令和2年第三回定例会
会期
令和2年9月23日から令和2年10月15日
会議日程
9月23日
・会期の決定
・常任/特別委員会の中間報告
9月24日
・一般質問
9月25日
・一般質問
・令和2年度各会計補正予算の付託(企画総務委員会)
9月29日
・議案の付託(各常任委員会)
・令和2年度各会計補正予算の議決
・令和元年度各会計歳入歳出決算の付託(決算特別委員会を設置)
・人権擁護委員候補者の推薦
10月15日
・請願の付託(区民文教委員会)
・議案の議決
・令和元年度各会計歳入歳出決算の認定
議案等の審議結果
区長提出議案
令和2年度中央区一般会計補正予算
[142億3,313万円の追加 総額 1,527億6,930万3千円]
(原案可決 全員賛成)
令和2年度中央区国民健康保険事業会計補正予算
[7,300万円の追加 総額 132億1,405万2千円]
(原案可決 全員賛成)
令和2年度中央区介護保険事業会計補正予算
[2億4,790万3千円の追加 総額 90億1,399万8千円]
(原案可決 全員賛成)
令和2年度中央区後期高齢者医療会計補正予算
[300万円の追加 総額 30億4,070万3千円]
(原案可決 全員賛成)
中央区分担金等に係る督促及び滞納処分並びに延滞金に関する条例の一部を改正する条例
[地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、規定を整備する。]
(原案可決 全員賛成)
中央区女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例
[事業開始資金等の貸付限度額の改定、延滞利子の割合の改定等をするほか、規定を整備する。]
(原案可決 全員賛成)
中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
[都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の施行により改定された介護補償の額等に準じ、介護補償の額の改定をするほか、障害補償年金前払一時金が支給される場合における障害補償年金等の支給停止期間等の算定に用いる利率を改定する。]
(原案可決 全員賛成)
令和元年度中央区各会計歳入歳出決算の認定について
(原案認定 賛成 自由民主党・あたらしい中央・公明党・区民の風・新風会・維新の会・未来会議、
反対 日本共産党)
坂本町公園改修工事請負契約
[契約金額 2億7,830万円 契約の相手方 イビデン・富士建設共同企業体]
(原案可決 全員賛成)
中央区立柏学園大規模改修第二期工事(建築工事)請負契約
[契約金額 1億6,390万円 契約の相手方 萬世建設株式会社]
(原案可決 全員賛成)
厨房機器の買入れについて
[購入金額 5,769万5千円 購入先 日本給食設備株式会社]
(原案可決 全員賛成)
指定管理者の指定について(区立図書館)
[指定管理者 株式会社図書館流通センター 指定の期間 中央区立日本橋図書館及び中央区立月島図書館 令和3年4月1日から令和9年3月31日まで 中央区立京橋図書館 令和4年4月1日から令和9年3月31日まで]
(原案可決 賛成 自由民主党・あたらしい中央[3]・公明党・区民の風・新風会・維新の会・未来会議、
反対 日本共産党、退席 あたらしい中央[1])
※[]内の数字は人数
令和2年度中央区一般会計補正予算
[2億6,077万4千円の追加 総額 1,530億3,007万7千円]
(原案可決 全員賛成)
議員提出議案
「新型コロナウイルス感染症に関する意見書」の提出について
(原案可決 全員賛成)
諮問
地方自治法第229条第2項の規定に基づく議会への諮問について
[放置自転車撤去保管費用徴収処分についての審査請求に係る諮問]
(決定※ 賛成 自由民主党・あたらしい中央・公明党・区民の風・新風会・維新の会・未来会議、
退席 日本共産党)
※裁決書案のとおり裁決することに異議ない旨意見することと決定
その他
