ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の  令和6年 環境建設委員会(9月4日)
※発言が2箇所以上ある場合、「前を検索」「次を検索」で前後の発言箇所へ移動できます。

令和6年 環境建設委員会(9月4日)

1.開会日時

令和6年9月4日(水)

午後1時30分 開会

午後3時58分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 竹内 幸美

副委員長 押田 まり子

委員 田中 耕太郎

委員 青木 かの

委員 アルール うた子

委員 黒原 裕司

委員 川畑 善智

議長 瓜生 正高

4.出席説明員

(18人)

山本区長              

吉田副区長             

三留環境土木部長          

池田管理調整課長          

大野交通課長            

坪川副参事(交通安全対策・特命担当) 

鎌田環境課長            

白石水とみどりの課長        

金広道路課長            

志賀谷中央清掃事務所長

早川都市整備部長

川島都市計画課長

菊池地域整備課長

福島まちづくり事業担当課長

青柳住宅課長

溝口都市活性プロジェクト推進室長

落合都心再生推進課長

水野基盤事業調整課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

林書記

後藤書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○竹内委員長
 ただいまから環境建設委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係で、住宅課長が出席しますので、御了承願います。

 続いて、地下鉄建設促進五区協議会の活動について御報告をいたします。

 8月27日に同協議会総会が葛飾区で開会され、私と押田副委員長が出席しました。議事内容は、前年度の活動状況等の報告を受け、了承し、今後の活動方針について協議を行うとともに、意見交換を行いました。

 それでは、理事者報告に入ります。

 発言を願います。

○三留環境土木部長

 1 「築地川アメニティ整備構想」の整備等について(資料1)

 2 令和5年度中央区役所温室効果ガス排出量等について(資料2)

 3 環境マネジメントシステムの運用について(資料3)

 4 桜川公園におけるPark―PFI(公募設置管理制度)について(資料4)

 5 月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業で整備される公園及び公衆便所について(資料5)

 6 令和5年度ごみ量及び資源回収量について(資料6)

○早川都市整備部長

 7 一般財団法人中央区都市整備公社の運営状況について(資料7)

 8 築地一丁目地区に係る都市計画について(資料8)

 9 区の保有する債権の放棄について(資料9)

○溝口都市活性プロジェクト推進室長

 10 柳通りにおける社会実験の実施について(資料10)

 以上10件報告

○竹内委員長
 それぞれありがとうございました。

 それでは、発言の持ち時間制についてお伝えをいたします。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後2時18分です。自由民主党74分、かがやき中央56分、参政党10分、れいわ10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○田中(耕)委員
 よろしくお願いいたします。

 まず、資料1の築地川アメニティ整備構想と資料8の築地一丁目地区に係る都市計画は連動しているということでございますので、関係する点を併せてお伺いしたいと思います。今回、基本協定を結ばれるということで、この大きな構想の具体的な一歩が始まるというふうに認識しております。そういった中で、現状の方向性について、大きなくくりで何点か質問したいと思います。

 まず、ここでは、この後、協定等を踏まえての話に当然なってくるというのは承知しておりますが、現状で区のイメージする本事業の実施の期間でございます。想定の事業期間、また費用についても、一部、首都高の部分以外で、先行整備地域で単独事業として58.5億円程度というのも示されておりますけれども、この全体、今回お示ししていただいている築地川全域等での事業費ですとか、あと、首都高の部分については首都高に担当していただくのは当然といたしまして、国や都などの支援や助成は、本事業については見込めないのか否かという点についてお答えをいただきたいというふうに思います。

 また、関連して、本庁舎のすぐ近隣というか、目の前の事業地でございます。現在、進捗はございませんが、今後、本庁舎の移転や建て替え等もまた検討せざるを得ない時期もやってくるというふうに思っております。本庁舎の今後の置かれていくであろう立場は、様々なケースが想定されると思いますが、そういったものも見込んでの整備構想となっていくのか、本庁舎との連動性について、この計画でお考えがあれば、お考えをお知らせしていただきたいというふうに思います。

 あわせて、連動している地域としまして、首都高の新富町の出口上部についても、現在、本庁舎の駐車場等が設置されていますが、このエリア等については、同じように覆蓋化等や何かしらの整備をしていくことは、今後、検討が可能なのか否かという点についても、お考えをお示ししていただきたいと思います。

 庁舎の整備については、庁舎自体の整備ということではなくて、そういったことを踏まえた整備がこのアメニティ構想の中で行われるのか否かという点についてお示しをいただければというふうに思います。

 まず、以上の点についてお願いいたします。

○池田管理調整課長
 アメニティ整備構想についてでございます。

 まず、事業期間、スケジュールについてでございます。

 現在、詳細設計を進めているところでございます。本年度中に詳細設計を終えた後に、工事の発注という流れになると思いますが、今回、整備につきましては、首都高速の擁壁の大規模更新と連携して進めていることもございまして、今後の首都高のほうの工事のスケジュールに合わせた整備になっていくというふうに考えてございます。

 ちなみに、首都高のほうの整備計画では2035年の完成を目指すということで伺っているところでございますので、そのような時期に、こちらのほうの完成も見込めるのではないかというふうに考えてございます。

 また、今回の概略設計を終えた段階での概算額が約58.5億円となってございますが、全体の首都高のほうの大規模工事の工事費については、まだ区のほうでは把握しておりませんが、都心環状線の築地川区間、松幡橋から新尾張橋までの大規模更新の総事業費としては約630億円と伺っているところでございます。また、これに対する支援、国からの助成等についても、区のほうでは把握ができていない状況でございます。

 また、今回の整備の中で区役所本庁舎との関連性というところですけれども、区役所のほうの建て替え計画が、現在のところ、進んでいないところもございまして、今回の計画では特に関係性は持たせてございません。

 それと、現在、区役所の目の前の、高速道路出入口になっている、既に都市計画変更されまして廃止となっております補助153号線の部分だと思われますが、こちらにつきましては、今後、こちらの大規模更新を進める事業の中で、一部、三吉橋等の架け替えもあるということもございまして、その間、約10年近く、2035年までの活用については、現在のところ、考えてはございませんが、その後については、今後の事業の進捗に伴いまして、検討等も含めて考えていきたいというふうには考えてございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。本当に大規模かつ長期の事業となってまいりますので、概要については承知をいたしました。

 資料8とも関連して、今回、このエリアを再開発と連動して地下通路も実現していくということで大いに期待するところではあります。この地下通路に関しても、先ほどこの事業自体は2035年ということもありましたし、今後、資料8の築地一丁目の計画が都市計画決定等されて、具体的な工期、工事内容が決定するというふうに了解していますが、この地下通路のほうが先行してできるというような形のこともあり得るのかどうか。アメニティ構想のほうが先にできるのか、この地下通路のほうが先にできるのかという点について、現状、分かっている点があれば、お知らせをしていただきたいと思います。

