令和6年第一回定例会会議録(第1日 2月27日)
1.会期
三十一日(第一日)
二月二十七日(火曜日)
2.開会並びに散会
午後二時開会
午後三時十九分散会
3.出席議員
(二十九名)
一番 ほづみ ゆうき議員
二番 小坂 和輝議員
三番 上田 かずき議員
四番 黒原 裕司議員
五番 アルール うた子議員
六番 川畑 善智議員
七番 永井 佳代議員
九番 高橋 まきこ議員
十番 青木 かの議員
十一番 高橋 元気議員
十二番 田中 耕太郎議員
十三番 かみや 俊宏議員
十四番 太田 太議員
十五番 竹内 幸美議員
十六番 山本 理恵議員
十七番 渡部 恵子議員
十八番 白須 夏議員
十九番 小栗 智恵子議員
二十番 奥村 暁子議員
二十一番 瓜生 正高議員
二十二番 塚田 秀伸議員
二十三番 押田 まり子議員
二十四番 海老原 崇智議員
二十五番 木村 克一議員
二十六番 礒野 忠議員
二十七番 原田 賢一議員
二十八番 堀田 弥生議員
二十九番 墨谷 浩一議員
三十番 田中 広一議員
4.欠席議員
(一名)
八番 梶谷 優香議員
5.出席説明員
区長 山本 泰人君
副区長 田中 智彦君
副区長 吉田 不曇君
教育長 平林 治樹君
企画部長 浅沼 孝一郎君
総務部長 黒川 眞君
防災危機管理室長 春貴 一人君
区民部長 濱田 徹君
福祉保健部長 大久保 稔君
高齢者施策推進室長 北澤 千恵子君
保健所長 渡瀬 博俊君
環境土木部長 三留 一浩君
都市整備部長 早川 秀樹君
都市活性プロジェクト推進室長 溝口 薫君
会計管理者 山﨑 健順君
教育委員会事務局次長 生島 憲君
監査事務局長 林 秀哉君
政策企画課長 石戸 秀明君
財政課長 野末 託範君
総務部参事(総務課長事務取扱) 田部井 久君
6.議会局出席職員
議会局長 伊藤 孝志君
庶務係長 長田 基道君
議事係長 小倉 正信君
調査係長 佐藤 康之君
書記 鳴子 歩良君
7.議事日程
日程第一
- 会議録署名議員の指名
日程第二
- 会期の決定
日程第三
- 諸般の報告
日程第四
- 区長所信表明
日程第五
- 委員会の中間報告
日程第六
- 請願第四号
- 浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める請願
(環境建設委員会付託分)
午後二時 開会
○議長(瓜生正高議員)
ただいまより令和六年第一回中央区議会定例会を開会いたします。
ただいまの出席議員は二十九名であります。よって、今期定例会は成立いたしております。
なお、梶谷優香議員より、本日欠席する旨の申出がありましたので、御報告いたします。
ただいまより本日の会議を開きます。
○議長(瓜生正高議員)
これより本日の日程に入ります。
日程第一、「会議録署名議員の指名」を行います。
区議会会議規則第八十四条の規定に基づき、今期定例会の会議録署名議員を私より御指名いたします。
十五番竹内幸美議員並びに十七番渡部恵子議員の両議員にお願いをいたします。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第二、「会期の決定」を行います。
お諮りいたします。今期定例会の会期を、本日より来る三月二十八日までの三十一日間とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期を三十一日間とすることに決定いたします。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第三、「諸般の報告」を行います。
〔伊藤議会局長朗読〕
一、区議会定例会の招集の通知について
二、議案の送付について
三、令和六年中央区議会の議場出席者について(区長部局)
四、令和六年中央区議会の議場出席者について(教育委員会)
五、令和六年中央区議会の議場出席者について(監査事務局)
六、委員会報告書(環境建設委員会)
七、「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(照会)
八、「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
九、「中央区長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の一部改正」に対する監査委員の意見聴取について(照会)
十、「中央区長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の一部改正」に対する監査委員の意見聴取について(回答)
十一、損害賠償の額の決定に関する専決処分の報告について
十二、人権擁護委員の候補者の推薦について
十三、議案の送付について
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第四、「区長所信表明」について、山本区長から発言の申出がありますので、これを許します。
〔区長 山本泰人君登壇〕
○区長(山本泰人君) 少々お聞き苦しい点があるかもしれませんが、所信を述べさせていただきます。
本日、ここに令和六年第一回中央区議会定例会の開会に当たり、私の所信の一端を申し述べ、区議会並びに区民皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げます。
令和六年は、元日に発生した能登半島地震、その翌日の羽田空港航空機衝突事故と、大きな災害や事故が相次ぐ不安の中での始まりとなりました。犠牲となられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。
今回の地震では多数の家屋の倒壊や大規模な延焼火災が発生し、現在も多くの方々が避難所での生活を余儀なくされています。区としても、一日も早い復旧と復興を願い、国や東京都と連携した継続的な支援を行ってまいります。
