令和7年第一回定例会会議録(第6日 3月28日)
1.会期
三十二日(第六日)
三月二十八日(金曜日)
2.開議並びに閉会
午後二時開議
午後三時五十分閉会
3.出席議員
(三十名)
一番 ほづみ ゆうき議員
二番 アルール うた子議員
三番 上田 かずき議員
四番 黒原 裕司議員
五番 川畑 善智議員
六番 白須 夏議員
七番 高橋 元気議員
八番 永井 佳代議員
九番 小坂 和輝議員
十番 青木 かの議員
十一番 高橋 まきこ議員
十二番 田中 耕太郎議員
十三番 かみや 俊宏議員
十四番 太田 太議員
十五番 竹内 幸美議員
十六番 渡部 恵子議員
十七番 山本 理恵議員
十八番 梶谷 優香議員
十九番 小栗 智恵子議員
二十番 奥村 暁子議員
二十一番 瓜生 正高議員
二十二番 塚田 秀伸議員
二十三番 木村 克一議員
二十四番 海老原 崇智議員
二十五番 礒野 忠議員
二十六番 原田 賢一議員
二十七番 押田 まり子議員
二十八番 堀田 弥生議員
二十九番 墨谷 浩一議員
三十番 田中 広一議員
4.出席説明員
区長 山本 泰人君
副区長 田中 智彦君
副区長 吉田 不曇君
教育長 平林 治樹君
企画部長 生島 憲君
総務部長 黒川 眞君
防災危機管理室長 春貴 一人君
区民部長 濱田 徹君
福祉保健部長 大久保 稔君
高齢者施策推進室長 田部井 久君
保健所長 渡瀬 博俊君
環境土木部長 三留 一浩君
都市整備部長 早川 秀樹君
都市活性プロジェクト推進室長 溝口 薫君
会計管理者 山﨑 健順君
教育委員会事務局次長 北澤 千恵子君
監査事務局長 林 秀哉君
企画部参事(政策企画課長事務取扱) 石戸 秀明君
財政課長 野末 託範君
総務課長 小林 寛久君
5.議会局出席職員
議会局長 伊藤 孝志君
庶務係長 長塚 由希江君
議事係長 小倉 正信君
調査係長 佐藤 康之君
書記 後藤 絵里子君
6.議事日程
日程第一
- 諸般の報告
日程第二
- 請願第七号
- 選択的夫婦別姓制度をただちに導入するための国会審議を求める意見書の提出についての請願
- 請願第八号
- 日本橋室町一丁目地区市街地再開発事業に係る区道廃道に関する請願
日程第三
- 議案第一号
- 令和七年度中央区一般会計予算
- 議案第二号
- 令和七年度中央区国民健康保険事業会計予算
- 議案第三号
- 令和七年度中央区介護保険事業会計予算
- 議案第四号
- 令和七年度中央区後期高齢者医療会計予算
(三月五日 予算特別委員会付託に続いて)
日程第四
- 議案第八号
- 中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第九号
- 中央区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第十一号
- 中央区議会等の求めにより出頭した者等の費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第十三号
- 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第十五号
- 中央区職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第十六号
- 中央区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第十七号
- 中央区密集街区環境改善まちづくり基金条例
- 議案第二十六号
- 中央区立泰明小学校及び中央区立泰明幼稚園内部改修工事(建築工事)請負契約
- 議案第二十八号
- 中央区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
(二月二十八日 企画総務委員会付託に続いて)
日程第五
- 議案第二十四号
- 中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第二十五号
- 中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第三十号
- 中央区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
(二月二十八日 区民文教委員会付託に続いて)
日程第六
- 議案第十九号
- 中央区指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第二十号
- 中央区地域包括支援センターの職員及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第二十九号
- 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例
(二月二十八日 福祉保健委員会付託に続いて)
日程第七
- 議案第十八号
- 中央区事務手数料条例の一部を改正する条例
- 議案第二十一号
- 中央区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例
- 議案第二十二号
- 中央区立公園条例の一部を改正する条例
- 議案第二十三号
- 中央区立公園における移動等円滑化の基準に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第二十七号
- 特別区道の路線の認定及び変更について
(二月二十八日 環境建設委員会付託に続いて)
日程第八
- 議案第十号
- 中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
日程第九
- 議案第十二号
- 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例
日程第十
- 議案第十四号
- 中央区教育委員会教育長の給与及び勤務に関する条例の一部を改正する条例
日程第十一
- 議案第三十一号
- 中央区監査委員の選任同意について
日程第十二
- 人権擁護委員の候補者の推薦について
日程第十三
- 議員提出議案第一号
- 中央区議会の個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
日程第十四
- 議会閉会中の継続審査
午後二時 開議
○議長(瓜生正高議員)
ただいまより本日の会議を開きます。
○議長(瓜生正高議員)
これより本日の日程に入ります。
日程第一、「諸般の報告」を行います。
〔伊藤議会局長朗読〕
十二、委員会報告書(企画総務委員会)
十三、委員会報告書(区民文教委員会)
十四、委員会報告書(福祉保健委員会)
十五、委員会報告書(環境建設委員会)
十六、委員会報告書(予算特別委員会)
十七、「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(照会)
十八、「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)
十九、議案の送付について
二十、議案の提出について
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
ここで、ただいま報告のありましたとおり、区長より議案一件が送付され、さらに、議員提出議案一件が提出されましたので、本日の日程に掲載いたしました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第二を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第二
請願第七号 選択的夫婦別姓制度をただちに導入するための国会審議を求める意見書の提出についての請願
請願第八号 日本橋室町一丁目地区市街地再開発事業に係る区道廃道に関する請願
○二十三番(木村克一議員)
議事進行について、動議を提出いたします。
ただいま上程されました請願については、それぞれ内容の朗読を省略し、請願第七号については企画総務委員会に、請願第八号については環境建設委員会に、それぞれ付託されるようお諮り願います。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。
お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、ただいまの動議のごとく決します。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第三を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
(三月五日 予算特別委員会付託に続いて)
○議長(瓜生正高議員)
本案について、予算特別委員会の報告を押田委員長より願います。
〔二十七番 押田まり子議員登壇〕
○二十七番(押田まり子議員)
ただいまより、予算特別委員会に付託を受けました議案第一号「令和七年度中央区一般会計予算」、議案第二号「令和七年度中央区国民健康保険事業会計予算」、議案第三号「令和七年度中央区介護保険事業会計予算」、議案第四号「令和七年度中央区後期高齢者医療会計予算」の以上四議案について、その審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。
本特別委員会は、去る三月五日の本会議において、委員十六名をもって設置され、本四議案の付託を受けたものであります。
本会議散会後、議長招集による初の委員会が開会され、私が委員長に、副委員長には木村克一委員が選任され、即日就任し、ここに本委員会の構成が行われました。
続いて、三月七日に委員会を開会し、議長並びに区長挨拶の後、理事者より、各会計全般にわたり総括説明を受け、その後、一般会計「歳入」から説明を求めて質疑を進めることと決し、審査を開始いたしました。
令和七年度の本区各会計歳入歳出当初予算の総額は、それぞれ一千九百十億六千六百三十七万一千円であり、一般会計では、一千六百二十七億一千九百八十一万二千円で、前年度当初予算と比較して二百九十一億九千七百九十万八千円、率にして二一・九%の増、国民健康保険事業会計では、百四十四億四千九百二十八万三千円で、前年度当初予算と比較して二百四十九万八千円、率にして○・○二%の増、介護保険事業会計では、百億七千八百十九万七千円で、前年度当初予算と比較して三億三千二百六十二万六千円、率にして三・四%の増、後期高齢者医療会計では、三十八億一千九百七万九千円で、前年度当初予算と比較して一千七百万円、率にして○・四%の増となっております。
