭も開催されておりました。区のイベントとしましては、エコまつりや、また町会・自治会、商店街、民間事業者によるイベントなど、あちらこちらでイベントや祭りが開催されている状況がございます。区内イベント、祭り等の現状について、今、どのように捉えていらっしゃるのか、また、コロナ前とコロナ後のイベントの変化をどのように分析されているのか、また、今後のイベントの在り方についてお知らせいただければと思います。

 続いて、観光振興についてもお聞かせください。

 イベントや祭りは観光客を誘致し、地域経済を活性化させるものでもあります。地域文化や住民生活そのものも観光資源となり、日常的な生活文化を体験する旅行形態が流行っていると思います。浸透してきていると思います。コロナ禍が明けてからの中央区の観光関連事業の現状や課題についてお知らせいただければと思います。

○平川地域振興課長
 私からは、まず区内のイベントの現状といいますか、これまでの部分を振り返ってというところでございます。

 まず、大きな、町会等、先ほど例大祭のお話もしていただきましたが、区域を越えた、例大祭、祭事自体については、区の関わりというところは難しい部分がございますが、各大きな例大祭もコロナ禍を乗り越え、5年ぶりであるとか、6年ぶりに無事開催され、やはり祭りに向かう皆さんのお顔を拝見しても、お電話すると、今、祭りで忙しいと。なかなかお話しできないぐらい、当日はもちろんでございますけれども、今年はお祭りの年なんだというところで非常に意気込んでおられて、直近になると、もうお電話できないぐらい忙しい。そういった熱を非常に感じた昨年と今年だなというふうに考えてございます。また、どのお祭りも天気に恵まれているようで、無事に成功したよということで喜びのお話をされていて、伺っていて非常にありがたいところでございました。

 そういった中で、区としてのイベント、イベント助成から見た部分でございますけれども、やはりコロナ禍で非常に大きな打撃を受け、そこから、おととし、大江戸まつりについても、制限があった中で開催させていただきました。それによって地域の方々も、区のほうが先にイベントをやってくれたということで、その後、自分たちのお祭り、イベントも非常にやりやすくなったというふうにおっしゃっていただきました。というのは、やはりコロナについては、団体の中でも、個人的にも、いろいろなお考えがあって、なかなか踏み切れないところに、区が先にやったことによってイベントが再開しやすくなったという声を、おととし、いただきました。逆に、昨年につきましては、その前にまちのほうがイベントを再開し始めて非常に盛り上がっている中で、夏の最後のほうになりますので、締めくくりとして大江戸まつりが開催できたかなというふうに思ってございます。

 ですので、イベントにつきましては、基本的に、コロナ禍をしっかり乗り越えた部分、昨年までは、数年ぶりに行うイベントについての御不安の声でありますとか、やり方が少し途絶えてしまったような部分もあった中で、新しいことにチャレンジしていただくような町会・自治会もございました。そういったところに、区のほうとしても、御相談でありますとか、申請に対しての助成、費用の助成をすることによってイベントを盛り立ててきたところでございます。

 今後の在り方でございますが、基本的に、そういった勢いを維持、促進していくために、しっかりとトライ、挑戦したいという町会が非常に多くありますので、御相談を通じて、そういったところをしっかりと支える。また、先ほどの補助・助成についても、しっかり活用いただくことによって、地域のにぎわいにつながるイベント、また町会の加入促進につながる部分でもありますし、先ほど地域振興の在り方ということもお聞きいただきましたけれども、そういったところに資する部分でございますので、しっかりと継続して取り組んでいきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○岩田商工観光課長
 私のほうから、観光振興の点からの本区の観光の現状ですとか、課題といったところを答弁させていただきます。

 まず、現状でございますけれども、コロナも収束というような形となり、商工観光課のほうで支援をさせていただいている、例えば商店街の皆様ですとか、地域の団体の皆様にやっていただくイベントというのは、ほぼ通常に戻ってきている。実際、今まで形を変えてやっていたものが、本当にコロナ禍の前の形でもう一度新たに再開をすることができるということで、昨年度あたりから既にもともとの形にできるだけ戻すようにやっていただいているというような現状でございます。

 その点についての課題でございますけれども、一度なくなってしまったものというか、休止してしまったものについて、お客様、参加者がやはり戻り切っていない部分があるですとか、やっていただく主体の皆様の中で、何年かぶりにやるということで、やり方が少し分からなくなってしまったというか、つながっていかないというようなお声をいただいたりですとか、あと、実際休止等してから何年もたったというところもあり、担い手不足といいましょうか、若い方々がそういったところにまだまだ入ってきていただけていないような状況があるというのは、商店街の皆様ですとか、そういった方々からお声をいただいているところでございます。そういったところも受けまして、本区としては、今年度から女性の方の担い手の推進ということで、新たな商店街向けの補助金の制度を、東京都の補助金を活用して創出させていただいたり、観光需要に対して2年間にわたってやっていただく事業に関しまして、区のほうから補助をさせていただくというような新たな補助制度を創設させていただいて、しっかりと商店街の皆様等を支援させていただいている状況でございます。

 また、委員から言っていただいた中央区の区民の方々の日常生活とか、そういったところを体験するというようなことに関しては、委員におっしゃっていただいたとおりでして、実際、区のほうも観光協会ですとか、観光情報センターがしっかりとそういったところを主体としてやっております。例えば、観光協会でいえば、老舗ですとか、中央区内にあるお店、名店と言われるところでワークショップ的に、そこの作業を体験させていただけるようなツアーを組んだり、あとは中央区内の観光ボランティアの方々が行うまち歩きのツアー等がございますけれども、そういった中でも様々な文化的な部分を見たり、また、申し上げた老舗ですとかに訪れて、そういったものを肌で感じるというようなところをまち歩きのツアーの中に組み込んでやっているというような状況もございます。また、観光情報センターのほうでいけば、様々なワークショップを主催していただいておりまして、例えば水引を作るイベントですとか、そういったものを子供たちとも一緒に体験しようと。さらに、外国人の方にも参加していただいて、日本の文化に触れていただくというような取組を進めているところでございます。

 外国人の皆様も、日本に来られて物を買うというよりも、体験をする、コト消費にシフトをして、そういったものを求めて日本に来られているインバウンドの方はたくさんいらっしゃいますので、そういった視点もしっかりと取り入れながら、日本人もそうですし、外国人のインバウンドの方もそうですし、しっかりと日本の中央区の文化、歴史に触れていただいて、より楽しんでいただいて、また中央区のことをより好きになっていただいて、また中央区に来ていただけるような、いい循環を生めるような取組を今後も続けていきたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれの現状をお知らせいただき、ありがとうございます。コロナ禍が明けて、イベントも、また観光も戻ってきたというのがよく分かりました。

