令和7年第三回定例会

会議日程

9月17日
・会期の決定
・常任/特別委員会の中間報告

9月18日
・一般質問

9月19日
・一般質問
・議案の付託（各常任委員会）

9月25日
・令和7年度一般会計補正予算、令和7年度介護保険事業会計補正予算の議決
・令和6年度各会計歳入歳出決算の付託（決算特別委員会を設置）

10月16日
・議案の議決
・令和6年度各会計歳入歳出決算の認定

議案の審議結果

区長提出議案

令和7年度中央区一般会計補正予算

[6億1,783万円の追加　　総額　1,637億5,901万4千円]

（原案可決　全員賛成）

令和7年度中央区介護保険事業会計補正予算

[2億6,324万7千円の追加　　総額　103億4,144万4千円]

（原案可決　全員賛成）

中央区職員の配偶者同行休業に関する条例等の一部を改正する条例

[配偶者同行休業の取得者に係る代替職員を採用できることとし、当該代替職員の採用方法等について定める。]

（原案可決　全員賛成）

中央区事務手数料条例の一部を改正する条例

[老朽化マンション等の管理及び再生の円滑化等を図るための建物の区分所有等に関する法律等の一部を改正する法律の施行に伴い、規定を整備する。]

（原案可決　全員賛成）

災害に際し応急措置の業務等に従事した者に係る損害補償に関する条例の一部を改正する条例

[非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令第6条の2第1項の規定に基づき総務大臣が定める金額を定める件の一部を改正する件の施行に伴い、介護補償の額を改定する。]

（原案可決　全員賛成）

中央区乳児等通園支援事業の設備及び運営の基準に関する条例

[子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律等の施行に伴い、乳児等通園支援事業の設備及び運営に関する基準を定める。]

（原案可決　賛成　自由民主党・かがやき中央・立憲民主党･無所属・公明党・区民クラブ・無会派・士魂の会・都民ファースト・参政党・れいわ
反対　日本共産党）

中央区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例

[東京都市計画日本橋兜町・茅場町一丁目地区地区計画の区域内に新たな地区整備計画が追加されたことに伴い、当該地区整備計画の区域内における建築物の用途、構造及び敷地に関する制限を定めるほか、規定を整備する。]

中央区借上住宅条例の一部を改正する条例

[借上住宅銀座ウォールビルの新設に伴い、その名称及び位置を定めるとともに、借上住宅の交換に係る取扱い等について定めるほか、規定を整備する。]

（原案可決　全員賛成）

中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

[都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の施行により改定された補償基礎額に係る扶養加算額及び介護補償の額に準じ、補償基礎額に係る扶養加算額及び介護補償の額を改定するほか、規定を整備する。]

（原案可決　全員賛成）

令和6年度中央区各会計歳入歳出決算の認定について

※「決算審査のあらまし」を参照

（原案認定　賛成　自由民主党・かがやき中央・立憲民主党･無所属・公明党・区民クラブ・無会派・士魂の会・都民ファースト・参政党
反対　日本共産党・れいわ）

中央区立佃区民館等複合施設大規模改修工事（建築工事）請負契約

[契約金額　2億5,630万円　　契約の相手方　萬世建設株式会社]

（原案可決　全員賛成）

中央区立佃区民館等複合施設大規模改修工事（機械設備工事）請負契約

[契約金額　3億800万円　　契約の相手方　株式会社サンプラント]

（原案可決　全員賛成）

中央区立佃区民館等複合施設大規模改修工事（電気設備工事）請負契約

[契約金額　2億4,420万円　　契約の相手方　浅海電気株式会社東京本店]

（原案可決　全員賛成）

学校給食用備品の買入れについて

[購入金額　7,150万円　　購入先　北沢産業株式会社]

（原案可決　全員賛成）

中央区立日本橋中学校改築及び中央区立千代田公園整備工事（建築工事）請負契約

[契約金額　160億9,520万円　　契約の相手方　戸田建設株式会社]

（原案可決　賛成　自由民主党・かがやき中央・立憲民主党･無所属・公明党・区民クラブ・日本共産党・無会派・
士魂の会・都民ファースト・参政党
反対　れいわ）

中央区立日本橋中学校改築及び中央区立千代田公園整備工事（機械設備工事）請負契約

[契約金額　28億2,370万円　　契約の相手方　富士・サンプラ建設共同企業体]

中央区立日本橋中学校改築及び中央区立千代田公園整備工事（電気設備工事）請負契約

[契約金額　16億600万円　　契約の相手方　株式会社東京エネシス]

　令和6年度における本区財政は、特別区民税や特別区交付金に一定の伸びが期待できるものの、ふるさと納税による税の流出拡大、景気の下振れや長引く原材料価格・物価高騰などを背景に所得環境・企業収益が悪化するリスクも懸念され、依然、予断を許さない状況のもと、拡大かつ多様化する行政需要や区民ニーズに対し、可及的速やかな施策の対応が求められたところです。
　本特別委員会は、決算認定の審査に当たり、これらを踏まえ、本区の行政運営が限られた財源と権能の中で、区民の要望と意向を捉えつつ、区民の福祉向上のために、いかに適正かつ効果的に予算執行がなされたか、かかる観点から、9月25日の本会議での付託以来、延べ11日間にわたり慎重に審査を行いました。
　9月29日には、まず一般会計歳入より質疑を開始し、次に一般会計歳出、続いて国民健康保険事業会計、介護保険事業会計及び後期高齢者医療会計の各歳入歳出を一括して質疑し、最後に総括質疑を行い、10月9日には全ての審査を終了しました。
　さらに、同日に各会派の態度表明が行われ、最後に各会計歳入歳出決算の認定について、起立多数で認定すべきものと決しました。

