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一般質問・答弁の要旨

民主党区民クラブ 渡部 博年議員

2020年オリンピック・パラリンピックの開催を問う

 (1)都は大会後における選手村整備に、住民の意見を取り入れていく気持ちが全く感じられないが、区はどう考え今後どのように行動していくか。(2)区民感情を逆なでするような都の対応について、区はどう対応していくか。(3)晴海地区将来ビジョンを都へ提出した際、なぜ区長が持参しなかったのか。(4)区は現状発表されている計画を承認していく考えか。

区長 (1)(2)都には地元区民等へ丁寧な説明を行うよう働きかけ、意見交換を行ってきた。都の情報提供には関係者間による一定の制約があるものの、できる限り迅速かつ丁寧な説明を行うよう引き続き要望していく。(3)案を取りまとめ、晴海地区まちづくり協議会に報告後、直ちに区として正式に都に提出したもの。(4)大会後のまちづくりに向けてはまだまだ改善の余地があり、地域の意見も聞きながら検討を進め、都と協議を重ねていく。

 大型再開発後のマンションにおけるコミュニティ形成のあり方について考えは。

区長 地域の交流の場として活用されるコミュニティ空間の創造を目指し、広場や地域交流施設の整備を指導するとともに、都に対して水辺のプロムナード整備を働きかけていく。

 (1)晴海地区への地下鉄導入に向けた区の検討会の内容は。また、国の交通政策審議会に向けてどう進めていくのか。(2)交通政策審議会答申に位置づけられた場合の運行開始までの過程と運行開始時期は。

区長 (1)建設計画や運行計画、事業採算性などの検討を行ってきたが、来年度は、さらに検討を進め、交通審議会答申に位置付けられるよう国や都に強く働きかけていく。(2)事業主体の決定、事業認可の取得や都市計画の決定、事業者間調整などの手続きが必要で、大会終了後早期の開業を目指す。

 都営地下鉄大江戸線勝どき駅改良工事の工期が延長となったが、この間にもマンションが完成し、人口増加が見込まれる。子供たちを含めて安全な交通環境整備が必要ではないか。

区長 晴海通りの歩道混雑緩和に向けて歩行者専用橋や電線共同溝の整備に着手した。また、通学路を中心とした道路パトロール、運送事業者への安全指導、カラー舗装やカーブミラーの設置など交通環境の改善を図っている。今後も道路整備を計画的かつ積極的に進め、関係機関との連携を図る。

 BRT運行開始までの間、江戸バスの路線を拡大する考えは。

区長 環状二号線の開通にあわせたルートの見直しなどを予定している。路線拡大は今後も検討し、地域の交通環境の充実に取り組む。

 晴海地区将来ビジョン検討委員会の発展的会議体で、豊洲・晴海開発整備計画や選手村整備計画も含めて議論して頂きたいが考えは。

区長 今後、晴海地区将来ビジョン推進会議を設置し、適時適切な情報共有と地域全体として取り組むべき方向性について意見交換を行っていく。

高齢者対策を問う

 介護保険に頼らないで社会参加を続けていく介護予防の考え方について、現状の問題点と今後の進め方は。

区長 スポーツ、公園緑化、地域清掃などの既存資源を有効活用し、より一層社会参加や地域貢献を後押ししていくとともに、高齢者の孤立防止・生きがい推進懇談会を設置し、地域交流を深め、社会参加の検討も進めていく。

 (1)国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療保険の平成27年度の保険料上昇額は。(2)国保広域化への考えは。(3)国民年金の年金額が減少している状況で、国民皆保険制度の維持についてどう考えているか。

区長 (1)国民健康保険料は、65歳以上の一人世帯年金受給者で、年収153万円以下の方の場合、今年度と比較して月額約40円の増、65歳以上の介護保険料は、月額660円の増。後期高齢者医療保険の保険料は保険料率の改定がないため、所得が同じなら今年度と同額。(2)(3)都が財政運営の責任主体となり、制度の安定化を図ることが重要と認識。平成30年度からの都道府県化により財政基盤を強化しつつ、国民皆保険制度の根幹である国民健康保険制度を堅持していく。

区長所信表明を問う

 オリンピック・パラリンピックを意識したスポーツ振興として、スポーツ施設の現状と今後の整備目標は。

区長 学校施設や公園・広場などの既存施設を有効活用してきた。今後も晴海運動場の代替施設について、より適地の確保を都に要望していくとともに、スポーツ開放や運動施設の整備を進め、スポーツ環境の充実に努めていく。

 オリンピック・パラリンピックの開催は地域の協力が不可欠だが、今後の対応はどう考えているか。

区長 新年度にオリンピック・パラリンピック区民会議を設立し、本区ならではのきめ細やかな「おもてなしの心」を、大会後のレガシーとして地域に根付くような取り組みを進めていく。

 歴史的継承も含め、ハード・ソフト両面からみた中央区の将来像をどう考えているか。

区長 オリンピック・パラリンピックを本区の更なる躍進への絶好のチャンスととらえ、ハード・ソフト両面から区内全体の良好なまちづくりに一段と弾みをつけて、快適な都心居住を謳歌し、本区に集まるすべての方々が豊かさを享受することができるまちづくりを築き上げていく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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