被災地では、住家やインフラの復旧作業に加え、幹線道路の断絶により地域が孤立した場合の対応、支援物資の受入れ、搬送体制の在り方、さらには厳しい天候下での避難生活など、様々な課題が浮き彫りになりました。大地震は平穏な日常を一瞬にして奪い去るものです。その発生も予測することはできません。本区においても危機管理の重要性を改めて強く認識し、常日頃からの備えが十分か点検・整備するとともに、「地域のことは地域で守る」という視点に立ち、防災対策に万全を期してまいります。
今、国際平和が根幹から揺らいでおります。長期化するロシアのウクライナ侵攻に加え、昨年十月にはイスラエルとパレスチナによる対立も激化し、周辺諸国への連鎖が懸念されています。この瞬間にも、子供たちを含む多くの市民が武力攻撃におびえ、生命の危険にさらされていることに強い憤りを覚えます。「中央区平和都市宣言」を改めて胸に刻み、あらゆる施策の根幹に平和を据え、恒久平和の実現に向けて邁進してまいります。
地球全体を脅かす気候変動への対応も急務であります。昨年は世界の平均気温が過去最高を記録し、国内でも猛暑日が続き、夏の気温が歴代記録を大幅に更新するなど、地球温暖化の影響を痛感する一年となりました。次世代へ持続可能な都市を残していくためにも、気温上昇の要因となっている温室効果ガスを一刻も早く削減する取組を加速させていくことが不可欠であります。「ゼロカーボンシティ中央区宣言」の下、脱炭素社会の実現に向け、区民、事業者と一丸となって力強く取り組んでまいります。
日々の暮らしに目を向けると、新型コロナウイルス感染症による行動制限が撤廃され、まちには多くの家族連れや観光客の姿が見られるようになりました。円安傾向の中、株価・企業収益も好調であり、数字上の経済状況には好転の兆しが見え始めています。しかし、その一方で、著しい物価高騰の影響などにより区民生活や地域経済を取り巻く環境は依然として厳しい状況に置かれており、景気回復の実感が区民一人一人に行き届いているとは言えません。住民に身近な基礎自治体として、地域経済を底上げし、暮らしの質を高め、区民が豊かさを感じられるような取組を進めてまいります。
本区の定住人口は、なお力強いペースで増加を続けており、令和九年には二十万人に達する見込みです。一月からはHARUMI FLAGへの入居も始まっております。新たに移り住む方々を含め、全ての区民にとって一層暮らしやすいまちとなるためには、防災などの課題解決を通じた地域コミュニティの積極的な交流を図るとともに、子育て、介護、教育などの区民福祉の向上、都市機能と景観が融合した都市基盤づくりを進め、都市(まち)としての魅力をより一層高めていく必要があります。昨年二月に策定した「基本計画二○二三」に掲げた施策を着実に実行し、区民一人一人の満足度を高め、誰もがこの地域で暮らし、働くことに誇りを持ち、安全・安心に暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。
これらの状況を踏まえた新年度予算は、「人がつながり まちもつながる 安全安心なまちを目指して」と題し、物価高騰など喫緊の課題に加え、中長期的な課題への対応についても重点を置き、編成いたしました。
歳入面においては、人口増加や経済の回復基調を背景に、区財政の根幹である特別区税に一定の伸びが見込まれるものの、ふるさと納税による税の流出が引き続き拡大しているほか、物価高騰の長期化による企業収益の圧迫など景気の下振れリスクもあり、財政環境は今後も予断を許さない状況と言えます。
そのため、予算編成に当たっては、施策全般にわたり取捨選択を行うとともに、これまで蓄えてきた基金を活用し財源対策を講じたところであります。
その結果、新規三十二事業、充実三十三事業を含む一般会計予算は、一千三百三十五億二千百万円余を計上いたしました。
主な施策について、基本構想に掲げる三つの「施策のみちすじ」に沿って申し上げます。
第一は、「一人一人の生き方が大切にされた安心できるまちを目指して」であります。
初めに、子育て支援策についてです。
子供も親も笑顔が輝き、地域で安心して子育てができるまちの実現に向け、子育て支援サービスの充実とともに、地域における子育て力を強化し、子供たちが多様な人々と触れ合いながら社会性を育む環境を整備してまいります。
子育て世代の人口増加、核家族化の進行、共働き世帯の増加などを背景に、子育て支援のニーズは多様化しています。ニーズに対応した子育てサービスを総合的かつ計画的に推進していくため、「第三期子ども・子育て支援事業計画」を策定し、今後の取組のさらなる充実を図ってまいります。
放課後の子供の居場所については、学童クラブの待機児童の解消が急務となっています。新年度においては、四つの小学校内に学童クラブとプレディを一体的に運用する「プレディプラス」の運営を通じて定員拡大を図るとともに、新たに民間学童クラブを四月に晴海で開設し、放課後等に児童が安心して過ごせる居場所を確保します。
さらに、自転車の練習やキャッチボールの場として、学校施設の校庭開放を活用し、児童や保護者が安全安心に練習できる環境を整備してまいります。
子育て世帯への経済的支援としては、本年十月分の児童手当から所得制限を撤廃し、対象年齢を十八歳まで広げるなど、支給対象、支給額等を拡大します。また、認証保育所保育料の補助上限額を引き上げるとともに、認可外保育施設保育料に対する新たな補助制度を創設します。
次に、高齢者施策についてであります。
本区の高齢化率は全国平均を大幅に下回っているものの、高齢者人口は増加しています。年齢を重ねても地域で自立した生活を送ることができるよう、生きがいや健康づくりなどの支援を強化してまいります。
