令和6年 子ども子育て・高齢者対策特別委員会(6月17日)
1.開会日時
令和6年6月17日(月)
午後1時30分 開会
午後3時26分 閉会
2.開会場所
第一委員会室
3.出席者
(9人)
委員長 太田太
副委員長 高橋元気
委員 海老原 崇智
委員 竹内 幸美
委員 ほづみ ゆうき
委員 墨谷 浩一
委員 梶谷 優香
委員 上田 かずき
議長 瓜生 正高
4.出席説明員
(17人)
山本区長
田中副区長
平林教育長
大久保福祉保健部長
植木地域福祉課長(参事)
古賀子育て支援課長
金広保育課長
黒田放課後対策課長
左近士子ども家庭支援センター所長
田部井高齢者施策推進室長
阿部高齢者福祉課長
河内介護保険課長
渡瀬保健所長
武田健康推進課長
大熊地域保健担当課長
北澤教育委員会事務局次長
鷲頭学務課長
5.議会局職員
伊藤議会局長
小倉議事係長
後藤書記
林書記
6.議題
- 子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること
(午後1時30分 開会)
○太田委員長
それでは、ただいまより子ども子育て・高齢者対策特別委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。
(挨拶)
続いて、議長、挨拶をお願いいたします。
○瓜生議長
(挨拶)
○太田委員長
続きまして、区長、挨拶をお願いいたします。
○山本区長
(挨拶)
○太田委員長
ありがとうございました。
それでは、理事者紹介をお願いいたします。
○田中副区長
(理事者紹介~区長部局)
○平林教育長
(理事者紹介~教育委員会)
○太田委員長
ありがとうございます。
それでは、前委員会からの引継ぎについて、前委員会からの引継ぎを山本理恵前委員長よりお願いいたします。
○山本前委員長
それでは、引継ぎをさせていただきます。
前委員会は4月23日に開会し、理事者より、令和6年度中央区敬老大会の開催について、令和6年度在籍児童・生徒・園児数及び学級数について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。
なお、付託事件であります「子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること」については、継続審査となりました。
以上であります。
○太田委員長
ありがとうございます。
ただいまの引継ぎを了承することでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○太田委員長
ありがとうございます。
議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、初めに、理事者報告をお願いします。
○大久保福祉保健部長
1 家庭的保育事業等における職員配置基準の改善について(資料1)
2 民間学童クラブ運営事業者の募集について(資料2)
3 令和6年度学童クラブの利用状況について(資料3)
4 子どもの居場所「プレディ」の利用状況について(資料4)
5 一時預かり保育などにおけるオンライン予約システムの導入について(資料5)
以上5件報告
○太田委員長
ありがとうございました。
発言の持ち時間制につきましては、先日の各委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて、各会派に割り振られる持ち時間といたします。なお、一人会派の持ち時間については10分となりますので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時43分です。自由民主党59分、かがやき中央さん46分、公明党さん33分、立憲民主党さん33分、維新さん10分となります。
それでは、質疑に入ります。
発言を願います。
○海老原委員
それでは、私から、お子さんたちの放課後の居場所の充実という観点から、少し報告事項にも重なりますけれども、議題から1問、質問をしたいと思います。
本年の4月からプレディプラスが導入されまして、先行的に4校がスタートをしたと。最終的には、令和8年、2年後の4月に、実施するというところは全て実施になるというふうに認識をしているわけでありますけれども、2年間、学校内学童クラブが設置されないところが出てくるということで、区民の、特にお子さんたちの放課後の活動、居場所づくりに差があってはならないというふうに思うわけです。保護者の方からも、プレディにおいても学童クラブと同様のサービスを求める声が私の地元からも上がっているところであります。設置までの間においても区別をすることなく、プレディ事業の充実を図る必要が区としてもあるのではないのかなというふうに思うんです。
そこで、具体的に、近隣の児童館の職員さんがプレディに出向きまして、様々な活動、工作ですとか、体育館を活用して運動を行うとか、こういった昔ながらにふだんから児童館で行っているような活動を、プレディに通う児童に体験してもらう必要があるのではないかなというふうに思うわけであります。これはプレディからプレディプラスへ事業者の円滑な移行というものも目指して、さらには、プレディの本来の目的である生き生きと遊び、学習をするといった目的とも合致すると思うわけですが、その辺、区の見解をお聞かせいただければと思います。
○黒田放課後対策課長
プレディにおきましては、本年4月から学童クラブと同様に、入退館システムの導入、それから長期休業中の弁当配食事業など、保護者の利便性向上を図るとともに、運営状況については、放課後対策課内に新設した児童育成担当係長による巡回指導を行いながら、質の向上に努めているところでございます。
また、委員に御提案いただきました、児童館職員がプレディに出向いて行う様々な活動につきましては、これはプレディ事業の充実、それからプレディプラス導入時における運営事業者と児童の関係性構築に資すると考えております。また、早い段階で児童館とプレディの連携を深めておくことが事業の円滑な移行につながるという考えから、実施に向けて早急に検討していきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○海老原委員
御答弁ありがとうございます。
従来からプレディの活動を年々充実させているというのは、私も承知をしているところであります。今、御答弁の中にも質の向上というお言葉がありましたけれども、やはり2年間の中でどれだけ皆さんの満足を得て、本来あるべきお子さんたちの居場所づくりができていくのかというのが勝負かなというふうに思っておりますので、ぜひとも質の向上をよろしくお願いしたいと思います。
一方で、質問にはなりませんけれども、やはり量的なところも加味していかなければいけないのかなと。特に、今、4校ですか、プレディプラスがないところもございますので、そういったところも、民間学童の誘致も結構ですけれども、全体として見たときにどういう形が一番適切なのかというのは、都度都度で点検をしていただきたいというふうに思います。
以上で私の質問を終わります。
○竹内委員
それでは、私からは、理事者報告から1件と、議題から1点質問をさせていただきます。
資料5の一時預かり保育などにおけるオンライン予約システムの導入について、まずは質問させていただきます。
やはり利便性の向上という点では、今、若い方々は、大体皆さんはスマホを持っていて、パソコンを持っていて、オンラインで手短に、現地に行かなくても予約等ができるというところで、非常に期待の大きいところでございました。地域でお話を聞いていても、やはりそういった利便性の向上というのは、特に若い方々からは非常に求められる声が多いと思っております。
今まで、窓口に直接来ていただくことで、きめ細やかな対応、特にここにもあります予約時間5分単位からというような状況もありましたけれども、オンライン導入に当たり、30分単位という形になってまいります。今までのきめ細やかな対応から、オンラインというのは本当に時間でぱっつぱっつと切られていくようなところがありまして、ここに関する懸念材料というのを、今御利用されている方、5分単位で予約をされている方に関しては、恐らく、11月以降の御利用方法が変わってきますよという部分があるのかなと思います。そういったところで、今後、皆さんに周知を図っていくであろうと思いますが、今後、気をつけていかなければならないという点等、何か抱いていらっしゃることがありましたらお聞かせいただきたいと思います。
それと、もう一点、議題のほうです。
幼稚園の弁当給食が始まりまして、4月からずっと園児の様子などを見ておりました。やはり4月の最初の頃は、登園するのが初めてのお子さん、あとお兄ちゃん、お姉ちゃんと付き添ってきて、すごく幼稚園に行くのが楽しみだったというお子さんなどを、朝、見ながら。最初は園に入る前に物すごく泣いて、親と別れるのが嫌で嫌でという子もいれば、お兄さん、お姉さんと遊べるのが楽しみと言って入ってくるような子たちもいました。5月になってから、年少さんクラスが一通りスムーズに登園できるようになって、弁当給食を全学年でできるようになったのかなと思います。
現段階、5月から全学年が入りまして6月半ばまで、どのような状況で、皆さん、ランチタイムを過ごしているかお聞かせいただけたらと思います。
○左近士子ども家庭支援センター所長
オンライン予約についてでございます。