人権擁護委員の候補者の推薦について
[山本隆氏の推薦に同意する。]
(原案同意 全員賛成)
請願
新たに提出された請願
国の責任による少人数学級の前進を求める請願
=区民文教委員会付託=
決算審査のあらまし
令和元年度各会計決算を認定
令和元年度における本区財政は、人口増加による特別区民税の伸びは期待できるものの、ふるさと納税によるマイナス影響は引き続き拡大するなど、依然、予断を許さない状況のもと、拡大かつ多様化する行政需要や区民ニーズに対し、可及的速やかな施策の対応が求められたところであります。
本特別委員会は、決算認定の審査に当たり、これらを踏まえ、本区の行政運営が限られた財源と権能の中で、区民の要望と意向を捉えつつ、区民の福祉向上のために、いかに適正かつ効果的に予算執行がなされたか、かかる観点から、去る9月29日の本会議での付託以来、延べ11日間にわたり慎重に審査を行いました。
10月2日には、まず一般会計歳入より質疑を開始し、次に一般会計歳出、続いて国民健康保険事業会計、介護保険事業会計及び後期高齢者医療会計の各歳入歳出を一括して質疑し、最後に総括質疑を行い、10月14日には全ての審査を終了しました。
さらに同日に各会派の態度表明が行われ、最後に各会計歳入歳出決算の認定について、起立多数で認定すべきものと決しました。
決算特別委員会委員(14名)
委員長 塚田 秀伸(自由民主党)
副委員長 堀田 弥生(公明党)
委員 礒野 忠(自由民主党)
委員 佐藤 あつこ(自由民主党)
委員 海老原 崇智(自由民主党)
委員 竹内 幸美(自由民主党)
委員 田中 耕太郎(自由民主党)
委員 小坂 和輝(あたらしい中央)
委員 高橋 元気(あたらしい中央)
委員 中島 賢治(公明党)
委員 渡部 博年(区民の風)
委員 渡部 恵子(新風会)
委員 奥村 暁子(日本共産党)
委員 しらす 夏(維新の会)
会計区分 | 歳入決算額 | 対前年度伸び率 | 歳出決算額 | 対前年度伸び率 | 差引額 |
---|---|---|---|---|---|
一般会計 | 1,022億6,273万1,437円 | 10.9% | 994億728万755円 | 11.9% | 28億5,545万682円 |
国民健康保険事業会計 | 128億3,557万2,595円 | △0.2% | 126億6,776万2,075円 | 0.04% | 1億6,781万520円 |
介護保険事業会計 | 87億3,773万4,179円 | 2.4% | 84億9,302万1,168円 | 2.9% | 2億4,471万3,011円 |
後期高齢者医療会計 | 28億9,676万9,594円 | 3.9% | 28億7,384万8,101円 | 3.9% | 2,292万1,493円 |
合計 | 1,267億3,280万7,805円 | 8.9% | 1,234億4,191万2,099円 | 9.7% | 32億9,089万5,706円 |
令和元年度決算に対する各会派の態度表明(要旨)
中央区議会自由民主党議員団
各会計決算に対する賛否:賛成
・首都高移転計画や築地市場跡地を含む大規模な街区開発、地下鉄新線構想、臨海部人口増で見直される公共交通網等、国家規模のプロジェクトを、本区独自の未来像を実現する絶好の機会と捉え、推進。
・感染症による様々深刻な対応が求められる中、一定程度、区民生活が取り戻せるまで5年以上要すると想定されるため、先に繋ぐ支えきれる財政、施策の実現を望む。
あたらしい中央
各会計決算に対する賛否:賛成
・進取果敢の精神:産官学の連携や検討会へ学識経験者の参画を得て、学問的・科学的知見を幅広く取り入れる不断の努力を。
・開かれたコミュニティ:誰もが区政の主人公。町会・自治会・まちづくり協議会等に参加しやすい環境整備と開かれた議論を。
・誰一人として取り残さない区政:デジタル化・オンライン化が急速に進展。高齢者や子供、障がいのある方等に情報を確実に届ける。
中央区議会公明党
各会計決算に対する賛否:賛成
