一般質問・答弁の要旨
日本共産党中央区議会議員団 田辺 七郎議員
教科書選定の経過・問題を問う
問 2006年度から使用する教科書が採択されたが、結果の評価、感想は。
教育長 関係者の真摯な取り組みにより適切な結果が得られたと考える。
問 文部科学省が扶桑社版歴史教科書を「検定合格」したことの見解は。
教育長 客観的、公正なものとなるよう専門的審議を経てたものと認識。
問 都教委作成の「調査研究資料」はどのように使われたのか。
教育長 参考資料の一つである。
問 教師の意見を反映させるべきでは。
教育長 選定委員会は校長や教員が構成員となり、さらに学校は意見書を提出できるとしている。
教育委員会所管施設のアスベスト対策を問う
問 教育施設のアスベスト対策は。
教育長 アスベスト含有の精密調査を委託中で、10月末に結果を公表。発見された場合は除去等措置を行う。
問 含有製品の使用実態と対処は。
教育長 実験用金網や耐熱手袋があったが、新しいものに切り替えた。
文科省の「全国学力テスト」実施計画の問題を問う
問 中山文部科学大臣の「全国学力テストをやって競い合う教育を」という発言に対する見解は。
教育長 過度の競争や負担にならない配慮も述べている。
問 いまやることは学力テストではなく、少人数学級等の条件整備では。
教育長 学力テストは意欲の向上や授業改善に役立つものと考える。
問 過度の競争を招き、1966年に廃止した苦い経験をどう考えているのか。
教育長 過去の経緯を踏まえ、十分な配慮が必要と考える。
問 全国学力テストは中止すべきでは。
教育長 文部科学省や都の動向を注視しながら判断する。
「心のノート」使用の問題点を問う
問 道徳の副教材「心のノート」の配布の法的根拠は。
教育長 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第48条に基づく。
問 副読本、教材配布の手続きは。
教育長 校長が使用を判断し、教育委員会に届け出る。
問 2003年に行った「心のノート」活用状況の文部科学省への報告内容は。
教育長 小学校16校、中学校4校において活用。
問 特定の道徳観を押しつけるもので、使用は中止すべきでは。
教育長 子どもの成長に生かし、学校と家庭をつなぐ心の架け橋として活用する趣旨で作成されている。
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