令和6年 環境建設委員会(2月15日)
1.開会日時
令和6年2月15日(木)
午後1時30分 開会
午後3時51分 閉会
2.開会場所
第一委員会室
3.出席者
(8人)
委員長 太田 太
副委員長 木村 克一
委員 かみや 俊宏
委員 小坂 和輝
委員 白須 夏
委員 アルール うた子
委員 川畑 善智
議長 瓜生 正高
4.出席説明員
(20人)
山本区長
吉田副区長
三留環境土木部長
池田管理調整課長
落合交通課長
西留副参事(交通安全対策・特命担当)
武藤環境課長
白石水とみどりの課長
金広道路課長
染谷中央清掃事務所長
早川都市整備部長
川島都市計画課長
栗村地域整備課長
福島まちづくり事業担当課長
菊池住宅課長
芳賀建築課長
溝口都市活性プロジェクト推進室長
水野基盤事業調整課長
生島教育委員会事務局次長
岡地学校施設課長
5.議会局職員
伊藤議会局長
小倉議事係長
鳴子書記
桝谷書記
6.議題
- 環境保全及び建設行政の調査について
(午後1時30分 開会)
○太田委員長
ただいまより環境建設委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。
本日、理事者報告の関係で住宅課長、建築課長、教育委員会事務局次長及び学校施設課長が出席しますので、御了承願います。
それでは、理事者報告を願います。
○三留環境土木部長
1 隅田川テラスにおけるスロープ整備について(資料1)
2 鉄道駅におけるエレベーター等の設置状況について(資料2)
3 太陽光発電所の整備スケジュールの変更について(資料3)
4 令和5年度水生生物調査結果について(資料4)
5 区立公園の占用許可物件の追加等について(資料5)
6 区管理街路樹等における特定外来生物(ツヤハダゴマダラカミキリ)の被害状況と対応について(資料6)
7 朝潮運河歩行者専用橋の名称について(資料7)
8 中央区道における道路構造の技術的基準の追加について(資料8)
○早川都市整備部長
9 まちづくり協議会の報告について
10 建物(区立住宅)明渡し等請求に係る訴えの提起について(資料10)
11 脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部改正に伴う中央区事務手数料条例の規定整備について(資料11)
以上11件報告
○太田委員長
発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願い申し上げます。ただいまの時刻は午後1時57分です。自由民主党95分、かがやき中央45分、士魂の会10分、都民ファースト10分、れいわ10分となります。
それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。
発言を願います。
○かみや委員
それでは、私から、報告事項について3点、1、4、6について伺いたいと思います。また、資料5につきましては、報告事項の範囲を超えるところもあるかと思いますので、浜町公園等に関連する形で、議題のほうでお尋ねできればと思います。
それでは、まず、資料1と資料4について順次お尋ねしたいと思います。
隅田川テラスにおけるスロープ整備ということで、今回、御報告をいただきましたが、3つの場所で5か所ということでお示しをいただいております。冒頭、御説明もいただきましたけれども、改めて今回のスロープの整備の経緯、そして特徴、今回のスロープの整備、区の受け止めをお聞かせいただければと思います。
次に、資料4、この調査結果についてでありますけれども、今回の調査結果、概要と特徴をどう受け止めていらっしゃるのか、お感じでいらっしゃるのか。資料を拝見いたしますと、総括のところで大きく2つの方向性をお示しいただいているのかなと思っております。魚などの生息環境は改善傾向、一方で、記録的な猛暑による水温上昇など様々な影響、こうしたこともあったと2つの方向性が示されているのかなと思いますけれども、こうしたところの特徴、受け止めをそれぞれお聞かせいただければと思います。お願いいたします。
○池田管理調整課長
私のほうから、資料1、隅田川テラスにおけるスロープ整備についてお答えさせていただきます。
今回のスロープの整備につきましては、東京都が策定いたしました防災船着場整備計画に基づき、設置するものでございます。東京都のほうのこれら整備計画を策定する背景といたしましては、近年、河川の親水性、また水面の利用が注目され、プレジャーボート、また屋形船などを活用しての桟橋の利用が増えてきている状況でございます。そういった中、一方では、災害時における河川、舟運の有効性が注目されまして、災害により寸断された陸上交通の補完、また、水運を活用することにより道路輸送の軽減なども大きな期待が寄せられているところがございます。
そういったものを背景にしまして、防災船着場整備計画が作成されております。この計画におきましては、今申し上げたとおり、災害時における河川、舟運が有効に機能を果たすための拠点としての防災船着場、また、整備されております防災船着場につきましては、平常時においても有効に活用されることが大切であるということで、利用促進や利便性の向上を図ることが大きな目的となってございます。これらの背景と目的を踏まえまして、今回のスロープ等についても整備されるものであるというふうに認識してございます。
また、区の受け止めといたしましては、区といたしましても、歩行者を中心といたしました水と緑のネットワークの構築を進めているというところもございまして、今回、特に浜町の防災船着場におきましては、新たなバリアフリーによるスロープ整備に伴いまして、回遊性が新たに生まれるということで、この地域においても、かなり有効性があるというふうに認識してございます。
以上でございます。
○武藤環境課長
水生生物に関する御質問でございます。
今回の水生生物の調査は、こちらの調査をすることで毎年行っている水質調査の補完と併せて、水辺環境全体の状況を把握するということを目的として行っておりますけれども、毎年の水質調査の結果ですとか、今回の水生生物調査の結果から、底生生物や付着生物調査などの状況を見ますと、気候変動の悪影響が非常に身近なところで現れていると実感するところでございます。魚類につきましては、留意種ですとか、絶滅危惧種の種類、個体数が増加するなど、生息環境の改善が一方で見られるところではございますが、毎年、夏の猛暑などで大量の魚のへい死も、隅田川を含めて見られるというところもございます。
水辺環境の改善を図るためにも、関係自治体との水質浄化の取組は非常に重要なところでございますけれども、脱炭素に向けた取組も併せて推進していくことで、水辺環境全体の改善を図っていく必要があるというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○かみや委員
それぞれに御答弁ありがとうございます。
隅田川テラスのスロープについては、東京都のほうの防災船着場整備計画、防災の視点からスタートしているけれども、今のお話ですと、背景、目的を含めると、水と緑のネットワーク化というところにも資する視点だということで理解をさせていただきました。
その中で、今回、別紙を拝見させていただきますと、5つの場所の中で、浜町防災船着場の下流のほうは、設置位置、構造、時期は現在検討中というところでお示しをいただいております。恐らく何かしらの状況があるので、検討中だというところなのかなとは思いますけれども、このあたりの概要、状況等、お聞かせ願える範囲がありましたら御答弁をお願いできればと思います。
そして、水生生物調査結果につきましても、気候変動の影響を認識する結果だったという御答弁であったかと思います。隅田川での夏の魚の状況等を含めて、見解をお示しいただいたと思います。生物の調査結果を見ても、資料の裏面を拝見させていただきますと、今御紹介いただきました底生正物、付着生物は個体数で55%、73%、28%減、経年で見ていかないといけないのだとは思うんですけれども、かなり減っているんだなというところは強い認識を持ちます。このあたりを含めて、少し脱炭素というお話もありましたけれども、今後、区として、できる範囲、一つの自治体でできることは限りがあるかもしれませんが、区として、どんな方向性の取組、どういう意識を持ってやっていくのが大切なのか、こうしたところについて見解があれば、お聞かせ願えればと思います。
以上2点、よろしくお願いいたします。
○池田管理調整課長
浜町防災船着場の下流部におけるスロープの整備についてですが、現在、東京都のほうで設計作業を行っているというふうに伺ってございます。本来ですと同時に設計を上げまして、同時に発注できれば望ましいところではあったのですが、今回、設計を行う中で、下流部において様々な課題があったというふうに伺ってございます。そのため、構造等の見直し等を行っている中で若干遅れが生じてしまったというふうに伺っているところでございます。
下流部についても整備を行うことで方針は変わってございませんので、時期も早めに整備できるよう引き続き、鋭意努力はしていただけるというふうに伺ってございます。
以上でございます。
○武藤環境課長
水質の改善についてでございます。
