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一般質問・答弁の要旨

中央区民クラブ  渡部 博年議員

中小企業対策を問う

 情報技術革新、流通構造の激変、規制緩和や不況などにより既存商店のあり方すら根本から変えて行くものとなった。新たな視点を加えた中小企業対策を一層推進して地域活力の再生を図っては。

区長 企業診断やITセミナーの開催などに加え、個々の事業所の努力を支援する視点で、融資制度の見直しなどの検討を行っている。

 中小企業に対して、経営体質の強化策、窓口相談などの充実を更に進め、商店街の個性を引き出していく施策や、地域住民の利用向上に向けた対策を地元で考えていく行動に対する積極的な支援などが求められるが、地域活性化の中心である中小企業に対しての現状分析と将来展望についての考えは。

区長 本区を支える中小企業が時代の変化をいち早く先取りし、すべての事業者が積極的に新たなチャレンジができる環境づくりに取り組んでいく。

防災対策を問う

 晴海中学校と特別養護老人ホーム横の通路は狭く、災害時に見合った通路の確保は見込めず、月島2、4丁目は、行き止まりの護岸のために避難が出来ない。再開発に頼らない護岸整備計画がなされなければいけないが、平成15年朝潮運河整備構想の現在までの進捗状況は。防災などの面で現状をどう考えるか。今後の整備スケジュール方針と地域や区民の意見聴取の考え方は。

区長 晴海3丁目西地区護岸整備は都が今年中に着手し、都市再生機構が親水性などの上部修景を行い、平成21年度までに完成予定。その後、黎明橋までの100m区間も整備を行う。他の区域も整備が早急に進められるよう都に対して要請する。災害時の避難路の確保とともに、快適に歩行や移動ができる護岸環境の整備について、地域の方々の意見や要望を聞き検討する。

 豊海の月島埠頭が水上輸送基地であることや防災船着場や避難所について、イベントや民間活力の利用、普段の交通網としての整備などにより周知を徹底すべきでは。

区長 防災用施設を地域の人たちが十分に認識し活用できるようパンフレットを作成していくとともに、今年から防災船着場を活用した水路輸送訓練を実施した。こうした訓練を積み重ねていくことが重要である。

 災害発生時における情報伝達・周知徹底についても人口増の現実に目を向け、防災拠点運営委員会との連携を深め、再構築する必要があるのでは。

区長 防災無線等の活用と、警察などとの連携、町会等の協力を得た情報伝達の体制を整えている。防災拠点運営委員会は情報伝達も含め大きな役割を担っており、活動のPRなど一層の活動の充実を図る。  

 第七次改訂港湾計画にある運河ルネッサンスでは、天王洲、芝浦に続き朝潮運河が特区指定され、地域では、住民を中心に活発な論議が行われているが、朝潮運河整備の予算は。行政や地域の意見などの取りまとめや現在の状況は。

区長 先行地区では都や区による補助等は行われていない。朝潮ルネッサンス協議会による検討の場に都とともに参加し、アドバイスなど側面から支援を行っている。今後、協議会との役割分担をしながら必要な整備に取り組んでいく。

地域開発と都市計画を問う

 晴海2丁目ポンプ場横の公園用地は、児童館との一体的な整備によって区内児童、生徒の安全な遊び場として確保していくことが必要であり、区民に親しみのもてる整備や運営をしていくためには、都より土地の譲渡、管理委託などの手法を検討し、区が土地を引き継いだ上での整備が必要では。

区長 公園の整備や管理主体は都が予定されているが、今後区の考えを伝え、地域の方々との意見交換の場を設定し、都と協議していく。

 地域開発は地元での協議を主体とする「デザイン会議」を中心に対応が変わってきているが、上位計画は地域状況を把握した計画となっていない。都、業者、地域への提起や意見集約を積極的に行い、地域の特色を活かした街づくりをするための都市計画が必要と感じるが、今後の街づくりや都市計画のあり方や考え方は。

区長 デザイン会議は地元代表者による協議を通じて地域環境の確保や景観形成などきめ細かな街づくりを進めるものであり、こうした取り組みを積極的に進め、住民のまちづくりへの参加意欲を高め、質の高いまちづくりを進める。

プレディと児童館を問う

 プレディは、放課後の児童の居場所として児童の移動がない学校が一番安全であり、授業中とは違う自主教育プログラムがある。児童の機会均等、公平性からも全校設置へ取り組んでは。

教育長 全小学校への拡大に向け、学校施設の利用状況の精査、指導体制の強化等を検討している。

 児童館を子育て支援の地域拠点とするなど、幼児から児童・生徒の受け入れ、指導体制の強化対策と、プレディ運営の課題、施設整備などを含めプレディと児童館、学童クラブのあり方については。

区長 プレディを充実させ、学童クラブの機能も果たせる方法を検討し、子どもにとって真に良い状況は何かという視点から、児童館の役割についても、必要な施設改修を含め見直していく。  

東京二十三区清掃一部事務組合を問う

 更なる組織体制のあり方を追求した改革を行い、各区に対しての情報公開を徹底させるべきでは。

区長 効率的・効果的な運営を図り、経営改革プランを策定し取り組んでいる。情報公開は閲覧やインターネットの活用など積極的に進めているが、今後も働きかける。

 別会社設立と業務の外部委託を図ることについて、区の判断は。また、資本を負担することの正当性と工場の運営体系、23区区長会の考えと各区の捉え方は。

区長 進め方が拙速で不明な点も多く質問書を提出、回答を得たが納得できるものではない。23区の捉え方は様々で、評議会では賛成が大勢を占め承認された。出資金については520万円を分担金として支出することになる。工場運営体制は一部委託で変わらない。

 古い工場の更改も発生する将来の財政展望は。

区長 運営経費、組合債の償還経費の増加が見込まれるため、平成32年度までの財政計画を策定し、23区の負担の軽減に取り組んでいる。

地域の安全安心を問う

 晴海地域で、高層ビルから消火器が投げられる事件が発生した。地域の安全安心の観点から、速やかな事件の解決と対策は。

区長 月島警察が捜査を進め、チラシを配布して注意を呼びかけている。安全対策は関係機関と連携をとり、対策のあり方を検討していく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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