これまでは、保育園の待機児童も多かったところから、少しでも多くの方に一時預かりを御利用いただけるようにということで、5分間隔で直接お話を聞きながら予約をしていただいていたところでございます。近年、待機児童も解消されつつありまして、日によって多少予約が取りづらい時間ですとか、曜日はあるんですけれども、おおむね利用者の御意向に添えるようになってきたところでございますので、30分間隔での予約の受付というところで、オンライン予約のほうに進んでいるところでございます。
これまで窓口でいろいろお子様の心配事とかを聞いてきて、安全・安心な保育の担保というところを取ってきたところですけれども、今後も初回の利用のときは窓口に来ていただいて、面談をして、特性であったり、御心配なこと等をお伺いしますし、一定期間御利用のない方についても、再面談ということで面談を入れて御利用いただくように考えているところでございます。これまで事故なく来ておりますので、今、もろもろ区のそういったカスタマイズ、最終調整をしているところでございますけれども、円滑に進めるように入念に準備していきたいと思っております。
以上です。
○鷲頭学務課長
私からは、幼稚園の弁当給食について答弁申し上げます。
委員からもお話がございましたとおり、5月から、全歳児におきまして弁当給食が開始されたところでございます。こうした中、5月におけます弁当給食の利用状況につきましては、約8割ということで、私どもが当初想定した倍ぐらいの数のお申込みをいただいているということで、保護者の皆様にとってオプションとなるサービス部分についての期待が大変高かったのかと改めて認識した次第でございます。特に、3歳児におきましては、いわゆる刻み食ということで、4・5歳児とはちょっと異なる、もう少し食べやすい弁当給食のスタイルを導入したこともありまして、子供たちも食べやすく、そうした面では園におきましても好評を得ているところでございます。
ただ、やはり家庭と味つけ等が異なってまいりますので、お子さんによっては、なかなか食に手が伸びづらかったりということもございますけれども、幼稚園におけます給食、昼食の大きな目的といたしましては、先生や友達と一緒に集団で食べる楽しさを味わうことによって、異なる味、また、これまで手を出せなかった食材も食べられるようになって、それを円滑な小学校での給食につなげていくということが大きな目標でございます。今後も、我々はこうした点について対応しながら、子供たちがより弁当給食、また、その後の小学校におけます給食についても円滑な接続ができますよう対応してまいりたいと存じます。
以上でございます。
○竹内委員
それぞれに御答弁ありがとうございます。
まず、オンライン予約のほうです。
初回にしっかり面談をして、まず状況を把握した上で、今後、状況により再面談をしていくということ、そして、一時期、やはり保育園の待機児童の方が毎月15日朝5時から並んで、次の月の予約を取るという状況が発生していました。そういった中で、オンラインで空き状況が見られるようになったというので、私も各所の空き状況を見てみました。場所によっては、曜日、年齢ですごくいっぱいになっているようなところ、空きがゼロというようなものもありますが、やはり目で見られて、ここだったら予約ができるというのは便利だなと思いながら、今後、さらに利便性の向上という点で進めていただくということに期待をしております。恐らく、お子さんそれぞれ、体調はその日によって違うかと思いますが、そういった部分でも、保護者の方とよくお話をして預かっていただける体制をしっかりと整えていただけたらと思います。
そして、弁当給食の状況、詳細にありがとうございました。
3歳児さんには刻み食で食べやすい大きさにしているというところ、そして、みんなで一緒に食べる楽しさを覚えてもらうという点では、今、幼稚園も、共働きでパートタイムで預ける方々も多くなっておりますし、預かり保育なども利用されている方が多い中で、利用者が約8割とお伺いして、多くの方が利用されているんだなということを感じました。
一方で、例えば手作りでお弁当を作っていった際、もちろん、子供の好きなものをお弁当の中に入れるという工夫もある。また、残して帰ってきたときには、どうして食べなかったのとか、体調は大丈夫なのかなというような、保護者にとっては、判断する材料の一つになろうかと思いますが、弁当給食になりますと、メニューは見えますけれども、どれだけの量を食べたか、一口も手をつけていなかったとか、そういった状況が発生するのかなと思います。もしそういった状況で園のほうで工夫をされていること、また、お弁当の事業者さんのほうで何か工夫があるのか、御存じの範囲で教えていただけたらと思います。
○鷲頭学務課長
弁当給食におけます園や事業所の工夫という点でございます。
まず、園におけます工夫という点で申しますと、例えば子供たちがお弁当箱に入っている御飯だと食べづらいということであれば、幼稚園教諭が、例えばおにぎりにしたりして子供たちが食べやすくするといったような取組なども行っております。また、事業所におきましても、子供たちのつぶさな残菜状況というのは当然把握はできていないところでございますけれども、園と密接な連絡を取っておりますし、そうした中で、我々学務課の幼児教育支援係も非常に力を尽くして、こうした事業の対応を行っているところでございますので、この3者におきまして情報共有しながら、子供たちがどういったメニューを好む傾向にあるのか、そうした点は我々も確実に押さえているところでございます。
先ほど委員からもお話がございましたとおり、やはりお子さんが御自宅から持ってくるお弁当については、そうした状況が把握しやすいというところはあると思います。そうしたことを我々も弁当給食において補完するために、弁当給食は本日こういったものがありましたということを、可能であれば検食用のサンプルを使ってもらったりですとか、もしくは画像等で提示して、そこで、保護者と子供が今日はこれがあって、これが食べられるようになったといったような、ある意味、家族間のコミュニケーションの一助ともなるような形で、我々の弁当給食について活用していただければと考えているところでございますし、また、そういった声が園にも非常に多く寄せられているというところで、我々としては、そうした声をさらに受け止めながら、より子供たちが食べやすく、また、楽しく食べられるような弁当給食を進めてまいりたいと存じます。
以上でございます。
○竹内委員
ありがとうございます。事業者さんも園も工夫をしている様子、そして保護者にも子供との会話が生まれるような工夫をしていただいていることをお伝えいただきまして、ありがとうございました。
昨年、幼稚園施策のさらなる充実を求める緊急要望書を我が会派からも提出いたしまして、預かり保育の拡大や給食の無償提供という部分もかなえていただいていることに感謝をしながら、やはり利便性の向上、オンラインもそうですけれども、利便性ですとか、保護者が手を加えずでも育児ができるよう支援していくということに、コミュニケーションというものも大切にしながら、さらなる充実に努めていただきたいと思います。
私からは以上です。
○ほづみ委員
それでは、よろしくお願いいたします。私からは、まず資料2から、民間学童クラブ運営事業者の募集についてお伺いをいたします。
今回の募集内容につきまして、1の開設場所は日本橋地域または月島地域とあって、2の定員等のところには、1か所とございます。この場合、複数の提案が出てきて、そのエリア、地域が異なる場合の評価についてお伺いしたいです。昨年度の事業者選定においては、1か所ということもありまして、かつ選定の理由として、開設場所の候補地が、今後さらに人口増加が見込まれる晴海地域であるというような記載もありました。一方で、単に人口増加という観点だけでいうと、規模感を考えると、日本橋地域と月島地域で考えると、月島地域のほうが多くなるという形になるかと思っております。その場合、同じような提案が出てきたにしても、場所はどこを選ぶかということによって事業者が左右されるということもあろうかと考えております。あくまで各地域の必要性という観点を見ることが重要かと思っております。
そのためには、例えば既存の施設の定員であったりですとか、あとは今回報告いただいていますけれども、近隣の児童館等の学童クラブの待機児童の状況ですとか、そういったところも踏まえて採点が行われるべきかと考えております。この点についてどのように採点されるのかお伺いできますでしょうか。お願いします。
○黒田放課後対策課長
今年度の民間学童クラブの誘致につきましては、開設場所について、日本橋地域または月島地域ということで、報告にも記載させていただきましたが、本年度につきましては、日本橋地域におきまして学童クラブの待機児童が多く発生していると。理由としましては、プレディプラス、学校内学童クラブにつきまして、今年度4校設置しましたけれども、日本橋地域には設置されていないということ、また、児童数がかなり多く増えているということで、そういった状況も踏まえまして、今回、日本橋地域と、もともとこれからも人口増加が見込まれる月島地域ということで、どちらかの地域ということで設定をさせていただきました。
区といたしましては、先ほども今年度の待機児童は日本橋地域が多いということで、できれば日本橋地域のほうで誘致をしていきたいという考えの下、選定につきましても、区が求めている地域の誘致を提案されたところに対しましては、一定程度のインセンティブをつけていきたいというふうに考えております。詳細な選定の評価の点数等につきましては、今後検討していくことになっております。
以上でございます。
○ほづみ委員
