令和6年第一回定例会会議録(第5日 3月28日)
1.会期
三十一日(第五日)
三月二十八日(木曜日)
2.開議並びに閉会
午後二時開議
午後三時五十四分閉会
3.出席議員
(三十名)
一番 ほづみ ゆうき議員
二番 小坂 和輝議員
三番 上田 かずき議員
四番 黒原 裕司議員
五番 アルール うた子議員
六番 川畑 善智議員
七番 永井 佳代議員
八番 梶谷 優香議員
九番 高橋 まきこ議員
十番 青木 かの議員
十一番 高橋 元気議員
十二番 田中 耕太郎議員
十三番 かみや 俊宏議員
十四番 太田 太議員
十五番 竹内 幸美議員
十六番 山本 理恵議員
十七番 渡部 恵子議員
十八番 白須 夏議員
十九番 小栗 智恵子議員
二十番 奥村 暁子議員
二十一番 瓜生 正高議員
二十二番 塚田 秀伸議員
二十三番 押田 まり子議員
二十四番 海老原 崇智議員
二十五番 木村 克一議員
二十六番 礒野 忠議員
二十七番 原田 賢一議員
二十八番 堀田 弥生議員
二十九番 墨谷 浩一議員
三十番 田中 広一議員
4.出席説明員
区長 山本 泰人君
副区長 田中 智彦君
副区長 吉田 不曇君
教育長 平林 治樹君
企画部長 浅沼 孝一郎君
総務部長 黒川 眞君
防災危機管理室長 春貴 一人君
区民部長 濱田 徹君
福祉保健部長 大久保 稔君
高齢者施策推進室長 北澤 千恵子君
保健所長 渡瀬 博俊君
環境土木部長 三留 一浩君
都市整備部長 早川 秀樹君
都市活性プロジェクト推進室長 溝口 薫君
会計管理者 山﨑 健順君
教育委員会事務局次長 生島 憲君
監査事務局長 林 秀哉君
政策企画課長 石戸 秀明君
財政課長 野末 託範君
総務部参事(総務課長事務取扱) 田部井 久君
5.議会局出席職員
議会局長 伊藤 孝志君
庶務係長 長田 基道君
議事係長 小倉 正信君
調査係長 佐藤 康之君
書記 鳴子 歩良君
6.議事日程
日程第一
- 諸般の報告
日程第二
- 議案第一号
- 令和六年度中央区一般会計予算
- 議案第二号
- 令和六年度中央区国民健康保険事業会計予算
- 議案第三号
- 令和六年度中央区介護保険事業会計予算
- 議案第四号
- 令和六年度中央区後期高齢者医療会計予算
(三月五日 予算特別委員会付託に続いて)
日程第三
- 議案第九号
- 中央区長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例等の一部を改正する条例
- 議案第十四号
- 中央区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第二十六号
- 中央区立銀座中学校大規模改修工事(建築工事)請負契約
- 議案第二十七号
- 中央区立銀座中学校大規模改修工事(機械設備工事)請負契約
- 議案第二十八号
- 中央区立銀座中学校大規模改修工事(電気設備工事)請負契約
- 議案第四十四号
- 中央区特別区税条例の一部を改正する条例
(二月二十九日及び三月五日 企画総務委員会付託に続いて)
日程第四
- 議案第十五号
- 中央区事務手数料条例の一部を改正する条例
- 議案第二十四号
- 中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第二十五号
- 中央区立学校設備使用料条例の一部を改正する条例
(二月二十九日 区民文教委員会付託に続いて)
日程第五
- 議案第十号
- 中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第十六号
- 中央区立子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例
- 議案第十七号
- 中央区立知的障害者生活支援施設条例の一部を改正する条例
- 議案第十八号
- 中央区立子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例
- 議案第十九号
- 中央区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第二十号
- 中央区女性福祉資金貸付条例を廃止する条例
- 議案第二十一号
- 中央区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例
- 議案第三十三号
- 指定管理者の指定について(区立堀留町児童館)
- 議案第三十四号
- 指定管理者の指定について(区立佃児童館)
- 議案第三十五号
- 指定管理者の指定について(区立勝どき児童館)
- 議案第三十六号
- 指定管理者の指定について(区立特別養護老人ホームマイホームはるみ及び区立高齢者在宅サービスセンターマイホームはるみ)
- 議案第三十七号
- 中央区介護保険条例の一部を改正する条例
- 議案第三十八号
- 中央区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第三十九号
- 中央区指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第四十号
- 中央区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第四十一号
- 中央区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第四十二号
- 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例
(二月二十九日 福祉保健委員会付託に続いて)
日程第六
- 議案第二十二号
- 中央区道における道路構造の技術的基準に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第二十三号
- 中央区立公園条例の一部を改正する条例
- 議案第二十九号
- 訴えの提起について
- 議案第 三十号
- 訴えの提起について
- 議案第三十一号
- 訴えの提起について
- 議案第三十二号
- 訴えの提起について
(二月二十九日 環境建設委員会付託に続いて)
日程第七
- 請願第二号
- 議会のインターネット中継に関する請願
(議会運営委員会付託分)
日程第八
- 議案第十一号
- 中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
日程第九
- 議案第十二号
- 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例
日程第十
- 議案第十三号
- 中央区教育委員会教育長の給与及び勤務に関する条例の一部を改正する条例
日程第十一
- 議案第四十五号
- 中央区教育委員会委員の任命同意について
日程第十二
- 人権擁護委員の候補者の推薦について
日程第十三
- 議会閉会中の継続審査
午後二時 開議
○議長(瓜生正高議員)
ただいまより本日の会議を開きます。
○議長(瓜生正高議員)
これより本日の日程に入ります。
日程第一、「諸般の報告」を行います。
〔伊藤議会局長朗読〕
十七、委員会報告書(企画総務委員会)
十八、委員会報告書(区民文教委員会)
十九、委員会報告書(福祉保健委員会)
二十、委員会報告書(環境建設委員会)
二十一、委員会報告書(予算特別委員会)
二十二、委員会報告書(議会運営委員会)
二十三、議案の送付について
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
ここで、ただいま報告のありましたとおり、区長より議案一件が送付されましたので、本日の日程に掲載いたしました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第二を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第二
(三月五日 予算特別委員会付託に続いて)
○議長(瓜生正高議員)
本案について、予算特別委員会の報告を塚田委員長より願います。
〔二十二番 塚田秀伸議員登壇〕
○二十二番(塚田秀伸議員)
ただいまより、予算特別委員会に付託を受けました議案第一号「令和六年度中央区一般会計予算」、議案第二号「令和六年度中央区国民健康保険事業会計予算」、議案第三号「令和六年度中央区介護保険事業会計予算」、議案第四号「令和六年度中央区後期高齢者医療会計予算」の以上四議案について、その審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。
本特別委員会は、去る三月五日の本会議において、委員十六名をもって設置され、本四議案の付託を受けたものであります。
本会議散会後、議長招集による初の委員会が開会され、私が委員長に、副委員長には礒野忠委員が選任され、即日就任し、ここに本委員会の構成が行われました。
続いて、三月七日に委員会を開会し、議長並びに区長挨拶の後、理事者より、各会計全般にわたり総括説明を受け、その後、一般会計「歳入」から説明を求めて質疑を進めることと決し、審査を開始いたしました。
令和六年度の本区各会計歳入歳出当初予算の総額は、それぞれ一千六百十五億一千六百三十三万九千円であり、一般会計では、一千三百三十五億二千百九十万四千円で、前年度当初予算と比較して百四十八億七千百八十六万円、率にして一○・○%の減、国民健康保険事業会計では、百四十四億四千六百七十八万五千円で、前年度当初予算と比較して四億二百三十八万一千円、率にして二・九%の増、介護保険事業会計では、九十七億四千五百五十七万一千円で、前年度当初予算と比較して四億八千四百九十六万四千円、率にして五・二%の増、後期高齢者医療会計では、三十八億二百七万九千円で、前年度当初予算と比較して二億九千九百二十四万三千円、率にして八・五%の増となっております。
本委員会は、令和六年度における本区行政運営の大綱をなし、その方針を決定する本予算案に対し、現下の社会経済情勢を踏まえつつ、区民の信託に応えるため、去る三月五日の本会議での付託以来、本日まで、延べ十二日間にわたり、慎重な審査を行ってまいりました。