 それをお聞きする理由といたしましては、従前から東京メトロの築地駅と新富町駅が乗換え可能駅と認定はされていますけれども、現実的には地上部を通っていくということもあって、乗換え者数は限定的だというふうに認識しています。築地市場跡地の再開発整備、大規模整備について、スタジアム等も含めて発表されていますけれども、今後、このエリアの交通需要、また歩行者、来客人口は爆発的に増えることが当然予想されます。そうなってまいりますと、最寄りの都営大江戸線築地市場前駅もありますけれども、築地駅は最寄り駅の一つとなってまいります。しかしながら、新富町駅までほんの僅かではございますけれども、現実的には、乗換え可能駅であることですとか、すぐ近隣だというのが近隣の方以外にはなかなか認識されていないのではないかという問題意識が私個人にはございます。ですので、中長期的に、今回の築地アメニティ整備構想の築地一丁目地区の都市計画における地下通路構想と併せて、新富町駅への地下通路整備等も併せて今後考えていったほうがよいのではないかというふうに思うんですけれども、そういった連動性について、お考えがありましたらば、お示しをいただければと思います。

○福島まちづくり事業担当課長
 地下通路についての件です。

 この地下通路については、アメニティ整備構想に先行する形で2つの再開発、築地一丁目地区、築地二丁目地区、それぞれの開発の中で整備されます。その2つの開発の中でも先行するのが築地二丁目地区、築地駅から平成通りまでの区間になりまして、こちらのほうが令和11年に、そして、そこから先、平成通りからアメニティ整備構想までの部分については、令和13年、再開発の事業の中で整備するというものになってございます。

 続きまして、新富町駅と築地駅の乗換え利便についてというところでございます。

 現状の開発の中では、築地一丁目地区の部分と新富町駅の部分を地下の通路でつなぐというところまでは想定されていないところでありますが、築地一丁目地区から、例えば新富町駅への乗換えについて、開発のほうでいろいろサイン計画等で回遊性の向上をうたっていますので、来街者は増えると思います。そういう方々に分かりやすいような案内等をしていくものというふうに認識しております。

 以上です。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 大規模かつ中長期かかる事業でございますので、一朝一夕でできるものではないとは思いますが、先ほどの繰り返しとなりますが、この地域にさらなる大規模な市場跡地開発計画がありまして、多くの方がこのエリアにいらっしゃる。そして、状況によっては滞留するということも懸念されます。ぜひとも、地下歩行空間、現在、東京駅の駅前ですとか、日本橋エリアを中心に広大な地下構想網を本区は推進していますが、このエリアにおいても、今般の跡地利用の計画も鑑みて、この規模や滞留人口も考えて、このエリアの地下化や回遊性の向上といったものを、こういった一つ一つの整備計画と併せて考えていただければというふうに思います。

 次に、資料4の桜川公園におけるPark-PFIについてお伺いいたします。

 こちらのPark-PFIについては、私も個人的に様々な形で推進や実証実験等をしていくべきだというふうにお伝えをしてまいりましたが、今般、具体化が進むということで期待をしております。今回の内容を拝見いたしますと、やはりカフェ等の飲食と物販を事業者からは提案として主に受ける形になるかというふうに思います。そうなってまいりますと、懸念事項としましては、目の前にあります本の森ちゅうおうのカフェ事業との連動性、新大橋通りを渡りますので、それがすぐに何か売上げや兼ね合いが問題になるとは思っておりませんが、従前から、なかなかこれも難しいといったことはずっと御答弁でもいただいていますし、個人的にも思います。

 本の森ちゅうおうと桜川公園は本当に目の前の立地でありますから、物理的に連動できないのかという問題は、どうしても常に念頭にある部分がありますので、物理的な面での本の森ちゅうおうエリアとの回遊性などを今後検討していく余地はないのかという点についてお知らせいただきたい。

 それと、飲食と物販中心の想定でありますけれども、桜川公園の規模は、本区としては中規模公園にはなりますが、客観的に見れば、それほどすごく大きいエリアというわけではありませんので、物販ですとか、飲食の設置できるエリアもかなり限定されるのではないかというふうに想定されます。企業としてのメリットですとか、収益性というのは、もちろんサウンディングの中でもいろいろ検証されているのは分かっておりますが、しっかりと取られているのかどうかという点について、区の見解をお知らせいただければと思います。お願いいたします。

○白石水とみどりの課長
 桜川公園のPark-PFIについてでございます。

 まず、1点目に、物理的な動線というところからお話しします。

 今回、桜川公園と本の森ちゅうおうの位置関係は、我々も当然存じ上げているとおり、新大橋通りという大きな通りがございまして、こちらが連動できれば、もちろんよろしいかなというところですけれども、その部分は切り離して、物理的な、例えば橋梁を架けるとか、歩道橋を架ける、もしくは先ほどお話があった地下道みたいな話は特段進めているわけではなく、まずは本の森ちゅうおうであったり、桜川公園であったり、それから男女平等センターブーケ21であったり、桜川屋上公園、それから亀島川緑道、亀島川に続いてきますが、こういった既存の公園施設であったり、区有施設を結んでいくという形で検討を進めているところでございます。

 それから、物販、カフェが基本になるのではないかということで、こちらに関しては委員がおっしゃるとおりかなと思います。当然、サウンディングをかけた中でも、事業者においては、カフェ等飲食がやはり多かったところでございます。本の森ちゅうおうにもヒアリングをかけていまして、本の森ちゅうおうのほうは、委員がおっしゃったとおり、中にカフェがございます。こちらも図書館の運用時間の中で、今、実態としては行っているようで、こちらのカフェについては、図書館に指定管理者が入ってございますが、指定管理者の自主事業ということでカフェを運営しているということで、私自身も当然カフェを拝見していますが、サンドイッチが置いてあったり、コーヒーが飲める非常にいい空間で、常ににぎわっているのかなというふうに考えています。お客さんに関して言うと、逆に、本の森ちゅうおうで本をお借りになった方でそちらのカフェに入れないという方は、ぜひ桜川公園にお越しいただいて、ゆっくり本を読んでくつろいでいただくといったような空間が出来上がるのかなというふうに考えているところでございます。

 それから、企業の収益性というところでございますが、こちらに関しましては、これから事業の提案が事業計画として出てくるというところでございますので、そちらの収益性等をしっかりと区のほうも確認しながらやっていきたいというふうに考えています。Park-PFIという制度は、御存じのとおり、公園の魅力向上を図るとともに、その事業を行う民間事業者の活力とかノウハウを使って、整備費の一部であったり、その維持管理費においても、区としてコストダウンが一定の部分図れるかなというふうに考えていますので、そういった部分を、今後行われる事業者選定の中で、しっかりと委員会の中で酌んで、事業の継続性だったり、収益性も確認していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○田中(耕)委員
 詳細な説明をありがとうございます。

 Park-PFIを今後具体化する中で、収益性というのをあえて申し上げたのは、他の自治体や国が行っている様々なPFI事業等も拝見してまいりましたけれども、やはりいい事業は当然継続性が高くて、集客性や広報力も含めてトータル能力が高いんですけれども、そのためには、民間事業者の力を借りるということで売上げや収益も上げられる仕組みで、それを官としても一定程度はサポートしていく仕組みでないと、官民連携、ウィン・ウィンの関係になかなかならなくて、失敗してしまうと、官と民の悪いところ取りという最悪のパターンも、残念ながら、リスクとしてはあり得るというふうに思っております。民間活力を利用するということで、官として、区としてはコスト削減やノウハウを得られるというメリットだけではなくて、当然、民には企業としての収益性や発展性が求められる。そういった責務もあるというふうに思っておりますので、そういった点をぜひとも念頭に置いて、今後の具体化、また継続性の維持を検討していただきたいというふうに思います。

