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令和6年 子ども子育て・高齢者対策特別委員会(9月11日)

1.開会日時

令和6年9月11日(水)

午後1時30分 開会

午後3時9分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 太田 太

副委員長 高橋 元気

委員 海老原 崇智

委員 竹内 幸美

委員 ほづみ ゆうき

委員 墨谷 浩一

委員 梶谷 優香

委員 上田 かずき

議長 瓜生 正高

4.出席説明員

(16人)

田中副区長            

平林教育長            

大久保福祉保健部長        

植木地域福祉課長(参事)     

古賀子育て支援課長        

金広保育課長           

黒田放課後対策課長        

左近士子ども家庭支援センター所長 

田部井高齢者施策推進室長

阿部高齢者福祉課長

河内介護保険課長

渡瀬保健所長

武田健康推進課長

大熊地域保健担当課長

北澤教育委員会事務局次長

鷲頭学務課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

後藤書記

林書記

6.議題

  • 子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○太田委員長
 それでは、ただいまより子ども子育て・高齢者対策特別委員会を開催いたします。よろしくお願いいたします。

 過日の行政視察の実施に当たりましては、所期の目的を十分果たすことができたと思いますので、今後の施策の参考になればと考えています。なお、内容につきましては、第三回定例会での委員長報告で報告させていただきたいと存じます。

 それでは、議題の審査に移ります。議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、初めに、理事者報告を願います。

○大久保福祉保健部長

 1 個人番号を利用する事務の追加及び当該事務で利用する特定個人情報の設定について(資料1)

○渡瀬保健所長

 2 各予防接種の実施について(資料2)

○北澤教育委員会事務局次長

 3 幼稚園施策のさらなる充実について(資料3)

 以上3件報告

○太田委員長
 ありがとうございます。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時36分です。自由民主党62分、かがやき中央さん48分、公明党さん34分、立憲民主党さん34分、維新さん10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○海老原委員
 それでは、私からは理事者報告いただきました各予防接種の実施についてということで、その中から新型コロナウイルスワクチン接種について質問をさせていただきたいと思います。

 先週の9月6日の金曜日に東京都の9月補正予算が公表されまして、喫緊の課題等への対応と銘打ちまして、新型コロナウイルスワクチン定期接種化に係る特別補助事業が計上されております。その中で、接種の自己負担を2,500円以下にする区市町村に対して1人当たり1,000円、補助率10分の10を補助するというふうにあります。

 本区における自己負担は、本日も御説明いただきましたけれども、75歳以上であれば無料、65歳から74歳まで、そして60歳から64歳で身体障害者手帳1級相当をお持ちの方については、自己負担を3,500円とする。本日の当委員会を含めて、さきの6月の補正予算の審議並びに9月3日の福祉保健委員会において、かように示されているというふうに認識をしております。ワクチン接種の開始時期は、こちらにもございますけれども、10月1日と間近に迫っており、準備作業も佳境に入る段階と思いますが、接種を希望する方ができる限り低廉な自己負担で接種できるよう、都の補助制度を活用し、自己負担額を2,500円以下に早急に見直すべきと考えますけれども、本区の御見解をお聞かせください。

○渡瀬保健所長
 ただいま委員より御指摘がございましたとおり、東京都のほうで9月6日、特別補正事業といたしまして、新型コロナウイルスの予防接種に対しての補助事業が行われるということで事務連絡があったところでございます。その中で、今、お話しいただいたとおり、自己負担額を2,500円までにするというような形で、我々のほうでは3,500円でこれまで計上してきたところでございますけれども、そういった都の示された事業を活用することによって、さきに説明したとおり3,500円の対象の方が2,500円で接種ができるようになるというふうに考えてございます。

 したがいまして、我々としては、3,500円でこれまで準備は進めさせていただいてきたところでございますけれども、都の示した内容を吟味いたしまして、10月1日から速やかに開始できるよう、今後、検討のほうを進めて、実施に向けて検討していきたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○海老原委員
 御答弁ありがとうございます。

 9月6日ということで事務連絡が来て、先ほども申し上げましたけれども、これからまさに準備で皆さんは大変だろうというふうには思うわけでありますが、対象者も2万6,500人いるということで、誤配送等、十分に御留意をされまして、10月1日から円滑に事業が実施されますようお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。

○竹内委員
 それでは、私は議題から、1つは子供のための保育環境整備に関することというんですか、そういった部分、そして、もう一つは高齢者に関することで2点質問をさせていただきます。

 1つは、この夏も非常に暑い、いつもとまた違う状況、また台風などの影響で、地域でもイベントが中止になったエリアなどもありました。そういった中、子供たちが体を動かすに当たって、暑さの中で公園の利用等もすごく配慮しながら行って過ごしてきたのではないかなというふうに感じておりますが、こういう暑い日々の中、この夏の間、どのような工夫をしながら子供たちが過ごしてきたのかなという部分で、少し状況、工夫などがありましたら、お聞かせいただきたいと思います。

 もう一つは、高齢者に関することでございます。

 先週の環境建設委員会などで新京橋連絡路の整備というものが出ました。その中で立ち退きエリアに入っておりますシルヴァーウィング新とみがございます。区内の高齢者も多く利用していたり、また通所していたり、入所していたりという施設かと思います。恐らく立ち退きエリアに入っているということで、移転せざるを得ないという状況があるかと思いますが、どのタイミングで区内の方々にお知らせをしなければいけないかですとか、今後、区内に同様な状況で確保できるのか。入所、通所している方が移らなければいけないという状況も考えられるかと思いますので、その点に関して、今の段階で把握していらっしゃる内容がありましたら、お示しいただきたいと思います。お願いします。

○金広保育課長
 この夏の暑さの中で子供の体を動かす工夫というところでお答えさせていただきます。

 各保育園において、熱中症指数に気をつけながらも、例えばすだれとか、簡易のテントを使いながら簡易な屋根を設置するなどして、水遊びとか、プールを楽しんでいた様子を、私も園をいろいろ回りながら、拝見したところでございます。また、プールができない施設につきましては、公立のプールを利用しに行くなどもしております。それに加えて、今年からは、委員の御指摘があったとおり、暑い時期も関係なく体を十分に動かせる工夫はないかというところで、室内でも十分に体を動かせる機会を持たせたいということで、7、8月の間、バス散歩の行き先を区内のアートはるみとか、産業会館の集会室の空いている時間を保育課のほうで借り上げて、バス送迎つきで利用開始を始めたところでございます。実際に使っている園ですとか、貸した施設に話を聞きましたところ、非常に好評であって、みんな元気よく体を動かすということで、初めての取組ではありましたけれども、とてもいい感触を得たところでございます。引き続き、子供たちが夏の間もこうやって体をいっぱい動かせるように、区としても支援をしていきたいという考えでございます。

 以上でございます。

○田部井高齢者施策推進室長
 私からは、2番目のシルヴァーウィングの件でございます。

 今、委員のほうからも御紹介いただきましたけれども、区内の高齢者の方、デイサービスであったり、施設のほうであったりということで、多くの方が利用されていて、今回のこうした動きといいますか、移転を含めた新京橋連結路の問題は、我々にとっても非常に大きな問題だというふうに思っております。また、何よりも、いわゆるそこの線形、範囲の中に入っているということなので、利用者の方はもちろんですけれども、当然、事業者にとっても、今後本当にどうしていくのかと。一方で、基本的なことからいけば、お金でということも基本的にはあるんでしょうけれども、先ほど来申し上げましたとおり、区内の高齢者への影響、いわゆる区にとっての高齢者福祉というふうに言ってもいいかもしれませんけれども、大きなことでございますので、この辺は、区としても、再開発を含めて、しっかり調整、対応というものは取っていかなければいけない。

 ただ、この中で、今後、例えば工事が、予定はあるにせよ、実際その予定どおりにいくのかというところもありますので、しっかりこの辺の動きというものを、それは首都高であったり、東京都であったりということだと思いますけれども、そういったところの動きもしっかり見ながら、利用者であったり、事業者であったり、タイミングを適切に捉えながら、その時々にしっかりお伝えすべきことをしっかりと周知していきたい。利用者はいろいろな利用体系がございますけれども、私どもといたしましては、やはりこの区に、そして、この地域に引き続き、しっかりと区内の高齢者福祉を展開できるような施設を整備というんでしょうか、できることをしっかりと調整はしていきたいというふうに考えておるところでございます。