 地域振興に関しては、今、中央区の人口が増えています。増えることによって、お祭りなどのキャパシティが問題になってくるかと思います。本区においては、新たに場所を確保することは非常に難しい状況がある中で、今後のイベントの開催に当たっては、これまでの公園とかの点から面、エリアでのイベントの開催、今回、お祭りなどもそうでしたけれども、広域でやっていましたよね。あんなに広域でなくてもいいんですけれども、ものによってはエリアでの開催ということ、参加者の分散を図ることが望ましいと考えますが、見解をお知らせください。

 観光振興に関してですけれども、今後もインバウンド、訪日の外国人客が増えてくると思います。そうしたときに、やはり問題となるのが観光公害、オーバーツーリズムの問題だと思います。インバウンドにより地域経済の活性化や雇用の拡大などプラスの効果があった一方で、住民生活に与える影響が問題視されています。私個人としても、最近、観光客が住民の生活領域に侵入しているように感じているところです。例えば、銀座、東銀座、築地の辺りに関しても非常に観光客が多くて、店の前に長い行列があったり、また、滞留などによって通行を妨げていたり、また、メディアでの報道やSNSの拡散、口コミなどによって観光客が特定のお店、特定の場所に集中するといった場面を見受けております。また、すぐ近くの京橋公園に関しては、その前にスイーツ屋さんができたんですけれども、そこに観光客が集まっていて、子供たちが公園で今までのように自由に遊べないような状況も生じております。

 こういった中央区におけるオーバーツーリズムの現状、問題意識についてどのようにお考えかお聞かせください。特に、観光客の滞留を分散させていくことが必要だと思うんですけれども、この辺に関してお考えがございましたらお聞かせください。

○平川地域振興課長
 私からは、イベント、面での開催といったところでございましたが、所管のほうで申し上げますと、大きなイベントとしましては、夏の大江戸まつり盆おどり大会、今年は隔年で行っております雪まつりも開催する年でございます。また、新たに本年12月に晴海まつりというところで、3つのイベントが大きなイベントでございます。エリア的には、日本橋では大江戸まつり、京橋では雪まつり、月島では晴海まつりというところで、少しエリアも意識した部分はございます。

 ただ、一方で、我々の捉えですと、やはり中央区民の方のお祭りでございますので、エリアを限定するよりも、やはり区民の方、皆さんに楽しんでいただきたいということは、考えとして持っているところでございます。イベントですので、多くの方にお越しいただくというのは非常にありがたいですし、うれしい。そのためにやっている部分でございますけれども、一方で、過密になり過ぎてしまうと、安全の面というところが出てまいります。おととしの大江戸まつりは非常に御迷惑、御不便をおかけしてしまった部分でございますが、一方で、次の年に改善を図ることによって、ある程度スムーズに多くの方にお楽しみいただいたというところもございます。ですので、基本的な考え方ですと、多くの方に楽しんでいただきたいというのを前提としつつも、そこの中でいかに安全の部分を確保し、安心に楽しんでいただけるというところが肝要な部分かと思っておりますので、エリア的な仕切りの前に、まず運営側での安全対策をしっかり講じることで、多くの方に楽しんでいただきたいというのが今の所管としての考えでございます。

 以上でございます。

○岩田商工観光課長
 いわゆるオーバーツーリズムの現状ですとか、その問題意識でございます。

 現在、国内外の外国人だけではなく、日本人の方も含めてですけれども、多くの方が中央区にお越しいただいている状況でございます。実際、東京に来られる方、海外から日本に来られる方、そして東京に来られる方は、中央区だけを目的として持って来られるわけではなく、中央区にも行き、例えば浅草にも行き、渋谷にも行きというような形で、その中で中央区にも滞在していただいている時間があるというような形になっておりますので、中央区の行政、そして中央区内の団体等の協力だけで何とかオーバーツーリズムを解決していくというのは、なかなか難しい問題ではあるというところが、実感として思っているところでございます。

 そういった中で、観光協会も含めて、観光情報センター、そして築地、銀座、日本橋と観光案内所がございますけれども、そういった方々と定期的に区のほうで会議体を設けさせていただいておりまして、現状の各地域の観光客の状況ですとかを情報共有させていただいて、それぞれの地域での課題感、そして、それに対する対応を共有させていただいて、それに対して対策に当たっている状況でございます。

 そして、実際、具体的にどういうことをやるかというところでございますけれども、国や東京都などが、マナーですとか、そういったものを示すガイドブックなどを作成しております。そういったものをしっかり周知啓発させていただくというところと、観光情報センターなどであれば、しっかりとマナーについてや、日本での立ち居振る舞いといったものを教えてさしあげて、観光地での行動をしっかりと日本にも順応できるような形でやっていただくというようなことをやっております。また、ある観光案内所ではホテルの方々との連携を深めておりまして、ホテルに滞在している方々に向けても、先ほど申し上げたガイドブックなどを置かせていただいて、マナー、文化の違いについて周知をさせていただいているところでございます。

 そして、観光客の分散というようなところでございますけれども、実際、委員におっしゃっていただいたとおり、今、SNSで大変人気がある方が、ここのお店に行ったというようなつぶやきですとか、投稿をすると、そこのお店が本当に大行列になってしまうような状況があり、我々も観光情報センター等を通じて、外国人の方の御意見をお伺いしますけれども、やはり情報源はSNSが大変多く聞かれる状況でございます。そういった状況を分散する、そこに行かないでほしいということは当然できませんが、実際そこの人気があるところだけではなく、中央区にはさらに魅力のある地域が様々ございますので、そういったところをしっかりとアピールさせていただいて、そこだけではなく、中央区には様々な、より魅力のあるところがたくさんあるんだということをさらに知っていただきまして、中央区内だけでいえば、そこだけではなく様々なところにも足を運んでいただけるような取組を、観光協会等をはじめとした関係団体としっかりと連携させていただいて、取り組んでいければというふうに思っているところでございます。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 まず、地域振興、イベントに関してですけれども、私の説明が悪かったのかもしれないですが、エリアというのは、日本橋、京橋、月島といったエリアというよりは、一つ一つのイベントをする場所のエリアを広げていく、密を避けていく、分散させていくということが望ましいと考えております。せっかくのイベントですから、より多くの方に来ていただきたい。しかし、会場のスペースは限られているといった悩ましい現状を解消するのには、そういった取組が必要なのではないかなと感じたところです。