・本区財政は、諸指標のいずれも適正水準を保ち、健全性を維持していることを評価。コロナ禍における更なる財源確保の取り組みを。
・築地場外市場、築地魚河岸への人の誘導を可能とする交通網の整備。
・災害時の帰宅困難者対策としての地下空間の活用を。
・区民のための区役所新庁舎の方向性の検討及び明年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会でのおもてなしを望む。
中央区議会区民の風
各会計決算に対する賛否:賛成
・国による税源偏在是正措置の影響や、企業収益の悪化等による特別区民税などの減収により、回復までに相当期間要することに留意。
・更なる待機児童解消への取組や、幼児教育・保育の無償化に係る環境整備等の主要課題に優先的・重点的に取り組んでいることを評価。
・新たな時代の要請を的確に捉え、行政評価に基づく事務事業の大胆な見直しと、新しい発想による施策展開による効果と成果を期待。
立憲民主党新風会
各会計決算に対する賛否:賛成
・区所有の財産貸付による財産収入の適正運用と、手数料・使用料の適正な徴収による自主財源の一層の確保を。
・妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援事業「子ども・子育て応援ネットワーク」の、包括的な、より一層の支援を。
・中央区緑の基本計画による緑被率向上と、新たな在宅マスタープランに基づく耐震建築物・改修実績の見直しに期待。
日本共産党中央区議会議員団
各会計決算に対する賛否:反対
・指定管理者の選定・評価の詳細が議会に明かされないことは問題。
・肺がんのCT検査導入の検討が進んでいないことは問題。
・安全対策が不十分な居宅訪問型保育事業は問題。保育所整備が先決。
・巨大再開発から中低層での共同建替などへまちづくりの転換を。
・空室が多いまちづくり支援用施設は、生活困窮世帯へも活用を。
・国民健康保険料は差押強化ではなく、区独自の繰入も行い引下げを。
維新の会
各会計決算に対する賛否:賛成
・厳しい財政状況を乗り越えるため、安全対策を怠ることなく、金融の活性化や観光産業への支援に積極的に取り組むべき。
・誇りある中央区の伝統と文化を大切に、豊かで活力ある社会の継続のため、新しい改革の意識で未来への構想へ挑み続けることを確認。
一般質問(要旨)
今定例会で質問された議員の氏名・会派名・主な質問項目です。
(掲載順序は一般質問の順になっています。)
かみや 俊宏 議員 (中央区議会自由民主党議員団)
- 一、コロナ禍の行財政運営について
- 二、新たな日常における経済対策・産業政策等について
佐藤 あつこ 議員 (中央区議会自由民主党議員団)
- ポスト・コロナの諸課題について
- 教育課題について
青木 かの 議員 (あたらしい中央)
- 今年度各補正予算の内容を通し中央区のコロナ対策について問う
- コロナ後の水辺を生かした街づくりについて防災の視点から問う
高橋 元気 議員 (あたらしい中央)
- 本庁のテレワーク実施・行政サービスのオンライン化について
- ICT教育の推進・活用について
墨谷 浩一 議員 (中央区議会公明党)
- 防災減災の取り組みについて
- 高齢者福祉の充実について
- 子育て環境の支援について
- 生涯学習について
山本 理恵 議員 (中央区議会区民の風)
- 自治体業務のあり方について
- 公共空間の再編について
渡部 恵子 議員 (立憲民主党新風会)
- 持続可能な行政運営について
小栗 智恵子 議員 (日本共産党中央区議会議員団)
- 一、新型コロナウイルス感染症のPCR検査の拡充について
- 二、介護などケア労働への支援の強化について
- 三、少人数学級の実現について
- 四、晴海選手村の開発協力金について
- 五、晴海ふ頭公園の開放について
- 六、築地市場「跡地」の活用について
- 七、自衛官の募集について
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559