 また、本の森ちゅうおうとの連携については、本委員会の中のみの議題にはならないかもしれませんが、従前から、連携性、連動性を高めたほうがいいと。また、新大橋通りはあれだけ大きな都道でございますので、なかなか簡単には行き来できないというのは重々承知しておりますが、先ほど来のお話にありましたように、物理的に非常に難しいのは分かっております。地下も地下鉄が走っておりますので、歩道橋や地下道などは相当難しい話だというふうには理解しておりますが、いずれにしても、点と点が面になるように、先ほどもお話にあったように男女平等センター等々もずっとつながっている、区有地のつながるエリアでございますので、点ではなくて面で、こちらも回遊性、連続性、継続性が高められるようなお取組をぜひともお願いして、私の質問を終わります。

○青木委員
 それでは、私からは、資料2、令和5年度中央区役所温室効果ガス排出量等についてと、資料5、月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業で整備される公園及び公衆便所について、具体的なポイントになりますが、質問したいと思います。

 まず、中央区役所温室効果ガス排出量についてです。

 先ほどの説明の中に入っていたかもしれないのですが、改めまして、1ページ、最初のページにあります、学校2校とその他19施設において再エネ100%電力に切り替えたと。これは大変な実績だと思いますので、この点についてもう一度、固有名詞も入れて詳しく御説明いただければと思います。よろしくお願いします。

○鎌田環境課長
 令和5年度、再エネ100%電力を導入した学校と施設に関してでございます。

 学校2校に関しましては、中央小学校と豊海小学校、また、その他19施設、様々ございますけれども、大きいところといたしましては、男女平等センターなどの施設がございます。いずれも、ちょうど契約の切替えのタイミングの機会を狙いまして、再エネ100%電力への切替えを行ったという状況でございます。

 以上でございます。

○青木委員
 中央小学校と豊海小学校、今、御説明にありましたように、切替えのタイミングによって使うことができたということですね。晴海西小・中学校については期待をしておりましたが、第二校舎につきましてはZEB化ということで御連絡いただいておりますが、最初の晴海西小・中学校については、環境面から何かもう少し努力できなかったのかという点でお聞きしたいと思います。

○鎌田環境課長
 晴海西小・中学校の環境面ということでございます。

 現在、4月から新しく動いている中で、あそこの施設の中にも屋上には太陽光パネルの設置がされていたりですとか、また、檜原村の間伐材を活用しまして、外構等のルーバーを作ったり、そういったところでも取組をさせていただいているところでございます。また、今般の電力の関係で申し上げますと、現在は再エネ100%の電力が入っているわけではございませんけれども、当然、工事期間中も、学校使用という形ではない電気の使用が様々ある中で、電力契約というのは業者のほうでしている状況でございます。要は、電力の切替えのタイミングですとか、契約の都合上、現在は再エネ100%の電力は入ってございませんけれども、当然、今後、電力の切替えの機会を捉えまして、晴海西小・中学校だけに限らず、他の公共施設に関しましても、再エネ100%に切り替えるというのは、電力に起因する温室効果ガスの排出を抑制する上では、かなり重要なポイントだと考えてございますので、進めてまいりたいと考えております。

 以上です。

○青木委員
 ありがとうございます。

 議題のほうでお聞きしようと思っておりますが、大熊町との提携もありますし、今、御答弁にありましたように、再エネ100%、ゼロエミッションに向けて、公共施設での努力を引き続き続けていただきたいと思います。

 次に、月島三丁目北地区なんですが、今回、御報告をいただいております公園とトイレです。

 まずは、月島三丁目北地区、わたし公園、名称の変更ということで、もともとわたし児童遊園だったものが、わたし公園になると。いろいろ検索してみたんですが、自治体によって、児童遊園と公園を明確に定義しているところもあります。公園の場合、都市公園になるということで、児童遊園ですと、管轄の所が替わったりしているところもあるんですが、中央区の場合、あえて今回、わたし児童遊園からわたし公園に名称を変更した点について、そして、児童遊園から公園に変わったということで、中央区としては、定義とまでは言わなくても、どういう意味合いの変化があるかということを教えてください。

○白石水とみどりの課長
 児童遊園から公園に関する名称変更というところで、地域の歴史的な経緯がある場所ですので、わたしという名称は残しながら、児童遊園を公園という形にしたわけですけれども、公園にしたほうが、ある意味、都市公園法という公園の中での基準となる、しっかりとした法律に基づいて公園が整備されるということもございますので、そういったところで、わたし公園としたというところが1点目でございます。

 2点目としては、あわせて、今回、公衆便所のほうも御報告させていただいておりますが、もともとあった公衆便所に関しても、ここは条例に入っていない便所でございましたので、今回、わたし公園と併せて、しっかりと災害時対応の公衆便所を整備いたしますので、こちらの公衆便所に関しても、条例に位置づけてやっていくという意図もございまして、わたし公園というふうにしたところでございます。

 以上です。

○青木委員
 ありがとうございます。すごくいい流れでお答えをいただきました。

 都市公園法に基づくということで、公園と、それから水とみどりの課長も最初、トイレとおっしゃって便所と言い換えられた。私も、この12年、便所と言うのがつらくてつらくてしようがないんですが、一般的にはもうトイレと使われている。ただし、条例で便所あるいは公衆便所となっているので、そう言わなければいけないんですよと前に教えていただいたのですが、何かのきっかけで、条例でトイレというふうに、公衆トイレあるいはトイレと。条例上、多目的トイレは、多分多目的便所ではなくて多目的トイレだと思うんですが、その点も含めまして、ちょっと細かい点になりますが、名称ですので、大変重要だと私は思うのですが、トイレの名称変更についてはいかがでしょうか。

○白石水とみどりの課長
 トイレの名称です。

 公衆便所からというところでございますが、実は、公衆便所におかれる条例、中央区立公衆便所条例は非常に歴史が長いものがありまして、公園条例よりも先にできているような形で公衆便所条例というものができております。当時の公衆便所というものの位置づけが、最近は駅であったり、公共性のあるトイレに関してもリニューアルされていく中で、便所という名前から、トイレだったりということのほうがなじみ深いのかなと、私も感じているところではございます。

 23区で名称がトイレなのか、便所なのかというところも一旦調べたことがございますけれども、基本的には、どっちが多いとかというよりも、両方とも使われているというところも分かりました。区としては、便所をトイレに名称変更するというところに関しては、現在のところは考えておりませんが、今後、トイレのイメージアップとか、そういった部分にもしつながるということであれば、研究して進めていかなければいけないというふうに考えております。

 以上でございます。

○青木委員
 イメージアップにつながると思います。特に、中央区はトイレだと思います。よろしくお願いします。

 もう一つ、エレベーターがあります。月島三丁目北地区、再開発が行われる北地区なんですが、昨日見てまいりました。最初から、この形が現れてきたときから、ずっと気になっていたんですが、ここに詳しい位置図が出ております。