 また、人口増加に伴い、子供の数も増えております。コロナがあって、長期間にわたりイベントが制限されてきたということもあって、子育て世帯は子供向けのイベントの情報を求めています。欲しがっている状況があるかと思います。中央区は本当に恵まれていると思うんですけれども、至るところでイベントや祭りなどが行われており、その情報を集約し切れない。たくさんあり過ぎて伝え切れないといった、ぜいたくな悩みがあるのかなと感じております。たくさんあり過ぎる情報をいかに分かりやすく伝えていくのか、この情報提供の現状と課題についてもお聞かせください。

 あわせて、先ほど来、晴海のまちびらき、晴海のまちのコミュニティの形成などの質疑がございましたけれども、確かに、晴海のまちに関して、新たなイベントが求められております。イベントというのは、予算を組めばできるものでも、場所があればできるものでもないと思います。マンパワー、人が大切であると思います。以前、地域振興課長とお話ししていて、イベントを開催することは、目的ではなく、手段であるといったお言葉をいただいたことがございます。地域活動の活性化やコミュニティの醸成などを目的とするため、イベントそのものの成功に一喜一憂することなく、長期的な地域活性化の達成にどれほど寄与したのかという部分に注目し、成功事例を判断すべきであると感じております。

 そこで、これまでのイベントの成功事例をどのように捉えていらっしゃるのか、イベントの成功事例で何か思いつくものがありましたらお聞かせください。また、それを、今後、新しいイベント、これからのイベントにどのように生かしていくのかお聞かせください。

 そして、観光振興についてです。

 地域経済の活性化に向けてインバウンドを獲得していく、一方で、オーバーツーリズムの対策は不可欠であると考えております。しかし、中央区だけで行えるものでもなく、広域の自治体で取り組むべきものだと思います。ほかの地域、有名な観光地を抱えている自治体では、オーバーツーリズム対策を相次ぎ打ち出しており、住民の日常生活を守りつつ、誘客を進めていると思います。サステナブルツーリズム、持続可能な観光についてもお聞きしたいんですけれども、これは住民生活への影響や旅行者の満足度の低下を防ぎ、住民と観光客が相互に潤うことが重要との考え方です。地域環境を維持しながら観光業を活性化させ、住民の暮らしをよりよくしていくことを目指すものです。

 中央区においては、このサステナブルツーリズム、持続可能な観光については、どのようにお考えかお聞かせください。

○平川地域振興課長
 まず、先ほどイベントのことで少し答弁にずれがあったところ、申し訳ございませんでした。

 また、次のところでいただいたイベントの情報、特にお子様向けのイベントの集約というところでございますが、確かに、区内で様々なイベントが行われております。主体も様々で、企業が行うものもございますし、いわゆるプロモーション的に行われるようなイベントもあったり、区のほうで集めるべきというところですと、町会等が行うイベントの集約かなというふうに思ってございます。

 先ほど他委員のところでSNSの特性で少しお話しさせていただきましたが、基本的には、地域振興課のほうで町会・自治会ネットということでエックスを活用してございますので、情報の拡散のお求めがあったときに、その情報を発信するようにしているんですが、こちらでも捉えに行くタイミングもございます。この情報についてエックスに掲載してよろしいですかということでお話もするんですけれども、一方で、先ほど少し出ましたが、今、イベントで人があふれるようになってきているというところで、実は、あまり広めてほしくないといったお答えもあったり、親睦的な要素もあるので、できれば町会の方と、あとは新しい方を捉えるというところで、エリアを越えてというところに少し抵抗をお持ちの部分もあるかなと思っております。ですので、そういったところを踏まえて、あとはどうまとめるかといったところに課題があるのかなと思います。イベントですと、町会等が行うイベントは、やはり子供だけとかというよりも、広いものが多いかなというふうに感じています。あとは防災であるとか、クリーンデーのような清掃のものとか、日常のものもありますので、どこまで集約できるかというところは少し検討の部分かなと思ってございます。

 次に、まちびらきも御紹介いただきました。イベントの成功事例というところでございます。あとは、どういったところでそれを生かしているのかということでございます。

 委員に御紹介いただいたとおり、基本的には、イベントは開催するのが目的ではなく、イベントを通じた効果を得るということが非常に大事な部分かと思っております。コミュニティの部分について数値化するというのは非常に難しい部分でございますので、感覚の部分での成功事例というところでございます。

 例えば、大江戸まつり盆おどり大会は8月に開催いたしますが、そのお話で、個別にお子さんをつかまえて、どうかというわけにはなかなかいかないところでありますけれども、知り合いの方とお話しする中で、成功だなというふうに思う部分では、子供のときから楽しんでいたお祭りに運営する側で参加することになったというところです。例えば、お菓子を食べていた側、綿あめを食べて、かき氷を食べて楽しんでいた側から、例えばPTAや青少年対策地区委員会の委員になったり、その後、町会員になったりということで、提供する側、手伝う側になって、地域の子供たちの成長を見守る側になったというようなお話も伺ったことがあります。これは、成人式、二十歳のつどい実行委員会の実行委員の方にもお話を伺ったことがあるんですけれども、それが同窓会のタイミングになったりしているというようなこともお子さんから聞きました。区内の方ですと、私立中学校への進学率が高い部分でありますので、小学校のつながりが、また大江戸まつりで、みんなであそこに久々に行こうということで同窓会のようになって、そこからまた地域へのつながりができてきたというようなお話も伺いました。成功事例というか、心に残りやすい共通項、中央区で育った思い出として非常に心に残っていくんだなというところ、それが例えば一度区外に出た場合でも、学生だと中学、高校、大学と区外に出ることが多いですけれども、イベントに参加した記憶、思い出が中央区に戻ってくる土台になっているのではないかなというふうに感じております。

 ですので、少し抽象的で申し訳ございませんが、本区で区がイベントをやる意義というのは、こういうところに非常にあるんだろうというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○岩田商工観光課長
 私のほうからは、サステナブルツーリズム、持続可能なツーリズム、観光というところで、本区の状況ですとか、考え方というところを答弁させていただきます。

 委員におっしゃっていただいたとおり、日常生活を送られている方々の生活領域に、文化の違いというところもあって、外国人の方、日本人の方もそうかもしれないですけれども、入ってきてしまっているというようなことはあろうかというふうに存じます。実際、区で生活をしている方、そして、区で御商売をされている事業者の方々、そして、中央区内に旅行に来られる方、大体この3者が関係してくるところかなというふうに思うんですけれども、この3者のうち、どなたかが我慢をするというようなことがあっては、それはやはり持続可能とは言えないというふうに思います。生活をしている方からすれば、例えばバスや電車などの公共交通機関に、大きな荷物を持って電車に乗られてきて、少し不便な思いをされる方がいらっしゃったりだとか、御商売している方ですと、観光客がいらっしゃれば御商売にはつながるかもしれないですけれども、先ほど言っていただいた大行列になってしまって、その整理が難しくなってしまっているとか、旅行者の方々からすれば、日本語がやはり分からない、文化、マナーが分からないというようなところで何か我慢をすることとか、そういったものがあるというようなところがあろうかと思います。それぞれの関係者の方々が我慢をせずに、一番いいところでやっていくというところがサステナブルツーリズムの原則、考え方の中心になろうかというふうに思います。

