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一般質問・答弁の要旨

中央区議会公明党 鈴木 幸子議員

コールセンターの設置を問う

 情報を入手する方法としての電話は、利用が容易で利用者も幅広く、問い合わせ件数も多い。しかし、区民からの問い合わせは、電話交換オペレーターからすべて担当部署に転送されているので、担当部署への過度な負担や「たらい回し」も発生しかねない。そこで、住民からの行政手続きやイベント等の問い合わせを専門的、集中的に受けるコールセンターを開設している自治体がある。また、これら問い合せの内容をデータベース化することで、区民サービス改善にも活用できる。本区でも区民サービス向上のため導入しては。

区長 コールセンターはたらい回しが少なく、的確かつ迅速に必要な情報が得られるといったメリット等があり、区民サービスの向上につながるものと考えられる。しかしながら導入にあたっては、その体制を職員で対応するのかアウトソーシングにするのか、また、プライバシーに触れる相談の取り扱い、さらには費用対効果などさまざまな問題点を慎重に検証する必要がある。これらを踏まえた上で、今後、区民ニーズを把握し、先進事例などを十分に参考にしながら導入を総合的に検討する。

ヒートアイランド対策を問う

 熱帯夜を増やし、平均気温を上昇させているヒートアイランド現象は、都心に住む私たちの生活に様々な悪影響を及ぼしており、熱中症に伴う死亡事故を起こすなど深刻な問題となっている。この対策に国と都が連携して取り組み、水を内部に蓄える保水材をまぜた保水性舗装や散水装置の注目度が高まっている。国土交通省は国会議事堂周辺において試験的に施工し、路面温度を下げることが検証されたが、(1)本区の道路にも、ヒートアイランド現象の緩和が大いに期待できる保水性舗装と散水装置を取り入れては。(2)区民に取り組みの理解を得るためにも、昔から「涼」を得るために有効な手段として行われてきた「打ち水」を奨励しては。

区長 (1)有力な対策として注目されており、区としても期待しているが、吸水方法や効果の持続性の面で技術的課題も多く、国、都において検討を継続して行っているところ。今後の国や都の試験結果および費用対効果を検証し、環境にやさしい舗装技術の一つとして導入を行っていきたい。(2)8月に桜川保育園の園児等により、「打ち水大作戦」として女性センター周辺で打ち水を実施したが、今後区民、企業等に呼びかけ、打ち水の意義を周知し、より広い範囲で実施できるよう検討する。

自転車運転免許制度の導入を問う

 自転車による交通事故が年々増加しており、この背景は運転者のモラルの欠如だけでなく、交通ルールに関する知識不足も原因と指摘されている。自転車事故をなくすため、従来の交通安全教育とは異なる自転車運転免許制度を小学校や高齢者クラブに導入しては。

区長 本区でも、自転車運転免許制度の考え方を取り入れ、地域実態に合わせた対策をこの秋から警察署と連携し実施する。交通安全教育を受講した小学生には、「交通安全教育修了証」を交付する。高齢者には、現在、築地警察署が実施している交通安全講習の受講者に「シルバー交通安全スタンプ帳」を交付しているが、これを区内全体に広げていく。また、引き続き「自転車の歩道通行マナー向上キャンペーン」等を行い事故防止に取り組む。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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