一般質問・答弁の要旨
無所属クラブ 富永 一議員
区内再開発における昭和通りの影響を問う
問 (1)地域を分断していると言われている昭和通りのあり方について、考えを。(2)昭和通りのアンダーパスにある日本橋駐車場は、近隣に5倍以上の駐車スペースができるため廃止にして、車道として再整備し、八重洲通り、永代通りそれぞれのアンダーパスとつなげることで、昭和通りがさくら通りの線上で地上に出る部分をなくし、地上部で平面交差させることに対して、区の見解を。
区長 (1)渋滞解消を目的に八重洲通りなど幹線道路との交差部分は、アンダーパス構造になっており、交通量は1日に6万台を超える東京の道路ネットワーク上の重要な基盤施設である。一方、江戸橋から入谷間にかけては、高架構造の首都高速一号上野線が、地域を分断している状況であると認識している。(2)昭和通り下の駐車場を廃止し、アンダーパスとして利用することは、道路構造上の基準を満たさないため、道路や駐車場部分の大がかりな改造工事が必要となる。また、隣接する都営浅草線への影響等を考えると、実施は困難だが、区でも改善の必要性は認識しており、地域の一体化が図られるよう、歩道橋のバリアフリー化などについて都へ要請していく。
喫煙環境の整備を問う
問 まちの中にあるタバコ店の店先などに喫煙ポイントができ、近隣からは苦情が出ている。分煙や喫煙、マナーの呼びかけは公の場所に喫煙環境を整備したうえで行っていくべきと考えるが、見解を。
区長 受動喫煙の防止等に向けては、喫煙場所の確保が重要なため、「中央区まちづくり基本条例」に基づき、開発事業者には喫煙所の設置を要請しており、現在までに16事業で協議が整い、5カ所に設置されている。また、公園・緑地では、吸殻入れ周辺をプランター植栽で囲うとともに、マナー看板の設置など、環境整備を進めている。今後も喫煙場所の整備拡充を図るとともに、喫煙マナー向上に努める。
放置自転車対策を問う
問 自転車をガードレールや消火栓等にワイヤー錠でつなげて放置されると、災害時などに容易に撤去できず避難の妨げとなる。こうした悪質な駐輪の仕方に関する区の今後の対処について、考えを。
区長 放置自転車の防止には、自転車利用者の意識の向上が重要であり、区では、警察や都など関係機関と連携して放置自転車防止キャンペーンなどを実施している。また、職員等がパトロールを行い、「中央区自転車の放置防止に関する条例」に基づき、放置自転車に対する注意・撤去を実施するとともに、放置禁止区域内における即日撤去や撤去・保管手数料の徴収をしている。今後もマナー向上に向けた啓発の徹底や撤去の強化等により、放置自転車の解消を図ることで、安全で安心・快適な歩行空間の実現を目指す。
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