一般質問・答弁の要旨

中央区議会公明党　墨谷浩一　議員

問　港区のキャッシュレスサービス「みなトクＰＡＹ」は、アプリで完結できるプレミアム商品券に加え、ポイントが貯まるデジタル地域通貨を導入。来年度、本区も紙と電子を併用した区内共通買物・食事券や、ポイント付きデジタル地域通貨を導入しては。

答　区内共通買物・食事券の電子化は、事務経費の増加や発行割合、取扱店の業務複雑化などを踏まえ慎重に検討する必要がある。デジタル地域通貨についても、ポイントの経費負担や民間事業者が提供するキャッシュレス決済との競合など、詳細な検証が必要。他自治体の事例を参考に、慎重に検討していく。

問　商業施設等で授乳室の設置が進む一方、搾乳のために母親が一人でも授乳室を利用できることに一般の理解が進んでいない。まずは区施設の授乳室に搾乳できることがわかるシンボルマークを掲示し、安心して搾乳できる環境づくりを率先して進めては。

答　母子双方の健康保持や社会参加を支える観点からも環境整備は重要。ホームページや広報紙等を活用し、搾乳への意識啓発を幅広く進め、スペースの確保やわかりやすい表示を検討していく。

問　豊島区では、高齢者が元気なうちに自分の意思を区に登録し、意思表示できなくなった際や死亡した際に、事前に登録した照会者が情報を閲覧できる終活情報登録事業を実施。導入の考えは。

答　現在、国において身寄りのない高齢者の金銭管理や、入院入所の手続き、死後事務を支援する新たな制度が検討されている。こうした国の動向を注視し、他自治体の事例も参考にしながら、本人の意思に即した終末期を迎えられる取り組みを進めていく。

問　公園は多くの利用者の遊びや憩いの場であり、安全・安心の確保は極めて重要。防犯カメラの設置について今後の整備方針は。

答　防犯カメラは、令和８年度までにすべての公園や児童遊園で設置が完了する予定。今後は、公園の規模や地域の要望に応じて、利用者のさらなる安全・安心のため、増設を検討していく。

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