 ここに写真があるんですが、写真はお見せしてはいけないんですよね。なので、説明しますと、1階があって、私の前が道路です。ここには特別区道、いわゆる西川岸通りです。今、工事中ですので、かなり車も通っています。私の後ろが隅田川になります。エレベーターで1階から2階に上がりまして、2階で降りる。そうすると、この後、スーパー堤防ができますので、そこも併せて緑化率アップのために、また、すてきな公園になるんだと思いますが、降りる方向が同じなんです。つまり、道路側に降りると、目の前に空中で何もなくて、多分1メートルも幅がない。分かっていただけましょうか。エレベーターに乗って2階へ行って降りると、目の前に1メートルも幅がない道路がある。あとは空間です。最終的には、その道路を隔てて58階建て、超高層マンションとつながりますので、全体的に竣工すれば問題はないと思うんですが、知的障害者グループホーム等複合施設が先に竣工いたします。

 特に、知的障害者グループホームにお住まいの方もお使いになるということで、この時差、この間にこのエレベーターを使うということにとても不安を感じているのですが、どのような安全対策が取られているか教えてください。

○白石水とみどりの課長
 今、委員が御指摘の部分は、資料5の2枚目の公衆便所の図面で、これが1階部分を示しておりますので、これの括弧書きというか、青い線で囲んでいる知的障害者グループホーム等複合施設の右下の部分がちょうどエレベーターの出口で、そこが道路に面している部分になります。

 今、恐らく委員がおっしゃっている場所は、この青い線が建物の外構でございますが、エレベーターで1階に降りてきたときに、この外構部に出てくるという形でございます。ここのエレベーターに関しましては、今回、公園が2階に上がったということですので、ある意味、立体の公園という中で、エレベーターのバリアフリーの観点から、必ず必要なものです。公園と道路の接続という意味では、まだ供用は先ですので、そういった注意点も確認しながら、道路側にしっかり注意喚起ですとか、そういった表示、例えば道路の歩道に自転車等もしくは歩行者等が歩いていると接触のもとになりますから、そういった安全喚起をしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○青木委員
 うまく説明できないので、申し訳ないです。1階よりも、私が心配をしておりますのは2階なんです。本当に宙ぶらりんです。2階だとします。エレベーターに乗って、同じ方向に降ります。目の前が道路で何もないんですよ。これはまだ工事途中かもしれませんが、昨日の段階では、そこにパイプの手すりがついておりましたが、それがあるとしても、私が乗っても、ちょっと恐怖感を感じるようなつくりになっております。

 これは、いろいろ後で写真を見ながら御説明いただければと思いますが、議事録に残りますので、2階の部分の安全性について御説明ください。

○白石水とみどりの課長
 失礼いたしました。2階の部分の御指摘ということでしたので、1階と同様、道路を渡って、連絡通路として、道再開発の部分と公園を結ぶような形になっておりますので、1階と同様、2階の部分の安全対策も、供用までにしっかりと実施したいというふうに考えております。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございました。

 私は以上です。

○竹内委員長
 では、質疑の半ばではありますが、一旦10分間の休憩を取りたいと思います。午後3時5分に再度お集まりいただきたく、お願いいたします。

 暫時休憩いたします。

(午後2時53分 休憩)


(午後3時5分 再開)

○竹内委員長
 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。

 次の発言者の発言を願います。

○アルール委員
 私からは、資料4、桜川公園におけるPark-PFIについてお伺いいたします。

 前回の委員会での質問で桜川公園のPark-PFIについて取り上げさせていただきまして、その際に現状についての若干の御説明をいただき、中央区の中で貴重な場所の公園を、ある民間のカフェであったり、そういった収益施設が事業を行うということを受け、慎重にやっていかないといけないということで、本年度に、引き続きPark-PFI事業の選定と手続に入っていくという御説明をいただいております。また、区内の公共施設は、基本的に、公共施設の在り方につきましても、例えば8時間だけ使うのではないような公共施設にしよう、大人から子供まで使えるような施設に整理・統合することが今後求められるとの趣旨の御発言もございました。公園は、まさに子供から全ての世代への施設であるということは言うまでもございません。

 そこで、公園の再整備のテーマと、事業者へ求めるテーマについて少し確認をさせてください。

 桜川公園再整備のテーマの3つの中のまず1つ、安全で快適な遊びと憩いの場の形成、子どもの遊び場・子育て支援の場の充実、様々なニーズの利用者への居心地の良い空間づくりというふうになってございます。この中で、特に様々なニーズの利用者と一くくりにしていて、テーマの中には特に明確に明記はされていないですけれども、これはどのような利用者や、そういった空間を想定しているのか、もし想定しているようであれば、少しお聞かせいただきたいと思います。

 私が思うに、多分その中にはもしかしたらインクルーシブ公園や遊具のものも入っているのだろうかというふうに勝手に想像しておりますし、また、子供からというふうになっておりますが、若者への視点がちょっと少ない公園ではないのかなと、現状、思っております。例えば、遊具はありますけれども、若者が使うような筋力トレーニング用のベンチみたいな遊具というのか、そういったものも想定しているのか。もしくは、そういったものは区が与えるテーマではなく、事業者が自主的にこういう遊具で、こういった公園をつくりますというような形の中に入っているのかということもお伺いしたいと思います。

 そして、民間事業者サウンディング12社が一昨年度からやっていて、追加6社の意向が、この事業のテーマや公募条件に何か影響を及ぼしたのかどうかというのもお伺いしたいと思います。

 そして、収益施設の整備というものが、整ってはおりますけれども、それにより公園や広場、緑だったり、自由な面積が減少しないのかも確認させてください。

 取りあえず、それを教えてください。よろしくお願いします。

○白石水とみどりの課長
 Park-PFIについての御質問でございます。

 委員の御説明がありましたとおり、中央区でPark-PFIを区立公園でやるというのは初めての事例ですので、ある意味、慎重に、ほかの事例等も参酌しながら実施していかないといけないというところで、実際は令和4年度から検討に入っているところでございますが、令和5年度に関しては、各委員会ですとか、一般質問等の御意見等もありましたので、Park-PFIの中央区としての在り方、中央区としてのモデルというものをしっかりと区の中で検討して、令和5年度の予算を全て繰り越して、令和6年度に引き続き検討を実施し、今回、こういった形で委員会に御報告するのは、これから事業者の選定のタイミングに入るというところですので、御報告させていただくといったことでございます。

 様々なニーズとは何かというところでございますが、令和4年度から実施している中で、アンケート調査ですとか、地域の方へのヒアリングをやっております。私自身が言うのもあれですが、桜川公園はとてもすばらしい公園で、緑も多くて、地域の環境にも恵まれているすばらしい公園でありますが、実態としては、先ほど説明もあったとおり、通り抜けの方が多いというのもありました。

 また、分かったのは、平日と休日の利用のされ方も違うというのもございました。平日は、今回、区の命題にも挙げました子供の遊び場として、保育所が園庭代わりに使われていたり、小さい子供が結構遊びに来ているというのが分かりましたし、休日は、人口も増えて、近くにお住まいの方がくつろいだりという面で、子供たちの遊び場とともに、大人の休憩に使われているというのもありました。また、平日の昼休みなどは近くのオフィスワーカーが休んでいるというような光景もありましたので、そういった様々なニーズが発見できたところです。