高齢者が抱える心身の衰え、慢性疾患、認知機能の低下、社会的孤立などの様々な課題に対応するため、医療・健診・介護のデータを横断的に活用し、保健師等による個別訪問を行い、必要に応じて適切なサービスにつなげるなど、高齢者一人一人の健康状態に合わせた新たなフレイル対策を推進します。また、介護人材の確保と定着を支援するため、介護職員等の宿舎借上支援事業の充実を図り、介護職員が働きやすい環境を整備します。さらに、社会全体のデジタル化が進む中、スマートフォン等の使用に不安を感じる高齢者を対象に、スマートフォンやパソコンの使い方を学ぶ教室を定期的かつ継続的に開催し、コミュニケーション手段の充実とデジタルディバイドの解消に努めてまいります。
次に、障害者施策についてであります。
障害のある方々が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる環境整備として、障害の重度化や高齢化にも対応する地域生活支援拠点の機能などを盛り込んだ複合施設を新たに開設します。また、今後も増加が見込まれる利用ニーズを踏まえ、放課後等デイサービスの区内事業所の開設を促進するため、新たに開設する事業所への補助制度を創設します。さらに、日常的に医療的ケアが必要な児童等の家族に対し、レスパイト事業の利用時間の上限を拡充し、介護負担の軽減を図ってまいります。
幼少期から高齢期に至るまで、全ての世代が生涯を通じて健康で過ごせるための施策も充実します。若年層からの生活習慣病予防を目指して、ウォーキングマップをアプリ化し、歩数に応じてポイントが得られるイベントへの参加を促すことで、日常生活における健康意識の向上に努めてまいります。また、未成年期における健全な口腔機能の育成を支援するため、乳歯列が完成する三歳の子供を対象に、新たに歯科相談を実施します。さらに、地域全体で取り組むネズミ駆除において、より効果的な面的対策への補助を拡充するなど、衛生的で快適な生活環境の確保を目指してまいります。
区民の皆様の日常生活における様々な相談に対応できる体制の強化にも取り組んでまいります。これまで支援につながっていなかった問題を抱える世帯などからの相談を含め、多岐にわたる福祉に関する困り事を一旦受け止め、関係機関と連携しながら課題解決に向けて相談者へ継続的な伴走型支援を行う「ふくしの総合相談窓口」を開設します。また、子ども家庭支援センターを中央区保健所等複合施設に移転・整備し、同施設内の子ども発達支援センターや教育センターなどと連携して、子供と子育て家庭への総合的な相談・支援体制や、障害者・児等へのサービス体制を強化するなど、育ちの相談・サポート機能等の充実を図ってまいります。さらに、ブーケ21では、若年層や性自認・性的指向に関する悩みを抱える人を含め、年齢や性別に関係なく、誰もが気軽に相談できる環境を整備するため、新たにSNSを利用した相談サービスを開始します。
第二は、「快適で安全な生活を送るための都市環境が整備されたまちを目指して」であります。
初めに、災害に強いまちづくりについてです。
東京都が公表した都心南部直下地震の新しい被害想定に基づく地域防災計画の見直しを行うとともに、能登半島地震による被害状況を踏まえ、防災拠点運営委員会などと検討を深めながら、高層マンション等も含め、防災対策の課題を抽出し、地域防災力の強化に取り組んでまいります。
地震発生時の木造住宅における火災リスクを減少させる出火防止対策として、感震ブレーカーの無償配布に加え、家庭用消火器設置促進事業を引き続き実施するなど、自助の取組を促進します。
共助については、防災拠点運営委員会訓練への支援を通じて、地域特性に合わせた防災活動を推進するとともに、災害時の協力体制と地域住民間の連携を強化するため、若年層を含む幅広い世代が参加する多世代参加型訓練を実施することで、災害時の対応力向上と地域のつながりの創出を目指します。また、防災拠点における備蓄物資・防災資器材の再点検や、非常用発電機及び充電ケーブルの追加配備を進め、避難者がスマートフォンなどで情報収集や安否確認が行える環境を整備します。さらに、防災区民組織等の自主防災組織に対し、災害時の情報収集・伝達力の強化が図れるよう、非常用発電機及びモバイルWi‐Fiの補助事業を実施します。
防災対策に終わりはありません。防災対策全般にわたる区内全域の点検の結果、追加的に必要となる対策についても、時機を逸することなく速やかに実施してまいります。
世界規模で待ったなしの対応が求められている環境負荷の低減については、昨年三月に策定した「環境行動計画二○二三」に基づき、区民・事業者・区の連携による環境施策のさらなる推進を図り、脱炭素社会の実現に向けた取組を強化します。
福島県大熊町と一月に締結した「脱炭素による未来共創に関する連携協定」に基づき、本区施設への供給を想定した再生可能エネルギー電源の整備、人材交流、環境教育などを通じて連携を図り、脱炭素化を推進します。また、エネファームによって創出される環境価値をJクレジット化し、中央エコアクトのメニューとすることで、区民・中小事業者等の行動変容を促し、二酸化炭素排出量の削減を目指します。さらに、二酸化炭素の吸収源である森林の保全活動を支援し、「中央区の森」の保全面積を拡大するため、森林保全整備計画の策定に着手するとともに、持続可能な森林循環の確立に向け、東京都や他自治体と連携しながら、引き続き森林環境譲与税を活用した多摩地域の森林整備を広域的に進めてまいります。
昨年創設した若い世代を構成メンバーとする「チーム・カーボン・ゼロ」による政策提言やSNSを活用した普及・啓発活動への支援を通じて、区民等が脱炭素化に向けて主体的に行動できる機運を高めます。また、区立学校・幼稚園の標準服をリユースする事業を開始し、子供や保護者にとって身近な形で環境意識を高め、再使用の促進を図ってまいります。
