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令和6年 環境建設委員会(7月24日)

1.開会日時

令和6年7月24日(水)

午前10時   開会

午後3時34分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 竹内 幸美

副委員長 押田 まり子

委員 田中 耕太郎

委員 青木 かの

委員 アルール うた子

委員 黒原 裕司

委員 川畑 善智

議長 瓜生 正高

4.出席説明員

(17人)

山本区長              

吉田副区長             

三留環境土木部長          

池田管理調整課長          

大野交通課長            

坪川副参事(交通安全対策・特命担当) 

鎌田環境課長            

白石水とみどりの課長        

金広道路課長            

志賀谷中央清掃事務所長

早川都市整備部長

川島都市計画課長

菊池地域整備課長

福島まちづくり事業担当課長

溝口都市活性プロジェクト推進室長

落合都心再生推進課長

水野基盤事業調整課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

林書記

後藤書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午前10時 開会)

○竹内委員長
 こんにちは。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 それでは、まず初めに、理事者報告を願います。

○三留環境土木部長

 1 月島地域で行われるロボット配送サービスについて(資料1)

 2 隅田川テラスにおけるスロープ整備について(資料2)

 3 中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果について(資料3)

○早川都市整備部長

 4 八重洲二丁目地区地域冷暖房施設の都市計画の変更について(資料4)

 5 まちづくり協議会の報告について(資料5)

 以上5件報告

○竹内委員長
 ありがとうございました。

 それでは、発言の時間制についてです。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午前10時12分です。自由民主党49分、かがやき中央36分、参政党10分、れいわ10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○田中(耕)委員
 おはようございます。私から、資料1のロボット配送サービスについてお伺いをいたします。

 先日、たまたま、多分このロボット自体の実験をメーカー関係の方がされているのを拝見いたしまして、区内でもこういった事業が進んでいくんだなというのを実感したところであります。その中で、今回御報告いただいたことと併せて、確認をさせていただきたい点が幾つかありますので、お知らせを願いたいと思います。

 まず、このロボットはそれほど大きくないというふうに見ましたが、荷物としては一体何を運ぼうとされているのか。いろいろなものを運ぶのかもしれませんが、想定しているものが多分あるんだというふうに思いますので、分かっている範囲でお知らせをしていただきたいというふうに思います。

 今回の配送サービスは実証実験ということでございますが、今後、ロボット配送サービスということなので、もう導入を前提としたテストが行われるというふうに思いますが、今回、中央区内でも月島地域で行われるようになった理由です。恐らくは歩道の幅員の問題ですとか、基本的には見通しがいいというか、真っすぐな道路が長いといったことが原因なのかなというふうには思っておりますが、改めて、このサービスが中央区並びに月島・晴海エリア等で選ばれた理由を教えていただくとともに、今後、区内の他エリア等への拡大が見込まれるのか否かという点についてもお知らせをしていただきたいと思います。

 あわせて、今回行われるサービスやテストは都内の他の地区等でも行われるものなのか、本区内のこのエリアのみなのかについてもお知らせをしていただきたいというふうに思います。

 今後、ITも含めて、こういった配送サービスを、人手不足もあって、規模の大小を問わず、様々導入されていくと思いますので、区民の関心も非常に高いというふうに思いますし、また、何よりも事故が起きてはいけないというのが大きな問題かというふうに思います。ですので、万が一の事故が起きた際の対応等について、現在、区で把握している対応方法、さらに、このテスト並びに実際の導入に当たって、来街者もそうですけれども、区民や近隣の企業、関係者への周知で誤解や事故が起きないようにするための対策全般についてもお示しをいただければというふうに思います。

 まとめて聞いてしまいますが、今回の荷物、このタイプのロボットですと、当然ながら、別に個別のお宅まで運べるということではないのかなというふうにも思ったんですけれども、具体的にどこの拠点からどこまで、個別のお宅に入っていくということを想定しているのか、それとも拠点から拠点へ運ぶという対象のものなのか、具体的にどこからどこに運ぼうとされているのかという点についても併せてお知らせをいただければと思います。

 以上、ちょっと多くなりましたが、まとめてお願いいたします。

○池田管理調整課長
 今回のロボットの配送サービスについてでございます。

 まず1点目として、何を運ぶのかということで、現在、小売店とか商売されている方からの登録によって運ぶというふうに聞いています。量としては、買物かご1個分程度まで入るということで、その範囲内での物販を行うというふうに伺ってございます。

 次に、なぜ月島でというところですが、委員お話しのとおり、道路の幅員が広いなどがあります。それと需要と供給というところで、やはり民間会社がやるということで、需要と供給の面でのバランスということも大きな理由だというふうに伺ってございます。

 今回、周知等につきましては、今後、個別に一戸一戸チラシによる周知をしていくというふうに伺ってございます。

 ほかのエリアへの拡大ということですが、今回のテストを行った上で、今後、拡大についても考えていくということは伺ってございます。既に、ほかのエリアでも実験として、つくば市であるとか、そういうところで楽天としては実験を行っているというふうに伺ってございます。

 また、今回は自走に対して遠隔操作を行うということですが、事故等に対する確認、監視としましては、三菱電機の車両を使うんですが、三菱電機の事務所において監視しているというふうに伺ってございます。また、遠隔操作につきましては、その事務所から操作を行うことも可能だということで、そういった意味で事故対策も行っていくというふうに伺っています。

 また、今回の配送ですけれども、位置についてですが、今、委員のお話のとおり、拠点から拠点ということで、お店からマンションの1階のある位置を設定して、そこに配送していくというふうに伺ってございます。これから社会実験というか、今回のテストを通じて、そういった拠点も今後、地域の方の需要と供給のバランスを考えながら増やしていくというふうにも伺ってございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 今後、順次拡大ということでありまして、ただ、今、他の地域だとつくば市ではもう既に行っているということですが、都内としては初めて、ないし本区だけが行い始めるという理解でよろしいのかどうかについてお知らせをしていただきたいというふうに思います。

