一般質問・答弁の要旨
中央区議会自由民主党議員団 二瓶文隆議員
クリーンリサイクル宣言を問う
問 資源ごみ回収の現状と成果は。
区長 分別回収・拠点回収などで、平成11年度に比べ、昨年度は資源ごみ総回収量は約2.4倍、ごみ排出量は約13%減少した。
問 中央清掃工場の稼働状況と周辺大気への影響等の問題点は。
区長 日量平均約619トンのごみ搬入と日量平均約81トンの灰搬出を行い、定期的な点検・整備で安全性に万全を期している。大気汚染等は法規制基準値より厳しい自己規制値をも下回っている。
問 千代田区のポイ捨て等を禁止する条例に対し、本区の対応は。
区長 街頭キャンペーン等の普及啓蒙活動を行っているが、条例化は千代田区の効果等を見守りたい。
地域コミュニティとまちづくりを問う
問 急増するマンションへの対応と、地域コミュニティ形成の見解は。
区長 「共助」の考え方を基本に、町会等の活動を充実・発展させるため、積極的支援を行う。
問 超高層マンションと下町文化の共生は可能か。
区長 新住民の人々も住み続けることで地域や下町文化に関心と愛着を抱くと考える。
問 人口回復の成果が上がっているが、区の目指すまちづくりとは。
区長 まちの安全確保を根本に、すべての人々がいきいき安心して暮らせるまちづくりを進めていく。
区財政問題を問う
問 バランスシート導入による(1)財務分析は。(2)他自治体との比較は。
区長 (1)世代間負担は、これまでの世代による資産形成が進んでいる。(2)周辺区より本区が、これまでの世代による資産形成が進んでいる。
問 条例により独自課税をする動きがあるが、独自財源確保の考えは。
区長 庁内での調査・研究とともに、都心4区等と意見交換を行っているが、具体的な独自課税を見いだすに至っていない。
問 第三者の税理士などによる外部監査制度導入について見解は。
区長 先行自治体の評価を研究し、議会、監査委員の意見を聞きながら検討していく。
問 ベンチャー企業や起業家に対する支援の現状と財政的支援策は。
区長 ホームページによるベンチャー企業の情報発信や起業家塾の開催、創造的中小企業支援資金の新設等財政的支援強化を図っている。今後も融資の充実、ハイテクセンター活用など支援策を講じていく。
「水の都、中央区」のまちづくりを問う
問 相生橋から朝潮運河にかけてウォーターパークとして開発し親水護岸にしてはどうか。
区長 船舶の航行のため安全確保が難しいが、都と協議していく。
問 朝潮運河の今後の開発は。
区長 防災面・親水性の観点から整備が必要と考える。自然との共生を視点に計画案を作成中で、都の基本計画への反映を働きかける。
問 痴呆性高齢者グループホーム等の整備は高齢者が川辺の自然環境の周りで生活できるものだが、福祉の観点から水辺と住環境との共生について見解を。
区長 貴重な水辺を生かす良好な環境の自然を生かし、石川島公園からのスーパー堤防化や周辺の緑化などの整備を進めていく。
問 日本橋川は、上が高速道路のため薄暗く圧迫感がある。撤去を含む課題についての現状は。また、水上交通網を積極的に整備しては。
区長 「東京都心における首都高速道路のあり方委員会」の提言では、川沿いのビルと高速道路の一体的整備等の案が示されている。区も都心再生会議で検討し、積極的に実現を働きかける。水上交通は舟運の利点が見直され防災面の役割も高く、国・都へ働きかけていく。
学校・地域・家庭との連携による教育を問う
問 学校週5日制は、学校・家庭・地域のバランスのとれた教育を目的と認識するが、問題点と地域社会との連携とは。
教育長 地域の協力により文化のリレー、スポーツなどのプログラムを提供しているが、学力低下の懸念など、制度の趣旨が十分理解されていない。今後、啓発やイベントカレンダーの作成等をしていく。
問 子どものセキュリティーの取り組みと地域との関わり方は。
教育長 監視カメラ・防犯ベルを設置し、警察・消防署との非常通報体制を確立した。また「こども110番」の設置を地域の協力で進める。
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