一般質問・答弁の要旨
日本共産党中央区議会議員団 田辺七郎議員
平和政策の推進を問う
問 非核の意思を明確に宣言し、平和政策に取り組むべきでは。
区長 本区の平和都市宣言は非核を根本に置いている。
教育問題の進展を問う
問 教科書選定で、(1)審議課程の公開を。(2)会議録を、情報室で自由に閲覧を。(3)現場教師の意見の重視を。(4)本区教科書採択実施要綱を根本から見直すべきでは。
教育長 (1)公正かつ慎重な審議のため秘密会とした。(2)情報提供の方向で委員と協議したい。(3)学校での意見を区教育委員会に提出できるようにした。(4)今年度の教科書採択の実状を踏まえ検討したい。
問 30人以下学級の実現を、1日も早く実施に移すべきでは。
教育長 学級編成基準の早期見直しを、都に求めていく。
区民の福祉・医療を問う
問 医療機関での患者負担の引き上げが計画されているが、(1)医療制度の改悪に明確に反対すべきでは。(2)国庫負担の増額を要求すべきで、見解と対応は。
区長 (1)国民皆保険制度を今後とも維持・堅持し、改革・改善を進めていかなければならない。(2)今後とも財源の拡充について、引き続き国に要望する。
中小零細企業への援助の拡大を問う
問 消費税減税について、区長として明確に意思表示すべきでは。
区長 国の景気対策の動向など注視し、議会とともに対応したい。
問 信用保証協会などと協力し、負債額1,000万円以下の企業倒産の状況把握と、的確な対策を。
区長 協力の中で、どのようなデータの入手が可能か検討したい。
問 融資制度で、都は融資金利を引き下げるが、本区も行うべきでは。
区長 今後も金融機関と協議する。
築地市場再整備問題を問う
問 都の豊洲移転計画で、(1)区の豊洲・晴海開発整備計画を大元から見直すことになりかねず、考えられる問題点は。(2)週刊誌が土壌汚染を警告しているが、都は自ら調査と対応をせず、東京ガスの調査・処理に任せているが、見解は。
区長 (1)都心の通過交通量に大きな影響を与え、都市機能や本区の産業全体にも深刻な問題を発生させるもの。(2)東京ガスの対策工事で安全性が回復されるのか監視する。
再開発は「区民が主人公」の立場で
問 勝どき六丁目の大規模再開発で、計画の見直しを含め多くの意見が寄せられているが、分析と対応は。
区長 大気汚染や騒音、粉塵対策、土壌改良など適切な対応を行うよう、都に意見を提出している。
問 勝どき五丁目の中央水産研究所跡地を中心とする再開発で、(1)計画の進捗状況は。(2)老朽化した隣接の都営住宅の建て替えは。
区長 (1)雨水ポンプ場の着工が遅れ、周辺の住宅等の建設も構想段階で、現在関係機関と協議を進めている。(2)都住宅局と積極的に協議する。
問 勝どき一丁目の再開発計画で、地域の合意や、借地・借家人の居住継続の保障のあり方は。
区長 十分な地域の合意形成に努めて、借地権を所有権に権利変換し、コミュニティファンドを活用した借家人の居住継続も図る。
問 清掃工場建設との関連で、隣接する晴海三丁目の住宅中心の再開発は早期に着手すべきで、再開発参加者の構成と組織の立ち上げは。
区長 公団施行の計画で、現在マンション所有者と賃貸住宅の住民とそれぞれ協議会を実施し、今年度、区が区画整理事業を実施する。
問 乗降客でごった返す、地下鉄勝どき駅の出入り口の改善計画は。
区長 都や関係機関と調整中。
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