本委員会は、令和七年度における本区行政運営の大綱をなし、その方針を決定する本予算案に対し、現下の社会経済情勢を踏まえつつ、区民の信託に応えるため、去る三月五日の本会議での付託以来、本日まで、延べ十三日間にわたり、慎重な審査を行ってまいりました。
すなわち、三月七日には、まず、一般会計「歳入」より質疑を開始し、これを終了し、同日、「歳出」第一款「議会費」の質疑に入り、これを終了し、十日に第二款「企画費」及び第三款「総務費」を一括して質疑に入り、十一日にこれを終了し、同日、第四款「区民費」の質疑に入り、十二日にこれを終了し、同日、第五款「福祉保健費」の質疑に入り、十三日にこれを終了し、同日、第六款「環境土木費」の質疑に入り、十四日にこれを終了し、同日、第七款「都市整備費」の質疑に入り、十七日にこれを終了し、同日、第八款「教育費」の質疑に入り、十九日にこれを終了し、同日、第九款「公債費」、第十款「諸支出金」、第十一款「予備費」、以上三款を一括して質疑に入り、これを終了し、さらに同日、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計及び後期高齢者医療会計予算の歳入歳出を一括して質疑に入り、二十一日にこれを終了し、同日、総括質疑に入り、二十六日にこれを終了しました。
二十一日には、日本共産党委員一名より、十九日付で提出された議案第一号、令和七年度中央区一般会計予算に対する修正の動議について、審査方法を決定し、二十六日に提案者より修正案の説明を受けました。
修正案は、一般会計予算案の歳入歳出をそれぞれ一億九千七百二十一万六千円増額し、予算総額を一千六百二十九億一千七百二万八千円に修正するものであります。
続いて、同修正案の審査終了後、起立により採決いたしましたところ、起立少数をもって否決されました。
以上のとおり、令和七年度本区各会計予算の審査が終了したことに伴い、二十六日に本四議案に対する各会派の態度表明を受けたものであります。
まず、中央区議会自由民主党議員団委員よりは、次のような態度表明がなされました。
中央区議会自由民主党議員団の態度表明を行います。
一般会計予算一千六百二十七億一千九百八十一万二千円は、前年度当初予算の二一・九%増で、学校間ネットワークや市街地再開発事業助成、学校改修、子ども・子育て支援給付等により、過去最大規模となるものでした。
物価高騰対策は、様々な対策を予算案に反映されていることを高く評価する一方で、現在も米の値段が過去最高となり、予断を許さない状況を憂慮しております。引き続き支援をお願いします。
HARUMI FLAGでは、外国人による組織的な違法民泊が問題となっています。地域の安全・安心のため、早急な対応を求めます。
築地市場跡地の開発については、残された時間が少ないことで、今後は早急に足並みをそろえ、積極的な協力を東京都、事業予定者に求め、継続的に地元とも協議の場の構築が必要です。
こども家庭センターの設置に伴い、子育て家庭に対する切れ目のない対応に期待をいたします。
防犯対策として、防犯カメラの見直しや増設が必須と考えます。新たなマンション建設等で死角や環境の変化を踏まえた対策は、早急な対応を求めます。
水辺空間を生かした環境整備では、護岸や橋梁を含めた全体の景観や空間の整備も必要と考えます。また、憩いの場のさらなる活用として、夜間照明の工夫や、水辺での趣味を楽しむ上で、ルールやマナーの啓発を強化し、充実を図ることが肝要と考えます。
これまで同様、日本橋中学校の建て替えで、部活動などに支障がないよう格段の御配慮をお願いします。
新たな時代に向け、急激な人口増加傾向にある本区のまちは、国際社会として既に多文化共生社会が始まったと感じます。混乱のない、調和の取れた社会構築に向けて、なお一層の御尽力を賜りますようお願いいたします。
以上を申し上げ、中央区議会自由民主党議員団は、本年度予算特別委員会に付託を受けました令和七年度各会計歳入歳出予算案に賛成をいたします。
次に、かがやき中央委員よりは、次のような態度表明がなされました。
令和七年度の各会計予算に対し、会派かがやき中央としての態度を表明いたします。
新年度の予算は、区制八十周年に向け、江戸時代から続く本区の歴史への誇りをベースに、灰じんに帰しても乗り越えながら脈々と受け継がれてきた中央区の姿を、未来に向けて大切に守り、発信していくことが使命であるとの区長の熱い思いが具体化された予算であると受け止めています。
「中央区の魅力を発掘・発信! ―愛着をもって住み続けられるまちを目指して― 」をテーマに予算編成が行われ、一般会計予算は一千六百二十七億一千九百八十一万二千円と、過去最大規模となりました。区財政の根幹をなす特別区税・特別区交付金の構成比率は三九・六%となり、前年度の四二・○%から減少しましたが、子供・子育て関連の国庫・都負担金、市街地再開発事業助成に伴う国庫補助金が増額され、区民がその効果を一定程度実感できる予算編成になっていると考えます。
会派かがやき中央は、令和六年九月に令和七年度予算要望書を提出し、行政各分野にわたり計百六十四項目の政策を要望いたしました。また、本予算委員会においては、十一日間にわたり全ての款を詳細に会派で審査をいたしました。昨年度の決算実績や行政評価の内容も踏まえつつ、およそ十時間にわたり、区民の皆様の御意見を基に質疑を行い、提案をいたしました。会派かがやき中央の多くの予算要望が予算に盛り込まれたことを評価しております。
新規事業三十五件、充実事業四十件、継続事業三十二件といった重要政策については、区の現状と今後の方向性を確認しながら、幾つかの提案を行いました。内容は多岐にわたることから、強く要望する点について改めて振り返ります。
まず、ゼロカーボンシティ中央区宣言に基づき、環境推進費の活用強化を求めました。特に、リユース・リサイクル・ゼロカーボン機運醸成事業のさらなる拡充を要望し、地球温暖化対策を実践することで、未来を担う子供たちのための環境保全を訴えました。
防災面では、個別避難計画の作成と推進、防災拠点での医療救護所の充実、総合防災システムを用いた防災拠点と本部の連携強化を求めました。
また、旧晴海鉄道橋と晴海周辺の水辺テラスの連続性確保、運河活用に向けた開かれた協議会の運営を提案しました。
さらに、築地市場跡地再開発や日本橋首都高地下化など都市基盤整備や再開発が続く中で、区民への説明責任を果たしながら、まちづくりを進めることを求めました。また、管理不全が懸念されるマンションの増加を受け、マンション管理適正化推進計画に基づき、適正管理の推進を提案いたしました。
加えて、本庁舎の改修計画がない現状を踏まえ、区民や職員にとって使いやすく、働きやすい環境を整備するためにフロアプランの見直しを提案いたしました。
人口増加が続く中で、学校新設を含む良好な教育環境の維持が求められています。そのため、泰明小・京橋築地小へのスクールバス運行、自動採点や共同編集など校務DXを活用した教員の働き方改革を推進、また、幼稚園・保育園における発達課題の早期発見・早期対応、育ちのサポートカルテを活用した小学校へのスムーズな引継ぎの実施などについても質疑・提案を行いました。
財政面では、法人住民税の一部国有化や、ふるさと納税による税収流出が令和七年度は四十二億円に上る見込みです。そのため、歳入の確保に向け、国・都の補助金制度を積極的に活用し、一般財源を有効に捻出・温存できるよう求めました。あわせて、金利上昇を考慮した財政運営の方針を要望し、財政調整金や税負担と受益との公平性について、引き続き政府や都に訴えるべきであると主張いたしました。
将来を見据えた持続可能な行政・財政運営のためには、正確な人口動向を見極めながらのまちづくりがますます重要となります。本区が日本の首都・東京の未来を見据え、長期的な予算編成を行うことが求められます。そのため、毎年の予算編成において、少しずつ長期的な視点を組み込んでいく取組を進めるよう求めていきたいと考えます。
引き続き、多くの区民の皆様の声を反映し、様々な提案・要望を行いながら、令和七年度以降の区の施策に生かしていただけるよう、改めて要望いたします。
以上を踏まえ、会派かがやき中央は、令和七年度各会計歳入歳出予算案に賛成いたします。
次に、中央区議会立憲民主党・無所属委員よりは、次のような態度表明がなされました。
令和七年度中央各会計予算案に対する会派中央区議会立憲民主党・無所属の態度表明を行います。
今回の令和七年度の当初予算案では、「中央区の魅力を発掘・発信! ―愛着をもって住み続けられるまちを目指して― 」と題し、長期化する物価高騰の中で区民の暮らしを守るとともに、中央区基本計画二○二三に掲げる取組を加速化させていくため、魅力の発掘・発信とにぎわいの向上・創出、災害に強く安全・安心なまちづくり、子どもの健やかな成長と豊かな学びあふれるまちづくり、脱炭素社会の実現を目指す取組、物価高騰などを踏まえた補助制度の見直しの五つを重点分野として位置づけ、各施策の強化を図った予算編成であり、コロナ禍を経た今、長期化する物価高騰の中で、依然として厳しい暮らしを支えることを目的としております。特に、晴海地区における人口増加を背景に、新たな住民が夢と希望を持って移り住んでいることを踏まえて編成されたものと理解をしております。
予算審査においては、令和七年度予算案における主な新規・充実事業を中心に、昨年度予算から増減のある事業について確認をしながら、現状をはじめ、課題や今後について確認をするとともに、区民の方から伺った御意見や要望を踏まえて質問をさせていただきました。
本予算案は、過去に回帰するものではなく、未来に向かって進むことがテーマであり、本区の役割として、公共施設の整備や区民の交流、地域コミュニティの充実、物価高騰による生活環境の厳しさの中でも、新住民を受け入れるための受皿を整えることがますます重要となっています。また、人と人のつながりが最も大切であり、どのようにして昔から住み続けている区民と新しい区民が自然に手を取り合い、助け合って調和したまちを形成できるかを考えることが求められています。