 また、事故時の対応はサービス主体である楽天、あとはこのメーカーである三菱電機のグループが、監視も含めて行っていくというのはそうなんですけれども、我々住む者といたしましては、時速6キロといえども、歩行者や自転車、車等との衝突等もありますから、万が一、事故時に、衝突等で何か起きてしまった場合に、警察への連絡ですとか、中央区として、その事故だとかの情報が素早くリアルタイムに入ってくるような状態になっているのか否かという点についてお知らせをしていただきたいと思います。

 楽天も、三菱電機も、業界というか、最大手の会社でいらっしゃいますので、事故等の対応については抜かりはないというふうには思っておりますが、やはり新しい形態のサービスということもありますし、今、御案内がありましたように、私も実物を見ましたけれども、買物かご1かご、中を見ると多分もう少し小さいのではないかなぐらいの規模のものです。とはいえども、車輪が4つついていて、普通に歩行者通路を通っていれば、人よりも圧迫感といいますか、存在感は逆にあるのかなというふうに感じた部分もあります。ですので、運用初期の頃は多分台数も少ないですけれども、もしも今後利用の拡大が見込まれれば、こういったものがたくさん通るということも、今後は長い目では当然あり得るわけでございます。一つの車両や運行形態という形になるかと思いますので、やはり安全面、危機管理の面からも、区として状況や実態把握を的確にできるようにしていただきたいというふうに思います。繰り返しになりますが、事故時の対応、区として警察等とも協力して、行政として何ができるのか、今回はどういう体制を組んでいるのかという点について改めてお伺いしたいと思います。

 以上、お願いします。

○坪川副参事(交通安全対策・特命担当)
 委員御質問の事故時の対応、区として何ができるかについて報告させていただきます。

 まず、今回のロボットですが、報告でもありましたとおり、道路交通法上は遠隔操作型小型車という区分となっております。今回、この区分になったことにより、歩行者と同様に歩道を走行することができることとなりました。そういった関係で、この届出が月島警察署になされたときに、月島警察署がこのルートを現地で調査いたしまして、安全の確認をやっているところでございます。また、警視庁のほうへお話を聞きましたが、現在、このロボットの関係で事故が発生したという報告は受けていないということでございました。万が一、今回のロボットの関係で歩行者と接触するような事故が発生した場合は、区としましても、月島警察署と連携、また情報共有を図りながら、できることは速やかに対応していきますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。

○池田管理調整課長
 今回、楽天グループ株式会社が実施するのは、区内としては初めての例でございます。現在、区内においても、日本橋エリアでは同じような、同様にロボット配送ということで、ウーバーイーツが既に今年の3月から実装を行ってございます。また、過去ですと、佃エリアを中心に、NSホールディングスが、こちらは物販というよりも人を運ぶということをメインに実証実験を行ったという事例はございます。

 以上でございます。

○竹内委員長
 23区、都内はいかがですか。

○池田管理調整課長
 23区については、申し訳ありません。手元に資料がないので、把握できていないところでございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 それぞれありがとうございます。

 実物はそんなに大きいものでもありませんし、多分慎重にやっていただけるというふうには思いますが、やはり初めて見ると、おっというふうに思うようなタイプのものかというふうに思います。また、御案内がありましたように、確かに、言われてみれば佃エリアで、あれも実証実験ですけれども、人が乗るタイプのロボット、私もメーカーさんに乗せていただきました。でも、その後、あまり見かけなくなってしまいましたけれども、人が乗れるタイプのロボットですとか、日本橋エリアでもウーバーイーツがやっているロボットは拝見しましたが、今回のよりはさらにちょっと小さかったかな。同じようなタイプかもしれませんが、通る場所等によって印象が大分変わるんだなという部分もありました。

 今回のものは楽天が比較的、意欲的に行うというようなうわさも聞いておりますので、周知徹底等、本当に事故等が起きないように、また利便性が上がる、さすが中央区は利便性が高いというのを内外に示せれば、すばらしいと思いますので、ぜひとも御協力と推進を願いたいと思います。

 終わります。

○青木委員
 それでは、よろしくお願いいたします。

 私は、理事者報告の中からは、資料2の隅田川テラスにおけるスロープ整備についてです。

 先ほど御説明がありましたように、確かに、2月15日、それから今日、7月24日と続けて、といっても年度が分かれますので、年度を分けて発表があったわけですが、分けて発表をしたということに何か理由があるのかどうか。

 それから、赤字の部分です。御説明にありましたように、赤字の部分は前回報告から変更事項ということで、主に工事期間が変更されております。この変更について、何か明確な理由がありましたら教えてください。

 2つ目が、今回は緊急車両が通れるスロープの整備ということで、私も随分要望してまいりましたが、中央区はもう地図を見るまでもなく、防災船着場が計画的に造られているということはすばらしいと思います。この防災船着場を活用しまして、1つは、それぞれの場所を見て分かるように、中央区の防災拠点病院である聖路加病院ということは想定されますが、あと、ここの船着場で物なり、疾病者あるいは人、帰宅困難者などを乗せて、ここに着きましたと。それ以外の場所、想定される移動先について幾つか教えてください。まずは、そこまでお願いいたします。

○池田管理調整課長
 まず、前年度と本年度と分けた発注になったのは、予算化という部分での発注の時期の差と理解していただければというふうに考えてございます。東京都のほうも計画的には実施していくんですけれども、順次やっていくという中で、やはり予算というところの動きがございまして、それに伴って時期がずれての公表ということになってございます。