 私からは以上でございます。

○竹内委員
 それぞれに御答弁ありがとうございました。

 先に高齢者のほうです。ありがとうございます。

 まだ工事の開始まで少し期間はあるものの、中央区で入所した方が他区に行くというのも、移転というのも大変なことでありますし、また、民間の事業者でありますので、区がどこまで要望して、どこまで介入してというのはなかなか難しい部分もあるかと思いますが、やはり中央区内にある施設ということで利用される方も多いと思いますので、その点、機会を見ながら、しっかりと中央区の高齢者に対する施策といいますか、通所、入所等の施設が確保できますように、こちらも関わって提言等をしていただけたらと思います。お願いいたします。

 そして、保育の環境、今年新たな取組として、保育課として施設を借りて、子供たちが体を動かせるような場所の確保をしていただいたということ、本当にありがとうございます。

 頭で思うと、例えば夏休みの学校の校庭などは借りられるんじゃないのとか、そういう勝手な思いはあったりするんですけれども、ただ、今後、学校の環境もプレディプラスの展開などという中では、簡単に学年の違う子供たちが遊ぶ場所を借りるなども難しいんだろうという中で、多分夏の期間の暑さというのはますます広がっていきます。熱中症対策になりますと所管が変わってきますけれども、子供たちが健康に夏の間過ごせるという観点では、いろいろな部分で、またお取組を広げていただきたいと思います。

 そして、もう一つ、最近、すごくニュースで耳にしておりますが、米騒動と言われております。まちの事業者などに聞くと、飲食店などは今のところ大丈夫だよというお話をいただくんですけれども、子供の食に関わるところに影響はないのか。まちのスーパーを見ていても、お米がないという状況が結構見受けられておりまして、現段階で、保育園ですとか、幼稚園でもお弁当給食などが展開されておりますが、そこに関して何か特段報告等はないのか、確認だけさせてください。

○古賀子育て支援課長
 お米の確保というところで、今、米価が値上がりしているとか、手に入りづらいとか、お店での品薄があるような報道もなされております。中央区では、保育園のほうで食材を購入する場合、地域の米屋に発注しているところですけれども、今、5か所か6か所から購入しています。その中で、品薄で確保ができないとか、あるいは価格が値上がりするとかというお話は、確認したところでは、現時点ではない状況ですので、これまでどおり献立メニューを変更することなく、区立の給食は提供できるというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○金広保育課長
 私立保育園における状況ですけれども、主食代につきましては、1歳から5歳は区の運営費の補助全体の中に組み込まれておりまして、また、3歳児以上については、区の独自の加算、副食費加算というところで、1人当たり月4,800円ついております。去年より100円アップ、おととしと比べても300円アップというところで対応しておるところでございます。

 今のところ、事業者や現場からは、米不足の影響等について御相談とか、そういったお声は特段ないですが、恐らく副食費の値上がり分と合わせて全体のやりくりの中で、今のところは対応できているという認識でございます。ただし、今後の各園の状況ですとか、物価の状況などはしっかりと注視しながら、必要に応じて対応はしっかりと取っていきたいと。対応については、検討をしっかりしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○鷲頭学務課長
 私からは、幼稚園の弁当給食と幼保連携型認定こども園の状況について御報告申し上げます。

 こちらにつきまして、まず、区立幼稚園におきます弁当給食は、このタイミングですと、ちょうど預かり保育が夏季休業期間中ということで、有料になる切替えのタイミングというところでもございました。こうした中ではございますが、弁当給食の事業者としっかりと連携を取っておりまして、弁当給食についての今後の値上げ予定というのは、現時点では全くございません。

 また、幼保連携型認定こども園におきましては、自園調理を行っているところでございますけれども、こちらにつきましても、食材の調達ルートを非常に多岐にわたって確保しているということもあり、値上げの予定はないところでございます。

 以上でございます。

○竹内委員
 それぞれに御答弁ありがとうございました。

 本当に、コロナの間からコロナが明けて、物価高騰、もちろん、ロシア、ウクライナとか様々な環境が重なる中、物価が高騰していくという中に、まさに主食であるお米の米騒動と言われているものが起こっています。

 実は、地域でも、8月の半ば以降、2週間近くお店を閉めている米屋がありまして、みんな、健康は大丈夫なのかとか、何かあったのではないかというお話がまちで広がったんですけれども、お店が開いた後、伺ってみましたら、見ず知らずの事業者がトラックで来て、20キロ、30キロ譲ってくれと言って買っていく。結局、お断りをしたと言っていましたけれども、そういうちょっと不審な方々が米屋を回っているという話がありました。区内の学校、地域の保育園等に納めている区内の事業者の方々は、そういう見ず知らずの人に売る米はないと。そうやって店を閉めて守っていただいていたというようなこともあるのかなと思います。

 我が会派からも、子供の食に関することというので、十分なサポートをしていただきたいという要望も継続して出してきているところでございますが、状況を見計らっていただいて、しっかりと今後も安心・安全な保育環境に努めていただきたいと思います。

 質問は以上です。ありがとうございました。

○ほづみ委員
 よろしくお願いいたします。

 まず、今回の報告資料にありますすくわくプログラムに関連して、この事業の保育園での実施についての質問です。

 本件は東京都の助成事業で、各自治体において、希望があれば手を挙げる形のものという認識です。今回、本区においては、中央区版として、幼稚園、こども園を主体としてこの事業を展開するということを教育委員会のほうから報告をいただいておるところです。一方で、他の自治体の事例等を拝見しますと、幼稚園、こども園だけではなくて、保育園で実施している例も幾つかあるようです。要綱等を拝見しましても、幼稚園、こども園に限るという制約は特になさそうです。本区としては、まず幼稚園、こども園での実施ということですけれども、この事業の保育園における事業展開についてどのようにお考えでしょうか。

 また、本件について調べてみたところ、自治体によって、導入しているところ、そうでないところもありまして、私立保育園の事業者から成る一般社団法人日本保育連盟は、東京都に対して、すくわくプログラムを都内全域で事業実施することの要望も出されているようです。私立保育園に関して言うと、恐らく自社の保育園の魅力向上みたいなところで、この施策を導入したいという要望があるのではないかと思われますけれども、現時点で、そういった動きが区内であるのかどうか。また、そういった要望があった場合の対応として、どうなるかというところについて確認させていただけたらと思います。お願いします。

○金広保育課長
 すくわくプログラムについてですけれども、これは今年から始まった事業でして、令和6年から令和8年度に開始した場合に、開始した年度から6年間、10分の10、都の補助が出るというものでございます。

 区内の保育所におきましては、現在、どこの園においても、本事業のような、各園の環境ですとか、それぞれの園の強みを生かしながら、大なり小なり、このすくわくに言われているような光、音、植物など、乳幼児の興味関心に応じた探究活動について実施しているところでございます。その中で、このすくわくプログラムというのは、問いを考えるですとか、こういうことをやると子供がどういうふうに考えるかの仮説を考える、そして活動記録を残す、振り返りをする、報告書を作成するといったことが新たに発生するものでございます。現在やっている各園の探究活動をそのまますくわくプログラムにするのではなくて、委員がおっしゃったような保育の充実に向けて、現在、探究活動をより向上させるプログラムですとか、新たな探求活動にどういうふうに反映させるかを私立園にも意見を聞きながら、導入に向けて検討はしているところでございます。ほかの事業者からの御意見もいただいておりまして、そういうものも含めて、現在も検討中というところでございます。

 以上でございます。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。

 既に、ある程度同等の活動をやられているところと、単に助成を受けるだけではなくて、活動報告などの作業もあるということ、あとは実際私立園のほうからは要望というか、そういった声はあるということで伺っておりますので、そこはどういう形で来ているかというところもあるんですけれども、ぜひそういった方向で対応していただければというところは認識をしておるところです。要綱とかも拝見したんですけれども、事業の目的として、幼稚園、保育所といった施設類型の垣根を越えて、幼児教育、保育の充実を図ることが目的というような記載がございました。それぞれ事業者、様々あるかと思うんですけれども、施設のカテゴリーの垣根を越えて、区内でのいろいろな知見を共有されて、本区の幼児教育・保育のさらなる充実をすることを期待しております。ありがとうございます。