区は下流部に位置しますので、どうしても上流部も含めての水質改善を図っていかなければ、川全体の浄化にはつながっていかないのかなというふうに考えております。関係自治体で連絡会等も持っておりますので、そこと連携しながら東京都にも働きかけを行い、水質改善に向けて今後も取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○かみや委員
それぞれ御答弁ありがとうございます。
テラスのスロープにつきまして、状況を理解いたしました。整備方針に変わりはないというところでございますので、御答弁の趣旨での取組、東京都への要望を続けていただければと存じます。
そして、水生生物のほうにつきましても、おっしゃるとおりかなと思いますので、上流を含めた関係自治体、連絡会もあるということでございますので、この環境がよくなるように、悪くなるのを食い止めるような形で様々な取組を行っていただいていると思いますので、引き続き、取組を推進していただきたいというふうに思います。
そして、報告事項でもう一点、お聞かせ願えればと思います。資料6、区の管理街路樹等における特定外来生物の被害状況ということでお尋ねをしたいと思います。
資料でも御報告をいただいておりますけれども、ツヤハダゴマダラカミキリの特徴、特に区民の方々、人々への影響です。御説明の中では、倒木や枯れ枝の落下などで人身被害のおそれもあるということでございますけれども、今回の外来生物の特徴、そして人への影響をお聞かせ願えればと思います。
まず、そちらをお願いできればと思います。
○武藤環境課長
ツヤハダゴマダラカミキリの特徴ということでございますが、こちらについては、まず、人への影響は特に確認されていないところになります。今回、特定外来生物に指定された理由としては、農林水産業等への被害と生態系への影響が大きいというところになります。
カミキリについては、在来種もおりますので、在来種との違いというところで御説明をさせていただきますと、在来種も樹木に寄生して食害をするというところは、特徴としては同じですけれども、樹木自体が寄生に対して耐性を持っているというところもございますので、樹木との共存が可能であるというふうに言われております。一方、外来種に対しましては、樹木自体が寄生への耐性を持っていないというところがございますので、寄生植物に絶滅の危険が及ぶ可能性があるというところです。また、在来種と繁殖干渉の可能性があるというところも懸念されておりまして、そういったところから、特定外来種に指定されたというようないきさつとなっております。
以上でございます。
○かみや委員
ありがとうございます。特定外来生物への指定の経緯、また、人への影響というところではなくて、農林水産業あるいは生態系への影響が大きなところだということで理解をいたしました。
こうした中で、東京都で初ということでございますので、都内以外ではどれぐらいの被害があるのか。近隣に広げてみると、少し影響があるのか、発見事例等はあるのか、こうしたところをお聞かせいただきたいというふうに思います。今後の対応というところがありましたが、東京都では初だったけれども、近隣エリア、ほかのエリアではどういう状況になっているのかについてお聞かせ願えればと思います。お願いいたします。
○武藤環境課長
都外での状況についてでございます。
最初に発見されたのは、2002年、横浜市で出たのが最初というふうに言われております。ただ、これについては、もう既に防除されたということで、一旦ここで終わるんですけれども、その後、2021年、令和3年に兵庫県神戸市で定着が確認されたというふうに言われております。2022年2月までの状況ですけれども、近隣ですと、埼玉県ですとか、茨城県を含めて8県で発生が確認されているところでございます。ただ、都内では中央区が最初だったといったような状況でございます。
以上でございます。
○かみや委員
ありがとうございます。最初、20年ほど前ということでしょうか。横浜市であった。そして、近年でも、近隣県を含めて、今、確認されているということで御答弁いただきました。
今回、こういう被害状況、そして被害が大きくなると、国のほうで特定外来生物に指定をしているということでありますので、この被害というもの、今回は2キロ圏内ということで調査いただいたということであろうと思いますけれども、今後、この被害を少なくしていくような形での対策、そして対応も予定いただいているというところでありますが、被害拡散防止の観点からの対応を行っていただければと要望いたしまして、報告事項での質問を終わらせていただきたいと思います。
○小坂委員
よろしくお願い申し上げます。大変重要な案件、今回もありがとうございます。
まずは、何といっても隅田川テラスのスロープ整備ということで、防災船着場をきちんと整備していくこと、今回の能登大震災においても、いかに陸上のアプローチが難しいかという中で、本区においては防災船着場がこのように多数あるということであり、この有効活用ができるようにスロープなどを整備されていくということで、非常に重要な都からの案件かと思います。
前委員がおっしゃったように、浜町のところのスロープは、今後整備されていくということで、それも早急にというような考え方も伝わってきました。現状においても、スロープでのアプローチは一応は可能であるというふうなことで、一応は大丈夫ということの、念のための確認をさせてください。それが1つです。
このような防災船着場においての重要性、まず、震災が起きたら傷病者を運ぶ。その後、食料や資材を運ぶ。落ち着いたら帰宅困難者を運ぶということで、それぞれのフェーズに合わせて、大変重要な役割を担ってくるということであり、また、本区においても、今回の地域防災計画の修正でも書かれておりますけれども、今、7か所の防災船着場があり、都が設置者であったり、区が設置者であったりという中で、これらは全て区が運用主体となって管理していくということであり、浜町防災船着場も、また明石町防災船着場も、万が一震災があった場合に、区が運用主体として管理していくということで、都がやってくれるスロープ整備は、区が管理を行っていくという中で、うまく連携していければと思うところであります。
そのような中で、今、7か所あるというところですけれども、今、2か所というところであります。防災船着場整備計画において、まだまだ改善していくべきところはあるのかどうか、今後の都の検討状況も併せて教えていただければと思います。これが1つです。
また、今回、回遊性の改善のためにということでも御提案があったわけでありますが、浜前水門上流部です。これは、隅田川流域河川整備計画に伴って、回遊性を増すためにということであります。この回遊性のところで、どのようなスロープが造られていくのかということで、回遊性がうまく広がっていくということは大変ありがたいことかと思います。中央区の魅力がまたこれで増すと思うところでありますが、似たような整備で、例えば月島川水門のところでスロープを造られたわけです。そのスロープは、一応水門があるけれども、人が渡れるようになったというところで大変ありがたい話かと思いますが、その素材には合成木材が用いられて、硬い靴で歩くとカンカンと音がするということや、雪が溶けにくいので、雪が降ってしまうと滑るというようなことで、ある意味、若干問題がある。そこからすると、浜前水門上流部のスロープに関しては、素材のほうもきちんと検討していただきたいと考えますけれども、その素材に関しては、何か情報は入っていますでしょうか。
以上、お願いします。
○池田管理調整課長
まず、1点目、浜町公園の、現在もスロープはあるが、どういった状況かということですが、現在は、人を中心としたスロープとして運用されてございます。維持作業としては、軽自動車程度であれば通行は可能だというふうには伺っているんですが、今回の防災船着場へのスロープの設置の計画としては、基本的には4トン車両、幅員3メートルということで計画されておりまして、現在、浜町公園の下流部におきましては、その基準に合っていないというのが現状でございます。
東京都と区で、河川部分について、現在、区内に7か所の防災船着場がございます。現在も、明石町防災船着場の上流部については、スロープが設置されておりまして、車が入ることもできる状況ではございますが、今回、こちらについては改修という位置づけになってございます。下流側につきましては、先ほど申し上げた大きさを基本とした大きさの車が入っていくスロープを新たに設置するということになってございます。また、東京都のほうで今後整備される予定としましては、築地の開発に伴う築地の部分、それと隅田川でいいますと月島三丁目の開発に伴って防災船着場が整備される。河川においては、この2か所が整備される予定でございます。
また、浜前水門のスロープの舗装材につきましては、現在聞いている話では、木材ではないということは伺ってございます。材質につきましては、現在、我々のほうでは承知できていない状況でございます。
以上でございます。
○小坂委員
それぞれにありがとうございます。
浜町のところのスロープは、言うまでもないですが、我々の物資、集積拠点が近くにあるので、うまく早急に下流部のスロープの整備のほう、よろしくお願い申し上げます。
また、築地の計画などもおっしゃっていただいておりますけれども、できた後から車両のを造るのではなくて、造るときから車が通れるようにというところまで、これから造っていく築地市場跡地の開発に伴って整備されていくわけなので、後からつけるのではなくて、最初からそのことも考えて造っていくというような視点も持っていただけるように、東京都のほうに届けていただければと思います。