 2点目になりますが、若者への視点とかというところで、今回、ここの1つ目に設けたのは子どもの遊び場・子育て支援ということで、委員がおっしゃるとおり、世代としては、若者というよりは、もう少し下の世代のお子様がメインなのかなと思っています。そういった意味では、様々な方の利用はあるんですけれども、視点を少し広げてしまうと、区としてやりたいことがぼけてしまうというか、何がやりたいか分からないというところもありましたので、あくまでもこういった形で、今、子育て支援の場とかというところで書いていますが、様々なニーズの中で事業者の提案をお待ちするというところも、ある意味、作戦と言うとあれですけれども、意図としてはございます。桜川公園に関しては、どんな提案が出てくるか楽しみにしながら展開をしていきたいというふうに思っています。

 それから、追加の6社のサウンディングですけれども、これが事業に何か影響を与えたかというところに関して言うと、特段影響を与えるとかというわけではなく、対話型のものですので、それをより深めていったという形にはなります。今回の委員会報告後、速やかに事業の指針というものを出していくわけですけれども、その指針を御覧になる企業様は、サウンディングに来られた方以外もいらっしゃると思うので、そういった部分も含めて提案をお待ちするという形でございます。

 収益施設をつくることによって緑の減少等がないようにということですが、求めるテーマに掲げたとおり、既存の緑を生かした公園づくりということですし、木の移植だったりというのは極力ないようにというのも指針の中に明記しておりますので、中央区のスタンス、緑をしっかりと守る、大切にしていくというのは、Park-PFIでも継承していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○アルール委員
 丁寧な御説明ありがとうございます。

 私は、出かける先々で、そのエリアの公園や広場を訪れております。その中には、Park-PFI事業とは限りませんけれども、物販だけではなくて、サービスを提供して、それで料金を取るような公園、例えばピクニックマットの貸出しであったり、パラソルの貸出しや椅子の貸出し、また、パーソナルトレーナーが、そこに行ってお願いすると一緒にストレッチだとか、体力づくりのアドバイスや、一緒にヨガができるような、物を売ったり、食べたり、飲んだりするだけではない公園が、日本国内ではございませんけれども、海外には幾つかあり、実際、そういったものを使用している方々が多いです。

 また、この夏、モロッコの首都のラバトに戻ったときに、公園には、児童遊園みたいなもののほかに、失業者の多い若者だとか、暇が多い若者とか、部活動をしない若者のための体力づくり、もしくは、あそこの国は糖尿病の国民が非常に多いので、その方々の健康づくりのための、遊具ではない形の筋力トレーニングとか、体幹トレーニングになるような腹筋ベンチみたいなものとか、そういった用具のあるようなものが、今、モロッコ国内では非常に増えているんです。

 なので、ぜひ、事業者の方々が、国内の波だけではなく、世界でどんな公園が増えているのか、そういったものを見て提案してくれるような事業者であったらいいというふうに思いますし、区からも、そういったアドバイス等、インクルーシブ公園も含め、こういった遊具はとか、そういったことを少し話せるような機会があったらというふうに思います。

 次の質問に移りますけれども、こちらの事業者決定の構成員について先ほど教えていただきました。行政委員の2名ですけれども、こちらの性別と年代等、もし決まっているようでしたら、お知らせください。

○白石水とみどりの課長
 事業者選定委員会の委員の構成ということでございます。

 行政委員ということでおっしゃいましたが、行政委員は環境土木部長と企画部長でございます。

 以上でございます。

○アルール委員
 ありがとうございます。

 続きましての質問は、事業者が決定した後の公園連絡会の運営についてお伺いしたいと思います。

 こちらの内容が、事業者が主体的に検討した提案を、基本的には、提案内容の情報共有を行う場というふうになっているんですけれども、こういった状況ですと、区民の意見がなかなか反映されないのではないのかなというふうな危惧を感じております。この運営内容と、メンバーの中身が町会の方と区と民間事業者だけになっておりますけれども、こちらの公園は、先ほどお話があったとおり、駅のすぐ近くですし、本の森ちゅうおう、後ろにはブーケ21と、通り抜けする方ももちろん多いかもしれませんが、このエリアだけではなく、広域的に利用したいという方が今後増える可能性が非常に高い公園だというふうに私は認識をしておりますので、場所柄、広域的に利用者を捉えるべきではないかと思います。

 例えば、青少年委員会の方だったり、区内在勤者、また、そのエリアの企業の方々にぜひこういった連絡会に入っていただいて、それが地域のコミュニティの場の活性化にもつながるのではないかというふうに考えておりますので、公園連絡会の運営の中身について、もう少し考える余地はございますでしょうか。質問です。

○白石水とみどりの課長
 公園連絡会の運営についてでございます。

 これも中央区が独自に公園連絡会の運営を事業者に課すという形で、本来のPark-PFIですと、こういった運営で地元の皆様との連絡会が運営されるというスキームにはなっていなくて、しっかりと中央区でどういったモデルができるのか、都心の公園の在り方というところで、こういう連絡会が必要だろうというふうに考えました。これは、昨今整備しています坂本町公園ですとか、堀留児童公園なども、地域の方々にしっかりと入っていただいて、現状もこういう連絡会がなくとも運営をしていただいているところであります。

 桜川公園に関しましては、先ほどの事前調査を行ったところ、現状、あまり主体的に、町会様が組織されてというものが見受けられなかったのもございまして、ぜひこの機会にコミュニティの場として桜川公園を利用していただくという意味では、まずは町会の皆様が主となって、今回入ってきます民間の事業者が中心になって、区と一体的に連絡会を開催したいと思っています。まだ連絡会も仮称ですし、メンバーに関しましても、今、委員がおっしゃった、ほかの企業の方とか、青少年委員の方、こういった様々な案はあると思いますので、今後しっかりと御意見を踏まえてやっていきたいというふうに思っています。

 以上でございます。

○アルール委員
 どうもありがとうございます。公園連絡会の運営がこれからいろいろ決められるということなので、この公園が地域に根差し、地域の方々に愛され、そして、たくさん利用されるような公園になるように、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 先ほど前委員からも話があったんですけれども、ブーケ21、本の森ちゅうおう、八丁堀開発一帯を大きくひっくるめて、こちらのPark-PFIを今後ぜひ考えていただきたく、この連動性について、前委員の御提案もありましたが、私も非常に同感で、将来的に非常に連動性は重要だというふうに考えておりますので、こちらも私のほうからも提案させていただきます。

 個人的にお付き合いのありました森ビルの森さんは、常々、まちの主役は人間だというふうにおっしゃっておりました。高密度な都市のつくり方や綿密なつくり込み、自然と共生する思想は世界に先駆けて高密度な環境都市国家をつくり出す土壌になるだろう。極論すれば、都市あってこその国あり、つまり、国は都市の傘下くらいの感覚を持たなくてはならないと生前おっしゃっておりました。都市の評価には長い年月がかかる。短期的な損得で考えていては再開発などできない。20年たったら駄目になってしまうようなまちでは、歴史などはできないということもおっしゃっておりました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 私からは以上です。