 また、現状の工事、今、遅れているというところですが、請負業者が決まりまして、その後、実際に地域にお知らせとかを行った上で工事に着手していくんですけれども、現場に乗り込んだ段階で様々な手続が必要なんですが、そういった手続の部分で若干遅れが生じたというふうに伺っているところでございます。

 私からは以上でございます。

○大野交通課長
 3点目の船着場のその他の利用という観点でございます。

 こちらにつきましては、委員御案内のとおり、今回、お話の点は防災船着場としてどう活用していくのか、そのためにスロープをどう造っていくのか、そういった点を報告させていただいたところでございます。そのほか、今後、舟運の活性化といったことも図っていきたいというふうに考えておりますので、昨年来、区のほうで水上交通の活性化の検討を進めております。そういった検討も踏まえながら、今後、どういった活用ができるのかお示していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○青木委員
 ちょっと質問の仕方が悪くて、すみません。再度の質問です。緊急車両が通れるようにするということは、災害時を想定して、このスロープを造る。緊急車両が入っていけるということですので、1つは中央区の災害拠点病院、聖路加国際病院ということは分かりますが、それ以外に想定される運び先、目的地についてお聞きしましたが、いかがでしょうか。

○三留環境土木部長
 少し防災の要素が強くなってしまうので、その部分に関しましては、東京都が防災船着場の計画に基づいて、今回、この整備を行っているものでございますので、基本的には、防災拠点であるとか、広域的な、要は、よそから物を持ってきたときの接岸点が防災船着場であって、そこから広域的にまた分散していくものと考えられます。

 いずれにしましても、今回、東京都のこの事業において、区民の皆様に、隅田川テラスであるとか、そういったものに影響が出るので、お知らせしているということでございますので、今回、この事業自体がメインで、防災の観点でお知らせするものではないということを御理解いただければと思います。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。私が最初に自分で言うべきでした。防災のところにちょっと寄ってきますので、今日の委員会に即した内容で質問するようにします。その範囲で答えていただければと思います。

 今回の船着場ですが、東京都がやっているということで、調べてみますと、未来の東京に向けた水辺整備のあり方、水辺整備となると、水とみどりの課もありますし、こちらの担当だと思いますので、質問させていただきますが、問題点として、水辺整備のあり方検討会で出た問題点として、中央区に限らず、東京都内で知名度がまだないと。防災に限らず、船着場の知名度の拡大、それから魅力度の向上、あと船着場を利用しやすい仕組みづくりということもありました。確かに……。違いますか。ちょっと離れてきましたか。いいですか。ちょっと質問だけ。

 ということで、中央区は恵まれているにもかかわらず、防災船着場あるいは船着場が一般開放されていなかったり、使われていないというところはもったいないと思いますので、水とみどりの課の視点から、スロープができることで、どんどん使いやすくなりますので、その点から御意見をいただければ。魅力度の向上あるいは知名度の拡大という点からお答えいただければと思います。

○吉田副区長
 その件については、議題のところで御質問を再度していただきまして、お答えさせていただきます。

○青木委員
 ありがとうございます。では、終わります。

○アルール委員
 私からは、前委員からも質問がありました月島地域で行われるロボット配送サービスについてお伺いします。

 まず、全く基本的なことが分からないので、教えていただきたいんですけれども、このロボット配送サービスと中央区とはどのような関連性というか、関わりがあって、このようなテストをするようになったのか。先ほど道路使用で警察が許可というのは分かりますけれども、ほかに、例えば、将来的に、テストではなくてサービスをするようになった場合に、何か区が許可をしたりだとか、都道の関係だとかもいろいろあるかと思うんですが、区で何か許可をする必要があるものなのかどうか。また、ほかの事業者から、例えばアマゾンだったり、ウーバーイーツもそうですけれども、そういった営業が来なかったのかということ等も知りたいので、いわゆるロボット配送サービスというものと区との関わりについて教えていただきたいと思います。

○三留環境土木部長
 このロボットサービスと区の関わりということでございます。

 今回、御報告をさせていただきましたのは、前委員からもありましたように、町なかにこういったロボットが走りますので、区民の皆様が何だろうというふうに疑問に思われたりとか、いろいろとあると思いますので、まずは議会に御報告を申し上げて、この事業者が地域の皆様方に御説明に上がるというような形になってございます。

 基本的には、道路交通法の、要は規制緩和で、もう届出によって、こういったロボットが町なかを走れるという状況になってございますので、これに関して区がどうしなさいという指導はできません。ですから、単純に言いますと関わりはないのですけれども、道路管理者として、こういったものが道路上で走りますよということを区民の皆様にお知らせするという状況でございます。

 以上でございます。

○アルール委員
 ありがとうございます。

 そういたしますと、こちらの運営主体の方々が区民の方々にそのエリアの方々に説明をするということですけれども、これはいつぐらいに、どのような方々に、まず説明に上がるのか教えてください。

○池田管理調整課長
 実は、楽天のほうから周知の仕方についても相談がございまして、晴海の連合町会の集まりの中で、まず楽天のほうが地域に対する周知ということで説明に上がってございます。実際に今後実験を行う際には、各マンション個々にチラシを配布していくという周知の仕方をするというふうに伺ってございます。

 以上でございます。

○アルール委員
 ありがとうございます。運営主体が丁寧にエリアの方々に御説明いただくということで理解いたしました。

 その後のテストサービスが終了した後の本格的なサービスを実際にするかどうかにつきましても、それはサービスが終わってから、一度また御報告が区にあるのか、それとも、テスト結果を踏まえての報告をどのように区にしていただけるのかも教えてください。

