令和3年第三回定例会

会議日程

9月22日
・会期の決定
・常任/特別委員会の中間報告

9月24日
・一般質問

9月27日
・一般質問
・令和3年度各会計補正予算の付託（企画総務委員会）

9月29日
・議案の付託（各常任委員会）
・令和3年度各会計補正予算の議決
・令和2年度各会計歳入歳出決算の付託（決算特別委員会を設置）

10月15日
・議案の議決
・令和2年度各会計歳入歳出決算の認定

議案の審議結果

区長提出議案

令和3年度中央区一般会計補正予算

[186億46万3千円の追加　総額　1,267億1,479万3千円]

(原案可決　賛成　自由民主党・かがやき中央・公明党・区民の風・新風会・維新の会・未来会議、
反対　日本共産党）

令和3年度中央区介護保険事業会計補正予算

[3億5,980万3千円の追加　総額　92億7,657万4千円]

(原案可決　全員賛成）

中央区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例

[デジタル庁設置法の施行に伴い、区が特定個人情報の外部連携に係る情報提供等の記録の訂正請求に応じた場合の通知先を変更するほか、規定を整備する。]

(原案可決　全員賛成）

中央区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例

[デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、規定を整備する。]

(原案可決　全員賛成）

中央区職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例

[職員の服務の宣誓に係る宣誓書の押印欄を廃止する。]

(原案可決　全員賛成）

中央区立区民館条例の一部を改正する条例

[勝どき六丁目及び豊海町の町の区域の変更等に伴い、区立豊海区民館の位置の表示に係る規定を整備する。]

(原案可決　全員賛成）

中央区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例

[特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準及び子ども・子育て支援法施行規則の一部を改正する内閣府令の施行に伴い、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業者における書面等の作成、保存等について電磁的記録による方法を追加する。]

(原案可決　全員賛成）

中央区女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例

[事業開始資金等の貸付限度額の改定等をする。]

(原案可決　全員賛成）

中央区旅館業法施行条例の一部を改正する条例

[旅館業に係る施設の浴室の衛生に必要な措置基準及び構造設備基準の変更等をするほか、規定を整備する。]

(原案可決　全員賛成）

中央区公衆浴場法施行条例の一部を改正する条例

[衛生及び風紀に必要な措置基準並びに清潔を保持するために必要な措置基準及び構造設備基準の変更をするほか、規定を整備する。]

(原案可決　全員賛成）

中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

[都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の施行により改定された介護補償の額に準じ、介護補償の額を改定する。]

(原案可決　全員賛成）

令和２年度中央区各会計歳入歳出決算の認定について

※「決算審査のあらまし」を参照

(原案認定　賛成　自由民主党・あたらしい中央・公明党・区民の風・新風会・維新の会・未来会議、
反対　日本共産党）

中央区立温浴プラザ「ほっとプラザはるみ」等複合施設大規模改修工事（建築工事）請負契約

[契約金額　14億2,714万円　契約の相手方　クリスタルジャパン・松井リフォーム建設共同企業体]

(原案可決　全員賛成）

中央区立温浴プラザ「ほっとプラザはるみ」等複合施設大規模改修工事（機械設備工事）請負契約

[契約金額　12億4,520万円　契約の相手方　エルゴ・中島建設共同企業体]

(原案可決　全員賛成）

中央区立温浴プラザ「ほっとプラザはるみ」等複合施設大規模改修工事（電気設備工事）請負契約

[契約金額　8億3,600万円　契約の相手方　エネシス・高橋建設共同企業体]

(原案可決　全員賛成）

朝潮運河護岸上部修景工事（晴海一丁目東側）及びその他工事請負契約

[契約金額　2億9,150万円　契約の相手方　ニチノー・泰正建設共同企業体]

(原案可決　全員賛成）

中央区立本の森ちゅうおう（仮称）建設工事（建築・外構その他工事）請負契約

[契約金額　3億2,327万9千円　契約の相手方　松井・坪井・クリスタルジャパン建設共同企業体]

(原案可決　全員賛成）

中央区役所本庁舎外壁改修その他工事請負契約の一部変更について

[契約金額　変更前　3億1,790万円　変更後　3億5,255万円]

(原案可決　全員賛成）

　令和２年度における本区財政は、人口増加基調が続いているものの、ふるさと納税によるマイナス影響が引き続き懸念されるなど、依然、予断を許さない状況のもと、拡大かつ多様化する行政需要や区民ニーズに対し、可及的速やかな施策の対応が求められたところであります。
　本特別委員会は、決算認定の審査に当たり、これらを踏まえ、本区の行政運営が限られた財源と権能の中で、区民の要望と意向を捉えつつ、区民の福祉向上のために、いかに適正かつ効果的に予算執行がなされたか、かかる観点から、去る９月29日の本会議での付託以来、延べ10日間にわたり慎重に審査を行いました。
　10月４日には、まず一般会計歳入より質疑を開始し、次に一般会計歳出、続いて国民健康保険事業会計、介護保険事業会計及び後期高齢者医療会計の各歳入歳出を一括して質疑し、最後に総括質疑を行い、10月13日には全ての審査を終了しました。
　さらに、同日に各会派の態度表明が行われ、最後に各会計歳入歳出決算の認定について、起立多数で認定すべきものと決しました。

