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一般質問・答弁の要旨

中央区議会公明党 堀田 弥生議員

子どもたちの可能性が開花する教育の推進を問う

 「中央区教育振興基本計画」の計画期間満了を迎えるにあたり、10年間の取組に対する評価と次期計画の策定にあたっての課題と方向性は。

教育長 主要事業87事業のうち、85事業はすでに実施済であり、教育目標の実現に向け着実に成果を挙げてきたと認識。第2期計画の策定では、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善等新学習指導要領の円滑な実施、ICT機器の整備・活用、学校での働き方改革の推進といった課題に加え、いじめや不登校等への対策、個々の教育的ニーズへの支援充実も重要と認識。現在、学識経験者等から構成される委員会を設置し、施策とその方向性を検討している。

 ⑴「教員の資質・能力の向上」に向けた本区の取組について、その現状と課題は。教員の皆さんが自信を持って授業を行い、子どもたちに接することができるよう、実務研修をさらに充実していくべきでは。⑵英語教育とICT化の推進という本区の重要教育施策についての計画の進捗状況は。

教育長 ⑴多岐にわたった研修の計画・実施のほか、各校においても、授業の相互参観や校内研修など、教員の資質・能力向上を図っている。今後さらなる取組として、専門性の高い講師の活用や研修形態の工夫等に取り組み、より実践的な研修の充実に努めていく。⑵英語教育については、すでに小学校の全教員に英語の実技研修等を実施している。ICTの推進については、研究校の実践成果をもとに、ICT機器を活用した授業力向上について取り組んでいる。

 ⑴これまでの教員の働き方改革について、現状と課題は。⑵今年度から始まった「給食費徴収業務等補助員」制度について、現状と課題は。また、「学校給食費等の徴収に関する公会計化等の推進」について区の見解は。

教育長 ⑴「中央区立学校における働き方改革推進プラン」を定め、長時間勤務の縮減を推進。課題としては、教員の専門性が求められる業務のさらなる精選、外部人材による人的サポート体制や環境整備などの充実が必要。⑵補助員の配置により教員の負担感が大幅に軽減されたという報告を受けている。給食費の公会計化は、他自治体の動向を踏まえ検討していく。

 転入生が増加している中、「教育の中央区」として、本区の学校教育における計画や特色ある施策を保護者の皆さまへしっかりとお知らせする必要があるのでは。

教育長 各学校のホームページに加え、教育広報紙「かがやき」の発行や、学校だよりにより教育情報を提供している。今後は、広報に工夫を加えるほか、PTA連合会の会合等での周知など、情報発信の充実・強化に取り組んでいく。

台風対策を問う

 ⑴台風15号により区内にも多くの倒木等の被害が出たが、本区での対応は。他地域の対応も含め課題と感じたことは。⑵台風の大型化や被害の激甚化、都心部に住む私たちも決して例外ではいられないことなどに鑑みて、今後の大型台風への認識を見直すべきでは。

区長 ⑴情報収集及び水防態勢を敷いたほか、倒木の撤去作業など、危険箇所や区民生活に影響を及ぼすものを優先しながら順次対応にあたった。課題としては、ライフラインの供給及び被害状況等の迅速な情報収集、防災関係機関と連携した的確な初動対応を行うことが重要と認識。⑵変化する台風情報に細心の注意を払いながら、職員配備の強化など柔軟かつ的確な危機管理態勢の整備が重要と認識。

 大型台風が増え風害が大きくなっていく中、自助の取組として、本区の地域性を考慮したハンドブックの作成などを検討しては。

区長 現在作成しているパンフレット「わが家わがまちの地震防災」や啓発チラシ等について、台風や風害、それに伴う建物点検等の視点を加えながら内容の充実を図り、より一層の普及啓発に取り組む。

動物愛護の取組みを問う

 ⑴これまでの「殺処分ゼロ」に向けた本区の取組に対する評価及び認識は。「飼い主の環境の変化により飼育できなくなる猫」も対象に含めるべきでは。⑵今後は「殺処分ゼロ」の活動に対し、さらなる支援が必要では。⑶「飼い主の環境の変化により飼育できなくなる猫」も含めた財政面での支援制度について、区の見解は。

区長 ⑴動物との共生推進員制度の発足や、不妊・去勢手術代や負傷猫の治療代の助成など、着実に前進していると認識。飼い主が飼育できなくなる可能性の高い猫についても、他区の状況などを参考に検討していく。⑵共生推進員との連絡会などを活用し、意見を伺いながら、猫の譲渡会の広報の強化をはじめ充実に努めていく。⑶動物愛護の活動を行っている団体の窓口の紹介や、「ふるさと中央区応援寄付」の活用を周知していく。

 本区の一人暮らし高齢者の現状と、現在の見守り事業に対する認識は。介護関係者や地域による見守り事業に「動物愛護活動との協働」という側面を加えることで、見守りを強化できるのでは。

区長 本区は一人暮らし高齢者の割合が高く、社会的孤立に陥らないための働きかけが重要。そのため、町会・自治会や協定締結事業者などによる見守りネットワークを構築し、高齢者が地域で安心して暮らせるよう取り組んでいる。また、飼い主がペットの世話が困難になった場合に備え、あらかじめ共生推進員から助言を受けることは、新たな見守りの担い手確保につながることから、今後は共生推進員とおとしより相談センターやケアマネジャー等による意見交換会の開催など、ペットを介した見守り支援に取り組んでいく。

東京2020オリンピック・パラリンピックへの取組みを問う

 中央区立浜町公園で開催される聖火リレーの「セレブレーション会場」でのイベントについて、どのような思いで取り組み、どのような内容を考えているのか。本区における気運醸成事業の現状は。

区長 区としてもこの機会を捉え、さらに中央区民全体の参加意識を盛り上げていきたい。主催者は、東京都聖火リレー実行委員会や組織委員会となるが、今後、区民の参加機会を設けるなど協議を進め、多くの区民に見に来ていただき感動を共有していただけるよう進めていきたい。事業補助は、町会や地域スポーツクラブ、PTA連合会など、これまで5件の活動に支援を行っており、現在も実施に向けた相談をいただいている。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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