○池田管理調整課長
 今回のテスト期間を経た上で、その後、実装という形で行われるという流れなんですけれども、その際に、テスト期間中の売上げといいますか、利用回数等についての報告は、特に区として求めてございません。あくまで民間主体の事業ということで、先ほど環境土木部長のほうからもお話があったとおり、区としては、そういった部分では関わりはないので、特に求めていく予定はございません。

 以上でございます。

○アルール委員
 承知いたしました。民間の事業ということなので、報告はないということで理解をいたしました。

 もう一つ、区民の安全面から、遠隔操作を三菱電機が行っているということですけれども、これについて、映像が流れて遠隔で操作をしているのか、それとも地図上の何か動いているGPSを把握しての操作なのか、そこら辺について、もし御存じでしたら教えてください。

○池田管理調整課長
 遠隔操作及び監視についてでございます。

 今回の三菱電機製のロボットに前後左右、合計4つの遠隔監視用のカメラが搭載されております。これによって、360度の監視やモニタリングができるということになってございます。位置情報については、今、委員がおっしゃるとおり、GPSによって位置情報も得られるというふうには伺っているんですけれども、それを全てセキュリティのかかっている事務所でモニタリングをしているというふうに伺ってございます。

 以上でございます。

○アルール委員
 どうもありがとうございます。

 私からは以上です。

○黒原委員
 参政党の黒原です。よろしくお願いいたします。報告事項から2点伺いたいと思います。

 1つ目が、資料3の中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果についてです。

 ごみの搬入排出状況というところで御報告いただきまして、御説明の中で改修等の想定外の停止もあったということで、処理量としては、稼働状況が減っているという状況でございました。その中で割合について幾つか伺いたいことがありまして、区収集ごみのほうが昨年度に比べて増えており、他区からのものも増えているということで、一方で、持込みごみについては減っているということでございますけれども、こちらの量に関しましては、想定外の停止等もあったので、その部分で調整をしたという認識でよろしいでしょうか。

 あわせて、これだけ見ますと、単純には持込みごみの分は今後また増える、昨年度並みになっていくということなのかと思いますが、それに関しまして、処理として増えている状況にあるということですので、問題はないのかという点です。清掃工場については、耐用年数的にも結構、今、そろそろ改修なり建て直しの時期に来ているというふうにも聞いておりますが、その点を教えてください。

 それから、資料4の八重洲二丁目地区地域冷暖房施設の都市計画の変更につきまして、ちょっと私の勉強不足な点はございますが、今回、都市計画の変更ということで、八重洲二丁目3号線、一部変更等もあるということでございます。こちらにつきましては、書き方を見ますと、もともとの計画の中で進捗のとおりになっているので、時期を見て今回の計画を手続として進めていくということだというふうに認識しておりますが、今回、改めて新しく出てきた話なのか、それとももともとの計画に沿ったもので、今回、時期が来たので、やっていますということなのか、その点、念のため確認させてください。お願いいたします。

○志賀谷中央清掃事務所長
 私からは、まず、中央清掃工場の件です。

 他区からの収集が増加したというところですけれども、こちらは中央清掃工場で焼却が停止したとか、そういうところはあまり関係なくて、資料1ページ目の中断の※1に千代田区、新宿区、文京区、台東区と書いてございますが、今まで北区の北清掃工場が建て替え工事のため使えないというところから、こちらの他区のごみ、特に文京区のごみを中央清掃工場で多く受け入れたところでございます。

 それから、持込みごみの増加は問題ないかというところです。

 こちらは、特にコロナ禍以降、会社がテレワークから自然に戻ってきて、大分出社も多くなってきて、持込みごみも大分増えてきていますけれども、中央清掃工場では、まだその辺は余裕もございますし、23区全体の中でごみの割り振りを行っていますので、問題ないところでございます。

 以上です。

○三留環境土木部長
 少しだけ補足をさせていただきますが、要は、炉の停止によって、一般の家庭から出る区の収集ごみは受け入れてございます。炉が停止していても、一時ストックできるバンカーに全て入れて、炉が稼働し始めたら、そこからまた追加で燃やしていくという状況を取っております。先ほど委員から御案内がありました持込みごみは、一般の飲食店であるとか、そういった事業系のごみでございますので、そちらは抑えているということで、極端に量が減っているという状況でございます。

 以上でございます。

○川島都市計画課長
 私のほうから、地域冷暖房施設の件について答弁申し上げます。

 委員御指摘のとおり、当初の計画に沿ったものとして、時期が来たため、手続を行うものとなります。東京駅前の計画につきましては、再開発のビルの提案がなされたときから、高効率の地域冷暖房施設を面的に整備して、エリアとしてのネットワークを通じて、環境性能と、それからBCP対応、防災の性能を地域として上げていくという計画提案がなされています。ビルについては、東京ミッドタウン八重洲が平成27年、今度の新しい開発のほうは平成29年ということで、都市計画の提案、決定の時期もずれておりますし、ミッドタウンのほうについては、もう既に建物が竣工して、地域冷暖房施設についても先行して稼働している状況でございます。今回、八重洲二丁目中地区の計画がこれから本体の着工を迎えると。令和7年度にはなりますが、迎える段になりまして、内容についても、ある程度具体化してきたということで、このタイミングで手続を図るものでございます。

 以上です。

○黒原委員
 それぞれ御答弁ありがとうございました。

 清掃工場については、特に処理としては問題ない、運用のほうで十分にかわせるところであるということで承知いたしました。

 また、都市計画についても、従前の計画のとおりということで理解しました。ありがとうございます。

 以上で、こちらでの質問は終わります。

○川畑委員
 私のほうからも、前委員に引き続きまして、資料3の中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果についてと、資料4の八重洲二丁目地区地域冷暖房施設の都市計画の変更について少し質問させていただきたいと思います。