区民の皆様がこのまちに愛着を持ち続け、ずっと住み続けていただけるような環境が整っていくことを期待し、来年度も引き続き、世界的な経済不安や国際情勢の不透明さの中で、新たな住民の流入や大規模再開発事業における国や東京都の動向など、不確定な要素に柔軟に対応し、過去から紡いできた人と人のつながりを大切にしながら、多くの区民の声を受け止め、区民と行政が一体となって新たなまちづくりを進めることを要望いたします。
最後に、本予算特別委員会において、私たち会派の質疑内で提案いたしました内容や要望について、子供たちから高齢者の方々まで、本区に暮らす全ての区民が笑顔で安全・安心な暮らしを送ることができるよう、少しでも区政に反映していただけることをお願い申し上げ、会派中央区議会立憲民主党・無所属は、令和七年度中央区各会計予算案に賛成いたします。
次に、中央区議会公明党委員よりは、次のような態度表明がなされました。
中央区議会公明党の態度表明を行います。
令和七年度当初予算案は、「中央区の魅力を発掘・発信! ―愛着をもって住み続けられるまちを目指して― 」をテーマに掲げ、長期化する物価高騰の中で区民の暮らしを守るとともに、中央区基本計画二○二三に掲げる取組を推進させるべく、五つの重点分野における各施策の強化を図られています。
この中には、我が会派が提出した政策要望及び一般質問や委員会等において質問で取り上げてまいりました施策を多く反映していただいており、評価いたします。引き続き、今後も物価高騰対策や生活支援策の充実に積極的に取り組んでいただきますよう強く要望いたします。
中央区では、昨年五月にまちびらきイベントが開催された晴海はもとより、他のエリアにおいても今後も人口増加が続き、令和九年度内に二十万都市となる見通しです。引き続き行政需要が拡大・多様化する中で、新たに移り住む方々を含め、全ての区民にとって、より一層暮らしやすいまちづくりが求められています。
一般会計の財政規模は、前年度当初予算より二百九十一億九千七百九十万八千円、二一・九%の増となり、当初予算として過去最大規模となりました。
歳入の根幹をなす特別区民税及び特別区交付金は、いずれも増が見込まれておりますが、長引く物価高騰などによる影響が依然不透明であり、本区も引き続き、持続可能な財政基盤を堅持するための財政運営をお願いします。
各款の質疑では、物価高騰など、区内を取り巻く環境の変化を踏まえながら進めてきました。歳入では、健全な財政運営と歳入の確保、歳出では、新規・充実事業を中心に、シティプロモーションの推進、地域防災力の強化、伝統工芸品産業の支援、平和事業の推進、障害者各施策、がん患者ウィッグ・胸部補整具購入費補助、民間学童クラブの誘致、養育費確保支援、築地川アメニティ整備構想など水とみどりあふれる豊かなまちづくり、安全な自転車施策の推進、高齢者などへの居住支援強化、住宅の耐震化の促進、築地市場跡地開発など今後のまちづくり、幼児教育におけるすくわくプログラム、児童との信頼関係構築のための教員サポート、また、特別会計では認知症対策について取り上げ、併せて日頃区民の方からお寄せいただいているお声をお届けしました。
総括質疑では、区内共通買物・食事券など今後の物価高騰対策、安心して相談できるような機能を備えた今後の公共施設整備の検討、戸建て向け防犯カメラなどの防犯・防災対策、特認校のプレディなどの安全な子供の放課後の居場所対策、臨海部の交通環境の整備、産後ケアなど子育て世帯への支援策、小児用インフルエンザワクチン任意接種助成や帯状疱疹ワクチン任意予防接種一部助成と定期予防接種、高齢者福祉の充実、橋梁の魅力の発信と公園整備の充実、学校図書館・区立図書館の充実による子ども読書活動の推進、中央区教育基本計画二○二五などを踏まえた今後の教育の方向性について議論を深めさせていただきました。
さらに、これまで一般質問や各委員会で質疑を重ね、予算案に計上された補聴器の購入費助成の拡大やもの忘れ予防検診事業、ふくしの総合相談窓口の拡充、幼稚園預かり保育実施時間の延長などは、区民生活に直結する事業ですので、円滑な実施をお願いいたします。
全国的には人口減少が進む中、中央区は今後も人口増が見込まれている地域です。ただ、転入と同じくらい転出する人も多く、人口の流動が激しい本区にあって、区制八十周年に向けた区民の愛着心醸成の取組は、難しい面もある一方、大きな意義があると期待します。区民の皆様が安全で安心して住み続けられるまちとなるよう、各施策の取組を要望いたします。
以上申し上げまして、中央区議会公明党は、令和七年度中央区各会計歳入歳出予算案に賛成し、態度表明といたします。
次に、中央区民クラブ委員よりは、次のような態度表明がなされました。
令和七年度、予算特別委員会に付託された中央区各会計予算案につき、中央区民クラブの態度表明を行います。
本予算案は、「中央区の魅力を発掘・発信! ―愛着をもって住み続けられるまちを目指して― 」と題し、新規三十五事業、充実四十事業、継続三十二事業、計百七事業について、一般会計一千六百二十七億一千九百八十一万二千円及び国民健康保険事業会計、介護保険事業会計、後期高齢者医療会計を合わせ、総額一千九百十億六千六百三十七万一千円が予算化されました。
初めに、歳入についてです。
一般財源の根幹をなす特別区民税は、納税義務者数の増加とともに、一人当たりの納税額の増加も見られ、人口増加に相関しながら堅調な伸びを見せている一方、ふるさと納税応援寄附金制度による税の流出は過去最高の約四十二億五千万円を見込み、納税義務者数で換算すると、一万二千六百七十四人分の納税額が一般財源から流出する見込みであるという報告がございました。
本区の人口増加に伴う行政需要は一層増す中で、これだけ大きな税収が得られない実態が今後も継続するおそれが高いことから、現地消費型ふるさと納税制度を活用し、本区の観光資源のPRと併せる中で、区として真剣に貴重な財源を確保していく取組を考える時期に来ているとお伝えいたしました。さらに、特別区全体において税収を上げていく構えも必要であり、特別区が生み出す税収が国を支えている現状についての考え方を伺いました。
今後、二十一万人都市へと人口増加が進む中で求められる行政需要とともに、本区を取り巻く社会情勢の変化に対応し得る持続可能かつ健全な財政基盤を堅持されるよう求めます。
次に、歳出についてです。
本予算案に提案された重点分野一、魅力の発掘・発信とにぎわいの向上・創出では、区制八十年に向けたシティプロモーションの推進に向けて、区も魅力の発掘・発信について、アクセシブル・ツーリズム、サステナブル・ツーリズムの先進事例を基に、区のお考えを伺いました。また、英国や軽井沢市が取り組むブループラークにより、中央区が誇る名所と由緒を示していく方向性について伺いました。
経済対策においては、インバウンドへの対応として、まちの美化対策支援事業について質問いたしました。
重点分野二、災害に強く安全・安心なまちづくりにおいては、自助・共助・公助の取組について、区長所信表明の思いを基に、地域防災力の一層の強化と防災意識のさらなる向上を目的に設計された各事業に対し、質問いたしました。
重点分野三、子どもの健やかな成長と豊かな学びあふれるまちづくりにおいては、子育て環境の整備に向けた取組として、充実事業であるパパママ教室の定員拡大について質問し、教育費の整備においては、新規事業としてすくわくプログラムにおいて、今後取り組む園児の非認知能力の向上について質問し、さらに、学習指導要領改訂を二○三○年に行う中で、インクルーシブ教育についての教育委員会のお考えについて伺いました。
重点分野四、脱炭素社会の実現を目指す取組においては、区長のゼロカーボンシティ中央区宣言に向けた環境にやさしいまちづくりとして、中央エコアクトにおける取組特典の充実、フードドライブ、食べきり協力店について質問いたしました。また、本区が桜川公園において初めてPark-PFIを導入する公園の魅力向上に向けた官民連携事業、桜川公園の設計事務について来年度の取組について伺い、災害時に活躍する公衆便所の整備状況について質問いたしました。また、まちの魅力となる街路環境シンボルロードの整備について伺いました。
予算案は、区民に数字で示す区の事務事業の設計書であります。
環境、都市づくり、コミュニティ、経済・文化において設計された事業とともに、人と水と緑をつなぐリーディングプロジェクトとして設計された本予算案では、新規事業のほかに、どのような形で事業を継続し、充実していくのか、発展的な事業の執行に向けての人材や区の資源、財源をどのように有効に使うのかという視点を基に、限られた時間の中で質問いたしました。
令和七年度に取り組む百七事業について、適正な予算配分を行った区民福祉に資する事務事業であると判断し、その執行に期待しております。
教育においては、豊かな心、正義感、公平性、他者への思いやり、自然への感謝と畏敬といった、どの時代も変わらない不易とともに、時代が求める流行の視点で、子供たちの教育を託したいと思います。
中央区民クラブは、本予算特別委員会に付託された令和七年度中央区各会計歳入歳出予算案に賛成し、態度表明といたします。
次に、日本共産党中央区議会議員団委員よりは、次のような態度表明がなされました。
令和七年度中央区各会計予算に対する日本共産党中央区議会議員団の態度表明を行います。
物価高騰が続き、国民は苦境に追い込まれています。ところが、二五年度政府予算案は、社会保障関係費、文教費、中小企業対策費など、暮らしの予算はどれも、物価上昇に追いつかない実質マイナスの予算案です。食料安定供給費は、米の価格も高騰して対策が求められているにもかかわらず、実額でもマイナスです。その中で、防衛関係費だけは前年度比九・五%増という異常な突出となっています。
東京都の予算案は、都税収入が五千四百億円以上増えて史上最高で、予算総額も過去最高を更新し、十七兆八千億円を超えましたが、財界ファーストで暮らしに冷たい姿勢が色濃く現れています。予算案の物価高騰対策は微増にとどまり、総額の僅か○・九%です。その一方で、財界の目先の利益のための都内各地で行われる再開発や、外環道・特定整備路線など大型道路建設に巨額の予算が計上されています。