すなわち、三月七日には、まず、一般会計「歳入」より質疑を開始し、これを終了し、同日、「歳出」第一款「議会費」の質疑に入り、これを終了し、さらに同日、第二款「企画費」及び第三款「総務費」を一括して質疑に入り、八日にこれを終了し、十一日に第四款「区民費」の質疑に入り、これを終了し、十二日に第五款「福祉保健費」の質疑に入り、十三日にこれを終了し、同日、第六款「環境土木費」の質疑に入り、十四日にこれを終了し、同日、第七款「都市整備費」の質疑に入り、これを終了し、さらに同日、第八款「教育費」の質疑に入り、十五日にこれを終了し、同日、第九款「公債費」、第十款「諸支出金」、第十一款「予備費」、以上三款を一括して質疑に入り、これを終了し、さらに同日、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計及び後期高齢者医療会計予算の歳入歳出を一括して質疑に入り、十九日にこれを終了し、二十一日に総括質疑に入り、二十五日にこれを終了いたしました。
以上のとおり、令和六年度本区各会計予算の審査が終了したことに伴い、二十五日に本四議案に対する各会派の態度表明を受けたものであります。
まず、中央区議会自由民主党議員団委員よりは、次のような態度表明がなされました。
中央区議会自由民主党議員団の態度表明を行います。
「人がつながり まちもつながる 安全安心なまちを目指して」と題して編成された令和六年度各会計歳入歳出予算案では、主な事業として新規の三十二事業を含む計百一事業を示されました。
この予算案編成については、我が会派が提出した、令和六年に大きく変化する状況を見据えた課題、まちづくりや環境に関する中長期的な課題、区民福祉や区民サービスについて優先して取り組むべき課題の三つの視点で構成した二十二項目の重点政策要望ほか、各部に対する政策要望からも多く反映をいただき、高く評価をしております。
本年、元日に発生した能登半島地震、長期化する物価高騰、気候変動への対応など社会を取り巻く課題に加え、本区では五月に事業予定者が決定する築地市場跡地の開発や周辺の都市基盤整備など中長期的な課題を着実に進展させていかなければなりません。
また、一月より晴海の新たなまちに新たな方々を迎え、定住人口は十八万人へと力強く増加をし続けています。この加速度的な変化により、行政需要は、今後、ますます多様化していくものと推測されます。
本特別委員会では、今後の安定した財政運営について、比較的所得の豊かな世帯が増加する一方で孤立する子供や高齢者について、核家族化が進む本区の子育て支援策について、高齢化に伴う介護や認知症への対応・対策について、木造建物が密集する地区における災害に強いまちづくりについてなど、本区の区民に寄り添う施策について質疑を重ねてまいりました。
また、令和三年度、四年度の経常収支比率が六○%台であり、弾力性のある財政運営に努められていることを高く評価します。一方で、区有施設の老朽化への対応や令和七年度以降に始まる晴海の新たな施設に対する区債の償還も控えています。
こうした状況は、本区の財政運営にも大きく影響することから、公共施設整備マネジメントシステムによる中長期的な財政負担の平準化にも期待をいたします。
まちの発展やデジタル化に伴い利便性が向上するだけでなく、区民一人一人に目を向け、日常生活で困難さを感じている方々に支援が行き届く施策の推進に努めていただきますようお願いいたします。
以上を申し上げ、自由民主党議員団は、本予算特別委員会に付託を受けました令和六年度各会計歳入歳出予算案に賛成をいたします。
次に、かがやき中央委員よりは、次のような態度表明がなされました。
中央区令和六年度予算案一般会計一千三百三十五億二千百九十万四千円は、前年比一○%減であるが、当初予算としては、過去二番目の規模である。
一般会計歳入では、特別区民税の伸びがある一方、ふるさと納税による税の流出が拡大していく懸念がある。本区の魅力をアピールするシティプロモーションによるふるさと中央区応援寄附のさらなる獲得などにより一般財源及び自主財源を確保していく財政運営に期待する。
一般会計歳出について、議会費では、AI音声支援システムを活用し議事録の公開の迅速化に期待する。
企画費・総務費では、広報外部人材の登用を機に、広報広聴の強化に期待するが、さらに、LINEを活用した通報の仕組みや区民の意見を広く募集し、区の事業に反映をさせるためのオンラインプラットフォームの構築等のICTを積極的に活用した広聴の拡大に期待する。
晴海区民センターにて書かない区役所が始まるが、さらに三千近くに上る事務手続の洗い出しにより、行かないで済ますことができる区役所を実現するために、次期情報化基本方針の着実な実行に期待する。
現在、区職員一千七百二十六名のうち、区内には二百五十四名、一四・七%の在住となっているが、災害対応なども考えると区内在住率を高めることが望ましい。そのインセンティブに向けた取組や、職員住宅では、空きがある状況下、将来的な家賃補助などへの切替えに向けた検討にも期待する。
将来の本庁舎の在り方の検討、持続可能な社会を牽引するために都が導入を検討している社会的責任調達指針の区での導入なども期待をする。
災害への備えとして、感震ブレーカー設置拡大と相談応需、避難所等収容能力の拡大、防災拠点での医療看護体制の強化、聖路加国際病院の機能確保、災害時相互援助協定自治体との連携強化等を期待する。
区民費においては、本年一月よりHARUMI FLAGの入居が開始した。晴海コミュニティ構想検討会議の成果をコミュニティの醸成に生かすこと及び晴海フラッグ自治会の晴海地区まちづくり協議会への速やかな参加に向けた準備に期待する。
新規事業、晴海まつりにおいては、はるみらいでの開催から、ららテラス、晴海ふ頭公園などの連携拡大や、資金面の課題を克服し、東京湾大華火祭復活に向けた検討にも期待をする。
町会において、その加入率など実態調査の実施や、町会の過度な負担の見直しを評価する。
地域リーダー養成の取組を引き続き期待する。
区内共通買物・食事券のデジタルでの発行や地域通貨の導入と、それを用いた健康アプリやエコアクトのポイントの統合、銀座ブロッサム等の指定管理事業者の経営努力が認められるようなインセンティブ設計の検討、スポーツをできる場の確保策の検討、区民カレッジのオンライン化やアーカイブ化、中央区文化・国際交流振興協会の法人化を含めた適正な管理の在り方の検討など期待をする。
福祉保健費については、ふくしの総合相談窓口において、広く相談に対応するためオンラインやチャットの導入の検討も期待する。
ベビーシッター利用支援事業において、補助拡大を必要とする方々への対応として、アウトリーチによる対応をぜひ早急にお願いをしたい。
学童待機の解消に向け、学校内学童が開始されるが、活動の十分な場と安全の確保及び特認校への設置拡大の検討を引き続き要望する。
保育園待機児童の地域ごとの偏在の解消に向け取り組むこと、児童館はじめ中高生の居場所の充実、ゼロ歳児へのおむつ定期便の導入の検討など期待する。
受動喫煙対策の強化、乳がん検診等の精度の向上策、接種率が低迷するHPVワクチンの接種率の向上に向けた取組に期待する。
子ども・子育て支援事業計画の改定に当たり子供からも意見聴取されるが、福祉施策をつくるに当たっては、特に子供、障害者、高齢者、認知症のある方々ら当事者の声を聞き、立案・実施・評価されることを期待する。
本年十二月二日にマイナ保険証への完全な切替えが始まる。現場が混乱しない準備及び医療情報のセキュリティには万全を期するように要望する。
災害への備えとして、災害時たすけあい名簿の支援者への提供を同意した方が要支援者の四割以下という状況の抜本的改善とICTを用いた安否情報伝達手段の導入、個別避難計画のケアマネジャー支援による作成の拡大、福祉避難所の確実な開設に向けた準備など期待する。
環境土木費では、点字ブロックの整備と、歩道と車道の段差を二センチメートルからゼロにする検討を進めていただきたい。れいめい橋公園通りの交通量は増加しており、安全な歩行環境の確保を要望する。
自転車活用推進計画が策定され、自転車道整備が進められることとなる。自転車通行帯含め、自転車道の整備拡大に期待する。
中学生も参加するTeam Carbon Zeroによる政策提言などを高く評価する一方、個人や法人の脱炭素化に向けた行動変容に向け、中央エコアクトが実施されているが、アプリでの登録世帯は僅かであり、今後の拡大を期待する。
仮校舎後の坂本町公園の二○二一年のリニューアルにおいて、阪本小学校児童による提言が届けられ、整備に生かされた。今後なされる公園等整備でも子供の意見を反映されていくことを要望する。
江戸バスが、高齢者等対象に無償となった。利用者数のうち有償での利用者が半減することで、補助額年一・八億円と増加しており、政策の効果の検証と収支改善のさらなる努力に期待する。
都心・臨海地下鉄新線においては、江東区等とも連携をし、整備推進に向け、機運の醸成を図られることを期待する。
災害への備えとして、発災時の道路・橋梁等の点検において、夜間帯での迅速な実施に向けた体制整備と、ICTを用いた主要道路のリアルタイム画像での把握などを期待する。
都市整備費では、本予算が計上されている再開発事業が全て完成すると、月島地域で七千五百八十戸が増える。同地域には再開発を控えた地域がまだ四地区存在し、小学校等インフラの許容量を超えた人口集中が起きることが予想される。
容積率緩和によるタワーマンション建設の手法から、コーポラティブハウスの手法など持続可能なまちの更新の在り方の検討を進めることを強く要望する。
区内には、管理不全マンションが三十六棟、その兆候があるマンションが百二十九棟存在する。昨年七月策定のマンション管理適正化推進計画を活用し、マンションの適正な管理の支援強化を求める。
木造住宅は概数六千百四十棟で、うち旧耐震は五千六百四十棟であるが、木造住宅の現状把握及び旧耐震だけではなく新耐震まで耐震補強の助成対象とする拡充に期待する。木密地域の佃のまちの更新では、早急に地区計画の検討など住民主体で進めることに期待する。
区立住宅の居住年数の上限や世帯年収の上限など公平性の担保に向けた検討、区立住宅での家賃滞納者への対応の際、福祉の課題が見受けられる場合のふくしの総合相談窓口との速やかな連携など期待する。
築地市場跡地開発において、事業者へ提出する要望書にあるとおり、水と緑の連続性に十分配慮し、地域全体に安らぎと潤いを与える計画となるよう、イメージのさらなる具体化を図るとともに、エリアマネジメントを通じ、それら施設要望の建築計画へ反映を図ることを期待する。