 こちらの点に関しても、中央区だけで具体的に何かというのはなかなか難しいところもあろうかと思いますけれども、少なくとも区としましては、商店街の方々ですとか、事業、商いをしていらっしゃる方々のお声を聞きながら、そして、観光案内所ですとか、そういったところの方々から旅行者のお声を伺って、また、町会ですとかの方々からは、生活をされている方々のお声をしっかりと受け止めさせていただいて、その間に行政がどううまく入っていくかといったところを今後もしっかりと検討して、できる限り誰もが負担のないような、負担が軽減できるようなところを、行政としても間に入りつつ、うまくやっていけるように進めていきたいというふうに思っているところでございます。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。地域振興に関しては、子供の頃からのイベントの思い出が非常に重要だということがよく分かりました。中央区の今後のコミュニティの形成であったり、イベントの担い手づくりには、子供の頃から参加するイベントが今後の地域のつながりや絆を深め、中央区の皆さんがより心豊かに暮らせるまちとなると感じたところです。

 観光振興に関しては、ますます人口も増える、観光客が増える中央区において、観光と生活を共存させるために試行錯誤をお願いします。また、以前もちょっと質問、要望をしたんですけれども、中央区観光振興ビジョン2012があると思います。作成してから、もう大分時間がたっておりますので、このビジョンの見直しなり、改定なり、今後検討していただき、中央区らしい持続可能な観光振興ビジョンの策定を要望して質問を終わります。

○かみや委員長
 ここで、質疑半ばではありますが、休憩を取らせていただきたいと思います。ただいまの時刻は午後3時4分でございますので、3時15分再開とさせていただきます。

 暫時休憩いたします。

(午後3時4分 休憩)


(午後3時15分 再開)

○かみや委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

 次の質問者の発言を願います。

○黒原委員
 参政党の黒原です。1年よろしくお願いいたします。私は議題から、既に質疑で様々出ておりましたけれども、まず、はるみらいについて少し伺いたいと思います。

 私も、晴海五丁目西地区のまちびらきを拝見させていただきました。消防ページェントもあって、すごく多くの方がいらっしゃいましたけれども、現状、報道等でも少しありますように、日頃行きますと、まだまだそこまで人はいらっしゃらないのかなという感じを受けております。特に開けたまちだというところもあるかもしれませんが、そういった中で、はるみらいは、今後、交流の中心地になっていくというふうに思うんですけれども、現時点での利用状況ですとか、また、地域の方にはどんどん使っていただきたいということで様々施策をされていると思うんです。そうした施策について、現状やっていることですとか、効果のあることがありましたら教えてください。お願いいたします。

○平川地域振興課長
 はるみらいについてでございます。

 はるみらいは令和5年12月17日に開設、オープンいたしまして半年です。お話しいただいたとおり、晴海のまちに入居される方が増えるにしたがって、はるみらいの利用状況も上がっているところでございます。キャパシティとしては、まだまだ受け入れられる状況でございますので、今後の入居が進むということと、先ほど来お話がありましたが、ここにはるみらいがあるということをしっかりとアピールすることによって、稼働状況は上がっていくのかなというふうに考えてございます。

 区民館のように集会施設を持っているんですが、1時間単位のこま数にしたことによって分母が大きくなりましたので、まだまだパーセンテージ的には高くないんですが、一方で、例えば音楽スタジオについては、稼働率はほとんど100%で、毎日どなたかお客様が利用になっているというような状況にありますので、そういったニーズの違いなのかなというふうに思っています。というのは、お引っ越しされて、まだ顔見知りの方がいないような状況で、いきなり集会室を使うというよりも、やはり個人での使い方が、この施設の今のベースになっているのかなというところです。一方で、フリースペースでは、例えば学習でありますとか、お仕事をされているような方もいらっしゃいますので、平日はどちらかというと、そういった方の御利用が多いのかなというところです。

 まちびらきのお話も出たんですが、そのとき、ちょうどNHKと一緒に共催という形で、バスケットボールのBリーグの決勝戦のパブリックビューイングを行いました。非常に好評でありまして、ああいった形の民間事業者の方ですとか、地域の力をお借りして、はるみらいの場所としての活用をしていくというのも、非常にチャンスといいましょうか、機会が広がるというふうに捉えておりますので、そういった機会をなるべく増やしていくということを、1つ方向性として持っているところです。はるみらいの指定管理者のほうでも、自主事業でありますとか、利用促進事業という形でしっかりと施設をアピールする、知っていただくと使っていただくという好循環が生まれますので、そういったところをしっかりと進めさせていただき、稼働状況については上げていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○黒原委員
 御答弁ありがとうございました。

 緩やかに人口がまた増えていく。今、まだ勢いはそこまではないかもしれませんけれども、これから伸びていくという中で、魅力的なものを出していくことによって、あの地域では唯一と言っていいような、ある種、集まりの場所ということでもございますので、ぜひそのアピールを最初のときにしっかりとしていただきたいというふうに思っております。引き続き、お願いいたします。

 続きまして、他自治体との連携という観点で、大熊町の件で少し伺いたいと思います。

 これは所管ではございませんが、先日、エコまつりに伺わせていただいて、出展されていて、こういったことをやっていますよということを見たんですけれども、例えば、今回でいいますと大江戸まつり盆おどり大会もある中で、東根市と連携されて出展されているというようなことがあるかと思います。この地域、本区だけではなく、ほかのところともつながって広がりがあるというところを見せていくのも、ある種、魅力を上げる一つの施策かなと私は感じております。そうした点で、大熊町は、そのときはお酒ですとか、甘酒を出していたりしたんですけれども、そういうところに出る機会をより広げていくというようなお考えは、現時点でございますでしょうか。あれば教えてください。お願いいたします。

