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平成25年 懲罰特別委員会(3月22日)

1.開会日時

平成25年3月22日(金)

午後4時 開会

午後5時13分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 押田 まり子

副委員長 今野 弘美

委員 原田 賢一

委員 中島 賢治

委員 田中 耕太郎

委員 志村 孝美

委員 渡部 博年

議長 石田 英朗

4.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

長田書記

渡邊書記

5.議題

  • 青木かの議員の懲罰について

(午後4時 開会)

○石田議長
 ただいまより懲罰特別委員会を開会いたします。

 委員長選任についてでありますが、いかが取り計らいましょうか。

〔「議長一任」と呼ぶ者あり〕

○石田議長
 議長一任ということでございますので、私より御指名をいたします。

 委員長には、押田まり子委員を御指名いたします。

 押田まり子委員は委員長席にお着きください。御挨拶をどうぞ。

○押田委員長
 ただいま議長より御指名をいただきました。大変重い委員会であり、重責だと思いますが、誠心誠意務めてまいりますので、委員の皆様、御協力よろしくお願いいたします。

 それでは、副委員長選任についてはいかがいたしましょうか。

〔「委員長一任」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 委員長一任とのことでありますので、私より御指名させていただきます。副委員長には今野弘美委員を御指名いたしますので、よろしくお願いいたします。

 今野副委員長、どうぞ副委員長席にお着きください。どうぞ、御挨拶を。

○今野副委員長
 ただいま委員長から御指名をいただきました今野でございます。重要な委員会でありますので、一生懸命、委員長とともに円滑なる委員会運営に努めてまいります。どうぞよろしくお願いします。

○押田委員長
 それでは、議題の審査に入らせていただきます。

 これより、青木かの議員の懲罰についての審査に入りますが、ここで暫時休憩いたします。

 午後4時10分に委員会を再開しますので、御参集願います。

 暫時休憩いたします。

(午後4時2分 休憩)


(午後4時10分 再開)

○押田委員長
 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。

 これより、議題の審査に入ります。

 なお、本件は委員間の議論になると思われますので、会派の持ち時間制はとりません。ただし、本日の委員会の終了予定時間を大体5時を目途にしたいと思いますので、できれば御協力をよろしくお願いいたします。

 審査方法についてですが、まず、懲罰動議発議者の説明を受けた後、懲罰動議発議者に対する質疑を行い、次に、審査の必要から、青木かの議員の出席を求め、弁明を聞きます。その後、青木かの議員に対する質疑を行うという順序で審査を進めたいと存じますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 御異議なしと認めます。

 それでは、懲罰動議発議者の説明を願います。

○鈴木議員
 それでは、発議者を代表して、懲罰動議の提案説明をさせていただきます。

 青木かの議員は、去る3月5日に設置された予算特別委員会の委員として、平成25年度中央区各会計予算の審査を行ってきましたが、3月18日の予算特別委員会終了後、青木委員は礒野予算特別委員会委員長に、委員会室での写真撮影の許可を申し出ました。礒野委員長は、その場での判断はせずに、後で回答する旨、本人に伝えました。しかしながら、青木委員は、18日の委員会終了後、委員長の回答を待たずに委員会室であたかも委員会審議中であるやに、いわば区民に事実とかけ離れた印象を与えかねないポーズで写真撮影を行ったものであります。さらに、その写真をインターネット上に配信いたしました。

 これらのことは、礒野委員長を軽視し、予算特別委員会の正常な運営に支障を来し、議会の秩序を著しく乱したものであります。よって、地方自治法第135条第2項及び中央区議会会議規則第120条第1項の規定により、青木かの議員に対し、懲罰を科すよう求めます。

 よろしく御審議の上、御決定くださるようお願い申し上げます。

 以上です。

○押田委員長
 それでは、これより質疑に入ります。何かただいまの提案について御質疑ございますか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 それでは、御質問ございませんね。