ありがとうございます。
御認識いただいておりますとおり、やはり日本橋地域が特に深刻な定員不足の状況になっているというふうに認識をしております。もちろん、数を見ると月島地域も決して十分ではないと思いますけれども、地域の優先度といいますか、現在どの程度待機児童が出ているかというところについても、先ほど御説明いただきましたが、考慮されるということでしたので、次年度に向けて、待機児童が、解消することはないかもしれないですけれども、できる限り多くの方が利用できるようになることを期待したいと思います。ありがとうございます。
次に、資料3に関連しまして、プレディプラスの展開のスケジュールについてお伺いいたします。
今年度初めて導入していただいて、3か年で整備をする計画で、今回初めて整備されたという状況かと思います。今年度の設置が一旦完了しまして、また新たに次年度から始まるエリアですとか、小学校に対して準備を進めていくという状況にあろうかと思います。これまで、我々の会派だけでなく、前委員の質問にもございましたけれども、スケジュールをできる限り早めていただくですとか、あとは、今、プレディもないような特認校に対してもプレディプラスの設置は要望されておるところかと思っております。こちらのスケジュールという点については、事業者との契約期間等の問題もあるということで事前に伺っていましたので、そこはなかなか難しい部分もあるかと思いますけれども、昨年度から準備いただいて、初めてのプレディプラスの導入が一旦できたタイミングで、今後のスケジュールという点について早められそうなのか、やはりなかなか難しいのかですとか、あとは特任校に対してのプレディプラスの導入について、現状の見解を伺えたらと思います。お願いします。
○黒田放課後対策課長
プレディプラスの導入のスケジュールにつきましては、委員が先ほど御案内のとおり、現在、委託で行っているプレディのプロポーザルによる3年ごとの委託の期間の終了に合わせてということで、順次入れていくというスケジュールについては、現在のところ、変わる予定はありません。来年度実施に向けて、来年度実施予定の3校につきましては、現在、学校等と、使用できる教室の調整、また想定する人数による定員の設定等について調整を行っているところでございます。
また、特認校におけるプレディプラスの設置ということですけれども、特認校におきましては、プレディが設置されていないということで、通学区域に通われているお子様の放課後の居場所を早急に設置する必要性があるというふうに考えております。これまでも答弁させていただいておりますけれども、特任校におきましては、そもそもプレディルームがないということで、活動場所を確保していくところから必要となっておりまして、現在、各学校と、どういったところが使えるのか、常時プレディの用具ですとか、事務室機能ですとか、そういったものを確保していかなければいけませんので、そういったものが実際学校の校舎の中にどれぐらい確保できるか、また、利用者数の想定、区域外のお子さん、また、区域内のお子さん、どのぐらいの人数の想定をしていくかも含めまして、学校と調整をしているところでございます。
以上でございます。
○ほづみ委員
ありがとうございます。
プレディプラスの進捗のスケジュールについては、現状どおりということで理解をいたしました。
特認校への設置に関しましては、まず、そもそもの必要性というところについては御認識いただいているということで理解しました。今、実際、具体的に場所の確保等について検討いただいているということで理解をいたしました。こちらについては、御存じのとおり、かなりニーズも多くなっておるところですので、引き続き要望してまいりたいと思います。
次に、同じく学童クラブに関して、昨年度から何度か取り上げさせていただいているおやつの件を取り上げさせていただきます。
御存じのとおり、4月から始まったプレディプラスの実施校や、これまでの学童クラブとプレディのそれぞれのお子さんが同じ場所で活動を行っております。その中で最も課題になると考えておりましたのが、おやつの運用の部分です。学童クラブは15時から食べることになっていまして、他方で、プレディでは17時以降ということで、運用ルールがそれぞれ明確に異なっているというところでございます。こちらは、スタート当初は、それぞれのお子さんは御自身がどちらの枠であるのかという点も曖昧かと思います。運営事業者のほうから、このあたりは問題なく行われているのか等、そういった声がもしあればと思ったんですけれども、現状についてお伺いできればと思います。お願いします。
○黒田放課後対策課長
プレディプラスにおけるおやつの提供でございます。
4月1日からプレディプラスを運用していく中で、おやつの提供については、現在のところ、特に大きな問題は起きておらず、当然、おやつの時間帯、午後3時に、早い段階で学童クラブのお子さんについては、おやつの提供があるわけですけれども、その時間に近づくにつれて、徐々に活動場所などを分けながら、スムーズにおやつの提供を行っているというふうに聞いております。また、プレディのお子様についても、午後5時以降、滞りなくおやつを提供できているものと認識しております。
以上でございます。
○ほづみ委員
ありがとうございます。特に大きな混乱は生じていないということで理解いたしました。
そこは、まさに今までやっていただいた運営事業者の方々が十分工夫していただいている部分かなと思っております。特に、我々のほうにも、現状では保護者の方から苦情というか、御意見はいただいていないところですけれども、今後また、そういった話もあるかもしれませんので、そういったところについては、あれば、また御相談させていただけたらと思っております。
次に、資料5の一時預かり保育におけるオンライン予約に関してでございます。
先日の福祉保健委員会の質疑において、キャンセルの機能も準備、御予定されているということで伺っておりますけれども、その期限に関しては4日前、その後は来館してキャンセルというような答弁であったかと認識をしております。
まず、確認したいのは、キャンセルをする場合の利用料の支払いというところです。現状ですと、当日キャンセルの場合には利用料を全額負担であるので、前日までにキャンセルをすれば負担なしということであるかと思いますけれども、この考え方の部分は同様とする予定でしょうか。
また、来館してキャンセルが必要ということですけれども、必要はなくなったけれども、その場に来る余裕がなくて、結果として当日キャンセルになるような場合も想定されるんですけれども、これは今の運用でも来館してキャンセルという形になっておりますので、同じ状況かと思うんですが、これがどの程度発生しているか、そこの数字がもしあれば伺えたらと思います。お願いします。
○左近士子ども家庭支援センター所長
当日のキャンセルについてでございます。
現在も、当日であっても、お子様は急な体調不良がございますので、体調不良に関しては、当日でもキャンセル料は頂いていないところでございます。
オンラインでのキャンセルの期間につきましては、キャンセル待ちをしていた方たちにも使っていただきたいというところもございますので、今のところ4日程度かなというふうに考えているんですけれども、それは、子ども家庭支援センターなどは土日開館しているところですが、十思分室だったり、日本橋分室は土日休館しておりますし、祝日の振替で月曜日がお休みということもございます。休日になる前に、預かるお子様のほうは確定をして準備をしていきたいというところがございますので、やはり4日前ぐらいにはオンラインキャンセルは終了にしたいかなというふうに考えているところでございます。
そして、キャンセルの手続につきましては、申請をして変更手続などもしていただく必要がございますので、それはオンラインになっても変わらないところでございます。4日以降を過ぎた方に関しては、窓口に来ていただいて手続をお願いするというところでございます。
あと、当日キャンセルの数ですけれども、詳細な数は持っていないんですが、当日体調不良も含めますと、月に10件から20件くらいはいらっしゃるかなというふうに認識しております。
以上でございます。
○ほづみ委員
御説明ありがとうございます。キャンセルは現状も多少あるということで理解いたしました。
今回、オンライン予約が可能になるということで、オンラインで予約ができれば、キャンセルもできたほうがいいよねというのは、やはりユーザーの側からすると当然の認識であろうかと思います。オンラインと来館でということで考えますと、利用者にとっては、来館のほうがハードルが高いということになりますと、事前にキャンセルが行われないということも今後もあり得るかと思っております。行われるにしても、例えば本当に前日ということになりますと、結果的に稼働率が下がるということにもなろうかと思っております。
そこで、1点確認は、今回、オンラインのキャンセルは4日が期限ということですけれども、これは、要するにシステム上の制約ということなのか、今後の運用を考えて、設定値を例えば3日にしますですとか、2日にしますですとか、そこは可能なのかというところについて1点お伺いできますか。
○左近士子ども家庭支援センター所長
そこの時間設定につきましては、今、業者と調整しているところでございますので、変更は可能でございます。
ただ、当日預かるお子様を、休みになる前に確定しておきたいというところで、やはり4日程度かなというふうに考えているところでございます。
以上です。
○ほづみ委員