 次に、現在策定中のこども計画に関連しまして、本区の福祉の充実に日々御協力いただいている地域の方々の負担軽減というところについてお伺いします。

 8月28日に開催されました子ども・子育て会議の質疑の中で、主任児童委員として御参加いただいている方から、地域の役割が必要といった話が今回の計画にもあるけれども、これ以上対応することは困難であるですとか、外注とかも含めて検討してほしいといった発言があったかと思います。この方としては、たしか児童委員だけではなく、町会の婦人部長ですとか、保護司ですとか、様々な役割を兼ね備えているような話は伺っております。こういった発言に至った経緯としましては、恐らく様々な区の役割を求められて対応してきた中で、御自身のキャパシティの限界を超えつつあるというところであるかと推察をするところです。

 これまでこういった活動で御活躍していただいた方にこういった発言をさせてしまったということは、非常に心苦しく思うところです。また、こういった発言があったからには、やはり地域の役割という部分について、今回の計画の中でも幾つか触れられているわけですけれども、今まで以上に求めていくということはなかなか難しいかなと思っています。この委員から御指摘があったように、民間事業者ですとか、シルバー人材センターですとか、そういったところに外注するですとか、別の形で役割を分散していくような形が不可欠なのかなと思っておるところです。こちらについて、今後の計画への記載の変更であるとか、個々の事業の取組の進め方ですとか、そういったところにも影響のある部分があるかと思いますけれども、この発言の受け止めと今後の対応について見解をお示しいただけたらと思います。お願いします。

○大久保福祉保健部長
 子ども・子育て会議におきまして、今、委員からお話しいただいたような御発言があったことは事実でございまして、委員からお話がありましたけれども、重い負担を担っていただいているということと、そういった発言をさせてしまったということにつきましては、子ども・子育て施策だけではなくて、行政全般としてということだと思いますが、大変申し訳なく思ってございます。

 そうはいいましても、今回、こども計画、子ども・子育て支援事業計画の策定に当たりまして、やはり子供だけではなくて地域で育てていくという考え方は全く変える必要はないと思っていますし、そういった方向性で今までどおり進めていくべきだと私は考えてございます。ただし、今お話があったように、いわゆる地域という言葉が民生・児童委員の方とか、そういう特定の方をいうのではなくて、例えばお隣の方が日頃から何かで困っていることがあったときに行政につないでいただくとか、そういったことも含めて、地域の中の特定の方が役割を担うということではなくて、町会も含めてですけれども、隣近所の方も含めて、地域全体で支え合うまちづくりを進めていくことが大切だと思ってございます。

 特定の役割の方に負担を重くするという考え方は当然ございませんし、できるだけ負担軽減を図っていきたいという思いはございますけれども、だからといって、地域から行政に全て担い手を吸収するような方向は、逆に誤ったメッセージになってしまうのかなと思うところもございますので、そうしたところは丁寧に皆さんの御意見を聞きながら、やはり最終的には地域で子供を育てていくといった観点での取組はしっかり進めていきたいというふうに考えているところでございます。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。思いとしては共通の理解を持っていただいているということで、まず一つ安心いたしました。

 あと、地域で育てていくという大きな考え方については変わりないというお話でした。おっしゃるとおり、全くそれを全て区で受け付けるというところが正しいかというと、そこはもちろんそうかなと思っておるところです。ただ、先ほど福祉保健部長からもおっしゃっていただいたとおり、現時点としては、結果的に特定の方に集中してしまっているという部分があろうかと思っております。お考えとして、必ずしも特定の方ではなくて、お隣の方ですとか、町会ですとか、様々な形で地域で支えていくというような話があって、もちろん、そういった形が取れればいいのかなとは思うんですけれども、他方で、今時点でそうなっていなくて、やはり特定の方に集中してしまっているという現状はあるかと思っております。

 それがなぜそうなってしまっているのかですとか、そこを分析していただくですとか、その分析の上で、どういう形であれば持続可能な形で、地域の方々も過度な負担を感じることもなく、区としても地域の方々に求める役割ということも十分に果たしていけるのかというところについては、ぜひ含めていただけたらと思っているところですので、こちらについては、引き続きよろしくお願いいたします。また、先ほど福祉保健部長からもおっしゃっていただいたとおり、福祉の話だけに限らず、こちらについては区政全般の話にもなってくるかと思いますので、そこはぜひ心に留めていただけたらと思っております。ありがとうございます。

 次に、先日、7月の行政視察にて伺った豊田市のずっと元気!プロジェクトに関連しての質問でございます。

 本事業は、社会的な問題を解決するための資金調達の仕組みでありますソーシャル・インパクト・ボンドという考え方に基づく、全国初の取組であるとのことでした。民間事業者が、介護保険給付費の削減を目的として、様々なプログラムを提供して、それによって、実際、介護保険給付費が削減されれば、市が事業者に対して、その程度に応じて事業者側に成果報酬を支払うというような仕組みという理解です。こちらの肝となる部分は、民間事業者に対して、結果の数字を出すことに対してインセンティブを提供して、実質的な改善効果に寄与する活動を行ってもらうというところにあるかと思っております。

 豊田市の事例としては、国内初の事例であって、注目を集めたというところと、寄附金など原資が集まったことが前提の条件としてありまして、これをそのまま中央区で行うということは現時点では困難であるにしても、事業者にいかにインセンティブを提供して、魅力的な活動プログラムを提供してもらうかですとか、活動の結果を定量的に評価していくというところの仕組みをどうつくっていくかという点は、今後の本区での事業運営についても参考にすべき点があるかと思っております。

 これは、その事業分野に限る話ではないですけれども、今回、豊田市で対象とされているのが介護保険給付費の削減という観点でしたので、本区として、現時点でのこちらの取組ですとか、今後取り入れることができそうな点があれば、お示しいただけたらと思います。お願いします。

○阿部高齢者福祉課長
 豊田市のプロジェクトですけれども、特に、こちらは民間が主体の事業ということでお聞きしたんですが、官民連携という点におきましては、本区におきましても、例えば敬老館で健康に関する講座を各企業に地域貢献という形で実施していただくということで、幾つかの民間企業の方から無償で御協力をいただいているところです。今回の豊田市のプロジェクトのお話を私も直接伺いまして、こういった官民連携の重要性については改めて感じましたので、こちらも参考にしながら、健康寿命の延伸のために、これまでもやっておりましたが、介護予防や社会参加、生きがいづくりなど、そういった推進のために様々な高齢者福祉施策は展開していきたいと考えております。

 ただ、事業の効果を数値で表すということは難しいと考えております。今のところは、例えば敬老館の利用者の声については、運営協議会などで直接聞いて、とても喜んでいただいているですとか、さわやか健康教室という体操の教室では、最初のときと最後のときに行う体力測定によって、全ての参加者が歩行速度ですとか、バランス感覚などで効果が上がっているということは確認ができています。また、今年度から高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施を開始しまして、国民健康保険の被保険者の方の健診結果ですとか、医療レセプトに基づく個別の健康相談や指導を始めました。こちらは生活習慣病の重症化の予防などに取り組んでいきまして、医療や健診や介護データの活用によって、一人一人に合わせた支援に取り組んでいくので、これが結果的に、介護予防ということで介護給付費の削減にもつながると考えております。今年度始めたばかりなので、今のところ、まだ効果は検証できておりません。

 以上です。

○ほづみ委員
 御説明ありがとうございます。既に、官民連携で敬老館での事業の実施ですとか、一部被保険者のデータに基づいた個別の支援ですとか、そういったことをやっていただいているということで伺いました。

 そういった取組を進めていただいているというところは理解しておりますけれども、先ほども一部御説明があったと思うんですが、重要な部分としては、個々のプログラム、実施した活動に対してちゃんとデータを取って、効果が出たのかどうかという部分の関連づけといいますか、連動しているかどうかというところをいかに測っていくかというところであろうかと思っております。これについては、なかなか因果関係というのは難しいものだと思っていまして、豊田市の事例においても、成果の指標という話をされていましたけれども、何らかの健康改善の結果という話ではなくて、参加人数という数字で追っておったかと思います。その点では、何をもって健康改善とするかというのは難しい部分であろうかというところは認識しておるところです。