 以上で、懲罰動議発議者に対する質疑を終了させていただきます。

 次に、青木かの議員の出席を求め、弁明を聞きたいと思います。

 青木かの議員の入室を求めます。お願いします。

〔青木かの議員入室・着席〕

○押田委員長
 それでは、青木かの議員、懲罰動議に対する弁明を願います。

○青木議員
 このたびは、このような謝罪する機会を与えていただき、ありがとうございます。おわびいたします。弁明はございません。委員の皆様に従いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

○押田委員長
 ちょっとおかけになってください。

 以上でございますけれども、青木議員の弁明に対する質問はございますか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 それでは、質疑はこれで終わらせていただきます。

 以上で、青木かの議員に対する質疑は終わりますので、青木議員は御退室を願います。

〔青木かの議員退室〕

○押田委員長
 次に、青木かの議員に対し、懲罰事犯として懲罰を科すべきかどうかについて御意見を願います。

○原田委員
 本委員会の今回の件につきましては、ただいま発議者の鈴木久雄議員から説明をいただきました。また、この発議者の説明によるところの本件の当事者であります青木かの議員より弁明もいただいたところであります。

 そこで、発議者の説明に対する、本件の当事者であります青木かの議員の、今の弁明の中では異議を唱えることなく、発議者の説明のとおりの事実であったものと認めたものと私のほうは解釈をしております。

 本来ですと、この件に関する発議者の代表者、それからまた弁明者の本人から改めてその事実確認をした上で、私ども委員が本事件の判断を下すというものでありますが、今申し上げましたとおり、既に本委員会における発議者の説明に、再度申し上げますが、本人、青木かの議員が異議を唱えることなくその事実を認めたものでありますので、これは今後、懲罰そのものをどうするかという話に移行すべきかと思います。

 今、本人の弁明もありました。しかしながら、委員会での規律保持、また秩序の維持を乱したことは厳然でありますし、現実に予算特別委員会が数時間、何度にわたって遅滞をいたし、委員会運営にも大きな乱れを生じるというような事実は、既に皆さん御存じのとおりであります。発議者の説明に対して御本人の異議がないということでありますので、これからの各委員のお話は、どのような懲罰を科すのかという議論に入って、また意見に入ってくるものと思われますが、その点につきまして皆さんの御意見をお聞かせ願いたいと思います。既にここでは事実確認をする意味がない、事実はお認めになっているので、事実に対する懲罰をどうするかというお話に移るかと思いますので、各委員さんに御意見を聞いていただきたいというふうに思います。

○押田委員長
 わかりました。

 今、原田委員からそのような発言がございました。各委員さんでこの懲罰の事犯に関してどんなことでもよろしいので、御意見があったらここでおっしゃっていただきたいと思います。

○中島委員
 原田委員の言うことはもっともだというふうに思っておりますので、公明党としては今の意見に賛成いたします。

○志村委員
 委員長を軽視し、また、予算特別委員会の運営にも大きな支障を来したという事実はありました。そのことについては反省を求めるものであります。ただ、本人も謝罪し、認め、また懲罰という大変議員にとっては重い、この懲罰特別委員会の対象になったということは、本当に大きなことだと思います。でありますので、そういう経過も踏まえ、また今回、委員長の許可なく撮影し、インターネットに載せてしまったことについての反省もあるということで、懲罰には当たらない。青木議員がそういう思いを受けとめたと、つらい思いというか、この犯したことに対する重さを私は感じていると思いますので、今後こういうことが起きないだろうということを期待しながら、懲罰に当たらないと考えたいと思います。

○渡部(博)委員
 原田委員の発言のとおり、このまま進めていただければというふうに思います。

○原田委員
 ただいまの志村委員の意見も聞いていて値があるものと思います。しかしながら、今回のこの事件は、発議者の説明のとおり、要するに委員会の秩序・運営を守る最大の権限を有する委員長の命を無視したこと、さらに、それを無視してインターネット上にそれを発表したこと、なおまた、それにより委員会が停滞し、運営が大いに乱されたということであります。なおかつ、その発信したものにつきましては、発議者の説明のとおり、はっきり申し上げて、委員会の委員の皆さんが、あたかも、座りながらマイクを握り、質疑を繰り返しているかのような、虚偽の記載とまでは言いませんが、本人はそういうことではなかったんでしょうけれども、議会外の人が見る限りにおいては、委員会の委員そのもの、また各委員会がありますが、委員会はこのようにして行われているかのような間違いを区民に与えるごときの図を広く配布したということは、大変にこれは重い責任があると思います。