中央区に求められるのは、こうした国や都の悪政から区民生活を守る防波堤の役割をしっかり果たし、公助の力を最大限発揮することです。
中央区の新年度予算は、「中央区の魅力を発掘・発信! ―愛着をもって住み続けられるまちを目指して― 」をテーマとして掲げ、一般会計予算一千六百二十七億円で、前年度比二二%増、当初予算として過去最大規模となっています。市街地再開発事業助成五十六億円増で、十件の事業に二百九十七億円が投入されます。
日本共産党中央区議会議員団は、区議団に寄せられた切実な要求や政策的な要望を集約し、九百五十六項目の二○二五年度中央区予算編成に関する重点要望書を区長に提出し、積極的に予算化するよう求めました。
本予算特別委員会の質疑では、問題点を指摘するとともに、具体的な提案を行いました。
さらに、区民の生活を守る施策を予算化するという基本に立って、私立・区立の保育所のゼロ歳から二歳児の保育料無償化や生活保護世帯への歳末見舞金・夏期見舞金の復活、情報公開手数料の廃止、教科活動や各種行事、修学旅行などの教材費の無償化のための費用などを計上し、その財源として、道路占用料の適正化を図るため、区の引上げ予定額をさらに上乗せする歳入増などにより、一般会計を一億九千七百二十一万六千円増額する予算修正案を提出しましたが、残念ながら、我が党の修正案は否決されました。
区長提案の予算案には、私たちが長年要望してきた高齢者補聴器補助の拡大や、出産祝品の増額、区内共通買物・食事券の拡充や、ゼロカーボンシティ中央区宣言に向けた福島県大熊町との脱炭素を軸にした連携による再生エネルギーの調達など、評価できる施策もありますが、抜本的な見直しが求められる多くの課題があると考えます。
日本共産党中央区議会議員団は、総合的に検討した結果、議案第一号、中央区一般会計予算、議案第二号、中央区国民健康保険事業会計予算、議案第三号、中央区介護保険事業会計予算、議案第四号、中央区後期高齢者医療会計予算に反対します。
以下、具体的な課題について述べます。
まず、一般会計についてです。
第一に、予算のテーマは住み続けられるまちを目指してとなっていますが、安心して住み続けられるよう、住まいは人権の立場に立った住宅政策の転換が必要です。都営住宅、区営住宅など公営住宅の拡充や借り上げ住宅、セーフティネット住宅の拡大、コミュニティファンドを活用した居住継続事業の拡大や家賃補助制度の実施など、中央区に住み続けられるようにするための住宅政策を求めます。
第二に、新年度から会計年度任用職員の更新回数の制限をなくすことは評価しますが、必要な職員を非常勤で任用するのではなく、地方公務員法の原則である任期の定めのない常勤職員を中心とする公務の運営に立ち戻るべきです。
第三に、男女共同参画を進めるため、区の職員の女性の管理職を増やすことが必要です。
第四に、二十三区中十四区が制定し、賃金の引上げにも効果のある公契約条例を早期に制定すべきです。
第五に、障害者グループホームの増設や福祉センターでの生活介護事業の拡充を求めます。また、ニーズに対応できるよう、在宅介護サービスも施設介護サービスも充実させていくべきです。
第六に、こども家庭センターを軸とした子育て支援の充実や、保育園、学童クラブの質と量の拡大を求めます。
第七に、特別支援教室のための教員拡充など環境整備を図り、障害のある子供が一般の教育制度から排除されず、参加を保障されるインクルーシブ教育を進めることを求めます。
第八に、中央区の魅力の発掘のためにも、築地市場跡地は浴恩園の保存、再生や広大な緑地、防災公園として整備すべきです。
第九に、環境に多大な負荷をかける大規模再開発事業による超高層オフィスビルやタワーマンション建設は見直すべきです。地価や不動産価格の上昇が困窮世帯の住まいを奪う役割を果たしていることも看過できません。
第十に、物価高騰対策として、区内共通買物券の発行の拡大や障害者のタクシー利用券の増額など、福祉施策での拡充も重要ですが、異常な物価高騰への対策としては不十分です。義務教育は無償の立場に立って、教材費などの無償化も実施するよう求めます。
第十一に、二十三区で中央区のみが徴収する情報公開手数料は、区民サービスの向上という観点から無料とすべきです。
次は、特別会計についてです。
国民健康保険や後期高齢者医療保険では、これまでの保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化しましたが、マイナ保険証の不具合や個人情報の漏えいリスクなどから、被保険者でマイナ保険証の登録は五割台にとどまっています。期限が切れる前に資格確認証を発行するとしていますが、混乱を避けるためにも、これまでの健康保険証を存続させるべきです。
国民健康保険料は、二○二五年度は保険料所得割率などの引下げ、賦課限度額の引上げが予定され、一人当たり保険料は前年比一千七百二十三円減の二十二万三千円となります。
特別区として、一般財源からの法定外繰入れを二○二六年度になくす計画を中止すること、繰入金をさらに投入するなどの努力を行い、国や都の補助を増やして保険料そのものを引き下げていくことを求めます。
介護保険では、地域包括支援センターの人員配置の基準が改正されますが、人員不足を解消していくためには、介護職の賃金、労働条件の抜本的な改善を図ることが必要です。
後期高齢者医療では、減らし続けてきた国庫負担を元に戻し、さらに増額もして、医療制度をしっかり支えることが求められます。
以上、各会計予算案に対する反対理由と主な課題について述べ、日本共産党中央区議会議員団の態度表明を終わります。
次に、中央区議会参政党委員よりは、次のような態度表明がなされました。
中央区議会参政党の令和七年度中央区各会計歳入歳出予算に対する態度表明をいたします。
令和七年度予算案のうち、一般会計予算の歳入歳出額は一千六百二十七億円、令和六年度予算との比較では二百九十二億円の増で、過去最大規模となっています。特に大きな歳出の増内容として、全体では本区職員の報酬・給料の増額、款別では、福祉保健費について、各種地域福祉事業の拡充により五十七・四億円の増、都市整備費について、築地の交通基盤整備、東京駅前地区歩行環境の検討事業等により五十九・九億円の増、教育費について、晴海西小学校第二校舎の整備や銀座中学校の改修、日本橋中学校の改築、授業に使用するタブレット端末の更新等で六十二・三億円の増となったことを確認いたしました。
本区は引き続き人口が増加、令和七年三月に入り十八万七千人を超えてきていますが、取り巻く環境は依然として厳しく、物価高騰や多くの業界での人材不足が続いています。その中で、区民福祉のさらなる充実を図ることでの区民の定着と、本区事業を変わりなく実行していくために事業者との関係構築も十分に行っていくことが、本区の継続した発展に資すると考え、質問を重ねてまいりました。
その点において、二歳児のバースデーサポート充実や学童クラブ定員の拡大、ふくしの総合相談窓口の拡充、中小企業支援としての事業承継資金創設や新型コロナウイルス感染症対策緊急特別資金の返済期間延長等の施策を打ち出したことを評価いたします。
首都直下型地震の備えも必要な中、防災の取組も、マンション防災対策の推進や備蓄管理体制の強化、総合防災システムの導入と一層の充実が図られます。防災は特に象徴的な内容と思いますが、表面的な費用額の観点だけではなくて、行政として、必要性の高い内容には十分にお金をかけていくことが重要です。その点で、防災においては、これまでにも取り組まれている区民の在宅避難環境の充実や周知について、一層の取組を要望いたします。
質問の中では、幾つか疑問も呈しました。新規事業の男性へのHPVワクチン任意予防接種については、かねてより優位性が確認できていないという御答弁があった中で、その研究に進展もなく、本事業に取り組むことには一定の疑問が残ります。この点は引き続き注視してまいります。環境分野では、チームカーボンゼロの運営の二期目について、子供たちの自発的な学びの取組を否定するものではございませんが、環境問題に対する子供たちの認識が偏らないよう、ぜひ御配慮をお願いいたします。本区における環境への取組は、都心区として自然の充実をつくりにくい環境だからこそ、区内緑化や水辺環境の整備に加え、他自治体との交流による自然体験の機会増などが特に有益と考えます。福島県大熊町との連携は、ぜひこうした観点で進めていただきますよう要望いたします。
今後、住民が増加する見込みの晴海の交通事情を鑑みれば、江戸バスの維持も地域の足として非常に重要です。運転手も人材不足が叫ばれる昨今、江戸バスが継続できない事態とならないよう、事業者との密な関係構築を重ねて要望いたします。
そして、再開発も進む中、築地市場跡地再開発に関しては、地域の意見を大事にしながら、東京都と再開発事業予定者とも、地元区としての要請事項が果たされない限りは計画を前には進めないという御答弁もいただきました。本区として、その他の再開発事業も含め、ぜひ魅力あるまちとなるよう御対応をお願いいたします。
最後に、区民の皆様にとって、さらなる生活環境の向上、本区の魅力・にぎわいを生む行政運営につながることを改めて要望いたしまして、中央区議会参政党は、令和七年度中央区各会計歳入歳出予算に賛成する態度表明といたします。
次に、中央区議会れいわ新選組委員よりは、次のような態度表明がなされました。
令和七年度予算案に対する中央区議会れいわ新選組の態度表明を行います。
三十年以上にも及ぶ経済停滞と物価高、そして目に見えるまでに拡大した国内の経済格差、強い者はさらに強く、こぼれていく人々はますます貧しく、一億総中流など、もう全て忘れ去られたかのような経済状況です。大企業の内部留保は六百六十兆円に達し、何と国家予算の六年分に達する金額です。個人でも直ちに一億円以上の資産を動かせる人が、日本では三百六十五万人。アメリカの六百五十万人に次いで世界第二位の人数であります。製造業を中心とした輸出大企業の多くは、消費税の還付を受け、円安もあり、業績を拡大しています。円安メリットを最大限享受しているのは、インバウンドの旅行者だけではありません。海外の投資家、富裕層は、日本の土地、企業、サービスなど、買えるものは何でも買うという状況です。今、私たちはそのような中にいます。