ありがとうございます。変更可能ということで理解をいたしました。
例えば、キャンセルの状況ですとか、実際の利用状況ですとか、そういった形で、今回、オンライン予約を入れるに当たって、利用状況も多少変化してくる部分かと思いますので、その導入前後で、これらの数字、キャンセルの状況であったり、利用の状況を確認いただいて、影響が何かしらありそうであれば、運用の見直しということもぜひ検討いただきたいと思っていますので、この点は、また今後の委員会等でお伺いできればと思っております。ありがとうございます。
次に、議題に関して、私からも幼稚園の給食に関して1点お伺いをいたします。
前委員の質疑の中で、およそ8割程度の方に利用いただいているというところですとか、一部、家庭との味つけが異なっているような話も伺ったところですけれども、これらの反応に関して、今後、例えばアンケートですとか、ヒアリング等ですとか、そういったことを行って定量的に現状の評価をしていくことが今後のさらなる改善に関して役立つことかと思っております。そういった御予定があるかというところについてお伺いできますでしょうか。お願いします。
○鷲頭学務課長
幼稚園の弁当給食等におけますアンケートの実施でございますけれども、こちらについては、事業の最初の御報告を議会に申し上げた時点から、今後、実施から1年の間で必ず実施していく旨の答弁をしているところでございます。利用者の方々からの実際の声を集めまして、それを基に、こうした事業をよりブラッシュアップさせていくことが必要であろうと考えております。
なお、実施時期につきましては、久松幼稚園が9月に常盤園舎に移転いたしまして、そこから初めて預かり保育や弁当給食が当該園においてはスタートするということもございますので、年末にかけて、もしくは場合によっては年明けということもあろうかと思いますけれども、この1年の中で行っていくというスケジュールで変更はございません。
以上でございます。
○ほづみ委員
失礼しました。もともとの報告で実施予定ということで理解をいたしました。
もともと、こちらの施策を起点の一つとして、幼稚園利用を保護者の方が選択しやすくなるみたいな話もあったかと思いますので、給食がおいしく、子供が喜んでいるですとか、保護者の方からも評価が高いですとか、そういったところが定量的に示されることによって、幼稚園の選択が増えるということも期待しておりますので、その結果をまた見せていただけたらと思っております。ありがとうございます。
次に、学童クラブの利用審査における、障害をお持ちのお子さんの加算という点についてお伺いをいたします。
現在、小学校1・2年生では、障害のあるなしにかかわらず、学年による加点がありまして、3年生以降で初めて、障害があることによって2年生相当の加点があるというような形になっております。この部分で課題と考えておりますのは、実際問題として、障害をお持ちのお子さんが入りにくいという点でございます。2年生相当の扱いになったとしても、現在のように多数の待機児童が出ている状況では、必ずしも入ることができないような状況であるかと思っております。また、学童クラブの選考に落ちた場合にはプレディが用意されているかと思いますけれども、こちらの場合には、いわゆる定員という概念がないことから、利用はもちろん可能ですけれども、どうしても人員配置の面で学童クラブほどは充実していないことから、目が届きにくいですとか、そういったお声をいただいておるところです。実際には、必要に応じてスタッフを増員していただくような努力もしていただいていることは理解しておりますけれども、昨今の人材不足の関係から、採用しようとしても、なかなかすぐ決まらないような話も伺っております。
学童クラブは福祉の一環ということを踏まえると、障害のお子さんにできる限り開かれた場所であるべきで、そのためには、そういった採点基準も改めていくべきではないかと考えております。具体的には、学年における加点とは別に、障害をお持ちのお子さんには加点をしていくような考え方が必要かと考えております。
一例として、千代田区でいいますと、例えば1年生では10点、2年生では8点といった学年による加点とは別に、障害がある場合には一律6点というような加点があるように伺っております。こういった見直しを今後に向けて検討していくべきと考えておりますけれども、こちらの見解についてお伺いできればと思います。
○黒田放課後対策課長
学童クラブの入会選考における障害児の優先順位についてでございます。
委員御案内のとおり、障害のあるお子様につきましては、3年生以上のお子様について2点の加点を行っており、実質、2年生と同等の加点として審査を行っているところでございます。また、障害のあるお子様のうち、特別支援学校等に通学されているお子様につきましては、他の条件に優先して入会していただいているケースもございます。そういった状況も踏まえまして、まず学童クラブは、御家庭の保護者の方の就労条件等も勘案しなければいけない部分もありますし、障害児のお子様につきましては、学童クラブ以外、先ほどもありましたけれども、プレディにおいても、支援が必要なお子様の数に応じて職員を加配しながら、しっかり見守りを行っている。また、放課後等デイサービス等も含めまして、福祉全体として、放課後の居場所の確保を図っていく必要があると思っております。
各自治体が、障害のあるお子様の家庭につきましては、様々な方法で行っているところですので、今後、障害児に限らず、学童クラブの審査につきましては、他の自治体も参考にしながら検証していく必要があるかというふうに認識しております。
以上でございます。
○ほづみ委員
ありがとうございます。
先ほど特別支援学校の話もいただきました。もともとそういった仕組みがあるということについては、理解させていただいております。一方で、特別支援学校について、御存じかと思いますけれども、障害のあるお子さんの就学先として、こちらの考え方は2013年以降の法改正で大きく変わっていまして、障害があれば、基本的に支援学校であった原則が変わっておりまして、基本的には通常級にも行くことができて、要望があれば、支援学級ですとか、支援学校というような立てつけに変わっておるかと思っております。その結果として、例えば、通常級に通っていても実際は障害がある方は、今までよりも増えておるかと思っております。通常級に通っているイコール、基本的に考慮が不要ですとか、加点が必要ないということではないと思いますので、そこは御理解いただけたらと思っております。
あとは、将来的な変更というところについては、他区をいろいろ検討いただいているということでお話をいただいております。先ほど挙げさせていただいた千代田区の例も含め、こういった措置をしている自治体はほかにもあろうかと思っておりますので、それらを踏まえて、今後の改善をぜひ期待したいと思っております。
次に、児童館の開館・閉館時間に関してでございます。
本区における児童館は、小学校対象の場合には9時開館で17時閉館となっている認識でございます。これは、お子さんが一人で安全に帰ることができる時間帯として設定されているというような話を以前に伺っておりますけれども、閉館時間の部分に関しては、特に延ばしてほしいというような意見を多くいただいておるところです。
これは、先ほども申し上げた学童クラブの話とも無関係ではありませんで、現状でも多数の待機児童がおられることから、学童クラブの選考には漏れたけれども、児童館が気に入っていて、一般来館として児童館を利用しているようなケースは相応にあると聞いております。この場合に、学童クラブであれば、標準でも18時、延長であれば19時半まで滞在が可能ですけれども、一般来館の場合には、学童の標準時間よりも1時間早い17時に出なければならないということになっております。17時の時点で、例えば保護者の方が帰宅していれば、そのまま自宅に戻ればいいという話かもしれないですけれども、必ずしもそういう家庭ばかりではないと思っております。特に、学童クラブのニーズがあるような家庭の場合ですと、両親共働きのようなケースもあります。このニーズに対しては、プレディがあるというところもあるかと思うんですけれども、大事と考えるのは、やはり選択肢が複数あるというところであろうかと思っております。
また、他の自治体との比較という観点でも、この時間帯の設定は見直しの余地があるように思っております。私が調べた範囲ですけれども、東京23区において17時に児童館が閉館しているのは、中央区を含めて6区です。17時半が1区ありまして、残りの16区は18時までとなっております。それぞれの背景となっている考え方の部分は不明ですけれども、少なくとも言えることは、18時に改めることは極端におかしな話ではないというふうに認識しております。こういった他区の状況も踏まえて、今後見直しを検討していくべきと考えておりますけども、改めてこちらの見解をお願いできたらと思います。お願いします。
○黒田放課後対策課長
児童館の一般来館につきましては、先ほど学童に入れなかったお子様について一般利用した際に午後5時以降いる場所がないということですけれども、委員御案内のとおり、就労要件があるお子様については、プレディに午後7時半までいていただけるということを踏まえまして、児童館の一般来館につきましては、小学生の安全な帰宅時間等も考慮しながら、午後5時までとさせていただいております。