また、浜前水門のところ、材質はよいものということで、音がうるさいので、その辺、コツコツとうるさいし、また、滑りやすいしというところを改良いただければということを伝えていただければと思います。
では、次に進めさせていただきます。2つ目は外来種です。
前委員も取り上げておりましたが、これに関して、ツヤハダゴマダラカミキリが出てきたというところで、大変深刻な問題かなというところであります。そして、これが出たら撤去する。また植えるから、まだいいんだけれども、今は全部抜いて撤去していくという処置ではありますが、出るたびに撤去していったら大変なことにもなるかと思います。そこからすると、大学ともうまく連携を取りながら、この処置に関して、今後のこととか、学術分野ともうまく連携しながら、この除去の方法等を考える必要があるのではないかとも思うわけです。撤去は、今回は仕方ないかもしれませんし、説明の中では、薬剤が効かないというようなところも述べられてはおりましたが、天敵になるものを増やすとか、それなりにやり方はあるかと思いますので、そのあたりの研究をしていくというふうな姿勢、見つかったら撤去するというだけではない方向性、考え方があるのかどうか教えてください。
○武藤環境課長
ツヤハダゴマダラカミキリの対策ですけれども、今、一番言われているのは、被害が最小限で済むように根絶するというのが求められているところになります。そして、今回のこの生物は被害範囲を確認するのが非常に難しい種だということは東京都のほうも言っております。今回特定できたのは、実際、区民の方から東京都のほうに通報があった後に、東京都から森林総合研究所の先生のほうに依頼をして、実際に調査をしてもらった結果として確定できたところでございますので、区としても速やかに根絶に向けた対策を取っているというところになります。
特定外来生物の取扱いについては、都道府県と連携して行うことになりますので、大学等を含めての話については、東京都との連携を中心に話を進めていければというふうに思います。
以上でございます。
○小坂委員
なかなか難しい話かと思いますけれども、今回、桂10本、桜1本、楓1本という大事な樹木をやむを得ず撤去することになるわけですが、それぞれの木は倒木のおそれがあるほどに傷めつけられていたのかどうか確認させてください。
要望としては、見つかったから撤去は、今後、見つかり出したら全て撤去という話になってしまうので、そのあたりは都とも連携しながら、学術分野とも連携しながら、初めて見つかった区としても、先導しながら対策に取り組んでいただければと思います。
次に、大事な報告がありました。晴海地区まちづくり協議会に移らせていただきます。
晴海地区まちづくり協議会におきまして、マルチモビリティステーションが2月1日に供用開始になりました。それから時間がたっておりますけれども、供用開始後に何か問題などが生じていないかどうかの確認をさせてください。それが1点目です。
そして、2点目が、このまちづくり協議会において意見が出されておりましたが、その中で私も大切と思ったのは、マルチモビリティステーションの出口付近、これは都道になりますけれども、そこには信号機の設置が必要なのではないか。出口から出たら、それら車両は右折するわけであり、そこには横断歩道があるので、利用しようとする方々が大勢渡ることになります。歩行者を待っていたら曲がれなくなるので、逆に定時性を確保するのが難しくなるのではないかと思われます。このあたりの信号設置の必要性はないかどうか。
また、江戸バスの停留所もできるということであります。場所を見たら、結構端になっているというのが若干残念ではあるし、江戸バスの利用者ははるみらいを利用したりもするので、そちら側にもう少し近いほうがいいのではなかったかと思うところではあります。この江戸バスも春には開始するということでありますが、いつ頃、江戸バスは開始になるか、その状況と、また、江戸バスの通過を考えた場合、マルチモビリティステーションの中にバス停をつくるのではなくて、黎明橋公園通り沿いに、江戸バスが今までもやっているように、その道沿いにバス停をつくったほうが時間短縮にもなって、よりよいのではないかとも思われるんですけれども、そのあたりの考え方を。それら、まちづくり協議会を拝聴しながら、感じたところを質問させていただきます。
また、まちづくり協議会全体に対してでありますけれども、そして、これは構成員に関してです。構成員に関しては、我が会派も何度も述べているところでありますけれども、まちづくり協議会というのは結構重要なものということからすると、タワーマンションは全て管理組合に参加してもらうのが原則というふうなことをしていってもいいのではないか。大きなタワーマンションが入っていないとなると、まちづくりへの歩調の合わせ方が1つ遅れてしまう。今回も、まちづくり協議会の中に大事なタワーマンションが1つ以上入っていない。まちづくり協議会においては、防災の在り方など、吉田副区長からも答弁が最後にあったりして、防災の意識も高まるような非常に重要な場でありますので、手挙げ式でオブザーバーにして入れるというものではなくて、新たなまち、晴海をつくっていくという考えの中においては、全タワーマンションは原則入ってもらうというようなことで進めたほうがよいのではないかと思われますので、晴海のまちがオープンします、この時期に改めて質問させていただきます。
以上お願いします。
○白石水とみどりの課長
私からは、資料6のツヤハダゴマダラカミキリですが、倒木のおそれがあったかどうかというところでございます。
資料6の2ページ目を御覧いただきますと、樹木は特性として上のほうから食害がありまして、今、こういった形になっている。一番左の写真でございます。倒木どうこうということではなく、現状としては、枝が枯れて落ちる可能性がある。街路樹ですので、それが通りを通る人に当たってしまうと事故が起きるというところなので、被害防止の観点から撤去しないといけないというところです。
先ほどの説明で1点お話ししないといけないのは、特定外来生物に指定されたのが9月1日でして、この事象が発見されたのは令和5年7月ということですので、こちらの写真でいうところが第1発見場所、図面でいうと赤い部分になるんですけれども、ここの部分に関しましては、外来生物に指定されると防除計画を出して撤去という流れなんですが、指定される前に既に危険な箇所ということで、区のほうで、ここの部分は剪定しております。倒木するおそれのあるほどの木ではないのに、撤去する必要があるかというところですが、これは先ほど環境課長からも答弁させていただいたとおり、被害の拡散防止という観点から、これ以上こういった被害の樹木を増やさないというところが必要ですので、そういった意味で、今回、ここの部分、12本ですけれども、撤去するという形でございます。
私の所管としましても、樹木に関しましては、日々大切にしていくというところが方針としてございますので、そういった意味で、むげに木を切ったりということはいたしません。
以上でございます。
○落合交通課長
晴海五丁目ターミナルについてでございます。
晴海五丁目ターミナルにつきまして、2月1日から供用を開始しております。現在、BRTが1日100便程度運行を行っているといった状況でございます。
そうした中で何か問題点はあるかといったお話ですが、現状においては、特に大きな問題は発生しておりません。昼間についてはBRTが運行しており、皆さんが御利用できるような環境が整備されている。また、夜においては、警備員を配置しておりまして、夜間の侵入等に備えているといった状況になっておりますので、特に問題はない状況でございます。
また、出口付近の信号につきましては、道路を設計する際に交通管理者等と協議を行って、必要のある箇所について信号の設置を行っている状況でございます。現在の交通の状況などを判断して、交通管理者が判断したものとなっております。今後、どういった状況に変わっていくかというのはあるとは思いますが、現状においては特に支障はないというふうに考えております。
また、江戸バスの開始時期につきましては、今回、晴海五丁目内を運行するということで、約20分程度運行時間が長くなります。バスが1台必要になってくるといった状況です。今、バスの購入に向けて動いていて、まだ納車されていない状況でございます。それが納車され次第、運転手等が練習を行う。また、認可申請等も行っております。こうした準備をしっかり整えた上で、春頃、運行を開始したいというふうに考えております。運行開始時期については、しっかり周知させていただいて、お示ししていきたいというふうに考えております。
また、道路沿いにバス停をつくったほうがいいのではないかということですが、運行において、バス停が道路上にあるということは、もちろん時間の短縮といったところはございます。しかしながら、今回、晴海五丁目ターミナルで、BRTだとか、都バスだとか、コミュニティサイクルだとか、こういった他の交通としっかり結節していって利便性を高めていくといった部分もございます。また、運行する際においては、短縮だけではなくて、時間に早く来てしまったら運行を調整する機能も必要になってきます。こうしたことから、晴海五丁目ターミナル内を有効に使って、安全・安心な運行に努めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○栗村地域整備課長