第一号議案、令和七年度一般会計予算は一千六百二十七億円。区民一人当たりで八十七万円、規模は十分ですが、配分が偏り過ぎています。投資的経費が四百九十六億円、三○・五%となり、相変わらず大きな割合を占めております。お隣の千代田区は九%です。私は、積極的な設備投資を否定するものでは全くありません。義務的経費の割合が低いことは、人件費や扶助費に対する考え方に問題があるのではないかと考えています。例えば、共通買物券の十八歳未満への購入制限。学齢期の子供たちへの直接給付を否定する考え方は、特に問題であると考えています。がん患者へのウィッグ助成や胸部補整具購入費助成、帯状疱疹ワクチン接種、ふくしの総合相談窓口の拡充、庁舎のLED化、無電柱化事業の推進、校内別室指導支援員の配置、エデュケーション・アシスタントの配置等、評価できる施策も多数ありますが、根拠が消失している日本橋中学校の建て替えなど、大きな問題を内包した予算案です。
中央区議会れいわ新選組としましては、第一号議案、一般会計は反対を表明します。
特別会計につきましては、議案第二号、令和七年度中央区国民健康保険事業会計予算につきまして、国保料が高過ぎるとの声を多く聞いております。当然、企業にお勤めの方に比べれば、二分の一の負担がないわけですから、そのままでは高くなるに決まっております。また、比較的低所得の方が加入している割合が高い国保であります。この解決には、制度の維持運営に国が関与を強めることでしか解決ができないと考えます。国民皆保険という世界に冠たる制度を維持するためにも、国の責任を明確化する改革が急務だと思います。全国市長会、令和六年六月十二日、国民健康保険制度等の改善強化に関する提言を見ますと、国に対し、こどもに係る均等割保険料、税を軽減する支援制度については、国において必要な財源を確保した上で、対象年齢や軽減割を拡大する等、制度を拡充することを求めています。こうした子供への均等割、すなわち子供がいるだけで人頭税のように定額が負担させられる、子育て罰のような仕組みは即刻解消するべきだと考えます。国がそうしないというのなら、最も市民に近い立場である区が独自で支援策を打ち出すべきではないでしょうか。赤字補塡と見られるので難しいというのであれば、国や都への要望を上げ続けるとともに、低所得者に負担をさせるのではなく、財政支出をして、市民生活を下支えする道を追求すべきではないかとの立場から、第二号議案に反対いたします。
第三号議案、令和七年度中央区介護保険事業会計予算につきましては、訪問介護事業者の倒産が広がっています。このままでは、介護難民や保険あってサービスなしとなりかねません。早急に訪問介護事業者に対する具体的な、実際的な支援策を立てるべきです。もはや国の制度改正を待っていられないところに来ております。国が動く前に、区として独自の支援策が求められています。国に対して、さらに強く訪問介護報酬の引上げを求めるべきと考えます。よって、第三号議案に反対いたします。
第四号議案、令和七年度中央区後期高齢者医療会計予算について、基本的に年金生活者である高齢者の置かれた状況や、物価高騰の現状に鑑みれば、保険料の引上げはまさに死活問題です。そもそも高齢者だけの医療保険制度という制度設計自体に、世代間の対立を助長するという問題を内包しているわけであります。本第四号議案に関しましても、反対を表明させていただきます。
以上、令和七年度予算に対する中央区議会れいわ新選組の態度表明といたします。
続いて、採決状況の御報告を申し上げます。
議案第一号、議案第二号、議案第三号及び議案第四号「令和七年度中央区各会計予算」について、それぞれ起立により採決いたしましたところ、起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
よって、本特別委員会の決定どおり、御賛成いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました四議案の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
まず、議案第一号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第三、議案第一号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第三、議案第二号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第三、議案第三号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第四号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第三、議案第四号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第四を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第四
議案第八号 中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例
議案第九号 中央区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
議案第十一号 中央区議会等の求めにより出頭した者等の費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
議案第十三号 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例
議案第十五号 中央区職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例
議案第十六号 中央区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
議案第二十六号 中央区立泰明小学校及び中央区立泰明幼稚園内部改修工事(建築工事)請負契約
議案第二十八号 中央区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
(二月二十八日 企画総務委員会付託に続いて)
○議長(瓜生正高議員)
本案について、企画総務委員会の報告を塚田委員長より願います。
〔二十二番 塚田秀伸議員登壇〕
○二十二番(塚田秀伸議員)
ただいまより、去る二月二十八日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。
本委員会は、三月四日に開会し、慎重な質疑を行い、付託された議案について、それぞれ採決をいたしましたところ、次のとおり決しました。
まず、議案第八号「中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、奥村委員から、次のような意見がありました。
議案第八号、中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例に反対します。
以下、その理由を述べます。
本議案は、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るためのデジタル社会形成基本法等の一部を改正する法律の施行に伴い、規定を整備するものです。
国は、公的基礎情報データベース、いわゆるベース・レジストリの整備改善計画を作成し、データを正確かつ最新の内容に保つ措置を講ずるなど、官民のデータ連携を容易にし、利活用を促進するとしており、今回の条例改正はその一環としてスマートフォンへのマイナンバーカードの搭載を可能とすることに伴うものです。
個人を特定する機微な情報を一体化することは、個人情報の漏えいと流用のリスクを高めます。これまでにも、条例改正により、外国人生活保護措置者への個人番号利用事務拡大や、重度心身障害者手当、難病患者福祉手当の支給、心身障害者医療費助成、子ども医療費助成、ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金支給など、マイナンバーによる特定個人情報の一元管理が進められ、対象となる事務が拡大されてきました。
そもそもマイナンバー制度は、プライバシー侵害のリスクが避けられないものであり、それゆえ制度発足以来、社会保障、税、災害対策の分野に限定して使用し、利用する事務、情報連携も法律で規定し、マイナンバーを含む個人情報の収集・保管は、本人同意があっても禁止してきましたが、二○二三年の法改正ではこれを大転換して、マイナンバー利用の限定を外して全ての行政分野において利用を推進し、法定事務に準ずる事務や条例で措置した自治体事務は、法定することなく利用できるようにし、マイナンバーの情報連携も法改正なしに拡大することを可能としました。
二○二四年には、マイナンバー制度の利用範囲を、個人の最高情報である戸籍にまで広げる布石として、オンライン上で行政手続をする際に利用できる戸籍電子証明の提供に際して、マイナポータルを使用して符号を取得する場合には、手数料を徴収しないという条例改正も行われました。
日本共産党中央区議会議員団は、行政手続の効率化が図られることや区民の利便性が高まること自体を否定するものではありませんが、マイナンバー制度への参加を柱にした制度設計が行われ、次々と利用拡大が図られることは問題だと考えます。
マイナンバー制度によって個人情報が集積されることは、区民にとっての利便性や行政事務の効率化以上に、徴税強化や社会保障給付抑制の目的に加え、民間事業者による個人情報が利活用されることや、個人情報流出などの不利益があります。法律が定めるプライバシー権侵害などの観点からも看過できない問題です。
今回の条例改正により、区民が日常的に持ち歩くスマートフォンへのマイナンバーカードの搭載を可能とすることは、こうした不利益を拡大するものです。
以上の理由により、日本共産党中央区議会議員団は、議案第八号に反対します。