教育費については、昨年、研究発表の場で、豊海小学校児童が、高齢者や障害者のまちにおける課題を発見し、課題解決に向けた提案を、環境土木部長、都市整備部長の前で堂々とプレゼンすることができた旨、参観された部長本人から児童の提案を受け止めた真摯な御所感を本委員会でもいただいた。本区の総合学習の成果の一端がかいま見れるとともに、子供たちもまちの課題に対し政策提言する力を備えられているあかしを確認できた。引き続き、探究的な学び、協働的な学びが各校で展開されることを期待する。
今後、NEXT GIGAに向け、デジタル・シチズンシップ教育が推進されること及びICTなど用いた校務支援システムが事務負担を軽減し、先生方の多忙解消に有効に活用されることを期待する。
分校の学年編制、小・中学校の連携体制、保幼小の連携体制、幼稚園及び幼稚園預かり保育の教育環境、エコ農作物採用等学校給食の充実など引き続き検討されることを期待する。
教育現場における性犯罪や不適切対応では、議会との情報共有の下、問題が早期に対応が図られることを願う。
民間事業者への学校施設の貸出しでの明確な基準の下の実施、「Jr.中央区文化・歴史ずかん」の改訂、学校図書館支援センター設置に際し図書館ボランティアの採用、震災時の心のケア含めた防災教育の充実に期待する。
最後に、改めて区政全般において、こども基本法の施行に伴い子供の声を聴取し、政策に反映されるために、こども基本条例の制定を強く要望する。
各種提案や要望が、これからの本区の施策に迅速に積極的に生かされることを心より願いつつ、かがやき中央は、令和六年度各会計歳入歳出予算案に賛成をします。
次に、中央区議会公明党委員よりは、次のような態度表明がなされました。
令和六年度中央区各会計予算案に対する中央区議会公明党の態度表明を行います。
まずは本年元日に発生した能登半島地震で犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、今もなお避難を余儀なくされていらっしゃる方々に心よりお見舞いを申し上げます。一日も早く平穏な日常が戻り、復旧・復興が進んでいくことを切に願っております。
国内経済の動きを概観しますと、外国為替市場における円安の進行、日経平均株価の最高値更新、また春闘での歴史的な賃上げなど、経済を活性化させる要因が見られます。
しかし、日銀のマイナス金利解除を受け、今後は住宅ローンの金利も上がることが予想されるため、これまで低金利によって後押しされていた住宅購入の意欲が減退する可能性もあり、本区における人口の動態にどのような影響を及ぼすのか、注意深く見守る必要があります。
このような中、令和六年度予算案は「人がつながり まちもつながる 安全安心なまちを目指して」と題し、中央区基本計画二○二三に掲げる取組を着実に展開、特に五つの重点分野において時宜を得た様々な施策も盛り込み、令和九年にも予想される二十万都市の到来に向け、これまで以上に増加する行政需要へ対応するべく編成されました。
まず歳入面では、一般会計の当初予算案は前年度比一○%減の一千三百三十五億二千百九十万四千円となっており、当初予算として三年ぶりの減少となりました。これは晴海西小学校・晴海西中学校や晴海特別出張所等複合施設などの整備費が減となったことなどによるもので、歳入の根幹をなす特別区民税は人口増加を背景とした納税義務者数の増加、所得環境の改善などにより、前年度比三・二%の増を見込んでいます。
ただし、ふるさと納税による税の流出拡大、原材料価格・物価高騰の長期化など深刻な影響は依然として続いており、区の財政運営は、今後も予断を許さない状況が続くと予想されます。引き続き、人口動態や社会情勢、まちの変化を敏感かつ的確に捉え、効率的かつ柔軟に対応する健全な行政運営をお願いいたします。
次に、歳出面では、新規・充実事業として区のおしらせちゅうおうの親しみやすい紙面へのリニューアル、おくやみコーナーの開設やキャッシュレス決済の拡大などの窓口業務の充実、区内共通買物・食事券の拡大などの経済対策、幼稚園弁当給食の提供、幼稚園預かり保育の全園拡大、放課後の子供の居場所の充実、校庭を活用した自転車教室などの開催、学校図書館支援センターの設置など教育・子育て支援の充実、ふくしの総合相談窓口の開設や健康アプリの導入などの福祉施策の拡充、水と緑あふれる豊かなまちづくりの推進など、これまで私たち中央区議会公明党が一般質問や委員会で提案し粘り強く取り組むとともに、行政各分野における計二百二十七項目の政策要望、また緊急要望として提出した項目が多く盛り込まれたことを高く評価いたします。
各款における質問において、私たちはこれらの新規・充実事業を含め詳細を審査するとともに、区民の皆様からいただいたお声を区政に反映するべく、議論を進めました。
企画費・総務費では、今後改定される中央区地域防災計画の内容に沿って、マンション対策、特に小中規模のマンション対策について、また動物との同行避難における課題を補完するための同伴避難所の設置について、そして被災地への職員派遣の状況とその後のフォローとともに、カスタマーハラスメントから職員を守るための取組について、区民費では、新規事業であるおくやみコーナーの開設について、窓口でのキャッシュレス決済の拡大について、そして平和推進事業について提案も交えてお尋ねしました。
福祉保健費では、新規事業となるふくしの総合相談窓口と高齢者に対するデータを活用した個別の健康相談・指導について、出産・育児支援策からは、昨年拡大された産後ケア事業の現状とベビーシッター利用支援事業の緊急時のセーフティネットという在り方について、そして障害者施策では福祉センターにおける災害を想定した利用者のお泊まり訓練の実施等について、最後に、乳がん検診に超音波、エコー検査を併用することについてお尋ねしました。
環境土木費では、浜町公園の樹木移植について、地元の方たちの声をお届けし、浜町緑道の整備に当たり公衆喫煙所の設置及び江戸バスの運行ルートの見直しを改めて要望し、大熊町との脱炭素を軸とした連携事業・交流への期待を述べました。
また、水と緑あふれる豊かなまちづくりや環境学習などについて、さらなる取組を要望しました。
都市整備費では、築地市場跡地の開発や水と緑あふれる豊かなまちづくり、耐震改修費用の助成の拡大、高齢者の住宅支援について質問し、安全・安心で一層暮らしやすいまちづくりを求めました。
教育費では、給食費無償化の財源、そして特に職員へのアレルギー研修の実施、不登校対策、子ども読書活動の推進、自然体験の取組についてお尋ねしました。
特別会計では、介護保険給付準備基金の活用による介護保険料の負担軽減の取組を評価するとともに、常に課題として挙げられる介護サービスの質の向上と人材の確保について、特に小さな事業者が本来の仕事である介護サービスに全力で取り組めるよう、事務作業軽減のための支援をお願いしました。
最後に、総括質疑では、福祉施策、防災対策、まちづくり、平和教育の四つの視点から質問しました。区長所信表明で、あらゆる施策の根幹に平和を据え、恒久平和の実現に向けて邁進してまいりますと述べられていたように、平和事業及び平和教育への一層の取組を期待いたします。
本予算特別委員会におきまして、私たち中央区議会公明党は、区民の目線から施策を検証し、質問・提案をさせていただきました。区行政当局におかれましては、今後施策の実行に当たり、可能な限りこれらの意見を反映されますことを願っております。
以上をもちまして、中央区議会公明党は令和六年度中央区各会計予算案に賛成し、態度表明といたします。
次に、中央区民クラブ委員よりは、次のような態度表明がなされました。
令和六年度予算特別委員会に付託された中央区各会計予算案につき、中央区民クラブの態度表明を行います。
本予算案は、「人がつながり まちもつながる 安全安心なまちを目指して」と題し、新規三十二事業、充実三十三事業、継続三十六事業、計百一事業について、一般会計一千三百三十五億二千百九十万四千円及び三特別会計を合わせ、総額一千六百十五億一千六百三十三万九千円が計上されました。
初めに、歳入についてです。
一般財源の根幹をなす特別区民税は、納税義務者数の増加とともに、一人当たりの納税額の増加も見られ、人口増加に相関しながら、堅調な伸びを見せている一方、ふるさと納税応援寄附金制度による多額な税の流出は毎年大きく膨らみ、次年度は約三十八億円という過去最高額の流出を見込むという報告がございました。また、法人住民税の一部国税化により、令和五年度において本区は約百億円ものマイナス影響が見込まれることもあり、人口増加に対する諸需要を満たすことが命題である都心区において、貴重な財源の流出に対する新たな対策が必要であると質問いたしました。
この点、現地消費型ふるさと納税制度は、旅をしたいまちや、訪れたい場所で納税でき、その場で各自治体が提供する体験型の返礼品等を受け取ることができる制度です。
人々が訪れたい魅力あるまちを有する中央区において、令和六年度は、シティプロモーションを充実させていく施策も提案されております。日本人観光客、お勤めの方々、買物客に対し、現地消費型ふるさと納税応援寄附金制度を活用し、納税いただくことは、財源確保へ向けた一案であると考えます。
現在、本区を取り巻く環境は、エネルギー・食料品等の価格高騰などから来る社会的影響、また、いつ発生するか想定できない大災害に備える必要性とともに、三年後の令和九年に定住人口二十万人へと向かうために求められる様々な行政需要に一層応えていく必要があります。
今後も増大する行政ニーズに対応し得るよう、健全かつ持続可能な財政運営を図るようお願い申し上げます。
次に、歳出についてです。
中央区民クラブは、本予算案において提案されている中央区基本計画二○二三に掲げる三つのまちづくりの視点、一人一人の生き方が大切にされた安心できるまちを目指して、快適で安全な生活を送るための都市環境が整備されたまちを目指して、輝く個性とにぎわいが躍動を生み出すまちを目指してに掲げる取組とともに、令和六年度に重点的に強化を図る、災害に強く安全・安心なまちづくり、地域コミュニティの活性化、経済の活気とにぎわい向上の取組、子どもの健やかな成長と豊かな学びあふれるまちづくり、脱炭素社会の実現を目指す取組について、新規事業、充実事業、継続事業、さらには予算書で金額が大きく増減している事業に対し、限られた時間の中、質問させていただきました。
企画費では、区のおしらせちゅうおうのリニューアルにより、新たな区民参加型の企画や多言語化により、誰でも区の情報を分かりやすく受け取ることができるよう、親しみやすい紙面づくりに期待しております。また、シティプロモーションの推進では、令和八年、区制八十周年に向かい、SNSを駆使しながら、区民はもとより、国内外に本区の歴史・文化・観光資源について効果的な広報活動となるようお願い申し上げます。