 一方で、介護保険のお話に関しては、財政上、極めて重要な部分を占めていると思っています。どういった活動であれば、医療費なり、介護保険費なりを抑制できるのかという取組は、今後、豊田市に限らず、様々実践されるものかと思っておりますので、他の自治体の先行事例ですとかを常に把握していただいて、区政運営に生かしていただくというところと、中央区としても、ぜひ何かしら先進的な取組にも挑戦していただくというところを期待しております。

 また、今回の事例としては、ソーシャル・インパクト・ボンドという結構新しい取組を視察させていただいたところですけれども、こちらの考え方に基づくような民間事業者の創意工夫を生かして、いかに魅力的な事業を展開してもらうかという点についても、ぜひ検討いただけたらと思っておりますので、その点はよろしくお願いいたします。

 続いて、請願が出ておりました入船湯の廃止の件に関連しまして、敬老館の入浴時間についてのお伺いです。

 入船湯に関しましては、ビルの建て替えの影響によって、来年3月をもって営業終了ということで伺っておりまして、この廃止に対して、存続を求める請願が出ております。ビルの建て替え起因ということで、事業者とも相談の上でということで、廃止という決定については致し方ないにしても、銭湯の需要にどのように対応していくかというところに関しては、検討していくべきものと考えております。

 同じ銭湯としては、近隣の湊湯のほか、桜川敬老館でも入浴サービスを提供しております。桜川敬老館については、入船湯の廃止に伴う入浴の需要に対応できる部分もあるのかなとは思うんですけれども、午後4時までという利用時間の部分がどうもネックになっているという話も伺っております。もともとの利用時間の考え方ですとか、今回の廃止による対応が何かしらあり得るのか、現時点の考え方についてお伺いできますでしょうか。お願いします。

○阿部高齢者福祉課長
 敬老館につきましては、入浴時間を午後1時から4時ということでやらせていただいているんですけれども、こちらの時間を延長するということは、人件費ですとか、光熱水費など、区の財政的負担が当然かさむということがあるのと、また、もともと高齢者を対象としている事業につきましては、高齢者の方に危険がないように、なるべく外が明るいうちに帰宅していただきたいと考えていることから、入浴時間もこのような時間設定としておりますので、特に時間を延長するという変更については考えておりません。もともと入船湯の代替として使うということは、こちらとしては考えておりません。

 銭湯ということで、公衆浴場の周知というのを、高齢者福祉課としては、近隣のほかの銭湯を使っていただけるように、江戸バスのマップに銭湯の場所を記したものを敬老入浴証の引換券に同封してお送りしたりですとか、浴場組合が作っているリーフレットを窓口に置いております。引き続き、銭湯につきましては、銭湯のほうの周知を図るということで協力していきたいと思っております。

 以上です。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。もちろん、人件費がかかるというところもあるので、その点について考慮していただく必要があるかと思っております。また、高齢者の方に危険がないようにというところ、あとは銭湯の代替としては捉えていないというところで、他の銭湯に行っていただくようにアナウンス等もしていただいているということで伺いました。

 先ほども人件費というところもあったんですけれども、ただ、可能性の話としてお伺いしたいのは、敬老館の運営に関しては、指定管理事業者のほうに運営を委託しているような形になっておるかと思います。今回の廃止に起因するかどうかに限らず、現時点では午後4時までということになっておるんですけれども、利用者側から強い要望として、例えば利用時間の延長みたいな要望があった場合に関しては、事業者側と様々な検討ですとか、委託費の中で増額、もしくは契約の切れ目みたいなところでの話になるかもしれないですけれども、そういったことが事業者とのやり取りの中で折り合いがつくものであれば、対応が全く不可能なものではないというふうに思っておるんです。そこはそういった理解でよいのかというところについて確認できますでしょうか。

○阿部高齢者福祉課長
 敬老館の利用者が特に延長を希望されているということではないですし、そういったニーズが高まってきたら、また協議ということはあると思うんですけれども、今のところは、あまり夜遅くなること自体を、高齢者福祉のほかのイベントなどでもそうなんですが、早いうちに終わるように設定してやっておりますので、こちらについては変更は考えておりません。

 以上です。

○田部井高齢者施策推進室長
 少し補足をさせていただきます。

 敬老館の運営ということでお尋ねかと思いますけれども、施設の運営については、委員がおっしゃったとおり、そこを利用する方、区民の施設に対するニーズはどういうものがあるのか、それから今後といいますか、現状置かれている我々として、区の施策をどういうふうに展開していくのか、しっかり区民の方々の声を聞きながら、今後どういうふうにやっていくか検討していかなければいけないものだろうというふうには考えてございます。

 そうした中で、具体なお話として、桜川敬老館については、少なくとも現状、私どもで把握している限りにおきましては、そうした延長という声を直接的には聞いていないというところもございます。今後どのようになるのか、ただ、もともとの敬老館の設置の目的ですとか、そうしたところもしっかりと、お声もあるでしょうけれども、区として施設を設置している目的も総合的にきちんと勘案をした上で、今後の展開というものはしっかり検討していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。

 おっしゃるとおりで、利用ニーズがないところから、いきなりそれを拡大するというところは、やはり順番が違うかなと思っておりますので、その点は理解するところです。実際、入船湯が廃止になって、そういったニーズがもし出てくるようであれば、何かしら、そのタイミングでいろいろ議論をしていただけたらと思っておるところですので、そこについて、もしそういった意見があれば、ぜひ御検討いただけたらと思っておるところです。ありがとうございます。

 次に、また話が替わりまして、晴海エリアにおける人口増に対して、学童クラブ、プレディ、保育園の対応についての質問です。

 先日、区民文教委員会において、晴海西小・中学校の児童数増加に伴って、教室数を増やす内部改修ですとか、さらなる増加に対応するために第二校舎の建設を前倒しするというような話があったところです。これらの経緯については、委員から様々な質問がありまして、そのやり取りの中で、幾つかの統計を用いて推計した上で設計等を行っていたものの、そこからの乖離が一部あった旨の答弁があったところです。

 言うまでもなく、小学校に入る子供たちは、それ以前に保育園もしくは幼稚園、そして小学校に入ったら、一定数は学童クラブ、プレディを利用するような形になります。したがって、今後も見込まれる大幅な人口増に対しましては、小学校だけではなくて、これらのキャパシティも十分に確保しておく必要があろうかと思います。特に、来年10月にはHARUMI FLAGタワー棟の入居も開始されることになりまして、本年4月ほどではないにしても、2026年度4月には、また利用希望者が大きく膨らむことが想定されます。

 まず、放課後対策についてお伺いしますけれども、晴海西小のプレディプラスにおいては、現時点でも既に多くの利用の方がいらっしゃって、いわゆる待機児童も出ておる状況というふうに伺っております。今後さらに増えるということになると、この混雑状況がさらに増すようになると思いますけども、直近で予定されています内部改修に関して、プレディプラスのスペースについても広げられる見込みはあるのかというところについてお伺いします。

 また、今後の需要の推計ですとか、その需要の推計に対して定員を、必要な、十分な数を供給できる見込みがあるのか。あと、今後の晴海エリアにおける新たな学童クラブの整備や誘致とか、そういったところについての検討状況についてお伺いできればと思います。お願いします。

○黒田放課後対策課長
 晴海西小学校の児童の増加への対応でございますが、現在、晴海西小学校の改修の内容につきましては、今後どういった形でされるのかというところにつきましては、教育委員会と引き続き調整をしながら、子供の場所の確保というものは最大限図っていきたいというふうに考えております。

 学童クラブの定員の拡大というところにつきましては、どうしても学童クラブにつきましては、児童1人当たりの面積を確保しなければいけないですとか、人員の配置の確保等もございますので、ニーズが増える中で一足飛びに定員拡大というものはなかなか難しいところがあるとは思うんですけれども、今後予定されている第二校舎のほうにもプレディプラス専用の部屋を計画させていただいておりますので、学童クラブの定員も最大限確保しつつ、プレディプラス全体の人数がどれぐらいになるかというものも、引き続き推計値を見ながら調整をさせていただきたいというふうに考えております。