また、児童館につきましては、18歳までお使いいただけるということで、中高生世代の活動時間、活動場所も児童館の中で確保していく必要があるというふうに考えております。やはり中高生世代と小学生では体格差が違うため、同じ場所で同じように遊ぶということは危険が伴うということもありますので、小学生につきましては午後5時までの利用、それ以降につきましては中高生世代の活動場所として児童館を大いに活用していただくといった観点から、小学生については午後5時までの利用とさせていただいております。現時点で、小学生の利用時間を延ばすといった考え方はございません。
以上でございます。
○ほづみ委員
ありがとうございます。
プレディも含めた上での話ということで伺いましたけれども、プレディももちろん、先ほど申し上げたとおり、一つの選択肢かもしれないですが、放課後の居場所の多様化というところが重要であろうかと思っております。あと、中高生の方の利用ということも挙げていただきましたけれども、そこは施設の中で段階的に切り替えていくですとか、運用の部分でできることもあろうかと思っております。現状ではなかなかまだ難しいということではあるかと思いますけれども、これは保護者の方からも要望がたくさん来ている話でございますので、また、これは機を見て提案させていただきます。
次に、保活のイベントについてお伺いします。
保育園の利用に関しては、いわゆる保活として、どの保育園に申し込むかの前段として、どういった保育園があって、それぞれどのような方針で保育が行われているか等を知るために、多くの方々が情報収集を行われているところです。当然、保育園を探しているという段階ですので、御存じのとおり、お子さんが生まれる直前の方ですとか、生まれたての方が多くいらっしゃいます。その中で、区内はそれほど広くはないにしても、そこでの移動というのはかなり大変なことであるかと思っております。
この点について、先日、府中市でいいイベントが開催されていることを知りました。それは保活応援フェアというものでして、市内の26の保育園の運営事業者が広い会場に集まって、そこに行けば様々な保育園の情報を得られるというようなイベントが開催されたということで伺っております。主催は府中市の私立保育園の園長会で、後援として府中市、イベント運営はNPOが担っているということで伺っております。同じような場所に集まるということで、個別の保育園に日程調整をする手間もなく、その場で複数の園の情報を得られるというのは、利用者の方々にとっては非常にありがたいものではないかと思っております。事業者側としても、中央区においては、エリアによっては、かなり飽和状態で、常に空きがあるような園もあるというふうに認識をしております。その中で、いかに積極的に選んでいただくかというためには、広報活動、プロモーションも必要で、こういった場は事業者にとってもありがたいのではないかと思っております。
こういった取組については、少なくとも私が保活の当事者であった時期にはなかったという認識ですけれども、現状、こういったイベントが中央区内で開催されているかということについて、まずお伺いできますでしょうか。また、そういった実績がないようであれば、私立の保育園の集まりですとか、そういった場で、ぜひこういったものを提案していただけたらと思います。こちらについてもお伺いできればと思います。お願いします。
○金広保育課長
委員の御説明にありました保活のための応援フェアにつきましては、本区において、今、そういったフェアを実施しているところはございません。ただし、昨年度、区のホームページを見直しまして、保育園の各園のホームページを見やすくして、すぐにアクセスしていただいて、どんなことをやっているかというのを各園それぞれがブログ等で発信して、よく見られるような状況にさせていただいているとともに、各園のイベント情報を区のほうで集約して、認可保育所に遊びに来ませんかというチラシを作成して、保健所や子ども家庭支援センター等で周知しているところでございます。
私がとても大切だと思うことは、委員のおっしゃるように保活のフェアというのも大切だと思うんですが、一番大切なのは、毎日通うというところでありますので、実際に園に見に行ってほしいんです。それで、感じてほしいんです。自分のお子さんとお母様、お父様が、その園に預けるに当たって、それが合っているかどうかを実感していただきたいので、できるだけ園に通っていただきたい。そういった工夫を、保育課としては対応しておるところでございます。
あわせて、今年、保育所体験という加算項目も、あえて設けまして、できるだけ園のほうで保育所体験をしてもらう機会をつくってもらいたいということで、加算項目を設けまして、園のほうにぜひ、まだ通っていないお子さんに来てもらって、そこでPRしてもらう、そういった機会を設けてございますので、今のところ、そういったところで保活に対する支援をしているところでございます。
以上でございます。
○ほづみ委員
ありがとうございます。
そうですね、各園の情報は、昨年度からですか、きれいに整理されて、例えばおむつのサブスクリプションがあるですとか、そういった細かい情報まで非常に丁寧に整理していただいているのは認識をしております。すみません。私は把握していなかったんですけれども、イベント情報について集約して発信されているということで、理解をいたしました。
先ほどおっしゃっていただいた、実際に施設を見たいというところに関してですけれども、そこはまさにおっしゃるとおりだと思っております。最終的に施設を見たいというニーズはもちろんあろうかと思います。ただ、区内にはかなりの数の保育園があろうかと思っていますので、最初のふるいをかける部分というところで、ある程度全体的に見られるような場所があればいいかと思っておるところです。
現在の状況でいいますと、少し前ですと、入れればいいという状況であったかと思うんですれけれども、いかに自身のお子さんに合った保育園を選ぶかということが、割と保護者の関心にもなってきておるところかと思っております。実際、直接見に行くというのはもちろん大事かと思うんですれけれども、先ほど申し上げたとおり、数もたくさんある状況かと思いますので、そこを埋めるような何かしらのイベントがあればと思います。そこについては、引き続き御検討いただけたらと思っております。
最後に、高齢者の地域見守り活動についてお伺いをいたします。
最近、区のおしらせを拝見しましたところ、高齢者の地域見守り活動についての記事を拝見いたしました。これは、独り暮らしの高齢者の方が安心して暮らし続けられるように、地域の方々による見守り活動を支援するもので、対象は見守り活動を行う地域住民の方で、見守り対象1人に対して年間3,000円を上限に助成するような仕組みと伺っております。最新の行政評価の資料を見ましたところ、令和4年度時点では27団体があるかというふうに認識をしております。地域の中で、いざというときのために高齢者の方を守っていくということは十分価値があることだと思っておりますけれども、気になったのは、27団体でどこまで区内をカバーできているのかなというところでございます。どの地域に、どの程度という情報がもしあれば、お伺いできますでしょうか。
また、現在の助成の仕組みを見る限り、かなりボランティアに近いようなもので、こういった形ですと、担い手不足が発生しがちなのかなという印象を持ちます。現状についての課題感についてもお伺いできればと思います。お願いします。
○阿部高齢者福祉課長
見守り活動団体ですけれども、すみません。今、地域ごとの分けをしていないので、正確な数字は分からないですけれども、名称に晴海ですとか、箱崎町というふうについてあるマンション名だと分かるんですが、ざっくり見たところでは、やはり晴海とか勝どきが多いです。あとは日本橋地域も浜町のほうに幾つかと、中洲、箱崎等にもございます。令和4年度には全体で27団体あったんですけれども、少しずつ減ってきていて、今、24団体まで減ってしまって、さらに今年度も少し、もう活動をやめたいという団体も出てきているところです。減っていった理由としては、やはり担い手不足といいますか、担い手である見守る側の方のほうが高齢化してきて、そちらの方がむしろ見守られる側になっていってしまうというようなことが起きていて、だんだん休止していく、活動を続けられないというようなところも増えてきているところでございます。こちらにつきましても、行政が全てできるわけではないですので、やはり地域の方のお力は少しでも増やしていきたいというふうに思っておりますので、周知をしているところではございます。
地域の見守り団体は若干減ってきてしまっているんですけれども、一般の企業、高齢者見守り活動に関する協定を30の事業者と締結しておりますので、そういった企業につきましては、地域に貢献したいということで、年々、協定締結事業者は増えていっているところです。それ以外にも、おとしより相談センターの職員が見回っていたり、また、高齢者食事サービスの配達ですとか、緊急通報システムなど、見守りの関係の事業がありますので、様々な形で見守りのネットワークを張り巡らせていっているところではございます。地域見守り活動の団体への支援につきましては、やはり対象者の御近所の方に見守っていただくということで、地域の住民の方同士の支え合いの促進ということ、また、平常時だけでなく、災害時の支援体制の構築にもつながっていくというふうに考えております。今後も団体や見守る方を増やしたいというふうに考えておりますので、様々な機会を捉えて、事業の周知には力を入れていきたいと思っております。
以上です。
○ほづみ委員
ありがとうございます。
