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一般質問・答弁の要旨

中央区議会自由民主党議員団 原田 賢一 議員

100年後に向けた人の命と健康を中心に据えた都市づくりへの考察

 関東大震災や戦後からの復興を経て、今の中央区があるのはまちに愛着を持ち、まちを少しでも良くしようとしてきた先人たちの努力の賜物である。100年後も存在し得るまちであるためには、そこに生きる人々をいかに育てていくかが肝要。今後の本区の人づくりについて見解を。

 本区がさらなる成長を遂げ、都市としての魅力に磨きをかけていくためには、区民が自ら率先して地域の課題を解決していく環境を整えることが不可欠。そのため、区民サービスを向上させ、生活の満足度を高めていくと同時に、区民が本区の魅力をよく知り、身近に感じてもらう必要がある。シティプロモーションで区の魅力を効果的・戦略的に発信するとともに、住民参加・協働の取り組みを積極的に展開し、地域の活性化や暮らしやすさの向上に向けた具体的な行動につながるような好循環を作ることで、人が育ち、将来にわたって発展し続けられるまちを実現していく。

 100年前の関東大震災では地域社会での共助システムの有用性が指摘されており、本区でも地縁コミュニティが地域の核となってまちの発展を支えてきた歴史がある。100年先を見据え、地域コミュニティのさらなる強化に向け、区の見解は。

 本区が誇る人情味あふれる地域コミュニティは、長年にわたり顔の見える地域活動を続けてこられた町会・自治会の皆さまのたゆまぬ努力の賜物であり、こうした活動は本区の描く将来像「輝く未来へ橋をかける 人が集まる粋なまち」の実現に不可欠と考えている。地域コミュニティを将来にわたり継承・発展させていくため、基本計画2023におけるコミュニティ活性化プロジェクトのもと、令和6年度予算編成方針では、地域コミュニティの醸成を基本方針の一つに掲げ、全庁を挙げて取り組むこととした。

 年々激甚化している自然災害の背景には地球規模の気候変動があり、その対応に世界各国、そして自治体レベルでも取り組むことが重要であるが、持続可能なまちを実現する将来を見据えた環境政策について考えを。

 本区では、基本計画2023におけるリーディングプロジェクトに「ゼロカーボンシティプロジェクト」を掲げるとともに、環境行動計画2023では、各基本目標に個別指標を設け、進捗管理を徹底するなど気候変動問題を最優先課題の一つと位置づけている。脱炭素化を加速させるには、区が率先して行動するとともに、区民・事業者の行動変容の促進に向け、機運の醸成を図ることが重要と考えており、旧館山臨海学園の敷地を活用した太陽光発電所の整備など、将来を見据えた取り組みを他の自治体に先駆けて行っている。今後も区内建物のZEB・ZEH化、地域間連携による再生可能エネルギーの利用拡大の推進など、脱炭素化に向けた施策のさらなる充実強化を図っていく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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