 あと一点、新たな学童クラブの整備というところに関しましては、現在予定されているのは、第二校舎でプレディプラスの実施という中で、学童クラブのほうは設置をしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。今後の整備のところに関して、先ほど第二校舎でのプレディプラスの導入という話をいただいたところです。あとは、推計について実施中ということで、そこも見つつ対応を検討していただくというお話でした。

 今時点で民間学童の誘致を今年度も実施いただいているところではあるんですけれども、今年度でいうと、日本橋エリアもしくは晴海エリアという形で誘致をしておるところですが、そういったものを今後も、推計の状況によっては誘致も検討していくという理解でよいのかというところだけ、1点確認させていただいてよろしいですか。

○黒田放課後対策課長
 民間学童クラブの誘致に関しましては、昨年度の誘致の段階で晴海地区を最重要地域としまして募集をかけたところでございますけれども、応募が1件ということで、民間学童の誘致につきましては、物件があるかどうかというところも含めて、晴海地域の中で昨年度は1件あったというところになります。今年度の誘致につきましては、待機児童が多い日本橋地域を中心に誘致を行っているところでございます。

 今後、月島第三小学校につきましては、令和8年4月から学童クラブを設置するような状況もありますので、そういった全体のニーズと、現在設置している民設学童クラブのベネッセ晴海のほうの受皿としての入り具合等も含めまして、検討していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。

 最初におっしゃっていただいたところでいうと、直近の対応としましては、まず内部改修におけるスペースの確保というところがあるかと思います。そちらについては、検討中という話でしたので、ぜひスペースの確保をお願いできればと思っております。

 今後の対応としましては、教育委員会との調整になるかと思いますけれども、正確な需要推計というところと、その上での施設内、第二校舎における面積の確保ですとか、民間事業の誘致という話も先ほどさせていただきましたが、そういったところで総定員数の増加をぜひ検討いただけたらと思っております。その点については、引き続きよろしくお願いいたします。

 次に、保育園の部分についてお伺いします。

 同様に、保育園ニーズに関しても、世帯数が増えるにつれて、さらに増えていくものと考えております。昨年の申込みにおいては、特に晴海エリアについて多く申込みがありまして、一部定員の枠を広げていただくなど、機動的な対応をしていただいた部分もありましたが、それにも勝る需要があったところです。こちらにつきまして、同じように、現時点での推計の状況ですとか、その需要に対して、どの程度供給できるのか、あとは今後の整備、誘致についての考え方もお示しいただけたらと思います。お願いします。

○金広保育課長
 保育園につきましては、以前から答弁させていただいておりますとおり、その地域から働く場所とかに合わせて流動的な部分もございまして、区全体、また一定のエリアで見ていくという考えではございます。ただ、委員がおっしゃったとおり、今回の入居状況もございまして、晴海とか勝どきの保育園の需要が高かったところはしっかりと受け止めておるところでございます。それを受けて、タワー棟の入居が本格的に始まる令和8年4月に向けて、晴海、勝どき、豊海のエリアにおいて新たに認可保育所の開設募集を始めたところでございます。

 以上でございます。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。新たな募集をしていただいているということで理解をいたしました。

 冒頭におっしゃっていただいた一定のエリア、広域的に定員を確保していくというお考えは、今までもお話を伺っておったところです。これは、小学校等と比較すると、いわゆる学区域みたいなものがないという考え方ではあろうかと思うんですけれども、やはりそういった考え方を全面的に出してしまうと、エリア内での誘致については、あまり前向きにやられないのかなという印象を持ってしまう部分もあるのかなと思っております。

 昨今の、共働きの増加ですとか、保育園利用のニーズの増加ですとか、そういった区民のニーズとはかけ離れてしまうのかなと思っておるところです。先ほども御説明がありましたけれども、例えばHARUMI FLAGの住民の方であれば、やはり近隣の保育園、こども園を申し込んでおる例が恐らく大半であったのかなと思っておりますので、そういったところにニーズがあるということに関しては、ぜひ御認識いただけたらと思っております。この点については、先ほどもおっしゃっていただきましたけれども、新たな誘致がぜひ実現できればと思っておりますので、ぜひそこは御検討いただけたらと思っております。また、その状況について確認させていただけたらと思っております。よろしくお願いします。

 最後に、先日の区民文教委員会において、大規模改修工事に伴って、堀留町区民館が数か月休館されるという報告がありました。こちらは、いわゆる複合施設であって、同じ建物の中に堀留町児童館も含まれておるかと思います。予算書等を確認しますと、今後、児童館についても、今年度、来年度、再来年度改修が予定されているようですけれども、児童館の運営ですとか、もしくはその中で実施しています学童クラブの部分に関しての影響がないかというところについて確認できればと思います。お願いします。

○黒田放課後対策課長
 堀留町児童館の大規模改修工事につきましては、日本橋保健センター等複合施設の大規模改修工事の中で、児童館部分の工事期間が来年1月から令和8年5月までの17か月間を今のところ予定しております。その中で、共用部分も含めた工事期間になりますけれども、順次児童館の中を、1部屋ずつといいますか、部分的に改修工事を進めていくということで、工事期間中、どうしても使えない部屋が出ますので、活動自体の制限というものはどうしても出てきてしまうところはありますけれども、学童クラブをはじめ、児童館の事業につきましては、現在のところ、予定どおり行う予定となっております。

 以上でございます。

○ほづみ委員
 ありがとうございます。もちろん改修はあるけれども、いろいろ工夫していただくことによって、児童館自体としては閉館をせずに、一部の部屋は使えないような状況であるけれども、一旦閉館ではなくて、運営は続けられるということで理解しました。ありがとうございます。

 私からの質問を終わります。ありがとうございます。

○墨谷委員
 私のほうからは、資料2、資料3と続けて質問していきたいというふうに思っております。

 まず、資料2の質問でございます。

 各予防接種の実施についてということで、今回、新型コロナウイルス感染症の定期予防接種と小児インフルエンザ任意予防接種一部助成事業ということで、まだまだコロナウイルスが心配だという方も中にはいらっしゃるのではないかというふうに思っております。そういった中で、75歳以上の方は無償、65歳から74歳、また60歳から64歳で身体障害者手帳1級相当の方は自己負担額が発生するというふうに認識しております。先ほども御案内について少しお話がありましたが、改めて、高齢の方へのコロナウイルス感染症予防接種の御案内について、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。

 私も、遡るところ、コロナウイルス感染症予防の接種を区民の方と一緒に申し込んだりということをやってまいりまして、何でここでつまずくんだと皆さんが思うぐらいに、皆さんのほうから御案内も丁寧にされているというのも認識しているところでございます。予防接種を希望されている人が受けやすい環境づくりということでやっていると思うんですけれども、その辺について、まず教えていただきたいというふうに思います。

○武田健康推進課長
 新型コロナウイルスワクチンの御案内についてですけれども、区のおしらせの10月1日号、あとは区ホームページ、またSNSも活用して周知していきたいというふうに考えております。それとともに、医師会の先生方向けに対しても、実施される医療機関向けにも別途説明会を行って実施していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○墨谷委員
 郵送して、そのままそれをいつも行っているところに持っていけばいいというようなことなども、後でもう少し教えていただければと思います。

 また、他の自治体、接種手順の中にも書いてあるんですけれども、指定医療機関において接種するという文面もございます。中央区民の方で他の自治体にいらっしゃる方も何人か知っております。そういった中で、希望する方が受けやすい環境というところで、本区としての取組についてお願いいたします。

○武田健康推進課長
 失礼いたしました。

 まず、接種対象者の方々に対しては、郵送で予診票と、お知らせもセットにしてお送りします。また、事業の開始の時期が高齢者インフルエンザワクチンと同じですので、こちらもセットでお送りする予定でおります。

 それから、区民の方が区内以外で接種される場合ですけれども、こちらは定期接種でございますので、東京23区の中では相互乗り入れを行っておりまして、この予診票を用いて、2,500円もしくは75歳以上は無料ということで他区で接種を受けていただくことが可能になっております。