 まず、中央清掃工場の操業状況の点ですけれども、ただいまのやり取りがございました持込みごみの減少につきまして、御答弁で、今、抑えているというようなお話があったんですけれども、これは飲食関係からの収集ごみがほぼ40%近く減っているということで理解してよろしいでしょうか。

○三留環境土木部長
 数字上、40数%減少しているということでございます。基本的に、ごみの処理に関しましては、23区で広域的に処理をするというのが原則でございますので、中央区は中央区の分だけではなくて、地域一体となってやってございます。そういった理由でございます。

 以上でございます。

○川畑委員
 御答弁ありがとうございます。

 となりますと、炉の稼働状況のほう、下を確認いたしますと、稼働が前年に対しまして21.35%稼働が減少しているということで、この数字を見ていきますと、今後もこのような稼働の減少が続いていくのか。今、御答弁にあったように、23区の清掃工場の稼働状況を見ながら全体で調整をしていくということですけれども、今後の延命化措置等々については、全く予定どおり進めるということで考えてよろしいでしょうか。

○志賀谷中央清掃事務所長
 炉の稼働停止の件ですけれども、こちらは、たまたま昨年、定期点検もございましたし、オーバーホール等もございました。そのほかに、機器の故障等がございまして停止したところでございますので、通常であれば、もっと稼働日数も上がっている状況でございます。

 以上です。

○川畑委員
 ありがとうございます。

 こちらの調査結果、排ガス等の調査でもダイオキシンの排出基準が環境省の定める基準値未満ということで、今、非常に高性能な状態を維持していると思いますので、引き続き炉の整備・維持に努めていただいて、安心・安全な環境整備を継続していただければと思います。

 引き続きまして、八重洲二丁目地区の地域冷暖房施設の件です。

 今、八重洲二丁目中地区の工事が進んでいるということで、こちらと、既に東京ミッドタウン八重洲がオープンしているんですけれども、八重洲二丁目3号線は、要するに熱源を相互で融通し合うという考え方でよろしいでしょうか。

○川島都市計画課長
 おっしゃるとおり、熱源を融通するための導管になります。八重洲二丁目中地区の地下に新たにプラントを設けまして、そちらで冷水、温水等をつくるものになります。既存のプラントと新しいプラントでそれぞれにつくられる熱源、温水と冷水をこの導管で融通し合って最適効率を図るといったシステムになります。

 以上です。

○川畑委員
 御答弁ありがとうございます。

 すばらしい相互融通の仕組みができるとなると、地域の熱効率に関しても非常にいい影響を及ぼすと思いますし、環境負荷も少ないと思いますので、ぜひとも進めていただきたいです。

 もう一点だけ、八重洲二丁目2号線のブルーの導管が出ているんですけれども、こちらは、現在、まだ使用されていないという認識でよろしいでしょうか。それとも、何かもう使われているということでしょうか。

○川島都市計画課長
 既存プラントから出ている青いライン、それから、もう一本、茶色い導管があるんですが、こちらはそれぞれ八重洲地下街のほうにつながっております。この再開発で完成したビルのほかに、八重洲地下街のほうにもエネルギー供給を行うということで、そちらをつなぐための導管になりまして、現在、もう既に使われておる状況になっています。

 以上です。

○川畑委員
 ありがとうございます。重々よく分かりました。

 以上で質問を終わります。

○竹内委員長
 それでは、議題、環境保全及び環境行政の調査についての質疑に入ります。

 委員の発言を願います。

○青木委員
 それでは、先ほどお答えいただけるということでしたので、改めまして、未来の東京に向けた水辺整備のあり方検討会の中で課題として出てまいりました知名度の拡大、魅力度の向上、船着場を利用しやすい仕組みづくりということで、現在、中央区はどのようなことを行っているかお聞きしたいと思います。

○白石水とみどりの課長
 委員に御紹介いただきました未来の東京と併せまして、こちらは東京都のほうで策定したものなんですけれども、時期を同じくして中央区のほうでも水辺環境の活用構想というものをつくり、昨年度、両方ともつくられております。その中で、東京都のほうの未来の東京の会議体のほうにも、中央区を含めて、沿線区が入っておりますので、中央区の今回新たにつくりました構想に関しても、東京都のほうの未来の東京と中央区のほうの構想を方向性を合わせる形でつくっております。

 その中でありました知名度や魅力度の向上ですとか、利用しやすい船着場といったところが課題であるという御指摘でございます。本日、委員会で御報告させていただきました防災船着場に関しましても、水辺利用の一つの重要な特性でございまして、水辺といいますと、防災性に限らず、当然、環境面であったり、生物の育成、多様性であったり、もちろん、親水性に伴う地域のにぎわいや潤いの向上、それから水質浄化、様々な水辺の機能を持っているところでございます。中央区は、これだけ水辺に囲まれた地区でございますので、その水辺を当然活用して、今以上にさらに魅力のある中央区にしていきたいという思いを込めて、中央区のほうの構想もつくっております。知名度ですとか、魅力度というところに関しましては、新たに策定した東京都の構想であったり、区の構想をしっかりと実直に更新というか、進めていくことで、今以上に増えていくのかな、上がっていくのかなというふうな認識ではおります。

 また、利用しやすい船着場というふうにおっしゃいましたけれども、利用しやすい水辺というところに置き換えれば、中央区の基本計画の中でも水とみどりのネットワークというところで、水辺に親しむ地区にしていくということをうたっているところでございますので、今もやっておりますが、水辺の取扱いに関しては、今後もますますしっかりと行っていきたいというふうに所管としては感じているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございました。その指針などについても、東京都と、そして中央区も同じ時期に出し、そして協力してやっていくという答弁がありましたので、安心しました。今まで割と東京都に引っ張られていくという状況がありましたが、私は、水辺についてはというか、臨海部については、本当に中央区がしっかりと先導していくというような方向で、水辺テラスについても力を入れておりますし、防災船着場についても大変数が多いということで期待をしております。