○平川地域振興課長
 友好都市等とのイベントを通じた連携の拡大でございます。

 実は、大江戸まつり盆おどり大会も、ここ数年来、コロナ禍で非常にコンパクトにしたですとか、先ほどお話ししました日本橋中学校の仮校舎が来るということで、会場が少し狭隘化しております。それ以前は、東根市をはじめ、関係のある団体、市町村に出店いただいておりました。そういった時期もありました。今、場所が狭くなってしまっておりますので、現在はその友好都市コーナーは休止ということで、そちらは出店といいますか、出ていただくのに少し制限をかけているような状況にあります。今後、仮校舎の建設が終わりまして、会場が全て使えるような状況になった場合には、友好都市等の出店もぜひお願いしたいところでありますので、そのタイミングで大熊町から出たいというような御希望があった場合、また、少し検討させていただきたいと思います。

 以上でございます。

○黒原委員
 御答弁ありがとうございました。

 盆踊りは例ですので、別にあれに限った話ではなく、様々な広がりがあるというところを、東京の中心地というだけでなく、ぜひ日本全国ともつながりがあるというところをアピールするというのもいいと私としては思っていますので、ぜひ御検討のほどよろしくお願いいたします。

 続きまして、最後になるかと思いますが、さきの委員会でシティプロモーション、前委員の質疑でも出ていましたけれども、この点で少し伺いたいと思います。

 こちらにつきましては、様々な発信強化をしていくということで、その施策の大きな方向性の一つに、区職員の発信を促していくというお話があったかと思います。これはいい取組だとは思いつつも、その職員の自主性に頼る部分がかなりあるといいますか、ある種、コントロールは非常に難しい話なのかなと、お話を伺ったときから思っております。きっかけとして、例えば本区内で行っているイベント等に区として職員に、あえて行ってもらう。仕事の中でというと難しいかもしれないですけれども、行ってもらうですとか、そういうきっかけをつくる仕組みがあってこそ機能するのではないのかなというふうに感じたところでございます。こういった点につきましては、意識向上というだけではなく、ぜひ方向性をつくるということも必要なんだというふうに思いますが、その点に関していかがお考えでしょうか。お願いいたします。

○清水広報課長
 シティプロモーションの取組の一つということで、広報力の向上を位置づけているというところに特徴があるのかなと考えております。まず、区の魅力発信というところの中で、やはり一人一人が区の魅力を伝えていくという意識を持っていくことが大切だというところで、確かに、一朝一夕にはなかなか難しい部分はあるかなとは考えてはおりますけれども、今回の取組の中では、今年度、職員の広報力向上に向けて、既に5月に一度研修を行っております。そこの中で、広報していく大切な視点として、伝えるということではなくて、伝わるということをしっかり意識していくといったことを研修の中でやっているところです。

 あとは、以前から答弁で申し上げているように、副業人材を活用して広報力向上に関する取組の検討を行っていくことをこれからスタートしていくところですので、そういった取組を通じて、魅力の発信ですとか、区の施策のPRをしっかりと進めていきたいと考えております。

 以上でございます。

○黒原委員
 御答弁ありがとうございました。

 技術的な面といいますか、そういった考え方とか、やり方という面では、研修は非常に意味があるのかと思いますが、最終的には、実際に業務としてやらせるのかどうか私は分かっておりませんが、やはり個人の熱量がそこに向かうかどうかということが必要だと私は感じています。多くの様々なイベント、様々な魅力が文化等も含めて本区内にあるという中で、それを促す、醸成するような仕組みというか、内容を、ぜひ区職員に向けても、こうした施策をされるということでしたら、積極的に御検討いただくと、より活動が活発になるのではないかというふうに思っておりますので、ぜひその点を御検討いただければと思います。

 以上で質問を終わります。

○かみや委員長
 では、副委員長は委員席へお移りください。

○奥村委員
 それでは、初めに、報告事項にあります指定管理者候補事業者の選定について伺いたいと思います。

 今度、浜町集会施設の指定期間を3年から5年へと延長をするということです。以前から、指定管理者制度については、指定期間が終了するたびに再指定が行われて、そこで雇用の不安ですとか、解雇の問題などがあるということや、その結果、組織に専門性や経験が蓄積されなくなる、利用者も不安定な状況に置かれてしまうという問題が指定管理者制度の問題としてあるのではないかということも指摘してきたので、こうして指定期間が延ばされるということは前進面ではあるというふうに捉えてはいます。

 今、この指定期間について、例えばほかの福祉施設などでも指定期間が延長されてきていると思いますけれども、指定管理が導入されている区民施設について、指定期間が今後も延長される予定などがあるのか、まだ3年のままであるような施設もあるのかという点について御答弁いただきたいと思います。

 浜町の集会施設についてですけれども、行政評価などで勝どきセレモニーホールと比較すると、葬祭のほうの稼働率は勝どきセレモニーホールのほうが稼働率が高く、集会室の利用については、浜町のほうが高いとなっているんですが、このあたり、勝どきと浜町の違いや両方のいい面を取り入れながら稼働率を上げていくような取組があればお示しいただきたいと思います。

 それと、浜町の集会施設で行われている終活セミナーも大変好評だというお話がありましたけれども、前委員からもおくやみコーナーというのも今度新たにできるわけなので、そういう機能という話もあったかと思うんですが、勝どきセレモニーホールや浜町メモリアルなどに、おくやみコーナーのサテライトというのか、そういった窓口などもつくりながら幅広く相談を受けていくとか、そういったこともよいのかなと思うんです。スペース的に、稼働率などから考えて、そういうコーナーをつくることができるかどうか。とても有意義なコーナーになると思うんですけれども、その点について何か御見解があればお示しいただきたいと思います。

○早川区民生活課長
 私のほうから、指定管理者制度そのものの部分、指定管理期間の部分をお答えさせていただきたいというふうに思ってございます。

 まず、区全体で、現在、区民部、福祉保健部等々で59の施設を指定管理施設としておりまして、そのうち区民部では33施設が対象となってございます。令和6年度からですけれども、区民館17施設の指定管理期間を3年から5年に延ばして運用を開始してございまして、今回、事業者の選定ということで、浜町集会施設、浜町メモリアルを3年から5年というふうに変更させていただく予定となってございます。これによりまして、区民部所管の33の施設は全て指定管理期間5年という形になります。

 なお、福祉施設と利用者との関係で長期的に安定したサービスの提供が求められる施設につきましては、例えば特別養護老人ホームなどは10年としておりますので、この限りではございませんが、区民部としては、そのような形になります。

 以上でございます。

○平川地域振興課長
 私のほうから、セレモニーホールと浜町メモリアルのところでございます。

 葬儀の利用実績を比べていただいたときに、稼働率に差があるというところでございますが、浜町メモリアルのほうは第1ホールと第2ホールがございますので、そういう意味では、一度に2つの受入れが可能なところもございます。ですので、葬儀が重ならないように少し配慮している面も運営のところであるようなことを伺っておりますので、そういったところで少し差がついているのかなというのが1点目でございます。