奥村委員からの発言後、本議案について採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第九号「中央区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十一号「中央区議会等の求めにより出頭した者等の費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十三号「中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十五号「中央区職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十六号「中央区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十七号「中央区密集街区環境改善まちづくり基金条例」、議案第二十六号「中央区立泰明小学校及び中央区立泰明幼稚園内部改修工事(建築工事)請負契約」、議案第二十八号「中央区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
まず、議案第八号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第四、議案第八号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第九号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十一号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十三号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十五号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十六号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十七号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第二十六号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第二十八号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第五を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第五
議案第二十四号 中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
議案第二十五号 中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
議案第三十号 中央区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
(二月二十八日 区民文教委員会付託に続いて)
○議長(瓜生正高議員)
本案について、区民文教委員会の報告を田中委員長より願います。
〔三十番 田中広一議員登壇〕
○三十番(田中広一議員)
ただいまより、去る二月二十八日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。
本委員会は、三月四日に開会し、慎重な質疑を行いました。
付託された、議案第二十四号「中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十五号「中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例」、議案第三十号「中央区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
まず、議案第二十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第二十四号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第二十五号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第三十号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第六を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第六
議案第十九号 中央区指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例
議案第二十号 中央区地域包括支援センターの職員及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
(二月二十八日 福祉保健委員会付託に続いて)
○議長(瓜生正高議員)
本案について、福祉保健委員会の報告を原田委員長より願います。
〔二十六番 原田賢一議員登壇〕
○二十六番(原田賢一議員)
ただいまより、去る二月二十八日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。
本委員会は、三月六日に開会し、慎重な質疑を行い、付託された議案について、それぞれ採決をいたしましたところ、次のとおり決しました。
まず、議案第十九号「中央区指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第二十号「中央区地域包括支援センターの職員及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、小栗委員から、次のような意見がありました。
議案第二十号、中央区地域包括支援センターの職員及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例に反対します。
以下、その理由を述べます。
本議案は、介護保険法施行規則及び指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準の一部を改正する省令の施行に伴い、地域包括支援センターにおける職員配置を柔軟化できることとするための条例改正案です。
主な内容は、地域包括支援センターにおける職員配置基準を柔軟化するとして、現在の基準では、保健師、社会福祉士及び主任介護支援専門員は、担当する区域における高齢者数がおおむね三千人以上から六千人未満ごとに常勤の職員をそれぞれ一人配置するとしていますが、その基準を、一、三職種の員数について、高齢者数やセンターの運営の状況を勘案して、地域包括支援センター運営協議会が必要と認める場合は、非常勤職員を常勤換算して常勤不在でも可能とする。
二、センターの効果的な運営に資すると運営協議会が認める場合には、複数の圏域の高齢者数に応じて三職種を配置することで各センターでの配置基準を満たすものとみなして、各センターの常勤の職員数の基準は、三職種のうち二職種で可とするとしています。
現在、介護現場での人員不足は深刻ですが、だからといって、人員配置の基準を引き下げるのでは本末転倒です。介護の深刻な人材不足を打開するには、介護職の賃金、労働条件の抜本的な改善を図ることが必要です。
中央区のおとしより相談センター、地域包括支援センターは、現行の配置基準を満たし、専門的な知識を持った社会福祉士、主任介護支援専門員、保健師、認知症地域支援推進員等が相談に応じており、人員配置を拡充して、さらに安定した運営にしていくことこそ求められます。
よって、配置基準の変更のための議案二十号に反対します。
なお、この条例と同じ省令に基づく規定整備のための議案十九号にも同じ理由で反対したことを申し添えます。
小栗委員からの発言後、本議案について採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第二十九号「中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例」につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
まず、議案第十九号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、議案第十九号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、議案第二十号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十九号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第六、議案第二十九号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第七を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第七
議案第二十一号 中央区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例
議案第二十三号 中央区立公園における移動等円滑化の基準に関する条例の一部を改正する条例
(二月二十八日 環境建設委員会付託に続いて)
○議長(瓜生正高議員)
本案について、環境建設委員会の報告を竹内委員長より願います。
〔十五番 竹内幸美議員登壇〕
○十五番(竹内幸美議員)
ただいまより、去る二月二十八日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。
本委員会は、三月六日に開会し、慎重な質疑を行いました。
付託された、議案第十八号「中央区事務手数料条例の一部を改正する条例」、議案第二十一号「中央区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例」、議案第二十二号「中央区立公園条例の一部を改正する条例」、議案第二十三号「中央区立公園における移動等円滑化の基準に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十七号「特別区道の路線の認定及び変更について」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、議案第二十七号について、奥村議員より、委員外議員の発言として、反対の意見表明がありました。