 では、次に、もう一つ別のことなんですが、大熊町との脱炭素協定です。

 協定そのものについては企画総務委員会になると思いますので、そこは置いておきまして、大きく言えば環境問題ということ。環境問題は、これから避けて通れないといいますか、一番重要な問題になってくると思います。例えば、環境問題も、中央区はどこをどう頑張っても、緑化率、緑被率を頑張って上げていっても、中央区の中でカーボンオフセットはもう無理ということは分かっております。例えば、既に中央区は、檜原村、もう随分昔から、そういう考え方に基づいて、いわゆるカーボンオフセットですよね。中央区はCO2を出しているけれども、檜原村の森の整備を手伝うことで、そこでうまく回っていくと。

 幾つかの方法があると思うんですが、今回の大熊町との脱炭素協定については、環境問題以外のこともいろいろ出てくるんですけれども、こと環境問題については、大熊町とどのような協力、つまり、どのようなことで大熊町を環境面で援助していくことができるのか、これをお聞きできればと思います。

○吉田副区長
 大きく環境問題というところで、実際にうちの区としてやれる環境上の施策は限りがあるし、現実に私どもは、やはり日本全体の中で経済的にも文化的にも先進している区でございますので、ある意味で電力消費量が、減らす努力はしながらも、現実にそれが劇的に減っていくということはあり得ない。我々はそれなりに電力を使っていくだろうということで、それでは、どういう形で電力をというふうに考えて、実は、今、それなりにいろいろトラブルを抱えていますので、少し遅れておりますけれども、例えば館山などの不用地についても太陽光発電をやってみようとかということを考えたわけでございます。

 実態的にちょっと戸惑ってしまったのは、実は、館山の反省が非常に大きいんですが、実際のところをいうと、送電施設の送電は、容量がないと、幾らこの陽気ですごい熱量があったとしても、実は無駄になってしまって都心に送れないというような状況があったものですから、そこの中で館山の反省も含めて、送電線が空いているところはどこにあるんだという話でございます。それと、現実の問題として、実は、太陽光発電などでも、今、大変問題になっているんですけれども、あまり知られてないところで送電線までのケーブルを引いたりしますと、そのケーブルを盗みに入る泥棒がいたりなんかして、送電ネットワークがどういうふうに守られるかというのも非常に大きな課題でございます。

 そういった部分も含めて考えたときに、ちょっと待てよということで、福島の原発は再開する見込みがなくて、現実に、やはり基本的には廃炉にするという方向になっている。ただ、実際に、あそこには高規格の送電系統が2系統残っている。送電容量で制限されることはない。

 それから、単純に申しますと、これは発電所そのものがあったところですから、私は福島県出身なので、それを言っても文句は言われないと思いますけれども、実は、足元にそういう町ですから、現実問題として、普通に農業、漁業をやっても、風評被害があって、なかなか立ち上がれないところであろう。そういうところであるならば、太陽光発電を全面的にやっていっても、それ自体で、それをやっていくことが現実に有効な地域の復興であろうというふうに考えた場合に、中央区が使う電力を先付けで例えば中央区は何年か分、お金を出しますから売ってくださいということによって、太陽光の発電が進むというようなことがあるのであれば、逆に、送電施設を有効に使える。実は福島から山を経て東京まで運んでくる送電系統というのは相当金のかかっている財産ですから、それを使わない手はないということで、それで、申し訳ないですけれども、送電施設を持っている東京電力を介して大熊町にアプローチをして、私どももそういうことの取組をさせていただけないかという形で話を持ちかけたわけです。

 正直申し上げますと、うちの区役所の施設で使う電力については、基本的には、例えば大熊町の電力を使わせていただくと、きっとフルに大熊町の電力でやったということになるだろう。そういう組合せをすれば、うちは本当にCO2ゼロの電力を手に入れたことになるし、大熊町の実際的な風評被害をはねのけた復興というものに寄与することもできるだろうということでやらせていただいているわけです。自慢するわけではないですけれども、かなりいい復興政策だったみたいでございまして、私どもが行った後、2週間後ぐらいに各自治体がどうも大熊町に行ったらしいんですが、うちが先付けで予約を取りましたので、うまく協定を取り付けましたので、このことはやはり大事にしていきたいと思っています。

 日本という国の中で再生可能エネルギーということになると、みんな太陽光、それから風力というような話をするわけですけれども、実は、送電ネットワークというようなものを考えていくと、必ずしも平易な道ではない。その実証が、やはり実は大熊町との連携で、より一層明確になるのではないか。私は、逆に、中央区でそういうことを申し上げてはいけないですけれども、実は、もうちょっと治水というものをしっかりやって、水力発電というのも大きな再生可能エネルギーだと思っています。国のほうがそういうふうな思い切った施策の展開をしていけば、環境問題というものについていろいろ進みがあると思います。我々のこういう取組も、逆に、一歩として、送電施設に着目して進めた環境施策として、国全体にもある種の貢献ができるのではないかというふうに思っているところでございます。

○青木委員
 どうもありがとうございます。私も僭越ながら全く同じことを考えておりました。

 私も学校を卒業いたしまして、その後、福島に6年ほど就職でおりましたので、いろいろ縁がありまして、やはりおっしゃったとおりで、とにかく送電線が2本使えると。これが大きな魅力であるということで、これを使って、今、ひょっとしたら大熊町は太陽光発電、ソーラーになりますが、それをそのまま中央区で買う、使うことができる。本当にこれは実現していただきたいと思います。私も8月に視察に行ってまいりますが、しっかりと見ていきたいと思います。