決算特別委員会委員（14名）
委員長　　海老原　崇智（自由民主党）
副委員長　堀田　弥生（公明党）
委員　　　礒野　忠（自由民主党）
委員　　　塚田　秀伸（自由民主党）
委員　　　佐藤　あつこ（自由民主党）
委員　　　竹内　幸美（自由民主党）
委員　　　太田　太（自由民主党）
委員　　　青木　かの（かがやき中央）
委員　　　高橋　まきこ（かがやき中央）
委員　　　田中　広一（公明党）
委員　　　山本　理恵（区民の風）
委員　　　渡部　恵子（新風会）
委員　　　小栗　智恵子（日本共産党）
委員　　　二瓶　文徳（未来会議）

各会計の決算額
会計区分	歳入決算額	対前年度伸び率	歳出決算額	対前年度伸び率	差引額
一般会計	1,462億7,764万1,114円	43%	1,425億5,954万2.559円	43.4%	37億1,809万8,555円
国民健康保険事業会計	127億2,096万9,889円	△0.9%	125億776万6,301円	△1.3%	2億1,320万3,588円
介護保険事業会計	89億2,653万3,304円	2.2%	85億6,432万8,768円	0.8%	3億6,220万4,536円
後期高齢者医療会計	29億6,488万5,382円	2.4%	29億4,677万6,977円	2.5%	1,810万8,405円
合計	1,708億9,002万9,689円	34.8%	1,665億7,841万4,605円	34.9%	43億1,161万5,084円

令和２年度決算に対する各会派の態度表明（要旨）

中央区議会自由民主党議員団
各会計決算に対する態度表明：賛成
・生活様式が大きく変容し行政需要が拡大する中、豊かな区民生活を守り、区内経済を回復軌道に乗せる、積極的かつ柔軟な施策の実行。
・長期展望に基づく都市空間整備や交通網充実に資する施策実現と共に、住み続けたいと思って頂ける魅力的で安全な街づくりを強化。
・区民ニーズを捉え多様化する要望に即した、総合的な子育て支援、教育環境の整備、地域活動奨励、高齢者施策の充実等を着実に推進。

かがやき中央
各会計決算に対する態度表明：賛成
・開かれた区政・コミュニティの実現のために窓口の一本化やデジタル化を進め、誰でも関わることができるように、より広い連携を。
・運動や読書、教育、保育や相談支援の機会均等を図り、あらゆる予約キャンセルをオンライン化し、利便性向上と資源の有効活用を。
・晴海、築地、日本橋首都高地下化など未来へ向けた都市基盤整備において舟運等の交通網整備とクリーンで安心安全なまちづくりを。

中央区議会公明党
各会計決算に対する態度表明：賛成
・感染症と向き合う中、歴史の視点から多くの教訓が得られ、災害に対する「準備」を常に怠ることなく防災対策を強化していくべき。
・今後も経済対策や生活支援策を実施し、心理カウンセリングや相談業務の拡充と周知、子ども読書活動の推進など一層の充実を要望。
・事業改善や創意工夫により、地球温暖化防止対策強化やスポーツ施設確保、障がいのある方々への配慮も含めた各福祉施策の充実を。

中央区議会区民の風
各会計決算に対する態度表明：賛成
・令和２年度予算は、予測困難なコロナ感染症の世界的流行に伴い東京2020大会は開催延期となり、感染症対策や緊急経済対策等に要する補正予算が９回編成された年度。コロナ危機を乗り越えるための施策や感染拡大により顕在化した新たな課題への取り組みを評価。区民の暮らしを守り、地域の活力を取り戻す効果的な施策展開により、区民の信頼と期待に応える行政サービスの提供を望む。

立憲民主党新風会
各会計決算に対する態度表明：賛成
・複雑・多様化する行政需要に応えるため特別区民税など収納率向上・収入未済の解消・自主財源の確保・受益者負担の適正化を。
・「基本計画2018」で設計した全事務事業に、効率的・効果的な行政運営推進にPDCAマネジメントサイクルを。
・「中央区公共施設個別施設計画」が示す将来コストの低減・平準化に要する整備基金減額を回避し公的補助制度を活用した財政運用を。

日本共産党中央区議会議員団
各会計決算に対する態度表明：反対
・コロナ禍で困難を極めている区民や中小企業への支援が不十分。
・気候危機を招くCO₂排出量を増大させるまちづくりは問題。
・ＰＣＲ検査や医療機関への支援を強化したコロナ対策を。
・子どもの尊厳を大切にする教育へ、教員の多忙化の解消を。
・ジェンダー平等に向けて、従来の枠を超えた取り組みの強化を。
・都の「築地まちづくり方針」の再考を求めるべき。

中央未来会議
各会計決算に対する態度表明：賛成
・コロナ禍で行えなかった、各種事業やイベントを再開する際には、安心安全かつ、より一層有意義なものへと。
・健全で柔軟な行財政運営に努め、多様化するニーズを的確に捉え、より一層区民に寄り添った行政サービスを。