 そこで、私のほうは、懲罰の対象になるものであると。私ども同じ議員からすれば、甚だ懲罰をかけるには忍びないところではありますが、これだけの事実が重なりますと、懲罰せざるを得ないと私は思います。

 なおまた、この懲罰特別委員会における通常の懲罰のあり方については、委員長から議会局長に、どのような懲罰があるのか、まず、説明を求めていただきたいと思います。

○押田委員長
 今、原田委員からそういう御意見がございました。議会局長のほうから、懲罰についてどのようなものがあるかという説明をしていただけますか。

○田野議会局長
 懲罰の種類でございます。戒告、それから陳謝、それと出席停止、最後に除名の4種類でございます。

 以上でございます。

○押田委員長
 ありがとうございました。今、議会局長のほうからそういう説明がございました。原田委員のほうからもいろいろな意見がございましたが、これに関して、皆様方、何か御意見ございますか。

○田中(耕)委員
 青木かの議員は当会派所属の議員であります。ただいまの青木かの議員本人の弁明並びに先ほどの本会議場の弁明の申し出のとおり、本件事由に対して、本人は深く反省をし、謝罪の意を表してございます。当然のことながら、インターネット上、ウエブ上での公開は即時停止してございます。今後このようなことがないように、会派としても指導してまいります。厳正にして公正な御判断を委員各位にはお願い申し上げたいと思います。

 以上でございます。

○原田委員
 話が進みましたので、この懲罰について私から現実の懲罰の提案をさせていただきます。

 今るる私のほうからお話しした内容を踏まえて、私としては、弁明の中でも謝罪をされておりますが、本件は本会議で懲罰特別委員会に付託されたわけでありますから、正式に本会議場で陳謝を。これは先ほど申し上げましたとおり、インターネット配信が予算特別委員会の委員だけでなく、あたかも各委員会がかのような委員会をしているかのような誤解を与えたという意味で、やはり本会議場での陳謝を求めたいと思います。

 以上です。

○中島委員
 議事の進め方に関してなんですが、懲罰に当たらないという意見の方がいて、私どもとしては懲罰に値するという意見ですので、まず、懲罰に関しての採決をとっていただいた上で進めていただきたいと思います。

○押田委員長
 今、御意見を聞いた上で進めようと思ったんですが、今、原田委員から、懲罰で謝罪という御意見がありました。これに関して、志村委員のほうからは懲罰に値しないという意見もございましたので、一応これに関しての審査を終了して採決をするということで御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 それでは、御異議なしと認めます。本件の審査を終了して採決することに決定いたしますが、ここで暫時休憩させていただいて、午後4時40分に委員会を再開して採決に入りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 暫時休憩いたします。

(午後4時28分 休憩)


(午後4時40分 再開)

○押田委員長
 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。

 これより、採決に入らせていただきます。

 本件につきまして、先ほど原田委員の意見のとおり、懲罰を科すべきであり、内容としては陳謝ということ、この件に関しまして、賛成の皆さんは御起立をお願いいたします。

〔賛成者起立〕

○押田委員長
 どうぞ、おかけください。起立多数と認めます。

 それでは、本件は、青木かの議員に対し懲罰を科すことと決定いたしました。

 これから、陳謝文の作成に入りますので、10分間休憩をして、午後4時50分に委員会を再開させていただきますので、しばらく休憩いたします。

(午後4時40分 休憩)


(午後4時50分 再開)

○押田委員長
 どうもお待たせいたしました。

 それでは、ただいま原田委員のほうから陳謝文の案が出ておりますので、議会局長にそれを朗読いたさせます。

○田野議会局長
 陳謝文案。

 私は、平成25年3月18日の予算特別委員会における審議終了後、委員長の許可を得ることなく、当該委員会室であたかも審議中であるかのような様子で写真を撮影し、インターネット上に掲載いたしました。