私のほうからは、晴海のまちづくり協議会におけます構成員についての御意見でございます。
タワーマンションができたら、原則入るべきではないかというお話でしたが、まちづくり協議会の構成員になっていただく方については、規模の大きい建物、住宅ができたから、原則入るということではなくて、きちんとした自治会なりのコミュニティができたところを確認しながら、協議会ごとに協議会の構成員の皆さんにお諮りをして、新しい自治会が整ってきたというところを確認しながら新たに加えていくものかなというふうに考えております。
今後、晴海につきましては、HARUMI FLAGのコミュニティ組織もできてくると思います。そういったところも見据えながら、慎重に時期を見まして、構成員に加えていくかどうかといったところの議論になっていくかというふうに考えております。
以上です。
○小坂委員
特定外来種に対しての対応をよろしくお願い申し上げます。
区は樹木を配置しながら、樹木を大切にしてくださっているという取組は敬意を表するところであり、ただ、強敵でありますので、うまく対応していっていただければと思います。
まちづくり協議会の報告に対して、それぞれに御答弁ありがとうございました。何も大きな問題なくマルチモビリティステーションが開始しているというところであり、安心しました。
また、次に3月1日という関門がありますので、ららテラスですか、それが始まってどうなのかというあたりも見ながらというところで、また、4月には学校が始まってというところ、当然、スムーズに機能することを祈っているところであります。そのあたりは注意深く、よろしくお願い申し上げます。また、必要に応じて信号機の設置なども適宜考えていってください。
江戸バスのバス停に関しては、確かに、短縮だけではなくて時間調整という部分もありますので、分かりました。そのあたりで、また有効に活用していただければと思います。バス停をつくるだけの幅員はあるかなというふうには思っておりますので、場合によっては、時間短縮の必要性も生じてきた場合は、また考えていただければと思います。
晴海まちづくり協議会の構成員に関しましては、その内容、自治の在り方をうまく見ながら、適宜、時期を逸することなく、構成員に加えていくというところをよろしくお願いします。新たなまちの住民が入ってきながら、これは入れませんとかということでなくて、きちんと組織があるのであればウエルカムというような、ウエルカムな姿勢でつくっていただければと思います。
この部分での質問は終わります。
○白須委員
よろしくお願いいたします。
資料3の太陽光発電所の整備スケジュールの変更について伺いたいと思います。
令和5年度末の発電開始を予定していたが、令和6年度末予定に変更するということです。変更理由を2つお示しいただいているんですが、1番の境界確定という件で何件か確認させていただきたいと思います。
境界線上のお隣の土地の所有者は、個人なのか、どなたなのか教えていただけますでしょうか。また、どのような形で話合いをされていますでしょうか。
また、この境界線はどのような形で判断しているのか確認させていただきたいと思います。
○武藤環境課長
太陽光発電所の整備についてでございます。
まず、隣地の所有者ですけれども、個人ももちろん含まれるんですが、大部分が国になります。防衛省ですとか、財務省が持っている土地が非常に多くて、そことの境界確定の手続に時間がかかっているところでございます。組織がどうしても大きいので、境界確定に至るまでの調整も含めて時間がかかっているところです。また、区と隣地の関係だけではなくて、隣地同士の、第三者同士の調整も必要となったところもございますので、それも含めて時間がかかっているところでございます。
境界確定の話のもう一点ですけれども、こちらについては、基本的には、登記をしなければいけないという話になっておりまして、もともと境界確定は必要ないということで整備予定事業者と話をしていたんですけれども、事業者のほうで内部手続を進めていく中で、境界確定をしてほしいという要望がございまして、境界の確定の手続を取っているところでございます。今回、館山臨海学園の跡地全体のうち、約半分がこちらの発電所になるんですけれども、この部分の境界を確定するには、全体の境界を確定した上で分割の登記をしなければいけないということがございまして、今、全体の境界確定の手続を進めているところでございます。
以上でございます。
○白須委員
御答弁ありがとうございました。国が大部分で、組織が大きいために調整にすごく時間がかかっているということを伺いました。また、個人の方も持っていらっしゃるということで、個人と個人の調整の部分もあるのかと感じております。
私自身も、境界線というのは、国土調査等で隣の境界線というのは非常に厄介だという、自分自身、経験がありましたので、境界線確定となると、隣と話し合うと、すごく人が変わったようになるような感じで、1ミリたりとも自分の土地は譲りたくないというのが実情で、私自身もそう考えております。
境界確定は登記簿で確定するのは分かるんですけれども、田舎の土地ではないので、登記だけで、測定士にお願いして任せてあるということで、くいなどは別に確認しないんですよね。登記簿のみで確認してやっていらっしゃるということでしょうか。
また、個人と個人の話合いというのは、うまく持たれそうなのかというのと、境界線の確定というのはかなり難しいと思うんですけれども、このめどが立つのは、6月末予定に変更ということで、大丈夫そうで確定ということで間違いないのでしょうか。私自身の体験上、境界線上のことをすごく心配しておりまして、境界線で個人と個人で争う部分とかはないのか教えていただけたらと思います。
○武藤環境課長
境界の確定の手法については、くいももちろん打っておりまして、今回、境界確定がまだ調整できていなかったのは国の機関が大半というところになりますので、そこにつきましては、もう調整は既に済んでいるというところで、今、実務上の手続をしているところになります。最後、財務省のほうから印をいただければ法務局に持っていけるという段階まで来ていますので、ここに示させていただいているスケジュールどおり、3月中には全体の境界確定ができる見込みというような状況でございます。
以上でございます。
○白須委員
御答弁ありがとうございました。最終段階に来ておりまして、6年度末の予定は確定しているということで、安心いたしました。
土地の境界線の件で、いろいろ個人同士で区とどちらかが争っており、どのような話合いをしているのか心配になってしまって、いろいろ聞いてしまいましたが、ほとんどが国という、組織が大きいため、いろいろ面倒な面もあったということで大変だったと思いますが、予定どおり変更して整備ができますようにと思っておりますので、今後もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○アルール委員
私のほうからは、前委員たちと同じような質問になって申し訳ないですが、まず、隅田川テラスの整備についてお伺いいたします。
こちらは東京都建設局がやるということなので、確認したいんですけれども、整備中の安全対策、例えば、夜間、柵ができているところに反射板や電灯みたいなものをつけるのかどうか。
また、整備中の柵は、私の記憶ですと、勝鬨橋の近くの遊歩道、テラスのところなどの工事期間中は、ただ白いもので覆っただけで殺風景になっているんです。中央区というのは、もともと緑被率が少ないために、基本計画や環境行動計画などで緑被率を上げようということで、様々な改修や、そういったチャンスを捉えて、それを上げるということにしておりまして、こちらの隅田川テラスの改修工事も多分柵などをするので、1年間ぐらいかかるものに関しては、その柵のところにツタが生えるようにするとか、そういった計画は東京都のほうにお願いしているのかどうか確認したいです。
○池田管理調整課長
これから東京都のほうで作業を進める中で、作業中の対策、また緑化等についてですが、今後も東京都と調整する機会がございますので、そういった機会を捉えて、今お話しいただいた部分についても、区としても東京都に要望させていただく予定で考えております。そういう意味では、働きかけていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○アルール委員
どうもありがとうございます。よろしくお願いします。
次に、外来生物の被害についてです。
こちらは、通報されて、それで確認をしたということですけれども、その後、区として、区民の方々に、こういったものを見たら、ぜひ知らせてくださいというような広報活動をしたのでしょうか。というのは、実は、昨年の秋なんですが、浜町の明治座の横のイチョウ並木の一部が枯れているという話を1回聞いたことがありまして、数人の方が見るよりは、やはり皆さんで、大きな目でそういったものがいないのか確認をすることもとても大切だと思うんですが、そのような対策は行ったのでしょうかということです。
それから、3月末に撤去ということですけれども、虫が出てくるのは4月ぐらいから元気になるんですか。地球温暖化の関係で今週も暖かくなるようですし、例年どおり4月に出てくるとは限らないので、3月中に出てきてしまったらどうするんだということもありまして、3月中の撤去というのはもっと早められないのかということを伺います。