 次に、集会室の利用でございますが、まず、セレモニーホールのほうは業務委託で行っておりまして、浜町メモリアルについては、指定管理者でございます。その違いの部分もありまして、集会室等での利用促進事業等はセレモニーホールのほうは行っていないところでございます。基本的には、葬儀や、例えば法事、法要等で使われているのが実態としては多くあるのかなというところでございます。ただ、法要等で使わない場合には、地域の集会室として使える部分でございます。実績を見ますと、そういったところでの周知、御理解がもしかしたら進んでいない部分があるかなというところもありますので、そういったところをどう広報できるか少し検討してまいりたいというふうに思います。

 以上でございます。

○早川区民生活課長
 大変失礼いたしました。おくやみコーナーの増設の件に関しましても、私のほうから答弁させていただきます。

 7月1日から、区役所の1階、区民生活課におきまして、おくやみコーナーを開設する予定となってございます。こちらをセレモニーホールですとか、浜町メモリアルのほうへの増設といった御質問でございますが、まず、現在、想定する利用人数という中では、区役所の1階で一元的にサービスを提供することが望ましいというふうに考えてございます。将来的にそれが各地域で実施するような必要がもし生じれば、そこを検討はするんですが、各区におきましても、1か所でサービスを提供するほうが望ましいと伺っておりますので、そのような考えで進めてまいりたいと存じます。

 以上でございます。

○濱田区民部長
 ちょっと補足をさせていただきますが、浜町メモリアルも、開設してからそれなりに時間はたっていますが、それよりもかなり古くからセレモニーホールがありまして、ある意味、周知度の差というのも利用率の差に出ているのが1つございます。

 それから、特徴的な部分でいいますと、セレモニーホールのほうは葬儀施設が1施設、浜町メモリアルのほうはフロアを分けて2施設ございまして、セレモニーホールのほうは、どちらかというと大勢の方に対応できる広さを持っております。浜町メモリアルのほうは小ぢんまりとした施設が2つということでございます。この辺は、昨今の葬儀の形態等々で家族葬が流行っていたりとか、なかなか葬儀そのものが行われないといった部分もございまして、それでどうしても差が出てきてしまうのかなと思っております。

 それから、おくやみコーナーでございますけれども、まだこれからということも、今、区民生活課長からありましたが、やはりどうしても手続上、住基ネットといいますか、そちらのほうの手続が必要になる部分がございますので、浜町メモリアルとかセレモニーホールへの設置というのは技術的にもなかなかハードルが高い部分もあります。取りあえず7月から始めさせていただいて、その利用状況を見て、ほかの施設への広がりについては、また別途検討ということで考えております。

 以上でございます。

○奥村委員
 おくやみコーナーも本当にできたばかりということなので、状況を見ながら、そして、スペースをうまくつくれたり、住基ネットへの対応ができるような設備がうまく設置できるとか、そういったものがあれば、身近なところに相談できる場所が細かくあれば、利便性は高いかなと私は思うので、ぜひ今後検討していただければというふうに思います。

 葬儀場の稼働率の部分については、葬儀場の数、施設自体の差がもともとあるのでということで、小さい葬儀を好む方や、大勢人を呼んでというタイプ、様々だと思うんですが、そうなると、浜町のほうは第1、第2とあるけれども、重ならないようにする調整もあるということですか。もし重なってもいいということで受入れを増やせば、もっと稼働率が上がるということなのか。そのあたりも、稼働率につながるようであれば検討していただいて、勝どきセレモニーホールも、例えばちょっと仕切って1部屋を2つにするとか、1部屋で広く使いたいときはそうやって使うとか、分からないですけれども、これから葬儀の在り方もいろいろ変わっていくと思うので、浜町にしても、勝どきにしても、その規模に合わせて臨機応変に対応できるようなことも、改修のタイミングなどがあれば、考えていただいて、稼働率をぜひ上げるようにしていただきたいということは要望させていただきたいと思います。

 社会教育会館4施設の指定管理についてですけれども、これについては、指定管理者制度が導入されて20年になりましたが、2008年の当時から、継続性が求められる社会教育の分野に指定管理者制度はなじまないという点も指摘しながら、反対をしてきています。その点についての問題というのは、変わらないというふうに考えています。

 非正規雇用をどんどん増やしていく仕組みですとか、指定管理者制度によって管理や運営を企業に任せるということで、自らの責務の放棄にもつながるのではないかという点も指摘してきていますが、この評価の中で、選定はこれからですけれども、職員の方の入れ替わり、定着率とか、そういったものもきちんと見ながら判断していく。ちゃんと事業が継続的に、そしてノウハウがきちんと伝わっていくということも大変大事だと思うので、定着率についても選定委員会の中で厳しく見ていただきながら、議会に報告される資料の中で定着率の項目などもつくって、働く方たちが安定的に同じ仕事で勤められているということが分かるようなものにしていただきたいと思いますので、その点について御答弁をいただきたいと思います。

 次の質問です。

 先ほども町内会のSNSの話などが出ていましたが、中央区でも中央区町会・自治会ネットが2022年12月から開始されたということです。ちょうど同じような時期、2022年9月に、町田市で町内会や自治会向けに地域の情報などを発信する、いちのいちというSNSをつくって活用を始めたという記事を見ました。このアプリ自体は小田急電鉄が開発したものだということです。中央区と同じような時期に開始されているんですが、町田市のほうでは、市内の311の町内会・自治会のうち、半数近くの145団体の登録が既に完了していると。これは5月21日現在という数字ですけれども、そうなっています。先ほど、中央区のほうですと加入率が14.8%ということで、これもこれから伸びていくかもしれませんし、一生懸命やっていただいていると思うんですけれども、さらにもっと増えていくといいのかなというふうに思っています。

 中央区の町内会のSNSというものが、どういうものなのかということも御説明を簡単にしていただきたいので、その点も御答弁いただきたいと思います。

 町田市の場合ですと、回覧板の確認ですとか、地域情報を共有する、また災害時の安否確認にも利用できるということで、今、町内会の担い手不足が課題になる中で、役員の負担軽減にも大変役立っているということです。町田市のいちのいちの場合は、実名で登録して、地域住民だけがアクセスできる仕組みで、利用料は無料ということです。不審者情報ですとか、ごみの出し方とか、そういう地域の情報も共有できたり、趣味について話せるコミュニティ機能もあるとか、写真を添付して発信も可能、イベントが中止になるというような場合にもすぐに情報が伝えられる。紙と違って、回覧板をいつでも見返すことができる。イベントの参加、不参加を入力することで、その人が元気にしているということが分かったとか、そういう効果など、見守りの機能も持たせているというもののようです。

