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一般質問・答弁の要旨

立憲民主党新風会 梶谷 優香議員

中央区の災害対策を問う

 ⑴要配慮者が避難できる本区の支援体制は。⑵集合住宅内での要配慮者の避難対策は。

区長 ⑴⑵働きかけにより、災害時地域たすけあい名簿を活用した安否確認訓練が実施され、集合住宅では独自の工夫もみられたことから、こうした地域の事例を広く紹介し啓発に努めていく。

 マンション自治会組織の防災意識の向上について、今一度啓発していく必要性があるのでは。

区長 震災時活動マニュアル策定の手引きの配付や、防災対策優良マンション認定制度による助成などにより対策を推進。今後も一層の普及啓発に取り組んでいく。

避難所の衛生・感染症対策を問う

 国際基準である、いわゆるスフィア基準を反映した避難所運営について、本区の考えは。

区長 基準を全て満たす避難所運営は困難だが、可能な限り理念を取り入れ、環境改善に努めていく。

 避難所生活で予想される感染症への対応について、方針・対策は。

区長 手洗いの励行やマスクの着用の呼びかけのほか、感染症患者を発見した時には、感染経路の遮断を行い、拡大を防止していく。

 ⑴防災拠点の備蓄品のマスクは医療従事や炊き出しを想定したものか。⑵相当数を備蓄すべきと考えるが、現状と今後の方針は。

区長 ⑴救護所において使用するために配備。⑵必要な場合は、既に備蓄している新型インフルエンザ対策用マスク約30万枚を配付予定。

 ⑴現在備蓄している「屋内間仕切りテント」は3人以上の家族になると狭くて使用できなくなる。3人以上の家族に対する対応は。⑵プライバシーの確保について、今後の対応策は。

区長 ⑴優先居室の運用とあわせて柔軟に対応。⑵これまでの災害の教訓を踏まえ、国や都による台風の検証結果等も注視しながら、環境改善に向けて検討していく。

 ⑴障がい者向けに、福祉施設やホテル等と協定を結び、あらかじめ福祉避難所を指定しては。⑵文京区の「妊産婦・乳児救護所」と同様の避難所の設置も検討しては。

区長 ⑴福祉センター等の4フロアを確保しており、量や障害の程度に応じた対応は可能。⑵避難所の優先居室で対応していく。

 災害時に、避難所においてホームレスと呼ばれる住所を持たない方の受入体制について対応は。

区長 身の危険が迫っている場合は柔軟な対応が必要。都や特別区の動向を注視しつつ、対応を検討。

 災害時の液体ミルクの活用や使い捨て哺乳瓶の備蓄、使用方法の普及・啓発に積極的な取組を。

区長 概ね25度以下での保存が必要であり、現在の備蓄環境では困難。平時の普及啓発を含め、都や他区の動向を注視し、検討していく。

 ⑴高齢・障がい者全員にエコノミークラス症候群の予防に効果がある簡易ベッドの提供を。提携企業から段ボールベッドが届く時期と届くまでの対応は。⑵災害用弾性ストッキングの備蓄や企業との連携協定を検討しては。

区長 ⑴これ以上の備蓄は困難。協定事業者からの供給も交通状況によるため、予防の広報、運動や細めな水分補給を呼びかけていく。⑵配付対象者の選定に課題があり、整理・検証した上で、備蓄を検討。

 ⑴ペット同行避難のガイドラインや運営マニュアルの作成とともに、飼い主の平時の備えと災害時の対応を周知徹底しては。⑵「災害時における動物救護活動に関する協定」を結んでいる東京都獣医師会や区内の開業獣医師とも連携し、避難訓練を行うべきでは。

区長 ⑴現在策定を進めており、マニュアルが確定した拠点から順次周知していく。⑵現在、「中央区動物との共生推進員」と連携し実施しているが、獣医師との連携は、東京都獣医師会と協議していく。

共生社会づくりを問う

 障がいの有無に関わらず遊べる「インクルーシブ公園」の整備を可能な限り進めていくべきと考えるが、本区の見解は。

区長 これまでもユニバーサルデザインを取り入れて整備してきたが、都立公園での先行事例や本区の地域特性などを踏まえ検討していく。

 ⑴子どもも訪れる公園の喫煙所について区の考えは。⑵東京2020大会に向けて集まる観光客への対応は。新たな喫煙所設置に対する助成について対応は。

区長 ⑴周辺の状況や利用実態を踏まえ、分煙環境が確保されている公園に設置。⑵飲食店等と連携し、喫煙規制の周知を図っていく。公衆喫煙所の整備は、都の補助制度を活用した民間事業者に対する設置補助等の検討を進めている。

出産と子育て等にかかる支援サービスの向上を問う

 ⑴所得に関わらず出産育児一時金を超えた額を区から助成する制度を検討しては。⑵世田谷区の「母と子の保健バッグ」のように、分かりやすく、優しい作りのバッグを本区でも取り入れては。

区長 ⑴既にタクシー利用券を贈呈しており、現時点ではさらなる助成は考えていない。⑵特別区共通の様式を使用しているが、より使いやすいものを検討していく。

 中央区版「ネウボラ」である「子ども子育てネットワーク」の現状と今後の課題、方向性は。

区長 この取組は今年度開始したもの。今後ケースを積み重ね、課題を洗い出し、より充実させていく。

 ⑴宿泊型の産後ケア事業の現状と今後の課題、方向性は。⑵新生児誕生祝品として贈呈される区内共通買物券を「産後ケア」にもあてられるよう検討しては。

区長 ⑴利用件数は増加しており、利用者の満足度も高いため、大きな課題はない。⑵聖路加助産院をはじめとする各事業者に買物券取扱店への登録を働きかけていく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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