水とみどりあふれる豊かなまちづくりについては、昨年七月に策定した「水辺環境の活用構想」に基づき、水辺を中心とした憩いとにぎわいのある空間の創出を推進します。新年度では、河川や運河沿いの水辺空間の活性化を図り、生き物のすみかづくりなど、区民が親しみやすく、楽しめる水辺空間を整備するため、石川島公園内の水辺環境の充実に向け、具体的な検討を開始します。また、日本橋川周辺で進行中の様々な再開発を通じて、新たな親水空間を創出するため、関係機関相互の連携を強化し、川沿いの広場や遊歩道を整備するなど、魅力的な水辺空間の形成に向けた検討を進めます。さらに、日本橋船着場周辺において、石炭灰造粒物の設置範囲を拡大し、水質改善にも取り組みます。
次に、都心にふさわしい魅力ある都市基盤づくりについてであります。
本年は本区の将来に向けた都市基盤整備が新たな局面を迎えます。
築地市場跡地の開発については、五月に事業予定者が決定し、具体的な事業実施に向けて動きが加速してまいります。また、築地から東銀座にわたる地域においても、都市高速道路晴海線をはじめ、複数の都市基盤整備が予定されており、周辺開発とも連携した歩行者ネットワークの形成や本区の施設への影響など、多くの課題が生じております。築地の活気とにぎわいの継承・発展に向けて、跡地開発と場外市場、周辺地域とが調和・連携した一体的なまちづくりの推進を図るため、事業予定者が決定され次第、直ちに跡地開発に関する要望書を提出し、その実現に向けた協議・調整を行ってまいります。
また、首都高速道路日本橋区間の地下化、銀座地区を取り囲むKK線、築地川アメニティ整備構想との連携による緑のプロムナード構想など、複数の都市基盤整備プロジェクトが進行しています。本区の持続可能な都市基盤づくりを着実に進展させるため、関係機関や事業者との調整を進め、区内で進行中の様々な都市基盤整備の機会を捉え、本区の魅力を一層高めてまいります。
都心・臨海地下鉄新線については、区内の駅周辺開発との接続や広域的な歩行者ネットワークに関する検討の深度化を図り、早期実現を目指して沿線市区と連携したさらなる機運醸成に取り組みます。
区内の各地域において、歩行者、自転車、自動車が共に安全で快適に通行できる交通環境を目指し、自転車活用推進計画に基づく自転車情報マップの作成やナビマーク・ナビラインなどの設置を行います。また、路上駐車の整序化の実現に向けた社会実験と駐車施設の利便性向上への取組に対する補助制度も拡充してまいります。
晴海のまちづくりでは、新たな地域コミュニティの拠点「はるみらい」の運営を昨年十二月に開始し、多くの方々に御利用いただいております。本年四月には晴海特別出張所や保健センターなどの複合施設を開設し、地域の皆様と力を合わせ、魅力あるまちづくりを進めてまいります。
第三は、「輝く個性とにぎわいが躍動を生み出すまちを目指して」であります。
コロナ禍を乗り越え、景気は緩やかに回復しているものの、円安や消費者物価・エネルギー価格の高騰、人手不足などが、地域経済を支える多くの中小企業や商店街等に大きな影響を及ぼしています。
地域経済の活性化を力強く後押しするために、切れ目のない消費喚起策として、区内共通買物・食事券について販売開始を四月に前倒しした上で、プレミアム率を二○%から三○%に拡大し、発行総額を十八億円から二十六億円に増額します。また、商店街のイベント補助事業において、「女性活躍推進事業」と「地域の観光需要対応支援事業」を新たに設け、女性グループが主催するイベントやインバウンド需要への取組に対する支援を強化し、商店街の多様な活動を促進してまいります。
本区は、個性豊かなエリアや多彩な歴史的・文化的資源を有し、多様な魅力にあふれています。その魅力をさらに引き出し、区民や在勤者などの地域・まちへの誇りや愛着心の醸成と国内外からの来街者獲得に向けて、本区が取り組むべきシティプロモーションの方向性を整理しました。令和八年度の区制八十周年に向けて段階的に取組を進め、本区の魅力を積極的に発信してまいります。
新しい区民や若年層が増える中、地域コミュニティの活性化が不可欠となっております。特に、晴海の新しいまちびらきや臨海部を中心とした再開発を機に、月島地域におけるコミュニティの一層の醸成が求められています。そのため、東京二○二○大会のレガシーや東京湾大華火祭を継承し、地域に根差したふるさと意識の形成を図るため、子育て世代をはじめとする様々な世代が楽しめる新たなイベントを晴海地区において開催し、新しい交流の場の提供、コミュニティづくりに努めます。さらに、大江戸まつり盆おどり大会をはじめ、観光商業まつり、子どもフェスティバル、健康福祉まつり、まるごとミュージアムなど、これら多彩なイベントを通じて、歴史と伝統に育まれた区の魅力を広く発信するとともに、町会・自治会、関係団体や企業等と連携し、地域のつながりと活性化を図ってまいります。
次に、教育についてであります。
変化が激しく先行き不透明な社会において、力強く生き抜く子供たちの資質・能力を育むための教育活動をさらに充実してまいります。
学校教育では、ICT機器の活用による個別最適な学びや協働的な学びを深める指導とともに、デジタルシチズンシップ教育を推進し、適切に情報を活用できる人材を育成します。また、学校図書館を有効に活用し、子供たちの本への興味・関心と読書への機運を高められるよう、「学校図書館支援センター」の設置準備を進めてまいります。
東京二○二○大会にちなんだ「五つの「わ」」を教育理念に掲げる晴海西小学校・中学校が四月に開校します。これを契機に、国立競技場で中学校連合陸上大会を開催し、中学生の体力向上をはじめ、世界のトップアスリートが活躍した舞台で競技することを通して、生徒たちの夢や希望を大きく育んでまいります。
幼児教育では、区立幼稚園をより利用しやすい環境にするため、無償で弁当給食を提供するとともに、園児が通い慣れた環境で安心して保育を受けられるよう、全園で預かり保育を実施します。また、子育て家庭の多様な教育・保育ニーズに応えるため、晴海地区に公私連携による幼保連携型認定こども園を新設するなど、幼児教育環境の充実に取り組んでまいります。
今後もますます増大し多様化する区民ニーズに迅速かつ的確に応えていくためには、社会環境の変化に即応した効果的・効率的な行財政運営に努めていかなければなりません。