決算特別委員会委員（13名）
委員長　　礒野　忠（自由民主党）
副委員長　田中　広一（公明党）
委員　　　木村　克一（自由民主党）
委員　　　海老原　崇智（自由民主党）
委員　　　竹内　幸美（自由民主党）
委員　　　田中　耕太郎（自由民主党）
委員　　　小坂　和輝（かがやき中央）
委員　　　永井　佳代（立憲民主党・無所属）
委員　　　山本　理恵（区民クラブ）
委員　　　奥村　暁子（日本共産党）
委員　　　白須　夏（士魂の会）
委員　　　アルール　うた子（都民ファースト）
委員　　　川畑　善智（れいわ）

令和6年度各会計歳入歳出決算額
会計区分	歳入決算額	歳出決算額	差引額
一般会計	1,426億8,347万9,324円	1,386億5,744万5,301円	40億2,603万4,023円
国民健康保険事業会計	141億90万7,428円	138億1,279万4,613円	2億8,811万2,815円
介護保険事業会計	97億6,543万2,236円	95億222万593円	2億6,321万1,643円
後期高齢者医療会計	37億3,700万4,217円	37億409万488円	3,291万3,729円
合計	1,702億8,682万3,205円	1,656億7,655万995円	46億1,027万2,210円

令和6年度決算に対する各会派の態度表明（要旨）

中央区議会自由民主党議員団
各会計決算に対する態度表明：賛成
・晴海フラッグ住民の不安の声を汲み取り、迅速な対応を要望する。
・ふくしの総合相談窓口、保健所等複合施設における育ちの相談・サポート体制、知的障害者グループホーム等の整備は、様々な区民にきめ細かく寄り添う重要な施策であり、その姿勢を評価する。
・築地のまちづくりが、築地が重ねてきた年月と区内で進む都市基盤整備と共に調和を大切にするまちづくりとなるよう期待する。

かがやき中央
各会計決算に対する態度表明：賛成
・住民発意のまちづくりとマンション支援。都市型防災の強化。築地地区まちづくりへの当事者としての参画と「四者会議」の設置。
・ＡＩ・ＩＣＴ活用による効率化、さらなる学びの深度化。
・行政は人。世代交代と経験の継承、住民の中に入りその文化まで肌身で感じる職員支援。協働と共生による誰ひとり取り残さない区政、全ての区民の声や意見を大切に、安心して暮らせる区政を期待。

中央区議会立憲民主党・無所属
各会計決算に対する態度表明：賛成
・限られた財源のもと「誰ひとり取り残さない区政」を掲げ、暮らしを支える取組において、現場からの挑戦が広がった一年を評価。
・事業の成果と執行の妥当性を丁寧かつ的確に精査し、将来にわたり持続可能で安定的な財政運営の確立を強く求める。
・区民の声に根ざした提案・要望が、政策形成に的確かつ迅速に反映され、今後の区政運営に確実に結実するよう求める。

中央区議会公明党
各会計決算に対する態度表明：賛成
・物価高騰により区民生活に深刻な影響を及ぼしており、総合的な経済対策や生活支援策に力強く取り組むよう強く要望。
・防災対策や学童クラブの定員拡大、児童手当の拡充、学校図書館支援センターの設置、ふくしの総合相談窓口の開設など各事業の充実。
・築地市場跡地開発など複数の都市基盤整備事業が進む中、交通課題など粘り強く取り組み、安心して住み続けられるまちづくりが重要。

中央区民クラブ
各会計決算に対する態度表明：賛成
・令和6年度は、晴海フラッグ入居開始を契機に、全世代での人口増加が見込まれることから、世代や地域を超えた人と人とのつながりを常に念頭においた施策を展開。区民の命と生活を守る防災対策を最優先課題とし、住民相互の交流機会の創出、子育て・教育環境の充実、環境にやさしく魅力あるまちづくりなど、積極的な取組みを評価。区民の信頼と期待に応える行政サービスの提供を望む。

日本共産党中央区議会議員団
各会計決算に対する態度表明：反対
・決算年度には9件の再開発に約263億円の税金投入。地価や不動産価格高騰の要因となるタワマン等の建設より、困窮世帯等への住宅供給や家賃補助、既存マンションの維持・管理にこそ力を注ぐべき。
・23区で中央区のみが情報公開手数料を徴収していることは問題。
・高すぎる国民健康保険料は区としてさらに繰入を行い引下げを。
・義務教育は無償の立場で他区のように学用品無償化や共同利用を。

士魂の会
各会計決算に対する態度表明：賛成
・物価高騰や治安の変化など、暮らしの環境が大きく変化する中、区民生活を現実的に支える施策の着実な展開が必要。
・子育てや高齢者支援など、区民の声を確実に施策へと反映させながら「次世代に誇れる中央区」を築いていくことを要望。

都民ファーストの会
各会計決算に対する態度表明：賛成
・都の財源活用“ある”中央区観光情報センター運営を要望。
・生まれた財源で“Ｗｉ-ｆｉある””給水機ある”公共施設を。
・晴海地域に“医療体制ある”まちで“安心ある”暮らしを。
・「mottECO」で環境に“やさしさある”食品ロス削減を推進。

中央区議会れいわ新選組
各会計決算に対する態度表明：反対
・再開発にかける予算は23区平均の約2.5倍。今後の維持管理費用も懸念。
・長期に及ぶ大規模再開発中心の区政で財政の柔軟性が失われている。
・豊かな財政を給付金支給、奨学金制度の創設、区内共通買物・食事券の発行増額、高すぎる国保料の是正、要介護者・高齢者支援に。