 これらの行為は、委員長を軽視するとともに、委員会の正常な運営に著しく支障を来すものであり、大変軽率な行為であったと深く反省し、心から陳謝いたします。また、たび重なる議会の秩序を乱したことも改めて陳謝いたします。

 なお、反省の意を込めて、今会期中の本会議及び委員会への出席は自粛させていただきます。

 平成25年3月22日、中央区議会議員、青木かの。

 以上でございます。

○押田委員長
 ご苦労さまです。

 それでは、陳謝文案につきまして、原田委員提出の案のとおりに決定することに賛成の方は、御起立願います。

〔賛成者起立〕

○押田委員長
 御着席ください。起立多数と認めます。

 本委員会としては、この陳謝文案に決定いたしました。

 あと、本会議におきます委員長報告の取り扱いについてでございますが、正・副委員長に一任をいただくということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 では、正・副委員長に一任していただき、さよう取り扱わせていただきます。

 たびたびで申しわけございません。ここでまた暫時休憩をさせていただきまして、午後5時10分に委員会を再開後、委員長報告案を朗読いたしまして、皆さんに御検討をお願いすることになっております。

 暫時休憩いたします。

(午後4時52分 休憩)


(午後5時10分 再開)

○押田委員長
 それでは、お待たせいたしました。休憩前に引き続き委員会を再開させていただきます。

 それでは、委員長報告について朗読をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 懲罰特別委員会委員長報告案。

 ただいま上程されました青木かの議員の懲罰について、懲罰特別委員会における審査経過並びに結果報告を申し上げます。

 本件は、本日の本会議において本委員会に付託されたものであり、その趣旨は、青木かの議員が予算特別委員会終了後、委員長の許可を得ず委員会室で撮影をし、インターネット上に掲載するなど、議会の秩序を乱したため、地方自治法第135条第2項及び区議会会議規則第120条第1項の規定に基づき、同議員に対し懲罰を科されたいというものであります。

 本委員会は、本日の本会議におきまして委員の選任が行われ、委員7名が指名されました。本会議休憩中、議長招集による委員会が開会され、私が委員長に、副委員長には今野弘美委員がそれぞれ選出され、即日就任いたしました。

 ここで一旦、委員会は休憩に入り、再開後、付託を受けました事件について慎重かつ詳細な審査を行いました。

 懲罰動議発議者代表の鈴木久雄議員から説明を受け、質疑を行い、次に青木かの議員から弁明を受け、質疑を行いました。

 質疑終了後、委員間での意見交換を行いました。

 委員より、本件は懲罰事犯に該当するため、本件の審査を終了し、青木かの議員に対して陳謝の懲罰を科すとする採決をすべきとの発言がありました。一方、本件は懲罰事犯には該当しないため、本件の審査を終了し、青木かの議員に対して懲罰を科さないとする採決をすべきとの異なる発言があったことから、本件が懲罰事犯として陳謝の懲罰を科すべきものと決定することについて採決をいたしましたところ、陳謝の懲罰を科すことに決定いたしました。

 続いて、陳謝文案について意見交換を行い、原田委員から提出された陳謝文案を採用することについて採決いたしましたところ、採用することに決しました。

 陳謝文案は次のとおりです。

 私は、平成25年3月18日の予算特別委員会における審議終了後、委員長の許可を得ることなく当該委員会室であたかも審議中であるかのような様子で写真を撮影し、インターネット上に掲載いたしました。

 これらの行為は、委員長を軽視するとともに、委員会の正常な運営に著しく支障を来すものであり、大変軽率な行為であったと深く反省し、心から陳謝いたします。また、たび重なる議会の秩序を乱したことも改めて陳謝いたします。

 なお、反省の意を込めて、今会期中の本会議及び委員会への出席は自粛させていただきます。

 平成25年3月22日、中央区議会議員、青木かの。

 以上、本委員会の決定のとおり表決いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました事件の審査経過並びに結果の御報告といたします。

 以上でございますが、よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 では、ここで本案をもって本会議の報告ということでよろしゅうございますね。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 では、本案を本会議中に朗読することといたします。

 大変ご苦労さまでございました。ただいまをもってこの委員会を閉会させていただきます。

(午後5時13分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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