新年度は、情報化基本方針に掲げる「区民にとって便利でやさしい区役所」の実現に向け、区における全手続を調査し、導入効果が高い手続からオンライン化を進めます。また、電子申請サービスや公共施設予約システムでのキャッシュレス対応、窓口でのキャッシュレス決済の拡大など、誰もが快適に行政サービスを利用できる環境を整えてまいります。
公共施設については、組織再編を通じて全庁的なマネジメント機能を強化し、将来人口や行政需要、施設の老朽化等を踏まえ、経営戦略的視点から総合的な管理・活用を推進します。
世代を問わずスマートフォンが急速に普及し、情報発信手段の多様化も進んでいます。区ホームページでは即時性が高いデジタル媒体の特性を生かすとともに、広報紙では一覧性と保存性が高い紙媒体の特性を生かした編集やホームページへの誘導を行うなど、各媒体の特性を踏まえた情報発信を展開します。また、広報紙については、区民等の地域活動を紹介する特集記事の掲載などを通じて、これまで以上に区民に身近で親しみやすい紙面へとリニューアルしてまいります。
江戸開府以来、本区は関東大震災や戦争など幾多の試練を乗り越え、我が国の経済・文化・商業の中心地として発展してきました。これは、このまちを愛し、未来を少しでもよくしようと時代を懸命に生きた先人たちの努力のたまものであり、「人」こそがまちの原動力であります。
HARUMI FLAGへの入居開始を契機に、本区の人口はさらなる増加局面に突入し、子供から高齢者に至るまで全世代での増加が見込まれております。開発が日々進む中で、区民が暮らしやすく、働きやすいと実感できる魅力的なまちへと発展していくためには、一人一人が笑顔で前向きに生活し、人と人とのつながりをしっかりと感じられる環境をつくり上げていくことが重要です。区民の皆様が良好なコミュニケーションを通じて積極的に関わり、相互理解を深めることは、地域の底力を高め、震災などの非常時における共助の基盤を築くことにもつながります。
地域が持つ力と魅力を最大限に引き出し、二十万都市のステージに立つ全ての人々の理解と絆を深めるため、防災、子育て、介護、環境など、様々な分野での交流・触れ合いの場と機会を創出するとともに、区民の視点に立った区政の推進に力強く取り組んでまいります。
首都東京の中心として、常に新しいまち、夢と希望に満ちた、誰もが笑顔で暮らせるまちを目指し、全力で邁進する決意であります。
重ねて区議会並びに区民皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げ、所信表明といたします。
御清聴ありがとうございました。
○議長(瓜生正高議員)
所信表明を終わります。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第五、「委員会の中間報告」を受けます。
まず、原田企画総務委員会委員長。
〔二十七番 原田賢一議員登壇〕
○二十七番(原田賢一議員)
ただいまより、企画総務委員会に付託を受けました「企画・総務及び財政の調査について」の経過につきまして、御報告を申し上げます。
本委員会は、去る十二月五日及び二月九日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。
まず、十二月五日開会の委員会におきましては、理事者より、令和五年度都区財政調整(再算定)の概要について、報告を聴取し、質疑を行いました。
続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
次に、二月九日開会の委員会におきましては、理事者より、城東小学校を活用したエリアマネジメントの推進について、令和六年度都区財政調整方針等について、シティプロモーションの推進について、令和六年第一回区議会定例会提出予定議案(件名・説明)について、地方自治法の一部改正に伴う中央区長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例等の規定整備について、中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の規定整備について、区議会議員、区長、副区長及び教育委員会教育長の報酬等の改定について、特殊勤務手当の支給額の改定等について、区長車による車両接触事故の損害賠償について、令和六年度における組織整備について、投票区の見直しに係るパブリックコメントの実施結果等について、中央区地域防災計画の修正(素案)について、帰宅困難者一時滞在施設の確保状況等について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。
続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
ただいまの原田企画総務委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
○議長(瓜生正高議員)
次に、塚田区民文教委員会委員長。
〔二十二番 塚田秀伸議員登壇〕
○二十二番(塚田秀伸議員)
ただいまより、区民文教委員会に付託を受けました「区民生活及び教育行政の調査について」の経過につきまして、御報告を申し上げます。
本委員会は、去る十二月十二日及び二月十三日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。
まず、十二月十二日開会の委員会におきましては、理事者より、令和五年度協働事業の決定及び令和六年度協働事業提案の公募について、区立小学校特認校制度の申込み状況について、区立中学校自由選択制の申込み状況について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。
続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