 以上でございます。

○墨谷委員
 ありがとうございます。

 今回、インフルエンザも追加ということで、安心して皆さんが受けられるように、私も分からないですけれども、一緒に受けていいのかとか、その辺についての御案内などもされているのではないかなというふうに思っているんですが、その点についてどのように考えられているか、お願いいたします。

○武田健康推進課長
 お知らせの中に、インフルエンザワクチンとコロナワクチンと両方一緒に接種いただけることは記載がございますので、その点も御確認いただけると思います。

 以上です。

○墨谷委員
 ということは、いつも送っていたようなイメージの中で今回1回受けると。その中で、インフルエンザワクチンと併用しても大丈夫だという御案内も入っているということだと認識しました。予防接種を希望される方が受けやすい取組というのは大切だというふうに思います。私も、過去を振り返ると、どういうふうに連絡するのとか、どういうふうにしたほうがいいのとか、いろいろな問合せをいただいたので、その辺を思い出しまして、確認させていただきました。よろしくお願いいたします。

 次に、資料3でございます。

 幼稚園施策のさらなる充実について、子育て支援策をより一層推進するという中で、今回、すくわくプログラム(中央区版)、また、預かり保育の時間の延長が記載されております。また、定員の調整も今後予定されるということです。預かり保育の延長というのは、預けやすいということも配慮されているのかなというふうに思ったんですけれども、この辺の時間の延長、また、一部の園で定員の調整があるという記載があったんですが、その辺についてお示しいただきたいと思います。

○鷲頭学務課長
 預かり保育におけます定員調整についてでございます。

 こちらにつきましては、今年度の開始の時点で、開始しまして、もうすぐ半年たとうかというようなタイミングではございますが、やはり一部の幼稚園におきまして、抽せんにかかるような事例が出ております。ということは、申し込まれた方にあっても、必ずしも全員が使えるわけではないという状況が発生しているところでございます。

 こうした部分につきまして、その対応としては、まず定員の拡大を行うということが考えられるところでございます。このあたりについては、年度内の時点で、どういった形で対応が可能かということは、既に事業者とも調整を開始しているところでございます。また、今後の利用の状況ですとか、あとは園児の、特に新3歳児がどれぐらい各園に入ってくるかということによりまして、現在の各園ごとに設定しております定員の枠が適当なのか、場合によっては、他園においても少し拡大をする必要があるですとか、そうしたことが出てくるかと考えております。このあたりは、今後10月の下旬に令和7年度の新3歳児の幼稚園の募集が開始されるところでございますが、そうした募集状況なども勘案しながら、私どもも見てまいりたいと存じます。

 以上でございます。

○墨谷委員
 ありがとうございます。

 定員の調整というところでございますが、時間延長の理由というか、考えとかというのも後で教えていただきたいんですけれども、一部というのはどの辺を指しているんですか。例えば、月島地域とか、そういったところがお示しできるのであれば教えていただきたいと思います。

○鷲頭学務課長
 まず、時間の延長の部分についてでございます。

 こちらについては、我々は7月に、現在の幼稚園児、その時点で931名おりましたけれども、その方々全員に対してアンケートを行いました。そのうち、預かり保育については500名の方から回答がございまして、その回答のうちの7割弱の方々は今よりも遅い時間、要は16時半よりも遅い時間で預かり保育を延ばしてほしいということで御要望があったところでございます。私どもといたしましては、やはりこうした保護者の声を踏まえつつ、また別に、小学校1年生向けに、昨年度、令和5年度、その当時の全児童に対してアンケートを取ったところでございますけれども、近隣区の国公私立幼稚園、特に私立幼稚園を利用されている方々から、預かり保育の時間が区立幼稚園よりも長かったというお声も出たりしていたところでございます。

 現在、我々が把握している限りで、近隣区におけます国公私立幼稚園に通う子供ですとか、また認可外の施設に通うお子さんの数が約1,000名ほどいるものと認識しております。こうしたお子さんのうちに少しでも多くの方々に中央区の幼児教育を経た上で小学校への入学につなげることで、円滑な就学につなげることが可能であると考えているところでございます。

 また、一部の幼稚園の定員の調整というところでございますけれども、今年度既に抽せんがかかっておりますのは豊海幼稚園と久松幼稚園で、既にこうした調整がかかっているところでございます。どちらも大変規模の大きい園でございますので、やはり大規模になってきますと、定員の枠を定めている部分から少しはみ出ることもあろうかなというところでございます。抽せんにかかる比という部分をできる限り減らしつつ、ただ、そうはいいながら、我々がアンケートを取っていた上で、やはり幼稚園に通うお子さんでございますから、毎日預かり保育を使われる方は極めて少ないです。我々が取ったアンケートですと、7%程度でございました。要は、回答者の7%ですから、500名の7%、35人というところでございます。こういった部分も踏まえながら、主たるターゲット層の部分を見てみますと、週1日、2日の利用が大変多かったというのがございますので、幼稚園ならではの状況を踏まえつつ、できる限り最少の経費で最大の効果を上げられるような定員設定に努めてまいりたいと存じます。

 以上でございます。

○墨谷委員
 丁寧な御答弁ありがとうございます。

 幼稚園施策のさらなる充実について、お母様、お父様、保護者の方々一人一人がよかったなと思えるような充実を、また今後ともよろしくお願いいたします。

 私の質問を終了いたします。

○梶谷委員
 私からは、子宮頸がんのワクチンについて質問をさせていただきます。

 子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんで、若い女性に多く見られ、特に20代から30代の女性で増えています。ワクチンを接種することで、HPV感染を防ぐとともに、子宮がん検診によって早期発見をすることで、子宮頸がんを予防できます。

 子宮頸がん予防接種は、平成25年4月1日に定期予防接種となり、無料で接種を受けられるようになりました。しかし、接種後に多様な症状が見られたことから、厚生労働省の通知に基づき、平成25年6月から積極的な推奨を一時的に差し控えていました。その後、最新の知見を踏まえ、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないこと、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ること等が認められたため、令和3年11月26日に厚生労働省から通知があり、令和4年4月より積極的推奨を再開することが決定しました。積極的推奨の差し控えにより接種機会を逃した方については、国において公費により接種機会を確保する方針が示され、キャッチアップ接種としては、対象の方に対し、本区でも令和6年3月下旬に予診票を送付しております。

 女性への接種について、依然として伸び悩んでいる現状もあります。現在は接種後の多様な症状の相談や診察を行う体制を強化もしておりますが、ただ、厚生労働省によると、3回接種の22年度の実施率は30.2%で、積極的推奨再開前の21年度からの増加は4ポイントにとどまっております。

 本区の接種状況、また接種率等が分かればお示しください。

○太田委員長
 梶谷委員、HPVは款が違うので、子育てに関連した部分でお願いします。

○梶谷委員
 分かりました。そうしたら、今日は質問は大丈夫です。ありがとうございます。

○上田委員
 私からは、2点お伺いいたします。

 まず、1点目、高齢者福祉施策に関してです。

 先日、個人視察という形で、高齢者福祉課長にも御同行いただいて視察に行かせていただきました。事業者の方から言われて非常に納得感がある話というのが、高齢者というのは法的には65歳以上という扱いになるわけですが、今の65歳はとにかく元気で熱量があってというような話で、運営主体から見ても随分変わってきたという話をされていました。

 私は、高齢者福祉という言葉を使うときに、私が勤めていた時代は、アクティブシニアとよく呼んでいましたが、65歳から75歳ぐらいまで、はっきり言えば、ぴんぴん動けて、平日、銀座とか日本橋のまちでごりごり買物をされている方々、ああいう方々は社会とのつながりを非常に求めている。その中で、生きがい、やりがい、働きがい等を増やしていくというのも、1つ高齢者福祉の観点からは重要であろうと考えています。

 現在、中央区では、そういう方々に対して、自分が今後どういうことを、例えば子供と触れ合って何かをしたいといったときに、ボランティアがいいのか、あるいはシルバー人材センターがいいのか、あるいはごりごり働く、シルバーワークのように働くのがいいのか、そういうことをワンストップで相談できるような設備、施設あるいはその時間等があるのかどうかということについて教えてください。