以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
報告を終わります。
まず、議案第十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第十八号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第二十一号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第二十二号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第二十三号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二十七号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第七、議案第二十七号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第八から日程第十までを一括して上程いたします。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第八から日程第十までを一括して議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第八
議案第十号 中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
日程第九
議案第十二号 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例
日程第十
議案第十四号 中央区教育委員会教育長の給与及び勤務に関する条例の一部を改正する条例
○議長(瓜生正高議員)
提案理由の説明を願います。
〔区長 山本泰人君登壇〕
○区長(山本泰人君)
ただいま一括上程されました各議案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。
これら三件の議案につきましては、いずれも本区特別職報酬等審議会答申を尊重いたしまして、議案第十号、中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、区議会議員の報酬月額等を、議案第十二号、中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、区長及び副区長の給料月額等を、議案第十四号、中央区教育委員会教育長の給与及び勤務に関する条例の一部を改正する条例につきましては、教育長の給料月額を、それぞれ答申のとおり改定するものであります。
以上、よろしく御審議の上、御決定のほどお願いいたします。
○議長(瓜生正高議員)
本件については、委員会付託を省略いたします。
まず、議案第十号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第八、議案第十号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十二号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第九、議案第十二号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第十四号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第十、議案第十四号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第十一を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第十一
○議長(瓜生正高議員)
提案理由の説明を願います。
〔区長 山本泰人君登壇〕
○区長(山本泰人君)
ただいま上程されました議案第三十一号につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。
本区監査委員のうち、識見を有する者のうちから選任されております吉田寛委員の任期が本年三月三十一日をもって満了となりますので、窪木登志子氏を選任いたしたく、本案を提出した次第であります。
よろしく御審議の上、御同意のほどお願いいたします。
○議長(瓜生正高議員)
本案は、委員会付託を省略し、直ちにお諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第十一、議案第三十一号は原案に同意することと決しました。
○議長(瓜生正高議員)
ここで、ただいま本区監査委員の同意を得られました窪木登志子さんより挨拶があります。
〔窪木登志子さん、議会局職員に導かれて議場に入る〕
〔窪木登志子さん登壇〕
○窪木登志子さん ただいま御紹介いただきました窪木登志子でございます。皆様の貴重なお時間を拝借しまして、一言御礼の御挨拶をさせていただきます。
このたびは中央区監査委員の選任同意を賜りまして、誠にありがとうございます。光栄に存じ上げます。
大変微力ではございますけれども、いろいろ教えていただきながら、また勉強もしまして、全力を尽くす所存でございます。皆様におかれましては、ぜひ御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
簡単ではございますが、以上、御礼の御挨拶とさせていただきます。
〔窪木登志子さん、議会局職員に導かれて退場〕
○議長(瓜生正高議員)
挨拶を終わります。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第十二を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第十二
人権擁護委員の候補者の推薦について
○議長(瓜生正高議員)
お諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、日程第十二は、同意することと決しました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第十三を議題といたします。
〔伊藤議会局長朗読〕
日程第十三
議員提出議案第一号 中央区議会の個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
○議長(瓜生正高議員)
提案理由の説明を願います。
〔二十四番 海老原崇智議員登壇〕
○二十四番(海老原崇智議員)
ただいま上程されました議員提出議案第一号、中央区議会の個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案者を代表して、提案の理由を御説明いたします。
第二百十三回国会において成立した「情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るためのデジタル社会形成基本法等の一部を改正する法律」の施行に伴い、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」が改正され、同法第二条に新たに第八項が新設されたことによる引用条項の項ずれに対応するとともに、所用の規定の整備のため、「中央区議会の個人情報の保護に関する条例」の一部を改正するものであります。
よろしく御審議の上、何とぞ本案に御賛同いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。(拍手)
○議長(瓜生正高議員)
本案は、委員会付託を省略し、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(瓜生正高議員)
起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第十三、議員提出議案第一号は原案のとおり可決されました。
○議長(瓜生正高議員)
次に、日程第十四、「議会閉会中の継続審査」について。
ここで、ただいま各種委員会委員長より、各委員会に付託を受けております事件及び請願について、議会閉会中の継続審査の申出がなされておりますので、その一覧表をお手元に配付いたします。
〔議会局職員「各種委員会継続審査申出事件一覧表」を配付〕
○議長(瓜生正高議員)
お諮りいたします。本件の申出をそれぞれ承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、本件の申出をそれぞれ承認することに決しました。
○二十三番(木村克一議員)
議事進行について動議を提出いたします。
今期定例会に提出されました案件は、全て終了したことと存じますので、これをもって閉会されるようお諮り願います。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。
お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(瓜生正高議員)
御異議なしと認めます。よって、会議を閉じます。
○議長(瓜生正高議員)
ここで山本区長より挨拶があります。
〔区長 山本泰人君登壇〕
○区長(山本泰人君)
区議会終了に当たり、一言御挨拶申し上げます。
去る二月二十五日から本日に至る今期定例会に御提案申し上げました案件につきましては、いずれも原案どおり御決定あるいは御同意をいただき、誠にありがとうございます。
この間、令和七年度本区各会計予算につきましては、予算特別委員会を設置し、その審査を付託され、令和六年度各会計補正予算のほか、条例等の案件につきましては、各所管の常任委員会にその審査を付託され、極めて御熱心なる審査をいただいた上、いずれも原案どおり可決を賜り、厚く御礼申し上げます。
本会議及び各委員会においていただきました貴重な御意見等につきましては、今後の区政運営に可能な限りこれを反映させ、より一層区民福祉の向上のために全力を傾ける所存でございます。
今後とも、議員各位の御指導、御協力をお願いいたしまして、御挨拶といたします。