次に、二月十三日開会の委員会におきましては、理事者より、令和六年度区民部における組織整備について、戸籍法改正に伴う電子証明書提供用識別符号の発行に係る事務手数料の変更について、住民基本台帳による世帯と人口の動きについて、入船湯の廃止について、八丁堀区民館改築に伴う休館について、中央区ビジネス交流フェア二○二三の開催結果について、区立小中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償における補償基礎額の改定について、城東小学校並びに晴海西小学校及び晴海西中学校の学校施設開放について、日本橋中学校の改築について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。
続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
ただいまの塚田区民文教委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
○議長(瓜生正高議員)
次に、堀田福祉保健委員会委員長。
〔二十八番 堀田弥生議員登壇〕
○二十八番(堀田弥生議員)
ただいまより、福祉保健委員会に付託を受けました「福祉及び保健の調査について」及び「健康保険証の廃止を延期することを求める請願」の調査並びに審査経過につきまして、御報告を申し上げます。
本委員会は、去る十二月七日及び二月十四日の両日にわたり開会し、慎重な調査並びに審査を進めてまいりました。
まず、十二月七日開会の委員会におきましては、前期定例会において本委員会に新たに付託を受けました「健康保険証の廃止を延期することを求める請願」について審査を開始し、紹介議員並びに請願代表者より説明を受け、質疑及び審査を行いました。本請願につきましては、慎重に審査を進める必要があるとして、継続審査と決しました。
次に、理事者より、(仮称)月島三丁目北地区知的障害者グループホーム等運営事業者の決定について、「中央区障害者計画・第七期中央区障害福祉計画・第三期中央区障害児福祉計画」中間のまとめについて、中央区国民健康保険第二期データヘルス計画・第四期特定健康診査等実施計画」中間のまとめについて、「中央区高齢者保健福祉計画・第九期介護保険事業計画」中間のまとめについて、第九期介護保険料(仮算定値)について、新型コロナウイルスワクチン接種集団接種会場の運営終了について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。
続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
次に、二月十四日開会の委員会におきましては、理事者より、令和六年度福祉保健部における組織整備について、「中央区保健医療福祉計画二○二○」中間年の見直しについて、女性福祉資金の貸付けの廃止について、個人番号を利用する事務の追加及び当該事務で利用する特定個人情報の設定について、特定教育・保育施設等における重要事項の書面掲示の義務付けの見直しについて、中央区立知的障害者生活支援施設条例の規定整備について、後期高齢者医療制度保険料軽減措置の延長について、後期高齢者医療制度保険料率の改定等について、中央区立子ども家庭支援センター施設使用料の納付方法の変更について、中央区立児童館(堀留町・佃・勝どき)の指定管理者候補事業者の決定について、中央区立子ども発達支援センターにおける放課後等デイサービスの利用時間に係る特例の対象の追加について、中央区立特別養護老人ホーム「マイホームはるみ」等の指定管理者候補事業者の決定について、第九期介護保険料(本算定値)について、指定居宅介護支援の事業に係る基準等の変更等について、難病患者福祉手当の支給対象疾病の変更について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。
続いて、付託事件及び請願の調査並びに審査を行いましたが、それぞれ今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件及び請願の調査並びに審査経過の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
ただいまの堀田福祉保健委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
○議長(瓜生正高議員)
次に、太田環境建設委員会委員長。
〔十四番 太田 太議員登壇〕
○十四番(太田 太議員)
ただいまより、環境建設委員会に付託を受けました「環境保全及び建設行政の調査について」及び「浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める請願」の調査並びに審査経過につきまして、御報告を申し上げます。
本委員会は、去る十二月八日及び二月十五日の両日にわたり開会し、慎重な調査並びに審査を進めてまいりました。
まず、十二月八日開会の委員会におきましては、前期定例会において本委員会に新たに付託を受けました「浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める請願」について審査を開始し、紹介議員並びに請願者より説明を受け、質疑及び審査を行いました。本請願につきましては、審査を終了し、不採択にすべきものと決しました。
なお、審査経過の詳細につきましては、後刻、日程上程の際、御報告するものといたします。
次に、理事者より、東京都市計画公園の変更について、東京都市計画駐車場の変更について、「中央区自転車活用推進計画」中間のまとめについて、福島県大熊町との脱炭素を軸とした連携協定の締結について、中央区道路愛称名の設定について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。