○黒原委員
 参政党の黒原です。よろしくお願いいたします。幾つか伺わせていただきます。

 まず、報告事項1の「築地川アメニティ整備構想」の整備等についてからです。

 こちらで、歩行者ネットワークの新たな考え方ということで出ておりました。うち、地下のお話は既に質疑がされましたけれども、地上のほうでも、以前、あるということで伺っております。こちらについては、新しくつくっていくというよりは、既存のものをどう生かしていくかということだと思うんですけれども、あまり広い道でもない中で、どのようなイメージでもって、現状、考えられているのかというところをお聞かせいただきたいと思います。

 そして、前後して恐縮ですが、単純な確認ですけれども、覆蓋化に関しまして、亀井橋のほうは約80メートルの距離感で造るということで、延長100メートルぎりぎりいっぱいはやらないというふうになっています。この点については、どういった事情なのかというところを、単純な確認ですが、教えてください。

 続きまして、報告事項2の令和5年度中央区役所温室効果ガス排出量等についてです。

 こちらは改善してきているということですけれども、今後の取組として、福島県大熊町との連携というところが挙げられてきております。既にかなり改善してきているということで、目標は十分達成してきているということではございますが、特に、今後の取組です。既にかなり進んでいる中で、特に大きな件が大熊町との連携かと私は思っておりますが、これでどれぐらい次の6次計画の目標に対して応えていけるのかというところについて、今の見込みというか、考え方について、ぜひお聞かせいただきたいと思います。

 続きまして、報告事項4の桜川公園におけるPark-PFI(公募設置管理制度)についてです。

 既に、前委員からの質問もありましたので、ちょっと細かな確認になりますが、既存の公園を生かしていくというお話がございました。となりますと、現況平面図も示していただいておりますけれども、既存の緑を生かしていくということになりますと、特に広場のところで造っていくということが主眼になっていくのかなと思います。もちろん、100%とはならないと思いますけれども、区として、今の公園をそのまま生かす方針なのか。多少変えていくというところもあるとは思いますけれども、そのあたりを改めて教えていただければと思います。

 それから、報告事項6の令和5年度ごみ量及び資源回収量についてです。

 ごみ回収につきましては、減っていっているということで、それ自体はよいことかと思っております。これも細かな話で恐縮ですが、比較の仕方で、家庭ごみについてです。令和元年度の家庭ごみ比率を使われていると、ページ2の下のほうに記載がございます。確認しましたところ、令和元年度から5年度にかけて、大体1万人ぐらい本区で人口が増えているという話も出ている中で、こちらの見直しというものは考えられているのかどうかということについて教えてください。

 それから、最後でございます。報告事項10の柳通りにおける社会実験の実施についてです。

 こちらは柳通りで実証実験されるということですけれども、主の目的としては、歩行者空間の拡充という認識でおります。その中で、実施イメージとしては車の駐車スペースもつくるということですけれども、歩行者空間の拡充エリア自体はそれほど大きくはないのかなという印象でございます。1か所しかないということです。今後、まだ協議の可能性があるということではございますが、滞在空間というのが、前回の八重洲通りと比較すると、計画の趣旨とは少し離れるのかなという印象もありますけれども、この考え方についてお示しいただければと思います。

 以上、よろしくお願いいたします。

○池田管理調整課長
 まず、地上における歩行者ネットワークの関係についてでございます。

 資料の最後、4ページ目で示していますところで言いますと、新たに茶色い実線で示させていただいたところについては、現在、検討はしているんですが、歩道の拡幅または平たん化等によって歩道空間の向上を図っていきたいというふうに考えております。また、今回の開発に伴いまして、以前、委員会の中でもお示しさせていただいたんですけれども、平成通りも歩道拡幅をした上で、平たん化ということで、人に優しい歩行環境の整備を行っていくということで位置づけてございます。

 次に、80メートルの区間になぜなったかというところです。

 こちらは、首都高で万が一、事故で火災等が発生した場合の排煙関係の開口部が必要になるということで、何度か首都高と協議しながら、排煙のシミュレーション等も図りながら、それぞれの制約条件によって、この80メートル、また、もう一個大きなところで言いますと、今回、入船橋から、入り口となって首都高に合流していくというところで、ちょうど三吉橋の下から中間部に合流地点が入ってくるという構造的な部分もございまして、中壁の整備等の制約がかかるということで、こちらは80メートルまでの空間しか整備できなかったということでございます。

 以上でございます。

○鎌田環境課長
 大熊町との連携、また、それに伴う6次計画の達成というところでございます。

 まさに、委員おっしゃいますとおり、大熊町との連携、こういったところでの電力の調達というのが、区役所におけます温室効果ガスの排出目標の達成に対しましても、大きく寄与するものだと考えております。6次計画で申し上げますと、2030年度に55%削減というところでございますが、今、大熊町のほうもメガソーラーの建設というところで順次進めているということは聞いております。現段階で時期や量は未定というところでございますので、直接どれぐらい寄与するかというところは、今、はっきり分かりませんけれども、いずれにしても、市場の調達等も含めて、再エネ電力を入れていくというところは大きく寄与するものだと考えておりますので、その取組を進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○白石水とみどりの課長
 私からは、桜川公園のPark-PFIの緑を生かすという視点が、今回の民間施設が建った場合にどういうふうに行われるかというところでございますが、今後の民間事業者の提案にはよりますが、区として、現状、公園の中での適地という形で言いますと、公衆便所の建て替えを必須にしておりますので、このエリアの中で実施していただくというのがあるかなというふうに思います。

 以上でございます。

○志賀谷中央清掃事務所長
 私のほうから、ごみ量の案分についてということで、委員がおっしゃるとおり、令和元年度に基づいた数字を今回出してございます。こちらにつきましては、5年に1回ごみの排出実態調査というものを実施しておりますので、今年度、実態調査を実施しております。ですから、来年度からは、その数値に基づいた形で出させていただきたいと考えているところでございます。

 以上です。

○水野基盤事業調整課長
 私から、柳通りの社会実験について答弁いたします。

 今回の実施内容については2点ございまして、路上駐停車の整序化と歩行者空間の拡充でございます。

 まず、路上駐停車の整序化ということで、現況では駐停車がこの現場であるということで、本来止めたい車がなかなか止められないということがございますので、それを解消するための実験というのが大きな目的でございます。そのため、車が通れる空間、約4メートルの車道幅を確保した上で、残りの空間を歩行者空間の拡充として使うものでございます。八重洲通りとは幅員も違いますので、今回は八重洲通りの社会実験よりは歩行者空間の拡充空間が狭くなっているといった状況でございます。

 以上です。

○黒原委員
 様々御答弁ありがとうございました。

 全部は触れられないので簡潔に申しますけれども、まず、Park-PFIについてありましたけれども、やはり私も公園、緑という空間を中央区の敷地の中で生かしていくというのは非常に大事だというふうに思っていますので、ぜひ緑をきちんと守っていく形を、今後の選定におきましても重要視していただければというふうに思っております。

 それから、柳通りのほうですけれども、この空間がどれぐらい使えるようになっていくのかというのは、前の八重洲通りよりは分かりにくいというか、効果が見えづらい部分もあるかなと個人的には感じております。歩行空間をしっかりつくるということであれば、ぜひそれを実証実験のほうでも強く出していただきたいというふうに個人的に思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 簡単ですが、以上で質問を終わります。