 どうもありがとうございました。

○アルール委員
 私からは、公園についてお伺いします。

 公園は、人々に安らぎを与えるとともに、児童の遊びや青少年の運動、情操教育の場であるというふうに区政年鑑に記載してあります。まず、公園の中で、桜川公園について今日は伺いたいと思います。

 以前、桜川公園におけるPark-PFI等官民連携事業方針というのが出されまして、その後、調査だとか、アンケートだとか、いろいろなことがありまして、令和5年度はそれに向けた公募事業者選定になっていて、本来、令和6年度は設計・工事というふうに以前の資料から分かりました。それが現状どうなっているのかというのを御説明していただきたいと思います。

○白石水とみどりの課長
 桜川公園のPark-PFIの進捗状況でございます。

 委員御紹介ありましたとおり、当初の予定はそのような形で実は進んでいたところでございます。実態としては、令和5年度に事業者の選定というところで予算も組んでおりましたが、中央区の中でああいった公園という貴重な場所を、ある意味、民間のカフェであったり、そういった収益施設が建ってしまうというところを受けますと、やはり中央区では慎重にやっていかないといけないだろうということで、先日の議会のほうで令和5年度予算は令和6年度のほうに全部繰り越しております。したがいまして、令和6年度に引き続き、このPark-PFIの事業者の選定であったり、そういったところの手続に入っていくということでございます。

 以上でございます。

○アルール委員
 承知しました。

 こちらの事業方針が出たとき、また調査をした段階では、まだ本の森ちゅうおうはできておりませんし、現在、既に図書館があそこにできたことによって、それら周辺公共施設との連携をどのようにするのか。また、図書館の裏側のほうのところとも連携ができるような、公園は、もちろん区民のためのものであり、非常に貴重なエリアですし、特にあそこの多目的広場は日中ほぼ閑散としておりまして、もったいないなと。中央区は公園が少ないのにもかかわらず、八丁堀エリアの大切なところが非常にもったいない使われ方をしているというふうに思っておりますので、こちらのPark-PFI方針を踏まえながら、あそこを一体として、ブーケ21、桜川公園、そして本の森ちゅうおう、その裏に抜けるところ、全部を見渡した形で、私の提案ですけれども、どういった形の方針で進んでいくのかというのをもう一度見直してもいいのかなというふうに考えました。

 と申しますのは、昨年度、環境建設委員会の視察で北長瀬未来ふれあい総合公園の視察をいたしまして、それができるまで、やはり長年、紆余曲折を重ねながら、最終的に、途中でいろいろ方針が変わったりということがありましたので、一度決まった方針を再度見直しをして、中央区として、あの公園一帯をどのような形の環境で全ての区民の方がそれを享受できるようなエリアにするのかが非常に重要だと思います。令和5年度の公募事業者選定が今年度にずれ込んでいるという御説明ですけれども、それと同時に、その選定をする際に、事業者に求めるときに、そこら辺全部をひっくるめたような形での提案をいただけるような事業者も必要ではないかなというふうに考えました。

 こちらのPark-PFI、ほかの自治体ではどのようなものがあるのか、私は昨年度の北長瀬未来ふれあい総合公園の視察が終わった後、いろいろ調べたりしておりまして、実際に行ってはおりませんけれども、博多には何か立体的になるようなすごいものがあったりとか、それがどうも来年の春に、一部オープンするだとか、いろいろなことがありましたので、こちらのPark-PFIの官民連携事業方針については、今年度の公募、事業者選定に当たり、もう一度見直しをしながら、大きくできるような事業者の選定をやっていただきたいと思います。

○吉田副区長
 今おっしゃったことは、Park-PFIの話だけではないんだよね。さきの水辺の話もあるんだけれども、うちの区に迫られているのは、人口が20万人以上の都市になったときに1人当たりの公共施設面積とか、公園面積は、分母が増えるばかりだから、減っていく。だから、実際のところ、見直ししなければならないのは、やはり基本的には、公共施設の在り方も、何度もいろいろなところで言っているけれども、8時間だけ使う単一用途の公共施設なんかはなしにしようと。ある意味で、大人から子供まで使えるような施設をうまく整理統合してやっていかなければならないというふうに思っているし、それから、公園についても、露骨に言うと、公園面積をそんなに広げられる余地はないからね。私どもが水辺の再生と言っているのは、水辺に近寄れるようにすることによって、我々の水辺を一つの我々の公園にしようではないか。今の水質からいうと、泳げというのは無理だけれども、水上スポーツとか何かも含めて、ある意味で水辺に親しめる環境づくりをしっかりしようと。水辺も含めて、公園として胸を張れるような環境をつくろうということをやっているわけ。だから、あそこのPFIの話だけではなくて、周りを取り巻く公共施設をどうするかということをしっかり考えていきたいと思っています。

○黒原委員
 引き続き、よろしくお願いいたします。

 私からは1点、今、海の生きもの地球ミュージアム2024というのが環境情報センター、エコノバで開催されております。私も時間ができて、そちらへ伺ってきまして、展示としては面白く拝見させていただきました。内容としては、結構パネル展示がふだんのエコノバのときよりは増えているという状況と、3Dの映像が見られるといったようなところです。昨日行きましたので、状況としては結構閑散としているという印象がありました。せっかくのイベントをやられていて、対応された職員の方にお話を伺うと、宣伝は学校とかには当然周知しているということではあるんですけれども、平日だからしようがないという部分はありますが、学校ももう終わってきた時期になって、ちょっと寂しいというところはありました。

 そうした点におきまして、今回、1週間ぐらいの開催でございますけれども、期待する集客の状況でありますとか、広げ方もしくは学校への働きかけといった点で、まだ始まったばかりというか、今週末いっぱいですけれども、状況についての受け止めですとか、前年度以前の状況も踏まえまして、今、どのように考えられているかということをお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。