団体としましては、若干減りつつあるところと、その原因としては、担い手のほうの高齢化ということで伺いました。他方で、事業者による見守りということは増えておるということで、その点はポジティブな面かと思っております。今の枠組みというところでいいますと、なかなか厳しいと思っておりますので、それをどういうふうに持続可能な形にしていくかというところは、私自身もそこは十分調べられていない部分ですけれども、例えばNPOですとか、先ほどの事業者というのも一つの選択肢かもしれないですが、今回のような役割を担うというところに関しては重要な要素かと思っておりますので、他自治体の情報なども拝見して、また改めて提案させていただけたらと思っております。
私からは以上です。
○墨谷委員
私のほうからは、理事者報告の資料2から質問をしてまいりたいと思います。
民間学童クラブ運営事業者の募集についての中で、待機児童が多く発生している日本橋地域、また、今後も人口増加による待機児童の発生が見込まれる月島地域に民設民営の学童クラブを誘致して、待機児童の解消を進めていくというふうになっております。学童クラブの待機児童解消に向けて、本区としても全力を挙げて取り組んでいるというふうに私は受け止めております。また、急激な人口増で、残念ながら、待機児童も出てきているというふうに認識しているところでございます。今回、この中で開設時期が明年の4月1日、そしてサービス提供は区が運営している学童クラブと同等のサービスということでございます。また、習い事や送迎サービス等の付加価値のサービスも提供可能ということで、この辺の詳細が分かりましたらお願いいたしたいと思います。まず、1点でございます。
⑤の利用料金でございます。利用料金については、サービスの内容や運営方法の工夫などをして、社会通念上、適正な範囲で設定するということで書いてございます。適正な範囲でというところでございますが、その点についても教えていただきたいと思います。
以上、お願いいたします。
○黒田放課後対策課長
民間学童クラブの誘致に当たりまして、民設学童クラブの付加価値のサービスということであります。
これまで、昨年、それから今年度、ベネッセが民間の学童クラブを晴海と月島で実施しているところでございますけれども、区が運営している学童クラブと同等のサービスというのは、当然、児童福祉法に基づく放課後児童健全育成事業並びに都型の学童クラブの要綱に基づく事業ということで、しっかりそうした法的に定められた基準、また職員配置等を行ってやっていただくのは基本となっております。また、それぞれの学童クラブで、例えば延長の時間帯が最大9時まで可能であるですとか、お弁当をそこの施設で提供できるオプションがあるところもあります。また、今回、ベネッセは車での送迎を行っていませんけれども、送迎サービス等が考えられるところかなというふうに思っております。そのほか、ベネッセ独自の教材を使ったりですとか、事業者のノウハウを使った、通常、区で行っている以上の独特のサービス、特殊なサービスも含めて、様々実施されることになるのかなというふうに思っております。また、これは提案内容にもよってくるんですけれども、例えば空きがある状況の中でスポット利用ですとか、そういったところの利用についても実施しているところでございます。
様々、今回、学童クラブを提案いただくに当たりまして、独自のサービス、事業者独特の優れたサービス等もしっかり提案を受けながら、選んでもらえるような学童クラブが誘致できればというふうに考えております。
利用料金に関しましては、あらかじめ区のほうで上限等を設定しているものではございません。様々、今、児童福祉法に基づかないような民間学童クラブについては、7万円とか、10万円とか、様々な金額が設定されているものと考えております。一つの基準としまして、現在、ベネッセについては月3万6,000円という料金でやっているところでございますけれども、国、それから都、区の補助金等をうまく活用していただきながら、極力低廉な金額で有効なサービスを提供できるような形の提案をいただければというふうに考えております。区のほうで範囲を特に設定しているものはございませんけれども、実勢価格等も踏まえながら、あまり高額にならないような形で誘致できればというふうに考えております。
以上でございます。
○墨谷委員
それぞれ御答弁ありがとうございます。
延長は9時までとか、お弁当とか、送迎サービス、その他のサービスが付加価値としてついてくる。また、利用料金についても、低廉で皆様が活用できるような金額の範囲で設定を進めていっていただきたいというふうに思っております。
また、開設費の補助等について、裏面のところから質問させていただきたいんですけれども、運営費の補助がございます。皆様もそうだと思うんですけれども、家賃の高騰ということで、日本橋地域、また月島地域も、いっときよりも相当家賃が高騰しているというふうに私は認識しております。そういった中で、区としても区独自の家賃の補助をしていくというところでございますが、例えば区や都の補助制度に加えて、区独自の家賃補助でございますが、この辺についての割合とか、支援についてどのように考えているのか、お願いいたします。
○黒田放課後対策課長
運営費に関する区独自の家賃補助につきましては、年額300万円ということで想定をしているところでございます。当然、家賃1年分と比べて安いほうとなりますけれども、賃借料の部分について年間最大300万円の補助を行うということになっております。
以上でございます。
○墨谷委員
ありがとうございます。
年間300万円、また、国や都の補助の金額についても後で教えていただければと思います。
次に、議題からお話しさせていただきたいと思います。熱中症対策でございます。
子供たちの熱中症対策、また高齢者に対する熱中症対策ということで、熱中症も毎年、年々、いろいろな中央区としての支援をしているというふうに認識しております。そういった中で、これから夏本番に向け、本区としての熱中症対策の考えをそれぞれお願いいたします。
○大熊地域保健担当課長
熱中症対策についてでございます。
今年の4月に気候変動適応法が改正されまして、今回、新たに区市町村が適切な冷房設備を有するなどの要件を満たす施設をクーリングシェルターとして指定することができることとされています。それに伴いまして、区のほうでも、区の施設、まず28施設をクーリングシェルターとして指定しまして、6月1日から10月23日までの間、暑さを一時的にしのげる場所として開放をしております。さらに、京橋薬剤師会と日本橋薬剤師会の御協力をいただきまして、区内の一部の薬局ですけれども、6月1日から9月30日までの4か月間、薬局25店舗をクーリングシェルターとして指定させていただきまして、一時的な涼みどころとして開放していただいております。
それから、法律の改正に伴いまして、今まで熱中症警戒アラートは法律上の位置づけがなかったんですけれども、こちらも正式に法律の位置づけになるとともに、その一段階上としまして、熱中症特別警戒アラートというものも設定されました。そういった情報につきましては、区のホームページですとか、区のおしらせなどで区民の方に周知を図っているところでございます。
私からは以上でございます。
○古賀子育て支援課長
私のほうから、保育園における熱中症対策ということでお答えさせていただきます。
まず、保育園では、夏の暑い時期をこれから迎えますけれども、環境省が公表しています熱中症予防サイトの中で、暑さ指数を公表しています。それを毎日9時の時点での状況、園庭を含めて、施設のほうで確認しまして、それを確認した上で、これは施設ごとに状況、立地条件が違いますので、違いは出てくるんですけれども、その中で危険レベルなのか、厳重警戒レベルなのか、そういったレベルを確認した上で、その日の活動を決めていくというふうになっております。その中で、外出をするようなケースもあるかと思いますけれども、そういったときには、まず遊ぶ前、外出する前に十分な水分補給をするですとか、また、終わった後にも十分な水分補給をするといったことも含めて、これまでも十分な対応を園ごとでやってございます。そういった中で、事故のないように、また、何か緊急な状況があれば、当然119番するとか、そういったところの対応も含めて、準備し、構えておりますので、対策についてはされているところでございます。
以上でございます。
○鷲頭学務課長
私からは、幼稚園におけます熱中症対策について答弁申し上げます。
幼稚園におきましては、いわゆる園外の学習といったようなものもカリキュラムの中には含まれているところでございますけれども、そうした部分につきまして、こうした暑い時期を外して実施するというのはもちろんのこと、屋外でのプール活動などについても、保育園と同様に、WBGT指数等を加味しながら対応しているところでございます。
また、幼稚園におきましては、これからの時期で申しますと、夏季休業期間中に預かり保育を実施いたします。そうした中で、預かり保育中の熱中症対策も非常に重要な点になっておりますので、こうした点につきましても、実施の事業者と連携して取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
○阿部高齢者福祉課長
私からは、高齢者の方に対する熱中症対策ということでお答えいたします。