○川畑委員
 川畑でございます。どうぞよろしくお願いいたします。私のほうからは、資料4、桜川公園におけるPark-PFIの件に関しまして若干の質問と、資料1と8、築地一丁目地区の再開発のことに関して少しお尋ねをさせていただきたいと思います。

 まず、桜川公園のPFIに関しましては、前委員のほうからもるる質問が出されまして、理事者の皆様からも回答が寄せられて、お聞きしているところですけれども、確かに、桜川公園は私もよく前を通るんですが、お昼どき等、近隣のサラリーマンの方、OLの方々のランチタイムの憩いの場ですとか、よく使われているんです。特に、奥に入らないで新大橋通りに近い側のほうが、人が座ってくつろいでいる雰囲気が非常にあります。

 PFIをやるに当たって、桜川公園は面積的にはどうなんだろうというところもあります。正直申し上げて、それほど大規模な公園ではないと思いますので、そこに、例えば物販の売店、あとはカフェなどの建物を建てて、子供たちの遊び場と共存していくというところは、桜川公園の民間事業者に求めるテーマということで子どもたちの遊び場・子育て支援の場の充実というところが先頭にございますが、なかなか難しいのではないかなと、正直なところ、感じているところです。

 公園利用者としての御家族、子供たちにしてもそうですけれども、それは逆に、出店される企業側にとっても、どのぐらいの需要が見込めるのかというところが非常に気になっているところです。せっかく取り組まれるということであれば、ぜひともいい結果を生んでいきたいと本当に思っておりますので、そのあたりのもくろみといいますか、目算といいますか、事業者の反応といったところがもしあれば、少し教えていただきたいと思います。

○白石水とみどりの課長
 桜川公園のPark-PFIについてです。

 前委員の方々からの御質問に様々お答えしているところでございますが、面積といった要件で言いますと、桜川公園に関しましては、大体5,000平米でございます。Park-PFI事業は全国的に展開している部分でございまして、地方都市などのヘクタールクラスの公園ですと、収益施設を設置しても、広場等にそんなに影響が出てこないといったところは、当然、理解しているところです。でも、中央区で進めていくんだというところで言いますと、今、一元的な公園の管理になっておりますので、桜川公園を中心として、先ほどから申し上げている公共施設等が連動していますので、さらに桜川公園のポテンシャルを高めたり、新たな取組をするという意味では適地かなというふうに考えています。

 事業者もサウンディング等をしておりますが、委員おっしゃったとおり、新大橋通りは往来が非常に多いですし、今申し上げた様々な施設があって、駅にも近いということもございますので、収益等の試算は、当然、民間事業者のほうですべきことと一義的には考えておりますが、区としても、20年後の形をしっかりと見てやっていかないといけないというふうに思っていますが、必ずしもここでPark-PFIができないということではなく、委員の質問にあった現況の施設があるところになるべく建て替えをするようなイメージでもっていけば、しっかり緑も守って、子供たちの施設の充実もできるというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○川畑委員
 ありがとうございます。

 恐らく今後、桜川公園は大分、中の模様替えといいますか、3億円の予算をつけられて改修工事をされるんだと思うんですけれども、事業者側としてみれば、人通りの多い新大橋通りに近いほうに出店をしたいという意向がきっとあるかと思うんですが、あの公園は桜川敬老館のほうに向かって奥に深い形状をしていますよね。そのあたりの立地条件を考えまして、トイレの位置ですとか、いろいろなところを少し検討していただいて、なるべく表側だけに人が滞留するのではなくて、奥側に人が行くような、子供たちの遊び場としてのスペースもしっかり確保して取り組んでいただきたいと思っております。

 その中でもう一つお聞きしたいことがありまして、8月28日に第1回事業者選定委員会の開催があったということで、資料に記載がございます。これは、区の広報とかで区民の皆様への周知とかはされていることなんでしょうか。

○白石水とみどりの課長
 大まかなスケジュール感に関しましては、ホームページ等でも、桜川公園のPark-PFIの実施事業としてやっていくという話は差し上げていますし、やった内容に関しても、今後、すぐホームページ等に資料等のアップをしていくという形になります。

 以上でございます。

○川畑委員
 ありがとうございます。不勉強で申し訳ありませんでした。

 そうしたら、Park-PFIのことから、今度は築地一丁目の街区の整備の件に関して話を変えさせていただきたいと思います。

 首都高の覆蓋化の部分で公園の整備、それからA街区、B街区ということで、建物の仕様も、ここを見ますと、既に大体決まってきているということで拝見させていただきました。

 ちょっと気になっておりますのは、まず1点目が、これはかなり大規模な工事を行うということですけれども、すぐそばに京橋築地小学校がございますので、そこの学校運営、子供たちの通学、登下校の安全確保、そして学校授業への騒音問題に関する対策はどのようにお考えなのかを少しお示しいただければと思います。

 あと、こちらの事業に区の予算として58.5億円を入れられるという計画になっておりますけれども、A街区の建物が地上32階、180メートルで、この建物が建って、その前が蓋をして公園になるということですので、この建物の方たちのメリットが非常に大きいと思っております。事業者さんからの協力金ですとか、そういったところはお考えになっていないのかということをお聞かせいただければと思います。

○三留環境土木部長
 委員の御質問の中で、資料1のアメニティ整備構想と資料8の築地の再開発の内容がごちゃ混ぜになった御質問になっているようでございます。アメニティはアメニティの別の事業、一丁目は一丁目で別の事業でございますので、その辺、よろしくお願いいたします。

○福島まちづくり事業担当課長
 私のほうから、再開発の大規模工事についてであります。

 工事自体、解体着工を令和8年度から予定しておりますので、その前には学校の方とも、工事の影響やその対策について、しっかり協議を行った上で工事に入っていくものと認識しております。

 また、この開発におけるアメニティ整備構想の事業者からの協力として、築地川区間の覆蓋化に係る費用の一部についての協力金というものを検討しているところでございます。

 以上です。

○川畑委員
 御答弁ありがとうございます。

 学校がすぐそばにあるということもあります。地上180メートル、それから、B街区は地上100メートルということで、かなりの高層建築が建つということが計画されているということですので、そのあたりは、私の立場からしますと、できればもう少し低層化できないのかなというところは、区としても事業者の方にお願いをしていただきたいと思っております。ありがとうございました。

○竹内委員長
 それでは、議題に入ります。環境保全及び建設行政の調査について、質問者の発言を願います。

○青木委員
 それでは、1点だけお尋ねしたいと思います。

 今回、皆さんが中心となりまして、あと議員側からは幹事長が参加をさせていただきまして、大熊町へ視察へ行っていらっしゃいました。正式な報告書などは後ほど出るのかとは思いますが、まずは簡単に、その感想といいますか、内容について聞かせていただければと思います。

○三留環境土木部長
 大熊町へ視察に行かせていただきまして、大熊町が抱える現在の状況、それから、今後、エネルギー施策によって復興に向けて頑張っていくというお気持ち等々を聞かせていただきながら、議員の皆様方にも現在の状況を見ていただけた大変有意義な視察であったと考えてございます。本区に送っていただくエネルギーの施設に関しましては、まだまだこれからということでございますけれども、現状、高速道路で大熊町に降りる前の隣町、それから大熊町、それから、ほかの視察施設でお伺いしたお隣の町、その町々によっても全然違う状況を皆さんにも見ていただけたと思っております。