総務費では、マンション向け震災時活動マニュアルの作成支援により、中小規模のマンションに対する支援とともに、確かな情報ツールである緊急告知ラジオの周知、防災区民組織への活動支援をはじめ、今予算で提案されている火災防止対策促進事業、防災拠点における防災備蓄品等の点検と活動マニュアルの充実に向けた検討など、災害に強く安全・安心なまちづくりに向けた施策の実行をお願いいたします。
区民費では、晴海まつりを開催することによる地域コミュニティを形成する取組を行うほか、おくやみコーナーの開設、生涯学習事業の充実、創業五年未満の事業者に向けた経営サポート講座など、多岐にわたる事業を展開しておられます。増加傾向にある区内在住外国人に対するガイドブックの発行は、お困り事の解決はもちろん、地域のルールをお知らせしていく意味で大切なツールであると考えます。
重点分野二である地域コミュニティの活性化及び重点分野三の経済の活気とにぎわいの向上への一層の取組をよろしくお願いいたします。
福祉保健費では、重点分野四にある子どもの健やかな成長に向けた各種施策のほか、中央区健康アプリの導入に大いに期待しております。十八歳以上の区民に対し、若い頃からの健康習慣を身につけていただき、誰もが気軽に取り組めるウォーキングを通し、ウォーキングマップに示される区内の魅力も楽しんでいただきたいと期待しております。ふくしの総合相談窓口の開設により、声を出せない区民への支援につながっていけるよう、温かく、安心できるお取組をお願い申し上げます。
環境土木費では、重点分野五のゼロカーボンシティ中央区宣言に向けた各種施策について伺いました。中でも、福島県大熊町との脱炭素に向けた連携では、本区が使用する電力量の約七割を大熊町の再生可能エネルギーで賄うことができるほか、大熊町の企業や住民の方々との様々な連携に期待しております。また、HARUMI FLAGの分譲住宅五千六百戸のうち約四千戸にエネファームを装備していることから、三千六百トン、Jクレジットで二酸化炭素排出量を相殺できる取組と伺いました。また、既にお取り組みの中央エコアクトの運用では、区民の認知度を上げながら、この取組に御協力いただけるよう一層の広報活動をお願いいたします。このほか、日本橋船着場周辺の水辺環境改善事業、中央区の森の協定地拡大・森林保全整備計画の策定、標準服のリユース、新たな拠点、銀座無印良品との連携によるフードドライブ事業等により、脱炭素社会と環境対応に向け、一層のお取組をお願いします。また、朝潮運河沿いの歩行者ネットワークの整備等、所管が担う役務は多岐にわたりますが、都心の豊かな水と緑の空間は区民福祉に資する大切な取組です。引き続きよろしくお願い申し上げます。
都市整備費では、重点分野三の良好な都市基盤整備に向けた各種取組についてお伺いいたしました。築地・東銀座エリアにおける基盤整備は、築地市場跡地の開発とともに、荷さばき場をはじめとした周辺の整備とともに、良好な交通環境、歩行環境の整備に向け、調査に取り組まれるようお願いいたします。
また、銀座地区交通環境改善事業では、地域ルールの下、銀座全体のにぎわいに向けた整備をお願いするとともに、東京駅前八重洲地区の歩行空間をはじめとしたにぎわいに向けた調査を行いながら、東京の表玄関としての整備の在り方に向けた検討をお願いいたします。
教育費では、晴海西小・中学校は五つの「わ」を教育理念に掲げ、新しく入学する児童・生徒たちと保護者、地域の方々と新しい学校運営をしていく方向性を確認し、メンターティーチャーによる若い先生たちへの指導支援と教員の指導力の向上について、また、国立競技場における中学校連合陸上競技大会について伺いました。全中学校五校の選手たちが、東京二○二○大会で世界のアスリートたちが結集した国立競技場で、各種競技で競い合い、応援してくれる友人たちとともに、学校全体で団結力を育み、また学校間の交流を通した教育的な側面もある、すばらしい競技大会となることを期待しております。
中央区民クラブは、本予算特別委員会に付託された令和六年度中央区各会計歳入歳出予算案に賛成し、態度表明といたします。
次に、日本共産党中央区議会議員団委員よりは、次のような態度表明がなされました。
令和六年度中央区各会計予算に対する日本共産党中央区議会議員団の態度表明を行います。
物価高騰が続き、二○二三年の年間の消費者物価は、生鮮食料品を除いた総合指数で前年比三・一%増となりました。多くの区民の暮らしや営業は長期にわたって厳しさが増す一方で、大企業の内部留保は五百十兆円を超え、一握りの富裕層に富が集中しています。労働者の実質賃金は九六年のピーク時から年間六十四万円も減少しています。
政府の二○二四年度予算案は、物価高騰対策に無為無策を続け、国民の暮らしを守るものになっていません。軍事費は八兆円近くとなる一方、実効性のある賃上げ対策はなく、社会保障費も圧縮します。
経済対策の目玉として打ち出した定額減税は一回だけの減税で、賃上げ減税も、赤字経営の中小企業には縁のない施策です。物価高騰対策に一番効果のある消費税の減税には背を向けています。
能登半島地震の被災者支援は、二三年度の予備費からの一千五百億円の支出では全く不十分です。被災地の救援と復興、そして物価高騰から生活を守り、経済の停滞を打開するには程遠い予算案です。
小池都政の新年度予算案は、財政規模は、一般会計だけで八兆五千億円と過去最大となっています。経済界ファーストで、日本橋や築地市場跡地などの大型開発や、大型道路建設などにおよそ一千二百億円、急成長が見込まれる一部企業の支援に五百十六億円もの予算が計上されています。一方で、都民が物価高騰に苦しむ中、都営住宅の新規建設は二十五年間連続ゼロ、高過ぎる国民健康保険料を引き下げる財政支援はなく、ひとり親家庭や障害児のいる家庭への児童育成手当は二十八年間で一円も増額されていません。史上最高水準が続く都税収入を、都民の暮らしと営業を守り、格差を是正するために使うべきです。
中央区に求められるのは、こうした国や都の悪政から区民生活を守る防波堤の役割をしっかり果たし、公助の力を最大限発揮することです。
中央区の新年度一般会計予算は一千三百三十五億円で、前年度比一○%の減と三年ぶりの減額予算となっています。晴海西小・中学校、晴海特別出張所等複合施設の整備完了による投資的経費の減などが主な要因ですが、市街地再開発事業助成は九件の事業に二百四十一億円が投入されます。
日本共産党中央区議会議員団は、区議団に寄せられた切実な要求や政策的な要望を集約し、九百十六項目の二○二四年度中央区予算編成に関する重点要望書を区長に提出し、積極的に予算化するよう求めました。
本予算特別委員会の質疑では、問題点を指摘するとともに、具体的な提案を行いました。
区長提案の予算案には、幼稚園弁当給食の開始や幼稚園預かり保育の充実、区内共通買物・食事券の拡充、感震ブレーカー無償配布など評価できる施策もありますが、抜本的な見直しが求められる多くの課題があると考えます。
日本共産党中央区議会議員団は、総合的に検討した結果、議案第一号「中央区一般会計予算」、議案第二号「国民健康保険事業会計予算」、議案第三号「介護保険事業会計予算」、議案第四号「後期高齢者医療会計予算」に反対します。
以下、具体的な課題について述べます。
まず、一般会計についてです。
第一に、二十三区で中央区のみが徴収する情報公開手数料は、区民サービスの向上という観点から無料とすべきです。
第二に、会計年度任用職員が増大し、官製ワーキングプアが広がっていることは問題です。手当をつける必要のない民間委託の増大も危惧されます。地方公務員法の原則である任期の定めのない常勤職員を中心とする公務の運営に立ち戻るべきです。
第三に、マイナ保険証の不備が次々と明らかになる中、現行の保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化することは問題です。また、税・保険料・住宅使用料等の収納率向上対策としてマイナンバーカードを使用した口座振替受付サービスなどを広げることや、認証保育所保育料補助金の交付に関する事務にマイナンバーを利用するなど、マイナンバーカードの活用範囲を広げることはやめるべきです。利便性と引換えに、命と健康が脅かされることや、個人情報流出の危険を避けることが必要です。
第四に、防災対策が不十分です。耐震改修工事の助成拡充や太陽光発電機と蓄電池配備を防災拠点に広げることを求めます。発災後のボランティア活用も国・東京都とともに積極的に進めることが必要です。
第五に、築地市場跡地は能登半島地震での災害対策の課題も踏まえ、防災公園としても活用できるよう、広大な緑地として整備すべきです。地域遺産として浴恩園の保存も不可欠です。
第六に、環境に多大な負荷をかける大規模再開発事業による超高層オフィスビルやタワーマンション建設は見直すべきです。地上げが横行し、地価や不動産価格の上昇が困窮世帯の住まいを奪う役割を果たしていることも看過できません。災害発生時に避難所不足や帰宅困難者増大を招く点からも問題です。
第七に、困窮世帯の住まい確保に力を注ぐべきです。都営住宅、区営住宅など公営住宅の拡充や借り上げ住宅、家賃補助など、中央区に住み続けられるようにするための支援が必要です。
第八に、エアコン設置費助成など困窮世帯や高齢者世帯への支援が不十分です。
第九に、物価高騰、円安の進展など家計負担が重くなる中、教材費など保護者負担を軽減すべきです。また、区として奨学金制度を設けるなど教育負担の軽減を図るべきです。
第十に、不登校の子供に対して、校内別室指導の拡充やフリースクール、特例中学校整備など選択肢を広げ、学びの機会確保に積極的に取り組むことが必要です。区独自のスクールカウンセラーの拡充も求めます。
次は、特別会計についてです。
国民健康保険料は、二○二四年度も値上げが予定されています。
一人当たり保険料は約一万三千円増で、二十二万五千円となります。特別区として、一般財源からの法定外繰入れを二○二六年度になくす計画を中止すること、繰入金をさらに投入するなどの努力を行い、国や都の補助を増やして保険料そのものを引き下げていくことを求めます。
介護保険では、第九期保険料として、基準額で四千五百六十円値上げし、年額七万五千六百円とする予定です。介護保険給付準備基金の活用で仮算定より減額しましたが、保険料は第一期と比べ、二倍となっています。
