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一般質問・答弁の要旨

中央区議会自由民主党議員団 今野 弘美議員

今後の人口推計を問う

 (1)全ての行政課題の指標となるのは人口総数と人口構成であり、その意味からも本区の人口推計については、これまで以上に重要なまちづくりの要素となる。今後、人口推計をどのように分析し、人口誘導を現時点でどう考えているのか。(2)今後は中央区のキャパシティに合った人口目標値を設定する必要もあると考えるが、見解は。

区長 (1)本区では、基本計画の策定時に中長期的な視点から十年間の人口推計を行っており、加えて、施策ごとに対象者の動向をきめ細かく捉え、子育て支援や高齢者福祉など、個々の行政需要に的確に対応している。(2)現時点では、具体的な人口目標値は設定していないが、中長期的な視点から、区の将来像について改めて描く必要がある。

子育て環境を問う

 昨年、出生数は1838人となり、今後も増える傾向は続くと思われるが、子育て環境を考えると、保育所・幼稚園・小学校・学童クラブ・プレディなどは確実に不足することが予想される。(1)どのように課題を認識しているのか。(2)行政の責任としてどう対応していくのか。具体策は。

区長 (1)平成27年度からの5年間における乳幼児人口の増加数と教育・保育や子育て支援事業に対するニーズの見込みを基に、具体的な確保策を盛り込んだ事業計画を策定しており、今後はこの事業計画を着実に実行し、子育てしやすい環境の整備を図るとともに、年度ごとの点検評価を踏まえ、必要に応じ事業計画の見直しを行っていく。また、小学校についても、児童の増加に伴う必要な学級数を確保するため、学校施設の増改築を進めている。(2)今後も乳幼児を含めた児童の人口動態に注視し、施設整備や子育て支援策を推進し、「子どもを産み育てやすい自治体ナンバーワン」を目指していく。

健康長寿社会の実現を問う

 本区の人口に占める割合において30代21・9%、40代20・7%、50代11・4%の現状を見る限り、二十年先三十年先を見据えた施策展開が求められており、この年齢の方々に対する健康寿命の延伸の視点が重要と思うが、区の現状認識と健康寿命の延伸に対する施策は。

区長 区では、2012年度から既に健康寿命の延伸に向け取り組みを開始している。今後も、「中央区健康・食育プラン2013」に基づいて分析評価を実施し、健康寿命の延伸に向けて、青壮年期からの継続した健康づくりを推進していく。

中央区役所本庁舎の建替えを問う

 先日、八丁堀にお住まいの方から京華小学校の跡に中央区役所が建つのかと質問されたが、本庁舎の建替えについてはどのような検討がなされているのか。事実とすれば情報管理に問題はないのか。

区長 区政全体を見渡したとき、学校施設の整備、オリンピック・パラリンピック競技大会とその後を見据えたまちづくりなど、山積する諸課題に最優先で取り組む必要があることから、現時点では本庁舎建替えの具体的な検討には至っていない。

晴海のまちづくりを問う

 豊洲・晴海開発整備計画において晴海地区の居住人口は43000人になるとされており、人口の面だけからも晴海地区には、まとまった規模の行政ニーズを有するエリアを想定したまちづくりの視点が重要と思うが、将来の行政サービス提供体制についての認識は。

区長 晴海地区の将来の人口増に対しては、晴海五丁目に学校用地を確保したものの、様々な公共・公益施設が必要で、月島特別出張所の派出所や保健センター等についても、晴海地区全体のまちづくりの中で検討を進めているところ。区としては、選手村整備だけでなく、地区全体の開発動向などを見極めつつ、行政サービスの提供体制を計画的に構築していく。

 選手村の大会終了後における住宅棟モデルプランについては、晴海地区将来ビジョン検討委員会や地元から不満の声があるが、地元区として見解は。また、この案はそのまま承認することになるのか。

区長 都の示すモデルプランは、大会後の魅力的なまちづくりに当たりハード・ソフトの両面において改善の余地がある。区としては、晴海地区将来ビジョンの実現に向けて、交通基盤の充実に加え、多様な住まいの誘導など、積極的に都と協議していく。

 (1)今後の晴海地区内での運動場確保について見解は。(2)選手村に整備される400mトラック等の練習施設は、レガシーの観点からも必ず残すべきではないか。

区長 (1)選手村整備工事の本格化等で現段階では困難なため、区外の代替候補地の確保を含め都に働きかける。(2)区は組織委員会が整備する練習施設について、都として選手村レガシーに位置付けるよう、引き続き強く要望していく。

 BRTの運行について、環状二号線を通るルートのみ先行しており、晴海全体を網羅する運行となるのか不安の声がある。ルートについては区の政治力発揮が重要では。

区長 都との協議においては、区が検討してきた内容が反映されるよう要請しており、晴海地区内の交通需要に対応したルートの導入も検討している。今後も、区民の要望等を踏まえた内容が反映されるよう継続的に協議していく。

区長の政治姿勢を問う

 区長は自身の多選批判に「国会議員には私より長く務めている人もいる」と述べたとの新聞報道があったが、事実とすれば大きな間違いで、権限において大きな違いがあり、大統領と称される首長と議員とを同一視することには違和感を覚えるが、首長と議員の認識は。

区長 首長は執行機関、議員は議決機関の構成員として、異なる権能を有するが、ともに選挙で選出された住民の代表であり、国政や地方行政において重要な職責を担っているものと認識している。そのため、首長と議員はその期数の長さを問題にするのではなく、それぞれの立場と役割において、住民の負託に応えるためには「何を目的として何をなすべきか」を常に問い続けていくことが大切。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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