 2点目、放課後対策についてお伺いします。

 ニュースで話題になりましたが、東京都が新たに認証学童という制度を開始するということが発表されました。待機児童対策が本区の喫緊の課題の中で、この制度を区としてどのように利活用していこうと考えているのか、その見解をお示しください。

 以上です。

○阿部高齢者福祉課長
 高齢者のいわゆる社会参加という分野になるかと思うんですけれども、社会参加に関わる全ての事業についての、例えば手続、申請などまでワンストップでできる窓口はございませんけれども、高齢者の社会参加の推進ということでは、私ども高齢者福祉課の高齢者活動支援係が所掌事務となっていますので、ボランティアであったり、就労であったりということの一義的な御相談の窓口としては受け付けております。元気高齢者人材バンクなど一部の事業については、高齢者福祉課の窓口でも申請できますが、それ以外のものにつきましては、手続ができる窓口の御案内をするということで対応しております。

 以上です。

○黒田放課後対策課長
 私のほうからは、認証学童クラブ制度についてお答えさせていただきます。

 同制度につきましては、東京都のほうで、保護者のニーズに応じた多様なサービス、それから学童クラブの充実を図る目的としまして、都の運営基準を上回る新たな都独自の制度の中で学童クラブの充実を図っていくことを検討していくというようなところで聞いております。今年度につきましては、調査研究費、ワーキンググループの実施ということで予算をつけて検討している状況というふうに聞いております。現時点でどういった新たな基準のものが出てくるのか、まだ8月1日に第1回の専門委員会が始まったばかりということで、様々アンケートですとか、今月の中旬にも第2回が開かれるという中で、詳細については決まっていくものと考えておりますけれども、そういったところを注視しながら、区としても、認証学童クラブ制度がどういったものになるのか研究しながら検討してまいりたいと思っております。

 以上でございます。

○上田委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 先に認証学童のほうについてでございます。

 私が調べた限りにおいては、東京都の基準を厳しくする代わりに、状態をよくする代わりに補助を出すということで、認証保育園とは少し考え方が違うというふうに理解をしております。ただ、今おっしゃっていただいたように、まだ1回しか専門委員会をやっていないにもかかわらず、ヤフーのトップニュースやNHKで取り上げられるということは、それだけ区民、国民の関心が高い領域だと理解をしています。なので、それは区としてもよく状況を見定めながら、活用できるようであれば、それはぜひ検討を続けていただきたいというふうに思っております。

 もう一点、高齢者福祉のほうについて、社会参画のところです。

 高齢者活動支援係で間違いないですかね。名前のとおり、この係がアクティブシニアの気持ちを一手に引き受けるところかなと理解をしました。

 念のために確認ですが、高齢者活動支援係というのは、社協へつなぐだったり、ボランティア的な話もあれば、シルバーワークのような労働の話もまとめて相談に乗って、本庁舎で、例えば8時半からの開庁の時間で個別に来た方に対して話を聞いて、ではシルバーに御相談したらどうですかみたいな話をするという理解で合っていますか。念のため、教えてください。

○阿部高齢者福祉課長
 委員がおっしゃるとおりですけれども、こちらにボランティアセンターのガイドブックなども置いてありますし、様々な御案内についてはできます。シルバー人材センターやシルバーワークについても、現地のほうに行っていただかないと実際の申込みはできないですけれども、その方が御要望する適切な申込先を案内することは可能です。

 以上です。

○上田委員
 ありがとうございます。だから、今、私がお伺いしたようなワンストップというものは、ある程度もうできるわけですよね。

 ただ、高齢者活動支援係というものがあって、例えば定年とかした後に、そこで話を聞けばワンストップでいろいろなことを教えてくれるんだということを、区民とか、その世代の方々にどこまで理解されていたり、知っていらっしゃるのかというと、正直、私見ですが、恐らくちょっと違うのではないかという気はしています。ここに何か愛称をつけたり、こういう場所があるんだということを知っていただくのがよいのではないかなというふうには感じました。

 最後、1点です。実は、高齢者の区民の方と話すと、シルバー人材センターの話が一番多いんです。高齢者の方の認知が高いという理解です。シルバー人材センターというのは利用者マッチングを行う場所だと私は理解をしているんですが、ここのところで、区として、シルバー人材センターをさらに活性化させていく、活用いただくために、今、どういうことが課題かなと思っていて、また、どういう支援なり、指導を行っているのか教えていただければと思います。

○阿部高齢者福祉課長
 インボイスが始まったときですとか、今度、フリーランス法とか様々な法改正があるときに、よく御相談いただいたりとか、区としてもしております。高齢者の社会参加を進めるという意味では、意図するところは一緒ですので、なるべく区民の高齢者に負担のないよう、生きがいとなるよう一緒にやっていくというところでは、こちらも補助金を出す等で支援しているところです。

 以上です。

○田部井高齢者施策推進室長
 端的に申し上げますと、シルバー人材センター、これからの発展ということを考えていくと、やはり会員の増、それから就業機会の提供、どのような仕事があるんですよとか、そうしたことを知ってもらう。それから、就業の開拓、いろいろな仕事ができますよということです。そうしたことを広く周知をというんですか、募集という言い方はちょっとあれですけれども、そうしたことを知ってもらうために、いろいろなチラシをポスティングしたりだとかという取組を、今、シルバー人材センターでも取り組んでおりますし、区としても、それを積極的に応援していきたい、支援していきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○上田委員
 ありがとうございます。

 私が知っている限りにおいては、区民側というか、高齢者側は知っている。ただ、企業側が、中央区内にこれだけ企業があっても、シルバー人材センターにいろいろ、例えば経理の仕事を頼めることを皆さんは全然知らないんです。そういう人材もいたりとか、筆耕があったり、いろいろな種類があるじゃないですか。そのあたりの周知は、これからさらに検討、改善の余地はあるのかなと思いました。

 もう一点だけ、これを質問する際に私もサイト等を見たんですけれども、ぜひ見ていただきたいんですが、募集中の仕事一覧が米みたいな小さい文字のPDFしか出てこないんです。私は高齢者ではないのに、読みづらいんです。これは結構リアルな話で、シルバー人材センターは高齢者の人に仕事をあっせんというか、紹介している。しかし、その状況を見ると、PDFですごく細かい字で貼ってあるということは、なかなかそこに意識が向いていないという運営側として実態があるんだろうというふうに感じています。今がすごく悪いんだという話をしたいわけではなくて、これからもっと高齢者が増えていく中で、施策推進していただければと思います。よろしくお願いします。

 以上です。

○太田委員長
 それでは、副委員長は委員席へお移りください。

○高橋(元)委員
 私からは、学童クラブ、プレディプラス、幼稚園の点についてお伺いさせていただきます。

 夏休みが終わりました。その中で、たくさんの児童、子供たちが学童クラブあるいは幼稚園等の預かり保育という形で過ごされていたと思います。まずは、夏休みが終わったタイミングですので、このそれぞれについて、学童クラブ、プレディ、プレディプラスあるいは幼稚園等について、夏休みの状況、けがなど、何か大変なことがあったか、その状況についてお伺いできればと思います。

○黒田放課後対策課長
 私のほうからは、学童クラブ、プレディプラス等の夏休みの状況ということで、夏休みに関しましては、お子様の数は、どちらかというと、学校がある平日よりも若干少なくなるというような傾向はあります。また、授業で体育館等を使わないというところが夏休み中はありますので、体育館をお貸しいただいたりだとか、そういったプレディの部屋以外の部分についてもお借りしながら運営をしていたところでございます。先ほどほかの委員からもありましたけれども、今年の夏もかなり暑い状況ということがありましたし、特に夕立、ゲリラ豪雨などもある中で、校庭での外遊びに関しましては、なかなか出られない日もあったり、出たとしても短時間での活動ということが続いたように思います。

 夏休み中におきましては、児童館も含めまして、学童クラブ、プレディ、プレディプラス全て、大きな事故もなく過ごせたのかなというふうに思っておりまして、細かい課題等は多々、施設ごとにありますので、そういったものを踏まえまして、施設の充実に努めてまいりたいと考えております。