指定居宅介護支援事業について、人員や運営の基準の改正が予定されていますが、事業所の人手不足を解消する上で課題があり、必要な介護サービスを提供できるよう介護保険制度の改善こそ必要です。
後期高齢者医療では、広域連合で保険料の値上げが決定され、二○二四年度は一人当たり平均で十一万円を超える保険料となっています。減らし続けてきた国庫負担を元に戻し、さらに増額もして、医療制度をしっかり支えることが求められます。
以上、各会計予算案に対する反対理由と主な課題を述べ、日本共産党中央区議会議員団の態度表明を終わります。
次に、中央区議会立憲民主党委員よりは、次のような態度表明がなされました。
令和六年度予算特別委員会に付託を受けました中央区各会計予算案について、中央区議会立憲民主党の態度表明を行います。
令和六年度中央区各会計予算案におきましては、二年目を迎える中央区基本計画二○二三の着実な推進が求められる中、「人がつながり まちもつながる 安全安心なまちを目指して」と題して、物価高騰などの喫緊の課題をはじめ、将来二十万都市を見据えた、中長期的な課題に対しても重点が置かれております。そして、新型コロナウイルス感染症による行動制限で希薄になりつつあった人と人とのつながりを広げ、元日に発生した能登半島地震を受け、改めて危機管理体制を強化するとともに、地域のことは地域で守るという視点で区長の強いリーダーシップの下、区民の安全・安心な生活を確保するべく予算が編成されております。
一般会計の当初予算案は前年度と比較して一○%減少し、一千三百三十五億二千百九十万四千円となっており、当初予算として三年ぶりの減少となりました。
全国の自治体で財政健全化の必要性が叫ばれる中、こうした抑制の努力が図られたことは、一定の評価に値すると考えております。もっとも、区の財政を健全化するために、区民の生活が犠牲になるようであれば、本末転倒です。
人がつながり、まちもつながり、区民が安全・安心で心豊かな生活を送るために予算を組み、執行する必要があります。そうした観点から、令和六年度各会計予算の審議におきましては、喫緊の課題や新規事業三十二事業、充実事業三十三事業、継続事業三十六事業の重点政策を確認するとともに、本区の現状とこれまでの実績についても確認いたしました。そして、区民の目線にて、一部要望もいたしました。
災害に強く安全・安心なまちづくりに向けた予算を強化しつつも、地域経済の活性とにぎわい向上に向けた予算を確保するなど、区民生活の底上げを図る予算編成を確認いたしました。
また、良好な都市基盤整備に向けた取組では、計画的かつ投資的効果の早期発現に必要な予算を確保するなど、将来につながる施策を評価いたします。
さらに、子育て政策につきましては、多様化するライフスタイルに応じる区民のニーズを捉えた施策であることを確認いたしました。
私自身も共働きであり、本区で子育てをしております。よりきめ細かい子育て支援のために、引き続き尽力したいと考えておりますが、本区が一歩また一歩と施策を充実させていくことに一定の評価をするとともに、さらなる後押しをさせていただきたいと考えております。予算のほとんどの原資が税金です。執行に当たっては、地域経済の活性化となること、さらに、限られた財源の効率的・効果的な活用により、歳入規模に応じた健全財政が図られることを期待いたします。
本区のまちづくりに向けた適切な予算編成であることを評価するとともに、今後の持続可能な健全な行政運営に期待し、令和六年度中央区各会計予算案に対する賛成の態度表明といたします。
次に、日本維新の会委員よりは、次のような態度表明がなされました。
令和六年度の各会計予算に対する日本維新の会の態度表明を行います。
中央区は、人口減少と過疎化が進む我が国において、極めて特殊な地域です。二十三区で最も出生率が高く、ファミリー層の区外からの流入が続いています。十年間で在住外国人はほぼ倍増となり、コロナも落ち着いた中、一気にインバウンドを中心とした観光客も増え続けています。そして、世界的な株高の影響を受け、大企業を中心とした活発な採用・投資活動が、まさにこのまちで行われております。
その中で、最初に、本区の過去、現在、未来から鑑みた予算に対する評価を申し上げます。全体的に令和六年度予算は、時流に即した、今の課題に合わせて、柔軟に対応を行う意思を示しているように見受けられます。具体的には、全庁的なシティプロモーションの推進、新たな地域の実情に合わせたコミュニティ施策である晴海まつり、防災対策におけるスマートフォン充電環境の強化など、現実の課題を見据えた新規事業を評価いたします。また、安易に拡大財政を許容せず、昨年対比一○%減に抑えながらも、めり張りをつけた積極的予算を組んでいる点を大変すばらしいと感じております。予算は区の思い・考えを短期的に反映したものだとするならば、本年度予算を高く評価しております。
一方、過去を引きずった、しがらみの中でやめられないのであろう事業というのが残っていることも目につきました。中央区は企業も多く、人口も増えているから安泰だろうとよく区民から勘違いをされがちですが、そうではないということが私自身、議員になり大変よく分かりました。人も金も有限であることは、民間企業と変わらない。だからこそ、不断の見直しをするということが大変重要かと思います。この点については、もう少し踏み込んだ形でのリストラクチャリング、すなわち事業の再編成を要望します。もちろん、行政側からはなかなか、使命を終えたので、継続不要と判断することは難しいかもしれません。だからこそ、質疑でも取り上げたように広聴機能の強化を行うとともに、議員の声を生かしながら、賢く予算を組み、生き金にしていく御尽力を、まずはお願いしたいと思います。
さらに、将来を見据えた行政運営について、基本計画に記載されております、経営視点を持った行政という観点、これを、より強化をいただきたいと思います。前述のとおり、本区、そしてこの日本も、この十年でさらにさま変わりしていくでしょう。その中でどの地域がどのように開発され、人口がどのように変化していくのかは、おおよその予測は立っているわけです。しかし、それを踏まえた未来志向の予算は、残念ながらあまりなく、今の課題解決型予算になっているように見受けられます。例えば、中央区は日本屈指の企業集積地でありながら、その価値を伸ばす取組はまだまだと言わざるを得ません。区長自ら、セントラルシティとして先頭に立つという思いをおっしゃっていただきながら、新しいテクノロジー系企業への支援、IPOに向けた包括的な取組等は、全くと言ってよいほどなされていないという現実もあります。基本計画に基づいて予算は策定される原則かと思いますが、本年度予算を見る限り、今、痛みがないことに対する手当ては十分でないと感じております。未来の数値予測を基にした予算の組立て、そして、本区が日本全体の中でどのような役割を果たすべきかという視点も入れ込んだ未来志向の予算策定を今後求めてまいります。
続いて、中央区政は誰のために行われるべきかという観点での評価です。
一つの地方自治体として見れば、住民が最も基本的で重要な存在であるということに論はありません。ただ、中央区がこれだけの成長を進めてこれたのは、多くの在勤者、そして日本中、世界中からこのまちを目的地として来てくれている多くの観光客の活力が寄与していることも厳然たる事実だと思います。
だからこそ、彼らに対する取組にも目を向けていく必要があると考えます。質疑を伺っていても、わくわくしながらまちを訪れる観光客に対する支援体制の整備、平日多くの時間を過ごす在勤者の声を区政に反映する仕組みなどについては、区長所信表明でも示されず、予算にも組み込まれていません。ぜひ、私たちが考えなければいけない相手、すなわち顧客は誰か、もう少し拡張した目線を行政側が持つことを期待したいと思います。
三つ目に、予算を生かす組織について意見表明をいたします。
本特別委員会の冒頭で申し上げたとおり、予算を生かすのは人材であり、組織であります。その観点から見ると、区の組織については、一度抜本的見直しの時期に来ているのではないかと感じております。事実、お伺いした多くの課題は、組織横断的な内容にならざるを得ませんでした。これは、現存の組織体系では解決しづらい、取りこぼしている課題や視点がある可能性を示唆しています。一人一人の努力には心から敬意を表しますが、組織全体の動き方で見れば、もっと改善できる点は多々あるように感じております。今後に向けて、行政の形をよりフレキシブルな仕組みに変化をさせていく。例えば、横串を刺す形での特定課題に対応する時限型組織、すなわちプロジェクト型人材活用の積極的な推進を要望いたします。
もちろん、法律面をはじめ、様々な制約があることや、議論の積み重ねの結果、今に至っているということは理解をしておりますが、基礎自治体で縛りがあるから仕方がないというような思考停止をせず、どのような創意工夫ができるのかを、議会も交えて、ぜひ積極的に御議論いただければと思います。役所ならではの前例踏襲・横並び文化に縛られ過ぎずに、アイデアを形にできる文化を醸成することが、やりがいを増やし、管理職層になりたいと思う若手を増やすきっかけになると確信をしております。
最後に、一言申し上げます。私たちは、様々な障壁がある事実、これを直視しながらも、夢を描き、語る立場にあると考えます。現実的に、一人残らず、一気に様々な要望に応えることは不可能でしょう。ですが、それでも一人でも多くの人を幸せにするため、多角的な観点から最適解を探し続ける、この努力は、この場にいる全員の責務だと思っております。すなわち、最大公約数の人たちが幸せになるよう、限られた資金・人材を優先的に配置し、活用していくべきです。
そして、優先すべき声が、住んでいる期間が長い、政治との距離が近い、すなわち大きい声だけではなく、人口動態から見た客観的なデータに基づく声なき声も拾いながら、総合的に検討・判断されていくことを望みます。確かに、若い人や新しく入ってきた人は、行政にも政治にも興味関心があまりないということは事実かもしれません。しかし、だからといって優先度を下げるのではなく、彼らの見えづらい痛みをきちんと聞く力を高め、一人でも多くの区民を幸せにする施策を引き続き要望してまいります。
重複になりますが、令和六年度予算はきちんと本区の現状を鑑み、課題に対応した予算編成になっていると評価をしております。作成に関与された皆様の御努力に改めて敬意を表します。その上で、次年度予算については、今申し上げた未来志向・経営視点を強化した予算案の作成に努めていただくとともに、在勤者や来街者に目配せした施策設計、そして、より柔軟な組織運営について検討いただきますよう、何とぞお願い申し上げます。
