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一般質問・答弁の要旨

自由民主党中央区議会議員団 礒野 忠議員

人口増加に耐えうる晴海まちづくりを問う

 東京都事業であるBRTや都バスの運行と、本区事業の江戸バスも利用者の利便性が向上するよう調整すべきであるが、本区としての運行ルートの考え方と、今後、都と検討・協議の進め方について、区の見解は。

区長 BRTについては、令和2年度から段階的に運行が開始され、令和4年度の環状第二号線本線トンネル開通後に、本格実施の予定。マルチモビリティステーションでは、交通結節機能を持つ交通広場の整備を行うことにより、BRTや都バス、江戸バスなど、それぞれの特性を活かし、交通利便性の向上を図っていく。江戸バスの運行ルートは、「晴海フラッグ」入居開始までに、晴海地区の新たな公共施設へのアクセスを考慮した見直しを「中央区地域公共交通会議」において協議していく。

 都心・臨海地下鉄新線について、早期一部事業化実現に向け、事業者選考など現実的に動き出すため、⑴今後の本区の方針は。⑵今後、国や都に対しどのような働きかけと協議をしていくのか。

区長 ⑴交通政策審議会の答申で、都心部・臨海地域地下鉄構想と、常磐新線延伸を一体で整備する計画として位置付けられており、本路線の実現に向けて、答申で示されている事業性などの課題への対応を進めている。今年度は、沿線地域における開発動向や、関連する他事業の計画を整理するなど、検討を深度化するとともに、地域の方々と推進大会を開催し、機運醸成を図っている。⑵スキームの早期構築を、国や都へ要望するとともに、都による「東京ベイエリアビジョン」や「長期戦略」において本路線が位置付けられるよう、引き続き働きかけていく。

 防災と商業用途で利用されている区内船着場の活用拡大に向けては、ルール作りが必要であり、都に積極的に働きかけ取り組むべきと考えるが、「マルチモビリティステーション」朝潮運河側に船着場ができる可能性を含め、広く開放し活用拡大に向けた、⑴本区の水辺活用に関する将来像とルール作りに向けた考え方は。⑵都に対する働きかけや協議の現状と今後の進め方について見解は。

区長 ⑴⑵平成18年に「中央区水辺利用の活性化に関する方針」を示し、これまでも親水公園の整備など、水辺環境の改善や防災船着場の整備を実施。都では、新たな舟運ルートの実現に向けた検証を行っており、「東京港防災船着場整備計画」に基づき、晴海五丁目の朝潮運河側に防災船着場を整備する検討を進めている。舟運の利用などを含め、マルチモビリティステーションと一体となった、交通結節機能の充実が図れるよう、都に対し積極的に働きかけていく。

 ⑴晴海通りを横断する一丁目と三丁目に歩行者用デッキの整備が決定しているが、二丁目のBRT輸送基地建設予定地と一丁目を結ぶデッキ設置の同時進行について、今後のスケジュールと進め方は。⑵三・四・五丁目に関しても環状二号線が通り大きな交差点になっている。今後の人口増を踏まえ、デッキ整備等の対策の考えは。

区長 ⑴「BRTターミナル」の基本設計に位置付けるため、都と区の関係者で構成する「晴海二丁目デッキの設置に関する検討会」を本年9月に設置。事業者や関係機関はもとより、地元の方々の意見を伺いながら検討を進める。⑵晴海三・四丁目で検討されている将来開発や、地下鉄新線の計画の内容を見据えながら、バリアフリーに配慮した歩行環境の整備について検討していきたいと考えている。

 「ほっとプラザはるみ」改修工事等により、令和2年7月から令和5年3月まで、代替利用可能なプールがなくなる。⑴令和2年6月までの月島第三小学校プールの個人利用開放を、新設小・中学校ができるまで、期間の延長をしては。⑵月島第三小学校プールの今後のさらなる活用について検討すべきと思われるが、区の見解は。

区長 ⑴東京2020大会を契機とし、区民の健康志向やスポーツへの関心がますます高まることが想定されるため、こうした利用者増への対応や、利便性等を考慮し、一般開放を継続していきたいと考える。⑵今後の月島スポーツプラザや月島第三小学校温水プールの利用状況、地域の要望等を踏まえながら、検討していく。

 ⑴障害者団体が活動するにあたり、現在の福祉センターでは活動できる場所が少なく、また建物が古くバリアフリー化されていないところもある。「ほっとプラザはるみ」の改修による施設整備にあたり、障害者団体の活動の場を取り入れることを要望するが、区の見解は。⑵新設施設について、障害者が利用しやすいような交通対策はどのように考えているか。

区長 ⑴多目的に活用できる空間を広く整備するなど、団体・個人を問わず多くの方々にご利用いただける施設とする予定。ユニバーサルデザインにも配慮し、現在の福祉センターに加え、より幅広い活動ができるものと考えている。⑵江戸バスでは、新たな公共施設等を結ぶルートを検討し、アクセシビリティの確保に努める。

 晴海フラッグ内に、大型ショッピングセンターの積極的な誘致が必要と考えるが、区の見解は。

区長 地元が中心となって策定した、「晴海地区将来ビジョン」においては「晴海の中心軸」に店舗を配置し、回遊しながら買い物ができ、サービスの提供が受けられるようにすることで、沿道におけるにぎわいが創出されるよう検討された。区としても、常に人々が行き交う光景の実現のため、開発事業者に対し働きかけを行っていく。

 補助第314号線について、今こそ計画の廃案を働きかける時期であると考えるが、区の見解は。

区長 「東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針(案)」において、地域のまちづくりに関連する道路について、今後その必要性について検証を行うこととしている。区は本路線の見直しを強く要望しており、検証が行われる機会を捉え、都市計画の見直しについて、都と協議を進めていく。

 「晴海小野田レミコン」の跡地開発について、区が想定する方向性は。

区長 「晴海地区のにぎわいあるまちづくりの実現に向けて」の中で位置付けた「多様な教育環境へのニーズに応える私立学校の誘致」の取組とともに、「晴海地区将来ビジョン」等を踏まえた運河沿いの「ウォーターフロント・プロムナード」の整備を、開発事業者に対し求めていきたいと考えている。

オリンピック・パラリンピックを問う

 ⑴国内外から観戦に来る方が、東京駅を利用し各競技場へ向かう対応策として、東京駅・銀座・日本橋などでの仮設案内所の設置について、都との検討状況は。⑵大会関係者の通勤での勝どき駅利用軽減のため、築地デポからのバスの通勤者利用について、その後の進捗は。⑶晴海二丁目の駐車場と車両待機所に入るためのルートとして、晴海通りでのUターンの提案について検討状況は。⑷築地市場勝どき門からの車両について、直進と右左折の3方向に出る案に対する検討状況あるいは回答は。

区長 ⑴都市ボランティアの配置や活用形態などを含め、きめ細やかなわかりやすい案内方法について検討中であると伺っている。⑵⑶⑷勝どき駅の混雑緩和については、代替交通手段の活用など関係機関と調整中であり、晴海通りでのUターンの車両動線や築地デポからの車両の出入り形態については、警視庁などと鋭意協議中であると聞いている。区は、これらについて都や組織委員会で早急に改善策を検討し、年内を目途に地域の皆様にお示しするよう、求めていく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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