一般質問・答弁の要旨
中央区議会自由民主党議員団 二瓶文隆議員
平和都市宣言を問う
問 米国同時多発テロへの見解は。
区長 日本においても自分自身の問題として取り組むべきものと考え、テロの撲滅を強く訴えていく。
問 靖国神社参拝問題への見解は。
区長 8月15日に首相が参拝することは、全く問題がないとは言い切れないと思う。
問 本区の、教科書採択の仕組みと経緯は。
教育長 教科書選定委員会からの答申を受け、各種調査研究報告書及び区民や学校の意見を踏まえて審議を重ね採択した。
問 平和都市宣言の再確認を。
区長 宣言の原点に立ち返り、新世紀が平和で明るく希望のもてる時代であるよう努力していく。
障害者の自立支援を問う
問 健常者と身近に触れあえるようチャレンジドとNPOボランティアへの支援は。
区長 NPOの活動実態の把握に努め、支援や連携を研究したい。
問 インターネット及びネットワークによる高齢者やチャレンジドの在宅就労への見解は。
区長 IT社会の進展に伴い就労形態も変化する中で、今後その可能性と重要性が高まると考える。
問 「障害者」と言う言葉を挑戦することを与えられた人間「チャレンジド」と置き換えて支援する考えは。
区長 言葉の意味を認識、学び、行政でも広め、施策も充実発展させたい。
築地市場移転を問う
問 都の移転方針と豊洲の土壌汚染に対する見解は。
区長 土壌汚染された土地に建設することは重大な問題のため今後、対策工事により安全性が回復するのか監視していく。
問 不安を募らせている場外市場への区の対応は。
区長 重要な食文化の拠点、特色ある観光資源と考えており、将来像を見極め、具体策の展開に努める。
問 冷蔵・冷凍庫の基地としての豊海は、トラック輸送の現況から交通問題が大きな課題となるが、都の考えを引き出すべきでは。
区長 都の考え方を明らかにするよう働きかける。
問 晴海五丁目の開発で、国際交流ゾーンの有効活用に対する見解は。
区長 本区が中心となり、民間企業や住民と話し合いながら早期実現に向け関係機関と協議を進める。
都市基盤整備公団とまちづくりを問う
問 都市公団の本区再開発に対する役割と業績は。
区長 リバーシティやトリトンスクエアでは、施行主体として、月島駅前地区では、市街地再開発組合の参加組合員として支援を行っている。
問 政府の構造改革で、都市公団は民営化が検討されているが、内容とその影響は。
区長 総務省の案は、賃貸住宅の管理部門を先行的に民営化し、10年後には完全民営化を行うとしている。継続中の事業は適切に承継され、新規事業は重要政策に関わる事業に限定し実施されると考える。
問 都心中央区から都市再生を発信する決意は。
区長 都心区として先駆的役割を担い、住民に最も身近で責任ある自治体であることを肝に銘じ、全庁をあげて総合的な施策を展開する。
非常進入口に広告幕を禁止することを問う
問 新宿での雑居ビル火災事件に関連し、本区における広告幕の許可現況と雑居ビルの実態は。
区長 許可件数は、平成13年度は9月1日現在77件。事件後の区内の現地踏査では、新宿の例のような雑居ビルの窓や非常口を全面覆う広告幕は見あたらなかった。
自主財源を問う
問 本区における歳入のうち、自主財源を確保するための独自課税と新たな財源確保への見解は。
区長 庁内で調査・研究を進め、独自の取り組みとして、今年度発行の「わたしの便利帳」に有料広告を掲載する。
区内産業の活性化を問う
問 5年前に実施した商工業活性化基礎調査を改めて行うべきでは。
区長 改めて調査を行う必要性を今後検討していく。
介護保険の現状を問う
問 本定例会に提案された介護保険条例の改正は、どのような考えに基づくものか。
区長 介護保険制度の趣旨を踏まえ、財政の健全性や被保険者間の負担の公平性に留意し検討を行った。
問 サービス利用料の減額をどう考えるか。
区長 低所得の高齢者が介護保険制度から排除されることを防止するための有効な手立てになる。
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