 以上です。

○鷲頭学務課長
 幼稚園におけます預かり保育の夏季休業中の対応について答弁申し上げます。

 幼稚園におきましても、今回、預かり保育を夏季休業中の展開ということで行ったところでございますが、新規で行いました10園、既存で行っておりました3園合わせまして、事故等については一切ございませんでした。

 子供たちが預かり保育を大変楽しみにしている様子は、保護者からのアンケートからもうかがえて、我々がアンケートを取る際に、子供たちがどう考えているのかということも併せて伺うようにしております。そうした視点で、実際に楽しみにしていただきながら、先ほど保育課長の答弁で申し上げましたとおり、預かり保育におきましても、幼稚園と連携して水遊びなども行っておりますので、そうした点で、この負担と変わらぬ、いつも通っている園で実際に活動ができたということは、子供たちにとっても大変よい影響があったかと考えております。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 それぞれありがとうございます。様々な工夫を凝らしていただいて、できるだけ暑くないように、先ほどの質問の中でもありましたが、水遊びや会議室等を活用して過ごしているということで、今回も事故がなかったとのことで、安全策も含めて、対応に感謝申し上げます。

 今回、会派かがやき中央で保護者の方向けにいろいろとアンケートを取って、現在、学童クラブやプレディプラスの中で何か課題点だったりとか、不満な点があるかというか、何か伝えたいこと、要望があるかという点でお伺いをいたしました。その中で多かった声としては、まずはお弁当の負担について、弁当の注文サービスをもっと使いたいといったお声や、あるいはプレディはなぜ駄目なのかといったお声もございました。

 お弁当の注文サービスの提供状況、そして今の保護者の方や子供たちの声から、どういった声があるのかという点についてお伺いしたいのが1点と、プレディにつきましては、以前の答弁の中では、人数が読めないというところで、保護者の方の努力というか、なかなかお弁当の注文サービスが提供できないというふうに認識はしております。その点についての考えも改めてお伺いできればと思います。

○黒田放課後対策課長
 夏季休業中の注文弁当の状況でございますけれども、今年度、春休みから、プレディも含めまして、学童クラブ、プレディプラス、全部注文弁当の発注が頼める状況は確保させていただいております。

 委員がおっしゃっているのは、例えばプレディにおいて、保護者が好きなところからお弁当を頼んで届けさせるというようなお話だと思うんですけれども、これまでも答弁させていただいておりますが、プレディにつきましては、職員の体制ですとか、プレディの部屋からお弁当を取りに玄関まで行くまでの距離ですとか、そういったところが、上のほうの階に部屋があったりだとかで対応できないというところで、長期休業中については、区のほうで指定した事業者にお願いをしている状況でございます。

 今回、夏休みのお弁当の状況でございますが、児童館のほうは、保護者の方に主体でやっていただいているお弁当を頼んでいる方がいらっしゃいます。今回、シャショクラブで行っていますけれども、シャショクラブの全体における割合はまだ出ていないんですが、学校に限って、学校内学童、それからプレディ、プレディプラスの部分に関しては、今回、参加者に対する発注率は21%でございました。特に、やはり人数が多い月島地域のほうは、頼んでいる方がほかの地域よりも多い状況でございますけれども、学校だけで調べると21%の方が利用しているという状況でございました。利用する方のアンケート等については、現在、アンケートを作成して、今後、アンケートを取っていきたいというふうに考えて準備中でございます。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。失礼いたしました。

 お弁当の提供サービスについては、プレディ、プレディプラスでは指定事業者ではやっているけれども、選べない状況であるというふうに理解をしております。今、どういったニーズがあるのか、どういった事業者にニーズがあるのかという点も含めて、今後、利用者アンケートをされるとのことですので、ぜひ区民の皆様からの声を聞いていただければと思います。

 最後に、プレディプラスについて3点お伺いをさせていただきます。

 様々な御不満というよりも、こういったほうがいいという改善要望はあるかと思いますが、一番は場所についてのお声が結構多いです。特に、晴海西小もそうですが、プレディプラス、プレディともに、やはり教室数の確保というか、自習をするに当たっても、勉強道具を広げられない、床で勉強をしているというような状況であるとお伺いをいたしました。さらに言えば、例えば中学校の部活とかで仕方ない部分はもちろんあるんですけれども、体育館だったり、もっと体を動かせる場所が欲しいというようなお声も聞いております。晴海西小について言えば、今後、改修等も予定されているとのことですが、区全体として、プレディ、プレディプラスについては、想像以上に人口が増加している中で、かなり狭い状況であると認識をしております。その点について、もう一度、どういった方向性で拡張していく、あるいは教室の確保だったりとか、様々な施設を利用する、先ほどいろいろな会議室を利用させてもらうといったお話もありましたが、どういった方向でニーズを満たしていくのかという点についてお伺いをいたします。

 また、プレディと学童、これはプレディプラスの話ですけれども、校庭遊びについては一緒に活動しているけれども、プレディ組と学童組の交流という意味では、それ以外は活動部屋が分かれているというようなお話も聞いております。一体的な活動というものを目指していたはずであるかと思いますが、こういった中で場所がなかなか、一緒に大人数でやることができないという点はあるかと思います。一体的な活動という側面から課題を認識されているか、どういった方向でさらなる交流を深めていくかという点について、2点目お伺いをいたします。

 最後に、プレディプラスにつきましては、例えばどういったプログラムを主体的に行っているのかという点、保護者の方からは、事前にプログラムの一覧化をしてほしいといったお声や、あるいはオンラインでの学びなど、多様な学びができるような環境に置いてほしいといったお声もございました。プレディは自習が基本的にメインだと思いますが、プレディあるいはプレディプラスを選びたくなるようなプログラムの活用という点について、3点目お伺いをいたします。

○黒田放課後対策課長
 プレディプラスの場所の確保についてでございます。

 確かに、晴海西小学校につきましては、児童数が多い中で、学校側のほうにも御協力いただきながら、学童の部屋、それからランチルームをプレディとして使わせていただいたりですとか、あとは中学校の武道場、それから、部活がない、例えば試験休み中ですとか、そういったところでは体育館、それから校庭につきましても、小学校側の校庭につきましては、例えば晴海西中学校で野球部の練習があるときに、午後4時半までは小学校のほうで子供たちが遊んでいる。その後、午後4時半以降については、中学校の野球部のほうで、例えば外野ノックをするですとか、ある程度広い範囲を使うような練習をしていただいているとかというところで御協力をいただいているところでございます。

 一体的な運用とプレディと学童クラブの交流につきましては、現在も学校の中で、例えば図書室に行く場合については、学童クラブの子だけとか、プレディの子だけということではなくて、両方で行きたい子を募って、一緒に職員が連れていくといったようなことも行っております。その中で、遊びの活動とかの部分で、やはり一部別々の部屋で活動している部分も特にありますけれども、例えば豊海小学校であれば、ふだんの生活から既に一体で行っているところもありますので、子供の状況も見ながら、極力一体的な運用ということで、同じような活動が一緒にできるような環境はつくってまいりたいというふうに思っております。

 また、プレディ等の活動の内容ですけれども、基本的には、プレディなり学童クラブについては、1か月分ないし2か月分の行事予定はお配りしているところでございます。お便りですとか、そういった中で、どういう工作をやりますとか、この日は学習支援がありますよとかいうところは周知をさせていただいておりますけれども、引き続き、もっと目に見えて分かるような形の工夫というものはしていきたいというふうに考えております。

 以上です。

○高橋(元)委員
 それぞれありがとうございました。

 いずれにせよ、児童数増加に伴って、場所というところが根本的な問題になるかと思います。様々な工夫をされて対応されているとは認識をしておりますが、さらなる知恵を絞っていただいて、さらにまた児童数が増えるという推計もされているので、ぜひできる限りの対応をしていただければと思います。

 また、イベント等の周知につきましても、できる限り分かりやすくお伝えいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上で質問は終わります。ありがとうございました。

○太田委員長
 それでは、高橋委員は副委員長席にお戻りください。

 質疑も終了いたしました。議題、子育て環境の整備及び高齢者対策に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○太田委員長
 第三回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○太田委員長
 それでは、子ども子育て・高齢者対策特別委員会を終了いたします。

 ありがとうございました。お疲れさまでした。

(午後3時9分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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