 なので、ぜひ、登録者を増やすためにも、より使っていこう、登録していこうという町会や自治会に対してのインセンティブになるような、登録するモチベーションが上がるようなものにしていく必要があると思うので、そのあたりについて、中央区のSNSと町田市とどう違うのか、町田市のような活用の仕方も大変よいのではないかと思うので、御見解をお示しいただきたいと思います。

○森下文化・生涯学習課長
 私のほうから、委員がおっしゃった社会教育会館での職員の定着率に関してという部分についてお話をさせていただきます。

 現状は、社会教育会館を指定管理で運営し始めまして、期間が、こちらも当初3年で、また次に3年、そして5年、5年ということで、今、5年の2期目に入っているところでございます。そうした中で、指定管理を務めていただいている会社の職員の方を見ておりますが、期間が5年だからといって、決して職務上何か問題を起こしているとか、そういうことはないということで我々は認識しておりまして、それは中でしっかり情報共有が行われていて、そうした事業者でなければ、そもそも残れないのかなということで我々は見ております。長ければ決していいということではなくて、長いことが逆にマイナスに働いて、マンネリ化になってしまうというようなこともあるかと存じますので、現状におきましては、適度な年数である。定着云々というか、5年間という期間の中で見ていくことが今の段階では適当であるということで認識しているところでございます。

○平川地域振興課長
 私から、まず、町会・自治会ネットについて説明させていただきます。

 端的に申し上げると、区の地域振興課で運用しているエックスのアカウントそのものの名前を町会・自治会ネットというふうに名づけまして、運用してございます。内容としては、各町会・自治会のほうで開いていただいたアカウントをフォローすることによって、少し拡散機能と集約機能を狙って、ネットワーク化といいますか、取りまとめたものとして運用しております。例えば、A町会がいついつにこういったイベントをやりますので御参加くださいということを、まずA町会からエックスで発信をします。さらに、それをリプライという形で、区のほうで同じ情報を発信することによって拡散を狙ったものでございます。現在、御紹介いただいたとおり、令和4年12月から運用してございまして、フォロワーも500を超えたあたりになってまいりました。最初はなかなかフォロワーが増えずに少し苦しんでおりましたけれども、だんだんと周知が進んでいっているところかなと思っております。

 もう一つ、御紹介いただいた町田市の支援アプリは、私もたしか新聞だったかで拝見させていただきました。鉄道事業者の協力を得て、恐らく事業者としては沿線の地域を盛り立てたいという思いと、にぎわいを創出する側の町会というところがうまく連携されている事業かなというふうに認識してございます。

 基本的に、アプリの部分については、非常に有用性はあるだろうというふうに考えております。御紹介いただいた回覧板であるとか、複数の機能を持っている。以前も、回覧板のアプリケーションが登場したときに、なかなかこれは使いやすいのではないかというようなお話もあったところでございますが、実は、個別のアプリケーションで1つ弱点かなと思うのは、機能性が高いがゆえに、なかなか使いこなせない。あと、複数のメニュー、機能を持つということは、いい部分もあるんですけれども、例えばそれは使わないので、そのアプリケーションのインストール、ダウンロードそのものを諦めてしまう方もいらっしゃるという傾向もあります。あと、区として、1つのアプリケーションを導入するということは、すなわち、ずっとメンテナンスをかけていかなければならないわけです。バージョンアップですとか、例えばパソコンですとOS、オペレーションシステムが変わったタイミングでバージョンアップをかけなければいけなくなる。そういった際に、今、区のほうでSNSの支援をしているのは、既存のアプリケーションを使っています。エックスでありますとか、LINEを使っておりまして、やはりちまたで汎用性が高いアプリケーションは、どんどんとバージョンアップを重ねてまいります。要は、区側で面倒を見なくても、バージョンアップを重ねることによって、先ほどおっしゃっていただいたような回覧板の機能でありますとか、イベントの集約機能みたいなものも、今、LINEのほうに登載されるようになっている。本当に毎年のようにバージョンアップが進んでいく状況で、かつ汎用性が高いといいましょうか、皆さんが使っているものでありますので、例えば導入に当たっての抵抗が少ない。周りの方が使い方を御存じなので、教えることができるということで、既にインストールされているようなアプリケーションをしっかりと活用することによって、かえって進みがいいのではないかなというふうに考えてございます。

 そういったところから、先ほど町会・自治会ネットのほうはエックスで御紹介させていただいたんですけれども、今、SNSの支援、講座を開催したりしておりますが、基本的にはLINEの使い方を主眼に置いております。先ほど申し上げたとおり、グループで使うのに、以前は個人間の連絡ツールだったようなものが、グループといいますか、大きな輪になりやすい。LINEの機能が使いやすいものになってきていますので、基本的には、今の状況ではそれを使いこなしていく、それを活用していただくことで、先ほどの町会自体の活動の負担の軽減にもつながる部分があると思ってございます。基本的には、特定のアプリケーションではなく、市場に出回っているアプリケーションをまず活用したいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○早川区民生活課長
 私のほうから、指定管理者制度の観点から、社会教育会館の職員の定着率に関して若干補足させていただきます。

 指定管理者に関しましては、指定といった部分と、あと毎年評価をさせていただいております。この評価の中で、当然のことながら、職員の定着率ですとか、年休の取得状況、さらには職員による事故の発生の有無ですとか、そうしたものを評価しながら、委員会のほうにも御報告させていただいております。今回の選定に当たりましては、そうした事業者、さらには新たな事業者の中で、サービスの利用率の向上ですとか、施設の運営体制とか、組織がしっかりしているのかといった観点も踏まえまして選定に当たるということでございますので、職員の定着率はしっかりとした指標で毎年評価を行っている状況でございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 指定管理のほうですけれども、指定期間が長ければいいというものでもないというお話もあったんですが、今の状況でいうと、指定管理者に応募する企業も、1社しか応募がないとかということがすごく続いていると思うんです。社会教育会館は前回2社だったと思いますけれども、全体の中でなかなか応募がないとか、あるいは経験を積んでいるところは経験の点数が高く評価されて、指定を受けていくという仕組みの中だと、マンネリから脱しようとしても、逆に脱しようがないというか、結果としては、結局、同じ事業者になってしまうというところもあるのかなというふうに思っています。

 定着率もちゃんと見ていただいているということですけれども、1社しか応募がないということであれば、定着率を比較する相手方がないわけなので、よほど離職率が高いとかでいない限りは、結局、そこはスルーしてしまって、同じ事業者に決まってしまうという仕組みに、結果としては、なってしまうのではないかなと思っているので、やはり私としては、指定管理者制度というものは根本的に問題があるというふうに思っています。これは私の意見です。

