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一般質問・答弁の要旨

中央区議会自由民主党議員団 佐藤 あつこ議員

ポスト・コロナの諸課題について

 度重なる行事の自粛や延期は、区民の皆様が心身ともにストレスを溜め込む要因となる。来年度へ向け、区民行事への安全性と持続性という視点から、両者のバランス配分について、区民行事を楽しみにしている方々と、安全性を確保しなければならないという二つの事情への最適解を規定する価値基準はどのようなものか。

 国や都の対応方針等を踏まえ、徹底した感染防止策のもと、安全な行事等の開催を平常化していくとともに、関係団体の協力を得てセーフティマークを配布するなど、都心区として安全安心な環境づくりを行いながら、本区の活力を着実に取り戻していく。

 感染拡大を防ぐため、密集・密接を回避するライフスタイルの導入が重要であり、適切な普及啓発により持続可能な日常生活を取り戻せる段階に到達した。本区においても、高リスクの高齢者を中心に普及啓発を高め、高齢者の重症化を未然に防ぐことを志向すべき。高齢者の重症化に対する独自の予防策および啓発活動の考えは。

 介護保険通信で新型コロナウイルス感染予防の特集記事を掲載し、高齢者全員に配布するとともに、通いの場などにおいて保健師による講座を開催している。また、区報やホームページを活用し、咳エチケットや手洗いといった基本的な対策の徹底について幅広く周知していく。

教育課題について

 今後の緊急事態などへの対応策を視野に入れ、お互いの顔を確認する空間の共有を念頭に置いた「LIVE配信型」オンライン教育について、できるだけ早期に検証し、備えることが必要だと思うが、本区の基本的指針は。

 朝の声掛けや朝の会などの「LIVE配信型」での実施により、児童・生徒の状況を把握するほか、学校と児童・生徒とのつながりを保つために効果があったものと認識。また、全ての児童・生徒に対するオンラインによる学習保障として、動画配信や学習課題の提示などが実施できると考えており、引き続き、学びを止めないという観点から、さらに取り組みの方向性について検討を進める。

 コロナ禍による家庭の経済的・精神的不安定さにより、子どもや保護者に大きな影響を与え、今後増えていくことが想定される「積極的不登校」に対し、どのように受容し、対策を立てているのか、本区の手続き上のプロセスは。

 本区では、新型コロナウイルスに関連して登校していない児童・生徒について、欠席にはせず、「出席停止・忌引等」の扱いとし、担任が電話連絡等で健康観察や学習状況の把握に努めている。不登校児童・生徒への支援は、本人の気持ちに寄り添った社会的自立や学びの保障に向けた支援を行うことが重要と認識。

 不登校対策の一環としてのオンライン教育活用の方向性は。

 オンラインの活用は、担任とのコミュニケーション、学習状況の把握など、有効な手段の一つ。さらに、別室登校や適応教室の活用、メンタルサポーターの派遣等、個々の状況に応じ効率的に組み合わせた支援に努めている。今後も、オンライン教育環境を有効に活用し、学校復帰を目指した着実な取り組みを推進していく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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