○鎌田環境課長
 海の生きもの地球ミュージアムということで、今年、環境情報センターで実施するのは初めての事業となっておりまして、御覧いただきましたデジタル地球儀、SPHEREというものを導入した事業者の御協力をいただきながら、区と共催という形で実施しているものでございます。実は、私も、昨日、現場へ行かせていただきました。来場者に関しましては、平日の日中というところ、あと暑さというところもあろうかと思いますけれども、お越しいただいているお子様、御家族連れの方もいらっしゃいましたけれども、全体としてちょっと閑散としていたという状況は感じております。

 こちらのイベント実施に当たりましては、学校のほうに全児童配布等で周知はさせていただいているところでございます。あとはホームページで発信させていただいているところでございます。残り限られた期間ではございますが、環境情報センターのツイッターでの発信ですとか、また、シティラボが同じ東京スクエアガーデンの6階に入ってございますので、そういったところともうまく連携しながら、できる周知を残りの期間でしっかりやっていきまして、まだ土日も残ってございますので、そういったところで多くの方に来ていただけるような機会にしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○黒原委員
 御答弁ありがとうございました。

 単純に、よく私も周知、周知と言ってしまいますけれども、集客が非常に難しいというのは重々承知はしておりますが、いい企画だと思っていますし、やはり体験型というか、触れて遊べるというところは、小さいお子さん、実際に一緒にたまたまいらっしゃった家族連れの方とかは3Dの映像とか、結構手を動かして楽しく体験しているところを見ましたので、ぜひ活用いただきたいと思っております。引き続き、御対応のほど、お願いいたします。

 以上で終わります。

○川畑委員
 引き続き、よろしくお願いします。

 先ほども吉田副区長のほうから御答弁があったんですけれども、私のほうから太陽光パネルの件について質問させていただきたいと思います。

 ZEB化が推奨されておりまして、とにかくできる限りエネルギーの地産地消に努めていくということは、国としても必ずやらなければいけないと。昨今の中東情勢、ロシアとの関係等を鑑みましても、今後、化石燃料にいつまでも頼る時代ではないということは明白です。東京都のほうとしましては、新築戸建てに関しては太陽光パネルを設置してくださいよということで、今、方針を出しておりますけれども、本区としまして、既存の大規模なビルもしくはオフィスビル、それから中小規模のビル等々に関しまして、何らかの太陽光パネルの設置に関して補助とか、助成とか、今後の環境先進区を目指すということにおきましても、何らかのそういう取組というのは、現在、検討されているところはございますでしょうか。

○鎌田環境課長
 太陽光パネルの設置に関してでございますけれども、例えば、現在、区で行っているものといたしましては、そういった省エネ機器の助成制度というのは用意をさせていただいておりまして、事業者の皆様、また、事業者だけではなくて、例えばマンションの組合の方等にも御利用いただいているというところがメニューとしては持っているところでございます。

 それ以上の何か大型の補助、ZEB化に伴う補助ですとか、そういったところに関しては、今、制度としては持っていないところでございますけれども、区内のそういった建物、事業者に対しても、ゼロカーボンというところに向けては、我々もどういったアプローチをしていくことがいいのかということに関しては、引き続き検討を進め、有効な方法を考えてまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○川畑委員
 御答弁ありがとうございます。

 昨年ですか、メイド・イン・ジャパンの曲面対応の太陽光パネルが商品化されまして、今まで輸入、中国製のものがほとんどであった市場に対して、メイド・イン・ジャパンのものが使えるようになったということで、区内にビルディングは大変多く建っていますので、マンションも含めまして、エネルギーの地産地消、高効率・高性能な蓄電池の設置と併せて、災害対策の意味もありますので、ぜひとも何らかの補助、助成制度等を検討していただければと思います。御検討をよろしくお願いいたします。

 以上で質問を終わります。

○竹内委員長
 それでは、質疑が終了しましたので、議題、環境保全及び建設行政の調査については継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○竹内委員長
 それでは、管内視察について申し上げます。午後はメブクス豊洲及び自動運転車両の視察を実施いたします。

 なお、現地視察に先立ち、自動運転の概要説明がありますので、午後1時15分、第1委員会室に集合をお願いいたします。

 午後1時15分まで休憩といたします。

 なお、委員の方と担当部長はお残り願います。

(午前11時21分 休憩)


-委員会を閉じた後-

 行政視察については、10月下旬からの2週間で、4常任委員会の視察を実施する予定であり、日程・視察先等詳細は正副委員長に一任する旨が確認され、了承された。


(午後1時15分 再開)

○竹内委員長
 再開(第一委員会室)

     〔視察等日程は別紙のとおり〕

○竹内委員長
 閉会(車中)

(午後3時34分 閉会)


「別 紙」

環境建設委員会視察等日程

○日  程

    委 員 会 開 会           10:00

         ↓

       [休  憩]

         ↓

    第一委員会室           13:15

    委 員 会 再 開

    自動運転について説明

         ↓

区役所正面玄関           13:45~13:55

(Cruise AV車両の見学)

         ↓

    メブクス豊洲              14:16~14:45

    (説明・視察)

         ↓

    シンボルプロムナード公園駐車場     15:06~15:33

    (自動運転車両の説明及び見学)

         ↓

    委員会閉会(車中)           15:34

    区 役 所 到 着           15:50

○視察概要

 ・自動運転の概要説明について

 ・Cruise AV車両の見学

 ・メブクス豊洲の視察について

  到着後、説明を受けながら、つぶさに施設の視察を行った。

 ・自動運転車両の説明及び見学について

  到着後、説明を受けながら、自動運転車両の見学を行った。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559