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一般質問・答弁の要旨

中央区民クラブ 坂戸 三郎議員

環境問題を問う

 地球温暖化が深刻化し、環境問題に様々な取り組みがされているが、身近な家庭でできる省エネについて、区の取り組みは。

区長 省エネ方法を紹介したパンフレット等による情報提供や、環境パネル展等での環境保全意識の普及・啓発に取り組んでいる。さらに、児童・生徒の意識を高めるため、環境作品コンクールの実施等の取り組みを進めている。

 区庁舎の省エネについて、(1)電気や水道水の節減対策は。(2)庁有車の使い方は。また、ディーゼル車規制後の状況は。

区長 (1)電気は、冷房設定温度を28度とし、クールビズの実施、昼休み等の消灯徹底などで削減を図り、水道水は、トイレ等の蛇口の水量制限等を行っている。(2)低公害、省エネ車の導入、アイドリング・ストップ等の適正運転の徹底等を行っている。また、規制後、区内の浮遊粒子物質は13.2%減少し、大きな効果をあげている。

銀座地区の環境を問う

 銀座にはビルの高さを制限する自主ルールがある。最近、高層ビルを含む再開発計画が持ち上がっているが、(1)計画の進捗状況は。(2)銀座の美観と気品を損なわない行政の指導を。(3)現在の銀座は、広告等に落ち着いた雰囲気が感じられないが。

区長 (1)松坂屋と森ビルによる計画があり、事業者が地元への説明をはじめたところ。(2)銀座の市街地環境と調和した計画が進められるべきと考えている。(3)住民合意によるまちづくりのルールがあるので、今後、地域住民と協議し、高さや広告物の扱いなどを検討する。

 歌舞伎座の建替え計画と、区の関わりは。

区長 検討中の銀座ルールを踏まえ実施するよう調整・協議を進める

緑の環境を問う

 公園の誕生記念樹に枯れ木があったが、(1)記念樹のアフターケアは。(2)浜町公園のサクランボの木の管理は。

区長 (1)区職員、委託業者による日常の点検や、剪定、害虫駆除を行い、万一枯れた場合には植え替えるなど早期の対応を心がけている。(2)東根市の指導に基づき、区職員が剪定や施肥、害虫駆除、授粉作業を行っている。

 環境問題が深刻化する中、街路樹の役割は大きいが、(1)区の街路樹の現状は。(2)本区に相応しい街路樹の選定方法は。(3)街路樹の管理は。(4)区民と一緒に管理するシステムを作っては。 

区長 (1)区道の街路樹は本年4月現在、24種類6,330本で、1位はスズカケノキ1,210本。(2)都市環境への適性や維持管理のしやすさ、地域の要望などを総合的に考慮。(3)樹木の特性に合わせた剪定や除草、害虫駆除を実施。(4)「花咲く街角」のボランティア等が年々増加しており、今後、導入について検討する。

 区の緑化活動について、(1)屋上等の緑化助成の進捗状況は。(2)今後の推進計画は。

区長 (1)平成15年度31件、16年度45件と年々増加。(2)ボランティア等による管理・運営や緑化助成、緑のイベント等に一層の力を入れる。

街の景観と環境を問う

 街の景観について、(1)地域にあったビル建設が望ましく、建築許可の際の指導は。(2)まちの歴史と伝統と文化を守るのが我々の責務では。(3)旧町名の復活は大いなる「街おこし」になるのでは。

区長 (1)地区計画制度を活用し、壁面後退や高さ制限等を指導。(2)貴重な資源である歴史と文化を活かしたまちづくりも必要。(3)旧町名を活用した事業を検討したい。

 路上生活者について、(1)茅場町の「自立支援センター」設置計画の進捗状況は。(2)入所者数50人で足りるのか。(3)近隣の反対は。

区長 (1)近隣事業者や町会等に説明を重ね、関係者と工事などについて協議中。(2)利用実績等から十分な規模と認識。(3)一部不安の声もあるが、理解と協力を求めていく。

防災に関する環境を問う

 防災について、(1)ビルの落下物対策は。(2)広域避難場所への避難方法は。また、地区ごとに区分けはあるのか。(3)超高層のマンションや事務所の地震対策は。

区長 (1)ビル内等に避難することが大切であり、防災パンフレットに加え防災訓練などの場で周知に努める。(2)一時集合場所に集合後、集団で避難。区分は設けていない。(3)学識経験者などから成る検討委員会を設け、ソフト・ハードの両面から現在検討を進めている。

高齢者に関する環境を問う

 高齢者施策について、(1)筋力向上トレーニング教室の定員、施設の内容、指導員数は。(2)少子高齢化により介護の担い手が減少し、利用者負担増になるが、対策は。(3)ホームヘルパー不足の対策は。

区長 (1)保健所健康増進室、浜町高齢者トレーニングルーム、佃グループホーム内トレーニングルームの3カ所で、合計60人を予定。高齢者の特性に配慮したトレーニングマシーンを配置し、運動指導員、理学療法士、看護師の3人の他、毎回、ボランティアが参加。(2)現段階で推計し必要な対策を講じるのは困難だが、社会情勢に対応した制度の見直しが求められる。(3)毎年講習会を開催し、終了者には就労支援と雇用拡大に努めており、人材育成と確保は順調に推移していると認識。

 高齢者の病気について、(1)肺炎の予防方法は。(2)老人性白内障は手術で治り、視力は回復するのか。(3)皮膚がカサカサして痒みが止とまらないなど「老人と皮膚」に関する治療方法は。

区長 (1)日常の健康管理が大切。規則正しい生活とバランスのとれた食事、口腔ケアやインフルエンザの予防接種も有効。(2)ほとんどの場合、手術で回復可能。(3)皮膚の老化による乾燥が原因の老人性皮膚掻痒症には、軟こうの塗布など乾燥対策が基本。

 グループホームの建設が進んでいるが、(1)認知症の見分け方は。(2)今後、施設の増設は。

区長 (1)家族が早期に発見することは難しく、兆候を早期に発見できる健診「おたっしゃ21」を本年度開始するとともに、脳の働きを高めるための教室を開催し、予防施策の充実を図る。(2)本区の実状にあった整備計画を策定し対応する。

学校教育での環境を問う

 学校における環境教育を推進すべきだが、その重要性についての認識は。また、本区における現状と今後の取り組みは。

教育長 地球環境の保全は極めて重要な世界的課題と認識し、学校での環境教育の充実を図っている。特に「地球規模で環境や人類の営みについて考える力」と「身近なところから環境問題を解決することができる態度」を育成する取り組みを重視。今後は、柏学園でのセカンドスクールにおいて野鳥の生態等の学習の充実を図り、環境教育を一層推進していく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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