先ほどの答弁でありましたようなクーリングシェルターとしては、いきいき館、敬老館とか、シニアセンターの開館時間を延長したりなどして対応しています。それ以外につきましては、おとしより相談センターの職員が、特にお家にクーラーがない方などは熱中症のリスクが高いですので、そういったお宅におとしより相談センターの職員が訪問して注意喚起を行ったりですとか、また、高齢者通いの場において、6月ぐらいまでには区の保健師が熱中症対策の出前講座を実施するなどして、注意喚起を実施しているところでございます。特に、高齢者の方は暑さに対する感覚機能や体の調節機能が低下しているというところで、高齢者に対しては、毎年、こういった対策を継続して実施してまいります。
以上です。
○墨谷委員
それぞれありがとうございました。
これから熱中症も出てくるのではないかなというふうに思っております。保育園は暑さ指数を見て、水分補給、対策をしている。また、幼稚園での対策も講じているということなど、また、高齢者のいきいき館などにクーリングシェルターをつくって、高齢の方への熱中症対策を進めていることをお聞きしました。また、保健所としても、包括的な考えとして、クーリングシェルターを6月1日から10月23日に28施設でつくって、しっかりと熱中症の対策を進めているということが分かりました。また、薬剤師会などと連携を取って、昨年もやられたと思うんですけれども、熱中症に対して啓発に取り組んでいるということを確認させていただきました。
特に、御高齢の方は、自宅での熱中症によって救急搬送されるという事例も多いというふうに認識しているところでございます。今もお話がありましたが、独り暮らしの方への訪問というところは、やはりしっかりと強化していっていただいて、この夏も熱中症で倒れる方が減る取組をまたお願いしたい、そのように思っております。これからも熱中症対策の取組の強化をお願いして、質問を終了します。
先ほど国と都の補助制度ということで、区独自のものが300万円ということで、国や都の補助制度があって、いいです。自分で調べてみます。ありがとうございます。
○太田委員長
審議半ばではございますが、休憩を挟みたいと思います。今、午後2時55分ですので、3時5分まで休憩とさせていただきます。
暫時休憩いたします。
(午後2時55分 休憩)
(午後3時5分 再開)
○太田委員長
休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
次の発言者の方、挙手願います。
○梶谷委員
私からは、資料5、一時預かり保育などにおけるオンライン予約システムの導入と、ちゅうおう子育てナビアプリについて質問をさせていただきます。
今回の一時預かり保育のオンライン予約システムの導入については、先日行われた福祉保健委員会を含め、これまでの質疑で大体の概要や周知については理解をいたしました。今回の一時預かり保育のオンライン予約システムへのアクセスとしては、周知の際の広報物をはじめ、ホームページから飛べるようになると思いますが、ちゅうおう子育てナビアプリへの連携や、予約システムに飛べるようにするかなど、確認をさせてください。
○左近士子ども家庭支援センター所長
オンライン予約システムですけれども、まずは区のホームページの一時預かり保育のページから飛ぶようなことで想定をしております。子育てナビアプリへのリンクですとか、その辺はまだ検討していないところですけれども、現状、こどもすくすくナビというところには、あずけるという事業案内の中で、一時預かり保育の項目がございますので、そちらを開いていただくと、そこの一時預かり保育からオンライン予約に飛べるような状況にはなっております。
以上でございます。
○梶谷委員
本区のちゅうおう子育てナビアプリについては、これまでも様々な質問をさせていただきました。母と子の健康モバイルサイトからアプリ化されて、あのねママメールや小児定期予防接種などのプッシュ型による通知や感染症情報の提供を主な機能として、運用されていると理解しております。新たに、妊婦面談予約システムもそこに追加をされて、今後もさらに充実を図っていただきたいと思います。
母と子の健康モバイルサイトからアプリ化されて、ちゅうおう子育てナビアプリになりましたけれども、どのように変わったのか、さらに、利用者の声や反響などが分かれば教えてください。さらに、あのねママメールの登録者数の推移が分かれば教えてください。
○武田健康推進課長
まず、ちゅうおう子育てナビアプリ、アプリ化したことで増えた点ですけれども、例えば、健康講座や図書館イベントなどのイベント情報ですとか、あと、成長記録をつけることができる。これは御兄弟の成長も1つのアプリで見ていただくこと、管理していただくことができます。それから、医療機関の検索、それから、健診等子育て情報をお伝えできるということと、あと食材チェックです。離乳食の導入に当たって、これは食べられましたとか、そういったものをチェックできるようになっております。あとは、委員に御説明いただきましたように、予防接種情報ですとか、お知らせ等のプッシュ通知配信も行われるようになっております。
それから、利用されている方からの御意見ですけれども、利用されている方に、よく利用する機能などについてもお伺いしたことがあるんですが、予防接種スケジューラーはかなり便利だと言っていただけるお声もいただいておりますし、実際、スケジューラーを1か月に何回かお使いになられるという方も半数近くおられまして、便利だという御反響をいただいております。それから、イベントの通知を行っているんですけれども、これはイベントがありますよということですので、例えば自分のお子さんの月齢よりは少し先のお子さん向けのようなイベントだとかも通知されるわけで、逆にそれが、大きくなったらこういうイベントがあるんだなというような見通しを立てたりだとか、そういうことに便利だというようなお声もいただいているところです。
次に、登録者数の推移です。あのねママメールについては、累積で6月1日時点で1万770人ほどの御登録をいただいているところです。この御登録者数についてですけれども、昨年の10月から、子育てナビアプリで、アプリ上で妊婦面談の予約ができるようになったんですけれども、その時期、同じぐらいの時期から1か月当たりの登録数は増えております。予約をアプリ上で開始する前は、月に大体60件から70件御登録いただいていたんですけれども、それ以降は150件前後の御登録、一番多くて180件を超えるような月もありますが、そういった数の御登録をいただいているところです。
以上です。
○梶谷委員
先ほど、一時預かりのオンライン予約については、すくすくナビのほうに入って、ちゅうおう子育てナビアプリには盛り込まれないとのことでした。私としては、ちゅうおう子育てナビアプリを開けば、中央区の子育て関連の情報が全て分かるような充実を今後お願いしたいと思っております。今後のちゅうおう子育てナビアプリの存在意義、今後どのような運用や活用、役割をしていくのか、本区の御見解を教えてください。
○武田健康推進課長
このちゅうおう子育てナビアプリを通じて、どういった事業の予約を入れるですとか、どういったことをやっていくかというのは、その事業そのものの特色もございますし、それにアプリの事業者さんが対応できるかというところは、もちろん相談した上で、導入については決めていくところであると思っております。そういった観点から、事業そのものについてですとか、全体の様子を見つつ、様々御意見もいただきながら、今後引き続き考えていきたいというふうには思っております。
以上です。
○梶谷委員
あのねママメールについては、以前から、登録者数については何回か確認をさせていただいているんですけれども、マタニティの場合は妊娠確認から出産までの約9か月間、育児は3歳までの3年間と期間を設けておりますが、以前確認をさせていただいた際に、退会手続を行わないと登録者数にずっと含まれるため、実際に活用されている方の人数が把握できない状態となっておりました。この設定期間の対象である登録者数の把握や、マタニティから育児への移行の仕組みなど、以前から要望させていただいておりますが、やはりまだその把握については厳しいのでしょうか。教えてください。
さらに、本区でも広報ツールの一つとして、LINEの運用を行っておりますが、他の自治体のように、あのねママメールや小児定期予防接種などのプッシュ型による通知をLINEでもぜひ行っていただきたいと思いますが、御見解を教えてください。
○武田健康推進課長
今、御登録者数を累積でお伝えしましたように、数としては累積でないと、なかなか算出が難しいということは伺っております。
それから、LINE化についてです。本区でも、あのねママメールのLINE化について検討したことがあるんですけれども、その中で、メールでの配信とLINEでの配信を比較しますと、LINEを用いたほうが費用が高かったということと、実は、LINEも皆さん全ての方が入れているというわけではないということもありまして、そうしますと、LINEとメールと、今の皆さんに配信するのと同等に配信するには、両方を併用することが選択肢として出てくるんです。その場合は、さらにLINE単独以上に額が増えてしまうというところで、費用対効果なども考えて、現状ではLINEへの移行は難しいだろうということで見送った経緯がございます。この点は、引き続き調査を行っていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○梶谷委員
もろもろ理解をいたしました。
ちゅうおう子育てナビアプリについては、使いやすく、分かりやすい情報提供の仕方、そして今後も利用者の視点に立って、利便性の向上に向けて、さらに今後も検討していただきたいと思います。
以上で終わります。
○上田委員
1年間どうぞよろしくお願い申し上げます。