続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
次に、二月十五日開会の委員会におきましては、理事者より、隅田川テラスにおけるスロープ整備について、鉄道駅におけるエレベーター等の設置状況について、太陽光発電所の整備スケジュールの変更について、令和五年度水生生物調査結果について、区立公園の占用許可物件の追加等について、区管理街路樹等における特定外来生物(ツヤハダゴマダラカミキリ)の被害状況と対応について、朝潮運河歩行者専用橋の名称について、中央区道における道路構造の技術的基準の追加について、まちづくり協議会の報告について、建物(区立住宅)明渡し等請求に係る訴えの提起について、脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部改正に伴う中央区事務手数料条例の規定整備について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。
続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件及び請願の調査並びに審査経過の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
ただいまの太田環境建設委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
○議長(瓜生正高議員)
次に、木村議会運営委員会副委員長。
〔二十五番 木村克一議員登壇〕
○二十五番(木村克一議員)
ただいまより、議会運営委員会に付託を受けました「議会のインターネット中継に関する請願」の審査経過につきまして、御報告を申し上げます。
本委員会は、去る十二月二十日、二十二日及び一月三十一日に開会し、慎重な審査を進めてまいりました。
本請願につきましては、今後さらに審査を進める必要があるとして、継続審査と決しました。
以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました請願の審査経過の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
ただいまの木村議会運営委員会副委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
○議長(瓜生正高議員)
次に、木村まちづくり・都市基盤対策特別委員会委員長。
〔二十五番 木村克一議員登壇〕
○二十五番(木村克一議員)
ただいまより、まちづくり・都市基盤対策特別委員会に付託を受けました「都心再生のまちづくり及び基盤整備等に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。
本特別委員会は、去る二月二十一日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。
当日は、理事者より、隅田川テラスにおけるスロープ整備について、鉄道駅におけるエレベーター等の設置状況について、まちづくり協議会の報告について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件と併せて質疑を行いました。
なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
ただいまの木村まちづくり・都市基盤対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
○議長(瓜生正高議員)
次に、竹内地域活性化対策特別委員会委員長。
〔十五番 竹内幸美議員登壇〕
○十五番(竹内幸美議員)
ただいまより、地域活性化対策特別委員会に付託を受けました「区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。
本特別委員会は、去る二月十六日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。
当日は、理事者より、シティプロモーションの推進について、入船湯の廃止について、八丁堀区民館改築に伴う休館について、中央区ビジネス交流フェア二○二三の開催結果について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件と併せて質疑を行いました。
なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
ただいまの竹内地域活性化対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
○議長(瓜生正高議員)
次に、山本子ども子育て・高齢者対策特別委員会委員長。
〔十六番 山本理恵議員登壇〕
○十六番(山本理恵議員)
ただいまより、子ども子育て・高齢者対策特別委員会に付託を受けました「子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。
本特別委員会は、去る二月十九日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。
