一般質問・答弁の要旨

中央区議会自由民主党議員団　海老原崇智　議員

問　違法民泊や文化的差異等による住環境の課題に対し、相互理解を深める取り組みをどのように住民に届けていくのか。また、他の地域の事例をどのように共有していくのか。改善への展望は。

答　住民が積極的に声を上げ、区と連携し粘り強く取り組むことが重要。その声に真摯に耳を傾け、マンション管理組合や自治会等と地域の実情を共有しながら魅力ある地域社会を目指していく。

問　日本橋は五街道の起点であり、その江戸の風情を残す取り組みは重要。区制施行80周年を契機に、旧日光街道称揚の意義も含め、大伝馬本町通り区間における無電柱化を早急に進めては。

答　旧日光街道の景観の形成やまちのにぎわいの創出は、江戸から続く歴史的・文化的価値を再認識し、日本橋地域の魅力向上に寄与するものである。区制施行80周年にあたる来年度から、大伝馬本町通りの無電柱化に向け、測量等の現地調査に着手していく。

問　切れ目のない歯科健診の体制構築は健康寿命の延伸に資する。20歳代の成人歯科健康診査の間隔を、５年から２年に見直しては。

答　口腔衛生の維持は、生涯にわたる全身の健康保持につながる。成人期の歯周病罹患率の高さや、全身疾患との関係が注目されていること等を踏まえ、20歳代の歯科健康診査の拡充を進めていく。

問　分身ロボット※カフェでは、障害者や難病患者がロボットを介し遠隔で接客に従事している。区でもこうした民間事業者の技術を活用し、社会参画を促す仕組みづくりを積極的に進めては。

答　障害者にとって、就労や活動場所までの移動は大きな課題。今後は分身ロボットの活用を検討し、課題を抱えた方が障壁を乗り越え、能力や個性を発揮できる仕組みづくりを推進していく。

問　ＴＸ延伸と首都高速１号上野線撤去との連動に向け、「つくばエクスプレスと都心部・臨海地域地下鉄の接続事業化促進期成同盟会」のほか、千代田区や台東区などの関係区と連携を図っては。

答　ＴＸ延伸に向け、沿線自治体と期成同盟会を発足し広域的な自治体連携を図ってきた。延伸区間の沿線地域でも、上野線撤去への機運が高まっていることから、計画が深度化される過程において、地域や近隣自治体等と議論するための体制を検討していく。

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用語解説
※分身ロボット　スマートフォンやパソコンでロボットを遠隔操作することにより、声や身振りでリアクションをするなど、その場にいるようなコミュニケーションが可能となる。

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