また、今回、通報していただいたということですが、公園も含めまして、住民の方々が、例えばここの公園のこういうものが危ないとか、そういったものを写メで撮って通報できるようなシステムはお考えなのか伺いたいです。
○武藤環境課長
これまでの区の周知に関する対応でございます。
令和5年9月に、特定外来生物に指定されたということを踏まえまして、注意喚起として、特徴ですとか、駆除方法については、区のホームページに記載させていただいております。
これまで、いつ、どのような手法で対策をしていくかというところについて協議していた段階というところもございましたので、本区で発生したことですとか、発生場所については、まだ掲載していない状況でございます。
以上でございます。
○白石水とみどりの課長
私のほうからは、今、委員がおっしゃいましたとおり、明治座の横のイチョウ並木、浜町公園のイチョウ並木が枯れているというお話もあったが、これとの関係性はあるかというところです。
資料6の2キロ圏の調査という中で、浜町公園のほうも調査しておりまして、公園の中の樹木に関しては、今回の外来種による被害は確認されなかったところですので、まず、そちらのほうをお知らせいたします。
それから、3月末の撤去ですけれども、おっしゃるとおり、今、気候が大分暖かくなっていまして、そういった部分、現在、2月ですけれども、この委員会報告終了後、速やかに、もう現地の手配は取っておりますが、撤去等の現場の対応はなるべく早くやっていきたいというふうに考えております。
また、写真による通報システムですけれども、これに関しましては、今、庁内で、部の中で、また、課の中で写真による現場の報告というのは大分進んできているんですけれども、区民の方からの通報システムはまだ整っていないものでして、そちらは現状だけですけれども、そういった形で回答させていただきます。
以上です。
○アルール委員
ありがとうございます。
通報システムにつきましては、本当に区民の方々が毎日公園等を利用しますので、そちらの方々が一番よく、ここが枯れている、ここが壊れていると分かっているかと思います。通報システムをいま一度新しくアップデートして、写真などでタイムリーに確認できるようなシステムの構築をお願いしたいと思います。
続きまして、ちょっとまだ時間があるようなので、8番、中央区道における道路構造の技術的基準の追加についてです。
こちらの安全かつ円滑な、の安全の定義です。これは自転車にとって安全ということなのでしょうか、確認させてください。
○金広道路課長
この中での安全ということについての考え方でございますが、自転車にとっても安全、それから、やはり歩行者と自転車あるいは自動車がどのように道路上で安全に通行できるかというところが重要な点でありますので、当然、自転車だけではなくて、歩行者であり、自動車にとっても安全にというところで考えております。
以上です。
○アルール委員
どうもありがとうございます。
これを追加するということは、想定している通行帯はどこら辺を想定しているのか、もし考えがあるようでしたら教えていただきたいです。
また、歩行者の利便増進の必要があるという歩行者利便増進道路の基準です。必要があると認められるときという、必要があるというのはどういうことでしょうか、教えてください。
○金広道路課長
具体的に、どこか整備する予定があるのかというところでございます。
現在、考えているのは月島第三小学校前、月島グラウンドがある通りですが、ここは、現在、電線共同溝の整備をしております。ここが来年度から最後の道路整備に当たりますので、そこで自転車通行帯を取り入れようということで、調整を進めております。
以上でございます。
○池田管理調整課長
歩行者利便増進道路に関してです。
必要があるというのは、地域において、今、社会実験等も行われているところですが、歩道空間等を活用して滞留できるような場所をつくれるように、こういった基準を新たに制定させていただくということですので、必要があるというのは、そういう目的が地域としてもあるのかどうかというところで考えてございます。
以上でございます。
○アルール委員
どうもありがとうございます。
歩いていて、やはりベンチが必要だとか、そういったお声はたくさんあるかと思います。ぜひ、そういったことを想定した形で追加等、よろしくお願いいたします。
以上です。今日はありがとうございました。
○川畑委員
よろしくお願いいたします。私からは、まず、2と10について若干のお願いと、5については、後ほど議題のほうで質問をさせていただきます。
2番の鉄道駅エレベーター等の設置状況についてということで御報告がございました。区内の鉄道駅のエレベーター設置、ホームドア設置は順調に進んできているようでして、非常に安心しております。私のほうからお聞きしたいところは茅場町駅です。大変な混雑でして、先日も区民の方から御相談がございまして、茅場町駅を御利用して在勤をされているということで、本当に危険性を感じるほどの混雑状況だということをお聞きしております。ホームドアの設置がなかなか進まないのも、そういった事情も多分あるかと思うんですけれども、東京メトロに、ぜひとも中央区として、安全対策上の措置ということで、駅の拡張、物理的な要素も多分あるかと思うんですが、東京メトロに対しての何らかの申入れ、特に東西線から日比谷線の乗換えのところは非常に混雑が厳しいということでお聞きしておりますので、ぜひとも申入れをお願い申し上げたいと思います。
10番の建物明渡し等請求に関する訴えの提起についてですけれども、不法占有者に関しましては、論外だと思うんです。権限なくお住みになられているということですので、速やかに退去していただかなければいけないと思うんですけれども、前の案件の、なかなか支払いが滞っていらっしゃるとか、区とのやり取りがというようなことを言われている方々、恐らくいろいろないきさつがあったと思うんです。前回も同じようなケースで、同じようにお願いを申し上げているんですけれども、可能であれば、福祉のほうにおつなぎしながら、総合相談を承っていくとか、そういった配慮をしていただいて、路中に放り出すというようなことがないような形の取扱いを、できればお願いしたいと思います。
私のほうからのお願い、要望は以上でございます。
○太田委員長
それでは、一旦ここで休憩を入れたいと思います。午後3時10分まで休憩とさせていただきます。
それでは、休憩に入ります。
(午後2時54分 休憩)
(午後3時10分 再開)
○太田委員長
休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
議題に移りまして、環境保全及び建設行政の調査について質疑のある方、挙手願います。
○かみや委員
それでは、私から、議題で1題伺いたいと思います。
日本橋東部エリアでの水と緑の環境の充実などについてということでお尋ねをしていきたいと思います。浜町公園についても、関連してお尋ねをしていきたいと存じます。こちらに関連して、会派のほうで重点要望を2点提出させていただいております。1つ目、浜町公園等の利用可能面積、利用可能時間の減少など、様々な御不便の影響を踏まえた対策、こうした趣旨での要望、2つ目として、中央区水辺環境の活用構想を踏まえた水と緑の環境のさらなる充実、中長期の視点というふうに私は理解をしておりますけれども、要望させていただいております。議題では、この観点から質問をさせていただきます。
千代田公園の再整備は、昨年12月、本委員会で御報告をいただき、およそ2,000平方メートルという御答弁でしたでしょうか。実質的に公園の面積を増加させて、緑の環境、水と緑のネットワーク化を充実させていく、こうした御報告があったと認識をしております。また、先ほども質問させていただきましたが、今回の報告においては、このエリアにおいても2か所でのスロープの設置、防災面での取組、ここは東京都、こちらのほうでの根っこの考え方、目的のところでありますけれども、加えて、周遊性あるいは隅田川テラスの周遊性向上、こうした面での取組というところでもあると。こうしたことからも、公園、水辺環境の充実にも資するものと理解をいたしております。
こうした中で、水辺環境の充実の報告をいただいておりますけれども、展開の方策などを拝見いたしておりますが、冒頭申し上げたような2つの視点を含めて、このエリアの環境の充実、現在の御不便なところも含めて、どういうふうに対策に取り組んでいただいているのか、あるいは今後どういうふうに取り組んでいくのか、こうした考え方について、まず見解をお聞かせいただければと思います。お願いいたします。
○白石水とみどりの課長
私のほうからは、まず、浜町公園の件でございまして、今、御不便をかけている状況への対策というところでございます。
これまでの委員会でも報告させていただきましたとおり、約2,000平米の清正公寺の横の広場が学校の仮校舎の建設用地になっておりますので、まず、今年度に向けて広場の整備ということで、北側のもともと遊具があったエリアを、遊具の再配置等を行って広場の代替ということで、年末に完成しまして、1月からは、お子様を含め、地域の皆様に、ラジオ体操ですとか、様々活用していただいているところでございます。