誠にありがとうございました。
○議長(瓜生正高議員)
挨拶を終わります。
○議長(瓜生正高議員)
ここで、本年三月三十一日をもって任期満了となります本区監査委員吉田寛さんに対し、長年にわたり行政の進展に寄与されました功績に謝意を表すため、ここに議会の名をもって感謝状及び記念品の贈呈を行います。
〔監査委員 吉田 寛さん、議会局職員に導かれて議場に入る〕
〔瓜生議長退席、演壇に登り、感謝状を朗読〕
感 謝 状
吉 田 寛 様
あなたは中央区監査委員として四年の長きにわたり在職し その間中央区政発展に多大の貢献をされました その功績はまことに顕著であり ここに御功績をたたえ深甚なる感謝の意を表します
令和七年三月二十八日
中 央 区 議 会
〔瓜生議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕
〔拍手起こる〕
○議長(瓜生正高議員)
ここで、吉田寛さんより挨拶があります。
〔監査委員 吉田 寛さん登壇〕
○監査委員(吉田 寛さん)
ただいま感謝状と記念品を頂戴し、皆様にお礼を申し上げます。
中央区で監査委員を拝命したことは、大変貴重な経験でした。この幸いは、私が住んでいる自治体であるということのほかに、二つ理由がありました。
一つは、日本橋や銀座といった日本の商業あるいは世界の商業といった、そういったものの地域に関わることができたことです。日本橋のにぎわいを表した絵に熈代勝覧があるんですが、世界で最も、当時、人口が集中し、かつ美しいとされた日本の様子が描かれております。この絵は、自由な取引によるありがとうの連鎖が豊かさを生み出すということを示していました。
二つ目は、中央区が議会制民主主義の発祥の地であるということでした。明治七年、民撰議院設立建白書を板垣退助が左院に提出しますが、この原稿を書いていた幸福安全社という場所が、どうも中央区の松屋の辺りにあったらしいんです。
この民撰議院設立建白書は、なかなか見る機会がないんですけれども、こんな重要な一文があります。政府に対して租税を払う義務がある者は、政府がやっていることについて吟味して、それを続けたほうがいいか、やめたほうがいいかということを判断する権利を持っている。だから、議会をつくろうじゃないかというようなことを言っていたんです。私たちは、大体、大事なことから忘れていくんです。何で税金を払うのかという問いに対する答えが、この建白書には書いてありました。
私たちが承諾するから、納税者が承諾をするから、そういう意味では、承諾をする機会のない子供たちにツケを回すのは議会制民主主義に反することなんだということになってくるかと思うんですよ。地方財政法にも、この趣旨が反映されているんですけれども、なかなか忘れがちなことになっているのではないかなと思います。今年度は区債の発行のない年だったと聞いております。この年で退任させていただけるのは私の幸いでもあります。
同じように忘れられてしまった言葉としては、会計という言葉があるんですが、この会計というのは四千年の歴史がありまして、仕事を任せた人に会って、その功績を計るというのが会計の本来の言葉でした。いい仕事をした人には、もっとやってね、あれっというようなときは、ちょっと待てよと言うことができるようにするというのが重要なことだったということなんです。会計情報は数字の羅列ではない。適材適所を実現する道具なのだと、そういったものが見えるようになってくるといいなと思って監査をさせていただきました。
監査委員として心がけておりましたのは、区民の目線で監査をするということでございました。職員の皆様と直接お会いしてお話を伺うことを大切にしてまいりました。その中で優秀な方を発見することができたのは、中央区民としても大変ありがたいことでした。今後とも御活躍されることを期待しております。
保守には、昨日と同じ明日が来るようにという保守と、あるべき原理原則を守るという保守があるように思われますが、区政においては、あるべき原理原則を守る区政であっていただきたいと思っております。
子供にツケを回さない、あるいは区民の方々、受益者ではなく、区役所にもめったに来ない方々が区の財政について、お金の使い方について、これだったら、お任せしてよかったな、ありがとうと言えるような会計情報が提供できればと思ってまいりました。監査委員としての職務が少しでも区民の皆様のお役に立てればいいなと思っております。
結びに、中央区議会の皆様、御列席の皆様の御発展、御活躍をお祈りさせていただきまして、退任の御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。(拍手)
〔監査委員 吉田 寛さん、議会局職員に導かれて退場〕
○議長(瓜生正高議員)
挨拶を終わります。
○議長(瓜生正高議員)
さらに、ここで、本年三月三十一日をもって退職されます総務部長黒川眞さん、防災危機管理室長春貴一人さん、区民部長濱田徹さん、監査事務局長林秀哉さん、建築課長暮田富代さんに対し、長年にわたり本区行政に尽力されました功績に報いるため、ここに議会の名をもって感謝状及び記念品の贈呈を行います。
〔黒川 眞君、春貴一人君、濱田 徹君、林 秀哉君、暮田富代君、議会局職員に導かれて議場に入る〕
〔瓜生議長退席、演壇に登り、感謝状を朗読〕
感 謝 状
黒 川 眞 様
あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します
令和七年三月二十八日
中 央 区 議 会
〔瓜生議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕
〔拍手起こる〕
感 謝 状
春 貴 一 人 様
あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します
令和七年三月二十八日
中 央 区 議 会
〔瓜生議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕
〔拍手起こる〕
感 謝 状
濱 田 徹 様
あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します
令和七年三月二十八日
中 央 区 議 会
〔瓜生議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕
〔拍手起こる〕
感 謝 状
林 秀 哉 様
あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します
令和七年三月二十八日
中 央 区 議 会
〔瓜生議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕
〔拍手起こる〕
感 謝 状
暮 田 富 代 様
あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します
令和七年三月二十八日
中 央 区 議 会
〔瓜生議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕
〔拍手起こる〕
○議長(瓜生正高議員)
ここで、ただいま感謝状を受けられました五名を代表いたしまして、黒川眞さんより挨拶があります。
〔総務部長 黒川 眞君登壇〕
○総務部長(黒川 眞君)
貴重なお時間を拝借いたしまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
ただいま私たち五名の退職に当たりまして、中央区議会から過分なる感謝状と記念品を頂きました。一同を代表いたしまして、厚く御礼を申し上げます。
私たちが入庁いたしましたのは、昭和の終わりから平成の初めにかけてということで、ちょうど大川端のリバーシティ開発が着工を迎えまして、今日に中央区の発展につながる新しい苗が植えられたような頃ではなかったかと思います。振り返れば、あっという間の約四十年間、当時の私たちからは決して想像もできなかったようなめざましい成長、発展とともに、本区職員として人生を歩ませていただけましたことは、この上ない誇り、幸せでございます。
当然ながら、この日に至るまで、大小様々ハードル等もございました。その一つ一つを懸命に乗り越えながら、また、時には足を引っかけて転びそうになりながらも、何とかこれまで前に進んでこられましたのは、ひとえに議員皆様方、区長をはじめ、上司、同僚の皆様の叱咤激励、心強い支えあってこそと、こみ上げる感謝の気持ちは言葉では到底尽くせません。
また、個人的には、同好会活動などにも参加をさせていただく中で、とりわけ管理職に上がりたての二十年前、和装愛好会新春のつどいで味わった、あの異様なまでの緊張感、そして脱力感は、いまだ忘れ得ぬ思い出でございます。このあたりの詳細につきましては、当時を知る方からお話を聞いていただければと存じます。
私ども五名、この三十一日をもって一つの節目を迎えることとなりますが、おかげをもちまして、心身ともにいたって健康でございます。長年過ごしてきたこのまちをふるさとと慕いつつ、甚だ微力ながら、おのおのの立場で、また、中には退職を機に区を離れる者もおりますが、そこはふるさと中央区応援寄附という仕組みもございますので、その本来の制度趣旨に即した適切な活用を図るなど、各人それぞれ精いっぱいの恩返しをしていきたいというふうに思っております。
結びに、私たちのふるさと中央区がさらにその輝きを増し、人が集まる粋なまちであり続けますよう、そして中央区議会のますますの御発展と皆様方の御健勝、御多幸、御活躍を心からお祈り申し上げまして、謹んで御礼の御挨拶とさせていただきます。
本当に長い間お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
〔黒川 眞君、春貴一人君、濱田 徹君、林 秀哉君、暮田富代君、議会局職員に導かれて退場〕
○議長(瓜生正高議員)
挨拶を終わります。
○議長(瓜生正高議員)
これをもって、令和七年第一回中央区議会定例会を閉会いたします。
午後三時五十分 閉会
署名議員
議長 瓜生 正高
議員 ほづみ ゆうき
議員 海老原 崇智
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559