 町会のほうは、SNSのお話を聞いて、町田市とは全然別の仕組みだということがよく分かったんですけれども、いろいろ広く発信して、先ほどのお話でも、イベントにたくさん人が集まり過ぎて大変だとか、そういった弊害もあるということもあるので、町会の中で町田市方式のSNSというのも、やはりメリットは大きいのかなというふうに思うんです。加入率が半数にもなっているということで、これからも恐らくどんどん伸びていくんだろうと思うので、ぜひこの町田市の件についても研究していただきたいということは要望させていただきます。

 高齢者の方だと、なかなか使いにくいのではないかというお話もあったんですけれども、町田市のほうでも最初はそれを心配したそうですが、思ったよりも使いこなしていただいていて、多くの方が使っているということです。やはり大きいのは、災害時の活用というので、アプリで避難所にいるとか、家にいるとか、そういうことも回答してもらうことで安否確認できるとか、そういうメリットもあるということなので、防災のほうとも話し合っていただいて、町会のコミュニティづくり、情報共有の場というものにプラスアルファで防災としての機能もつけていくということで、ぜひ検討していただければというふうに思います。

 町田市では、このアプリを使って防災訓練も実施して、約50の町内会と自治会が対面とオンライン併用で防災訓練を行ったということもあるそうなので、対面での町会の活動と併用して、町会・自治会の継続的な活性化になればよいというふうに思います。あと、このアプリを見て、30代や40代の人が町会の役員に立候補してくれたり、加入したいので会長の連絡先を教えてほしいといった問合せもあったですとか、いろいろメリットが大きいものかなと思うので、研究していただきたいということを強く要望させていただきます。

 次に、新紙幣対応の券売機購入に対しての補助ということについて伺います。

 新紙幣が7月3日に発行されるということに合わせて、葛飾区で区内の中小の小売業やサービス業の自動券売機の買換えや改修に係る費用の一部を上限30万円で助成するということです。チェーン店ではない中小のラーメン店ですとか、そば屋などを想定していて、台数で約200台、6,600万円の予算を計上、7月1日から10月18日まで申請可能ということです。中央区でもこういった需要はあると思うので、ぜひ検討していただきたいと思うのですが、その点についての御見解を御答弁いただきたいのと、こういった券売機を使っている小売店、飲食業の方などから、新札が発行されることについての心配の声とか、不安の声とか、区に求める援助とか、そういったものがあればお示しいただきたいと思います。

○岩田商工観光課長
 新紙幣発行に伴う、葛飾区等が行っている新紙幣対応の自動券売機に対する補助の制度ということで御案内いただきました。

 まず、区内の飲食業の方々のお声でございますけれども、現時点では、区のほうには具体的にはお寄せいただいていないような状況でございます。もしかしたら、例えば制度融資の御相談の中で、設備投資だとか、運転資金の申込みだとか、そういったところはありますが、その中でそういったものを目的として御相談いただいている方は、もしかしたらいらっしゃるかもしれないですけれども、具体的にお声として、こちらに届いているものは、現時点ではないような状況でございます。

 新紙幣への対応でございますけれども、新紙幣に限らず、例えば税制が変わったりだとか、例えば消費税が変わったりとか、そういったところでレジスターの更新をしなければいけないとか、これまでも様々、そういった対応というのは、まちの企業の皆様の企業努力といいますか、制度への対応というところでやっていただいているところでございますので、今回、区のほうでは、新紙幣に対応する補助金は、現時点では検討はしていない状況でございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 いろいろ新紙幣への対応なども、企業努力でそれぞれが行うのであろうと。中央区にも特に相談はないというようなことですけれども、今、本当にコロナもあり、物価高騰の影響もあって、経営状況はどこも厳しいところが多いと思います。特に、中小零細などは大変だというのは分かり切っていることなので、そこに対して、こういった補助というのも、まだ間に合うと思います。葛飾区も10月18日まで申請可能だということなので、補正予算を組むとか、そういったこともあり得るでしょうし、区内の中小企業の方も、こういう補助が受けられれば大変喜ぶと思うんです。ぜひ対応を検討していただきたいということを強く要望させていただきます。

 次に、東京都の補助ですけれども、江戸情緒を楽しめる街並みづくりへの補助ということで、都内で江戸情緒を楽しめる街並みづくりに取り組む地域を募集して、事業費を計上するというもので、1地域につき上限で1億円補助する。現時点で指定地域は2地域程度を予定しているということで、これから募集されるようです。江戸に広く普及した提灯を生かすとか、串団子のような食べ物であったり、いろいろ江戸文化の継承に取り組む商店会、振興組合などが、まちの装飾ですとか、PRをする際の補助ということです。

 中央区も、江戸文化発祥の地として、こういうものもぜひ活用しながら、まちをさらに盛り上げていっていただければと思うのですが、この補助金の活用について御見解をお示しください。

○岩田商工観光課長
 江戸情緒あふれる街並みづくりの東京都が行う補助については、こちらとしても認識をしているところでございます。実際、これを活用して取組を行われるのは、商店街の皆様ですとか、まちの地域の団体だったりというところでございますので、もちろん、そういったまちの皆様のお声があれば、制度のことについての御相談ですとか、そういったお話はお伺いさせていただいて、区からの推薦とか、そういったものが必要になるということであれば、それももちろん御相談をさせていただきながら、どういった形ができるかというところでございます。区がそれを主導して、商店街等に進めていくというものではなく、地域の皆様の自発的な、そういった補助金の活用といったところを、御相談があれば支援をさせていただくというような形であろうかというふうに思っております。

 以上でございます。

○奥村委員
 ぜひ活用していくといいのではないかなと思うんですけれども、まちの方たち、商店街の方たちなどが、そもそもこういう補助金があるということを知っていなければ、区に相談の行きようもないし、使ってみようということにもならないと思うので、商店街に限らないですけれども、何か地域の振興策で使えるような補助金などのメニューが都から示された場合には、それをもっと広くまちにも流して応募を募っていくような仕組みもぜひ考えていくべきだということ述べて、質問を終わります。

○かみや委員長
 それでは、奥村委員は副委員長席にお戻りください。

 議題、区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○かみや委員長
 第二回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○かみや委員長
 ありがとうございます。

 それでは、地域活性化対策特別委員会を閉会いたします。

 ありがとうございました。

(午後4時3分 閉会)

-委員会を閉じた後-

 特別委員会の行政視察について、7月中旬に管内視察に代えて行政視察を実施することができることになっているが、日程にいとまがないことから、実施の有無、日時、視察先、日程等について、正副委員長に一任することの了承をとった。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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