また、そこの水辺環境とのつながりでございますけれども、先ほどのスロープ、浜町の2件ございましたが、今ある浜町公園のスロープに関しましては、先ほどお話があったとおり、規格がまだ狭いとか、そういうことがございまして、防災面での向上という意味では、両国橋川の上流側のスロープと下流側の浜町公園のスロープで防災面の向上も果たしていくということでございます。
それから、もう少し言いますと、日本橋の東部エリアということでいいますと、日本橋中学校の改築に伴いまして、千代田公園の改修も同時に行われます。こちらでは、先ほどありましたとおり、今、公園の機能が、千代田公園は400平米ぐらいしか実際になくて、それを立体化して隅田川テラスのほうに横断させるということで、約2,000平米ほど、本来の公園の機能を取り戻すという形の整備になりますので、委員がおっしゃいましたとおり、地域の回遊性ですとか、今よりももっと地域が魅力的になっていくのかなというふうに考えています。
そういった意味で、浜町公園ですとか、このエリアを中心として、水辺環境の充実もセットで図られていく地域かなというふうに考えておりまして、現在は広場の、学校の仮設のための樹木の移植工事をしておりまして、その後、学校の仮設校舎が建って、さらにその先というところでいいますと、こちらに関しましても、復興公園として整備された浜町公園のその先という意味で、また新たな浜町公園の整備というものも見えてくるのかなというふうに考えております。
というところで、現状、今御迷惑をかけている期間は続いていくのかなと思いますが、そういった中でも個別に対応しながら、将来に向けて地域がもっと明るく、それから防災性も回遊性も向上していくというところに向けて、水とみどりの課としても取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
○かみや委員
御答弁ありがとうございます。
今、取組を行っている。御答弁を振り返り、理解した範囲で少し所感を述べさせていただきますと、様々な御不便がある中で、できないこともあるけれども、できる範囲の中で丁寧な対応をしていく。これは、ぜひ引き続き、これからも継続をしていただきたいというふうに思いますし、その上で、今お話がありました、私からも冒頭申し上げましたが、およそ2,000平方メートルほど、実質的に、今、日本橋中学校の校舎かつプールだったりで活用されている面積のところを緑として回復していく。そして、現状よりも緑の面積、公園の面積を増やしていくことで魅力を向上させる。そして、回遊性を高める。そして、今回、スロープもありますので、中央区でいいますと、もう少し北側もありますけれども、恐らく両国橋が北の東側の起点の一つになるというふうに理解をしておりますので、そこをしっかりと、今御答弁いただいた趣旨で、少し長い期間続いてしまうところはありますが、浜町公園に関連して、近隣の皆様には様々な御意見を伺いますが、そこを一つの起点として、短期の視点、中長期の視点で対策、取組をぜひ継続していただきたいというふうに思います。
そして、隅田川沿いを少し下っていきまして、新大橋、清洲橋とありますけれども、新大橋のたもと、今回、報告事項の2つ目のところで、スロープの場所はまだだということがございました。昨年の秋から冬にかけて、地域の方から、新大橋のたもとで散歩をしている区民の方が、あそこで転んでしまったと。こんな事例もあって、管理は東京都でありますけれども、こうした中で少しおけがをされてしまった、こういった御相談についても、区として、あるいは東京都としてと言うのが正確かもしれませんが、でき得る限りの対応は検討いただいているものと認識をしておりますけれども、こうしたところも引き続き、それは恐らくバリアフリー化という視点になると思いますが、こうしたものを、繰り返しになりますが、短期の視点、中長期の視点で取組、対策をぜひ続けていただきたいというふうに思っております。
何年か前にも、隅田川テラスの魅力向上という視点で、たしか水と緑という視点ではなくて、にぎわいということで商工観光の視点でお話をしたことがあったと思うんですけれども、今回は川沿いということで述べさせていただきたいと思います。隅田川テラスの中で、私だけではなくて、ほかの方からも、このテラスを歩いていると、あくまで都の管理でありますけれども、看板でありますとか、表示物、お伝えするたびに丁寧な対応をいただくんですが、古くなっているもの、あるいは安全性の視点、こうしたところは、さらに対応をお願いしたい、御検討いただきたい。こういうところもあると思いますので、この視点も引き続き大切にしていただきたい。
そして、浜町公園に関連して、新大橋のところについては、もう一点ございまして、昔、新大橋のたもとには交番があったと思うんです。今、移設して、緑のネット、フェンスで囲われていると思います。あそこも恐らく昔は車が通れたと思うんですけれども、今は塞がれていて、車が入ってこない形になっている。恐らく都有地になるのかなと思うんですけれども、こうしたところも含めて、中長期の視点ではどういうふうにこの地域の魅力向上をしていただけるのか。恐らく、今、様々な取組をしていただいていて、区として、都の河川の管理を行っていくところもあると思いますけれども、こうしたところも、できることはしっかりやっていただいて、都にも要望していただいている、連携して進めているというところでありますので、少し長くなりましたけれども、今るる申し上げましたところを、繰り返しになりますが、引き続き短期、中長期の視点で地域の皆様の御意見をしっかりと聞いていただきながら、要望、対策、取組を推進していただきたい。
本日はこのことを改めて要望させていただきまして、議題での質疑を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○小坂委員
では、よろしくお願い申し上げます。
まずは、今回の大地震に関連して質問させていただきます。
能登半島の大地震、私も医療支援として入らせていただき、その現場を見ております。こんなことがあり得るのかというふうな、マンホールがタケノコのように道路に生えているような出っ張りがあったり、また、浄水槽が壊れているというところで、上水道の復旧もさることながら、それが復旧したとしても、下水は流せないとかということが起きていたり、また、橋は、落橋していないけれども、接続部が大きな段差になっているから、橋は渡れないというような現場を見てきております。
今回、プレス発表された新規の予算においても、能登半島地震を踏まえたものであるということで、早急な対応に感謝するところであります。その題名も、「人がつながり まちもつながる 安全安心なまちを目指して」ということで、ハードな部分は、まちに関しては、こちらの所管であります。ぜひとも、都市整備部長、環境土木部長、また都市活性プロジェクト推進室長に、この震災を踏まえ、区として、どのような備えをしていくべきか、特に急ぐべき部分はどこにあるのかというあたりに焦点を当てながら、包括的に全部やらなければならないのだけれども、ここというふうに特に注目している部分を述べていただければと思います。予算のところで包括的に全て書いてはいただいておりますけれども、特に、部長職として、このようなところが特に問題であるという所感を教えていただければと思います。
○三留環境土木部長
地震に備えての都市インフラについての考え方ということでございます。
今回の地震に関しましては、まだ現在も避難をされている方もいらっしゃいますし、早い時期の復旧を本当に心から望むところでございます。
地震に備えてということで、都市基盤は、これまでも十分に、十分にという言い方は当てはまらないかもしれないですけれども、対策は講じておりますし、液状化等々も含めて、本区の中では東日本大震災のときに晴海地区で一部あった程度というふうに認識しております。下水、水道、ガス等でそれぞれに震災対策というのは、これまでも御報告していますとおりに、各部局で対応されていると思っております。橋梁の長寿命化・耐震化につきましても、100%ではないですけれども、技術的に現在でき得る限りの対応はさせていただいておりますし、そういったものが万全ではない部分に関して、今後も継続して対応のほうは検討していきたいと思っているところでございます。
私からは以上でございます。
○早川都市整備部長
都市整備部としましては、今回の能登半島地震を踏まえると、地域でもありました木造家屋の延焼というところにつきましては、本区におきましても、とりわけ月島地域が多くなろうかと思いますけれども、こういった部分での対応、対策が必要であろうというふうに思ってございます。
また、能登半島地震と直接というわけではございませんけれども、地域特性という意味では、やはり本区はマンション居住者が非常に多いということで、マンション防災というものは非常に大事であろうと。これは既に防災危機管理室とも連携してございますけれども、いわゆるマンション防災はどのように訓練をして対応していくのか、そういったところは本区として非常に重要であろうと思ってございます。また、民間の商業施設も多々あるわけでございまして、そういったところでは、帰宅困難者対策も本区の防災対策の特化するべきところであろうと思ってございます。また、これもこれまで取り組んでいるところでございますが、既存建物の耐震補強の助成、また、そういったものを促すような支援の仕組みは引き続き根気強くやっていく必要があるだろうというふうに思ってございます。