それぞれ提案いたしました各種要望を踏まえた上で、以降の区の運営に取り入れていただくことを心からお願いしつつ、本特別委員会に付託されました令和六年度各会計予算案に日本維新の会は賛成いたします。
次に、中央区議会都民ファーストの会委員よりは、次のような態度表明がなされました。
予算特別委員会に付託された中央区各会計予算案に対する中央区議会都民ファーストの会の態度表明を行います。
来年度は数年ぶりの日常が戻ってきた後での予算、そして晴海地区に新たな区民を大勢迎える中での予算となります。令和六年度一般会計予算一千三百三十五億二千百九十万四千円で新規事業が三十二、充実事業が三十三と重点分野五つの強化を図られました。
中央区議会都民ファーストの会は、本予算特別委員会において、その内容を詳細に審査をいたしました。より多くの区民の方が公平に受益を実感できるよう、納税者の視点で、そして財源増につながるような質問や提案を限られた時間の中で行ってまいりました。
「人がつながり まちもつながる 安全安心なまちを目指して」の令和六年度の予算の約三三・八%は福祉保健の予算で、昨年度より十八億円以上も子供や高齢者に手厚く配分している予算です。また、歯科相談やおくやみコーナー、福祉の相談窓口、データ活用の健康相談、SNS相談など、行政と区民がつながって区民に寄り添い伴走していこうという姿勢が表れたものになっていると評価をしております。災害に強く安全・安心なまちづくり、地域コミュニティの活性化、経済の活気とにぎわい向上の取組、子どもの健やかな成長と豊かな学びあふれるまちづくり、脱炭素社会の実現を目指す取組、これら五つの重点的強化は、新しく大きなコミュニティが誕生する本年だからこそ、しっかりと取り組まなければならない政策の数々であり、政策評価、事業評価を大変楽しみにしたいと考えます。
本委員会においていろいろと申し上げました意見及び要望などを区政運営に十分に反映していただくことを期待し、また人口増加により特別区民税の増収は期待できるものの、将来への健全で持続可能な財政運営を期待申し上げ、中央区議会都民ファーストの会は令和六年度中央区各会計歳入歳出予算に賛成の態度表明とさせていただきます。
以上のとおり、各会派の態度表明が終わりましたので、議案第一号、議案第二号、議案第三号及び議案第四号「令和六年度中央区各会計予算」について、それぞれ起立により採決いたしましたところ、起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
よって、本特別委員会の決定どおり、御賛成いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました四議案の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
まず、議案第一号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第一号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第二号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第三号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第四号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第四号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第三を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第三
議案第九号 中央区長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例等の一部を改正する条例
議案第十四号 中央区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
議案第二十六号 中央区立銀座中学校大規模改修工事(建築工事)請負契約
議案第二十七号 中央区立銀座中学校大規模改修工事(機械設備工事)請負契約
議案第二十八号 中央区立銀座中学校大規模改修工事(電気設備工事)請負契約
(二月二十九日及び三月五日 企画総務委員会付託に続いて)
○議長(瓜生正高議員)
本案について、企画総務委員会の報告を原田委員長より願います。
〔二十七番 原田賢一議員登壇〕
○二十七番(原田賢一議員)
ただいまより、去る二月二十九日及び三月五日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。
本委員会は、三月六日に開会し、慎重な質疑を行いました。
付託された、議案第九号「中央区長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例等の一部を改正する条例」、議案第十四号「中央区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十六号から議案第二十八号までの「中央区立銀座中学校大規模改修工事(建築工事)、(機械設備工事)及び(電気設備工事)請負契約」、議案第四十四号「中央区特別区税条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
まず、議案第九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第九号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第十四号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第二十六号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第二十七号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第二十八号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第四十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第四十四号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第四を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第四
議案第二十四号 中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
議案第二十五号 中央区立学校設備使用料条例の一部を改正する条例
(二月二十九日 区民文教委員会付託に続いて)
○議長(瓜生正高議員)
本案について、区民文教委員会の報告を塚田委員長より願います。
〔二十二番 塚田秀伸議員登壇〕
○二十二番(塚田秀伸議員)
ただいまより、去る二月二十九日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。
本委員会は、三月四日に開会し、慎重な質疑を行いました。
付託された、議案第十五号「中央区事務手数料条例の一部を改正する条例」、議案第二十四号「中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十五号「中央区立学校設備使用料条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
まず、議案第十五号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第四、議案第十五号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第二十四号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第二十五号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第五を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第五
議案第十号 中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例
議案第十六号 中央区立子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例
議案第十七号 中央区立知的障害者生活支援施設条例の一部を改正する条例
議案第十八号 中央区立子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例
議案第十九号 中央区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例
議案第二十一号 中央区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例
議案第三十三号 指定管理者の指定について(区立堀留町児童館)
議案第三十五号 指定管理者の指定について(区立勝どき児童館)
議案第三十六号 指定管理者の指定について(区立特別養護老人ホームマイホームはるみ及び区立高齢者在宅サービスセンターマイホームはるみ)
議案第三十八号 中央区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例
議案第三十九号 中央区指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例
議案第四十号 中央区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例
議案第四十一号 中央区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例
(二月二十九日 福祉保健委員会付託に続いて)
○議長(瓜生正高議員)
本案について、福祉保健委員会の報告を堀田委員長より願います。
