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意見書・要請書等

食品の安全対策の強化を求める意見書

 最近、食品の安全性に不安を抱かせるような事件が頻発しています。
食肉の偽装事件や消費期限切れの原料を使用した食品の製造、流通過程での産地偽装、賞味期限の改ざん、さらには、中国産の冷凍ギョーザによる薬物中毒事件が発生するなど、憂慮に堪えない状況にあり、国民の食の安全への不安は増大しています。
 もとより、食の安全は、国民の健康に直結した問題であり、安心して暮らせる国民生活のためにも、信頼できる食品の製造・検査・流通体制の確立が急務であります。

 今日、消費者ニーズの多様化や物流の発達などを背景に、輸入食品の届出件数が年々増加し、わが国の食料はカロリーベースで約60%を海外に依存しており、輸入食品の水際での安全確保が喫緊の課題となっています。
 このため、検疫所での監視・検査体制をより充実・強化すること等により輸入食品の安全対策の強化が不可欠となっています。

 また、食品衛生法、JAS法など複数の法制度による食品表示について、簡潔でわかり易く流通過程全般をチェックできる一元的な表示制度を早急に整備することが必要であります。

 よって、中央区議会は、国会及び政府に対し、食品安全対策の一層の充実・強化、そして輸入食品の安全管理の強化を図るとともに、地方自治体と緊密に連携するなど、食の安全を確保する体制の徹底強化を講じられるように強く要望します。

 右、地方自治法第九十九条の規定により、中央区議会の総意をもって意見書を提出します。

平成20年3月28日

東京都中央区議会議長 鈴木 久雄

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
厚生労働大臣
農林水産大臣
防災・食品安全担当大臣

あて

お問い合わせ先:区議会議会局議事係 
電話:03-3546-5556

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