どれがというわけではございません。いずれも大事だと思ってございますので、全般的に引き続き取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。
以上です。
○溝口都市活性プロジェクト推進室長
都市活性プロジェクト推進室の所管の中では、今後、各都市基盤整備のプロジェクトがそれぞれ進んでまいります。その時々におきまして、やはり災害時のことも常に念頭に置いて、平常時、また災害時でも耐え得る都市基盤整備、また、ソフト面でもそれが生かされるというところに、常にそういう視点も持ちながら、各関係機関とも詰めて、要所要所でチェックも働かせながら進めていくのが非常に重要だと考えております。
例えば、日本橋川におきましても、今後、首都高速道路の地下化で、まず日本橋の船着場が江戸橋のほうに仮設で移る予定でございますけれども、そういうときにも災害時に物資が運ばれたときには、そこからどうやって物資を陸上まで運ぶかとか、そういう視点も持ちながら、当然、仮設の船着場も考えていかなければいけない。また、築地におきましても、東京都のほうで隅田川に新たに防災船着場を整備する計画が出ております。事業者のほうには、そのことにおいて平常時も使える、また災害時も使えるような利用を考えるようにということで、要望事項を事業者募集時にも出しておりますので、区としましても、そういう部分も見ていきながら、各プロジェクトの中で、そういう視点を持って進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○小坂委員
それぞれに御答弁ありがとうございます。
総括的には、まちづくり協議会などで吉田副区長からの御説明もいただいており、防災への備えをしっかりされているし、弱点などもお伺いしているところであります。今回お伺いしたように、環境土木部におけるインフラの重要性、そして、それはきちんと備えをされていると。都市整備部におきましても、木造への対策なり、マンション防災に対してなり、帰宅困難者なりの対策がされつつあるということ、また、都市活性プロジェクト推進室長がおっしゃったように、基盤整備におきましては、平常時とともに災害時も一緒に考えながらというあたりの取組を再度確認させていただきました。引き続き、どうかよろしくお願いします。これにつきましては、予算のところでも、ここをもう少し強めてはどうかというところが何かありましたら、そのあたりはまた議論させていただければと思います。
では、引き続き質問を続けさせていただきますが、中央区においては、再開発事業が進められている。再開発事業の安全面という視点から質問させていただきます。
具体的には、月島三丁目で、今、同じ丁目内で月島三丁目北地区、そして南地区の同時の工事が始まろうとしているわけであります。北は始まっていて、これから南も始まるところでありますけれども、工事車両がどうなのかというところ、まちのキャパシティをやや超えてしまうのではないかと思うところもあります。工事車両の総量などを区は把握しているのかどうか。また、工事車両が集中しないように、北地区と南地区の再開発組合が調整会議などをきちんと持ちながら、うまく調整をしているのかどうか。また、登園・登校の子供たちの安全がきちんと図られるのかどうか。北地区は工事車両を午前7時45分から8時30分まで通さないということでありますが、これで本当によいのか。幼稚園の登園は午前8時50分でありますし、そこからすると、スクールゾーンなりも入った部分でありますので、そのあたりはもう少しシビアに、安全対策のために車両通行時間を制限してもよいのではないか。また、工事中の平穏とかを考えた場合、南地区は祝日も工事をするというようなことを言っている。隣には高齢者施設があります。そこからすると、南地区はそのように言っているが、北地区と同じように、祝日はやめるべきではないかと思われますけれども、そのあたりの指導を区はできないのか。また、土曜日も、これから働き方改革などを考えると、週休2日制が当然であり、どちらかというと土曜日も自粛すべきではないかとも思われますけれども、このあたりの工事に関連した指導に関して、ちょっと具体的に入りましたけれども、御答弁いただければと思います。
もう一つ、通学路の安全ということで質問させていただきます。これは晴海地区です。
新設晴海西小・中学校、特に小学校の通学路におきましては、黎明橋公園通りを渡らなくてはならないというところがあります。区民文教委員会では、黎明小橋を渡った後、黎明橋公園内を通学させるというところまでは伺いましたが、その後が問題かと思います。信号機のない黎明橋公園通りを子供たちが渡るというところも含め、通学の安全性をどのように確保していくというふうに所管課は考えているのか、このあたりに関しての考え方を教えてください。
○福島まちづくり事業担当課長
私のほうからは、月島三丁目で行われている再開発の件についてお答えいたします。
月島三丁目では、御存じのとおり、月島三丁目北地区、南地区と近接したところで、ほぼ同時期に再開発の工事が、解体等も含めて、進められております。区といたしましても、こういう近い場所で再開発の工事が行われる以上は、そこでの車のことは大変注意して見ているところです。この件につきましては、おのおの事業認可前から、工事車両の動線等について、集中しないような対策を両地区でしっかり会議、協議体を持って調整をするようにということは常々言っているところです。現状、区としての認識ではありますが、この動線について、それら2地区の協議だけではなくて、当然、交通管理者とも、その動線については協議しております。その中で、今後取られるだろう車両動線については、交通管理者も含めた、そういう視点でも認められたものというふうには認識しております。
ただ、一方で、安全対策については、この部分をしっかりやるにこしたことはないというところもございますので、例えば登園、そして登校時間帯における配慮についても、必要に応じて学校等とも相談しながら、その辺の調整を、今もやっているところですが、今後いろいろ車両が増える、増えない、そのような変化があった場合には調整をしっかりやるようにというような指導を行っていきたいというふうに考えております。
あと、祝日や土曜の工事の部分についてです。
こういう工事の件に関しては、やむを得ず、そういう曜日等でやらなくてはいけない場合には、周囲に対して、しっかり理解を得た上でやるようにということも指導しておりますので、今後とも、周囲に影響を与えているということをしっかり認識した上で、その点をしっかりした説明の上、適切な作業を行うようにということを指導していきたいと思います。
以上です。
○西留副参事(交通安全対策・特命担当)
晴海の通学路についての回答になります。
今までも通学路点検は行っておりまして、晴海西小学校の通学路点検も、教育長や交通管理者、あとPTAの方も含めて点検をして、通学路を設定いたしました。委員がおっしゃるとおり、信号のない通りの交差点も通るということですけれども、月島警察署の前の通りの、大きめな環状2号線の交差点はさすがに危ないので、それをよけるという形で、裏のほうに通すルートにしております。信号機がないということで危険ではないかということですけれども、今後も交通管理者等と検討しながら、注意看板をつけるなり、注意喚起をもっとしていきたいと思っております。また、これから交通量がどれぐらい増えてくるのかも含めて、今後も、いろいろと交通管理者も含めて、点検をしっかりやっていきたいと思いますので、それによって必要なところをどんどん追加して整備していきたいと考えております。
以上です。
○小坂委員
それぞれにありがとうございます。
月島三丁目の工事に関しては、区のほうがそれなりに指導しているという状況でありますので、その指導がきちんとできているかという部分をまた見せていただきますし、また、祝日なり土曜日の工事があまりにも周囲の生活の平穏を乱すというような声が届いた場合は、さらなる指導をしていただければと思います。
また、黎明橋公園通りのところに関しては、確かに信号がない状況でありますので、人が必ず立ったりする必要があると思いますし、場合によっては、やはり信号設置なども、また考えていただければと思います。よろしくお願い申し上げます。
では、次に進めさせていただきますが、今、予算の中で私が大変期待した予算がTeam Carbon Zeroだったんです。中学生も一緒に入りながら、区の環境の在り方を考え、そして、場合によっては低減していくということも期待するところでありますが、何回か開催されてきて、今の検討状況なり、今後の在り方なりというところを教えていただければと思います。
○武藤環境課長
Team Carbon Zeroについてでございます。
当初、16人定員でスタートする予定だったんですけれども、実際は19人でスタートしまして、誰一人欠けることなく、1年間活動をしてきたところでございます。