議題から3点質問をさせていただきます。
1点目、ベビーシッター助成についてです。
このたび、補正予算案に示されました月20時間という上限値の緩和について、まずは日本維新の会として高く評価をしております。先日の予算委員会で私が申し上げた、月2日、計画的に使うには12時間では少ないというリアルな実態等も踏まえて御判断いただけた部分があると思っております。感謝を申し上げます。
一方で、緊急対応枠について、考え方は理解いたしますが、メリット、デメリットを慎重に見極めねばならないというふうに思っております。
そこで、質問です。
ここにおける緊急対応とは、具体的にどのような事態を指しているのかお示しください。また、オペレーションにおける区の負担はどの程度増えることを想定しているのかお教えください。
2点目です。区内における出産費用についてでございます。私ごとではございますが、4月に第2子が無事生まれました。その際に起こったリアルな話を少し共有しながら、質問とさせていただきます。
まず、妻はもともと違う医院に通っておりました。聖路加国際病院ではなかったんですが、ハイリスク妊婦のため、聖路加に紹介を受け、入院、出産をすることになりました。ここで肝要なことは、主体的に聖路加がいいと選んだわけではなく、結果的に、区内で出産可能な場所が聖路加しかないため、出産場所が医療的理由によって限定されたということです。そして、実際に出産後、費用を見て愕然としました。純粋な医療費の自己負担額は85万2,368円でありました。この費用は、医療的配慮が必要であったという前提を一切無視して、高額療養費制度等の適用はされず、当然、全額実費なわけであります。区民がこの明細を見たときにどう感じるか。子供はぜいたく品だ、政治は助けてくれないんだと思われても仕方がないのではないかと思います。
さて、ここからが質問です。
私は、前より、区内における区民出産費用の実質無償化ということを要望してまいりました。一般質問では、助産院について御回答いただきましたが、妊産婦の高齢化に伴い、ハイリスク妊婦の割合は高まると予想されています。これらの現状を踏まえ、聖路加しか医療的ケアが必要な妊娠に対する分娩可能施設がない本区として、出産に係る費用負担を少しでも低減するということについて再度要望いたします。御見解をお示しください。
最後、3点目、放課後対策についてお伺いいたします。国が共働きを推進する中、子供たちの居場所である放課後対策は極めて重要です。単に預かるだけではなく、いかに放課後充実を図ることができるのかという観点について、前委員とは異なる観点から質問いたします。
先日、プレディの求人をいろいろと調べておりました。驚くことに、保育士資格が必須なのに、東京都の最低時給と同じ1,113円という場所がありました。ほかにも、週5~8時間勤務、フルタイム勤務で時給1,200円、賞与はなしといった、到底集まらないであろうという求人が散見されます。しかも、その中で、日本一質の高い子育てサービスの提供を目指そうと書かれております。私たち日本維新の会は行政コストの削減等も標榜しておりますが、これではあまりにも少な過ぎるというふうに感じます。区は、委託事業として予算を計上し、監督する立場にあると理解をしていますが、これぐらいしか人件費を払えないような設定で試算をしているのか、区の見解を伺いたいと思います。
以上3点、お願いします。
○左近士子ども家庭支援センター所長
私からは、まずベビーシッターの緊急対応枠についてでございます。
対象と考えておりますのは、これまで区が施設型で実施しています緊急保育と同様でございまして、御家庭の保護者の入院であったり、病気であったり、御家庭で養育、保育が一時的にどうしても不可避な状態を区のセーフティネットで救いたいというところでございます。人数等に関しましては、ベビーシッターの声と令和5年度の実人数ですとか、あと緊急施設型の緊急保育の利用状況から、60名程度を想定しているところでございます。
以上でございます。
○古賀子育て支援課長
出産費の支援に関してのお尋ねでございます。
委員御指摘のとおり、区内での出産環境につきましては、区のほうでも把握しているところでございまして、これまでも答弁においては、基本的には区のスタンスといたしましては、どの病院を選ばれるか、どういった形で出産されるかというのは、御家庭や御本人、お医者様との相談の中で決めていただくものというふうに認識しているところでございます。区といたしましては、出産の時期だけに限らず、その後の子育てに係る経済的な負担、保育料についても低廉に抑えていたりですとか、様々な補助制度などをこれまでも施策として行ってまいりましたので、引き続き子育てのそれぞれのステージトータルでどういった支援ができるのかというところを考えておりますので、現時点で、これまでの出産費用に関しての支援についての考え方は変わってございません。
以上でございます。
○黒田放課後対策課長
私からは、プレディにおける職員の賃金についてでございます。
プレディにおきましては、現在、業務委託契約ということで実施をしておりまして、契約額としましては、人件費、総係費込みで契約をしているところでございます。そこで働く職員の賃金、また勤務条件等につきましては、各事業所の中でしっかり決定されているものと考えております。区では、あらかじめ職員の賃金等の額について、仕様書等では規定しているものではございません。事業全体が高水準で実施できるような仕様書上の監督なり、助言等を行っているところでございます。また、現在、プレディを実施している事業者につきましては、金額のみの入札ではなく、3年ごとのプロポーザル契約ということで、その事業内容等も踏まえまして、金額が安いところに決めているというような状況ではございません。そういったことも踏まえまして、引き続きプレディの質等につきましては、仕様書上の業務がしっかりなされているか、また、他の区の事業と同じ水準で行われているかどうかも含めまして、しっかり監督していきたいというふうに考えております。
以上です。
○上田委員
まず、先に出産のところを申し上げたいと思います。
おっしゃるとおり、いろいろなステージに応じて長く支援をするということが重要だし、また、それはやられていることは理解いたしますが、冒頭にやはり自腹で50万を超えるといったら、私の肌感覚でいうと、軽自動車の中古とか、車を買うのと同じですよね。それだけの費用がかかるということを、東京都、そして国も一丸となって、メディアにさんざん騒がれたように、少子化対策をやらねばならぬ、やらねばならぬと一様に言われている中で、区として本当にできることがないのか。中央区内、年間およそ2,000人のうち、聖路加の割合はおよそ3割程度、600名です。聖路加に対して支援をしてくれと言っているわけではもちろんなく、区内で出産する区民に対して何らか手当てができないのか、ぜひ庁内で再び御検討いただきたいと思います。
続いて、プレディの件についてです。
プレディの件については、今おっしゃっていただいたとおり、プロポーザルで総合評価をしていると理解をいたしました。経営者目線で申し上げれば、採用はマッチングだと思うんです。仕事の大変さに応じた一定度の賃金がなければ、極端に人は集まらないし、離職率は激増します。参考までに、5月時点で、中央区の接客業の平均時給は1,398円、事務は1,696円です。これと比べて、これほどの時給のプレディを探したんですけれども、なかったんです。やはり子育ての手間、非常に大変なことが多い。私も2人を育てていて、本当に大変だなと。あの子たちと1日いるというのは物すごいエネルギーを使うことだと思うんです。もちろん、高ければいいというものではないと思いますが、そこに対して、ある程度やはりフォローできるようにするべきだと思いますし、この状況というのは区として理解いただいた上で、適宜、指導、是正等の検討をお願いしたいと思います。
最後、ベビーシッターについてでございます。
60名程度という話も、具体的にありがとうございます。私が思うに、やむを得ず、例えば私が骨折をしましたみたいな事故があれば、正直、外傷があれば、親族はすごく頼りやすいです。でも、例えば私の周りにいる会計士の方とか、運輸業者の方とか、時期によって、どうしても週7になってしまうような働き方をされている方は区内にたくさんいると思うんです。そういう方々に対して、働くことと子育ての両立という支援の一つの方法としてベビーシッターがあると私は思っていますから、忙しい時期というのが外部環境で決まる以上は、この助成というところの枠について今後検討を進めていただければと思います。
以上で終わります。
○太田委員長
それでは、議題、子育て環境の整備及び高齢者対策に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○太田委員長
第二回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○太田委員長
それでは、これをもちまして子ども子育て・高齢者対策特別委員会を終了いたします。
ありがとうございました。
(午後3時25分 閉会)
-委員会を閉じた後-
特別委員会の行政視察について、7月中旬に管内視察に代えて行政視察を実施することができることになっているが、日程にいとまがないことから、実施の有無、日時、視察先、日程等について、正副委員長に一任することの了承をとった。
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559