〔二十八番 堀田弥生議員登壇〕
○二十八番(堀田弥生議員)
ただいまより、去る二月二十九日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。
本委員会は、三月四日に開会し、慎重な質疑を行いました。
付託された、議案第十号「中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十六号「中央区立子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例」、議案第十七号「中央区立知的障害者生活支援施設条例の一部を改正する条例」、議案第十八号「中央区立子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例」、議案第十九号「中央区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十号「中央区女性福祉資金貸付条例を廃止する条例」、議案第二十一号「中央区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例」、議案第三十三号「指定管理者の指定について(区立堀留町児童館)」、議案第三十四号「指定管理者の指定について(区立佃児童館)」、議案第三十五号「指定管理者の指定について(区立勝どき児童館)」、議案第三十六号「指定管理者の指定について(区立特別養護老人ホームマイホームはるみ及び区立高齢者在宅サービスセンターマイホームはるみ)」、議案第三十七号「中央区介護保険条例の一部を改正する条例」、議案第三十八号「中央区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第三十九号「中央区指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第四十号「中央区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第四十一号「中央区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第四十二号「中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
まず、議案第十号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第十号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第十六号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第十七号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第十八号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第十九号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第二十号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第二十一号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三十三号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第三十三号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三十四号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第三十四号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三十五号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第三十五号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三十六号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第三十六号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三十七号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第三十七号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第三十八号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三十九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第三十九号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第四十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第四十号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第四十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第四十一号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第四十二号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第四十二号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第六を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第六
議案第二十二号 中央区道における道路構造の技術的基準に関する条例の一部を改正する条例
(二月二十九日 環境建設委員会付託に続いて)
○議長(瓜生正高議員)
本案について、環境建設委員会の報告を太田委員長より願います。
〔十四番 太田 太議員登壇〕
○十四番(太田 太議員)
ただいまより、去る二月二十九日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。
本委員会は、三月六日に開会し、慎重な質疑を行いました。
付託された、議案第二十二号「中央区道における道路構造の技術的基準に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十三号「中央区立公園条例の一部を改正する条例」、議案第二十九号「訴えの提起について」、議案第三十号「訴えの提起について」、議案第三十一号「訴えの提起について」、議案第三十二号「訴えの提起について」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
まず、議案第二十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第二十二号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十三号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、議案第二十三号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第二十九号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第三十号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第三十一号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第三十二号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第七を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第七
(議会運営委員会付託分)
○議長(瓜生正高議員)
本請願について、押田議会運営委員会委員長の報告を願います。
〔二十三番 押田まり子議員登壇〕
○二十三番(押田まり子議員)
ただいま上程されました請願第二号「議会のインターネット中継に関する請願」について、議会運営委員会における審査経過並びに結果につきまして、御報告を申し上げます。
本請願は、去る令和五年第三回定例会において、本委員会に付託されたものであり、その趣旨は、「中央区議会本会議及び各常任委員会と特別委員会のインターネット中継を求める」というものであります。
本委員会は、昨日開会の委員会におきまして、委員から、「議会のインターネット中継につきまして、議会運営のあり方検討協議会において方向性が示されたので、採決をすべき」との発言がありました。
以上のとおり、採決との発言があったことから、本請願の審査を終了し、採決することと決しました。
本請願について採決したところ、不採択とすべきものと決したところであります。
よって、本委員会の決定どおり表決いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました請願の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
本請願について、お諮りいたします。本請願に対する委員会の報告は、不採択であります。採決に当たっては可を諮る原則がありますので、採択することについてお諮りします。
〔奥村議員退席〕
本請願を採択することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立少数と認めます。──御着席願います。よって、日程第七、請願第二号は不採択とすることに決定いたしました。
〔奥村議員着席〕
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第八から日程第十までを一括して上程いたします。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第八から日程第十までを一括して議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第八
