一般質問・答弁の要旨
中央区議会自由民主党議員団 竹内 幸美 議員
財政運営について
問 施設維持管理に及ぼす資材高騰の影響を考えれば、基金の更なる準備も必要と感じる。公共施設マネジメントシステムにより財政負担の平準化が図られ、健全な財政運営が行われると思うが、未来に責任をもてる財政運営や基金のあり方について考えを。
答 改築や大規模改修など多額の費用負担が生じる場合には、将来需要のために積み立ててきた基金を活用し、区民サービスの低下を招かないよう財源対策を講じる。今後も、学校や行政サービスの拠点となる施設の維持・管理が適切に行えるよう、歳入確保や効率的な執行に努め、将来世代に過度な負担とならないよう、基金と区債のバランスを図りながら、基金残高を確保していく。
福祉施策について
問 障害のある方の高齢化や親亡き後の課題、老々介護等の高齢化の課題に対して、介護人材等が不足していく中での対策は。
答 人材の確保・育成・定着の支援に加えて、高齢者を身近な地域で見守る体制づくりが重要。引き続き、介護人材対策の充実について区長会を通じて国に強く要望するとともに、地域共生社会の実現に向け、さまざまな担い手が一体となり高齢者を支えることで安心して住み続けられるように地域包括ケアシステムの深化・推進を目指し、各施策を積極的に展開していく。
地下鉄新線について
問 機運醸成と普及啓発を図るために、子どもたちの思い描いた地下鉄新線の絵を、パネル展示や推進大会のチラシに使用しては。
答 未来を担う子どもたちが関心を持ち、夢を思い描くことは、本路線の意義をより多くの方に認知してもらう大きな後押しになる。教育委員会と連携し、子どもたちが描いた絵をパネル展示に活用するなど具体的な取り組みを検討していく。
教育環境について
問 不登校対策として、⑴校内別室登校を4中学校で実施したが、成果は。⑵次年度は4小学校において支援員を配置する予定だが、配慮すべき点は。⑶進学を控えた不登校生徒や保護者への対応は。
答 ⑴個々の生徒の実態に即した支援を行うことで不安や緊張が緩和され、登校意欲の向上に繋がっている。⑵不安や困難を抱えている児童が安心できる居場所となるよう環境整備に取り組む。⑶学校とスクールソーシャルワーカー、適応教室等が連携し丁寧に相談に応じており、将来に希望を持てるよう伴走型支援を行う。
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