 大熊町の各施設の中でも、教育施設、人数が少ない中央区と大熊町ではまた違った考え方があるかもしれませんけれども、いろいろなところから行政視察を受けられて、物すごく先進的な取組もされている。我々が行ったときは大雨が降っておりましたけれども、雨を利用した施設で子供たちが伸び伸びと遊べるような状況も、ちょうど見せていただくような状況も発生しておりますので、今回の視察に関しましては、議員の皆様方に現状の大熊町を見ていただいて、また、ここ数年たった後の大熊町もぜひ見ていただければと思えるような大変有意義な視察であったと考えております。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。会派の総会でも幹事長から、大変すばらしかった、中身の濃い視察だったというふうに伺っております。

 今の御報告の中にありました幾つか、中央区が大熊町にできることあるいは大熊町が中央区にできることということで、今回の提携となったわけですが、前回の環境建設委員会で私が質問いたしまして、吉田副区長がすごく熱く語ってくださったのが、皮肉なことに、元第一原発があったところなので、送電線が2系統残っていると。そういった意味では、メガソーラー、中央区が自然エネルギーを使うことができる。子供たちの交流ですとか、職員の交流、幾つか挙げてありますが、一番初めに来るのは、多少これは割高になるにしても、中央区が大熊町の電力を買っていくんだと。

 先ほどの答弁の中にあったんですけれども、まだ具体的にはこれからということですが、調べましたところ、この前、吉田副区長が、まずは象徴的な意味で中央区の本庁舎のエネルギーを大熊町の自然エネルギー、メガソーラーを使った太陽光エネルギーを使っていこうとおっしゃいました。そこで、調べましたところ、本庁舎だけですと650キロワットという数値を教えていただきました。それから、大熊町の再エネ導入目標、マックスが60メガワットということで、大体100倍ということになります。まだそれほど具体的にお答えできないかもしれませんが、この前、熱い気持ちを語ってくださったように、マックスは60メガワットということですが、中央区として、これからどれくらい大熊町の電力を買っていこうとするのか、方向性を教えていただければと思います。

○吉田副区長
 率直に申し上げると、私は太陽光発電はあまり好きではなくて、全然美しくないから、本質的には間違っていると思っています。緑があるべきところを黒いパネルで覆うというのは、本来的にはあまり正しいものではない。

 ただ、私が大熊町に着目しているのは、私は、実はあそこの近くの出身者でございますから、3.11地震を自分の故郷喪失として受け止めている人間でございます。実態的に言うと、風評被害で、基本的には、今後あそこの中で農業、漁業を展開しても、原発があった町ということで、普通の立ち直り方はなかなか難しい。そういう中では、太陽光パネルの発電というのもあり得るだろうというふうに考えておるし、現実に送電線2系統が生き残っているということは、やはり基本的には日本国土の財産ですから、それを活用しようと。

 現実の問題として、大熊町とこれから具体的な協定を進めていきますけれども、大熊町が生み出す電力を、ある限りのものは中央区が引き受けてもいいというような考え方でおります。私どもの庁舎、それから区が持っている公共施設の電力の部分を、基本的には大熊町からの電力に依存するということになれば、CO2排出量については、あっという間に改善できる状況でございます。大熊町との、福島県との関係とか、様々な関係がありますから、私どもの思いどおりにはいかないでしょうけれども、ある限りのものは引き受けてもよろしいかというふうに思っております。

○青木委員
 ありがとうございます。

 場所によって美しくないところもありますが、大熊町の場合、吉田副区長がおっしゃったように、風評被害ということから、幾ら安全宣言をしても、農産物は風評被害でうまくいかない。そういう中で、電力というものは、私もメガソーラーを見ましたけれども、太陽の光が当たって大変美しいと思いました。ぜひその方向性で進んでいっていただきたいと思います。

 もう一点、最後に、これは区長にお聞きしたいんですけれども、大熊町も2050ゼロカーボン宣言を出しております。御存じのように、中央区では2021年にゼロカーボンシティ中央区宣言を出しました。ここに大きな違いがあります。大熊町の場合、やはり福島第一原発のあの被害、一番の被害者とも言えますので、ゼロカーボン宣言の中に反原発ということを明確に入れております。原発や化石エネルギーを使わないということです。しかし、中央区のゼロカーボンシティ宣言は、とても美しいポエムのようになっておりまして、明確に言われているのは、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すということが、事実としては書かれております。また、中央区環境行動計画の中でも、環境省のほう、国としては2019年度を目標として、原子力6%程度、2030年度は20から22%程度と。

 確かに、原子力発電も二酸化炭素は出しませんが、これを自然エネルギーと呼んでいいものかどうか。中央区のゼロカーボンシティ中央区宣言には具体的には書いてありませんが、この中に原子力発電によるエネルギーというものが概念として含まれているのかどうか。もしお答えいただけるなら、区長のお考えをお聞きしたいけれども、どうでしょう。

○山本区長
 それに対する、これが絶対という答弁はなかなかしにくいですけれども、結局、今、日本の国全体も、これからのエネルギーミックスというものをどういうふうにしていくか、国策的に方向性を定めようということで、その中に原子力発電というものがしっかり入っているというのは事実だろうと思うんです。

 私たちが最初に考えたゼロカーボン宣言というのは、要するに、CO2を撲滅していこうということが最大の目標でありました。菅政権のときに、2050年までということに呼応しながら、むしろ、その先鞭を切る形でゼロカーボン宣言を出そうじゃないかという意思で、これを唱えたのが中央区のゼロカーボン宣言ということですから、その目的の最大限はCO2を撲滅するんだということで、温暖化現象にストップをかけるというところに目標があったということです。国としても、総合的なエネルギーミックス、そこには水素という問題も入ってきますので、これからどういうふうにCO2を撲滅していきながら、総合的なエネルギー政策を国としてどういうふうに定めていくのか、今、それの途上にあるというふうに思います。

 今の段階では、国としての総論の行道をよく見定めていきながら、極力原子力はないほうがいい、それにこしたことはないと私も思いますけれども、それより前に温暖化を止めなければいけない。まず、CO2を撲滅していくための最もふさわしい区としてのエネルギーの取り方を進めていくということですから、今の段階では、全く原子力発電を無視して、全くそれがない形での計画で立案していこうというのにはちょっと無理があるだろうというふうに思っております。

○青木委員
 お答えいただき、ありがとうございました。

 以上で終わります。

○竹内委員長
 それでは、議題、環境保全及び建設行政の調査については継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○竹内委員長
 第三回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○竹内委員長
 ありがとうございます。

 それでは、これをもって環境建設委員会を閉会といたします。

 お疲れさまでした。

 なお、委員の方と担当部長はお残り願います。

(午後3時58分 閉会)

-委員会を閉じた後-

 環境建設委員会行政視察は10月23日から25日で、視察目的として、京都府向日市では向日市役所本庁舎のZEB Ready取得について、福岡県北九州市ではPark-PFI制度の活用(勝山公園)について、それぞれ実施することを協議し、決定した。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