1年目は、脱炭素に関連する知識を持ってもらおうというところと、自分事として考えてもらうというところで、ワークショップを中心に活動をしてまいりました。来年度に向けて、チームごとに分かれまして、今度は実際に実践してもらう、自分たちで取組を考えてもらって、それを広げてもらうという活動になりますので、今、チームごとに何をやるか、どういうふうな形で進めていくかという話合いをしてもらっているところになります。その結果をぜひ周りの方に広めていくような形で機運醸成を図っていきたいと思いますし、環境施策に取り入れられるものは取り入れていきたいというふうに考えておりますので、その辺、来年度の活動を注視しながら対応を考えていきたいというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
○小坂委員
ありがとうございます。まさに、今、こども基本法なるものができて、子供の意見を聞いていきましょうという中で、子供の意見を聞きながら、関連する施策に関しては子供の意見を聞かねばならないと、こども基本法11条でも述べられているところでありますが、環境だから、関係するといえば関係するが、そのような地球規模のことまで子供たちが一生懸命に考えて活動しているというところは、大変感銘を受けるところであります。
ぜひとも、この成果物に関しては、施策に反映するということでありますけれども、何らかの提言なりも出していくというような目標などはあるのかどうか、そのあたりを教えてください。
○武藤環境課長
この事業の目的が、機運醸成を図っていきたい、自分事として区民の方に脱炭素の取組を実践していっていただきたいという目的がございます。それが中心になるんですけれども、実際、自分たちで活動した結果については、区長への報告という形で提言をいただくような場も考えておりますので、それも含めて、発信をしていければというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○小坂委員
できた成果物が区長に届けられるということであり、それを受け取った区のほうも、ぜひともそれを生かすというような政策づくりへと進めていただければと思います。
子供の声をしっかりと反映しながら、まちづくりをするという、本当に模範例が示されたわけであり、今後は、それを公園づくりにおいても子供たちから意見を聞きながら公園づくりをするなり、水辺づくりも子供たちの声も入れながら水辺整備をする。防災に関しても中学生が防災訓練に参加しますが、こういう訓練をしたほうがいいのではないかとか、中学生も一緒に考えながら、より有意義な防災訓練をつくっていくというあたり、子供たちも大変可能性を持っていると思いますし、何歳の子供でもしっかりとした意見を持っている。私は授業参観も聞き、月島のまちの在り方を子供たちが実際に授業で提案したりとかいうようなこともされているわけであって、子供たちに大変期待をしております。それら子供たちの声をまちづくりに反映していくということ、来年度予算への反映も期待しながら、今回の質問は終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。
○アルール委員
隅田川テラスについて伺います。
水と緑のまちということで、斜めになっているところは植栽があるんですけれども、そうでないところ、壁、そこは一部はアートになっていたりしていまして、あとはもうただの壁なんですが、あれは東京都にお願いして緑化することはできないのかどうかお伺いしたいです。
○池田管理調整課長
今回のスロープ整備後に、そういった部分の改修も東京都は予定しているというふうに聞いてございます。内容については、これからだと思います。
○アルール委員
どうもありがとうございます。
大変殺風景な壁ですので、よろしくお願いいたします。
○川畑委員
引き続き、議題について質問させていただきます。
まず、中央区公共施設等総合管理方針というものがあると思うんですけれども、コンクリート造りの公共施設の目標耐用年数が大体決められていると思うんですが、何年で設定をされているかお教えいただきたいです。
○芳賀建築課長
一般的に言われているのは、コンクリートですと70年と言われてございます。最近、高耐久で100年とかというものもございますけれども、一般的には70年ということです。
○川畑委員
ありがとうございます。
中央区としましては、長寿命化を図り、70年のコンクリートの耐用年数をしっかり持たせていくということを目標に、しっかりと保守、維持管理に努めていくと。SI値、高強度コンクリートの使用を推奨していくというようなこともお聞きしております。その理由としては、どういったところから高強度化もしくは耐用年数を延ばしていく、そういったところに取り組んでいらっしゃると考えたらよろしいでしょうか。
○芳賀建築課長
当然ながら、長寿命化ということで、従来のものより長くもたせたい、それから、財政的なものを含めて、きちんと維持管理をさせていただきながら建物のほうももたせていく。ひいては、そういったことについて財政の健全化も図っていくといったところでございます。
○太田委員長
川畑委員、これまでの質疑は、議題からちょっと離れているようなお話もありますので、もう少し環境建設に寄ったお話をしていただけますか。
○川畑委員
環境建設のお話だと思いますが、すみません。
ありがとうございます。財政負担の軽減を図り、長寿命化を図る。そのことが区の財政健全化、そして区政にプラスに資することだということで御回答いただきました。ありがとうございます。
今、浜町公園は、前委員のほうからも質問がございまして、地域の住民の方々に御苦労を強いているというようなお話もございました。区のほうに区民の方から問合せとか、ちょっとどうなのというようなお話とか御連絡というのはございますでしょうか。
○白石水とみどりの課長
区のほうへの問合せの状況ですけれども、逆に言いますと、工事をしておりますので、現地で工事の代理人さん、業者さんのほうに直接お話があったという件も含めて、そんなには多くないですけれども、数日に1件程度ございます。内容としましては、工事をどうやって進めていくのか、いつまでやるのかとかいう内容でございまして、現状としては、進めている工事の内容に関しては、比較的理解していただいているのかなというふうに考えているところです。
以上です。
○川畑委員
ありがとうございます。
先般、浜町公園の工事の模様をユーチューブで動画を載せている方の動画のビューが3万ビューを超えているということで、非常に高い視聴をされているようでして、こんなに樹木を伐採して、そして、外周部分も含めて、全ての木を切り払ってしまう。切り払うというか、移植も含めてですけれども、非常な破壊が進んでいると。破壊というのは、ちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、環境的には非常に負荷が高い行為が行われているというように、今、私自身は感じております。毎日、浜町公園の状況をつぶさに見せていただいております。動画の記録も撮っております。
それはさておきまして、もう時間もございませんので、実は、資料の5番にありました占有物の建築に関しまして、プレハブの校舎を浜町公園にお建てになるということで、能登の大震災もございまして、プレハブ校舎の耐震性能を皆さん本当に心配されていると思うんです。このプレハブ校舎の耐震性能はどのようなものなのか、簡単にお答えいただければと思います。
○岡地学校施設課長
現在、日本橋中学校の仮校舎の設計のほうを進めているところでございます。その中で、学校という用途は避難所としても機能するというところがございます。このため、他の学校と同様に、耐震性は通常の建物の1.25倍の性能を持って設計を進めているところでございます。
以上です。
○川畑委員
ありがとうございます。1.25倍ということで、この間の能登の大震災もしくは首都直下、2014年には震度7クラスの首都直下地震の発生確率が30年以内に70%の確率で起こるということが表明されておりますけれども、その地震に対しても耐久性があるということでよろしいでしょうか。
○岡地学校施設課長
地震の質にもよりますけれども、今般、これまで多くの震度7の地震の被災があった場合にも、学校建築というのが避難所として機能しておりますので、今回整備をする仮校舎においても、同様の性能を持つというふうに認識しております。
以上です。
○川畑委員
今の発言は極めて重大だと思います。岡地課長が学校施設課長として、大規模な大震災が発生したとしても、500人の生徒がプレハブの校舎に在籍していたとしても、耐震的に問題はないという発言であるということで理解してよろしいでしょうか。
〔「そんな聞き方はないだろう」と呼ぶ者あり〕
○生島教育委員会事務局次長
1.25倍の基準を、基準を満たしてちゃんと造っておりますというお話をさせていただいたということです。
以上です。
○川畑委員
すみません。やじは制止をしていただきたいと思います。
もう時間もございませんので、ありがとうございます。今後の質疑の参考にさせていただきます。ありがとうございます。
○太田委員長
議題、環境保全及び建設行政の調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○太田委員長
第一回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○太田委員長
それでは、環境建設委員会をこれにて閉会させていただきます。
お疲れさまでした。ありがとうございました。
(午後3時51分 閉会)
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559