議案第十一号 中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
日程第九
議案第十二号 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例
日程第十
議案第十三号 中央区教育委員会教育長の給与及び勤務に関する条例の一部を改正する条例
○議長(瓜生正高議員)
提案理由の説明を願います。
〔区長 山本泰人君登壇〕
○区長(山本泰人君)
ただいま一括上程されました各議案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。
これら三件の議案につきましては、いずれも本区特別職報酬等審議会答申を尊重いたしまして、議案第十一号、中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、区議会議員の報酬月額等を、議案第十二号、中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、区長及び副区長の給料月額等を、議案第十三号、中央区教育委員会教育長の給与及び勤務に関する条例の一部を改正する条例につきましては、教育長の給料月額を、それぞれ答申のとおり改定するものであります。
以上、よろしく御審議の上、御決定のほどお願いいたします。
○議長(瓜生正高議員)
本案については、委員会付託を省略いたします。
まず、議案第十一号について起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第八、議案第十一号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十二号について起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第九、議案第十二号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十三号について起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第十、議案第十三号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第十一を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第十一
○議長(瓜生正高議員)
提案理由の説明を願います。
〔区長 山本泰人君登壇〕
○区長(山本泰人君)
ただいま上程されました議案第四十五号につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。
本区教育委員会委員であります伊東佳子さんが、三月三十一日をもって任期満了となりますので、その後任委員として、人格が高潔で、かつ教育行政に関し識見を有しております伊東佳子さんを引き続き任命いたしたく、本案を提出した次第であります。
よろしく御同意のほどお願いいたします。
○議長(瓜生正高議員)
本案は、委員会付託を省略し、直ちにお諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第十一、議案第四十五号は原案に同意することと決しました。
○議長(瓜生正高議員)
ここで、ただいま本区教育委員会委員の同意を得られました伊東佳子さんより挨拶があります。
〔教育委員会委員 伊東佳子さん、議会局職員に導かれて議場に入る〕
〔教育委員会委員 伊東佳子さん登壇〕
○教育委員会委員(伊東佳子さん) ただいま御紹介いただきました伊東佳子でございます。
貴重なお時間をお借りいたしまして、一言御挨拶申し上げます。
本日は、私を中央区教育委員会委員として再度任命の同意をいただけましたこと、誠に光栄に存じます。深く御礼申し上げます。
これまで四年間の経験を生かして、今後も中央区の教育行政推進のため、微力ながら全力をもって尽くしてまいる所存でございます。皆様におかれましては、今後とも御指導、御鞭撻を賜りたく存じます。
簡単ではございますが、これをもちまして私の挨拶とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。(拍手)
〔教育委員会委員 伊東佳子さん、議会局職員に導かれて退場〕
○議長(瓜生正高議員)
挨拶を終わります。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第十二を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第十二
人権擁護委員の候補者の推薦について
○議長(瓜生正高議員)
お諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第十二は、同意することと決しました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第十三、「議会閉会中の継続審査」について。
ここで、ただいま各種委員会委員長より、各委員会に付託を受けております事件及び請願について、議会閉会中の継続審査の申出がなされておりますので、その一覧表をお手元に配付いたします。
〔議会局職員「各種委員会継続審査申出事件一覧表」を配付〕
○議長(瓜生正高議員)
お諮りいたします。本件の申出をそれぞれ承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、本件の申出をそれぞれ承認することに決しました。
○二十三番(押田まり子議員)
議事進行について動議を提出いたします。
今期定例会に提出されました案件は、全て終了したことと存じますので、これをもって閉会されるようお諮り願います。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。
お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、会議を閉じます。
○議長(瓜生正高議員)
ここで山本区長より挨拶があります。
〔区長 山本泰人君登壇〕
○区長(山本泰人君)
区議会終了に当たり、一言御挨拶申し上げます。
去る二月二十七日から本日に至る今期定例会に御提案申し上げました案件につきましては、いずれも原案どおり御決定あるいは御同意をいただき、誠にありがとうございます。
この間、令和六年度本区各会計予算につきましては、予算特別委員会を設置し、その審査を付託され、令和五年度各会計補正予算のほか、条例等の案件につきましては、各所管の常任委員会にその審査を付託され、極めて御熱心なる審査をいただいた上、いずれも原案どおり可決を賜り、厚く御礼申し上げます。
本会議及び各委員会においていただきました貴重な御意見等につきましては、今後の区政運営に可能な限りこれを反映させ、より一層区民福祉の向上のために全力を傾ける所存でございます。
今後とも、議員各位の御指導、御協力をお願いいたしまして、御挨拶といたします。
誠にありがとうございました。
○議長(瓜生正高議員)
挨拶を終わります。
○議長(瓜生正高議員)
さらに、ここで、本年三月三十一日をもって退職されます建築課長芳賀誠さんに対し、長年にわたり本区行政に尽力されました功績に報いるため、ここに議会の名をもって感謝状及び記念品の贈呈を行います。
〔芳賀 誠君、議会局職員に導かれて議場に入る〕
〔瓜生議長退席、演壇に登り、感謝状を朗読〕
感 謝 状
芳 賀 誠 様
あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します
令和六年三月二十八日
中 央 区 議 会
〔瓜生議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕
〔拍手起こる〕
○議長(瓜生正高議員)
ここで、ただいま感謝状を受けられました芳賀誠さんより挨拶があります。
〔建築課長 芳賀 誠君登壇〕
○建築課長(芳賀 誠君)
貴重なお時間を拝借いたしまして、一言お礼の御挨拶をさせていただきます。
ただいま退職に当たりまして、中央区議会から御丁重なる感謝状と記念品を頂き、誠にありがとうございます。心よりお礼を申し上げます。
昭和五十七年四月に中央区に奉職して以来、四十二年間にわたり、たくさんの区民の方々や関係機関の皆様と接することで、様々な貴重な経験を積ませていただきました。私は建築職ですので、長らく建築確認や耐震改修、まちづくりなどに携わり、微力ではありますが、災害に強く安全・安心なまちづくりの推進に尽くしてまいりました。いよいよこの三十一日に退職の日を迎えることになりますけれども、皆様のお顔が浮かんできて、万感の思いでございます。
振り返りますと、これまでの間、区議会の皆様には、公務はもちろんのこと、サークル活動など、仕事を離れた場面におきましても温かく見守っていただきながら、御指導、御鞭撻をいただきましたことは、心より感謝いたします。
令和二年一月から三年にも及んだ新型コロナウイルス感染症が五類へと移行し、これから平穏な日常を迎えられることができるかなと思っていた矢先、今年の一月一日に能登半島地震が起こり、被災地の方々をはじめ、本区におきましても気の抜けない毎日となってございますが、様々な苦労を体験し、それを乗り越えてきた本区でありますので、人々の笑顔の満ちあふれた憩いのまちとなることと信じております。
結びとなりますが、我がまち中央区が新たなステージと歩みを着実に進めるとともに、中央区議会のますますの御発展と皆様の御健勝と御多幸並びに御活躍をお祈りいたしまして、甚だ簡単ではございますが、お礼の挨拶とさせていただきます。
長い間、本当にありがとうございました。(拍手)
〔芳賀 誠君、議会局職員に導かれて退場〕
○議長(瓜生正高議員)
挨拶を終わります。
○議長(瓜生正高議員)
これをもって、令和六年第一回中央区議会定例会を閉会いたします。
午後三時五十四分 閉会
署名議員
議長 瓜生 正高
議員 竹内 幸美
議員 渡部 恵子
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559