当日は、理事者より、「中央区保健医療福祉計画二○二○」中間年の見直しについて、女性福祉資金の貸付けの廃止について、個人番号を利用する事務の追加及び当該事務で利用する特定個人情報の設定について、特定教育・保育施設等における重要事項の書面掲示の義務付けの見直しについて、中央区立知的障害者生活支援施設条例の規定整備について、後期高齢者医療制度保険料軽減措置の延長について、後期高齢者医療制度保険料率の改定等について、中央区立子ども家庭支援センター施設使用料の納付方法の変更について、中央区立児童館(堀留町・佃・勝どき)の指定管理者候補事業者の決定について、中央区立子ども発達支援センターにおける放課後等デイサービスの利用時間に係る特例の対象の追加について、中央区立特別養護老人ホーム「マイホームはるみ」等の指定管理者候補事業者の決定について、第九期介護保険料(本算定値)について、指定居宅介護支援の事業に係る基準等の変更等について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件と併せて質疑を行いました。
なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
ただいまの山本子ども子育て・高齢者対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
○議長(瓜生正高議員)
次に、かみや防災等安全対策特別委員会委員長。
〔十三番 かみや俊宏議員登壇〕
○十三番(かみや俊宏議員)
ただいまより、防災等安全対策特別委員会に付託を受けました「防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること並びにコロナウイルス感染症等の対策に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。
本特別委員会は、去る二月二十日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。
当日は、理事者より、中央区地域防災計画の修正(素案)について、帰宅困難者一時滞在施設の確保状況等について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件と併せて質疑を行いました。
なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。
以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
ただいまのかみや防災等安全対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
以上をもって報告を終わります。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第六を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第六
請願第四号 浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める請願
(環境建設委員会付託分)
○議長(瓜生正高議員)
本請願について、太田環境建設委員会委員長の報告を願います。
〔十四番 太田 太議員登壇〕
○十四番(太田 太議員)
ただいま上程されました請願第四号「浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める請願」について、環境建設委員会における審査経過並びに結果につきまして、御報告を申し上げます。
本請願は、去る令和五年第四回定例会において本委員会に付託されたものであり、その趣旨は、「浜町公園が壊されていく一方で、利用者や近隣住民の周知がいまだ不十分であり合意形成が行われていないこと、樹木や緑がなくなることは住民生活において深刻な問題であることから、浜町公園の工事を一旦立ち止まることを求める」というものであります。
本委員会は、付託以来、慎重かつ詳細な調査を行ってきたところでありますが、十二月八日開会の委員会におきまして、委員から、「日本橋中学校仮校舎の設置のため、浜町公園の利用はやむを得ないものであり、公園施設への影響が最小となるよう配慮されていることから、事業を立ち止まり中止することなく、本請願は不採択とする採決をすべき」との発言がありました。
一方、他の委員からは、「区民の意見を聞き、合意形成をすべきであり、工事を一旦立ち止まって、もう一度考え直してから事業を進めるべき」との発言がありました。
以上のとおり、採決との発言があったことから、本請願の審査を終了し、採決することと決しました。
本請願について採決したところ、不採択とすべきものと決したところであります。
よって、本委員会の決定どおり表決いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました請願の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
本請願について、お諮りいたします。本請願に対する委員会の報告は、不採択であります。採決に当たっては可を諮る原則がありますので、採択することについてお諮りします。本請願を採択することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立少数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、請願第四号は不採択とすることに決定いたしました。
○二十三番(押田まり子議員)
議事進行について動議を提出いたします。
本日の会議はこの程度とし、明二月二十八日定刻に本会議を開かれるようお諮り願います。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。
お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれにて打ち切り、明二月二十八日本会議を開きますから、定刻に御参集願います。
本日は、これをもって散会いたします。
午後三時十九分 散会
署名議員
議長 瓜生 正高
議員 竹内 幸美
議員 渡部 恵子
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559